JP2753846B2 - 柱コンクリート圧入工法 - Google Patents
柱コンクリート圧入工法Info
- Publication number
- JP2753846B2 JP2753846B2 JP1052027A JP5202789A JP2753846B2 JP 2753846 B2 JP2753846 B2 JP 2753846B2 JP 1052027 A JP1052027 A JP 1052027A JP 5202789 A JP5202789 A JP 5202789A JP 2753846 B2 JP2753846 B2 JP 2753846B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- press
- pipe
- column
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は＋型、＋＋型、SRC PC柱の中間階ジヨイント
のコンクリート打設等に適用される柱コンクリート圧入
工法に係るものである。
のコンクリート打設等に適用される柱コンクリート圧入
工法に係るものである。
（従来の技術） 従来この種のコンクリート打設工法においては、アゴ
付き型枠工法及びコンクリート圧入工法があるが、この
うちコンクリート圧入工法ではコンクリートポンプに接
続されたコンクリート圧送管を一方の柱列群の個々の柱
型枠に順次接続してコンクリート圧入を行なったのち、
他方の柱列群の個々の柱型枠に接続してコンクリート圧
入を行っていた。
付き型枠工法及びコンクリート圧入工法があるが、この
うちコンクリート圧入工法ではコンクリートポンプに接
続されたコンクリート圧送管を一方の柱列群の個々の柱
型枠に順次接続してコンクリート圧入を行なったのち、
他方の柱列群の個々の柱型枠に接続してコンクリート圧
入を行っていた。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような場合、コンクリート圧入個
所が多く、配管替えに多くの時間がかかり、且つ各柱型
枠に少量宛コンクリートを打設するので、練り置き時間
が多くなり、均質で品質のよいコンクリート打設が困難
であった。
所が多く、配管替えに多くの時間がかかり、且つ各柱型
枠に少量宛コンクリートを打設するので、練り置き時間
が多くなり、均質で品質のよいコンクリート打設が困難
であった。
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みて提案されたも
ので、その目的とする処は、小人数で作業能率がよく、
品質のよいコンクリートが打設される柱コンクリート圧
入工法を提供する点にある。
ので、その目的とする処は、小人数で作業能率がよく、
品質のよいコンクリートが打設される柱コンクリート圧
入工法を提供する点にある。
（課題を解決するための手段） 前記の目的を達成するため、所要階に定置式コンクリ
ートポンプを設置し、同ポンプの吐出管にコンクリート
圧送管を直列に接続した一双の圧送幹管を、コンクリー
ト切換装置を介して並列に接続し、前記各圧送幹管にお
ける先端の圧送管に可撓性筒先管を介して、コンクリー
ト注入管を接続するとともに、注入管を一双の柱列の各
柱型枠に装架されたコンクリート圧入金物に接続し、前
記切換装置によって前記一双の圧送幹管のうち一方の圧
送幹管にコンクリートを圧送して、一方の柱型枠にコン
クリートを圧入したのち、前記切換装置によって他方の
圧送幹管にコンクリートを圧送して、他方の柱型枠にコ
ンクリートを圧入すると同時に、前記圧入の完了した柱
型枠に接続されている前記筒先管及び圧送管並に最先端
圧入管を取り外し、同一柱列における圧送幹管上流側に
隣る柱型枠に前記筒先管及び注入管を接続し、以下前記
同様の工程を繰返えすことを特徴とするものである。
ートポンプを設置し、同ポンプの吐出管にコンクリート
圧送管を直列に接続した一双の圧送幹管を、コンクリー
ト切換装置を介して並列に接続し、前記各圧送幹管にお
ける先端の圧送管に可撓性筒先管を介して、コンクリー
ト注入管を接続するとともに、注入管を一双の柱列の各
柱型枠に装架されたコンクリート圧入金物に接続し、前
記切換装置によって前記一双の圧送幹管のうち一方の圧
送幹管にコンクリートを圧送して、一方の柱型枠にコン
クリートを圧入したのち、前記切換装置によって他方の
圧送幹管にコンクリートを圧送して、他方の柱型枠にコ
ンクリートを圧入すると同時に、前記圧入の完了した柱
型枠に接続されている前記筒先管及び圧送管並に最先端
圧入管を取り外し、同一柱列における圧送幹管上流側に
隣る柱型枠に前記筒先管及び注入管を接続し、以下前記
同様の工程を繰返えすことを特徴とするものである。
（作用） 本発明は前記したように構成されているので、所定階
に設置された定置式コンクリートポンプの切換装置を操
作して、同切換装置に並列に接続された一双の圧送幹管
のうち一方の圧送幹管にコンクリートを圧送し、同圧送
幹管の末端の圧送管に接続された可撓性筒先管より、同
管先端部のコンクリート注入管及び同注入管の接続され
たコンクリート圧入金物を介して一方の柱列の柱型枠に
コンクリートを圧入する。
に設置された定置式コンクリートポンプの切換装置を操
作して、同切換装置に並列に接続された一双の圧送幹管
のうち一方の圧送幹管にコンクリートを圧送し、同圧送
幹管の末端の圧送管に接続された可撓性筒先管より、同
管先端部のコンクリート注入管及び同注入管の接続され
たコンクリート圧入金物を介して一方の柱列の柱型枠に
コンクリートを圧入する。
このように一方の柱列の柱型枠に対するコンクリート
圧入が完了すると、前記切換装置を操作して他方の圧送
幹管よりコンクリートを圧送し、同時に圧入の完了した
柱型枠に接続された前記筒先管及び注入管を取り外し、
且つ不要な先端圧送管をも取り外し前記筒先管及び注入
管を同柱列における前記柱型枠の圧送幹管上流側に隣る
コンクリート未圧入の次位の柱型枠のコンクリート圧入
金物に接続し、前記同様にして内外一双の柱列の柱型枠
群にコンクリートを圧入する。
圧入が完了すると、前記切換装置を操作して他方の圧送
幹管よりコンクリートを圧送し、同時に圧入の完了した
柱型枠に接続された前記筒先管及び注入管を取り外し、
且つ不要な先端圧送管をも取り外し前記筒先管及び注入
管を同柱列における前記柱型枠の圧送幹管上流側に隣る
コンクリート未圧入の次位の柱型枠のコンクリート圧入
金物に接続し、前記同様にして内外一双の柱列の柱型枠
群にコンクリートを圧入する。
かくして一定区域の柱コンクリートの圧入が完了する
と、前記同様の工程を反復して次の区域の柱列群のコン
クリート圧入を行なうものである。
と、前記同様の工程を反復して次の区域の柱列群のコン
クリート圧入を行なうものである。
この際コンクリートが詰って重量の大きい前記可撓性
筒先管は移動台車で支持されているので、同筒先管の移
動、及び柱型枠のコンクリート圧入金物に対する着脱作
業が容易に行なわれる。
筒先管は移動台車で支持されているので、同筒先管の移
動、及び柱型枠のコンクリート圧入金物に対する着脱作
業が容易に行なわれる。
（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。
（１）は所要階に設置された定置式コンクリートポン
プで、同ポンプ（１）におけるコンクリート吐出管
（２）に２方向切換弁（３）を介して、夫々コンクリー
ト圧送管が直列に接続された一双の圧送幹管（4A）（4
B）が並列に接続され、同各圧送幹管（4A）（4B）にお
ける末端の圧送管（4A1），（4B1）にゴムホース等より
構成された可撓性筒先管（5A）（5B）が接続され、同各
可撓性筒先管（5A）（5B）の先端にはテーパ付きコンク
リート注入管（６）が接続され、同各注入管（６）は内
外一双の柱列の各柱型枠（7A1）（7A2）…（7An），（7
B1）（7B2）…（7Bn）に設けた後述のコンクリート圧入
金物に順次接続される。
プで、同ポンプ（１）におけるコンクリート吐出管
（２）に２方向切換弁（３）を介して、夫々コンクリー
ト圧送管が直列に接続された一双の圧送幹管（4A）（4
B）が並列に接続され、同各圧送幹管（4A）（4B）にお
ける末端の圧送管（4A1），（4B1）にゴムホース等より
構成された可撓性筒先管（5A）（5B）が接続され、同各
可撓性筒先管（5A）（5B）の先端にはテーパ付きコンク
リート注入管（６）が接続され、同各注入管（６）は内
外一双の柱列の各柱型枠（7A1）（7A2）…（7An），（7
B1）（7B2）…（7Bn）に設けた後述のコンクリート圧入
金物に順次接続される。
なお前記コンクリート注入管（６）が先端に接続され
た可撓性筒先管（5A）（5B）はコンクリートが詰って、
重量が大となるので、移動台車（８）の枠体（９）より
懸吊部材（10）を介して懸吊され、同移動台車（８）に
よって軽快に移動されるように構成されている。
た可撓性筒先管（5A）（5B）はコンクリートが詰って、
重量が大となるので、移動台車（８）の枠体（９）より
懸吊部材（10）を介して懸吊され、同移動台車（８）に
よって軽快に移動されるように構成されている。
第５図乃至第14図は前記柱型枠（7A）（7B）の隅角部
に設けたコンクリート圧入金物、及びその取付部分を示
し、（11）は柱型枠の堰板で、同型枠の隅角部において
開口する水平溝孔（12）が穿設され、同溝孔（12）の上
下端縁に沿って上下一双のコンクリート注入管取付用水
平部材（13）が固着されるとともに、同各水平部材（1
3）に亘って左右一双のシヤツター押え兼用垂直ガイド
部材（14）が取付けられている。
に設けたコンクリート圧入金物、及びその取付部分を示
し、（11）は柱型枠の堰板で、同型枠の隅角部において
開口する水平溝孔（12）が穿設され、同溝孔（12）の上
下端縁に沿って上下一双のコンクリート注入管取付用水
平部材（13）が固着されるとともに、同各水平部材（1
3）に亘って左右一双のシヤツター押え兼用垂直ガイド
部材（14）が取付けられている。
前記水平部材（13）にはボルト（15）が植立され、前
記コンクリート注入管（６）の先端部に配設された鍔片
（6a）が同ボルト（15）によって水平部材（13）に着脱
自在に取付けられるようになっている。
記コンクリート注入管（６）の先端部に配設された鍔片
（6a）が同ボルト（15）によって水平部材（13）に着脱
自在に取付けられるようになっている。
前記一双の垂直ガイド部材（14）（14）と堰板（11）
との間に前記水平溝孔（12）を開閉するシヤツター（1
6）が可摺動的に嵌装され、同シヤツター（16）の先端
部側にはシヤツター（16）の開放時に前記水平溝孔（1
2）及びコンクリート注入管（６）と連通する透孔（16
a）が設けられ、基端部側にはシヤツター（16）の閉鎖
時に前記溝孔（12）に係合する、堰板（11）の板厚と等
厚の突隆部（16b）が突設され、脱型時に前記水平溝孔
部分における打設コンクリート面に、堰板の板厚に等し
い厚さの凸部が残留しないように構成されている。
との間に前記水平溝孔（12）を開閉するシヤツター（1
6）が可摺動的に嵌装され、同シヤツター（16）の先端
部側にはシヤツター（16）の開放時に前記水平溝孔（1
2）及びコンクリート注入管（６）と連通する透孔（16
a）が設けられ、基端部側にはシヤツター（16）の閉鎖
時に前記溝孔（12）に係合する、堰板（11）の板厚と等
厚の突隆部（16b）が突設され、脱型時に前記水平溝孔
部分における打設コンクリート面に、堰板の板厚に等し
い厚さの凸部が残留しないように構成されている。
図中（17）は端太材である。
なお本方法において前記圧入金物を採用したことによ
って、前記各筒先管（5A）（5B）先端のコンクリート注
入管（６）の型枠に対する着脱が簡単で、コンクリート
打設完了後、シヤツター（16）を閉鎖することによっ
て、直ちにコンクリート注入管（６）を型枠より取外す
ことができるという利点がある。
って、前記各筒先管（5A）（5B）先端のコンクリート注
入管（６）の型枠に対する着脱が簡単で、コンクリート
打設完了後、シヤツター（16）を閉鎖することによっ
て、直ちにコンクリート注入管（６）を型枠より取外す
ことができるという利点がある。
而して前記のように一双の圧送幹管（4A）（4B）の最
先端の圧送管（4A1）（4B1）に接続された筒先管（5A）
（5B）の各先端コンクリート注入管（６）を前記、各柱
列の先端柱型枠（7A1）（7B1）のコンクリート圧入金物
に接続し、前記切換弁（３）を操作して圧送幹管（4A）
にコンクリートを圧送し、前記筒先管（5A）を介して先
端の柱型枠（7A1）にコンクリートを圧入する。（第15
図参照） 次いで切換弁（３）の切換によって圧送幹管（4B）に
コンクリートを圧送し、前記筒先管（5B）を介して先端
の柱型枠（7B1）にコンクリートを圧入する。この間に
前記筒先間（5A）を柱型枠（7A1）より取外して、圧送
幹管上流側の次位の柱型枠（7A2）に接続する。（第16
図参照） 次いで切換弁（３）により圧送幹管（4A）にコンクリ
ートを圧送して柱型枠（7A2）に筒先管（5A）を介して
コンクリートを圧入し、同管（5A）を介して柱型枠（7A
2）にコンクリートを圧入する。この間に筒先管（5B）
を圧送幹管上流側の柱型枠（7B2）に接続する。（第17
図参照） 次いで同柱型枠（7B2）に筒先管（5B）を介してコン
クリートを圧入して先端区域の柱型枠に対するコンクリ
ートの圧入を完了する。これと同時に筒先管（5A）は圧
送幹管（4A）における先端圧送管（4A1）より取外さ
れ、同圧送管（4A1）に隣る次位の圧送管（4A2）と柱型
枠（7A3）とその間に接続される（第18図参照） 次いで前記筒先管（5A）より柱型枠（7A3）にコンク
リートが圧入され、その間に筒先管（5B）は前記圧送管
（4B1）より取外され次位の圧送管（4B2）と柱型枠（7B
3）との間に接続されるとともに、前記圧送管（4A1）
（4B1）が取り外される。（第19図参照） 以下前記同様の工程を反復して前記各柱列における柱
型枠（7A1）（7A2）…（7An），（7B1）（7B2）…（7
Bn）にコンクリートを圧入する。
先端の圧送管（4A1）（4B1）に接続された筒先管（5A）
（5B）の各先端コンクリート注入管（６）を前記、各柱
列の先端柱型枠（7A1）（7B1）のコンクリート圧入金物
に接続し、前記切換弁（３）を操作して圧送幹管（4A）
にコンクリートを圧送し、前記筒先管（5A）を介して先
端の柱型枠（7A1）にコンクリートを圧入する。（第15
図参照） 次いで切換弁（３）の切換によって圧送幹管（4B）に
コンクリートを圧送し、前記筒先管（5B）を介して先端
の柱型枠（7B1）にコンクリートを圧入する。この間に
前記筒先間（5A）を柱型枠（7A1）より取外して、圧送
幹管上流側の次位の柱型枠（7A2）に接続する。（第16
図参照） 次いで切換弁（３）により圧送幹管（4A）にコンクリ
ートを圧送して柱型枠（7A2）に筒先管（5A）を介して
コンクリートを圧入し、同管（5A）を介して柱型枠（7A
2）にコンクリートを圧入する。この間に筒先管（5B）
を圧送幹管上流側の柱型枠（7B2）に接続する。（第17
図参照） 次いで同柱型枠（7B2）に筒先管（5B）を介してコン
クリートを圧入して先端区域の柱型枠に対するコンクリ
ートの圧入を完了する。これと同時に筒先管（5A）は圧
送幹管（4A）における先端圧送管（4A1）より取外さ
れ、同圧送管（4A1）に隣る次位の圧送管（4A2）と柱型
枠（7A3）とその間に接続される（第18図参照） 次いで前記筒先管（5A）より柱型枠（7A3）にコンク
リートが圧入され、その間に筒先管（5B）は前記圧送管
（4B1）より取外され次位の圧送管（4B2）と柱型枠（7B
3）との間に接続されるとともに、前記圧送管（4A1）
（4B1）が取り外される。（第19図参照） 以下前記同様の工程を反復して前記各柱列における柱
型枠（7A1）（7A2）…（7An），（7B1）（7B2）…（7
Bn）にコンクリートを圧入する。
なお前記各工程において、筒先管（5A）（5B）の移
動、配管替えには前記移動台車（８）によって行なわれ
る。
動、配管替えには前記移動台車（８）によって行なわれ
る。
かくして前記コンクリートポンプ（１）の内外一双の
柱列の柱型枠に対するコンクリート圧入が完了すると、
前記同様の工程でコンクリートポンプ（１）の反対側の
内外一双の柱列の柱型枠に対するコンクリート圧入を行
なう。
柱列の柱型枠に対するコンクリート圧入が完了すると、
前記同様の工程でコンクリートポンプ（１）の反対側の
内外一双の柱列の柱型枠に対するコンクリート圧入を行
なう。
なお前記コンクリートポンプ（１）による１回のコン
クリート圧入作業では全柱型枠に対するコンクリート圧
入が完了しない場合には、前記コンクリートポンプ
（１）を前記所定階上において移動せしめ、前記同様の
工程によって残余の柱型枠に対するコンクリート打設を
行なう。
クリート圧入作業では全柱型枠に対するコンクリート圧
入が完了しない場合には、前記コンクリートポンプ
（１）を前記所定階上において移動せしめ、前記同様の
工程によって残余の柱型枠に対するコンクリート打設を
行なう。
（効果） 本発明によれば前記したように、定置式コンクリート
ポンプのコンクリート吐出管近傍に設けた切換装置に夫
々コンクリート圧送管を直列に接続してなる一双の圧送
幹管を並列に接続し、同各圧送幹管に夫々先端にコンク
リート注入管を接続した可撓性筒先管を接続し、同各筒
先管先端のコンクリート注入管を各柱列の柱型枠に装架
されたコンクリート圧入金物に接続してコンクリート圧
入準備を完了し、前記切換装置によって前記一双の圧送
幹管に交互にコンクリートを圧送することによって並列
の柱列間の配管替えを流れ作業で行ない、順次先端から
コンクリートポンプ側に各柱列の柱型枠にコンクリート
を圧入するものであって、本発明によれば、コンクリー
ト圧入個所が多く、少量宛コンクリートが打設される柱
コンクリート圧入作業に際して、一双の可撓性筒先管と
一双のコンクリート注入管とを交互に配管替えすること
により、２本の柱列にコンクリート圧入が中断すること
なく行なわれ、小人数及び最小規模の機器で能率よく品
質のよい作業を行なうことができる。
ポンプのコンクリート吐出管近傍に設けた切換装置に夫
々コンクリート圧送管を直列に接続してなる一双の圧送
幹管を並列に接続し、同各圧送幹管に夫々先端にコンク
リート注入管を接続した可撓性筒先管を接続し、同各筒
先管先端のコンクリート注入管を各柱列の柱型枠に装架
されたコンクリート圧入金物に接続してコンクリート圧
入準備を完了し、前記切換装置によって前記一双の圧送
幹管に交互にコンクリートを圧送することによって並列
の柱列間の配管替えを流れ作業で行ない、順次先端から
コンクリートポンプ側に各柱列の柱型枠にコンクリート
を圧入するものであって、本発明によれば、コンクリー
ト圧入個所が多く、少量宛コンクリートが打設される柱
コンクリート圧入作業に際して、一双の可撓性筒先管と
一双のコンクリート注入管とを交互に配管替えすること
により、２本の柱列にコンクリート圧入が中断すること
なく行なわれ、小人数及び最小規模の機器で能率よく品
質のよい作業を行なうことができる。
請求項２の発明はコンクリートが詰って重量の大きい
前記可撓性筒先管を、移動台車で支持したことによっ
て、同筒先管の柱型枠に対する接続のための移動作業が
容易に行なわれるものである。
前記可撓性筒先管を、移動台車で支持したことによっ
て、同筒先管の柱型枠に対する接続のための移動作業が
容易に行なわれるものである。
請求項３の発明は所要階に前記定置式コンクリートポ
ンプを設置して柱コンクリート圧入が効率よく行なわれ
るものである。
ンプを設置して柱コンクリート圧入が効率よく行なわれ
るものである。
請求項４の発明は前記コンクリートポンプによって所
要階における一定区域の柱列群のコンクリート圧入が完
了したのち前記コンクリートポンプを移動せしめ、前記
の工程を反覆して次位の区域の柱列群のコンクリート圧
入を行なうことによって、広範囲に亘る柱コンクリート
圧入作業を効率よく行なうことができる。
要階における一定区域の柱列群のコンクリート圧入が完
了したのち前記コンクリートポンプを移動せしめ、前記
の工程を反覆して次位の区域の柱列群のコンクリート圧
入を行なうことによって、広範囲に亘る柱コンクリート
圧入作業を効率よく行なうことができる。
第１図は本発明に係る柱コンクリート圧入工法の一実施
例の実施状況を示す平面図、第２図及び第３図は夫々移
動台車による可撓性筒先管の支持状態を示す側面図並に
平面図、第４図はコンクリート圧入管の切換装置を示す
平面図、第５図は筒先管先端のコンクリート注入管の堰
板取付状態を示す正面図、第６図及び第７図は夫々柱型
枠におけるシヤツター開放時並に閉鎖時の状態を示す横
断平面図、第８図及び第９図は夫々堰板の正面図、並に
横断平面図、第10図はシヤツター保持並にコンクリート
注入管取付部材の正面図、第11図及び第12図は夫々第10
図の矢視XI−XI図並に矢視XII−XII図、第13図及び第14
図は夫々コンクリート注入管の正面図並に横断平面図で
第15図乃至第19図は配管替え作業の工程を示す平面図で
ある。 （１）……移動式ポンプ車、（２）……吐出管、 （３）……２方向切換弁、 （4A）（4B）……コンクリート圧入管、 （5A）（5B）……可撓性筒先管、 （６）……コンクリート注入管、 （7A）（7B）……柱型枠、（８）……移動台車。
例の実施状況を示す平面図、第２図及び第３図は夫々移
動台車による可撓性筒先管の支持状態を示す側面図並に
平面図、第４図はコンクリート圧入管の切換装置を示す
平面図、第５図は筒先管先端のコンクリート注入管の堰
板取付状態を示す正面図、第６図及び第７図は夫々柱型
枠におけるシヤツター開放時並に閉鎖時の状態を示す横
断平面図、第８図及び第９図は夫々堰板の正面図、並に
横断平面図、第10図はシヤツター保持並にコンクリート
注入管取付部材の正面図、第11図及び第12図は夫々第10
図の矢視XI−XI図並に矢視XII−XII図、第13図及び第14
図は夫々コンクリート注入管の正面図並に横断平面図で
第15図乃至第19図は配管替え作業の工程を示す平面図で
ある。 （１）……移動式ポンプ車、（２）……吐出管、 （３）……２方向切換弁、 （4A）（4B）……コンクリート圧入管、 （5A）（5B）……可撓性筒先管、 （６）……コンクリート注入管、 （7A）（7B）……柱型枠、（８）……移動台車。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 洲崎 勲 東京都新宿区西新宿１丁目25番１号 大 成建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−288266（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−134753（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−40442（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭58−121949（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭63−8707（ＪＰ，Ｙ２)
Claims (4)
- 【請求項１】定置式コンクリートポンプを設置し、同ポ
ンプの吐出管にコンクリート圧送管を直列に接続した一
双の圧送幹管を切換装置を介して並列に接続し、各圧送
幹管における先端の圧送管に可撓性筒先管を介してコン
クリート注入管を接続するとともに、同注入管を一双の
柱列の各柱型枠に装架されたコンクリート圧入金物に接
続し、前記切換装置によって前記一双の圧送幹管のうち
一方の圧送幹管にコンクリートを圧送して、一方の柱型
枠にコンクリートを圧入したのち、前記切換装置によっ
て他方の圧送幹管にコンクリートを圧送して、他方の柱
型枠にコンクリートを圧入すると同時に、前記圧入の完
了した柱型枠に接続されている前記筒先管及び注入管並
に最先端圧送管を取り外し、同一柱列における圧送幹管
上流側に隣る柱型枠に前記筒先管及び注入管を接続し、
以下前記同様の工程を繰返すことを特徴とする柱コンク
リート圧入工法。 - 【請求項２】前記可撓性筒先管及びコンクリート注入管
を移動台車で支持して、次位の柱型枠に対するコンクリ
ート圧入位置に移動せしめる請求項１記載の柱コンクリ
ート圧入工法。 - 【請求項３】所要階に定置式コンクリートポンプを設置
して柱コンクリート圧入を行う請求項１記載の柱コンク
リート圧入工法。 - 【請求項４】前記コンクリートポンプによって前記所定
階における一定区域の柱列群のコンクリート圧入が完了
したのち、前記定置式コンクリートポンプを移動せし
め、前記の工程を反復して次位の区域の柱列群のコンク
リート圧入を行う請求項１記載の柱コンクリート圧入工
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1052027A JP2753846B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 柱コンクリート圧入工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1052027A JP2753846B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 柱コンクリート圧入工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02232466A JPH02232466A (ja) | 1990-09-14 |
| JP2753846B2 true JP2753846B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=12903332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1052027A Expired - Lifetime JP2753846B2 (ja) | 1989-03-06 | 1989-03-06 | 柱コンクリート圧入工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2753846B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015014190A (ja) * | 2014-09-18 | 2015-01-22 | 大成建設株式会社 | コンクリート打設設備およびコンクリート打設方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4378797A (en) * | 1980-04-14 | 1983-04-05 | Thomas Jefferson University | Extravascular circulation of oxygenated synthetic nutrients to treat tissue hypoxic and ischemic disorders |
| JPS61132895A (ja) * | 1984-11-30 | 1986-06-20 | 株式会社竹中工務店 | 高レベル放射性物質貯蔵施設 |
| JPH0730629B2 (ja) * | 1986-07-31 | 1995-04-10 | 株式会社竹中工務店 | スリップフォーム工法等におけるコンクリートの分配方法及び分配装置 |
-
1989
- 1989-03-06 JP JP1052027A patent/JP2753846B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015014190A (ja) * | 2014-09-18 | 2015-01-22 | 大成建設株式会社 | コンクリート打設設備およびコンクリート打設方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02232466A (ja) | 1990-09-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP3395473A1 (de) | Anlage und verfahren zum giessen | |
| DE2930874C2 (de) | Formmaschine | |
| JPH01222901A (ja) | 陶器の加圧成形装置 | |
| CN108381753A (zh) | 混凝土预制件的生产方法 | |
| JP2753846B2 (ja) | 柱コンクリート圧入工法 | |
| DE2246445C2 (de) | Einspannvorrichtung für das Formen eines Wärmetauscherelements | |
| DE19642930B4 (de) | Vorrichtung zum Biegen oder Krümmen von Hohlprofilleisten | |
| DE2623551A1 (de) | Verfahren und drehform zur herstellung von betonelementen | |
| EP2636498B1 (de) | Schlicker-Druckgießform, Schlicker-Druckgießanlage und Druckgießverfahren | |
| DE10164466B4 (de) | Hauptrahmen für eine Betongussmaschine | |
| DE1909734A1 (de) | Walzenkaefig zum Umschliessen von Stranggusskoerpern beim Austreten aus der Kokille | |
| CN109252532B (zh) | 一种地下连续墙端头用可伸缩封头箱 | |
| CN208934221U (zh) | 一种免支撑可拆卸钢筋桁架楼承板 | |
| CN220681134U (zh) | 一种装配式建筑用混凝土构件模具 | |
| DE3807263C2 (de) | Verfahren zur schalungsfreien Herstellung der Profilierung einer Vorsatzschale aus haufwerksporigem Beton auf einer Stahlbetontragplatte sowie Vorrichtung zur Druchführung des Verfahrens | |
| CH662522A5 (de) | Formmaschine zum herstellen von gasgehaerteten sandformen und verfahren zum betrieb dieser formmaschine. | |
| KR101721331B1 (ko) | 거푸집 내측면 박리제 도포장치, 및 도포방법 | |
| JP2545640B2 (ja) | コンクリートの横打ち施工法および型枠 | |
| DE2640372C2 (de) | Vorrichtung für die Herstellung vorgefertigter, im Querschnitt etwa plattenförmiger Beton- oder Stahlbetonteile | |
| DE2821383A1 (de) | Stranggiessanlage fuer brammen | |
| CN100445060C (zh) | 预铸中空薄壳柱体的制造方法及其装置 | |
| DE810131C (de) | Verfahren und Vorrichtung zum Ruetteln von Formlingen aus Weichbeton u. dgl. | |
| CN107869153A (zh) | 一种可移动滑模装置 | |
| CN221609484U (zh) | 一种钢结构劲性柱柱底灌浆装置 | |
| JPH05200207A (ja) | フィルタプレスの濾過方法 |