JP2750448B2 - 半導体検査装置 - Google Patents

半導体検査装置

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JP2750448B2
JP2750448B2 JP1095557A JP9555789A JP2750448B2 JP 2750448 B2 JP2750448 B2 JP 2750448B2 JP 1095557 A JP1095557 A JP 1095557A JP 9555789 A JP9555789 A JP 9555789A JP 2750448 B2 JP2750448 B2 JP 2750448B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は半導体検査装置に関する。
(従来の技術) 従来、パッケージング済みの半導体の電気的諸特性を
検査する工程では、半導体素子のパッケージが多種多用
にわたるため、夫々のパッケージの種類に合わせた専用
検査装置(ICハンドラ)が必要とされていたが、近年の
半導体素子の多品種少量生産化に対応し、測定部のユニ
ット等を交換することで1台で多くの形状の半導体素子
の測定が可能ないわゆるユニバーサルハンドラが開発さ
れている。
このようなユニバーサルハンドラへの半導体素子供給
形態として、トレー方式が知られている。
このトレー方式のICハンドラは、トレー上に多数例え
ば格子状に素子収容部を設け、この素子収容部内にパッ
ケージ済みの半導体素子例えばQFP、SOP等を収容し、該
トレーから半導体素子を1つずつ取出して、ICハンドラ
のテストヘッドに設けられたプローブ針等の検査端子に
上記トレー上の各半導体素子を順次当接して検査するよ
うに構成されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、近年半導体素子は、急速に高集積化さ
れており、これに伴い、例えばQFP,SOP等の半導体素子
の端子も多端子化、端子の狭ピッチ化が進んでいる。こ
のため、半導体検査装置においては、多端子化、狭ピッ
チ化された半導体素子の測定に対応可能な高い位置合せ
精度が要求されるようになってきている。
本発明は、かかる従来の事情に対処してなされたもの
で、多端子化、狭ピッチ化された半導体素子の測定に対
応可能な高い位置合せ精度を有するとともに、多品種少
量生産化に対応可能なフレキシビィリティーを備えた半
導体検査装置を提供しようとするものである。
[発明の効果] (課題を解決するための手段) 本発明の半導体検査装置は、トレーに収容された半導
体素子を位置決めして測定ステージにロード・アンロー
ドするローダー系と、 このローダー系とは別の基体上に構成され前記測定ス
テージ上に設けられた前記半導体素子に検査端子を接触
させて電気的な導通を得る測定ステージ系とを有し、 前記測定ステージ系の基体と前記ローダー系の基体と
が、これらの基体の間に板状の防振ゴムを介在させた状
態で捩子により接続されたことを特徴とする。
(作用) 本発明の半導体検査装置では、トレーに収容された半
導体素子を位置決めして測定ステージにロード・アンロ
ードするローダー系と、測定ステージ上に設けられた前
記半導体素子に検査端子を接触させて電気的な導通を得
る測定ステージ系とが別の基体上に構成されており、こ
のローダー系と測定ステージ系とが防振機構介して接続
されているので、ローダー系および測定ステージ系で発
生する振動が相互に伝搬することを防止することがで
き、振動により位置合せ精度が損われることを防止する
ことができるので、高い位置合せ精度を確保することが
できる。また、例えばローダー系の交換等も容易に行う
ことができ、例えばロジック、メモリ等異なる品種の半
導体素子の測定にも対応することができる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例について図を参照して説明す
る。
この実施例の半導体検査装置は、ローダー系1と、こ
のローダー系1とは別の基体(フレーム)上に構成され
た測定ステージ系2とから構成されており、これらのロ
ーダー系1と測定ステージ系2とは、これらの間の振動
が電搬することを防止する防振機構を有する複数の接続
部材3によって接続固定されている。
この接続部材3は、例えば第2図および第3図に示す
ように構成されている。
すなわち第2図に示す接続部材3a、材質例えば金属等
から円筒状に構成された枠体50内に充填された防振ゴム
51の中央部に埋設されたボルト52と、このボルト52より
大径の透孔53を有する材質例えば金属等からなるl字状
部材54から構成されている。そして、上記枠体50を例え
ば測定ステーズ系2の基体にねじまたは溶接等で固定
し、L字状部材54を他方のローダー系1の基体に同様に
固定し、ナット55でこれらを固定することにより、ロー
ダー系1と測定ステージ系2とを接続するよう構成され
ている。
また、第3図に示す接続部材3bでは、複数の長穴60を
有する材質例えば金属等からなるL字状部材61を例えば
ローダー系1の基体にねじまたは溶接等で固定し、測定
ステージ系2の基体に対して複数例えば2枚の板状防振
ゴム62と、押え板63を介して複数のボルト64およびナッ
ト65で固定することにより、ローダー系1と測定ステー
ジ系2とを接続するよう構成されている。
そして、この実施例では、上記接続部材3aおよび接続
部材3bをそれぞれ複数例えば4個ずつ用いて、ローダー
系1で生じた振動が測定ステージ系2に伝搬しないよう
に、あるいは、測定ステージ系2で生じた振動がローダ
ー系1に伝搬しないようにして、ダー系1と測定ステー
ジ系2とが所定位置に接続固定されている。
次に、上記ローダー系1および測定ステージ系2の構
成について説明する。
ローダー系1には、検査測定を行う半導体素子(以
下、チップと呼ぶ)4を多数例えば格子状に配列収容し
たトレー5を多数棚積み積層する如く収容する昇降自在
のセンダー機構6、空トレーを一時保管するためのトレ
ーバッファ機構7、検査の終了したチップ4を収容した
トレー5を多数棚積み積層する如く収容する昇降自在の
レシーバ機構8が、この順で図示矢印Y方向に沿って直
線上に設けられている。また、これらのセンダー機構
6、トレーバッファ機構7、レシーバ機構8の上部に設
けられた基台9には、この基台9の長手方向(Y方向)
および上下方向(Z方向)に移動自在なトレー移載機構
10が配設されており、このトレー移載機構10により、ト
レー5を、センダー機構6からトレーバッファ機構7
へ、トレーバッファ機構7からレシーバ機構8へと搬送
可能に構成されている。
また、基台9のセンダー機構6側端部には、センダー
機構6の最上段に棚積みされたトレー5から一つずつチ
ップ4を保持してポリアライメントステージ11へ搬送す
るチップ搬入機構12が設けられており、一方基台9のレ
シーバ機構8側端部には、アンロードステージ13上に設
けられた検査の終了したチップ4を保持してレシーバ機
構8の最上段に棚積みされたトレー5へ搬送するチップ
搬出機構14が設けられている。
これらチップ搬入機構12およびチップ搬出機構14は、
夫々、Y方向へ突出した搬送腕15をX−Z方向に移動さ
せるための例えばLMガイドとボールスクリュー等から構
成されるX−Zステージ16と、搬送腕15の側面にY方向
に対して移動自在に設けられたチップ4を例えば真空チ
ャックにより吸着保持する保持部17とから構成されてい
る。
さらに、上記基台9の測定ステージ系2側には、チッ
プ4を例えば真空チャックにより吸着保持する保持部18
a、18bが所定の間隔をおいて2個設けられ、Y−Z方向
に移動自在に構成されたダブル移載機構18が配設されて
いる。すなわち、このダブル移載機構18は、一方の保持
部18aでプリアライメントステージ11のチップ4を測定
ステージ系2の測定ステージ19上へと移載すると同時
に、他方の保持部18bで測定ステージ19上の検査終了済
みのチップ4をアンロードステージ13へと移載可能に構
成されている。
また、測定ステージ系2は、チップ4を載置され、X
−Y−Z−θ方向に移動可能に構成された測定ステージ
19と、チップ4のリードに合せて多数の検査端子を設け
られたコンタクタ(図示せず)が固定される検査部20が
設けられており、チップ4を載置された測定ステージ19
を駆動して検査部20に固定されたコンタクタの検査端子
にチップ4のリードを接触させ、電気的な導通を得て図
示しないテスタによってチップ4の検査を行うよう構成
されている。
次に、上記構成のこの実施例の半導体検査装置の動作
について以下に説明する。
まず、チップ搬入機構12により、トレー5上のチップ
4をプリアライメントステージ11上に搬送移載する。
次に、プリアライメントステージ11上に設けられたプ
リアライメント用画像認識機構21によりチップ4の画像
を撮像して正規の基準位置とのずれ量を検出する。
なお、この時、例えばチップ4の画像を撮像中に測定
ステージ系2の測定ステージ19が駆動されるようなこと
があっても、前述したように測定ステージ系2の振動が
ローダー系1に伝わらないよう構成されているので、プ
リアライメント用画像認識機構21によるずれ量の検出を
正確に行うことができ、精度の高い位置合せを行うこと
ができる。
こうして、プリアライメント用の位置情報を測定した
後、ダブル移載機構18の一方のチップ保持部18aにてプ
リアライメントステージ11上のチップ4を保持し、測定
ステージ系2の測定ステージ19上へと搬送移載するとと
もに、ダブル移載機構18の他方のチップ保持部18bにて
測定ステージ19上の検査終了済みチップ4をアンロード
ステージ13上へ搬送移載する。
このプリアライメントステージ11から測定ステージ18
へのチップ移載動作の際には、測定ステージ19は予め所
定の受渡し位置すなわち基台9の中央下部にて待機して
いるが、上記プリアライメント用画像認識機構21により
チップ4の位置ずれが検出された場合には、この位置ず
れ情報に基づいて、チップ4が測定ステージ19の予め定
められた基準位置上に載置されるように位置ずれ分移動
補正した状態で待機する。こうして、チップ4は、常
に、測定ステージ19の定められた位置上に搭載される。
この後、ファインアライメント用画像認識機構22によ
って測定ステージ19上のチップ4を撮像し、例えばチッ
プ4のリードの位置の所定位置からのずれを認識する。
なお、この時も前述したプリアライメントの時と同様
に、例えばチップ4の画像を撮像中にローダー系1の各
駆動機構が駆動されるようなことがあっても、前述した
ようにローダー系1の振動が測定ステージ系2に伝わら
ないよう構成されているので、ファインアライメント用
画像認識機構22によるずれ量の検出を正確に行うことが
でき、精度の高い位置合せを行うことができる。
しかる後、測定ステージ19を、検査部20に移動させ、
上記ファインアライメント用画像認識機構22によって認
識されたずれに応じて測定ステージ19の位置調整を行っ
た状態で測定ステージ19を上昇させ、検査部20に固定さ
れたコンタクタの検査端子にチップ4のリード列を接触
させ、電気的な導通を得て図示しないテスタによってチ
ップ4の検査を行う。
検査終了後は、測定ステージ19を再び移載位置まで移
動させて、ここで、ダブル移載機構18の一方のチップ保
持部18bにて測定ステージ19上の検査済みチップ4を保
持し、アンロードステージ13へ搬送移載するとともに、
他方のチップ保持部18aにてプリアライメントステージ1
1上の次のチップ4を保持し、測定ステージ19上へ搬送
移載する。
そして、アンロードステージ13上の検査済みチップ4
は、チップ搬出機構14によって、レシーバ機構8のトレ
ー5に移動するが、このとき、検査により不良と判定さ
れたチップ4は、チップ搬出機構14の搬送経路の下方に
配置された不良品収容箱23内に落とされる。
上述した一連の動作を繰返すことにより、センダー機
構6のトレー5に収容されたチップ4が順次検査されて
レシーバ機構8のトレー5へと収容される。
また、センダー機構6のトレー5上のチップ4が全て
取り出されると、トレー移載機構10によりこの空トレー
5を保持搬送し、トレーバッファ機構7上にて待機す
る。そして、レシーバ機構8のトレー5がチップ4を満
載した状態となると、この空トレー5をレシーバ機構8
のチップ4を満載したトレー5上に載置する。ここで、
不良のチップ4が多数存在し、レシーバ機構8のトレー
5がチップ4を満載した状態となる前にセンダー機構6
のトレー5が空となった場合は、トレー移載機構10は、
トレーバッファ機構7内に空トレー5を落下させて、セ
ンダー機構6の空トレー5を保持搬送し、トレーバッフ
ァ機構7上にて待機する。
以上説明したように、この実施例の半導体検査装置で
は、ローダー系1と測定ステージ系2とが別の基体(フ
レーム)上に構成されており、これらのローダー系1と
測定ステージ系2とが、防振機構を有する接続部材3に
よって接続固定されているので、例えば、プリアライメ
ント用画像認識機構21あるいはファインアライメント用
画像認識機構22によってチップ4を撮像し、所定位置か
らのずれを認識中に、駆動機構による振動が生じても、
ローダー系1と測定ステージ系2との間で振動が伝わら
ないよう構成されているので、ずれ量の検出を正確に行
うことができ、精度の高い位置合せを行うことができ
る。
また、例えばローダー系1の交換等も容易に行うこと
ができ、例えばロジック、メモリ等異なる品種の半導体
素子の測定にも対応することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の半導体検査装置によれ
ば、半導体素子の位置合せを高精度で行うことができ、
多端子化、狭ピッチ化された半導体素子の測定に対応す
ることができる。また、ローダー系の交換等も容易に行
うことができ、異なる品種の半導体素子に対応可能な高
いフレキシビィリティーを備えている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の半導体検査装置の構成を示
す平面図、第2図および第3図は第1図の半導体検査装
置の防振機構を有する接続部材の構成を示す断面図であ
る。 1……ローダー系、2……測定ステージ系、3……接続
部材、4……チップ、5……トレー、6……センダー機
構、7……トレーバッファ機構、8……レシーバ機構、
9……基台、10……トレー搬送機構、11……プリアライ
メントステージ、12……チップ搬入機構、13……アンロ
ードステージ、14……チップ搬出機構、15……搬送腕、
16……X−Zステージ、17……保持部、18……ダブル移
載機構、19……測定ステージ、20……測定部、21……プ
リアライメント用画像認識機構、22……ファインアライ
メント用画像認識機構、23……不良品収容箱。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トレーに収容された半導体素子を位置決め
    して測定ステージにロード・アンロードするローダー系
    と、 このローダー系とは別の基体上に構成され前記測定ステ
    ージ上に設けられた前記半導体素子に検査端子を接触さ
    せて電気的な導通を得る測定ステージ系とを有し、 前記測定ステージ系の基体と前記ローダー系の基体と
    が、これらの基体の間に板状の防振ゴムを介在させた状
    態で捩子により接続されたことを特徴とする半導体検査
    装置。
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