JP2001121438A - 空気圧ネジ打ち機 - Google Patents
空気圧ネジ打ち機Info
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
チャンバからの空気漏れを防いで、ドライバビットが確
実に待機位置へ復帰できるようにする。 【解決手段】 ドライバビット8を結合したピストン7
の前面に、バンパ9の中心孔の内径と等しい外径の小径
部7aを形成する。ピストン7が下降したときに小径部
7aはバンパ9の中心孔に嵌合し、ブローバックチャン
バ11はピストン7の小径部7aとバンパ9とによって
シールされる。したがって、ドライバビット8が回転し
てネジを締めつける際に、空気圧ネジ打ち機本体を下方
へ強く押しつけることによってピストン7がバンパ9か
らやや上昇しても、ブローバックチャンバ11内の圧力
空気が外部へ漏出することはなく、ネジ締め後にピスト
ン7及びドライバロッド8は、ブローバックチャンバ1
1の空気圧により上昇して確実に待機位置へ復帰する。
Description
機に関するものであり、特に、ドライバビットの待機位
置への復帰動作を安定させた空気圧ネジ打ち機に関する
ものである。
エアモータを備えていて、空気圧シリンダのピストンに
結合したドライバビットをエアモータにて回転駆動する
構造となっている。トリガレバーを引くと空気圧シリン
ダとエアモータとに圧力空気が供給され、ピストンが空
気圧シリンダ内を下降してドライバビットがネジを打込
む。
周囲に形成されているブローバックチャンバに圧力空気
が流入し、ピストンは空気圧シリンダの底に挿入されて
いるゴム製の環状バンパに衝突して停止する。そして、
エアモータによって回転駆動されるドライバビットがネ
ジ頭の十字溝或いは六角リセスに係合してネジを締めつ
ける。
圧シリンダ内の圧力空気によってピストンがバンパに接
しており、ネジ締め完了後にトリガレバーを戻せば、空
気圧シリンダ内の圧力空気が排気され、ピストンの下面
に作用しているブローバックチャンバの空気圧により、
ピストン及びドライバビットが上昇して待機位置へ戻
る。
るネジ締め作業においては、ドライバビットが下降して
ネジを打ち込んでからドライバビットが回転してネジを
締めつける迄は、空気圧ネジ打ち機をネジ止め対象物の
方向へ押して、ドライバビットをネジに押しつけている
必要がある。
と、ドライバビット及びピストンが上方へ押されてピス
トンがシリンダの内底部のバンパから離れ、ブローバッ
クチャンバに蓄積されている圧力空気がピストンとバン
パの間隙から空気圧シリンダの前部の中心孔を通じて外
部へ漏出してしまう。
下により、ネジ締め終了後にトリガレバーをオフしたと
きのピストンの上昇力が低下し、特にドライバビットが
ネジ頭の溝に強く嵌合しているときは、ピストン及びド
ライバビットが上部待機位置へ復帰できないことがあ
る。
ることを防止して、空気圧ネジ打ち機の動作の安定性を
向上するために解決すべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明は上記課題を解決することを目的とする。
達成するために提案するものであり、空気圧シリンダと
エアモータとを備え、空気圧シリンダのピストンに結合
したドライバビットによりネジを打ち込み、エアモータ
によりドライバビットを回転してネジを締結するととも
に、ピストンの下降時にブローバックチャンバに充填さ
れた空気圧によりピストン及びドライバビットを上昇さ
せて待機位置へ復帰させる空気圧ネジ打ち機において、
ピストンの前面に前方へ突出する小径部を形成し、ピス
トンが下降した際にピストンの小径部が空気圧シリンダ
の内底に挿入したバンパの中心孔に嵌合し、ピストンの
小径部の外周面とバンパの中心孔の内周面が接して空気
圧シリンダの底部をシールすることにより、ブローバッ
クチャンバ内の空気の漏出を防止するように構成したこ
とを特徴とする空気圧ネジ打ち機を提供するものであ
る。
図に従って詳述する。図1は空気圧ネジ打ち機1を示
し、シリンダハウジング部2の中間部位からグリップ部
3が側方へ突出しており、グリップ部3の前(図1にお
いて下)にエアモータ4がグリップ部3とほぼ平行に配
置され、エアモータ4とシリンダハウジング部2の前端
部との間に減速歯車機構5が設けられている。
ダ6が内蔵され、空気圧シリンダ6のピストン7に六角
断面のドライバビット8が回転自在に結合されている。
ドライバビット8の先端部はシリンダハウジング部2の
内底面に配置したゴム製リング形バンパ9と、減速歯車
機構5の最終歯車5aとを貫通している。ドライバビッ
ト8と最終歯車5aはスプライン嵌合していて、エアモ
ータ4により減速歯車機構5を介してドライバビット8
が回転駆動される。
エアチャンバ10と下部のブローバックチャンバ11と
に二分割されていて、上部のエアチャンバ10はグリッ
プ部3内に連通しており、エアプラグ12を通じてエア
コンプレッサから供給される高圧空気がエアチャンバ1
0に充填される。
ノーズ13の背面(図において右)にはネジガイドレー
ル14が設けられており、ネジガイドレール14に連結
したネジマガジン15内の連結ネジは、ネジガイドレー
ル14に設けたネジ送り爪16によってノーズ13内へ
供給される。
タクトノーズ17と中継アーム18が装着されており、
中継アーム18は図1において紙面の裏側で屈曲してそ
の上端部はトリガレバー19の前面に達している。
ず)に付勢されてノーズ13よりも突出しており、コン
ンタクトノーズ17をネジ締め対象物に押しつけてシリ
ンダハウジング部2の方向へ押し込むと、コンタクトノ
ーズ17が中継アーム18を押し上げ、中継アーム18
の上端がトリガレバー19に枢着されているフリーアー
ム20を押し上げる。そして、この状態でトリガレバー
19を引けば、フリーアーム20がトリガバルブ21の
ステム22を押してトリガバルブ21が開き、空気圧シ
リンダ6並びにエアモータ4が起動する。
上面の受圧面積が下面の受圧面積よりも大きいことか
ら、待機状態においてヘッドバルブ23は下降位置にあ
って空気圧シリンダ6の上端に接し、エアチャンバ10
と空気圧シリンダ6の上部空気室を遮断している。
ダ6のヘッドバルブ23の上面空気室とはパイロット管
路(図示せず)によって連通しており、トリガレバー1
9を引いてトリガバルブ21が開くと、ヘッドバルブ2
3の上面空気室の圧力空気はトリガバルブ21を通じて
大気へ排出され、これによりヘッドバルブ23が上昇
し、エアチャンバ10の圧力空気が空気圧シリンダ6内
へ流入してピストン7及びドライバロッド8が下降す
る。
打ち込み、ピストン7がバンパ9に衝突して停止した後
に、エアモータ4によって回転されるドライバビット8
の先端がネジの十字溝に係合してネジを締めつける。
面中央から前方へ突出する小径部7aが形成されてい
て、小径部7aの外径はバンパ9の中心孔の内径と等し
く、先端部のみがやや細くなっているが、ピストン7が
下降したときに小径部7aがバンパ9の中心孔に嵌合し
てラジアルシールとして作用する。
が下降した状態でドライバビット8が回転してネジを締
めつける際に、空気圧ネジ打ち機本体を下方へ強く押し
つけることによって、バンパ9に当接しているピストン
7がやや上昇しても、ブローバックチャンバ11はピス
トン7の小径部7aによって遮蔽されていて、ブローバ
ックチャンバ11の圧力空気が外部へ漏出することはな
い。
戻すと、トリガバルブ21を通じてヘッドバルブ23の
上面に圧力空気が供給されてヘッドバルブ23が下降
し、ピストン7の上面の圧力空気がシリンダハウジング
部2の上部から排気され、空気圧シリンダ6の下端部位
の通気口24を通じてピストン7の下面に作用するブロ
ーバックチャンバ11の空気圧により、ピストン7及び
ドライバロッド8が上昇して待機位置へ復帰する。
小径部7aの先端部外周面に全周に亘るリブ7bを設
け、リブ7bの部分の外径をバンパ9の中心孔の内経よ
りもやや大きくすることにより、リブ7bを中心孔の内
周面に接触させてブローバックチャンバ11からの空気
漏れを防いでいる。
孔の上端部内周面にリブ9aを設け、リブ9aの部分の
内経をピストン7の小径部7aの外径よりもやや小さく
することにより、リブ9aをピストン7の小径部7aに
接触させてブローバックチャンバからの空気漏れを防い
でもよい。
ものではなく、この発明の技術的範囲内において種々の
改変が可能であり、この発明がそれらの改変されたもの
に及ぶことは当然である。
ジ打ち機は、ピストンが下降してピストンの先端部位が
バンパの中心孔に嵌合したときに、ピストンの外周面と
バンパの中心孔とが接触して、ラジアルシールとして作
用するように形成したので、ネジ締め時に空気圧ネジ打
ち機を強く押しつけても、ピストンがバンパから少々浮
上しても、ブローバックチャンバの空気が漏れることが
ない。したがって、ネジ締め終了後にピストン及びドラ
イバビットを確実に上部待機位置へ復帰させることがで
き、従来機の如く復帰不可能となって作業に支障をきた
すおそれが解消される。
示す部分断面図。
トンとバンパの形状を示す部分断面図。
トンとバンパの形状を示す部分断面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 空気圧シリンダとエアモータとを備え、
空気圧シリンダのピストンに結合したドライバビットに
よりネジを打ち込み、エアモータによりドライバビット
を回転してネジを締結するとともに、ピストンの下降時
にブローバックチャンバに充填された空気圧によりピス
トン及びドライバビットを上昇させて待機位置へ復帰さ
せる空気圧ネジ打ち機において、ピストンの前面に前方
へ突出する小径部を形成し、ピストンが下降した際にピ
ストンの小径部が空気圧シリンダの内底に挿入したバン
パの中心孔に嵌合し、ピストンの小径部の外周面とバン
パの中心孔の内周面が接して空気圧シリンダの底部をシ
ールすることにより、ブローバックチャンバ内の空気の
漏出を防止するように構成したことを特徴とする空気圧
ネジ打ち機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30046199A JP4232293B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 空気圧ネジ打ち機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30046199A JP4232293B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 空気圧ネジ打ち機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001121438A true JP2001121438A (ja) | 2001-05-08 |
JP4232293B2 JP4232293B2 (ja) | 2009-03-04 |
Family
ID=17885082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30046199A Expired - Fee Related JP4232293B2 (ja) | 1999-10-22 | 1999-10-22 | 空気圧ネジ打ち機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4232293B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005335064A (ja) * | 2005-07-20 | 2005-12-08 | Max Co Ltd | エアシリンダ式空圧工具 |
JP2015077676A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-04-23 | 株式会社マキタ | 打ち込み工具 |
-
1999
- 1999-10-22 JP JP30046199A patent/JP4232293B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005335064A (ja) * | 2005-07-20 | 2005-12-08 | Max Co Ltd | エアシリンダ式空圧工具 |
JP2015077676A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-04-23 | 株式会社マキタ | 打ち込み工具 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4232293B2 (ja) | 2009-03-04 |
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