JP2750252B2 - レシ−ト処理装置 - Google Patents

レシ−ト処理装置

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JP2750252B2
JP2750252B2 JP265693A JP265693A JP2750252B2 JP 2750252 B2 JP2750252 B2 JP 2750252B2 JP 265693 A JP265693 A JP 265693A JP 265693 A JP265693 A JP 265693A JP 2750252 B2 JP2750252 B2 JP 2750252B2
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勉 谷口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関等に設置され
る自動取引装置等に使用されるレシ−ト処理装置に係
り、顧客が取り忘れたレシ−ト、装置の立ち上がり時の
テスト印字を行なった際のレシ−ト、あるいは一日の全
取引き終了後の日計、合計等が印字されたレシ−ト等を
取込むレシ−ト取込み部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関等に設置される自動取引
装置等において、制御部がレバ−回動機構を駆動してレ
バ−を回動させ、レシ−ト検知センサがレシ−ト取込み
部に積層されたレシ−トのフル状態を検知するまで、レ
シ−ト取込み部のガイドに搬送保持したレシ−トをレシ
−ト取込み部に押圧して取込んでおくレシ−ト処理装置
が使用されている。以下従来のレシ−ト取込み部の構造
を図面に基ずいて説明する。図6は一部破断部により従
来例の要部構成を示す模式図、図7は一部破断部により
従来例のレシ−ト取込み部を示す概略側面図、図8は図
7のE−E断面矢視図である。
【0003】図6において、カ−ド及びレシ−ト処理装
置1内には、カ−ド2を処理する図示せぬカ−ド処理部
とレシ−ト4を処理するレシ−ト処理部5とが設けられ
ている。レシ−ト処理部5内には、連続用紙であるレシ
−ト4が積層されているレシ−ト収納箱11、レシ−ト
4が搬送されるレシ−ト走行路12が設けられている。
レシ−ト走行路12には、レシ−ト4に取引き情報等を
印字するレシ−ト印字部13、レシ−ト4を所定の長さ
に切断するレシ−トカット部14、レシ−ト走行路を切
替える切替えブレ−ド15、印字したレシ−ト4を顧客
に排出するレシ−ト排出口16が設けられている。レシ
−ト処理部5内にはまた、顧客が取り忘れてレシ−ト排
出口16から抜き取らなかったレシ−ト4、装置の立ち
上がり時のテスト印字を行なったレシ−ト4、あるいは
全取引き終了後の日計や合計等を記録したレシ−ト4を
搬送するレシ−ト取込み走行路17が設けられている。
レシ−ト取込み走行路17には、レシ−トを搬送するフ
ィ−ドロ−ラ19が設けられ、端部にはレシ−ト4を取
込むレシ−ト取込み部18が設けられている。カ−ド及
びレシ−ト処理装置1内にはまた、カ−ド処理部及びレ
シ−ト処理部5の動作を制御する制御部20が設けられ
ている。
【0004】レシ−ト取込み部18は、図7、図8に示
すように、レシ−ト4を積層して収納するレシ−ト収納
箱21、レシ−ト4の両側を支持してレシ−ト4を一時
保持するアッパガイド22とロワガイド23、一時保持
されたレシ−ト4をレシ−ト収納箱21に押圧して取込
むレバ−24、レバ−24を固着してレシ−ト収納箱2
1に回動自在に支持された軸27、一端部を軸27の端
部に固着したリンク25、リンク25の他端部とプラン
ジャ−マグネット28のコア29とをそれぞれ回動自在
に取付けたリンク30、レシ−ト4のフル状態を検知す
るレシ−ト検知センサ31から構成されている。リンク
25は、一端部がレシ−ト処理部5に取付けられた図示
せぬスプリングにより、矢印C方向に付勢されている。
【0005】次に上記構成によるレシ−ト4の搬送動作
について説明する。図6において、取引きが開始される
と、未印字のレシ−ト4がレシ−ト収納箱11から繰り
出され、走行路12を搬送される。そして、レシ−ト印
字部13で取引き情報等が印字され、レシ−トカット部
14で所定の長さに切断されてレシ−ト排出口16から
排出され、カ−ド挿入排出口6から排出されるカ−ド2
と共に、顧客に渡される。
【0006】ところで、顧客がレシ−ト4を取り忘れた
場合は、切替えブレ−ド15を切り替え、図示せぬ搬送
ロ−ラを反転させて、レシ−ト4をレシ−ト取込み走行
路17に搬送する。そしてレシ−ト4を図7に示したフ
ィ−ドロ−ラ19によりアッパガイド22とロワガイド
23との間に搬送する。アッパガイド22とロワガイド
23との間にレシ−ト4を一時保持すると、図8に示し
たプランジャ−マグネット28へ通電し、コア29が矢
印D方向に吸引される。コア29が矢印D方向に吸引さ
れると、リンク25、リンク30を介して軸27が図7
に示すように矢印A方向に回動し、それと共に、レバ−
24も矢印A方向に回動してレシ−ト4をレシ−ト収納
箱21に押圧して取込む。その後レバ−24は矢印B方
向に回動して待機している。なお、装置の立ち上がり時
のテスト印字を行なったレシ−ト4、あるいは全取引き
終了後の日計や合計等を記録したレシ−ト4も同様に、
レシ−ト収納箱21に取込まれる。
【0007】レシ−ト収納箱21にレシ−ト4が所定量
積層されると、レシ−ト検知センサ31がレシ−ト4の
フル状態を検知して、係員操作パネルにレシ−トがフル
状態になったことを伝え、装置は動作を停止して係員は
レシ−ト収納箱21のレシ−トを除去する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のレシ−ト処理装置においては、レシ−ト取込み部に
搬送されたレシ−トがレシ−ト収納箱に積層された後、
静電気等でカ−ルして湾曲状態となったり、レシ−ト収
納箱からこぼれ落ちてしまったり、また、レシ−トがレ
バ−によりレシ−ト収納箱に押圧して取込まれる際、乱
雑に積層されているレシ−トの影響でレシ−トの片側が
ガイドの片側に引っ掛かった斜めの状態でレシ−ト収納
箱に積層されてしまう場合があった。レシ−トが湾曲状
態となったり、斜めにレシ−ト収納箱に積層されると、
レシ−ト検知センサがフル状態を検知する。しかしこれ
は真のフル状態ではなく、ニセフル状態である。レシ−
ト検知センサがレシ−トのニセフル状態を検知すると、
係員操作パネルにレシ−トがレシ−ト取込み部に一杯に
なったことが伝えられ装置は停止され、その度に、係員
が装置に出向いて、湾曲状態や、片側のガイドに引っ掛
かっているレシ−トを押さえ付け、また除去しなければ
ならないという問題点があった。また、上述したニセフ
ル検知が休日運用時や、あるいは無人店舗で発生した場
合には、装置は電源の入ったままの状態で停止し、係員
待ちとなってしまうので、装置を使用することができな
くなってしまうという問題点があった。
【0009】さらに、レシ−ト収納箱にレシ−トが乱雑
に積層されていると、整列状態でレシ−トが積層されて
いるときよりも、レシ−ト収納箱に取込まれるレシ−ト
の枚数が少なくなってしまうという問題点があった。
【0010】本発明の第一の目的は、ニセフル検知によ
り装置が停止してしまうことの無いレシ−ト処理装置を
提供することであり、第二の目的は、レシ−ト収納箱に
レシ−トが乱雑に積層されていても、乱雑な状態を解消
することにより一枚でも多くのレシ−トを取込むことの
できるレシ−ト収納箱を有するレシ−ト処理装置を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第一の目的を達成す
るために本発明で設けた第一の解決手段は、制御部がレ
バ−回動機構を駆動してレバ−を回動させ、レシ−ト検
知センサがレシ−ト取込み部に積層されたレシ−トのフ
ル状態を検知するまで、レシ−ト取込み部のガイドに搬
送保持したレシ−トをレシ−ト取込み部に押圧して取込
むレシ−ト処理装置において、制御部は、レシ−ト取込
み部のガイドにレシ−トが搬送される直前に、レバ−回
動機構を駆動して、レシ−ト取込み部に積層されたレシ
−トの押圧方向と反対方向にレバ−を回動させ、レシ−
トがガイドに搬送保持された後、レシ−トの取込み方向
にレバ−を回動させるものである。
【0012】また、上記第二の目的を達成するために本
発明で設けた第二の解決手段は、制御部は、レシ−トが
レシ−ト取込み部のガイドに搬送される前に、レバ−が
レシ−トを押圧した状態で、レシ−トのフル状態をレシ
−ト検知センサで検知し、レシ−ト取込み部に押圧して
取込まれたレシ−トが一定量以上積層されていることを
検知した場合、レバ−回動機構を駆動してレバ−をレシ
−トの押圧方向と反対方向に回動させ、その後レシ−ト
取込み方向にレバ−を回動させるものである。
【0013】
【作用】第一の解決手段を備えたレシ−ト処理装置の制
御部は、レシ−ト取込み部のガイドにレシ−トが搬送保
持される直前に、レバ−回動機構を駆動して、レシ−ト
取込み部に積層されたレシ−トの押圧方向と反対方向に
レバ−を回動させる。そして、レシ−トがガイドに搬送
保持された後、レシ−トの取込み方向にレバ−を回動さ
せ、レシ−トをレシ−ト取込み部に押圧して取込む。
【0014】また、第二の解決手段を備えたレシ−ト処
理装置の制御部は、レシ−トがレシ−ト取込み部のガイ
ドに搬送保持される前に、レバ−がレシ−トを押圧した
状態でレシ−トのフル状態をレシ−ト検知センサで検知
し、レシ−ト取込み部に押圧して取込まれたレシ−トが
一定量以上積層されているフル状態であることを検知し
た場合、レバ−回動機構を駆動してレバ−をレシ−トの
押圧方向と反対方向に回動させ、その後レシ−トの取込
み方向にレバ−を回動させる。そして、再度レシ−ト検
知センサでレシ−トのフル状態を検知し、レシ−ト検知
センサがオンであれば、制御部はフル状態を検出して装
置を停止し、レシ−ト検知センサがオフであれば、制御
部がレバ−回動機構を駆動して、レシ−ト取込み部に押
圧して取込まれたレシ−トの押圧方向と反対方向にレバ
−を回動させる。そして、レシ−トがガイドに搬送保持
された後、レシ−トの取込み方向にレバ−を回動させ、
レシ−トをレシ−ト取込み部に押圧して取込む。
【0015】従って、第一の解決手段により、ニセフル
検知による装置の停止が無くなり、また、第二の解決手
段により、レシ−ト取込み部にレシ−トが乱雑に積層さ
れていても、乱雑な状態を解消してレシ−トを取込むこ
とができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照しながら
説明する。なお、各図面に共通な要素には同一符号を付
す。図1は本発明に係わる一実施例のレシ−ト取込み部
を示す斜視図、図2は一部破断部により一実施例のカ−
ド及びレシ−ト処理装置を示す模式図、図3は一部破断
部により一実施例のレシ−ト取込み部を示す概略側面図
である。
【0017】図2において、カ−ド及びレシ−ト処理装
置1内には、カ−ド2を処理するカ−ド処理部3とレシ
−ト4を処理するレシ−ト処理部5とが設けられてい
る。カ−ド処理部3には、各種情報が磁気的に記録され
ている磁気ストライプを有するカ−ド2を挿入及び排出
するカ−ド挿入排出口6、カ−ド2が搬送されるカ−ド
走行路7が設けられており、カ−ド走行路7には、カ−
ド2の磁気ストライプに対する情報の読取り、書込みを
行なうカ−ド認識部8、カ−ド2のエンボス文字を光学
的に読み取るエンボス読取り部9、顧客が取り忘れたカ
−ドを取込むカ−ド取込み部10が設けられている。
【0018】レシ−ト処理部5内には、連続用紙である
レシ−ト4が積層されているレシ−ト収納箱11、レシ
−ト4が搬送されるレシ−ト走行路12が設けられてい
る。レシ−ト走行路12には、レシ−ト4に取引き情報
等を印字するレシ−ト印字部13、レシ−ト4を所定の
長さに切断するレシ−トカット部14、レシ−ト走行路
を切替える切替えブレ−ド15、印字したレシ−ト4を
顧客に排出するレシ−ト排出口16が設けられている。
レシ−ト処理部5内にはまた、顧客が取り忘れてレシ−
ト排出口16から抜き取らなかったレシ−ト4、装置の
立ち上がり時のテスト印字を行なったレシ−ト4、ある
いは全取引き終了後の日計や合計等を記録したレシ−ト
4を搬送するレシ−ト取込み走行路17が設けられてい
る。レシ−ト取込み走行路17には、レシ−ト4を搬送
するフィ−ドロ−ラ19が設けられ、端部にはレシ−ト
4を取込むレシ−ト取込み部18が設けられている。カ
−ド及びレシ−ト処理装置1内にはまた、カ−ド処理部
3及びレシ−ト処理部5の動作を制御する制御部32が
設けられている。
【0019】レシ−ト取込み部18は、図1、図3に示
すように、レシ−ト4を積層するレシ−ト収納箱21、
レシ−ト4の両側を支持してレシ−ト4を一時保持する
アッパガイド22とロワガイド23、一時保持されたレ
シ−ト4をレシ−ト収納箱21に収納するレバ−24、
レバ−24に固着されて、レシ−ト収納箱21にEリン
グ26で回動自在に支持されている軸27、レシ−ト収
納箱21から突き出た軸27の端部に一端部を固着した
リンク25、一端部がリンク25の他端部とピン止めさ
れ、他端部がプランジャ−マグネット28のコア29と
ピン止めされているリンク30、レシ−ト4のフル状態
を検知するレシ−ト検知センサ31から構成されてい
る。なお、レバ−24は、プランジャ−マグネット28
のコア29の吸引、解放により矢印A−B方向に回動可
能となっており、また、リンク25は、レシ−ト処理部
5に一端部が取付けられ、他端部がリンク25に取付け
られているスプリング31により、矢印C方向に付勢さ
れている。
【0020】次に、上記レバ−24を回動させるプラン
ジャマグネット28を制御する制御系の構造について、
図4に基ずいて説明する。図4は一実施例のレシ−ト取
込み部の制御系を示すブロック図である。図4におい
て、レシ−ト検知センサ31は制御部32に接続されて
おり、制御部32にはレシ−ト検知センサ31から検知
信号が送られてくる。制御部32にはまた、駆動回路3
3が接続され、この駆動回路33は、制御部32から送
信されてくる信号によりプランジャ−マグネット28を
駆動する。プランジャ−マグネット28の駆動により、
レバ−24が図1に示す矢印B方向に回動する。また、
制御部32にはアラ−ムランプ34が接続されており、
レシ−ト検知センサ31からレシ−ト収納箱21内のレ
シ−ト4が所定量積層されてフル状態であるという信号
が送られてくると、アラ−ムランプ34は制御部32に
より点灯する。なお、アラ−ムランプ34は、通常係員
の待機している所に設置されている。
【0021】次に上記構成によるレシ−ト4のレシ−ト
取込み部18への取込み動作を図1、図2、図3を参照
し、図5のフロ−チャ−トに従って説明する。なお、図
5は一実施例のレシ−ト取込み手順を示すフロ−チャ−
トである。図2において、顧客によりカ−ド2がカ−ド
挿入排出口6からカ−ド処理部3に挿入されると、カ−
ド2はカ−ド認識部8でストライプデ−タの読取りが行
なわれ、つぎにエンボス読取り部9でカ−ドのエンボス
文字が光学的に読取られる。そして一連のカ−ド処理が
終わると、カ−ド2はカ−ド挿入排出口6に走行路7を
搬送される。
【0022】一方、レシ−ト処理部5では、取引きが開
始されると、レシ−ト4がレシ−ト収納箱11から繰り
出され、走行路12を搬送される。そして、レシ−ト印
字部13で取引き情報等が印字され、レシ−トカット部
14で所定の長さに切断されて、レシ−ト排出口16か
ら顧客に渡される。
【0023】ところで、顧客がレシ−ト4を取り忘れた
場合は、ステップS1で制御部32は切替えブレ−ド1
5を切り替え、図示せぬ搬送ロ−ラを反転させて、レシ
−ト4をレシ−ト取込み走行路17に搬送してレシ−ト
取込み動作を開始する。ステップS2で制御部32は図
1、図3に示したレシ−ト検知センサ31でオンあるい
はオフ状態を検知し、オフであれば、レシ−ト4がフル
状態ではないと判断し、ステップS3に進み、オンであ
れば、レシ−ト4がフル状態であると判断してステップ
6に進む。ステップS3で制御部32はプランジャ−マ
グネット28に通電をする。プランジャ−マグネット2
8に通電されると、コア29が矢印D方向に吸引され、
それと共にリンク30が矢印D方向に下降する。リンク
30が矢印D方向に下降すると、リンク25、軸27が
矢印B方向に回動し、それと共にレバ−24も矢印B方
向に回動して図3に一点鎖線で示す位置にくる。
【0024】ステップS4で制御部32は数秒間の待ち
状態に入る。その間にレシ−ト4がアッパガイド22と
ロワガイド23との間にフィ−ドロ−ラ19により搬送
される。レシ−ト4がアッパガイド22とロワガイド2
3との間に搬送保持されると、ステップS5で制御部3
2はプランジャ−マグネット28への通電を止めてコア
29の吸引を解く。するとコア29とリンク30は矢印
C方向に上昇し、スプリング31の付勢力によりリンク
25、軸27は矢印A方向に回動し、それと共に、レバ
−24も矢印A方向に回動してレシ−ト4をレシ−ト収
納箱21に押圧して取込む。レシ−ト収納箱21に取込
まれたレシ−ト4は、レバ−24に押し付けられた状態
で積層される。
【0025】ステップS2からステップS6に進んだ場
合は、ステップS6で制御部32はプランジャ−マグネ
ット28に通電をする。プランジャ−マグネット28に
通電されると、コア29が矢印D方向に吸引され、それ
と共にリンク30が矢印D方向に下降する。リンク30
が矢印D方向に下降すると、リンク25、軸27が矢印
B方向に回動し、それと共にレバ−24も矢印B方向に
回動して図3に破線で示す位置にくる。そしてプランジ
ャ−マグネット28への通電を止めてコア29の吸引を
解く。するとコア29とリンク30は矢印C方向に上昇
し、スプリング31の付勢力によりリンク25、軸27
は矢印A方向に回動し、それと共に、レバ−24も矢印
A方向に回動してレシ−ト4を押し付ける。ステップS
7で制御部32は再度レシ−ト検知センサ31でオンあ
るいはオフ状態を検知し、オフであればステップS3に
戻り、オンであればステップS8に進む。ステップS8
で制御部32はフル状態を検出し、装置を停止し、それ
と同時にアラ−ム送信部35からフル状態のアラ−ム信
号を送信してアラ−ムランプ34を点灯し、係員操作パ
ネルにレシ−ト4が一杯になったことを知らせる。アラ
−ムランプ34が点灯したことにより係員はレシ−ト収
納箱21のレシ−ト4を除去する。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上詳細に説明したように構成
されているので以下に記載される効果を奏する。レシ−
トがレシ−ト取込み部に搬送される直前まで、レバ−が
レシ−ト取込み部に積層されているレシ−トを押圧して
いるので、レシ−トが静電気等でカ−ルして湾曲状態と
なったり、また、乱雑な積層状態となったり、レシ−ト
取込み部外にこぼれ落ちるということが無くなる。レシ
−トが乱雑に積層されないので、レシ−トがレシ−ト取
込み部に押圧して取込まれる際に、乱雑に積層されてい
るレシ−トの影響でレシ−トの片側がガイド片側に引っ
掛かった斜めの状態でレシ−トがレシ−ト収納箱に積層
されてしまうということが無くなる。その結果、ニセフ
ル検知による装置の停止は無くなる。
【0027】また、レシ−トがレシ−ト取込み部に搬送
される前にレシ−トのフル状態をレシ−ト検知センサで
検知し、レシ−ト取込み部に積層されたレシ−トが一定
量以上積層されていることを検知した場合、レバ−回動
機構を駆動してレバ−をレシ−トの押圧方向と反対方向
に回動させ、その後レシ−トの取込み方向にレバ−を回
動させる。そして再度、レシ−ト取込み部のレシ−トの
フル状態をレシ−ト検知センサで検知し、その後、レシ
−トをレシ−ト取込み部に取込むので、もし、レシ−ト
がレシ−ト取込み部に乱雑に積層されていても、レバ−
の回動により乱雑な状態を解消することができる。その
結果、レシ−トがレシ−ト取込み部に乱雑に積層されて
いるときよりも、多くのレシ−トをレシ−ト取込み部に
取込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる一実施例のレシ−ト取込み部を
示す斜視図である。
【図2】一部破断部により一実施例のカ−ド及びレシ−
ト処理装置を示す模式図である。
【図3】一部破断部により一実施例のレシ−ト取込み部
を示す概略側面図である。
【図4】一実施例のレシ−ト取込み部の制御系を示すブ
ロック図である。
【図5】一実施例のレシ−ト取込み手順を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図6】一部破断部により従来例の要部構成を示す模式
図である。
【図7】一部破断部により従来例のレシ−ト取込み部を
示す概略側面図である。
【図8】図7のE−E断面矢視図である。
【符号の説明】
1 カ−ド及びレシ−ト処理装置 4 レシ−ト 18 レシ−ト取込み部 22 アッパガイド 23 ロワガイド 24 レバ− 28 プランジャ−マグネット 31 レシ−ト検知センサ 20、32 制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御部がレバ−回動機構を駆動してレバ
    −を回動させ、レシ−ト検知センサがレシ−ト取込み部
    に積層されたレシ−トのフル状態を検知するまで、レシ
    −ト取込み部のガイドに搬送保持したレシ−トをレシ−
    ト取込み部に押圧して取込むレシ−ト処理装置におい
    て、 制御部は、レシ−ト取込み部のガイドにレシ−トが搬送
    される直前に、レバ−回動機構を駆動して、レシ−ト取
    込み部に積層されたレシ−トの押圧方向と反対方向にレ
    バ−を回動させ、レシ−トがガイドに搬送保持された
    後、レシ−トの取込み方向にレバ−を回動させることを
    特徴とするレシ−ト処理装置。
  2. 【請求項2】 制御部は、レシ−トがレシ−ト取込み部
    のガイドに搬送される前に、レバ−がレシ−トを押圧し
    た状態で、レシ−トのフル状態をレシ−ト検知センサで
    検知し、レシ−ト取込み部に押圧して取込まれたレシ−
    トが一定量以上積層されていることを検知した場合、レ
    バ−回動機構を駆動してレバ−をレシ−ト取込み部に積
    層されたレシ−トの押圧方向と反対方向に回動させ、そ
    の後レシ−ト取込み方向にレバ−を回動させる請求項1
    記載のレシ−ト処理装置。
JP265693A 1993-01-11 1993-01-11 レシ−ト処理装置 Expired - Fee Related JP2750252B2 (ja)

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