JP2730759B2 - 射出成形機の型締装置 - Google Patents

射出成形機の型締装置

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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/64Mould opening, closing or clamping devices
    • B29C45/67Mould opening, closing or clamping devices hydraulic

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、射出成形機の型締装置に関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種の型締め装置は、第4図に示すように、
基本的には、連続して設けられる型締シリンダ10と給排
油室12とプレフィルバルブ機構14とからなり、型締シリ
ンダ10のシリンダ室10aと給排油室12との間は油通路16
を介して連通されている。型締シリンダ室10a内には型
締ラム18が進退自在に収納され、型締ラム18の外周部に
はこの型締ラムを後退させるための油圧室18bが形成さ
れる。そして、一端部をプレフィルバルブ機構14の端板
を形成する蓋20に固設されたブーストラム22が、プレフ
ィルバルブ機構14、給排油室12、油通路16ならびにシリ
ンダ室10aの中央部を貫通して延在し、その端末部が型
締ラム18の中央部内部に形成された受圧室18a内に突入
する。ブーストラム22の中央部には型締圧油を前記受圧
室18a内に供給する供給路22aが貫通される。また、プレ
フィルバルブ機構14はプレフィルシリンダ24とプレフィ
ルピストン26とからなり、プレフィルピストン26はプレ
フィルシリンダ24および給排油室12内においてブースト
ラム22外周面上を摺動可能である。プレフィルピストン
26はその内部に長手方向油貫通路26aを有すると共に、
プレフィルシリンダ24内において、左・右の油圧室26b,
26cを形成する。なお、ブーストラム22には左側油圧室2
6bが型締圧油供給路22aに連通する油穴23が穿設され、
また、プレフィルバルブ機構14ならびに型締シリンダ10
のケーシングにはそれぞれ右側油圧室26cならびに後退
側油圧室18bを油圧回路に接続する油接続口24aならびに
10bが設けられている。
なお、このような型締装置で作動される射出形成機
は、型締ラム18の他端部(図において右端部)に接続さ
れた移動ダイプレート28に支持された移動型28aと、こ
の移動型28aに対向するよう固定ダイプレート30に支持
される固定型30aとからなり、そして移動ダイプレート2
8は固定ダイプレート30と型締シリンダ10を連結するタ
イバー32上を移動可能に形成され、これにより移動ダイ
プレート28上の移動型28aが型締ラム18の進退によって
固定ダイプレート30上の固定型30aに対して型締めなら
びに型開きされる。
また、型締装置に使用される油圧回路は、一般に第5
図に示すように、油圧ポンプ34と、この油圧ポンプ34の
吐出圧油をそれぞれ型締圧油供給路22aならびに油接続
口24a,10bに供給する油圧配管に設けられる切換弁36,3
8,40とから構成される。なお、給排油室12は油タンク42
に対して油の吸込ならびに排出が可能なように接続され
る。また、油圧ポンプ34の吐出系にはリリーフ弁44が設
けられる。
次に、このような構成になる型締装置の作動について
説明する。なお、第4図は型締装置が型締状態にある場
合を示し第5図は型開状態にある場合を示すが、まづ初
めに型開状態から型締状態への作動について説明する。
型開状態(第5図)において型締開始信号が発せられ
ると、切換弁36はbとなり、油圧ポンプ34からの圧油
は切換弁36を通過しブーストラム22内の型締圧油供給路
22aを通って型締ラム18内の受圧室18a内へ供給され、こ
れにより型締ラム18は前進(図において右進)を開始す
る。この時、切換弁16は図示の状態にあり、ポンプ吐出
圧油は切換弁38、油接続口24aを通って右側油圧室26cに
作用しているので、プレフィルピストン26は後退位置
(第5図に示す位置)へ押圧されており、すなわち油通
路16は開放されており、したがってシリンダ室10aは油
通路16、給排油室12を介して油タンク42に連通してい
る。したがって、シリンダ室10a内には型締ラム18の前
進(右進)に伴って油タンク12から油が吸い上げられ、
型締ラム18は前進を継続する。なお、切換弁40は図示の
状態にあり、型締ラム18の後退側油圧室18bは油タンク4
2に連通している。次いで、型締ラム18が前進限に達す
ると、切換弁38がbとなり、右側油圧室26c内の圧油
が油接続口24a、切換弁38を通って油タンク42内へ排出
され、一方、型締圧油供給路22a内の圧油は油穴23を通
って左側油圧室26b内へ供給され、これによりプレフィ
ルピストン26が前進(右進)し、油通路16に対接してこ
れを閉塞する(第4図に示す状態)。これによりシリン
ダ室10aと給排油室12とは連通を遮断され、一方これと
同時に、プレフィルピストン26を前進させた圧油は油貫
通路26aならびに油通路16を通ってシリンダ室10a内に導
通して高圧を発生し、型締ラム18に強い型開動作を作用
する。
一方、型締状態(第4図)において型開開始信号が発
せられると、切換弁36はaとなり型締圧油供給路22a
をタンク42に連通し、切換弁38は非励磁となりポンプ吐
出圧油を油接続口42aを介して右側油圧室26cへ導入し、
切換弁40はbとなりポンプ吐出圧油を油接続口10bを
介して後退側油圧室18bへ導入する。したがって、プレ
フィルピストン26は後退(左進)し、シリンダ室10a内
の圧油は開放された油通路16ならびに給排油室12を通っ
てタンク42内へ排出され、型締ラム18は後退(左進)
し、第5図に示す型開状態にもたらされる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、この種の型締装置は型締シリンダのシリ
ンダ室を開閉するプレフィルバルブ機構を有するので、
型締ラムを自動的に進退させて型締、型開作動を連続し
て行うことができる。
しかしながら、一方、前述した従来のプレフィルバル
ブ機構は比較的大きく且つそれ専用のスペースを必要と
し、このため、型締装置の全長を長大化すると共に、型
締装置全体の構造も比較的複雑とする難点を有してい
た。
そこで、本発明の目的は、プレフィルバルブ機構の構
造を簡単化すると共にそれ専用の配置スペースを不要と
し、装置全体を小型化すると共に比較的簡単に構成でき
る射出成形機の型締装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
先の目的を達成するため、本発明に係る射出成形機の
型締装置は、型締ラムを進退自在に収納する型締シリン
ダと、前記型締シリンダに連続し型締シリンダのシリン
ダ室に油通路を介して連通する給排油室と、前記給排油
室ならびに油通路を貫通して前記型締ラム内に設けた受
圧室内に延在し前記受圧室に型締圧油を供給するブース
トラムと、前記ブーストラムの外周部に設けた半径方向
鍔状ピストンおよびこれを囲繞しブーストラム上を摺動
する筒状密閉シリンダで構成したプレフィルバルブ機構
とからなり、前記プレフィルバルブ機構は、その左右両
シリンダ室内に圧力手段を設け、前記型締ラムの型締な
らびに型開動作に対応して前記油通路に対して接離し油
通路を開閉するよう構成することを特徴とする。
この場合、プレフィルバルブ機構は、このための特別
の配置スペースを設けることなく、型締ラムの油通路に
対向する側の端面部に形成した収納凹部内に配置する
か、あるいは、給排油室内に配置することができる。
また、プレフィルバルブ機構の圧力手段は、油通路に
対向する側のシリンダ室ならびにこれと反対側のシリン
ダ室に、それぞれブーストラムに穿設した油穴を介して
ブーストラム内の操作圧油供給路ならびに型締圧油供給
路の圧油を導入するよう構成することができる。また代
案として、油通路に対向する側のシリンダ室には弾性部
材を介在させることもできる。
〔作用〕
本発明によれば、プレフィルバルブ機構はブーストラ
ムに設けた鍔状ピストンを介してブースとラムと一体的
に構成されると共に、このプレフィルバルブ機構は型締
ラム内の収納凹部もしくは給排油室内に配置される。し
たがって、装置の全長が短縮されると共に、装置全体の
構成が簡略化される。
〔実施例〕
次に、本発明に係る射出成形機の型締装置の一実施例
を添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、
説明の便宜上、第4図および第5図に示す従来の構造と
同一の構成部分には同一参照符号を付し、その詳細な説
明を省略する。
第1図において、本発明に係る射出成形機の型締装置
は、基本的には、型締ラム18を進退自在に収納する型締
シリンダ10と、この型締シリンダ10に連続し型締シリン
ダ10のシリンダ室10aに油通路16を介して連通する給排
油室12とから構成される。なお、型締ラム18はその外周
部に型締ラムを後退させるための油圧室18aを有し、ま
た、型締シリンダ10はそのケーシングに前記油圧室18a
ならびにシリンダ室10aに連通する油接続口10b,10cを有
する。そして、一端部を給排油室12の外側ケーシングに
固定されたブーストラム22が、給排油室12、油通路16な
らびにシリンダ室10aの中央部を貫通して延在し、その
端末部が型締ラム18の中央部内部に形成された受圧室18
内に突入する。なお、ブーストラム22の中央部には型締
圧油を前記油圧室18a内に供給する供給路22aが貫通す
る。
しかるに、本発明に係る型締装置を構成するプレフィ
ルバルブ機構50は、ブーストラム22の外周部に設けた半
径方向鍔状ピストン52とこれを囲繞しかつブーストラム
22上を摺動する筒状密閉シリンダ54とから構成され、型
締ラム18の油通路16に対向する側の端面部に形成した収
納凹部59内に配置される。また、プレフィルバルブ機構
50には圧力手段として、シリンダ54の油通路16に対向す
る側のシリンダ室54a(油通路側シリンダ室、図におい
て左側)に弾性部材56が介在され、一方、反対側シリン
ダ室54b(図において右側)にはブーストラム22に穿設
した油穴58を介してブーストラム22内の型締圧油供給路
22a内の圧油が導入される。
なお、このような型締装置で作動される射出成形機の
構成ならびに作動は、第4図に示す従来例と同一であ
る。すなわち、第4図を用いて説明すると、射出成形機
は、型締ラム18の他端部(図において右端部)に接続さ
れた移動ダイプレート28に支持される移動型28aと、こ
の移動型28に対向するよう固定ダイプレート30に支持さ
れる固定型30aとからなり、そして移動ダイプレート28
は固定ダイプレート30と型締シリンダ10を連結するタイ
バー32上を移動可能に形成され、これにより移動ダイプ
レート28上の移動型28aが型締ラム18の進退によって固
定ダイプレート30上の固定型30aに対して型締めならび
に型開きされる。
また、この型締装置に使用される油圧回路は、油圧ポ
ンプ34と、この油圧ポンプ34の吐出圧油をそれぞれ型締
圧油供給路22aならびに油接続口10c,10bに供給する油圧
配管に設けられる切換弁60,62,64とから構成される。な
お、油圧ポンプ34の吐出系にはリリーフ弁34が設けら
れ、油圧系の圧力過上昇を防止する。また、切換弁60の
吐出系にはさらに切換弁66ならびに絞り弁68が設けら
れ、絞り弁68は切換弁66の連通時(b)に型締圧油供
給路22a内の圧力、したがってこれに圧穴58を介して連
通する反対側シリンダ室54b内の圧力を所定の一定圧に
保持し、油通路側シリンダ室54a内の弾性部材54の付勢
力とバランスして、プレフィルバルブ機構50をその油通
路16との間の間隔が所定の間隔Cに保持されるよう位置
せしめる。また、給排油室12は油タンク42に対して油の
吸込みならびに排出が可能なように接続される。
次に、このような構成になる本発明の型締装置の作動
について説明する。なお、第1図は、型締装置は型開状
態にあり、プレフィルバルブ機構50は型締圧油供給路22
a内の圧力が所定圧に保持されて、油通路16との間を所
定間隔Cだけ離間されている状態を示している。
まづ初めに、前述の第1図の状態において型締開始信
号が発せられると、切換弁60はb、切換弁66はbと
なり、油圧ポンプ34からの圧油は切換弁60、型締圧油供
給路22aを通って受圧室18a内へ供給されると共にさらに
油穴58を通って反対側シリンダ室54b内へ供給される。
この時、切換弁62は図示の状態(b)にあって遮断さ
れており、また切換弁64は図示の状態(b)にあって
後退側油圧室18bは油タンク42に連通されている。した
がって、型締ラム18はその受圧室18a内に充満する圧油
の作用により、前進(図において右進)を開始するが、
この時プレフィルバルブ機構50はその反対側シリンダ室
54a内に充満する圧油の作用により図において右側へ押
圧され、油通路16との間を少なくとも間隔Cをもって離
間されている。したがって、シリンダ室10a内には給排
油室12ならびに油通路16を介して油タンク42から圧油を
吸い上げられ、型締ラム18は前進を継続する。この時、
後退側油圧室18b内の圧油は油接続口、切換弁64を介し
て油タンク42内へ流出される。このようにして型締ラム
18が前進限に達すると、切換弁60がaに切替り、型締
圧油供給路22内の圧油が前記切換弁60を介してタンク42
内へ流出され、これにより反対側シリンダ室54b内の圧
力が解放される。したがって、プレフィルバルブ機構50
は油通路側シリンダ室54a内の弾性部材54の付勢力によ
り図において左進し、油通路16に対接してこれを閉塞す
る。一方これと同時に、切換弁62がbに切替り、ポン
プ吐出圧油が前記切換弁62ならびに油接続口10cを介し
てシリンダ室10a内に供給され、型締ラム18に強い型締
圧力を確実に発生させる。
次に、型開開始信号が発せられると、切換弁62がb
に切替わり遮断されると共に、切換弁64がbに切替わ
り後退側油圧室18bがポンプ吐出回路に導通する。そし
てこれにより、型締ラム18は型締位置から型開位置側へ
向けて図において左進されようとするが、一方この時同
時に、切換弁60は中立位置にまた切換弁66はbに切替
り、受圧室18aならびに型締圧油供給路22a内部の圧油は
切換弁66ならびに絞り弁68を介してタンク42内へ流出さ
れる。しかるにこの時、前記圧油の圧力は絞り弁68によ
って設定される所定の一定圧に保持されるので、油通路
側シリンダ室54a内には前記所定圧に基づく付勢力が発
生し、プレフィルバルブ機構50は油通路16との間を所定
間隔Cだけ離間される。したがって、シリンダ室10a内
の圧油は、型締ラム18の左進に伴って、油通路16ならび
に給排油室12を通ってタンク42内へ流出され、型締ラム
18は所定の型開状態まて確実にもたらされる。
以上説明したように、本発明の型締装置によれば、プ
レフィルバルブ機構はブーストラムに設けた鍔状ピスト
ンを介してブーストラムと一体的に構成されると共に、
しかもこのプレフィルバルブ機構は特別の配置スペース
を必要とすることなく、型締ラム内に形成した収納凹部
内に配置するよう構成される。したがって、本発明によ
れば、全長が大幅に縮小されると共に比較的簡単な構造
を有する型締装置が提供される。また、本発明の型締装
置は、従来の型締装置に比較して、確実且つ簡便な操作
性を有する。
次に、第2図に、本発明に係る射出成形機の型締装置
の別の実施例を示す。本実施例は、第1図に示す実施例
において、プレフィルバルブ機構50の油通路側シリンダ
室54aの圧力手段を変更したものである。
すなわち、油通路側シリンダ室54aは、前述の弾性部
材に変えて油圧構造に構成する。そしてこのため、ブー
ストラム22の内部に型締圧油供給路22aとは別に操作圧
油供給路22bを穿設し、この操作圧油供給路22bを油穴70
を介して前記油通路側シリンダ室54aに連通する。さら
に、前記操作圧油供給路22bはさらに切換弁72を介して
油圧ポンプ34の吐出側分岐管に接続される。
このような構成において、前述の実施例と同一の切換
弁60,62,64,66は同様に作動するが、この間において本
実施例の切換弁72は次のように作動する。すなわち切換
弁72は、型締ラム18の前進(図において右進)時におい
てはbにあって油通路側シリンダ室54aをタンク室42
に連通し、プレフィルバルブ機構50を反対側シリンダ54
bに導入される型締圧油の作用により油通路16から離間
させてこれを開放せしめる。一方、型締ラム18の前進限
においてはbにあってシリンダ室54a内に圧油を導入
し、プレフィルバルブ機構50を油通路16に対接させてこ
れを閉塞せしめる。また、型締ラム18の後退(図におい
て左進)時においてはbにあってシリンダ室54bに絞
り弁68の設定圧力を導入し、プレフィルバルブ機構50を
油通路16から離間させてこれを開放せしめる。これによ
り、本実施例においても、前述の実施例の場合と同様な
作動が達成される。
第3図に、本発明に係る射出成形機の型締装置のさら
に別の実施例を示す。本実施例は、第1図に示す実施例
において、プレフィルバルブ機構50を給排油室12内に配
置したものである。なお、本実施例におけるプレフィル
バルブ機構50と第1図に示す実施例におけるプレフィル
バルブ機構50とは油通路16に対して対称的に配置される
ものであり、すなわち、それぞれの油通路側シリンダ室
54aと反対側シリンダ室54bとは対称的に配設されるもの
であることは注意されるべきである。そして、本実施例
においても、第1図に示す実施例の場合と同様な作用、
効果が達成されることは、説明を要しないであろう。ま
た、本実施例において、第2図に示すようなプレフィル
バルブ機構ならびにその油圧回路を用い得ることも説明
を要しないであろう。
以上、本発明を好的な実施例について説明したが、本
発明はその精神を逸脱することなく多くの設計変更を行
うことができる。
〔発明の効果〕 以上説明したように、本発明に係る射出成形機の型締
装置は、型締ラムを収納する型締シリンダと、この型締
シリンダに連続しこれと油通路を介して連通する給排油
室と、この給排油室ならびに油通路を貫通して前記型締
ラムの受圧室内へ延在するブーストラムと、および前記
油通路を開閉するプレフィルバルブ機構とからなる型締
装置において、前記プレフィルバルブ機構をブーストラ
ムに設けた鍔状ピストンを介してブーストラムと一体的
に構成すると共にこのプレフィルバルブ機構を型締ラム
の収納凹部もしくは給排油室内に配置するよう構成した
ので、従来のようにプレフィルバルブ機構のための特別
のスペースが不要となり、装置の全長を大幅に縮小でき
ると共に装置全体の構造を比較的簡単に構成することが
できる。また、型締操作を確実かつ簡便に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る射出成形機の型締装置の一実施例
を示す油圧回路を含む断面図、第2図は本発明に係る射
出成形機の型締装置の別の実施例を示す油圧回路を含む
断面図、第3図は本発明に係る射出成形機の型締装置の
さらに別の実施例を示す油圧回路を含む断面図、第4図
は従来の射出成形機の型締装置を示す断面図、第5図は
第4図に示す射出成形機の型締装置におけるさらに油圧
回路を含む断面図である。 10…型締シリンダ 10a…シリンダ室 10b,10c…油接続口 12…給排油室 16…油通路 18…型締ラム 18a…受圧室 18b…後退側油圧室 22…ブーストラム 22a…型締圧油供給路 22b…操作圧油供給路 34…油圧ポンプ 42…油タンク 44…リリーフ弁 50…プレフィルバルブ機構 52…鍔状ピストン 54…筒状密閉シリンダ 54a…油通路側シリンダ室 54b…反対側シリンダ室 56…弾性部材 58,70…圧穴 59…収納凹部 60,62,64,66,72…切換弁 68…絞り弁

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】型締ラムを進退自在に収納する型締シリン
    ダと、前記型締シリンダに連続し型締シリンダのシリン
    ダ室に油通路を介して連通する給排油室と、前記給排油
    室ならびに油通路を貫通して前記型締ラム内に設けた受
    圧室内に延在し前記受圧室に型締圧油を供給するブース
    トラムと、前記ブーストラムの外周部に設けた半径方向
    鍔状ピストンおよびこれを囲繞しブーストラム上を摺動
    する筒状密閉シリンダで構成したプレフィルバルブ機構
    とからなり、前記プレフィルバルブ機構は、その左右両
    シリンダ室内に圧力手段を設け、前記型締ラムの型締な
    らびに型開動作に対応して前記油通路に対して接離し油
    通路を開閉するよう構成することを特徴とする射出成形
    機の型締装置。
  2. 【請求項2】プレフィルバルブ機構は型締ラムの油通路
    に対向する側の端面部に形成した収納凹部内に配置され
    る請求項1記載の射出成形機の型締装置。
  3. 【請求項3】プレフィルバルブ機構は給排油室内に配置
    される請求項1記載の射出成形機の型締装置。
  4. 【請求項4】プレフィルバルブ機構の圧力手段は弾性部
    材および圧油からなり、油通路に対向する側のシリンダ
    室に弾性部材が介在されると共に反対側のシリンダ室に
    はブーストラム内に穿設した型締圧油供給路内の圧油が
    導入される請求項1乃至3のいずれかに記載の射出成形
    機の型締装置。
  5. 【請求項5】プレフィルバルブ機構の圧力手段は圧油か
    らなり、油通路に対向する側のシリンダ室ならびにこれ
    と反対側のシリンダ室にそれぞれブーストラム内に穿設
    した操作圧油供給路ならびに型締圧油供給路内の圧油が
    導入される請求項1乃至3のいずれかに記載の射出成形
    機の型締装置。
JP10293289A 1989-04-22 1989-04-22 射出成形機の型締装置 Expired - Fee Related JP2730759B2 (ja)

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