JP2755137B2 - 射出成形機のノズル装置 - Google Patents

射出成形機のノズル装置

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JP2755137B2
JP2755137B2 JP5309544A JP30954493A JP2755137B2 JP 2755137 B2 JP2755137 B2 JP 2755137B2 JP 5309544 A JP5309544 A JP 5309544A JP 30954493 A JP30954493 A JP 30954493A JP 2755137 B2 JP2755137 B2 JP 2755137B2
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needle
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博 大矢
洋二 三好
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1603Multi-way nozzles specially adapted therefor
    • B29C45/1607Multi-way nozzles specially adapted therefor having at least three different ways

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種類や色などが異なる
2種以上の樹脂を一つの金型に同時、若しくは別々に射
出してサンドイッチ成形等を行うことができる射出成形
機のノズル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】サンドイッチ射出成形機のノズル装置と
して、図5と図6に示すように、前端(図で左側を前と
する。)に射出口1aを有する外側ノズル1内に、前端
に射出口11aを有し上記外側ノズル1の弁座1bに接
して外側ノズル1を閉じる内側ノズル11が、第1射出
装置2に連通する第1流通チャンバC1を外側ノズル1
との間に形成して外側ノズル1と同心状に、かつ軸方向
に移動自在に挿入され、上記内側ノズル11内に、該内
側ノズル11の弁座11bに接して内側ノズル11を閉
じるニードル31が、第2射出装置12に連通する第2
流通チャンバC11を内側ノズル11との間に形成して
内側ノズル11と同心状に、かつ軸方向に移動自在に挿
入されている。
【0003】そして上記内側ノズル11には、該内側ノ
ズル11を軸方向に外側ノズル1に対して移動させる第
1駆動シリンダ13が付設され、また上記ニードル31
には、該ニードル31を軸方向に内側ノズル11に対し
て移動させる第2駆動シリンダ33が付設されたものが
知られている(図5のノズル装置は実開昭63−161
811号公報参照、図6のノズル装置は特開平4−71
813号公報参照)。
【0004】図5のノズル装置における第1駆動シリン
ダ13は、そのシリンダ本体13aを外側ノズル1の後
端に直結し、ピストンロッド13bを内側ノズル11の
後端に直結して設けられている。また、第2駆動シリン
ダ33は、そのシリンダ本体33aを内側ノズル11の
後端に形成し、そのピストンロッド33bをニードル3
1の後端に直結して設けられている。そして、第1射出
装置2は、外側ノズル1に形成された流通孔1cと内側
ノズル11に形成された溝11cを介して第1流通チャ
ンバC1に連通し、また第2射出装置12は、ノズル
1,11に形成された流通孔1d,11dとニードル3
1に形成された溝31dを介して第2流通チャンバC1
1に連通する構造となっている。
【0005】一方、図6のノズル装置における第1駆動
シリンダ13は、そのシリンダ本体13aを射出成形機
の本体50に取り付け、ピストンロッド13bを本体5
0上のスライド板51に連結して設けられている。ま
た、第2駆動シリンダ33は、そのシリンダ本体33a
をスライド板51に取り付け、ピストンロッド33bを
ニードル31の後端に連結して設けられている。そして
このノズル装置の場合は、第1射出装置2は、外側ノズ
ル1に形成された流通孔1cを介して第1流通チャンバ
C1に連通し、また第2射出装置12は、ノズル1,1
1に形成された流通孔1d,11dを介して第2流通チ
ャンバC11に連通する構造とされている。
【0006】図5と図6のいずれのノズル装置も、第1
射出装置2を作動させて樹脂を射出する場合は、第1駆
動シリンダ13で内側ノズル11を後退させることによ
り外側ノズル1の弁座1bから内側ノズル11を離し、
外側ノズル1の射出口1aを図5と図6のように開いて
行う。
【0007】また、第2射出装置12の作動で樹脂を射
出するときは、第1駆動シリンダ13で内側ノズル11
を前進させることにより外側ノズル1の弁座1bに当接
させて外側ノズル1を閉じるとともに、第2駆動シリン
ダ33でニードル31を後退させることにより内側ノズ
ル11の弁座11b(図6のノズル装置の場合は、射出
口11の内面が弁座となっている。)からニードル31
を離し、内側ノズル11の射出口11aを開いて行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図5のノズル装置は、
ニードル31を駆動する第2駆動シリンダ33が内側ノ
ズル11に内蔵されているので、外から第2駆動シリン
ダ33の作動状態を見ることができず、作動の確認が簡
単にできないなど、何かと不便である。リミットスイッ
チ等を設けることによって第2駆動シリンダ33の作動
状態を確認できるようにすることはできないことではな
いが、上記のように第2駆動シリンダ33は内側ノズル
11に内蔵されているため、構造が非常に複雑になる。
【0009】また、内側ノズル11の後端部、つまり第
1駆動シリンダ13のピストンロッド13bは、第2駆
動シリンダ33の内蔵によって太くなるため、必然的に
第1駆動シリンダ13の径が大きくなり、装置全体が大
型化するとともに、各射出装置2,12から各流通チャ
ンバC1,C11までの樹脂通路の長さが長くなってそ
こに残留する樹脂量が多くなるという問題点がある。
【0010】図6のノズル装置の場合は、上記のような
問題点はないが、第1駆動シリンダ13が、中心軸線か
ら距離Lだけ離れた内側ノズル11の端部をスライド板
51で押し引きする構造になっているため、内側ノズル
11の駆動時に内側ノズル11にモーメントFL(Fは
駆動シリンダ13の駆動力)が生じ、内側ノズル11の
円滑な作動が損なわれる。したがって内側ノズル11の
駆動に関係する部材の剛性を十分に強くしなければなら
ず、また、射出成形機の本体50とスライド板51等の
摺動部の精度を常に維持する必要があり、製作及び管理
が面倒である、といった問題点がある。
【0011】本発明は、駆動シリンダの作動状態を目視
によって知ることができる上、装置全体を小さく纒めて
残留樹脂量を少なくすることができ、また、ノズル等に
モーメントが作用することがなく、作動が円滑な射出成
形機のノズル装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、前端に射出口を有する外側ノズル内
に、前端に射出口を有し上記外側ノズルの弁座に接して
外側ノズルを閉じる内側ノズルが、第1射出装置に連通
する第1流通チャンバを外側ノズルとの間に形成して外
側ノズルと同心状に、かつ軸方向に移動自在に挿入さ
れ、上記内側ノズル内に、該内側ノズルの弁座に接して
内側ノズルを閉じるニードルが、第2射出装置に連通す
る第2流通チャンバを内側ノズルとの間に形成して内側
ノズルと同心状に、かつ軸方向に移動自在に挿入される
とともに、上記内側ノズルには、該内側ノズルを軸方向
に外側ノズルに対して移動させる第1駆動シリンダが付
設され、また上記ニードルには、該ニードルを軸方向に
内側ノズルに対して移動させる第2駆動シリンダが付設
された射出成形機のノズル装置において、上記第1駆動
シリンダは、そのシリンダ本体を、外側ノズルの後端に
該シリンダ本体の中心軸線を外側ノズルの中心軸線にほ
ぼ一致させて固定するとともに、中心軸線を内側ノズル
の中心軸線にほぼ一致させた第1ピストンロッドを、内
側ノズルの後端に連結して設け、また上記第2駆動シリ
ンダは、そのシリンダ本体を、上記第1駆動シリンダの
第2ピストンロッドに該シリンダ本体の中心軸線を第2
ピストンロッドの中心軸線にほぼ一致させて固定すると
ともに、中心軸線をニードルの中心軸線にほぼ一致させ
たピストンロッドを、上記第1駆動シリンダの第1ピス
トンロッドと第2ピストンロッド及びピストンに形成さ
れた軸孔に挿通しニードルの後端に連結して設けた構成
とした。
【0013】本発明の射出成形機のノズル装置におい
て、ニードルをノズルに形成することができる。第2駆
動シリンダに第2のピストンロッドを設けることが好ま
しい。また、駆動シリンダのシリンダ本体とその駆動シ
リンダの第2ピストンロッドとの間に、シリンダ本体に
対する第2ピストンロッドの軸方向の移動を検知する、
リミットスイッチ等からなる検知手段を設けることがで
きる。
【0014】
【作用】第1駆動シリンダは、そのシリンダ本体とピス
トンロッドの中心軸線を、同心状にされた外側ノズルと
内側ノズルの中心軸線にほぼ一致させ、また第2駆動シ
リンダは、そのシリンダ本体とピストンロッドの中心軸
線を、上記同様に同心状にされた内側ノズルとニードル
の中心軸線にほぼ一致させているので、内側ノズルとニ
ードルの駆動時にモーメントが作用することはない。第
2駆動シリンダのシリンダ本体の移動位置から、第1駆
動シリンダの作動状態を目視によって確認することがで
きる。
【0015】また、第2駆動シリンダは、そのシリンダ
本体を、第1駆動シリンダの第2ピストンロッドに固定
された構成となっているので、第2駆動シリンダが第1
駆動シリンダのピストンロッドに内蔵された従来のノズ
ル装置と違って、第1駆動シリンダの径を小さくするこ
とができる。したがって、各射出装置を外側ノズルに近
付けて装置全体を小さくすることができ、また樹脂通路
を短くして残留樹脂量を少なくすることができる。
【0016】ニードルをノズルに形成すると、射出装置
の設備数を増して射出樹脂の種類を増加することができ
るようになる。第2駆動シリンダに第2のピストンロッ
ドを設けると、そのピストンロッドの動きから第2駆動
シリンダの作動状態を知ることができる。また、リミッ
トスイッチ等の検知手段を設けた場合は、自動制御等が
可能になる。
【0017】
【実施例】図1ないし図4は本発明に係る射出成形機の
ノズル装置の一実施例を示す。実施例は3種の樹脂に対
応できるノズル装置を示しているが、この装置から一成
分を除けば2種対応となる。なお、図5及び図6のノズ
ル装置と同一の機能を持つ部材等には同一の符号を符し
てその詳しい説明は省略する。
【0018】本実施例の射出成形機のノズル装置におい
ては、第1内側ノズル11内に、前端(図5,図6と同
様に左側を前とする。)に射出口21aを有し第1内側
ノズル11の弁座21bに接して第1内側ノズル11を
閉じる第2の内側ノズル21が、第2射出装置12に連
通する第2流通チャンバC11を第1内側ノズル11と
の間に形成して、第1内側ノズル11と同心状に、かつ
軸方向に移動自在に挿入されている。第1内側ノズル1
1は第2内側ノズル21に対して外側ノズルとなる。
【0019】そして、ニードル31は、第2内側ノズル
21内に、第3射出装置22に連通する第3流通チャン
バC11を第2内側ノズル21との間に形成してその内
側ノズル21と同心状に、かつ軸方向に移動自在に挿入
されている。第2内側ノズル21は弁座21bに対する
ニードル31の当接によって閉じられる。
【0020】また、第2射出装置12は、ノズル1,1
1に形成された流通孔1d,11dと第2内側ノズル2
1に形成された溝21dを介して第2流通チャンバC1
1に連通され、第3射出装置22は、ノズル1,11,
21に形成された流通孔1e,11e,21eとニード
ル31に形成された溝31eを介して第3流通チャンバ
C21に連通される構成となっている。
【0021】更に、第1駆動シリンダ13は、ピストン
13cの前後に同径のピストンロッド13b,13dを
持ち、シリンダ本体13aを、外側ノズル1の後端にボ
ルト55で取り付けられた固定板56にボルト57で固
定するとともに、上記前側のピストンロッド13bを第
1内側ノズル11の後端にボルト58で固定して設けら
れている。
【0022】第2駆動シリンダ23は、第1駆動シリン
ダ13と同様にピストン23cの前後に同径のビストン
ロッド23b,23dを持ち、シリンダ本体23aを第
1駆動シリンダ13の後側のピストンロッド13dに螺
着するとともに、前側のピストンロッド23bを、第1
駆動シリンダ13の中空のピストン13cとピストンロ
ッド13b,13dに挿通し、第2内側ノズル21の後
端にボルト59で固定して設けられている。
【0023】第3駆動シリンダ33は、ピストン33c
の前後にピストンロッド33b,33dを持ち、シリン
ダ本体33aを第2駆動シリンダ23の後側のピストン
ロッド23dに螺着するとともに、前側のピストンロッ
ド33bを、第2駆動シリンダ23の中空のピストン2
3cとピストンロッド23b,23dに挿通し、ニード
ル31の後端に螺着して設けられている。
【0024】前側の各ピストンロッド13b,23b,
33bはピストン13c,23c,33cにそれぞれ個
々に螺着されている。各駆動シリンダ3,13,33の
シリンダ本体とピストン及びピストンロッドの中心軸線
と各ノズル1,11,21とニードル31の中心軸線は
互いに一致している。
【0025】各駆動シリンダ13,23,33のシリン
ダ本体13a,23a,33aの後側面には、各一対の
リミットスイッチ14a,14b、24a,24b、3
4a,34bがブラケット15,25,35によって取
り付けられ、また各駆動シリンダ13,23,33の外
部に露出した後側ピストンロッド13d,23d,33
dの後端部にはドグ16,26,36が取り付けられて
いる。各ドグ16,26,36は、各リミットスイッチ
14a,14b、24a,24b、34a,34bの間
に設けられている。
【0026】ここで、各ノズル1,11,21の開閉と
リミットスイッチ14a,14b、24a,24b、3
4a,34b及びドグ16,26,36の関係について
説明すると、外側ノズル1が内側ノズル11によって閉
じられると、リミットスイッチ14aがドグ16で押さ
れて閉信号を出力し、また外側ノズル1が開かれると、
リミットスイッチ14bがドグ16で押されて開信号を
出力する構成となっている。
【0027】同様に、第1内側ノズル11が第2内側ノ
ズル21によって閉じられると、リミットスイッチ24
aがドグ26で押されて閉信号を出力し、第1内側ノズ
ル11が開かれると、リミットスイッチ24bがドグ2
6で押されて開信号を出力する。また、第2内側ノズル
21がニードル31で閉じられると、リミットスイッチ
34aがドグ36で押されて閉信号を出し、第2内側ノ
ズル21が開かれると、リミットスイッチ34bがドグ
36で押されて開信号を出力する。リミットスイッチ1
4a,14bとドグ16、リミットスイッチ24a,2
4bとドグ26、リミットスイッチ34a,34bとド
グ36はそれぞれ検知手段を構成している。
【0028】符号40は油圧駆動装置である。油圧駆動
装置は、各駆動シリンダ13,23,33を動かすもの
であり、油圧制御弁17,27,37が設けられた油圧
回路によって各駆動シリンダ13,23,33に接続さ
れている。
【0029】次に、上記の構成とされた本発明に係る射
出成形機のノズル装置の作用を説明する。図1は総べて
のノズル1,11,21が閉じられている状態を示すも
ので、この状態から、第1射出装置2を作動させて樹脂
を射出する場合は、第1駆動シリンダ13を図1で右に
作動させる。これにより、図2のように、第1内側ノズ
ル11が右に後退して外側ノズル1の弁座1bから離
れ、外側ノズル1が開かれるので、樹脂の射出が可能に
なる。この際、第2内側ノズル21とニードル31は第
1内側ノズル11と一緒に後退する。
【0030】また、第2射出装置12の作動で樹脂を射
出する場合は、図1の状態から第2駆動シリンダ23を
右に作動させる。この作動によって、図3のように、第
2内側ノズル21がニードル31と一緒に後退して第1
内側ノズル11の弁座11bから離れるので、第1内側
ノズル11が開かれ、樹脂の射出が可能になる。
【0031】更に、第3射出装置22の作動で樹脂を射
出する場合は、図1の状態から第3駆動シリンダ33を
右に作動させる。この作動で、図4のように、ニードル
31が後退して第2内側ノズル21の弁座21bから離
れるので、第2内側ノズル21が開かれ、樹脂を射出で
きるようになる。
【0032】上記は、ノズル1,11,21を1個だけ
開いて射出装置2,12,22の樹脂を単独に射出する
場合であるが、2個以上の駆動シリンダ13,23,3
3を後退作動させることにより、外側ノズル1と第1内
側ノズル11、外側ノズル1と第2内側ノズル21、第
1内側ノズル11と第2内側ノズル21、総べてのノズ
ル1,11,21、というように2個以上のノズルを開
いて2種以上の樹脂を同時に射出することができる。各
ノズルの開閉は前記検出手段によって知ることができる
が、駆動シリンダの移動間隔から目視によって簡単に知
ることができる。
【0033】本発明においては、ノズルの設備本数を従
来のように2本としたり、或いは4本以上とすることも
できる。ノズルの使用本数を減らしたときは、そのノズ
ルに関係する駆動シリンダが省かれ、また、ノズルを増
す場合は、駆動シリンダも一緒に増設することは言うま
でもない。
【0034】また、図のノズル装置は、外側のノズル
1,11の射出口1a,11aに内側のノズル11,2
1が嵌まり込む構造となっているが、このようにせず
に、図5と図6の従来例のようにしてもよい。対をなす
ピストンロッド13b,13d、23b,23d、33
b,33dは同径でなくてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る射出
成形機のノズル装置は、前端に射出口を有する外側ノズ
ル内に、前端に射出口を有し上記外側ノズルの弁座に接
して外側ノズルを閉じる内側ノズルが、第1射出装置に
連通する第1流通チャンバを外側ノズルとの間に形成し
て外側ノズルと同心状に、かつ軸方向に移動自在に挿入
され、上記内側ノズル内に、該内側ノズルの弁座に接し
て内側ノズルを閉じるニードルが、第2射出装置に連通
する第2流通チャンバを内側ノズルとの間に形成して内
側ノズルと同心状に、かつ軸方向に移動自在に挿入され
るとともに、上記内側ノズルには、該内側ノズルを軸方
向に外側ノズルに対して移動させる第1駆動シリンダが
付設され、また上記ニードルには、該ニードルを軸方向
に内側ノズルに対して移動させる第2駆動シリンダが付
設された射出成形機のノズル装置において、上記第1駆
動シリンダは、そのシリンダ本体を、外側ノズルの後端
に該シリンダ本体の中心軸線を外側ノズルの中心軸線に
ほぼ一致させて固定するとともに、中心軸線を内側ノズ
ルの中心軸線にほぼ一致させた第1ピストンロッドを、
内側ノズルの後端に連結して設けられ、また上記第2駆
動シリンダは、そのシリンダ本体を、上記第1駆動シリ
ンダの第2ピストンロッドに該シリンダ本体の中心軸線
を第2ピストンロッドの中心軸線にほぼ一致させて固定
するとともに、中心軸線をニードルの中心軸線にほぼ一
致させたピストンロッドを、上記第1駆動シリンダの第
1ピストンロッドと第2ピストンロッド及びピストンに
形成された軸孔に挿通しニードルの後端に連結して設け
られた構成とされているので、駆動シリンダによるノズ
ルとニードルの駆動時にモーメントが作用することがな
く、常に円滑に作動する。したがって構成部材の剛性を
強くしたり、管理に特別な配慮をする必要がない。
【0036】また、ノズルやニードルを作動させる駆動
シリンダを大径にする必要がないので、射出装置をノズ
ルに近付けて装置全体を小型に纒めることができる上、
残留樹脂量を少なくすることができる。しかも、各駆動
シリンダの移動間隔からノズルの開閉状態を目視によっ
て簡単に知ることができる。各駆動シリンダの後側のピ
ストンロッドは外に露出するようになるため、シリンダ
本体と後側ピストンロッドとにリミットスイッチとドグ
等からなる検知手段を設け、自動制御することが容易で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る射出成形機のノズル装置の一実
施例を示す断面図である。
【図2】 本射出成形機のノズル装置の外側ノズルの開
状態を示す断面略図である。
【図3】 本射出成形機のノズル装置の第1内側ノズル
の開状態を示す断面略図である。
【図4】 本射出成形機のノズル装置の第2内側ノズル
の開状態を示す断面略図である。
【図5】 従来の射出成形機のノズル装置の断面図であ
る。
【図6】 従来の他のノズル装置の断面図である。
【符号の説明】
1 外側ノズル 1a 射出口 1b 弁座 2 射出装置 11 内側ノズル(外側ノズル) 11a 射出口 11b 弁座 12 射出装置 13 駆動シリンダ 13a シリンダ本体 13b ピストンロッド 13c ピストン 13d ピストンロッド 14a リミットスイッチ 14b リミットスイッチ 16 ドグ 21 内側ノズル 21a 射出口 21b 弁座 22 射出装置 23 駆動シリンダ 23a シリンダ本体 23b ピストンロッド 23c ピストン 23d ピストンロッド 24a リミットスイッチ 24b リミットスイッチ 26 ドグ 31 ニードル 33 駆動シリンダ 33a シリンダ本体 33b ピストンロッド 33c ピストン 33d ピストンロッド 34a リミットスイッチ 34b リミットスイッチ 36 ドグ C1 流通チャンバ C11 流通チャンバ C21 流通チャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/20 - 45/23 B29C 45/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前端に射出口を有する外側ノズル内に、
    前端に射出口を有し上記外側ノズルの弁座に接して外側
    ノズルを閉じる内側ノズルが、第1射出装置に連通する
    第1流通チャンバを外側ノズルとの間に形成して外側ノ
    ズルと同心状に、かつ軸方向に移動自在に挿入され、上
    記内側ノズル内に、該内側ノズルの弁座に接して内側ノ
    ズルを閉じるニードルが、第2射出装置に連通する第2
    流通チャンバを内側ノズルとの間に形成して内側ノズル
    と同心状に、かつ軸方向に移動自在に挿入されるととも
    に、上記内側ノズルには、該内側ノズルを軸方向に外側
    ノズルに対して移動させる第1駆動シリンダが付設さ
    れ、また上記ニードルには、該ニードルを軸方向に内側
    ノズルに対して移動させる第2駆動シリンダが付設され
    た射出成形機のノズル装置において、上記第1駆動シリ
    ンダは、そのシリンダ本体を、外側ノズルの後端に該シ
    リンダ本体の中心軸線を外側ノズルの中心軸線にほぼ一
    致させて固定するとともに、中心軸線を内側ノズルの中
    心軸線にほぼ一致させた第1ピストンロッドを、内側ノ
    ズルの後端に連結して設けられ、また上記第2駆動シリ
    ンダは、そのシリンダ本体を、上記第1駆動シリンダの
    第2ピストンロッドに該シリンダ本体の中心軸線を第2
    ピストンロッドの中心軸線にほぼ一致させて固定すると
    ともに、中心軸線をニードルの中心軸線にほぼ一致させ
    たピストンロッドを、上記第1駆動シリンダの第1ピス
    トンロッドと第2ピストンロッド及びピストンに形成さ
    れた軸孔に挿通しニードルの後端に連結して設けられた
    ことを特徴とする射出成形機のノズル装置。
  2. 【請求項2】 ニードルがノズルとされたことを特徴と
    する請求項1記載の射出成形機のノズル装置。
  3. 【請求項3】 第2駆動シリンダに第2のピストンロッ
    ドが設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    射出成形機のノズル装置。
  4. 【請求項4】 駆動シリンダのシリンダ本体とその駆動
    シリンダの第2ピストンロッドとの間に、シリンダ本体
    に対する第2ピストンロッドの軸方向の移動を検知する
    検知手段が設けられたことを特徴とする請求項1,2又
    は3記載の射出成形機のノズル装置。
  5. 【請求項5】 検知手段は、駆動シリンダのシリンダ本
    体に取り付けられたリミットスイッチとピストンロッド
    に取り付らたドグからなることを特徴とする請求項4記
    載の射出成形機のノズル装置。
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