JP2752534B2 - コンデンサーの製造における通電エージング試験方法 - Google Patents

コンデンサーの製造における通電エージング試験方法

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JP2752534B2 JP3175065A JP17506591A JP2752534B2 JP 2752534 B2 JP2752534 B2 JP 2752534B2 JP 3175065 A JP3175065 A JP 3175065A JP 17506591 A JP17506591 A JP 17506591A JP 2752534 B2 JP2752534 B2 JP 2752534B2
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capacitor
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タンタルコンデンサー
等のコンデンサーを、リードフレームを使用して製造す
る場合において、前記各コンデンサーに対して通電エー
ジング試験(高温負荷試験)を行う方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、タンタルコンデンサー等のコン
デンサーは、その製造工程の略最終段階において、当該
コンデンサーに対して最高使用温度で定格電圧の1.5
〜2倍の試験電圧を適宜時間にわたって繰り返して印加
すると言う通電エージング試験(高温負荷試験)を行
い、不合格を除去したのち、一対のリード端子の曲げ加
工等を施することによって製造される。
【0003】そこで、従来、前記タンタルコンデンサー
等のコンデンサーの製造に際しては、図9に示すよう
に、左右一対のサイドフレーム2,3の相互間をセクシ
ョンバー4にて連結したリードフレーム1を使用し、こ
のリードフレーム1における各セクションバー4の間の
部分に、左右一対のリード端子A1,A2を有するコン
デンサーAを、当該コンデンサーAにおける両リード端
子A1,A2が両サイドフレーム2,3に対して一体的
に連結した状態で製作し、次いで、図10に示すよう
に、各セクションバー4及び一方のサイドフレーム2を
切除したのち、このリードフレーム1をコンデンサーA
の最高使用温度に保持した恒温炉内に入れた状態で、図
11に示すように、その他方のサイドフレーム2と、各
コンデンサーAにおける一方のリード端子A1とにプロ
ーブ5,6を各々接触することによって、この各プロー
ブ5,6を介してリードフレーム1における各コンデン
サーAに、バッテリー7等の電源からの試験電圧を適宜
時間にわたって繰り返して印加するようにしている。
【0004】ところで、リードフレーム1における各コ
ンデンサーAの各々に対して、前記のように、試験電圧
を印加したとき、各コンデンサーAのうち不良品コンデ
ンサーは、発熱して温度が急上昇し、終いに自己発火
し、この不良品コンデンサーの自己発火によりこれに隣
接する良品コンデンサーを類焼することになるから、従
来は、図11及び図12に示すように、各コンデンサー
Aの間の各々に、隔壁板8を挿入し、この隔壁板8によ
って、隣接する良品が類焼することを防止するようにし
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように、
不良品の自己発火によりこれに隣接する良品が類焼する
ことを防止するために、各コンデンサーAの間の各々
に、隔壁板8を挿入することは、各コンデンサーAの間
のピッチ間隔Pを、その間に前記隔壁板8を挿入する分
だけ大きくしなければならず、従って、リードフレーム
1における単位長さ当たりの製品の個数が少なくなるか
ら、生産性が低いばかりか、隔壁板8を必要として装置
の価格が高くなるから、製造コストのアップを招来する
と言う問題があった。
【0006】本発明は、この問題を解消することを技術
的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この技術的課題を達成す
るため本発明は、「リードフレームにおける左右一対の
サイドフレームの間に、多数個のコンデンサーを、当該
コンデンサーにおける両リード端子が両サイドフレーム
の各々に対して一体的に連結した状態で製作するように
したコンデンサーの製造方法において、前記各コンデン
サーにおける両リード端子のうち一方のリード端子の途
中を、一旦、分断したのち、この分断部を半田等の低融
点合金にて接続する一方、前記各コンデンサーにおける
他方のリード端子を、当該他方のリード端子に残留応力
を付与するための塑性変形し、この状態で前記リードフ
レームにおける一方のサイドフレームと他方のサイドフ
レームとに、試験電圧を印加することを特徴とする。」
ものである。
【0008】
【作 用】このようにすると、通電エージング試験に
際して、リードフレームにおける各コンデンサーのうち
不良品のコンデンサーは、発熱してその温度が高くなる
と、その一方のリード端子における分断部の低融点合金
が溶けると同時に、他方のリード端子における残留応力
によって、コンデンサーの全体が、リードフレームの表
面から離れるように変位することにより、一方のリード
端子が、一方のサイドフレームに対して電気的に完全な
オープンの状態になり、前記不良品コンデンサーに対す
る試験電圧の印加が、自動的に解除されることになるか
ら、当該不良品コンデンサーが自己発火することを確実
に防止できるのである。
【0009】
【発明の効果】従って、本発明によると、通電エージン
グ試験に際して、不良品が自己発火することを確実に防
止できることにより、前記従来のように、各コンデンサ
ーの間に隔壁板を挿入する必要がなく、各コンデンサー
におけるピッチ間隔を従来の場合のよりも狭くすること
ができ、リードフレームにおける単位長さ当たりの個数
を増大できると共に、従来のように隔壁板を必要とせず
装置が安価なるから、製造コストを大幅に低減できるの
であり、しかも、通電エージング試験後における不良品
の識別が、容易に、且つ、確実にできる効果を有する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面(図1〜図8)
について説明する。図1において、符号1は、リードフ
レームを示し、このリードフレーム1において、セクシ
ョンバー4にて一体的に連結された左右一対のサイドフ
レーム2,3の間には、多数個のタンタルコンデンサー
Aが、当該タンタルコンデンサーAにおける両リード端
子A1,A2が両サイドフレーム2,3の各々に対して
一体的に連接した状態で製作されている。
【0011】このリードフレーム1を、その長手方向に
沿って移送する途中において、図2に示すように、各セ
クションバー4の各々を切断・除去すると共に、各タン
タルコンデンサーAにおける一方のリード端子A1の途
中を符号10で示すように分断したのち、この各一方の
リード端子A1における分断部10を、図3及び図4に
示すように、半田等の低融点合金11にて接続する。
【0012】次いで、前記リードフレーム1の各タンタ
ルコンデンサーAにおける他方のリード端子A2を、図
5及び図6に示すように、上下一対の金型12,13に
て挟み付けて部分的に塑性変形(この塑性変形部を符号
14で示す)することにより、前記各他方のリード端子
A2に残留応力を付与する。次に、前記リードフレーム
1を、図7に示すように、恒温炉(図示せず)内に入れ
た状態で、当該リードフレーム1における両サイドフレ
ーム2,3の各々に、バッテリー15等の電源から延び
るプローブ16,17を接触することにより、このリー
ドフレーム1における各タンタルコンデンサーAの各々
に対して、試験電圧を、一斉に、印加することができる
から、前記各タンタルゴンデサーAに対する通電エージ
ング試験を行うことができる。
【0013】この通電エージング試験に際して、各タン
タルコンデンサーAのうち不良品タンタルコンデンサー
A′は、発熱して温度が高くなると、その一方のリード
端子A1における分断部10を接続する低融点合金11
が溶けると同時に、不良品タンタルコンデンサーA′
が、その他方のリード端子A2に塑性変形部14を設け
たことで当該他方のリード端子A2に存在する残留応力
によって、図7及び図8に示すように、リードフレーム
1からリードフレームの表面から離れるように変位する
ことになるから、前記一方のリード端子A1 がリードフ
レーム1における一方のサイドフレーム2に対して電気
的に完全にオープンになることの確実性を向上できると
共に、不良品を識別することが容易になるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すリードフレームの斜視図
である。
【図2】図1のリードフレームにおいて、セクションバ
ーを切除すると共に、一方のリード端子を分断した状態
の斜視図である。
【図3】図2において、一方のリード端子における分断
部を低融点合金にて接続した状態の斜視図である。
【図4】図3のIV−IV視拡大断面図である。
【図5】図3において、他方のリード端子の一部を塑性
変形した状態の斜視図である。
【図6】図5のVI−VI視拡大断面図である。
【図7】通電エージング試験を行っている状態を示す斜
視図である。
【図8】図7のVIII−VIII視拡大断面図である。
【図9】従来例におけるリードフレームの斜視図であ
る。
【図10】図9のリードフレームにおいて、セクション
バーと一方のサイドフレームとを切除した状態の斜視図
である。
【図11】従来における通電エージング試験を行ってい
る状態を示す斜視図である。
【図12】図11のXII −XII 視拡大断面図である。
【符号の説明】
1 リードフレーム 2,3 サイドフレーム 4 セクションバー A タンタルコンデンサー A1,A2 リード端子 10 分断部 11 低融点合金 14 塑性変形部 15 バッテリー 16,17 プローブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレームにおける左右一対のサイド
    フレームの間に、多数個のコンデンサーを、当該コンデ
    ンサーにおける両リード端子が両サイドフレームの各々
    に対して一体的に連結した状態で製作するようにしたコ
    ンデンサーの製造方法において、前記各コンデンサーに
    おける両リード端子のうち一方のリード端子の途中を、
    一旦、分断したのち、この分断部を半田等の低融点合金
    にて接続する一方、前記各コンデンサーにおける他方の
    リード端子を、当該他方のリード端子に残留応力を付与
    するための塑性変形し、この状態で前記リードフレーム
    における一方のサイドフレームと他方のサイドフレーム
    とに、試験電圧を印加することを特徴とするコンデンサ
    ーの製造における通電エージング試験方法。
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