JP2752479B2 - フラックス塗布装置 - Google Patents

フラックス塗布装置

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JP2752479B2
JP2752479B2 JP32805489A JP32805489A JP2752479B2 JP 2752479 B2 JP2752479 B2 JP 2752479B2 JP 32805489 A JP32805489 A JP 32805489A JP 32805489 A JP32805489 A JP 32805489A JP 2752479 B2 JP2752479 B2 JP 2752479B2
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flux
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一夫 外野
二紀 増田
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Tamura Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、プリント配線基板等のワークのはんだ付け
面にフラックスを塗布するフラックス塗布装置に関する
ものである。
(従来の技術) フラックスを霧化してワークに吹付けるフラックス塗
布装置としては、エアエゼクタを使用するものが一般的
である。
このエアエゼクタは、エアのジェット流の周囲に発生
する負圧により、フラックス槽からフラックスを吸上
げ、エアジェット流とともにフラックスをノズルから噴
射するものである。
(発明が解決しようとする課題) このエアエゼクタによるフラックス噴射では、フラッ
クス中への大量の空気混入が避けられないから、ノズル
から噴射されたフラックスは、単位体積当りのフラック
ス粒子数が少ない。すなわち、フラックス粒子密度が低
い(稀薄となる)ので、ワークに対するフラックス附着
率も低い。
また、高速のエアジェット流とともにノズルから噴出
されるフラックスは、エアジェット流の乱流の影響を受
けやすく、それが、フラックス粒子密度、フラックス粒
子径等のばらつきとなり、ワークに塗布されたフラック
ス膜厚の不均一性となって現れる。
本発明は、このような点に鑑みなされたものであり、
ワークに対するフラックス附着率を高めるとともに、フ
ラックス粒子径のばらつきを無くして均一なフラックス
塗布膜を得ることを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 請求項1の発明は、フラックス14を霧化してワークW
に吹付けるフラックス塗布装置において、気圧源11に給
気管12を介して密閉タンク13の上部が接続され、この密
閉タンク13の内部に収容されたフラックス14中にフラッ
クス圧送管15の一端が挿入され、このフラックス圧送管
15の他端に、ワーク搬送ライン16に対向するノズル17が
接続されたフラックス塗布装置である。
請求項2の発明は、請求項1の発明の構成要件を前提
として、ワーク搬送ライン16を介してノズル17の反対側
に回収ダクト31が開口され、この回収ダクト31にブロワ
32の吸込側が接続され、このブロワ32の吐出側にサイク
ロン分離器33が接続されたフラックス塗布装置である。
(作用) 請求項1の発明は、気圧源11から給気管12を経て供給
される気圧が、密閉タンク13内のフラックス上面を加圧
するので、フラックス14は、フラックス圧送管15を経て
ノズル17まで圧送され、このノズル17からフラックスの
みが噴霧され、高密度のフラックス粒子が、ワーク搬送
ライン16のワークWに向けて吹付けられ塗布される。
請求項2の発明は、請求項1の発明でワーク搬送ライ
ン16に噴霧されたがワークWに塗布されなかったフラッ
クスが、反対側の回収ダクト31からブロワ32の吸引力に
より吸込まれ、このブロワ32を経てサイクロン分離器33
に圧送され、気液分離がなされる。
(実施例) 以下、本発明を図面に示される実施例を参照して詳細
に説明する。
コンプレッサ等の気圧源(空圧源)11に給気管12を介
して密閉タンク13の上部が接続され、この密閉タンク13
の内部に収容されたフラックス14中にフラックス圧送管
15の一端が挿入され、このフラックス圧送管15の他端
に、ワーク搬送ライン16に対向するノズル17が接続され
ている。前記密閉タンク13には圧力計18が設けられてい
る。
前記給気管12およびフラックス圧送管15には、それぞ
れ電磁弁21,22が設けられ、運転開始および停止に対応
して、この各電磁弁がオン、オフされる。
ワーク搬送ライン16を介してノズル17の反対側には、
回収ダクト31が開口され、この回収ダクト31にブロワ32
の吸込側が接続され、このブロワ32の吐出側にサイクロ
ン分離器33が接続されている。このサイクロン分離器33
の上部には排気管34が設けられ、下部にはフラックス溜
り部35およびドレン36が設けられている。
次に、この実施例の作用を説明する。
気圧源11から給気管12を経て供給される気圧(空圧)
が、密閉タンク13内のフラックス上面を加圧するので、
フラックス14は、フラックス圧送管15を経てノズル17ま
で圧送され、このノズル17の先端の小孔からフラックス
のみが噴霧される。そして、高密度のフラックス粒子
が、ワーク搬送ライン16により搬送されるワーク(プリ
ント配線基板)Wに向けて吹付けられ、ワークWのはん
だ付け面に塗布される。
このとき、フラックス圧送管15およびノズル17の内部
には気体(空気)が全く混入されないので、ノズル17の
先端から噴霧されるのはフラックスのみであり、したが
って、単位体積当りのフラックス粒子数が多い。すなわ
ちフラックス粒子密度が高いので、ワークWに対するフ
ラックス附着率も高い。
また、密閉タンク13に供給される気圧を調整すること
により、ノズル17から噴霧されるフラックス速度の任意
に設定でき、しかも、エゼクタのようにエアジェット流
の乱流の影響を受けることがないので、フラックス粒子
密度、フラックス粒子径等のばらつきが少なく、ワーク
Wに塗布されたフラックスの膜厚の均一性も確保され
る。
さらに、ワーク搬送ライン16に噴霧されたがワークW
に塗布されなかったフラックスは、反対側の回収ダクト
31からブロワ32の吸引力により吸込まれ、このブロワ32
を経てサイクロン分離器33に圧送され、そして、前記ダ
クト31から吸込まれた空気は排気管34から大気に放出さ
れ、フラックスはフラックス溜り部35に分離される。そ
のフラックスはドレン36から回収して再使用される。
[発明の効果] 請求項1の発明によれば、エアジェット流を使わない
でフラックスのみを気圧でノズルから押出して噴霧する
ので、ワークに対するフラックス附着率を高めることが
できるとともに、フラックス粒子密度や粒子径等のばら
つきを無くして均一なフラックス塗布膜を得ることがで
きる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加
えて、回収ダクト、ブロワおよびサイクロン分離器によ
って余分なフラックスを効率良く回収でき、無駄がな
い。
【図面の簡単な説明】 図は本発明のフラックス塗布装置の一実施例を示す概略
図である。 11……気圧源、12……給気管、13……密閉タンク、14…
…フラックス、15……フラックス圧送管、16……ワーク
搬送ライン、17……ノズル、31……回収ダクト、32……
ブロワ、33……サイクロン分離器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−133570(JP,A) 特開 昭57−91873(JP,A) 特開 昭61−186165(JP,A) 実開 昭55−147777(JP,U) 実開 昭63−66562(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フラックスを霧化してワークに吹付けるフ
    ラックス塗布装置において、 気圧源に給気管を介して密閉タンクの上部が接続され、 この密閉タンクの内部に収容されたフラックス中にフラ
    ックス圧送管の一端が挿入され、 このフラックス圧送管の他端に、ワーク搬送ラインに対
    向するノズルが接続された ことを特徴とするフラックス塗布装置。
  2. 【請求項2】フラックスを霧化してワークに吹付けるフ
    ラックス塗布装置において、 気圧源に給気管を介して密閉タンクの上部が接続され、 この密閉タンクの内部に収容されたフラックス中にフラ
    ックス圧送管の一端が挿入され、 このフラックス圧送管の他端に、ワーク搬送ラインに対
    向するノズルが接続され、 ワーク搬送ラインを介してノズルの反対側に回収ダクト
    が開口され、 この回収ダクトにブロワの吸込側が接続され、 このブロワの吐出側にサイクロン分離器が接続された ことを特徴とするフラックス塗布装置。
JP32805489A 1989-12-18 1989-12-18 フラックス塗布装置 Expired - Lifetime JP2752479B2 (ja)

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JPH03189076A JPH03189076A (ja) 1991-08-19
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