JP2753286B2 - 着座姿勢測定装置 - Google Patents

着座姿勢測定装置

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JP2753286B2
JP2753286B2 JP63297462A JP29746288A JP2753286B2 JP 2753286 B2 JP2753286 B2 JP 2753286B2 JP 63297462 A JP63297462 A JP 63297462A JP 29746288 A JP29746288 A JP 29746288A JP 2753286 B2 JP2753286 B2 JP 2753286B2
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啓史 笠井
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は主に自動車等のシートの座り心地等を評価す
るために該シートへの着座者の着座姿勢を測定する着座
姿勢測定装置に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車等のシートの座り心地等を評価するた
めに、該シートへの着座者の最終着座姿勢を該シート面
の形状変化として検出測定する測定装置が知られてい
る。
その従来の最終着座姿勢の測定装置としては、実開昭
57−105907号公報や実開昭59−77004号公報に示されて
いるものがある。これらの測定装置はいずれも第9図及
び第10図に示した如く歪みゲージを備えた形状センサー
1を用いたもので、その形状センサー1は板厚0.5耗程
度の復元性の良いりん青銅板等の弾性を有する長尺な帯
状基板2の表面及び裏面に多数個ずつの歪みゲージ3を
それぞれ該基板2の長手方向に等間隔を存し配列して粘
着した構成である。そしてその形状センサー1をシート
4のシートバック4a前面のセンターライン上の上端部に
フックの如き適当な固定部材5を介して固定し、そのま
まシートバック4a前面に沿って垂下してシートクッショ
ン4b上面のセンターラインに沿って前端部まで延在する
状態に配設し、この状態で着座者Aをシート4に着座さ
せ、その際の形状センサー1の帯状基板2の変形に伴う
各歪みゲージ3の歪み出力(電気抵抗の変化)を個々に
ホイートストンブリッジ回路によって電圧の変化として
検出し、この個々の電圧変化をマイコンにより演算処理
して、該着座者の最終着座姿勢をシート面の形状変化と
して測定するのである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述した従来の着座姿勢測定装置では、形
状センサー1を測定しようとするシート4に対して支持
するのに、該シート4に直接固定部材5を係止させてい
ることから、その測定対象ごとにスコヤ,金尺,トース
カン等で該固定部材5により支持した形状センサー1の
基準点座標を計測しなければならない面倒があった。ま
た着座者Aの着席に伴いシート4と共に固定部材5が変
形することにより前記形状センサー1の基準点が該セン
サーの長手方向に移動したり、或いは形状センサー1が
左右に傾いたりすることが多いのであるが、それら基準
点の移動量や左右の傾きを検出するものがない。この為
にせっかく固定部材5により支持した形状センサー1の
基準点座標を計測しても、実際の着座姿勢測定時には基
準点座標がずれてしまって、正確な測定値が得られない
問題があった。
本発明は前記事情に鑑みなされ、測定しようとするシ
ートに対し帯状の形状センサーを適確に支持すると共
に、着座者の着席に伴う形状センサーの基準点の移動量
を検出できて、実際の最終着座姿勢を簡便に且つ十分正
確に測定できる着座姿勢測定装置を提供することを目的
とする。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は前記目的を達成する為に、弾性を有する帯状
基板にこの長手方向に配列して多数の歪みゲージを装着
してなる形状センサーをシートと着座者との間に介在
し、その各歪みゲージの歪み出力を検出して演算するこ
とにより着座者の着座姿勢を測定する測定装置におい
て、前記形状センサーの一端部をセンサー支持アームで
もって支持するセンサー支持機構と、着座者の着座時の
形状センサーの基準点の移動量を、前記センサー支持ア
ームの変動から検出する基準点移動量検出手段を設けて
構成したことを特徴とする。
前記センサー支持機構のセンサー支持アームはアーム
取付台に水平な回転軸を介して取付け、且つそのアーム
取付台は垂直軸回りを回転可能な回転台に取付け、前記
基準点移動量検出手段は前記アーム取付台の回転軸と回
転台との回転量から形状センサーの基準点の長手方向移
動量と左右方向の角度を検出する構成とすることが望ま
しい。
前記センサー支持機構は、このセンサー支持アームを
取付けるアーム取付台を、シートをセットできる測定台
上に前後・左右並びに上下移動調整手段を介して取付け
支持し、形状センサーの基準点をシートの任意位置に設
定可能とすることが望ましい。
前記センサー支持機構のセンサー支持アームは形状セ
ンサーに急激な曲げ応力を発生させないようにアールを
形成しておくことが望ましい。
(作用) 前述の如く本発明の着座姿勢測定装置では、センサー
支持機構のセンサー支持アームで形状センサーの一端部
を支持して、該形状センサーを測定対象のシートに適確
に装置できるようになる。そしてその状態で着座者が着
座した時に形状センサーの基準点が移動すること、これ
を支持しているセンサー支持アームの変動から基準点移
動量検出手段でもって該形状センサーの基準点の移動量
を検出でき、実際の最終着座姿勢を簡便に且つ十分正確
に測定できるようになる。
前記センサー支持機構のセンサー支持アームはアーム
取付台に水平な回転軸を介して取付け、且つそのアーム
取付台は垂直軸回りを回転可能な回転台に取付けること
で、そのアーム取付台の回転軸と回転台との回転量から
基準点移動量検出手段により形状センサーの基準点の長
手方向移動量と左右方向の角度を検出できるようにな
る。
前記センサー支持機構は、このセンサー支持アームを
取付けるアーム取付台を、シートをセットできる測定台
上に前後・左右並びに上下移動調整手段を介して取付け
支持することで、形状センサーの基準点をシートの任意
位置に設定することができて、各種シートの測定・比較
が可能となると共に、シートの測定位置の変更が可能と
なる。
前記センサー支持機構のセンサー支持アームにアール
を形成しておくことで、その支持部において形状センサ
ーに急激な曲げ応力が発生せず、その支持部末端まで歪
みゲージを装着して有効に測定可能となる。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1図乃至第 図により説明
する。
先ず、第1図において図中10は測定台で、この測定台
10は被測定用の例えば車両用シート4をこれに着座者A
が着座できるように中央部位に位置決め設置し得る構造
とされている。そしてそのシート4への着座者Aの最終
着座姿勢を測定するものとして、左右一対ずつのバック
側形状センサー11及びクッション側形状センサー12と、
その左右のバック側形状センサー11をシートバック4a前
面部に沿う状態にこの上端側で左右に移動可能に支持す
るバック側センサー支持機構13と、左右のクッション側
形状センサー12をシートクッション4b上面部に沿う状態
にこの前端側で左右移動並びに左右角度調整可能に支持
するクッション側センサー支持機構14とが備えられてい
る。
前記クッション側形状センサー12は、第5図に示す如
くステンレスリボン等の弾性を有する帯状基板12aにこ
の長手方向に配列して多数の歪みゲージ12bを装着して
なるもので、その各歪み12bは各々両端を斜めにカット
した台形状の樹脂製ベース板12cに一体成形されて個々
にユニット化された状態で交互に逆向きにて隙間なく隣
接するように列設されている。その各ユニットのベース
板12cからは側方に向けて一体に端子台12dが突設され、
その端子台12dに歪みゲージ12bと接続したプリント配線
が施され、その先端に出力端子12eが設けられている。
そしてその各出力端子12eにケーブル12fが接続され、こ
のケーブル12fを介して図示しない別置きしたマイコン
等の電気的測定機器のホイーストンブリッジ回路と接続
されるようになっている。また図中12gは樹脂製リボン
からなるカバーである。
なお前記バック側形状センサー11も同様の構成であ
る。
また、前記バック側形状センサー11とクッション側形
状センサー12とは第9図に示した従来の如く1本もので
なく、第1図に示す如く互いに分離独立し、そのバック
側形状センサー11はシートバック4a前面部に沿ってこの
上端部から下端部までの測定有効範囲に亘る十分な長さ
を有し、クッション側形状センサー12はシートクッショ
ン4b上面部に沿ってこの前端部から後端部の測定有効範
囲に亘る十分な長さを有している。
なおそのバック側形状センサー11とクッション側形状
センサー12とを分離独立させた理由は、第9図及び第10
図に示す従来の1本ものの形状センサー1であると、シ
ートバック4a前面部とシートクッション4b上面部とにお
いてそれぞれ測定したい箇所に合せて自由に配置できな
いこと、特に帯状の形状センサー1は途中で左右に屈曲
させられないので、着座者Aの左右の尻部から大腿部の
左右開き角度に沿って斜めに配置できず、その尻部から
左右の大腿部に亘る最も必要とする部分の姿勢形状の測
定ができないこと、また1本ものの形状センサー1では
第10図に示す如くシート4のシートバック4a前面下部と
シートクッション4b上面後部との間に該シートバック4a
及びシートクッション4b並びに人体にも密着しない測定
不能区間Pが生じ、これが有効測定範囲M,Nの測定精度
に悪影響を及ぼしてしまう問題があることから、こうし
た問題を解消すべくバック側形状センサー11とクッショ
ン側形状センサー12とを互いに分離独立させている。こ
れで第8図(a)(b)に示す如く各々自由に配置・角
度を選定して最も必要とする適確な箇所での着座姿勢測
定を可能としている。
ここで、第1図に戻って前記左右一対のバック側形状
センサー11を支持するバック側センサー支持機構13を説
明すると、これは前記測定台10上の後方部に装置された
もので、該測定台10上面に固定された左右一対の前後動
用ガイドレール15と、この左右の前後動用ガイドレール
15上に跨がるようにして前後移動調整可能に摺嵌された
前後スライダー16と、この上面に固定された左右動用ガ
イドレール17と、この左右動用ガイドレール17上に各々
左右移動調整可能に摺嵌された左右一対(片側図示省
略)の左右スライダー18と、このスライダー18からそれ
ぞれ立設された3本ずつのシャフト状の垂直ガイド19
と、これら3本ずつの垂直ガイド19にそれぞれ上下移動
調整可能に摺嵌された左右一対の上下スライダー20と、
これら左右のスライダー20上面部に各々取付けられたア
ーム取付台21と、これら各アーム取付台21に左右に向け
た水平軸22を介して一体に回転可能に軸着された回転体
23と、この各回転体23に基端部を溶接等により固着して
前方に略逆U字に屈曲する状態で突設された硬質帯板状
の左右一対のセンサー支持アーム24とから構成され、こ
の左右のセンサー支持アーム24の先端に前記左右一対の
バック側形状センサー11の上端部が取付けられて、その
左右のバック側形状センサー11がシートバック4a前面部
に沿う状態に支持されるようになっている。
また前記左右一対のクッション側形状センサー12を支
持するクッション側センサー支持機構14は、前記測定台
10上の前方部に装置されたもので、前記と略同様に該測
定台10上面に固定された左右一対の前後動用ガイドレー
ル25と、この左右の前後動用ガイドレール25上に跨がる
ようにして前後移動調整可能に摺嵌された前後スライダ
ー26と、このスライダー26上に各々直接左右移動調整可
能に摺嵌された左右一対の左右スライダー28と、これら
スライダー28からそれぞれ立設された2本ずつのシャフ
ト状の垂直ガイド29と、これら本ずつの垂直ガイド29に
上下移動調整可能に摺嵌された左右一対の上下スライダ
ー30と、これら各スライダー30上面部に各々垂直軸を介
して水平回転可能に取付けられたアーム取付台31と、こ
れらアーム取付台31に左右に向けた水平軸32を介して一
体に回転可能に軸着された回転体33と、これら回転体33
に基端部を溶接等により固着して後方に放物線状に突設
された硬質帯板状の左右一対のセンサー支持アーム34と
から構成され、この左右のセンサー支持アーム34の先端
に前記左右のクッション側形状センサー12の前端部が取
付られて、それらクッション側形状センサー12がシート
クッション4b上面部に沿う状態に支持されるようになっ
ている。
なお、前記前後・左右・上下各スライダー16,26,18,2
8,20,30は各々のガイドに対して任意位置で固定できる
ねじ等の位置決め部材35を有していると共に、その各ス
ライダーが摺嵌して移動するガイド部15,17,25並びに前
後スライダー26には該スライダーの移動量を目盛り表示
する位置スケール36がそれぞれ設けられている。
更に詳述すると、第2図及び第3図は前記バック側セ
ンサー支持機構13の一部拡大図で、3本の垂直ガイド19
に上下移動調整可能に摺嵌した上下スライダー20上面に
アーム取付台21が固定してあり、この上部に左右に向け
水平軸22が回転自在に取付られ、これと一体に回転する
ように立方体状の回転体23が設けられてセンサー支持ア
ーム24が取付けられている。このセンサー支持アーム24
は前下がり傾斜の先端部24aが巾広とされ、これと略同
形大の押え板40を備えた構成で、その巾広先端部24aに
押え板40がそれぞれの四隅部に形成したねじ孔にビス41
をねじ込むことでバック側形状センサー11上端部を挟み
込むかたちで重設されるようになっていると共に、その
巾広な先端部24aの付根部側に止めピン42を有し、この
ピン42に前記バック側形状センサー11の上端孔11aが係
止して抜け止めされるようになっている。なおセンサー
支持アーム24の巾広な先端部24aと押え板40とはそれぞ
れの対向面部に相互に先端側に向けて拡開するアールR
が付けられ、この間に挟持したバック側形状センサー11
の引き込みによる角度変化を少なくして、その取付部末
端の歪みゲージの誤差発生を防止するようにしている。
またそのセンサー支持アーム24を支持する回転体23は
後方に突出した棒状の補助アーム43をばね機構44により
下方に引張ることで常時後方に回転するように付勢され
て、センサー支持アーム24を基準角度に保持するように
なっている。なおそのばね機構44は補助アーム43に1本
のワイヤ45を介して連結したシリンダ46と、このシリン
ダ46に下方から挿入して摺嵌されたピストン状の螺子杆
47と、この螺子杆47を常時引き込むように付勢する圧縮
コイルばね48とからなり、その螺子杆47を前記上下スラ
イダー20から突設したブラケット49の孔に通して引張り
力調整ナット50により止め付けることで、前記補助アー
ム43を常時下方に引張るようになっている。
また前記センサー支持アーム24で支持したバック側形
状センサー11の着座時の引張り力による基準点移動量を
検出する手段として、前記回転体23の軸22の一端にこれ
と一体に回転するアーム角度検出用のポテンショメータ
ー51が設けられ、これでセンサー支持アーム24がバック
側形状センサー11に引張られて基準角度より下降した量
(該形状センサー11の基準点移動量)が検出できるよう
になっている。
第4図は前記クッション側センサー支持機構14の一部
拡大図で、2本の垂直ガイド29に上下移動調整可能に摺
嵌した上下スライダー30上面にアーム取付台31が垂直軸
59を介して水平回転可能に取付けられている。このアー
ム取付台31の上部に左右に向け水平軸32が回転自在に取
付られ、これと一体に回転するように円筒状の回転体33
が設けられてセンサー支持アーム34が取付けられてい
る。このセンサー支持アーム34は前記同様に先端部34a
が巾広とされ、これと略同形大の押え板60を備えた構成
で、その巾広先端部34aに押え板60がそれぞれの四隅部
に形成したねじ孔にビス61をねじ込むことでクッション
側形状センサー12前端部を挟み込むかたちで重設される
ようになっていると共に、その巾広な先端部34aの付根
部側に止めピン62を有し、このピン62に前記形状センサ
ー12の上端孔12aが係止して抜け止めされるようになっ
ている。なおセンサー支持アーム24の巾広な先端部24a
と対面する押え板60には先端側に向けて上側にカーブす
るアールRが付けられている。この詳細は第6図に示す
通りである。これにて第7図に示す如くセンサー支持ア
ーム24の巾広先端部24aと押え板60との間に挟持したク
ッション側形状センサー12が着座者Aの着座に伴い後方
に引き込まれて、該センサー支持アーム34がシートクッ
ション4bに喰込む如く下方に回動しても、押え板60にア
ールRがあることからクッション側形状センサー12の角
度変化が少なく、急激な曲げ応力を発生せず、その取付
部末端の歪みゲージ12bの誤差発生を防止するようにな
っている。
また第4図に示す如く前記センサー支持アーム34を支
持する回転体33はこの軸32の一端部にこれと一体に回転
する状態に設けたワイヤーリール63を介してばね機構64
により常時前方に回転するように付勢されて、センサー
支持アーム34を基準角度に保持するようになっている。
なおそのばね機構64はワイヤーリール63に巻付けた1本
のワイヤ65を介して連結した螺子杆66と、この螺子杆66
をアーム取付台31から突設したブラケット67に対して常
時下方に押し下げるばね68及び引張り力調整ナット69と
で構成されている。
また前記センサー支持アーム34で支持した形状センサ
ー12の着座時の引張り力による基準点移動量を検出する
手段として、前記回転体33の軸32の一端にこれと一体に
回転するアーム角度検出用のポテンショメーター71が設
けられ、これでセンサー支持アーム34がクッション側形
状センサー12に引張られて基準角度より下降した量(該
形状センサー12の基準点移動量)が検出できるようにな
っている。
更に前記センサー支持アーム34で支持したクッション
形状センサー12の着座時の左右方向の角度を検出する手
段として、前記アーム取付台31の下部に一体に垂直軸59
を中心にして水平回転する回転台72が設けられ、この回
転台72の一端側が尖っており、その先に前記上下スライ
ダー30上に固定して左右角度目盛り73を表示した角度計
測板74が設けられて、アーム取付台31の左右への回転角
度を検出表示できるようになっている。
なお、前記垂直ガイド29はそれぞれ上端にジョイント
用ねじ孔29aを有し、トラック用等の座高の高いシート
の場合には図示想像線で示す如く補助ガイド29′を継足
して延長し、上下スライダー30の上下移動範囲を高くで
きるようになっている。またその各垂直ガイド29には上
下スライダー30を常時押上げ付勢するコイルばね75がそ
れぞれ設けられていると共に、その押上げ力を調整する
固定ねじ76a付きばね受け76が設けられている。
また、第2図及び第4図に示す如く前記バック側及び
クッション側センサー支持機構13,14の上下スライダー2
0,30の一端部にはそれぞれセンサーソケット77,78が取
付けられ、これに前記各形状センサー11,12の各歪みセ
ンサーの出力端子12eから導出したケーブル12fの先端コ
ネクタ(図示せず)を接続でき、更にそのセンサーソケ
ット77,78からケーブル79,80が下側に導出されて別置き
したマイコン等の電気的測定機器のホイーストンブリッ
ジ回路と接続されるようになっている。
而して、前述した構成の着座姿勢測定装置の使用方法
を述べると、先ず第1図に示す如く、測定台10上中央所
定位置に被測定用のシート4を設置保持する。この状態
でバック側センサー支持機構13の前後スライダー16を前
方に移動調整してシートバック4a背面に近付けると共
に、左右一対の上下スライダ20を上下に移動調整して、
左右のアーム取付台21に取付けられている左右のセンサ
ー支持アーム24がシートバック4aの上端部に背面側から
前面側に跨がって乗り掛かるようにし、更に左右スライ
ダー18を左右に各々移動調整する。これで左右のセンサ
ー支持アーム24に上端部を保持させた左右一対のバック
側形状センサー11が第1図及び第8図(a)に示す如く
シートバック4a前面に沿ってこのセンターラインSより
互いに左右に少しずれた位置に垂下して配置するように
なす。
一方、クッション側センサー支持機構14の前後スライ
ダー26を後方に移動調整してシートクッション4b前端に
近付けると共に、左右一対の上下スライダ30を上下に移
動調整して、左右のアーム取付台31に取付けられている
左右のセンサー支持アーム34が該シートクッション4bの
上面前端部に乗り掛かるようにし、更に左右のスライダ
ー28を各々左右に移動調整すると共に、左右のアーム取
付台31を回動調整する。これで左右のセンサー支持アー
ム34に前端部を保持させた左右一対のクッション側形状
センサー12が、第1図及び第8図(b)に示す如くシー
トクッション4b上面に沿ってこのセンターラインSより
互いに左右にずれた位置で、しかもに互いにハの字状と
なるように、左側のものは右向きに、右側のものは左向
きに斜めに配置するようになす。
こうしてセットした後、シート4に着座者Aを座らせ
て最終着座姿勢の測定を行なう。この際、シートバック
4a前面に配する左右のバック側形状センサー11はセンタ
ーラインSより少し左右にずれて配置されているので、
着座者Aの背部の背骨の両側寄り部分に当接して押され
シートバック4a前面と共に変形し、これに応じた歪み出
力が歪みゲージから出力されて、該着座者Aの背部の最
も適切な背骨両側寄り部分の姿勢を測定する。一方シー
トクッション4b上面部の左右のクッション側形状センサ
ー12はセンターラインSより左右にずれた位置で、しか
も互いにハの字状に斜めに配置するので、該着座者Aの
左右の尻部から左右の大腿部の真下に当接して押されシ
ートクッション4b上面と共に変形し、これに応じた歪み
出力が歪みセンサーから出力されて、該着座者Aの左右
の尻部から左右の大腿部の姿勢を測定する。
以上でシート4に対する着座者Aの真の最終着座姿勢
を測定できるようになる。この測定の際に、シートバッ
ク側のセンサー支持アーム24がバック側形状センサー11
に引張られて基準角度より下降した量(該形状センサー
11の基準点移動量)がアーム角度検出用のポテンショメ
ーター51でもって検出でき、同様にシートクッション側
のセンサー支持アーム34がクッション側形状センサー12
に引張られて基準角度より下降した量(該形状センサー
12の基準点移動量)がアーム角度検出用のポテンショメ
ーター71で検出でき、しかもそのセンサー支持アーム34
で支持したクッション側形状センサー12の左右方向の角
度を、アーム取付台31下部の回転台72の回転により角度
計測板74の左右角度目盛り73で検出表示できる。これに
てシート4の左右のバック側形状センサー11と左右のク
ッション側形状センサー12で実際に測定した箇所が明確
にできて、いちいち基準点座標を計測しなくとも正確な
最終着座姿勢の測定が簡便に行ない得るようになる。
また前記センサー支持機構13,14のセンサー支持アー
ム24,34を取付けるアーム取付台21,31を、シート4をセ
ットできる測定台10上に前後・左右並びに上下移動調整
手段を介して取付け支持しているので、バック側及びク
ッション側各形状センサー11,12の基準点をシートの任
意位置に設定することができて、各種シートの測定・比
較が可能となると共に、シートの測定位置の変更が可能
となる。
更にセンサー支持アーム24,34にアールRを形成して
いるので、その支持部において各形状センサー11,12に
急激な曲げ応力が発生せず、その支持部末端まで歪みゲ
ージを装着して有効に測定可能となる。
なおまた、バック側形状センサー11とクッション側形
状センサー12とが互いに分離独立して配しているので、
従来の如くシートバック4a下部とシートクッション4b後
部との間の測定不能区間に形状センサーが上下に連続し
て拘束される状態に存在しないので、バック側形状セン
サー11とクッション側形状センサー12との有効測定範囲
の測定精度に悪影響をもたらすことがなくなり、より一
層正確な着座姿勢の測定ができるようになる。
本発明は前記実施例のみに限定されることなく、例え
ばバック側及びクッション側センサー支持機構13,14の
アーム取付台21,31を1台ずつとして、シートバック4a
前面とシートクッション4b上面とにバック側形状センサ
ー11とクッション側形状センサー12とを1本ずつ配置支
持して、着座者Aの最終着座姿勢を左右片側ずつ測定す
るようにしても可である。
〔発明の効果〕
本発明は前述の如く構成したから、測定しようとする
シートに対し帯状の形状センサーを適確に支持すると共
に、着座者の着席に伴う形状センサーの基準点の移動量
を検出できて、実際の最終着座姿勢を簡便に且つ十分正
確に測定できる非常に簡便且つ高性能な着座姿勢測定装
置が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の測定装置の一実施例を示す斜視図、第
2図は第1図中のバック側センサー支持機構の一部の詳
細図、第3図は同一部分の断面図、第4図は第1図中の
クッション側センサー支持機構の一部の詳細図、第5図
はクッション側センサー支持機構のセンサー支持アーム
と形状センサーの平面図、第6図は同側面図、第7図は
シートクッション上に形状センサーをセットして着座し
た状態の側面図、第8図(a)(b)はシートバックと
シートクッションに対する形状センサーの配置図、第9
図は従来例を示す斜視図、第10図は同従来例の側面図で
ある。 A…着座者、4…シート、4a…シートバック、4b…シー
トクッション、10…測定台、11,12…形状センサー、13
…バック側センサー支持機構、14…クッション側センサ
ー支持機構、15〜19,25〜29…前後・左右並びに上下移
動調整手段、21,31…アーム取付け台、22,32…回転軸、
24,34…センサー支持アーム、51,71,74…基準点移動量
検出手段(51,71…ポテンショメーター、74…角度計測
板)、59…垂直軸、72…回転台、R…アール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 陸征 東京都調布市調布ケ丘3丁目5番地1 株式会社共和電業内 (56)参考文献 特開 昭61−113527(JP,A) 特開 昭55−12439(JP,A) 実開 昭59−77004(JP,U) 実開 昭57−105907(JP,U)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性を有する帯状基板にこの長手方向に配
    列して多数の歪みゲージを装着してなる形状センサーを
    シートと着座者との間に介在し、その各歪みゲージの歪
    み出力を検出して演算することにより着座者の着座姿勢
    を測定する測定装置において、前記形状センサーの一端
    部をセンサ支持アームでもって支持するセンサー支持機
    構と、着座者の着座時の形状センサーの基準点の移動量
    を、前記センサー支持アームの変動から検出する基準点
    移動量検出手段を設けて構成したことを特徴とする着座
    姿勢測定装置。
  2. 【請求項2】センサー支持機構のセンサー支持アームは
    アーム取付台に水平な回転軸を介して取付け、且つその
    アーム取付台は垂直軸回りを回転可能な回転台に取付
    け、基準点移動量検出手段は前記アーム取付台の回転軸
    と回転台との回転量から形状センサーの基準点の長手方
    向移動量と左右方向の角度を検出する構成とされている
    ことを特徴とする請求項1記載の着座姿勢測定装置。
  3. 【請求項3】センサー支持機構は、このセンサー支持ア
    ームを取付けるアーム取付台を、シートをセットできる
    測定台上に前後・左右並びに上下移動調整手段を介して
    取付け支持し、形状センサーの基準点をシートの任意位
    置に設定可能としたことを特徴とする請求項2記載の着
    座姿勢測定装置。
  4. 【請求項4】センサー支持機構のセンサー支持アームは
    形状センサーに急激な曲げ応力を発生させないようにア
    ールが形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    着座姿勢測定装置。
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