JP2754437B2 - ノイズシェーピングアナログ・ディジタル回路 - Google Patents

ノイズシェーピングアナログ・ディジタル回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノイズシェーピングア
ナログ・ディジタル回路に係り、特に、アナログ・ディ
ジタル変換時に発生する量子化雑音を信号帯域外に強く
分布させ、信号帯域内の量子化雑音を小さくすることに
より、高精度を得るノイズシェーピングアナログ・ディ
ジタル回路に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の第1の構成例を示す。同
図は、従来のノイズシェーピング技術で一般的に用いら
れているΔ−Σ方式で2次のノイズシェーピング特性を
得る時の例(「オーバーサンプリングA/D変換技
術」)である。
【0003】同図に示す構成は、入力信号Xを入力する
入力端子11、出力信号Yを出力する出力端子12、減
算器13、19、積分を行い、その伝達関数としてz関
数を用い、1/(1−z-1)で表す伝達関数を出力する
積分器15,16、入力された信号を量子化し、その量
子化雑音をQとする量子化器17、一般的に、ディジタ
ル/アナログ(D/A)変換器(DAC)で構成される
1サンプリングデレー18により構成される。
【0004】同図の回路の接続は、減算器13で入力信
号Xから出力信号Yの1サンプリングデレー信号を減算
し、減算された信号を積分器15で積分し、減算器19
で積分器15の出力Nからさらに出力Yの1サンプリン
グデレー信号を減算する。積分器16は減算された信号
を積分し、積分器16の出力信号Mを量子化器17に入
力する。量子化器17は、量子化した信号を出力信号Y
とする。
【0005】ここで、積分器15の出力をN、積分器1
6の出力をM、量子化器の量子化雑音をQとすると、こ
の回路は、z関数により、以下の(1)〜(3)の式で
表され、これを解くことにより回路の性格が分かる。
【数1】 上記の式(1)〜(3)をXとYについて解くと、次の
(4)式となる。 Y=X + (1−z-12 Q (4) 式(4)の(1−z-1)は微分を示しており、出力信号
Yは、入力信号Xと量子化雑音Qの2階微分したものの
和であることがわかる。
【0006】図8は、量子化雑音Qのノイズシェーピン
グの効果を示す。同図において、縦軸をパワー、横軸を
周波数とする。
【0007】量子化雑音Qは、周波数に無関係にガウス
分布する雑音(ホワイト雑音:図8(a)であるため、
これを2階微分した(1−z-12 Qは、図8(b)の
ように、低周波領域では小さく高周波領域では大きく分
布する特性を示す。これがノイズシェーピングである。
ノイズシェーピングは、図8に示すように、従来はホワ
イトに分布する量子化雑音の形を変え、低周波領域の雑
音を小さくするため、高周波領域をフィルタで取り除
き、低周波領域のみを取り出せば、低分解能の量子化器
を用いても高精度な特性を得ることができる。
【0008】次に、各積分器15,16の出力NとMに
ついて解くと、以下の式(5)、(6)となる。
【0009】 N=X−z-1(1−z-1)Q (5) M=X−z-1Q−z-1(1−z-1)Q (6) 上記の式(5)、(6)は、各種積分器の出力を示して
おり、この絶対値の最大値が積分器のダイナミックレン
ジを越えなければ安定なノイズシェーピングを行い、越
した場合は、積分器15、16の最大値又は最小値でク
リッリッピングされるため、誤差が生じ大きなS/Nの
劣化が起きる。積分器の出力信号N,Mの絶対値の最大
は、XとQの間に相関係数がないことから以下に示す式
となる。また、低周波領域では
【数2】 であるとする。
【数3】 上記の式(7)、(8)から2次Δ−Σ回路を安定に動
作させるためには、積分器15には|X|、積分器16
には、|X|+|Q|のダイナミックレンジが必要にな
る。ノイズシェーピングでは、量子化器は低分解能で高
精度を得ることができるため、一般的にQは大きく、こ
のため2段積分器には、広いダイナミックレンジが要求
される欠点がある。特にシェーピング回路を低電圧で動
作するA/D変換器に応用する場合、積分器は、オペア
ンプと容量で構成されるが、オペアンプのダイナミック
レンジは小さく、これから量子化雑音|Q|を減算した
ものが入力のダイナミックレンジとなるため、さらに入
力のダイナミックレンジは小さくなってしまう。これに
対し、トランジスタ及び電源等が乗ってくる雑音量は同
一であるため、入力ダイナミックレンジが小さくなった
分だけ、S/Nが劣化してしまう欠点を有する。
【0010】これに対して、上記の欠点を改善した2次
ノイズシェーピング回路が特願平3−329126に開
示されている。
【0011】図9は、従来の第2の例の構成を示す。同
図中、図7と同一構成部分には、同一符号を付しその説
明を省略する。
【0012】入力信号Xから出力信号Yの1サンプリン
グ遅れの信号を減算器13で減算したものを積分器15
で積分する。減算器19は、1サンプリングデレーの量
子化器17からの出力を減算器13で減算し、積分器1
5で積分した値を、入力端子11から入力された値から
減算する。積分器16は、減算器19の出力を積分す
る。量子化器17は、積分器15の出力と、積分器16
の出力を加算した信号を量子化し、出力信号Yとするも
のである。本構成をz関数で表すと、以下のような式と
なる。
【数4】 上記の式(9)〜(12)を出力信号Yについて解く
と、式(13)が得られる。 Y=X+(1−z-12 Q (13) これは、式(4)と同様であり、2次のシェーピング特
性を有する。さらに、積分器出力N,Mについて解く
、式(14)、(15)となる。
【数5】 上述のように、信号帯域内では、
【数6】
【0013】であることから、積分器出力信号Nの最大
値は|X|、積分器出力信号Mの最大値は|Q|であ
り、図7の構成では、積分器の出力の最大が|X|+|
Q|になるのに比べて、図9に示す第2の従来の例は、
積分器出力信号Nでは|Q|だけ、積分器出力信号Mで
は、|X|だけ小さくなり、積分器のダイナミックレン
ジを有効に使用することができ、入力信号のダイナミッ
クレンジが広くなり、S/N比が向上する利点を有して
いる。
【0014】また、上記第2の従来の例においては、ノ
イズシェーピングA/D変換器をLSI化するとき、積
分器は反転アンプ構成を用いるのが、一般的である。
【0015】図10は、第2の従来の例の構成に反転積
分器を用いた場合のシグナルフローを示す。このとき、
反転アンプ51は、積分器15と符号反転器50により
構成され、反転アンプ52は、積分器16と符号反転器
50’により構成される。このとき、図9に示されてい
る入力信号が入力される構成部分は、加算器13、19
となり、積分器16の出力が入力される構成部分は、減
算器14となる。
【0016】図10の構成の回路では、量子化器17の
出力の減算には、図9のように減算器14を用いるか、
図11のように、差動比較器60を用いる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
第2の従来の構成においては、アナログ回路では特に、
低電圧で動作するアナログ回路は精度の良い減算器は実
現し難いという欠点があり、また、図11に示す差動比
較器は多値化が難しいといった欠点がある。
【0018】本発明のは上記の点に鑑みなされたもの
で、ノイズシェーピングA/D変換器のLSI化に対
し、前述した従来の方式に必要なアナログ減算器、差動
比較器を用いずにノイズシェーピングアナログ・ディジ
タル回路を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は第1の本発明の原
理構成図を示す。
【0020】本発明は、入力された信号を量子化し、出
力する第1の量子化器17及び第2の量子化器20と、
第1の量子化器17の出力信号Y1 と、第2の量子化器
20の出力信号を反転した信号Y2 とを加算した信号、
または、加算した信号をさらに1/2の値にした信号
を、遅延手段18により1サンプリング時間送らせた信
号と、入力信号を加算した信号を出力する第1の加算手
段13と、第1の加算手段13より入力された信号を積
分し、積分した信号の反転信号Nを出力する第1の積分
手段51と、第1の積分手段51の出力信号Nと入力信
号を加算した信号とを積分し、積分した信号の反転信号
Mを出力する第2の積分手段52と、第2の積分手段5
2より出力された信号の反転信号Mを第2の量子化器2
0に入力、第1の量子化器17の出力信号Y1 と第2
の量子化器20の出力信号の反転信号Y2 を加算した信
号または、加算した信号の1/2を出力信号とする第2
の加算手段14とを有する
【0021】第5図は、第2の本発明の原理構成図を示
す。本発明は、入力された信号を量子化し、出力する第
1の量子化器17及び第2の量子化器20と、第1の量
子化器17の出力信号Y1 の第1の遅延手段18により
1サンプリング遅れた信号と第2の量子化器20の出力
信号を反転した信号Y2 の第2の遅延手段18’により
1サンプリング時間遅れた信号を加算した信号、また
は、加算した信号をさらに1/2の値にした信号と入力
信号を加算し、出力する第1の加算手段21と、第1
の加算手段21の出力信号と入力信号を加算し、出力す
る第2の加算手段13と、第2の加算手段13の出力信
号を積分し、積分した信号の反転信号Nを出力する第1
の積分手段51と、第1の積分手段51の出力信号と入
力信号を加算した信号を積分し、積分された信号の反転
信号を第2の量子化器20に出力する第2の積分手段5
2と、第1の積分手段51の出力信号Nを第1の量子化
器51に入力し、第2の量子化器20の出力信号を反転
させた信号Y2 と第1の量子化器17の出力信号Y1
加算した信号または、加算した信号の1/2を出力信号
とする第3の加算手段14を有する
【0022】
【作用】従来は量子化器の前段で減算を行っていたのに
対し、本発明は上記のように量子化後に減算を行うよう
にすることにより、量子化後の値はディジタル値である
ため2の補数をとることにより減算を簡単に加算に変え
ることができる。
【0023】このように、本発明は、量子化器と反転器
を付加したアナログ回路であり、第1の量子化器の雑音
と第2の量子化器雑音を加算することにより完全な2次
のシェーピング特性を有する。
【0024】
【実施例】図1は第1の本発明の原理構成図を示す。同
図において、図9と同一構成部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。図9に示される減算器13、19
は、図1においては加算器に変更されている。図1にお
いて、図9の構成に第2の量子化器20が付加されてい
る。本実施例は加算器14の遅延が帰還ループの中に入
る構成となっている。
【0025】図1に示す構成において、加算器14は、
第1の量子化器17の出力信号Y1と第2の量子化器2
0の出力を符号反転器50で反転した信号Y2 を加算
し、その信号を1サンプリングデレー18に入力する。
加算器13は、1サンプリングデレー18により1サン
プリング時間遅延された出力信号と入力信号Xを加算し
て、第1の積分器51に入力する。
【0026】第1の積分器51は、積分器15と符号反
転器50より構成され、積分器15は、入力された信号
を積分し、積分した信号を符号反転器50に出力する。
符号反転器50は、入力された積分信号の符号を反転
し、出力信号Nとして加算器19に出力する。加算器1
9は、入力信号Xと第1の積分器51から出力された信
号Nを加算し、第2の積分器52に入力する。
【0027】第2の積分器52は、積分器16と符号反
転器50’より構成される。積分器16は加算器19よ
り入力された信号を積分し、積分した信号を符号反転器
50’に出力する。符号反転器50’は、入力された積
分された信号の符号を反転し、出力信号Mとして第2の
量子化器20に出力する。一方、第1の積分器51から
の出力信号Nは第1の量子化器17に入力される。これ
により、加算器14は、第1の量子化器17の出力Y1
と第2の量子化器20の反転信号を加算した信号Y2
入力され、これらを加算して、出力信号Yを出力する。
【0028】図2は、本発明の第1の実施例を適用した
例(その1)を示す。図1における積分器15と符号反
転器50により構成される第1の積分器51はRC積分
器151に相当する。また、積分器16と符号反転器
0’により構成される第2の積分器52はRC積分器1
52に相当する。第1及び第2の量子化器17、20は
コンパレータ74、74’に対応する。またコンパレー
タ74、74’にはそれぞれ基準電圧70が印加され、
1サンプルデレー18はディジタル信号をアナログ信号
に変換するディジタル・アナログ変換器71に対応し、
また、図1における符号反転器50は、ディジタルイン
バータ72、加算器14はディジタル加算器73に対応
する。
【0029】また、アナログ加算についても積分器の入
力抵抗を並列にするだけで、構成が可能である。また、
量子化器17の出力はディジタル値であるため積分入力
への帰還のためディジタル・アナログ変換器71を用い
て、アナログ値に変換しており、また、1サンプリグデ
レーも同時に行われている。
【0030】図3は本発明の第1の実施例を適用した例
(その2)を示す。同図は、第1の量子化器(コンパレ
ータ74)、第2の量子化器(コンパレータ74+イン
バータ72)の出力に乗算係数器91により係数(1/
2)を乗じたものである。また、係数は1/2でなくと
もよい。図3に示す回路構成は、係数を1以下とするこ
とによりディジタル・アナログ変換器71の出力振幅を
小さくすることが可能となる。
【0031】図4は本発明の第1の実施例を適用した例
(その3)を示す。同図は、図2の構成にマルチステー
ジ・ノイズ・シェーピング技術を用いて、3次シェーピ
ング特性が得られるように改善した例である。本実施例
を用いることにより特別なアナログ回路要素無しに、デ
ィジタル微分器101の追加を行うのみで構成可能であ
る。
【0032】図5は、第2の本発明の原理構成図を示
す。同図において、図1と同一構成部分には、同一符号
を付し、その説明を省略する。
【0033】図5の示される構成は、図1のサンプリグ
デレー18にさらに1サンプリングデレー18’を付加
し、加算器21で第1及び第2のサンプリングデレー1
8、18’の出力を加算し、加算器13に入力するもの
である。 また、加算器14は、第1の量子化器17の
出力Y1 と第2の量子化器20の反転信号Y2 を加算す
るが、第1の実施例のように帰還ループの中に入らない
特徴がある。
【0034】以下に第2の実施例の動作を詳細に説明す
る。
【0035】入力端子11から入力された入力信号Xは
第1の積分器51及び加算器19に入力される。第1の
積分器51は、入力された入力信号Xを積分し、積分信
号の反転信号Nを加算器19に出力する。加算器19
は、入力信号Xと第1の積分器51の出力を加算し、第
2の積分器52に入力する。第2の積分器52は、加算
器19の出力を積分し、その積分信号の反転信号Mを第
2の量子化器20に出力する。第2の量子化器20は信
号Mの量子化を行い、符号反転器50に入力する。符号
反転器50は、量子化された信号の符号を反転し、反転
信号Y2 を加算器14及び第2のサンプリングデレー1
8’に入力する。加算器21は、第1のサンプリングデ
レー18と第2のサンプリングデレー18’の出力を加
算し、その出力を加算器13に出力する。
【0036】さらに、第1の量子化器17の出力Y
1 と、第2の量子化器20の反転信号Y 2 が加算器14
に入力される。加算器14は、入力された2信号を加算
して出力信号Yとする。上記の構成をz関数で表すと、
以下に示す式となる。
【数7】 但し、Q1 は第1の量子化器17、Q2 は第2の量子化
器20の量子化雑音であり、Y1 は第1の量子化器17
の出力、Y2 は第2の量子化器20の反転出力とする。
式(16)〜(19)をYについて解くと、式(20)
となる。 Y=X+(1−z-12 (Q1 +Q2 ) (20) これは、量子化雑音がQ1 +Q2 となるが、式(4)、
式(13)と同様の式であり、完全な2次のシェーピン
グ特性を有する。
【0037】図6は本発明の第2の実施例を適用した例
を示す図である。1サンプリングデレー18、18’に
は、ディジタル・アナログ変換器71、71’が適用さ
れ、これらを並列に設けることにより簡単に実現でき
る。前述したように、この回路では、ディジタル加算器
73の遅延は帰還ループの中に入らないため、位相余裕
が大きくなり、安定度が高くなる。
【0038】上記のように、本発明の構成は、第2の量
子化器20と反転器50を付加したアナログ回路におい
て容易に実現が可能な加算器のみで、A/D変換回路の
構成可能とした点で従来の構成(図9、図10)と大
きく異なる。
【0039】以上のように、本発明の構成を用いること
により特願平3−329126に開示されている回路と
同一特性を得ることができるため、入力信号のダイナミ
ックレンジが広くなり、S/Nが向上する利点を有して
いる。さらに、従来アナログ回路では実現が簡単な加算
器のみで、回路が実現でき、LSI化が簡単である長所
を有する。
【0040】なお、量子化器の出力は、ディジタル信号
であるため反転するのは、ディジタルインバータで簡単
に実現できる。
【0041】
【発明の効果】上述のように本発明のノイズシェーピン
グ回路をアナログ・ディジタル変換器に用いる場合は、
従来のRC積分器、比較器、抵抗、ディジタル・アナロ
グ回路とディジタルインバータ及び加算器のみを用いて
容易に構成することが可能であり、低電圧で構成の難し
いアナログ減算器を不要とすることができる。
【0042】これにより、アナログ回路の簡素化が可能
であるとともに、簡単に低電圧のLSIの設計が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例を回路に適用した例(そ
の1)を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例を回路に適用した例(そ
の2)を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例を回路に適用した例(そ
の3)を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例の構成図である。
【図6】本発明の第2の実施例を回路に適用した例を示
す図である。
【図7】従来の第1の構成例を示す図である。
【図8】量子化雑音Qのノイズシェーピングの効果を示
す図である。
【図9】従来の第2の構成例を示す図である。
【図10】従来の第2の構成例に反転積分器を用いた例
を示す図である。
【図11】従来の第2の構成例に反転積分器と差動比較
器を用いた例を示す図である。
【符号の説明】
11 入力端子 12 出力端子 13 加算器 14 加算器 15 積分器 16 積分器 17 第1の量子化器 18,18’ 1サンプルデレー 19 加算器 20 第2の量子化器 21 加算器 50,50’ 符号反転器 51 第1の積分器 52 第2の積分器 70 基準電圧 71 ディジタル・アナログ変換器 72 インバータ 73 ディジタル加算器 74 コンパレータ 91 係数乗算器 100 積分器 101 微分器 151、152 積分器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された信号を量子化し、出力する第
    1の量子化器及び第2の量子化器と、前記 第1の量子化器の出力信号と、前記第2の量子化器
    の出力信号を反転した信号とを加算した信号、または、
    加算した信号をさらに1/2の値にした信号を、遅延手
    段により1サンプリング時間送らせた信号と、入力信号
    を加算した信号を出力する第1の加算手段と、前記 第1の加算手段より入力された信号を積分し、積分
    した信号の反転信号を出力する第1の積分手段と、前記 第1の積分手段の出力信号と入力信号を加算した信
    号とを積分し、積分した信号の反転信号を出力する第2
    の積分手段と、前記 第2の積分手段より出力された信号の反転信号を
    第2の量子化器に入力前記第1の量子化器の出力
    信号と前記第2の量子化器の出力信号の反転信号を加算
    した信号または、加算した信号の1/2を出力信号とす
    る第2の加算手段とを有することを特徴とするノイズシ
    ェーピングアナログ・ディジタル回路。
  2. 【請求項2】 入力された信号を量子化し、出力する第
    1の量子化器及び第2の量子化器と、前記 第1の量子化器の出力信号の第1の遅延手段により
    1サンプリング遅れた信号と前記第2の量子化器の出力
    信号を反転した信号の第2の遅延手段により1サンプリ
    ング時間遅れた信号を加算した信号、または、加算した
    信号をさらに1/2の値にした信号と入力信号を加算
    し、出力する第1の加算手段と、前記 第1の加算手段の出力信号と入力信号を加算し、出
    力する第2の加算手段と、前記 第2の加算手段の出力信号を積分し、積分した信号
    の反転信号を出力する第1の積分手段と、前記 第1の積分手段の出力信号と入力信号を加算した信
    号を積分し、積分された信号の反転信号を前記第2の量
    子化器に出力する第2の積分手段と、前記 第1の積分手段の出力信号を前記第1の量子化器に
    入力し、前記第2の量子化器の出力信号を反転させた信
    号と該第1の量子化器の出力信号を加算した信号また
    は、加算した信号の1/2を出力信号とする第3の加算
    手段とを有することを特徴とするノイズシェーピングア
    ナログ・ディジタル回路。
JP21290592A 1991-12-12 1992-08-10 ノイズシェーピングアナログ・ディジタル回路 Expired - Fee Related JP2754437B2 (ja)

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