JP2750872B2 - 多段型光アイソレータ - Google Patents

多段型光アイソレータ

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JP2750872B2
JP2750872B2 JP24068688A JP24068688A JP2750872B2 JP 2750872 B2 JP2750872 B2 JP 2750872B2 JP 24068688 A JP24068688 A JP 24068688A JP 24068688 A JP24068688 A JP 24068688A JP 2750872 B2 JP2750872 B2 JP 2750872B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は1個の筒形永久磁石の内部に偏光子とファラ
デー回転子とを組み合わせた戻り光を防止する光アイソ
レータ素子を複数個配置して小型化を図った多段型光ア
イソレータに関する。
<従来の技術> レーザ光を用いた光ファイバ通信などの情報制御シス
テムなどで発振器から発振された出力光の一部がシステ
ムの構成素子から反射されて発振器内に帰還し戻り光と
なってレーザの発振が乱れる現象を生ずる。この戻り光
を防止する手段は2個の偏光子と磁気飽和されたファラ
デー回転子による光学的手段で行なわれている。
一般に光アイソレータは第7図に示すように光軸5に
対し平面を直交させて,中央にファラデー回転子1,その
両外面に偏光子2,2′が配されて光アイソレータが形成
される。
ここで偏光子2,2′はそれに固有なある特定の偏波面
の成分の光のみを透過させ,これと垂直な成分の光は吸
収される。またファラデー回転子1は矢印Aの向きの磁
界が加えられた磁気飽和中に置かれたとき,入射する直
線偏光7は矢印Bの方向に45゜回転した直線偏光7′と
して出力される。したがってレーザ発振器からの任意の
楕円偏光が第1の偏光子2に達すると,ここで透過する
光は直線偏光7となり出力される。この直線偏光7はフ
ァラデー回転子1を透過すると45゜回転した偏波面を持
つ直線偏光7′となって出力される。さらに第2の偏光
子2′において偏波面をファラデー回転子1の出力光の
偏波面と一致させることによって,ファラデー回転子1
からの直線偏光7′はそのまま透過した出力光となる。
いま第8図のように出力光の一部がシステムの構成素
子から反射された一般に楕円光となる戻り光は送りと同
じ構成の光アイソレータを通るため第2の偏光子2′直
線偏光7′となり,さらにファラデー回転子1を透過す
ると矢印Bの方向に45゜回転した直線偏光7の透過光の
偏波面は第1の偏光子2の偏波面とは直交する。したが
って第1の偏光子2に到達した戻り光はここで阻止され
てレーザ光の発振器側に帰還することがなくなる。
従来この種の戻り光を阻止する光アイソレータの例は
第9図および第10図に示す。
第9図のように第1の偏光子2,ファラデー回転子1,第
2の偏光子2′を順に光軸5を一致させ密着貼り合わせ
た光アイソレータ素子41を筒形の永久磁石3内に装着さ
せて光アイソレータが形成される。
また第10図のように第1の偏光子2,ファラデー回転子
1,第2の偏光子2′を順に光透過面を一致させて密着貼
り合わせ筒形の永久磁石3内に装着した形成された2個
の光アイソレータ素子41,42をそれぞれ2個の筒形永久
磁石3の間に磁性材のヨーク8を挾んで突き合わせて2
段型光アイソレータが構成されていた。
<発明が解決しようとする問題点> しかし第9図に示す1段の光アイソレータはアイソレ
ーションが30dBしか得られないため用途によっては不十
分である。したがって第10図の2段の光アイソレータに
おいては,単純に複数個光軸方向に直列に配置したもの
では全体の形状が大きくなる欠点がある。
<問題点を解決するための手段> 本発明は従来のかかる欠点を除き,ファラデー回転子
1を中央に挾んで両側面に2個の偏光子2,2′を光軸5
を一致させて密着固定された光アイソレータ素子41のフ
ァラデー回転子1を1個の筒形の永久磁石3内の中央縦
断面と一致させて配設するとともに,光アイソレータ素
子41の一方の端面に他の第2の光アイソレータ素子42を
永久磁石3の外側面外に配置しまたは1個の永久磁石3
内の中央縦断面に配置された第1の光アイソレータ素子
41の両外側面に光軸5を一致させて接着固定された第2
および第3の光アイソレータ素子を永久磁石3の外側面
外に配置,あるいは2個の光アイソレータ41,42の偏光
子2を光軸5を一致させ固着させるとともに,接着面を
1個の永久磁石3内の中央縦断面内に,またそれぞれの
ファラデー回転子1を永久磁石3の外側面外に配置した
多段型光アイソレータである。
<作用> 1個の筒形永久磁石3の中心軸上の磁界強度分布は永
久磁石3外側面内に対し両外側面外に再び逆方向に生ず
るので外側面外にファラデー回転子1を配置するとファ
ラデー回転子1に充分な飽和磁界が印加され適正な動作
が行なわれる。
<実施例> 本発明の多段型光アイソレータの第1の実施例を第1
図,および第2図に示す。
図面に示すようにファラデー回転子1を中央にし両面
にそれぞれ偏光子2を光軸を一致させて密着固定された
第1の光アイソレータ素子41を1個の筒形の永久磁石3
内の中央縦断面内にファラデー回転子1の中央面を一致
させて配設する。さらにこの第1の光アイソレータ素子
41の外側面に第2の光アイソレータ素子42を光軸5一致
させ、永久磁石3の外側面外にファラデー回転子1を配
置し、偏光子2を互に固着して多段型光アイソレータが
形成される。
また本発明による第2の実施例を第3図および第4図
に示す。
図面に示すように第1の光アイソレータ素子41を1個
の筒形の永久磁石3内の中央縦断面内にファラデー回転
子1の中央面を一致させて配設するとともに、その両側
面にファラデー回転子1を永久磁石3の両端面の外側面
外となるように第2および第3の光アイソレータ素子4
2,43を配設し多段型光アイソレータが形成される。
さらに本発明による第3の実施例を第5図および第6
図(a)に示す。
図面に示すように2個の光アイソレータ素子41,42の
偏光子2を光軸5を一致させて固着し,固着面を中央縦
断面に配設したとき,ファラデー回転子1の面が永久磁
石3の両端面の外側面外とするように光アイソレータ素
子41,42が配置されて多段型光アイソレータが形成され
る。
ここにおいて第6図(b)に示すように1個の筒形の
永久磁石3の中心軸6上における磁界強度分布9は永久
磁石3の中心縦断面を境に左右対称で永久磁石3の端面
近くで磁界の向きが逆となる。したがってファラデー回
転子1を磁気飽和させるためファラデー回転子1に垂直
な向きに十分な磁界が加わればよい。しかし筒形の永久
磁石3が作る磁界が充分な大きさならば永久磁石3の内
部および両外側外の3ケ所にファラデー回転子1を磁気
飽和させるのに適正な磁界強度を得ることができる。し
たがってこの3ケ所の磁界領域にファラデー回転子1を
配置して透過損失が少ない多段型光アイソレータが得ら
れる。
<発明の効果> 以上に述べたように本発明によれば,従来のように永
久磁石3とともに光アイソレータ素子を積層するとき永
久磁石3の寸法が長くなるのにくらべて全体の形状が小
形となり,充分なアイソレーションを持つ多段型光アイ
ソレータが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の多段型光アイソレータの第1の実施例
の外観斜視図,第2図は第1図における中心軸を通る縦
断正面図,第3図は本発明による第2の実施例の外観斜
視図,第4図は第3図における中心軸を通る縦断正面
図,第5図は本発明による第3の実施例の外観斜視図,
第6図(a)は第5図における中心軸を通る縦断正面
図,第6図(b)は筒形の永久磁石の中心軸上の磁界強
度を軸上のそれぞれの点における相対値を磁界の向きと
ともに表わした分布の特性曲線図,第7図は順方向の透
過光が光アイソレータ素子の各部品を通る状態を示す説
明図,第8図は第7図における戻り光が通る状態を示す
説明図,第9図は従来の1段型の光アイソレータの中心
軸を通る縦断正面図(a)および外観側面図(b),第
10図は従来の2段型光アイソレータの中心軸を通る縦断
正面図(a)および外観側面図(b)である。 なお 1:ファラデー回転子,2,2′:偏光子,3:永久磁石,41,42,
43:光アイソレータ素子,5:光軸,6:中心軸,7,7′:直線
偏光,8:ヨーク,9:磁界強度分布。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】飽和磁界内で直線偏光7の偏波面を45゜回
    転させるファラデー回転子1を中央に挾み両側面に特定
    方向の前記直線偏光7のみを透過させる2個の偏光子2,
    2′を光軸5と一致させ固着された光アイソレータ素子4
    1を前記ファラデー回転子1を1個の筒状の永久磁石3
    の中央縦断面と一致させて配設するとともに前記第1の
    光アイソレータ素子41の一方の端面に他の第2の光アイ
    ソレータ素子42を前記永久磁石3の外側面外における逆
    方向磁界領域内に光軸を一致させ配置固着することを特
    徴とする多段型光アイソレータ。
  2. 【請求項2】前記第1の光アイソレータ素子41の両側端
    面に他の第2および第3の光アイソレータ素子42,43を
    光軸5を一致させ前記永久磁石3の両外側外領域に配置
    してなる特許請求の範囲第1項記載の多段型光アイソレ
    ータ。
  3. 【請求項3】2個の前記光アイソレータ素子41,42を前
    記偏光子2相互を光軸5を一致させ固着した接続面を1
    個の前記永久磁石3内中央縦断面に配し,且つ前記ファ
    ラデー回転子1を前記永久磁石3の両外側外領域に配置
    してなる特許請求の範囲第1項記載の多段型光アイソレ
    ータ。
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