JPH057209Y2 - - Google Patents

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JPH057209Y2
JPH057209Y2 JP1988104925U JP10492588U JPH057209Y2 JP H057209 Y2 JPH057209 Y2 JP H057209Y2 JP 1988104925 U JP1988104925 U JP 1988104925U JP 10492588 U JP10492588 U JP 10492588U JP H057209 Y2 JPH057209 Y2 JP H057209Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフルフエイス型又はジエツト型のヘル
メツトに係り、特に、帽体の内周側にエアーバツ
クを取付け、このエアーバツク内に所望量の空気
を注入することにより、装着時のホールド感を高
めたものに関する。
(従来の技術) 第24図及び第25図を参照して従来のヘルメ
ツトの構成を説明する。
第24図はフルフエイス型のヘルメツトの側方
縦断面図であり、図中符号201は帽体である。
この帽体201は例えばFRP製である。上記帽
体201の内周側には発泡スチロール製の衝撃吸
収ライナ203が貼着されている。又、この衝撃
吸収ライナ203の内周側にはウレタン製のサイ
ドクツシヨン205が取り付けられている。上記
サイドクツシヨン205の内特に頭部に位置する
部分をヘツドクツシヨン207と称している。
又、顎の部分には顎ガード209が取り付けられ
ており、さらに帽体201の下端縁には縁巻21
1が取り付けられている。尚、図中符号213は
顎紐である。
次に第25図を参照してジエツト型のヘルメツ
トの構成について説明する。図中符号301は帽
体であり、この帽体301の内周側には衝撃吸収
ライナ303が取り付けられている。又、この衝
撃吸収ライナ303の内周側にはサイドクツシヨ
ン305が設けられており、特に頭部のサイドク
ツシヨンをヘツドクツシヨン307と称している
とともに、耳部に当たる部分を耳クツシヨン30
9と称している。帽体301の縁部には縁巻31
1が取り付けられており、又、耳部には顎紐31
3が取り付けられている。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来のヘルメツトによると次のような問題
があつた。
一般にヘルメツトを装着する人間の頭部の大き
さ、形状等は千差万別であり、そこで従来はヘル
メツトのサイズを例えば4種類に分別し(小さい
方から、S,M,L,XL)、使用者はこれらの内
から適当なサイズのものを選別していた。
しかしながら上記4種類の内から適当なサイズ
のものを選択しても、それが頭部に良好なホール
ド感を与えるとは限らず、例えば、頭部回りのホ
ールド感が良好であつても、顎部あるいは頬部に
ついては良好ではないというこうもある。又、ヘ
ルメツトの入口に頭部を通過させるのが困難な場
合があり、そのような場合には通過させやすいも
のを選択することになるが、一旦通過して装着す
るとヘルメツトと頭部との間にガタが発生して良
好なホールド感を得ることができないという問題
もあつた。さらに、経時変化によりクツシヨン材
がへたり、当初の良好なホールド感が損なわれる
こともあつた。又、従来の場合には頭部、顎部等
全て同じような構成になつているので、ホールド
感も同じであり、場所に見合つたホールド感を得
ることはできなかつた。
かかる問題に対しては、衝撃吸収ライナ20
3,303あるいはサイドクツシヨン205,3
05等の厚みを変えることによりサイズの種類を
増加させることも考えられるが、衝撃吸収ライナ
203,303及びサイドクツシヨン205,3
05の厚みには安全性の観点より制限があり、よ
つて上記厚みの多様化にも自ずと限界があつた。
又、多種類のサイズのものを作成することはコス
ト的にも問題があつた。
本考案はこのような点に基づいてなされたもの
でその目的とするところは、構成の複雑化、コス
トの上昇を来すことなく、様々な形状及び大きさ
を有する頭部に対して良好なホールド感を提供す
ることが可能なヘルメツトを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するべく本願考案による第1請
求項によるヘルメツトは、帽体と、この帽体の内
周側であつて任意の位置にそれぞれ独立して設け
られそれぞれ独立して空気の注入・排出が可能な
複数個のエアーバツクと、上記複数個のエアーバ
ツクにそれぞれ接続された空気注入・排出管と、
上記空気注入・排出管に接続されエアーバツク内
への空気の注入を許容するとともに外部からの押
圧操作によりエアーバツク内の空気の排出を許容
する逆止弁と、を具備したことを特徴とするもの
である。
次に第2請求項によるヘルメツトは、請求項1
記載のヘルメツトにおいて、帽体は内周側に緩衝
体を備え、上記緩衝体の内周側であつて任意の位
置に、又は緩衝体の内部であつて任意の位置にエ
アーバツグを取付けたことを特徴とするヘルメツ
トである。
次に第3請求項によるヘルメツトは、請求項1
記載のヘルメツトにおいて、帽体はエアーバツグ
取付部に緩衝体を備えず、ウアーバツグが所望の
厚さを有し、緩衝体としても機能することを特徴
とするヘルメツトである。
さらに、第4請求項によるヘルメツトは、請求
項1記載のヘルメツトにおいて、エアーバツグは
塩化ビニール製の袋体であつて、高周波ウエルダ
により複数の室に分割されていることを特徴とす
るヘルメツトである。
(作用) まず、第1請求項の場合には、帽体の内周側に
エアーバツクを任意の位置に独立して設置して、
それぞれ別個に空気の注入・排出を行なうように
したものであり、その空気の注入・排出は、それ
ぞれのエアーバツクに接続された空気注入・排出
管と逆止弁を使用して行なうものである。それに
よつて、各部において所望のホールド感を得るも
のである。
次に第2請求項の場合であるが、これは帽体が
内周側に緩衝体を備えており、この緩衝体との関
係でエアーバツグの取付位置を特定したものであ
る。すなわち、エアーバツグは緩衝体の内周側又
は緩衝体の内部に内蔵された状態で設置される。
緩衝体としては、例えば、帽体内周側に設置され
た発泡スチロース製の衝撃吸収ランナ、この衝撃
吸収ライナの内周側に設置されたウレタン製のク
ツシヨンからなるものがあり、よつて上記クツシ
ヨンの内周側に設置するか、又はクツシヨンの内
部に内蔵させるか、又は衝撃吸収ライナとクツシ
ヨンとの間に設置することになる。尚、緩衝体の
構成としては上述したものに限定されることはな
い。
次に第3請求項の場合であるが、これはエアー
バツクが緩衝体としての機能を兼備するものであ
る。つまり、エアーバツグを設置した部分につい
ては緩衝体をなくすものであり、よつてエアーバ
ツグとしてはその厚みを増すことなる。
次に第4請求項の場合には、エアーバツグを塩
化ビニール製の袋体としたものであり、かつ高周
波ウエルダにより複数の室に分割したものであ
る。これによつてホールド感を均一化させるもの
である。
(実施例) 以下第1図ないし第10図を参照して本考案の
第1の実施例を説明する。第1図はフルフエイス
型のヘルメツトの正面図であり、第2図は側面図
である。図中符号1は帽体であり、この帽体1の
前面側には開口3が形成されている。上記開口3
を閉塞するように透明のフード5が取り付けられ
ている。上記フード5は回動支持部7を介して回
動可能になつている。又、ヘルメツトを装着する
場合には、帽体1下部に形成されている開口9を
介して行うものである。
上記帽体1の内部の構造を第3図及び第4図を
参照して説明する。第3図は第1図の−断面
図であり、帽体1の内周側には発泡スチロール製
の緩衝吸収ライナ11が取り付けられており、こ
の緩衝吸収ライナ11の内周側にはウレタン製の
サイドクツシヨン13が取り付けられている。そ
してこのサイドクツシヨン13の内周側にエアー
バツグ15が取り付けられている。又、実際には
上記エアーバツク15の内周側に後述する表皮が
あるが、図では省略してある。
上記エアーバツク15は、頭部上部の回りに位
置する頭部回り用エアーバツク15a、頭部上方
に位置する頭部上部用エアーバツク15b、後頭
用エアーバツク15c、顎部用エアーバツク15
dとから構成されている。これらエアーバツク1
5のみを抽出して示したのが第4図である。この
第4図からも明らかなように、各エアーバツク1
5aないし15dには空気注入・排出管17が接
続されており、それぞれ別個に空気を注入・排出
する構成となつている。
ここでエアーバツク15aないし15d自体の
構成について説明する。まず第5図a,bに示す
ようなものが考えられる。第5図aは空気を注入
する前の状態を示す図であり、第5図bは空気を
注入した状態を示す図である。エアーバツク15
aないし15bは塩化ビニール製の袋体19から
構成されており、高周波ウエルダ21により複数
の室に分割されている。又、既に述べたように空
気注入・排出管17が接続されており、この空気
注入・排出管17にはボール式逆止弁23が接続
されている。
上記ボール式逆止弁23は第7図に示すような
構成となつている。図中符号25は弁本体であ
り、この弁本体25内にはシート部27が形成さ
れている。このシート部27にはボール29がス
プリング31により押し付けられている。又、弁
本体25の図中上端には空気注入・排出口33が
形成されており、又、図中下端にはエアーバツク
内に連通する注入・排出口35が形成されてい
る。そして、空気を注入する場合には後述するポ
ンプにより上記空気注入・排出口33を介して空
気を注入する。これによつてボール29がスプリ
ング31の付勢力に抗して図中下方の押し下げら
れ、その結果シート部27が開放されて空気がエ
アーバツク内に注入されていく。そして空気を一
旦注入してしまえばボール29がスプリング31
により図中上方に付勢されるのでシート部27は
閉じ、空気の流出は防止される。又、エアーバツ
ク内の空気を排出する場合には、上記弁本体25
のボール29の部分を外部から押圧することによ
り、ボール29を強制的に押し下げることによつ
て行う。
再度第5図に戻つて、上記構成をなすエアーバ
ツク15aないし15d内に空気を注入すると第
5図bに示すような状態となる。
又、エアーバツク15aないし15dとしては
第6図に示すようなものでもよい。第6図aが空
気を注入する前の状態、第6図bが空気を注入し
た状態を示している。又、この場合には高周波ウ
エルダ21の方向が第5図の場合と異なる。尚、
エアーバツク15aないし15dの形状、大きさ
等について種々のものが考えられ、第5図及び第
6図に示したものに限定されるものではない。
次にエアーバツク15aないし15dの取付位
置であるが、既に述べたように本実施例の場合に
は、サイドクツシヨン13の内周側である。これ
を第8図aに示す。エアーバツク15aないし1
5dの内側には前述したように表皮37がある。
しかしながらこれに限定されるものではなく、例
えば、第8図bに示すようにサイドクツシヨン1
3の内部に内蔵されてもよいし、あるいは第8図
cに示すように衝撃吸収ライナ11とサイドクツ
シヨン13との間に設置してもよい。
次にエアーバツク15aないし15d内に空気
を注入するポンプについて説明する。ポンプとし
ては第9図ないし第11図に示すようなものが考
えられる。第9図に示すポンプ39は押圧部41
と、注入管43とからなり、注入管43には圧力
計45が接続されている。上記押圧部41を押圧
することにより空気を注入する。
第10図に示すポンプ47は押圧部49と注入
管51とから構成されている。又、第11図に示
すポンプ53は、押圧部55と、タンク57と、
注入管59とから構成されている。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まずヘルメツトを装着する場合には、エアーバ
ツク15aないし15d内に空気を注入しない状
態で装着する。次にポンプ39等を使用してエア
ーバツク15aないし15d内に所望量の空気を
注入していき、各部において所望のホールド感を
得るようにする。ここに所望量の空気とは例え
ば、最適なホールド感を得ることができて、か
つ、ヘルメツトをとる場合にそれ程無理のかから
ない程度のものである。
次にヘルメツトをとる場合にはそのままの状態
でとる。又、再度装着する場合にもそのままの状
態で装着する。
又、空気量を再度調節する場合には、逆止弁の
部分を押圧することにより内部の空気を全て又は
部分的に排出し、再度ポンプ39等を使用して空
気を注入する。
以上本実施例によると以下のような効果を奏す
ることができる。
まずどのような形状あるいは大きさの頭部をも
つ人に対しても良好なホールド感を与えることが
できる。これは従来のように画一的な内装構造に
より頭部にホールド感を与えるのではなく、エア
ーバツク15aないし15d内に適宜所望量の空
気を注入することにより頭部の形状、大きさに合
つた内装構造にすることができるからである。特
に、エアーバツク15を、頭部上部用エアーバツ
ク15a、頭部上方用エアーバツク15b、後頭
部用エアーバツク15c、顎部用エアーバツク1
5dに分割し、独立して空気を注入するようにし
ているので、各部にあつた所望量の空気を注入し
てホールド感を得ることができる。これは人の頭
が端に大小だけでなく、部分的な形状においても
千差万別があることを考えると、極めて効果的で
ある。
次に生産コストの低減を図ることができる。す
なわちエアーバツク15aないし15d内への空
気注入量の調整によりかなりの幅で異なる大き
さ、形状の頭部に対応することができ、その結果
帽体1はもとより、衝撃吸収ライナ11、サイド
クツシヨン13のサイズの種類を減少させること
ができ、それによつて生産コストが低減するもの
である。
次に逆止弁23を使用しているので、エアーバ
ツク15aないし15d内の空気が漏洩すること
はなく、かつ外部からの押圧操作によりエアーバ
ツク15aないし15d内の空気を排出させて再
調整も可能である。
又、エアーバツク15aないし15dは高周波
ウエルダ21により複数の室に分割された構成と
なつているので、均一に膨張していき、良好なホ
ールド感を提供する上で極めて効果的である。
尚、エアーバツク15aないし15dが衝撃を
吸収する緩衝体としての機能を発揮することはい
うまでもない。
次に第12図を参照して第2の実施例を説明す
る。この第2の実施例はエアーバツクを立体的な
ものとし、緩衝体としての機能を兼備させたもの
である。第12図に示すエアーバツク61は顎部
用のものであり、一対の袋体63,63と、これ
らを連結しかつ空気を注入・排出する注入・排出
管65と、逆止弁67とから構成されている。上
記袋体63は前記第1実施例のものよりも厚くな
つている。かかる構成のエアーバツク61を取り
付ける場合には、衝撃吸収ライナ及びサイドクツ
シヨンは取り付けない。つまり、エアーバツク6
1がそれらの機能をも兼備するものである。
したがつてヘルメツトの構成が大幅に簡略化さ
れるとともに、生産コストも大幅に軽減される。
尚、図では顎部用として示したが、それに限定さ
れるものではなく、他の部分にも同様に適用可能
である。
次に第13図を参照して第3の実施例について
説明する。これは頭部上方用のエアーバツクに関
するものである。第13図aは平面図であり、第
13図bは第13図aのb−b断面図である。エ
アーバツク71は表皮73、及びサイドクツシヨ
ン75と一体化されており、同時に成形されてい
る。図中符号77は高周波ウエルダであるととも
に、符号79は空気注入・排出管、符号81は逆
止弁である。又、上記サイドクツシヨン75はビ
ニフオームであり、又、表皮73としては伸縮性
に優れたものを使用する。
かかる構成によると、頭部上方用の部分を簡単
に成形することができ、製作コストの低減を図る
ことができる。
次に第14図を参照して第4の実施例を説明す
る。これは首用エアーバツクに関するものであ
る。この首用エアーバツク71は表皮73の中に
エアーバツク75を内蔵したものであり、その部
分にはサイドクツシヨン材等は取付けられていな
い。
さらに第15図に示す第5の実施例は頭部側面
のみにエアーバツク81を取り付けたものであ
る。
尚、エアーバツクを何処に取り付けるかは任意
であり、部分的に取り付ける構成であつてもよい
し、第1実施例のように略全域に取り付ける構成
であつてもよい。
次に第16図ないし第22図を参照して第6の
実施例を説明する。この実施例は本考案をジエツ
ト型のヘルメツトに適用したものである。第16
図はジエツト型ヘルメツトの正面図であり、第1
7図は側面図である。
図中符号91は帽体であり、この帽体91の前
面側は切欠部93となつている。この切欠部93
にはフード95が取り付けられている。フード9
5は回動支持部97により回動可能な構成となつ
ている。
上記帽体91の内部は第18図及び第19図に
示すようになつている。帽体91の内周側には発
泡スチロール製の衝撃吸収ライナ99が取り付け
られており、この衝撃吸収ライナ99の内周側に
はウレタン製のサイドクツシヨン101が取り付
けられている。上記サイドクツシヨン101の内
周側にはエアーバツク103が取り付けられてい
る。
上記エアーバツク103は頭部回り用エアーバ
ツク103aと、頭部上方用エアーバツク103
bと、耳部用エアーバツク103cとから構成さ
れている。そしてそれぞれに空気注入・排出管1
05が接続されており、又、それら空気注入・排
出管105には図示しない逆止弁が取り付けられ
ている。
上記耳部用エアーバツク103cは第20図に
示すような形状となつている。又、その取付状態
は第21図のようになつている。すなわち第18
図にも示すように、帽体91の内周側には衝撃吸
収ライナ(ベース)99があり、さらにサイドク
ツシヨン101がある。耳部用エアーバツク10
3cは上記サイドクツシヨン101の内周側に配
置されており、表皮107により覆われている。
尚、これに限定されるものではなく、第22図に
示すようにサイドクツシヨン101の内部に内蔵
させてもよい。さらにサイドクツシヨン101と
衝撃吸収ライナ99との間であつてもよい。
以上この実施例の場合にも前記各実施例の場合
と同様の効果を奏することができ、様々な形状、
大きさの頭部に対して良好なホールド感を与える
ことができる。
次に第23図を参照して第7の実施例を説明す
る。これは耳部用エアーバツク103cを立体化
させて、その部分の衝撃吸収ライナ、及びサイド
クツシヨンを不要としたものである。尚、かかる
構成は耳部に限定されるものではなく、他の部分
についても同様に適用できることはフルフエイス
型の場合と同様である。
尚、本考案は前記各実施例に限定されるもので
はなく、エアーバツク内に所望量の空気を注入す
ることにより、所望のホールド感を得るという基
本的構成を逸脱しない限り、種々のものが考えら
れる。又、逆止弁以外に空気抜き弁を併用して、
再調整等の場合にはこの空気抜き弁を介してエア
ーバツク内の空気を抜くようにしてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案によるヘルメツトに
よると、まず様々な大きさ及び形状を有する頭部
に対して良好なホールド感を与えることができ
る。特に、任意の場所に独立して設置し、別個に
空気の注入・排出を行うことにより、各部の見合
つたホールド感を提供することができる。
又、緩衝体としての機能を兼備させることによ
りね構成の簡略化を図ることができる。
又、逆止弁の使用により空気の注入が容易であ
ることはもとより、空気の漏洩を防止することが
出来、又、空気の排出及び再調整も簡単である。
さらに、エアーバツクを高周波ウエルダより複
数の室に分割してあるので、ホールド感の均一化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第11図は本考案の第1実施例を
示す図で、第1図はフルフエイス型ヘルメツトの
正面図、第2図はフルフエイス型ヘルメツトの側
面図、第3図は第1図の−断面図、第4図は
エアーバツクを強調して示す斜視図、第5図及び
第6図はエアーバツクの構成を示す斜視図、第7
図は逆止弁の断面図、第8図はエアーバツクの取
付状態を示す断面図、第9図ないし第11図はポ
ンプの斜視図、第12図は第2実施例を示すエア
ーバツクの斜視図、第13図は第3の実施例を示
す図で、第13図aは頭部上方用エアーバツクの
平面図、第13図bは第13図aのb−b断面
図、第14図は第4実施例によるヘルメツトの断
面図、第15図は第5実施例によるヘルメツトの
断面図、第16図ないし第22図は第6実施例を
示す図で、第16図はジエツト型ヘルメツトの正
面図、第17図はジエツト型ヘルメツトの側面
図、第18図は第17図の−断面図、第
19図は第16図の−断面図、第20図
は耳部用エアーバツクの正面図、第21図及び第
22図は耳部用エアーバツクの取付状態を示す断
面図、第23図は第7実施例による耳部用エアー
バツクの斜視図、第24図及び第25図は従来例
を示す図で、第24図はフルフエイス型ヘルメツ
トの断面図、第25図はジエツト型ヘルメツトの
断面図である。 1……帽体、11……衝撃吸収ライナ、13…
…サイドクツシヨン、15……エアーバツク、1
7……空気注入・排出管、19……袋体、21…
…高周波ウエルダ、23……ボール式逆止弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 帽体と、この帽体の内周側であつて任意の位
    置にそれぞれ独立して設けられそれぞれ独立し
    て空気の注入・排出が可能な複数個のエアーバ
    ツクと、上記複数個のエアーバツクにそれぞれ
    接続された空気注入・排出管と、上記空気注
    入・排出管に接続されエアーバツク内への空気
    の注入を許容するとともに外部からの押圧操作
    によりエアーバツク内の空気の排出を許容する
    逆止弁と、を具備したことを特徴とするヘルメ
    ツト。 (2) 請求項1記載のヘルメツトにおいて、帽体は
    内周側に緩衝体を備え、上記緩衝体の内周側で
    あつて任意の位置に、又は緩衝体の内部であつ
    て任意の位置にエアーバツクを取付けたことを
    特徴とするヘルメツト。 (3) 請求項1記載のヘルメツトにおいて、帽体は
    エアーバツク取付部に緩衝体を備えず、エアー
    バツクが所望の厚さを有し、緩衝体としても機
    能することを特徴とするヘルメツト。 (4) 請求項1記載のヘルメツトにおいて、エアー
    バツクは塩化ビニール製の袋体であつて、高周
    波ウエルダにより複数の室に分割されているこ
    とを特徴とするヘルメツト。
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