JP2753210B2 - 高圧線の検電装置 - Google Patents

高圧線の検電装置

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JP2753210B2 JP30786895A JP30786895A JP2753210B2 JP 2753210 B2 JP2753210 B2 JP 2753210B2 JP 30786895 A JP30786895 A JP 30786895A JP 30786895 A JP30786895 A JP 30786895A JP 2753210 B2 JP2753210 B2 JP 2753210B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧線の検電装置
に係り、特に、架空送電線が課電されているか否かの判
別を容易にする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、架空送電線等の高圧線が課電さ
れているか否かの判別を行なうために使用される検電装
置の構造例を示している。該検電装置は、操作棒1の先
端に、検電器2と、架空送電線等の高圧線の検電箇所に
接触させるための接触電極3とを設けておくとともに、
検電器2及び接触電極3に対して電気絶縁距離を確保す
るための絶縁部4と、操作を行なうための把持部5とを
有し、接触電極3を検電箇所に接触させる操作により、
検電器2と接地部との間の静電容量等に基づく分圧によ
り検電器2を作動させ、検電器2のネオンランプ等の検
出表示部6を点灯させるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような検
電装置であると、検電器2の検出表示部6が操作棒1の
先端付近に位置しているため、超高圧架空送電線等にあ
っては、検出表示部6までの距離が大きくなって見えに
くくなるとともに、検電作業環境が明るい場合には、周
囲の光線の影響を受けて表示確認性が低下し易くなる。
また、検出表示部6を大型化して見易くしようとする
と、重量増加に基づいて作業性が損なわれる。
【0004】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成するものである。 操作者の見易い任意位置で課電の有無を確認するこ
と。 課電の有無の判別精度を高めること。 検電箇所の選択性を高めること。 検電箇所への接続性を高めること。
【0005】
【課題を解決するための手段】架空送電線等の高圧線が
課電されているか否かを遠隔位置において判別する検電
装置であって、支持構造物に配した軌道に走行可能に配
される走行部と、該走行部に搭載される絶縁アームと、
該絶縁アームの先端に具備され高圧線の検電箇所に対す
る電極部の接触時に課電状態を検出する検電部と、該検
電部の表示を遠隔位置に電気的に絶縁状態で伝送する情
報伝送手段とにより構成されてなるものである。走行部
には、検電箇所に対する電極部の接触状態を監視するた
めに、テレビカメラ等の撮像手段が具備される。走行部
と絶縁アームとの間には、検電箇所に対する電極部の接
触位置を調整するための位置決め手段が設けられ、該位
置決め手段は、絶縁アームの向きを設定する回転部を有
している。電極部は、例えば2点間に付与される電位差
を検出するものとされ、検電箇所への接触の有無を検出
するために、接触部分に例えば感圧センサが設けられ、
検電部において電気信号が光信号に変換されて、情報伝
送手段により遠隔位置に伝送される。情報伝送手段とし
ては光ファイバが用いられ、光ファイバの伝送路の途中
に、光ファイバの長さの調整を行なうための光ロータリ
ーコネクタが配される。他の情報伝送手段として、検電
部の近傍位置に配される送信機と、該送信機から出力さ
れる無線信号を受信するための走行部の位置または検電
部の遠隔位置に配される受信機とから構成されるものが
採用される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る検電装置の一
実施形態について、図1ないし図5に基づいて説明す
る。各図にあって、符号Tは支持構造物(鉄塔)、Sは
架空送電線等の高圧線を支持する絶縁碍子、Rは軌道
(レール)、Gは接地部、Eは検電箇所、10は検電装
置である。
【0007】該検電装置10は、支持構造物Tを構成す
る鉄骨材等の構成材に沿って水平及び上下方向等に配さ
れた軌道R上を水平及び上下方向等に走行可能の走行部
11と、該走行部11に搭載される絶縁アーム12と、
該絶縁アーム12の先端に具備され高圧線の検電箇所E
に接触させられる電極部13と、電極部13に接続状態
に絶縁アーム12に支持され検電箇所Eへの接触時に課
電状態を検出するための検電部14と、該検電部14に
接続され課電状態の表示を地上や監視室等の遠隔位置に
電気的に絶縁状態で伝送する情報伝送手段15とからな
る構成を有している。
【0008】前記走行部11は、軌道R上を転動走行す
るローラ等や、ローラ等を回転駆動する電動モータ等を
保持する台車を有するとともに、絶縁アーム12の向き
を設定する位置決め手段16と、絶縁アーム12に具備
した撮像手段17と、走行位置を検出するためのリミッ
トスイッチ等の位置センサとを搭載している。そして、
走行部11の駆動源への電源供給は、給電ケーブルを経
由する外部電源や、予め搭載しておいたバッテリー電源
等によって行なわれる。
【0009】前記絶縁アーム12は、例えば合成樹脂製
棒や積層絶縁材の棒体からなり、その基部が位置決め手
段16に支持されて検電箇所Eに対して電極部13を接
触させた状態、または電極部13を退避させた状態の選
択がなされる。
【0010】前記電極部13は、図1に示すように、一
つの絶縁碍子Sの両端に対して並列に電気的に接触さ
れ、絶縁碍子Sに付与される電位差(分圧)を取り出し
て、検電部14に伝送するものとされる。
【0011】前記検電部14としては、電位差の付与に
よって無電源で点灯するネオンランプや、電位差の検出
手段に接続されて小型バッテリーで作動する発光素子等
が用いられる。
【0012】前記情報伝送手段15は、例えば検電部1
4と絶縁アーム12の基部との間を、電気的に絶縁状態
を保持しながら検電信号を伝送するものとして、非導電
体からなる光ファイバが適用され、光ファイバの伝送路
の途中に、図4及び図5に示す光ロータリーコネクタ1
8が設けられる。
【0013】前記位置決め手段16は、走行部11に搭
載された非回転状態の支持部16aと、該支持部16a
に縦回転可能状態に係合されるとともに絶縁アーム12
の基部が取り付けられた回転部16bと、該回転部16
bに係合され鉛直方向に対する起伏角度を設定する起伏
部16cとからなるとともに、これら支持部16a,回
転部16b及び起伏部16cの間に、回転部16b及び
起伏部16cを回転駆動しかつ任意回転位置で停止状態
を保持する電動モータ及び減速機構等が具備される。
【0014】前記撮像手段17は、工業用テレビカメラ
やビデオカメラ等からなり、図1及び図2に示すよう
に、走行部11の近傍位置である絶縁アーム12の基部
に、電極部13及び検電部14に向けた状態に配され、
検電箇所Eの近傍を必要絶縁距離分離間した位置で撮影
して映像化する望遠レンズ等を有しているとともに、映
像情報を地上等の遠隔位置に伝送する伝送ケーブル等の
伝送手段に接続される。
【0015】前記光ロータリーコネクタ18は、光ファ
イバ15の繰り出しを行なう機能を有するものであり、
一対をなす固定部18aと、該固定部18aに対して回
転可能に支持され巻回状態の光ファイバ15の繰り出し
及び巻き取りが行なわれる一対のリール部18bとから
なる。そして、該光ロータリーコネクタ18は、固定部
18aが例えば支持構造物Tの一部等に支持状態に配さ
れ、リール部18bの回転にともなって、図5に矢印で
示すように光ファイバ15の出し入れを行なうことによ
り、長さの変動分を吸収し得るようになっている。
【0016】このように構成されている検電装置では、
架空送電線等の高圧線が課電されていると、複数の絶縁
碍子Sの静電容量に基づく分圧分の電位差が一つの絶縁
碍子Sに付与されるため、図1に示すように、一つの絶
縁碍子Sの両端を検電箇所Eとして、軌道Rに沿って走
行部11を所望位置まで走行させ、位置決め手段16を
作動させて、その回転部16b及び起伏部16cの回転
位置を調整するとともに、撮像手段17を作動させて電
極部13の位置および検電箇所Eへの接触状況を確認す
る。そして絶縁アーム12の先端の電極部13が検電箇
所Eに接触すると、一つの絶縁碍子Sの電位差が検電部
14に印加され、検電部14が作動状態となる。
【0017】検電部14が電位差を検出して、点灯表示
状態となると、該点灯表示状態が情報伝送手段15によ
り所望位置の地上等の遠隔位置まで伝送されて、遠隔位
置において点灯表示がなされる。つまり、地上等の遠隔
位置まで、情報伝送手段15により光情報(光信号)の
まま伝送して、遠隔位置において光の強弱に基づいて検
電箇所Eが課電状態であるか否かを監視することや、情
報伝送手段15に光電変換手段を接続しておいて電気信
号化し、適宜ディスプレー装置に表示させること等によ
って、検電箇所Eの課電状態の判別を行なう。
【0018】例えば、検電箇所Eへの電極部13の接触
の前後における信号レベルの比較等によって、検電箇所
Eが課電状態であるか否かの判別がなされる。
【0019】次いで、本発明に係る検電装置の他の実施
形態について、図6に基づいて説明する。図6例では、
情報伝送手段15として無線が用いられ、検電部14と
絶縁アーム12の基部との間は、検電信号を伝送するも
のとして光ファイバ15aが用いられるが、走行部11
には、地上の操作部との間で、光ファイバ15aの検電
信号,撮像手段17の画像信号を無線信号化して送信す
るとともに、操作部からの制御信号を受信し、走行部1
1や位置決め手段16に伝送して制御を行なうための無
線送受信機15bが搭載される。なお、他の箇所につい
ては、図1ないし図5例に準じるものである。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る高圧線の検電装置は、支持
構造物に配した軌道に走行可能に配される走行部と、走
行部に搭載される絶縁アームと、絶縁アームに具備され
課電状態を検出する検電部と、検電情報を電気的に絶縁
状態で伝送する情報伝送手段とを有する構成であるか
ら、以下のような効果を奏する。 (1) 課電箇所の遠隔位置まで検電情報を伝送して、
任意位置で課電の有無を確認することができる。 (2) 所望の検電箇所について、周囲の環境の影響を
受けることなく、課電の有無を高い精度で判別すること
ができる。 (3) 走行部及び絶縁アームで支持した電極部の接触
位置を制御及び調整することにより、容易に所望箇所に
電気的接触させることができ、検電箇所の選択性を高め
ることができる。 (4) 支持構造物の軌道に走行部や撮像手段を配する
ことにより、遠隔操縦性を高め、課電部から隔離した状
態で検電作業を実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る検電装置の一実施形態を示す正面
図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】本発明に係る検電装置を走行移動させる軌道の
支持構造物への配設状態の例を示す正面図である。
【図4】図1の情報伝送手段に具備される光ロータリー
コネクタの例を示す一部を切欠した状態の正面図であ
る。
【図5】図4の平面図である。
【図6】本発明に係る検電装置の他の実施形態を示す正
面図である。
【図7】従来の検電装置例を示す正面図である。
【符号の説明】
T 支持構造物(鉄塔) S 絶縁碍子 R 軌道(レール) G 接地部 E 検電箇所 10 検電装置 11 走行部 12 絶縁アーム 13 電極部 14 検電部 15 情報伝送手段(光ファイバ) 15a 光ファイバ 15b 無線送受信機 16 位置決め手段 16a 支持部 16b 回転部 16c 起伏部 17 撮像手段 18 光ロータリーコネクタ 18a 固定部 18b リール部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−295215(JP,A) 特開 昭62−18904(JP,A) 特開 平6−148254(JP,A) 特開 平6−109555(JP,A) 実開 昭58−65577(JP,U)

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架空送電線等の高圧線が課電されている
    か否かを遠隔位置において判別する検電装置であって、
    支持構造物(T)に配した軌道(R)に走行可能に配さ
    れる走行部(11)と、該走行部に搭載される絶縁アー
    ム(12)と、該絶縁アームの先端に具備され高圧線の
    検電箇所(E)に対する電極部(13)の接触時に課電
    状態を検出する検電部(14)と、該検電部の表示を遠
    隔位置に電気的に絶縁状態で伝送する情報伝送手段(1
    5)とからなることを特徴とする高圧線の検電装置。
  2. 【請求項2】 走行部(11)に、検電箇所(E)に対
    する電極部(13)の接触状態を監視する撮像手段(1
    7)が具備されたことを特徴とする請求項1記載の高圧
    線の検電装置。
  3. 【請求項3】 走行部(11)と絶縁アーム(12)と
    の間に、検電箇所(E)に対する電極部(13)の接触
    位置を調整する位置決め手段(16)が設けられたこと
    を特徴とする請求項1または2記載の高圧線の検電装
    置。
  4. 【請求項4】 情報伝送手段(15)として、光ファイ
    バを用いたことを特徴とする請求項1、2または3記載
    の高圧線の検電装置。
  5. 【請求項5】 情報伝送手段(15)として無線を用い
    たことを特徴とする請求項1、2または3記載の高圧線
    の検電装置。
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