JP2750680B2 - ヘルメットの構造 - Google Patents

ヘルメットの構造

Info

Publication number
JP2750680B2
JP2750680B2 JP4841796A JP4841796A JP2750680B2 JP 2750680 B2 JP2750680 B2 JP 2750680B2 JP 4841796 A JP4841796 A JP 4841796A JP 4841796 A JP4841796 A JP 4841796A JP 2750680 B2 JP2750680 B2 JP 2750680B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell
pump means
air
helmet
thickness adjusting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4841796A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08337914A (ja
Inventor
芳博 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP4841796A priority Critical patent/JP2750680B2/ja
Publication of JPH08337914A publication Critical patent/JPH08337914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2750680B2 publication Critical patent/JP2750680B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内装材クッショ
ンが人頭にフィットするようにしたヘルメットの構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】オートバイやスノーモービルなどに乗る
際に着用するヘルメットは、走行時の風圧を強く受ける
ことになる。このため、ヘルメットの重量感を少なく
し、フィット感を向上させるように、着用者の頭部にぴ
ったり合わせることが好ましい。従来は内装材などにパ
ッドなどを挿入させてその厚さを調整するようにした
り、ベルトや紐などを取り付けてその操作により内装材
の位置の調整ができるようにして、内装材で着用者の頭
に当たる部分の調整が行えるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック製のヘル
メットはシェルの形状が一定であり、その内側に取り付
けられた内装材のみで調整を行うものであるために、調
整できる範囲は限られ、一方人の頭の形は一定していな
いために、種々変化する頭の形状に完全に対応させるこ
とは非常に困難であった。本発明は、このような従来の
欠点を解消するためになされたものであり、ヘルメット
の構造において、種々変化する人の頭の形状に対応して
常に最適なフィット感が得られるヘルメットの構造を提
供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前部に開口部
が形成され、この開口部の上側及び下側にそれぞれ頭部
シェル及び顎部シェルを有する、プラスチック製のシェ
ルの内側にプラスチック製発泡材からなるライナー、そ
の内側に内装材クッションを配置してなるヘルメットに
おいて、上記ライナーと内装材クッションとの間にエア
ーバッグからなる厚さ調整部材が配置され、この厚さ調
整部材には、その内部の空気の量を増減するポンプ手段
が上記顎部シェル内側に配置され、このポンプ手段を前
記厚さ調整部材に結ぶ小径の連結部材に、手動により操
作する空気排出手段を設けるとともに、ポンプ手段の先
端に空気流入用逆止弁を設けたことを構成とする。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図3において、ヘルメット
10は、前部に開口部が形成され、前部開口部の上側及び
下側にそれぞれ頭部シェル及び顎部シェル(シェル1の
うち顎の前側に位置する部分)を有する、FRPなどの
プラスチック製のヘルメットシェル1の内側にプラスチ
ック製の発泡材からなる衝撃吸収用ライナー2が取り付
けられている。そして、さらにその内側にウレタンフォ
ームなどからなる内装材クッション3及びそれを覆う内
装カバー9が取り付けられてなり、前部開口部20は開閉
可能なシールド19で覆われている。このシールド19はヘ
ルメットシェル1の側部に取り付けられた軸19a回りに
回転可能に取り付けられて、開口部20を覆う状態とヘル
メットシェル1の上方に移動して開口部20を開放する状
態との間で位置変更可能に構成されている。
【0006】上記衝撃吸収用ライナー2と内装材クッシ
ョン3との間には、人の頭11の両頬及び後頭部に相当す
る部分にエアーバッグからなる厚さ調整部材4が配置さ
れている。この厚さ調整部材4は、図1に示すように両
頬に相当する部分では、顎及び耳の付近まで覆うように
幅及び高さが大きく形成され、また後頭部に相当する部
分は細幅で帯状に形成され、両者は空気の流通ができる
ように連結部材41で互いに連結されている。また、厚さ
調整部材4に空気を供給及び排出するためのポンプ手段
90がシェル1の顎部シェルの内側の下端縁部に配置され
て縁部の下側に面している。
【0007】図4〜図7に示すように、厚さ調整部材4
は、後頭部と両側頭部とにそれぞれ当接する3つの部材
からなり、これら3つの厚さ調整部材4は互いに連結部
材41とそれらを接続するコネクタ44とにより連結されて
いる。厚さ調整部材4のひとつには連結部材41を介して
ポンプ手段90が接続されている。連結部材41の中間部に
コネクタ機能及び空気排出機能を有するブリーザ30(空
気排出手段)が設けられ、その端部にはコネクタ44を介
してポンプ手段90の一端部が接続され、さらにポンプ手
段90の他端部には空気流入用逆止弁98が設けられてい
る。
【0008】ポンプ手段90は、ヘルメット10の前側にお
いてシェル1及びライナー2に下端縁部に配置され、内
側外皮92と可撓性の材料からなる外側外皮91と、その内
部に配置された空気袋93とから構成されている。図7に
示すように、上記ブリーザ30は、上記連結部材41が両側
からそれぞれ外嵌される一対の筒部31とこの筒部31に対
して直角に突出する筒部39とを有する。筒部39中にはス
リーブ32を介して弁棒36がその軸方向に移動可能に挿入
され、弁棒36の鍔部34には内部に配置されたスプリング
33により押圧力が加えられる。スプリング33の押圧力に
より、弁棒36の鍔部34はパッキン35を介してスリーブ32
の端面に圧着され、これによって筒部39のシールがなさ
れている。
【0009】図6に示すように、シェル1の下端部には
トリム材49が取り付けられるとともに、貫通穴15及びこ
の貫通穴15に対向する部分のライナー2に凹部30aが形
成されている。この貫通穴15にはブリーザケース47が貫
通して取り付けられ、ブリーザケース47の先端部に、手
動で操作する空気排出手段としてのブリーザ30が固定さ
れている。ブリーザケース47中にプッシャー(操作部
材)46が移動可能に保持され、その先端部がブリーザ30
の弁棒36の先端部に当接している。また、トリム49、ブ
リーザケース47及びプッシャー46の外表面はいずれもシ
ェル1の外表面とはほぼ面一になるように配置されてい
る。
【0010】ポンプ手段90をシェル1の下端縁部に設置
すると、ポンプ手段90の操作部材をシェル1に貫通して
設ける必要がなく、このためシェル1の強度を弱めるこ
とがない。しかもシェル1を貫通した操作部材がないこ
とは、シェル1の外表面を平滑にして外観の向上を図る
ためにも好ましい。また、空気排出手段を構成するブリ
ーザ30のプッシャー46はシェル1の下端部付近に設けれ
ばよいために、シェル1の外観に及ぼす影響は小さい。
【0011】ポンプ手段90の外側外皮91を.図5に矢印
で示す方向に押圧して凹入変形させると、空気袋93中の
空気がブリーザ30を通って各厚さ調整部材4中に供給さ
れる。外側外皮91に対する押圧力を解除すると、外側外
皮91自体の弾力で元の形状に復帰し、その際に逆止弁98
から空気袋93中に空気が供給される。また、ブリーザ30
のプッシャー46を押すと、その先端部に当接している弁
棒36がスプリング33の力に抗して凹入され、鍔部34とス
リーブ32との間に隙間が生じてそこから筒部31中の空気
が逃がされ、厚さ調整部材4中の空気が排出される。
【0012】図8はポンプ手段の別の例を示し、ポンプ
手段95はヘルメット10の前側又は側部において、シェル
1及びライナー2の下端縁部に配置され、布製の内側外
皮97と軟質塩化ビニールなどの可撓性の材料からなる外
側外皮96と、その内部に配置された空気袋94とから構成
され、その内側端部は内装カバー9より内側に突出して
形成されている。そして、外側外皮96はシェル1に対し
て接着により固定され、また外側外皮96と内側外皮97と
は縫い合わせて結合させている。
【0013】このようにポンプ手段95を内方に突出させ
て形成すると、手18によりポンプ手段95を掴みやすく、
しかも手18でつまんで変形させた場合にその変形量(ス
トローク)を大きくすることができ、したがってポンプ
としての機能を高めることができる。また、図9に仮想
線で示すように、外側外皮96の下面と内側外皮97の端部
とをつまんで変形させるようにしてもよく、この場合は
空気袋94をより容易に変形させることができる。
【0014】上記構成において、着用者がヘルメット10
を被る際には、厚さ調整部材4中の空気は抜いた状態に
しておき、着用後に図5に示す外側外皮91を繰返し押圧
し、あるいは図8に示す外側外皮96を繰返し押圧するこ
とにより、厚さ調整部材4中に上記作用により空気を供
給する。厚さ調整部材4が膨らむと、図2及び図3に仮
想線で示すように、内装クッション3が内方に押されて
人の頭11の両頬及び後頭部に圧着されるようになる。し
かも両側やや前部から後端部にかけて空気袋及び内装材
クッション材3により押圧するために、どのような形状
の人の頭11に対しても完全にフィットすることになる。
また、ヘルメット10を脱ぐときには、プッシャー46を押
圧することにより、厚さ調整部材4中の空気を排出させ
ればよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は厚さ調整部材をライナーと内装
材クッションとの間に配置するようにしたものであり、
厚さ調整部材に対する空気の供給及び排出を、顎部シェ
ルの内側に配置されたポンプ手段及びその空気流入用逆
止弁及び空気排出手段により手動操作により行い、内装
材クッションの突出量を調整し、これによって種々の形
状の人の頭に確実にフィットするようにしている。そし
て、ポンプ手段の先端に空気流入用逆止弁を設け、ポン
プ手段と厚さ調整部材とを小径の連結部材で結んでいる
ので、小径部分の摩擦により、ポンプ手段の膨張時に厚
さ調整部材からポンプ手段への空気の逆流が防止される
ので、ポンプ手段と厚さ調整部材との間に逆宇弁を設け
なくてもよく、簡素な構成となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すヘルメット部分断面
側面図である。
【図2】図1の横断面図である。
【図3】図1の水平断面図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すエアーバッグ及びポ
ンプ手段の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態を示すポンプ手段の縦断面
図である。
【図6】本発明の実施の形態を示す空気排出手段の縦断
面図である。
【図7】本発明の実施の形態を示すブリーザの断面図で
ある。
【図8】本発明の別の実施の形態を示すポンプ手段の断
面図である。
【図9】図8の操作状態の説明図である。
【符号の説明】
1 ヘルメットシェル 2 ライナー 3 内装材クッション 4 厚さ調整部材 10 ヘルメット 21 前部開口部 30 空気排出手段 41 連結部材 90 ポンプ手段 95 ポンプ手段 98 空気流入用逆止弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−550(JP,A) 実開 昭54−50618(JP,U) 実開 平2−29427(JP,U) 実開 平3−59324(JP,U) 実開 平3−22025(JP,U) 実開 平2−74323(JP,U) 実開 平1−83025(JP,U) 特公 昭61−10561(JP,B2) 特公 昭50−3709(JP,B2) 特公 平4−33885(JP,B2) 米国特許5014366(US,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前部に開口部が形成され、この開口部の
    上側及び下側にそれぞれ頭部シェル及び顎部シェルを有
    する、プラスチック製のシェルの内側にプラスチック製
    発泡材からなるライナー、その内側に内装材クッション
    を配置してなるヘルメットにおいて、上記ライナーと内
    装材クッションとの間にエアーバッグからなる厚さ調整
    部材が配置され、この厚さ調整部材には、その内部の空
    気の量を増減するポンプ手段が上記顎部シェル内側に配
    置され、このポンプ手段を前記厚さ調整部材に結ぶ小径
    の連結部材に、手動により操作する空気排出手段を設け
    るとともに、ポンプ手段の先端に空気流入用逆止弁を設
    けたことを特徴とするヘルメットの構造。
JP4841796A 1996-02-13 1996-02-13 ヘルメットの構造 Expired - Fee Related JP2750680B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4841796A JP2750680B2 (ja) 1996-02-13 1996-02-13 ヘルメットの構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4841796A JP2750680B2 (ja) 1996-02-13 1996-02-13 ヘルメットの構造

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27457189A Division JPH0711085B2 (ja) 1989-07-19 1989-10-20 ヘルメットの内部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08337914A JPH08337914A (ja) 1996-12-24
JP2750680B2 true JP2750680B2 (ja) 1998-05-13

Family

ID=12802745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4841796A Expired - Fee Related JP2750680B2 (ja) 1996-02-13 1996-02-13 ヘルメットの構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2750680B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08337914A (ja) 1996-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2350236C2 (ru) Хоккейный шлем, содержащий затылочный регулировочный механизм
US3668704A (en) Protective headgear
US5412810A (en) Helmet for riding vehicle
JP2904416B1 (ja) フルフェース型ヘルメット
US8566969B2 (en) Adjustable fitting helmet
US3866243A (en) Headgear with automatic sizing means
US20100180362A1 (en) Adjustable fitting helmet
EP0423711B1 (en) A helmet
JP2004534160A (ja) 保護ヘッドギア
JP2002069738A (ja) ヘルメット用チンカバーおよびこのチンカバーが取り付けられたヘルメット
EP0512193A1 (en) Helmet
US5632048A (en) Protector hearing helmet
US5938277A (en) Inflated bicycle seat
JP2750680B2 (ja) ヘルメットの構造
US7051379B2 (en) Protective head gear
JPH0711085B2 (ja) ヘルメットの内部構造
EP1316264B1 (en) Protective helmet
JP2828400B2 (ja) ヘルメットの内部構造
CN114801938A (zh) 一种防伤害的按摩控制方法和按摩控制装置
JPH057209Y2 (ja)
WO1993001732A1 (en) Helmet retention system
WO2022085234A1 (ja) ヘルメット及びチークパッド
JP3136096B2 (ja) 乗車用安全ヘルメット
ITUD980119A1 (it) Casco
KR100496378B1 (ko) 에어패드가 장착된 헬멧

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees