JP2753199B2 - 缶圧縮機 - Google Patents

缶圧縮機

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JP2753199B2
JP2753199B2 JP6137196A JP13719694A JP2753199B2 JP 2753199 B2 JP2753199 B2 JP 2753199B2 JP 6137196 A JP6137196 A JP 6137196A JP 13719694 A JP13719694 A JP 13719694A JP 2753199 B2 JP2753199 B2 JP 2753199B2
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sealing
small
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信行 藤田
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RIZUMU TOKEI KOGYO KK
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RIZUMU TOKEI KOGYO KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/32Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars
    • B30B9/321Presses specially adapted for particular purposes for consolidating scrap metal or for compacting used cars for consolidating empty containers, e.g. cans

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Refuse Collection And Transfer (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、180ないし500c
cの空き缶を、吸引による負圧で、或いは空気圧等の流
体圧により押し潰す缶圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空き缶を処分する場合に、これら
を単に集積するだけでは嵩ばるので、例えば内容積が1
80ないし500cc程度の空き缶を処分するのに空き
缶を押し潰す缶圧縮機が用いられている。
【0003】従来の缶圧縮機としては、例えば図13や
図14に示すものが知られている。図13に示す缶圧縮
機51は、動力源としてモータ53を用い、このモータ
動力をベルト55を介して、フレームケース57内に設
けられたプレス機構59のボールネジ61に伝達し、ボ
ールネジ61の回転によりフレームケース57内のスペ
ースを狭め、フレームケース57内に挿入された空き缶
50を押し潰す構造を備えている。
【0004】図14に示す缶圧縮機63は、動力源とし
て油圧又は空気圧のシリンダー65を用い、このシリン
ダー65のロッド67を伸長することにより、フレーム
ケース57内のプレス機構59を駆動し、プレス機構5
9によりフレームケース57内のスペースを狭めてフレ
ームケース57内に挿入された空き缶50を押し潰す構
造を備えている。
【0005】また、各種の動力をクランクを有するプレ
ス機構に伝達し、このプレス機構により空き缶を押し潰
す等、各種の缶圧縮機が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したような従来の
缶圧縮機においては、各種の動力を各種のプレス機構に
伝達し、このプレス機構により空き缶を押し潰す構造で
あるため、装置が複雑となり、その結果、装置自体が大
形化する問題があった。
【0007】そこで、本発明は、確実に空き缶を潰すこ
とができ、装置の小形化及び簡素化を図ることの可能な
缶圧縮機を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、空き缶を潰す
缶圧縮機において、飲み口の部分を有する前端面部を下
向きとした空き缶を設置するベース部材と、前記ベース
部材に配設され、前記空き缶の前記前端面部から突出す
る突出円周部の先端部をシールする、1つ又は複数のシ
ール部材と、前記空き缶の前記前端面部に向き合うとと
もに、前記シール部材及び前記ベース部材の底面に設け
られて、前記空き缶内の空気を排出する排出口と、を備
えた缶圧縮機である。
【0009】また、本発明は、空き缶を潰す缶圧縮機に
おいて、飲み口の部分を有する前端面部を下向きとした
空き缶を内部に設置する密閉容器と、前記密閉容器の底
面に配設され、前記空き缶の前記前端面部から突出する
突出円周部の先端部をシールする、1つ又は複数のシー
ル部材と、前記空き缶の前記前端面部に向き合うととも
に、前記シール部材及び前記密閉容器の底面に設けられ
て、前記空き缶内の空気を排出する排出口と、前記密閉
容器に設けられ、密閉容器内に圧縮流体を供給する供給
口と、を備えた缶圧縮機である。
【0010】また、本発明は、空き缶を潰す缶圧縮機に
おいて、飲み口の部分を有する前端面部を下向きとした
小形及び大形の空き缶のいずれかを設置するベース部材
と、前記ベース部材に配設され、前記空き缶のうち小形
の空き缶を設置した場合に該小形の空き缶の前記前端面
部から突出する突出円周部の先端部をシールする第1シ
ール部材と、前記第1シール部材の上に配設され、前記
小形の空き缶を設置した場合は該小形の空き缶の前記突
出円周部の外周部を、また、前記大形の空き缶を設置し
た場合は該大形の空き缶の突出円周部の先端部を、シー
ルする第2シール部材と、前記第2シール部材の上に配
設され、前記大形の空き缶を設置した場合に該大形の空
き缶の前記突出円周部の外周部をシールする第3シール
部材と、前記空き缶の前記前端面部に向き合うととも
に、前記各シール部材及び、前記ベース部材の底面に設
けられて、前記空き缶内の空気を排出する排出口と、を
備えた缶圧縮機である。
【0011】また、本発明は、空き缶を潰す缶圧縮機に
おいて、飲み口の部分を有する前端面部を下向きとした
小形及び大形の空き缶のいずれかを内部に設置する密閉
容器と、前記密閉容器の底面に配設され、前記空き缶の
うち小形の空き缶を設置した場合に該小形の空き缶の前
記前端面部から突出する突出円周部の先端部をシールす
る第1シール部材と、前記第1シール部材の上に配設さ
れ、前記小形の空き缶を設置した場合は該小形の空き缶
の前記突出円周部の外周部を、また、前記大形の空き缶
を設置した場合は該大形の空き缶の突出円周部の先端部
を、シールする第2シール部材と、前記第2シール部材
の上に配設され、前記大形の空き缶を設置した場合に該
大形の空き缶の前記突出円周部の外周部をシールする第
3シール部材と、前記空き缶の前記前端面部に向き合う
とともに、前記各シール部材及び、前記密閉容器の底面
に設けられて、前記空き缶内の空気を排出する排出口
と、前記密閉容器に設けられ、密閉容器内に圧縮流体を
供給する供給口と、を備えた缶圧縮機である。
【0012】前記缶圧縮機において、好ましくは、前記
密閉容器が、互いに着脱可能に結合されるベース部材と
密閉部材とにより形成されるとよい。
【0013】また、好ましくは、前記密閉容器のベース
部材と密閉部材とを結合する結合構造が、外方に向けて
突設された複数の係合ピンと、前記係合ピンに係合する
切欠部とからなる缶圧縮機である。
【0014】
【作用】本発明は、基本的には、空き缶を設置するベー
ス部材又は密閉容器と、1つ又は複数のシール部材と、
空き缶内の空気を排出する排出口と、を備えたもので、
この排出口に、吸引装置のパイプを取付けて該ポンプを
駆動すると、空き缶内は負圧になり、その負圧が所定値
に達すると、缶周面に作用する大気圧により空き缶は潰
される。
【0015】また、必要により、前記密閉容器に設けら
れ、密閉容器内に圧縮流体を供給する供給口を備えた場
合は、供給口から圧縮流体を供給すると、缶周面に作用
する圧縮流体により空き缶は潰される。
【0016】前記構成のうち請求項4ないし8に記載さ
れた好ましい態様のものによれば、空き缶を潰すには、
密閉容器の密閉部材をベース部材の切欠部から外し、空
き缶のプルタブを開けた前端面部を、下方に向けてシー
ル部材によりシールさせる。
【0017】空き缶が180cc等の小形のものであれ
ば、空き缶の前記突出円周部の先端部は第1シール部材
と当接してシールされ、その突出円周部の外周部は第2
シール部材によりシールされる。
【0018】また、空き缶が500cc等の大形のもの
であれば、空き缶の前記突出円周部の先端部は第2シー
ル部材と当接してシールされ、その突出円周部の外周部
は第3シール部材によりシールされる。
【0019】この状態で、請求項1の場合、前記空き缶
内の空気を排出する排出口に、吸引装置のパイプを取付
けて該ポンプを駆動すると、空き缶内は負圧になり、そ
の負圧が所定値に達すると、缶周面に作用する大気圧に
より空き缶は潰される。
【0020】他方、請求項2の場合は、缶をセットした
後、密閉部材の圧縮流体の供給口に、圧縮流体供給装置
のパイプを取付けて該圧縮流体供給装置を駆動すると、
ベース部材と密閉部材との内部の密閉空間が圧縮流体に
より満たされて、空き缶の外周面には圧縮流体の圧力が
作用する。
【0021】一方、空き缶内は排出口及びプルタブの穴
により大気圧に保たれているため、密閉容器内の圧縮流
体の圧力が所定値に達すると、圧縮流体と大気圧の圧力
差により空き缶は潰される。空き缶内の空気は、プルタ
ブの穴から排出されるとともに、排出口を通じて外部に
排出される。
【0022】
【実施例】以下に、本発明を図示の一実施例に基いて説
明する。尚、一般に多く出回っている飲料用缶が180
ないし500ccのものであって、これらのうち、図1
1に示す180ないし250ccのもの(以下、小形の
空き缶3ともいう。)は、前端面部3aにプルタブ3b
が設けられ、各缶はこの前端面部3aから突出する突出
円周部3cの直径が略同一であり、また、300ないし
500ccのもの(以下、大形の空き缶5ともいう。)
も前記小形の空き缶3よりも若干大きい前端面部5aと
突出円周部5cを備えるとともに、その前端面部5aの
直径が各々略同一である点に鑑み、本実施例では、潰す
空き缶として、これら180ないし500ccの範囲内
で小形の空き缶3と大形の空き缶5の2種類のものを例
に採って説明する。図12において、5bは大形の空き
缶5のプルタブである。また、図11及び図12の空き
缶3,5において、突出円周部3c,5cの上端を先端
部3d,5d、突出円周部3c,5cの外側の周面を外
周部3e,5e、突出円周部3c,5cの内側の周面を
内周部3f,5fと称して説明する。
【0023】図1において、本実施例の缶圧縮機1は、
内部に小形及び大形の空き缶3,5を択一的に設置する
密閉容器7と、空き缶3,5の前端面部3a,5aから
突出する突出円周部3c,5cをシールする第1ないし
第3のシール部材43,45,47を備えている。
【0024】前記密閉容器7は、ベース部材9と、この
ベース部材9内の上部に結合される密閉部材11とを備
え、これらを結合する結合構造17が設けられている。
【0025】また、ベース部材9と密閉部材11は、ベ
ース部材9の上部に密閉部材11が結合された際に、少
なくとも500cc程度の大形の空き缶5を立てて収納
できるように、大形の空き缶5の缶径よりも大きい内径
となるように形成されている。
【0026】前記ベース部材9は、図2及び図3に示す
ように、底面を有する円筒形に形成されるとともに上端
が開口している。
【0027】前記密閉部材11は、図4に示すように、
円筒状に形成された円筒部材13と、この円筒部材13
の上端開口部に溶接等により一体的に固着された円板部
材15とにより形成され、円筒部材13の下端の開口部
の周面には4個の係合ピン19が突設されており、これ
らの係合ピン19と後述するベース部材9の切欠部23
とから前記結合構造17が構成されている。
【0028】更に詳述すると、前記ベース部材9は、そ
の底面の中央部には、空き缶3,5の内部空気を排出す
る排出口29が設けられており、この排出口29には、
吸引装置を使用する場合、パイプ(図示を省略)を取付
ける。
【0029】また、ベース部材9の側壁には圧縮空気、
圧縮液体等の圧縮流体を供給する場合に使用される供給
口31が設けられており、そして、圧縮流体を用いると
きは、図示しないパイプを通じて圧縮流体供給装置に連
結され、2ないし3Kgの圧力の圧縮流体の供給が行わ
れる。以下、本実施例では、圧縮流体に圧縮空気を用い
て説明する。尚、33は段部、35は密閉部材11の先
端面が当接する当接面である。
【0030】前記ベース部材9と密閉部材11とを互い
に結合する結合構造17は、この実施例では4つの係合
ピン19と、これに係合される切欠部23とにより構成
されている。
【0031】前記ベース部材9の開口部分には、前記密
閉部材11に突設された各々の係合ピン19がそれぞれ
係合する4個の切欠部23が設けられている。これらの
切欠部23は、図2に示すように、ベース部材9の開口
部分に、円周方向に沿って等間隔に設けられている。
【0032】前記各々の切欠部23は、図3に示すよう
に、ベース部材9の開口部の端面からベース部材9の軸
方向に沿って形成された垂直部25と、この垂直部25
から時計回りに直角に屈曲した水平部27とからなるL
字状に形成されている。
【0033】また、図1に示すように、前記ベース部材
9内面の切欠部23よりも下方で前記段部33よりも上
方となる箇所には、環状溝37が形成され、この環状溝
37内にはOリング39が挿入されている。このOリン
グ39により、ベース部材9内に装着された密閉部材1
1とベース部材9との密封が行われる。
【0034】前記密閉部材11は、図4に示すように、
その円筒部材13の下端の開口部近傍には、上述したベ
ース部材9の各切欠部23に対応して係合ピン19が突
設されている。これらの係合ピン19は、図5に示すよ
うに、密閉部材11に設けられた各穴21に例えば溶接
により取付けられ、前記ベース部材9の各々の切欠部2
3に対応して、円周方向の4箇所で放射外方へ向けて突
出させて取付けられている。
【0035】そして、密閉部材11は、各々の係合ピン
19を、ベース部材9の各々の切欠部23の垂直部25
に垂直に挿入した後、垂直部25の下端で時計方向へ水
平に回すことにより水平部27に係合され、ベース部材
9に密閉部材11が装着される。
【0036】更に、第1ないし第3のシール部材43,
45,47が、前記ベース部材9の底面に配設されてい
る。これらのシール部材43,45,47は、ゴムや軟
質プラスチック製等で所定の柔らかさを備えて、変形し
やすい材質で形成され、実際には10mm程度の厚さに
形成されている。
【0037】第1シール部材43は、図6及び図7に示
すように、中央部分には、前記排出口29に対応した大
きさの穴部43aが設けられており、そして、小形の空
き缶3を設置した場合には、上面部43bで小形の空き
缶3の前記前端面部3aから突出する突出円周部3cの
先端部3dをシールする。
【0038】第2シール部材45は、第1シール部材4
3の上に配設され、小形の空き缶3を設置した場合は、
嵌合穴部45aの内周面で小形の空き缶3の前記突出円
周部3cの外周部3eをシールする。また、大形の空き
缶5を設置した場合は、更に図8に示すように、上面部
45bで大形の空き缶5の突出円周部5cの先端部5d
をシールする。
【0039】第3シール部材47は、第2シール部材4
5の上に配設され、図8に示すように、大形の空き缶5
を設置した場合に、嵌合穴部47aの内周面で大形の空
き缶5の突出円周部5cの外周部5eをシールする。
【0040】次に、前記構造の缶圧縮機により大形又は
小形の空き缶をそれぞれ潰す作業について説明する。
【0041】まず、大形の空き缶5を潰す際には、密閉
容器7の密閉部材11を反時計回りに回し上方へ持上げ
て、密閉部材11の係合ピン19をベース部材9の切欠
部23から外し、図1及び図8の実線で示すように、空
き缶5の飲み口のある方を下方に向けて、ベース部材9
の第3シール部材47の嵌合穴部47aに空き缶5の突
出円周部5cを嵌合させながら、この突出円周部5cの
先端部5dを第2シール部材45の上面部45b上に載
置すると、前記第3シール部材47の嵌合穴部47aに
よって空き缶5の突出円周部5cの外周部5eがシール
される。
【0042】空き缶5の載置が終了すると、密閉部材1
1の各々の係合ピン19をベース部材9の切欠部23の
垂直部25から挿入し、密閉部材11の下端がベース部
材9内面に設けられた当接面35に当接した時点で、密
閉部材11を時計回りに回して水平部27に係合するこ
とにより、図1に示すように、密閉部材11をベース部
材9に取付ける。この場合、ベース部材9の内面に設け
られたOリング39により、ベース部材9の内面と密閉
部材11の下端外周面とがシールされる。
【0043】この状態で、ベース部材9の供給口31に
圧縮流体供給装置のパイプ(図示を省略)を取付け、圧
縮流体供給装置を駆動する場合は、ベース部材9と密閉
部材11との内部の密閉容器7が圧縮空気により満たさ
れて、空き缶5の周面には、図1中の矢印で示すよう
に、圧力が作用する。
【0044】この圧力の作用により、空き缶5は第2及
び第3シール部材45,47に、より強くシールされる
ため、空気漏れは発生しない。そして前記密閉容器7内
の圧縮空気の圧力が所定値に達すると、周面に作用する
圧力により潰される。
【0045】そして、空き缶5内の空気はプルタブ5b
の穴からベース部材9の排出口29を通じて外部に排出
される。
【0046】潰し作業の終了後には、圧縮空気供給装置
を停止し、前記と同様にして密閉部材11をベース部材
9から外し、潰れた空き缶5を取出し、再度、別の空き
缶をセットして空き缶の潰し作業が行われる。
【0047】また、小形の空き缶3を潰す場合は、同様
に密閉容器7内に空き缶3を載置することとなるが、こ
の場合は、空き缶3は第1及び第2シール部材43,4
5によりシールされる。そして同様に、前記密閉容器7
内の圧縮空気の圧力が所定値に達すると、周面に作用す
る圧力により潰される。
【0048】尚、前記実施例では、圧縮空気により空き
缶を潰すもので説明したが、吸引のみで空き缶を潰して
もよい。また、圧縮と吸引を同時に行えば尚好ましい。
【0049】従って、本実施例においては、吸引装置に
より空き缶内の圧力を負圧にし、又は密閉容器内に圧縮
空気を供給し圧縮空気の圧力により、それぞれ空き缶を
潰す構造であるため、負圧又は圧縮空気の圧力だけで確
実に空き缶の潰し作業が可能となり、従来のようなプレ
ス機構やこれを駆動するアクチュエータ等が不要とな
り、装置が大型化することなく装置の簡素化が図れる。
【0050】図9は、吸引装置を使用する場合の他の実
施例を示すもので、この例の場合は、ベース部材9は円
板状を呈し、その底面の中央部には前例同様、空き缶
3,5の内部空気を排出する排出口29が設けられ、更
に、このベース部材9の上に、第1のシール部材43
と、前記第2及び第3のシール部材45,47を一体に
形成した段状シール部材46とを備えて構成される。前
記段状シール部材46には、前記第2及び第3のシール
部材45,47の嵌合穴部45a,47a及び上面部4
5bに相当するものが具備されている。そして、この例
では、吸引装置を使用して空き缶を潰すものであるた
め、前記密閉部材11は不要となり、その分構造が簡略
化されている。
【0051】尚、図1ないし図8に示す前記実施例で
は、密閉部材11の各々の係合ピン19をベース部材9
の切欠部23に係合することにより、密閉部材11をベ
ース部材9に取付けるものとして説明したが、これに限
られずに、密閉部材11をベース部材9に螺着して取付
ける等、適宜の手段を採用することができる。また、図
10に示すように、密閉部材11をベース部材9に取付
けた際、これらを外側から保持する第3の部材Aを設け
るようにしてもよい。更に、各実施例において、例えば
図10に示すように、空き缶内の液体を溜めるための容
器9aを排出口に連通させて具備するとよい。
【0052】前記各実施例では、小形の空き缶3と大形
の空き缶5の両方に適用可能な缶圧縮機について説明し
たが、小形の空き缶3と大形の空き缶5のどちらか一方
を潰すための専用の圧縮機として本発明を実施してよい
ことは勿論である。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ベース部材に設置した空き缶を吸引装置により負圧とし
て、或いは、密閉容器内に圧縮流体を供給し圧縮流体の
圧力により、空き缶を潰す構造であるため、負圧或いは
圧縮流体の圧力で確実に空き缶の潰し作業が可能とな
り、従来のようなプレス機構や、これを駆動するアクチ
ュエータ等が不要となり、その結果、装置が大型化する
ことなく装置の簡素化を図ることができ、延いては低廉
なコストによりこの種の缶圧縮機を実現することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、缶圧縮機を示す縦断
面図である。
【図2】ベース部材を示す平面図である。
【図3】ベース部材を示す縦断面図である。
【図4】密閉部材を示す縦断面図である。
【図5】係合ピンを示す図4中のAーA矢視断面図であ
る。
【図6】第1ないし第3シール部材を示す要部の縦断面
図である。
【図7】小形の空き缶をシールした状態を示す要部の縦
断面図である。
【図8】大形の空き缶をシールした状態を示す要部の縦
断面図である。
【図9】本発明の他の実施例を示す要部の縦断面図であ
る。
【図10】密閉部材とベース部材を外側から保持する部
材の斜視図である。
【図11】小形の空き缶を示す斜視図である。
【図12】大形の空き缶を示す斜視図である。
【図13】従来例に係る缶圧縮機の一例を示す正面図で
ある。
【図14】従来例に係る缶圧縮機の他の例を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 缶圧縮機 3 小形の空き缶 5 大形の空き缶 7 密閉容器 9 ベース部材 11 密閉部材 17 結合構造 19 係合ピン 23 切欠部 29 排出口 31 圧縮流体供給口 43 シール部材 45 シール部材 45a 嵌合穴部 47 シール部材 47a 嵌合穴部

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空き缶を潰す缶圧縮機において、 飲み口の部分を有する前端面部を下向きとした空き缶を
    設置するベース部材と、 前記ベース部材に配設され、前記空き缶の前記前端面部
    から突出する突出円周部の先端部をシールする、1つ又
    は複数のシール部材と、 前記空き缶の前記前端面部に向き合うとともに、前記シ
    ール部材及び前記ベース部材の底面に設けられて、前記
    空き缶内の空気を排出する排出口と、を備えたことを特
    徴とする缶圧縮機。
  2. 【請求項2】 空き缶を潰す缶圧縮機において、 飲み口の部分を有する前端面部を下向きとした空き缶を
    内部に設置する密閉容器と、 前記密閉容器の底面に配設され、前記空き缶の前記前端
    面部から突出する突出円周部の先端部をシールする、1
    つ又は複数のシール部材と、 前記空き缶の前記前端面部に向き合うとともに、前記シ
    ール部材及び前記密閉容器の底面に設けられて、前記空
    き缶内の空気を排出する排出口と、 前記密閉容器に設けられ、密閉容器内に圧縮流体を供給
    する供給口と、を備えたことを特徴とする缶圧縮機。
  3. 【請求項3】 空き缶を潰す缶圧縮機において、 飲み口の部分を有する前端面部を下向きとした小形及び
    大形の空き缶のいずれかを設置するベース部材と、 前記ベース部材に配設され、前記空き缶のうち小形の空
    き缶を設置した場合に該小形の空き缶の前記前端面部か
    ら突出する突出円周部の先端部をシールする第1シール
    部材と、 前記第1シール部材の上に配設され、前記小形の空き缶
    を設置した場合は該小形の空き缶の前記突出円周部の外
    周部を、また、前記大形の空き缶を設置した場合は該大
    形の空き缶の突出円周部の先端部を、シールする第2シ
    ール部材と、 前記第2シール部材の上に配設され、前記大形の空き缶
    を設置した場合に該大形の空き缶の前記突出円周部の外
    周部をシールする第3シール部材と、 前記空き缶の前記前端面部に向き合うとともに、前記各
    シール部材及び、前記ベース部材の底面に設けられて、
    前記空き缶内の空気を排出する排出口と、を備えたこと
    を特徴とする缶圧縮機。
  4. 【請求項4】 空き缶を潰す缶圧縮機において、 飲み口の部分を有する前端面部を下向きとした小形及び
    大形の空き缶のいずれかを内部に設置する密閉容器と、 前記密閉容器の底面に配設され、前記空き缶のうち小形
    の空き缶を設置した場合に該小形の空き缶の前記前端面
    部から突出する突出円周部の先端部をシールする第1シ
    ール部材と、 前記第1シール部材の上に配設され、前記小形の空き缶
    を設置した場合は該小形の空き缶の前記突出円周部の外
    周部を、また、前記大形の空き缶を設置した場合は該大
    形の空き缶の突出円周部の先端部を、シールする第2シ
    ール部材と、 前記第2シール部材の上に配設され、前記大形の空き缶
    を設置した場合に該大形の空き缶の前記突出円周部の外
    周部をシールする第3シール部材と、 前記空き缶の前記前端面部に向き合うとともに、前記各
    シール部材及び、前記密閉容器の底面に設けられて、前
    記空き缶内の空気を排出する排出口と、 前記密閉容器に設けられ、密閉容器内に圧縮流体を供給
    する供給口と、を備えたことを特徴とする缶圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記空き缶内の空気を排出する排出口
    に、吸引装置のパイプを取付けることを特徴とする請求
    項1又は3記載の缶圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記圧縮流体を供給する供給口に、圧縮
    流体供給装置のパイプを取付けることを特徴とする請求
    項2又は4記載の缶圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記密閉容器が、互いに着脱可能に結合
    されるベース部材と密閉部材とにより形成された請求項
    2記載の缶圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記密閉容器のベース部材と密閉部材と
    を結合する結合構造が、外方に向けて突設された複数の
    係合ピンと、前記係合ピンに係合する切欠部とからなる
    請求項2記載の缶圧縮機。
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