JP2750575B2 - 磁気記録媒体製造用磁性液の塗布装置 - Google Patents

磁気記録媒体製造用磁性液の塗布装置

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JP2750575B2
JP2750575B2 JP63050695A JP5069588A JP2750575B2 JP 2750575 B2 JP2750575 B2 JP 2750575B2 JP 63050695 A JP63050695 A JP 63050695A JP 5069588 A JP5069588 A JP 5069588A JP 2750575 B2 JP2750575 B2 JP 2750575B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、押出し型塗布装置に係り、特に塗布液の洗
浄性が良好な磁気記録媒体製造用磁性液の塗布装置に関
する。
〔従来の技術〕
コーティング方式としては、ロールコート、グラビア
コート、エクストルージョンコート、スライドビードコ
ート、カーテンコート等種々の方式があることはよく知
られている。
磁気記録媒体は、支持体上に磁性塗布液を塗布するこ
とによって得られるが、その塗布方式としては、ロール
コート、グラビアコート、エクストルージョンコートが
一般的である。この中でも、エクストルージョンコート
は、均一な塗布膜厚が得られるので優れている。
ところで、主として磁気記録媒体の製造を目的とした
エクストルージョンコート法における従来技術として、
特開昭57−84771号、同58−104666号、同60−238179
号、同62−183035号公報記載のものが知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
この種のコータヘッドの材質は、従来、ステンレスが
一般的である。
しかし、支持体の原反替えや塗布時のトラブルが発生
したとき、第1図に示すように、支持体1をコータヘッ
ドCHから離間させると、塗布液Aがスリット2からフロ
ントエッジ3の表面を伝わって垂れ下ちる。そこで、通
常、再スタート時には、予めフロントエッジ3を溶剤等
で洗浄するようにしている。
しかしながら、その洗浄が不十分な場合や、一時停止
時間が特に長い場合には、塗布液の固化もしくは乾燥カ
スがフロントエッジ3に残留し、再塗布時、そのカスが
塗布され、塗布故障となる。この塗布故障は数分以内に
は解消されるが、特に高速塗布の場合には、再スタート
位置から数百mが塗布故障域となり、生産性(歩留り)
を低下させる原因になっていた。
そこで、本発明の主たる目的は、コータヘッドのエッ
ジ面に付着する塗布液カスによる塗布故障を防止し、歩
留りを高め得る磁気記録媒体製造用磁性液の塗布装置を
提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題は、与えられる張力によって、フロントエツ
ジ面およびバツクエツジ面に対して押し付けられた状態
で、フロントエツジ面およびバツクエツジ面に沿って連
続的に走行する可撓性支持体表面に、前記フロントエツ
ジ面とバツクエツジ面とのスリツトから磁性塗布液を連
続的に押し出して前記支持体表面に磁性塗布液を塗布す
る装置において、 前記フロントエツジ面の下流端における接線より前記
バツクエツジ面の表面の一部が突出しており、その突出
面の支持体に対向する面が外方に膨出する曲面であり、 少なくとも前記フロントエツジ面を形成する部材が、
水との接触角θが63度以上である材質からなることで解
決できる。
〔作用〕
周知のように、磁気記録媒体の製造用の磁性液の塗布
装置は、与えられる張力によって、フロントエツジ面お
よびバツクエツジ面に対して押し付けられた状態で、フ
ロントエツジ面およびバツクエツジ面に沿って連続的に
走行する可撓性支持体表面に、前記フロントエツジ面と
バツクエツジ面とのスリツトから磁性塗布液を連続的に
押し出して前記支持体表面に磁性塗布液を塗布するもの
である。
また、押出し型塗布装置は、高粘度の磁性液の塗布に
適しており、かつ、高BET値の酸化磁性粉やバリウムフ
エライト材料の使用の指向が図られている状況下で、ま
すます高粘度のたとえば後述のように3000cps程度の磁
性液の塗布が必要となっている。
したがって、一時停止時間が長い場合には、フロント
エツジ面に残留し、塗布液の固化分や乾燥カスが付着し
たままとなり、再度運転する場合に塗布故障となる原因
を加速している。
しかるに、本発明では、少なくともフロントエツジ面
を形成する部材の材質が、水との接触角として63度以上
であるものを使用するため、撥液性に富み、したがっ
て、塗布を中断しても、塗布液はフロントエツジ面から
速かに垂れ落ち、フロントエツジ面に残留がほとんど無
くなる。その結果、再スタート時までの時間が長くとも
カスが付着することが無いかきわめて少く、もって塗布
故障がきわめて少なくなる. 他方、特に高速で高粘度磁性液を塗布する場合、フロ
ントエツジ面の下流端における接線よりバツクエツジ面
の表面の一部が突出していると、きわめて塗布故障が少
ないことが知見された。
かかるエツジ面の関係の下で、フロントエツチ面を形
成する部材の材質が、水との接触角として63度以上であ
るものを使用すると、なお塗布液の固化分や乾燥カスが
付着したとしても、再度運転を開始すると、その塗布液
の固化分や乾燥カスが、フロントエツジ面の下流端にお
ける接線より突出するバツクエツジ面の曲面を容易に乗
り越えて、塗布液に同伴するようになり、もって長時間
にわたる塗布故障が防止される。逆に、前記接線よりバ
ツクエツジ面に突出部分がないと、かつ、その突出面が
たとえば平坦であると、バツクエツジ面と支持体との間
に滞留しがちとなり、長時間にわたって塗布故障が発生
する原因となる。
〔発明の具体的構成〕
以下本発明をさらに詳説する。
第1図は本発明に係るコータヘッドCHの構造および配
置例を示したもので、フロントエッジ3とバックエッジ
4とを構成する2つの割り部材が合わされるとともに、
中央内部に塗布液Aのポケット5および合わせ面にスリ
ット2が形成され、たとえばフロントエッジ3を下側に
して配置され、ポケット5が送られスリット2を通して
吐出される塗布液Aを上方に走行する支持体1表面に塗
布するようにしたものである。
本発明では、フロントエッジ3を形成する部材として
(好ましくはバックエッジ4を形成する部材をも)、撥
液性材質のものを用いるものである。かかる部材として
は、水との接触角θが63度以上のもの、さらに望ましく
は68度以上のものが用いられる。その例としては、ポリ
アセタール樹脂、高密度ポリエチレン、フッ素系樹脂、
ポリエチレンテレフタレート樹脂等を挙げることができ
る。
本発明において定義する水との接触角θは、被測定物
表面に、イオン交換水を5μ程度滴下し、その水滴の
球面と、被測定物表面との接点において、球面の接線方
向と被測定物表面とのなす角を、イオン交換水滴下30秒
後に、エルマ光学社製接触角測定装置を使用して測定す
ることができる。
上記例において、高速塗布を行う場合、第2図に示す
ように、フロントエッジ3表面の下流端Xにおける接線
l1より、バックエッジ4表面の一部が突出(第2図では
ほぼ上方に突出)するのが望ましい。
この条件は、前記l1と、下流端Xを通りバックエッジ
面を結ぶ線l3とのなす角度をα、前記l1と、バックエ
ッジ4表面の下流Yにおける接線l2となす角度をα
したとき、次記式の条件としてあらわすことができる。
α<α<180゜ 一方、バックエッジ4表面の曲率半径rは、3〜10mm
が好ましい。
塗布時において、支持体は、第2図矢印で示すよう
に、フロントエッジ3に沿ってせり上りながら下流端X
を通って、スリット2およびその出口の液溜り部分を越
えて、バックエッジ4表面の塗布液層厚分上方をめぐり
ながら右方へ抜けて行く。
本発明に係る支持体としては、ポリエステルフィルム
等のプラスチックフィルム、紙、両者の積層シート、金
属シート等を挙げることができ、可撓性材料であればそ
の材質は問われない。
〔実施例〕
次に実施例を示す。
支持体として、15μmのポリエチレンテレフタレート
フィルムを用い、メタル粉(RET値55m3/g)を有する300
0cpsの磁性塗布液を、ウェット膜厚で40μmに塗布速度
100m/分で塗布した。
その再、種々の材質のコータヘッドを用意し、塗布故
障の発生長さの平均値を調べたところ、第1表に示す結
果を得た。
この結果によると、接触角が大きいほど、塗布故障が
少くなり、たとえば接触角64゜のポリアセタールを用い
たとき、その都度、フロントエッジ面を洗浄すれば、実
用上支障ない塗布故障に抑えることができるとともに、
従来例では、塗布故障は200mないしそれ以上の長さをも
って発生することが判る。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、コータヘッドのエッジ
面に付着残留する塗布液カスによる塗布故障を大巾に低
減でき、歩留り向上を達成できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の塗布装置およびその配置例の概要図、
第2図はコータヘッドの望ましい形状を例示的に示した
要部断面図である。 1……支持体、2……スリット、3……フロントエッ
ジ、4……バックエッジ、A……塗布液、CH……コータ
ヘッド。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】与えられる張力によって、フロントエツジ
    面およびバツクエツジ面に対して押し付けられた状態
    で、フロントエツジ面およびバツクエツジ面に沿って連
    続的に走行する可撓性支持体表面に、前記フロントエツ
    ジ面とバツクエツジ面とのスリツトから磁性塗布液を連
    続的に押し出して前記支持体表面に磁性塗布液を塗布す
    る装置において、 前記フロントエツジ面の下流端における接線より前記バ
    ツクエツジ面の表面の一部が突出しており、その突出面
    の支持体に対向する面が外方に膨出する曲面であり、 少なくとも前記フロントエツジ面を形成する部材が、水
    との接触角θが63度以上である材質からなることを特徴
    とする磁気記録媒体製造用磁性液の塗布装置。
JP63050695A 1988-02-17 1988-03-04 磁気記録媒体製造用磁性液の塗布装置 Expired - Fee Related JP2750575B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59189963A (ja) * 1983-04-14 1984-10-27 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59189963A (ja) * 1983-04-14 1984-10-27 Fuji Photo Film Co Ltd 塗布装置

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