JP2750027B2 - 渦流量計変換器 - Google Patents

渦流量計変換器

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JP2750027B2 JP22467791A JP22467791A JP2750027B2 JP 2750027 B2 JP2750027 B2 JP 2750027B2 JP 22467791 A JP22467791 A JP 22467791A JP 22467791 A JP22467791 A JP 22467791A JP 2750027 B2 JP2750027 B2 JP 2750027B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、同一流管内を通過する、液体又
は気体の流量の何れか一方の流体流量を、該流管に配設
された一つの渦流量計の液体および気体用変換回路の何
れかを、自動的に切替えて、該当する流体の流量パルス
を選別出力する機能をもつ渦流量計の変換器に関する。
【0002】
【従来技術】渦流量計は、周知の如く、流管内に装着
し、該渦発生体から発生分離するカルマン渦を検出し
て、単位時間当たりの渦の数から流量を求める、という
極めて簡易な原理と構造をもっており、渦信号は、容易
にパルス信号に変換でき、デジタル流量信号が得られ、
計測可能流量範囲も広いことから計装における流量検出
端として有用であり、近年、被計測流体の種類、適用範
囲も拡大されている。また、渦流量計の流量パルスのパ
ルス定数は、ストローハル数により定められるが、この
ストローハル数はレイノルズ数に依存するので、ストロ
ーハル数が一定の範囲では、パルス定数が定まり、気
体、液体の密度の異なる流体であっても、前記レイノル
ズ数範囲では、パルス定数を変更せずに流量パルスを演
算し、計測できるという利点もあり、一つの渦流量計で
液体、又は気体の流量を計測することが試みられてい
る。例えば、Aの液体を計測後、蒸気洗浄し、Bの液体
と切替え再び蒸気洗浄しAの液体計測をすることを繰返
す等があげられる。この場合、A液、B液および蒸気流
量は当然乍ら各々液別に計測される。
【0003】一方、渦流量計における渦の検出方式とし
て、渦変動圧力または揚力変化を利用する方式が多用さ
れているが、これらの検出信号は、流体密度と流速の2
乗に比例した信号レベルとなる。工業的用途において
は、計測対象となる流体で液体は、密度が高く流速は小
さいが、気体は、密度が小さく流速が大きいので、液体
と気体との測定流量範囲における、渦信号の周波数範
囲、および信号レベルは大きく異なり、一つの渦流量計
で、液体と気体の流量を測定する場合、従来は、液体用
の信号変換器(以降単に変換器と呼ぶ)と気体用の変換
器とを併置し、各々の変換器の切替えを、液体、又は気
体の流体源からの流路切替え時点で手動により切替えて
いた。この方式では、液体、又は気体の流体源から流管
に流入する流体路切替え時点で、当該流体用変換器を切
替えるという煩雑さがあり、また誤操作の起こる危険性
もあった。
【0004】上述の問題点に対し、実願平1−2933
5号の渦流量計変換器においては、同一流管を流通して
いる流体が液体又は気体の何れかであるかを、自動的に
判断して計測するようにしている。この渦流量計変換器
は、渦信号の周波数が、液体では低く、気体では高いこ
とを利用したもので、各々液体、気体の計測範囲をカバ
ーする各々の帯域フィルタにより、液体の渦信号と、気
体の渦信号とを分離して出力したものである。この信号
分離の原理は、液体の渦信号レベルをもつ周波数範囲内
には、検知可能な気体の信号レベルの渦周波数が含ま
れ、気体の渦信号レベルの周波数範囲内には、検知可能
な液体の渦信号レベルが含まれないことに着目して、気
体の渦周波数の渦信号は、そのまま通過させて出力す
る。一方液体の渦周波数の渦信号は、液体の渦信号をパ
ルス変換して出力する禁止信号により、気体の渦信号を
遮断して出力するものである。
【0005】上述の従来技術は、気体の渦信号に、液体
の渦信号の周波数帯域の成分の信号が含まれない、とい
う条件によって成立するものであるが、気体流量が大き
くなると、正規の渦信号が低周波雑音で変調され、この
雑音成分により誤動作液体渦信号として計測されるとい
う問題点があった。
【0006】
【目的】本発明は、上述の問題点に鑑みなされたもの
で、同一流管内を液体又は気体の何れかで流通し、これ
を、渦流量計により計測する場合、現在流通する何れか
の流体を、切替えて、流れ雑音成分の影響を受けること
なく、当該流体の流量を計測する渦流量計変換器を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
同一流管内を通過する、液体、または気体何れか一方の
流体流量を計測する渦流量計の変換器において、渦信号
を増幅する増幅回路と、該増幅回路に接続された液体用
変換回路及び気体用変換回路と、これら液体用変換回路
及び気体用変換回路に接続されゲート回路より成り、前
記液体変換回路は、液体流量範囲における低い上限周波
数の渦信号を液体流量パルスに変換し、変換時に高いレ
ベル信号を出力し、前記気体変換回路は、気体流量範囲
における高い上限周波数渦信号を気体流量パルスに変換
し、変換した気体流量パルスが高周波数である時に高い
レベル信号を出力し、前記ゲート回路は、前記気体用変
換回路の高レベル信号により液体用変換回路の高レベル
出力を禁止し、気体流量計測時に液体用変換回路が検知
する低周波成分ノイズによる誤動作を防止し、液体流量
計測時は、前記液体用変換回路の高レベル信号により気
体流量パルスを閉じて液体流量パルス信号のみを出力
し、気体流量計測時は、液体流量パルスを閉じて気体流
量パルス信号のみを出力すること、更には、(2)前記
(1)において、前記気体用変換回路において、該気体
用変換回路が出力する出力パルスの周波数が設定した周
波数よりも低い場合、および設定した周波数よりも高
く、且つ、不連続である場合に前記出力パルスの出力を
禁止し、出力パルスの周波数が設定した周波数よりも高
く、且つ、連続である場合に前記出力パルスを出力し、
前記不連続の出力パルスの数を定めるために出力パルス
数を設定する分周カウンタを有したことを特徴とするも
のである。以下、本発明の渦流量計変換器の一実施例に
基づいて説明する。
【0008】図1は、本発明の渦流量計変換器の一実施
例における構成を示すブロック図で、図中、1はセン
サ、2はチャージアンプ、3は気体用変換回路、31は
気体用アンプ、32はトリガ回路、33は高周波検知回
路、4は液体用変換回路、41は液体用アンプ、42は
トリガ回路、43はパルス検知回路、5は第1のアンド
ゲート、6はインバータ、7は第2のアンドゲート、8
はインバータ、9は第3のアンドゲート、10はオアゲ
ート、11は出力端子である。
【0009】図示において、センサ1は、図示しない流
管に介装され、液体又は気体流量を計測する渦流量計の
渦信号を検出するセンサで、図示のものは、渦変動圧力
を電気信号として検出する圧電素子センサを示す。検出
信号は、圧電係数、流体密度および流量の2乗に比例し
たレベルで出力される。チャージアンプ2は前記高イン
ピーダンスの圧電信号を受けて、液体および気体の流量
範囲に対応する広範囲な渦周波数を比例増幅する。該チ
ャージアンプ2は、気体用変換回路3と液体用変換回路
4とに接続される。気体用変換回路3は、気体の流量範
囲の高い上限周波数を有する渦信号を気体流量パルスと
して出力する回路で、アンプ31と、トリガ回路32
と、気体流量パルスが高周波数である時に高レベル信号
を出力する高周波数検知回路33とから構成されてい
る。また、液体用変換回路4は、液体の流量範囲の低い
上限周波数を有する渦信号を液体パルスとして出力する
回路で、アンプ41と、トリガ回路42と、液体計測時
に高レベル信号を出力するパルス検知回路43とから構
成されている。第1のアンドゲート5は、高周波数検知
回路33の出力に、インバータ6を介した信号と、パル
ス検知回路43の出力とを入力する。第2のアンドゲー
ト7は、気体用変換回路3の気体流量パルス出力と、前
記第1のゲートの出力をインバータ8を介したものとを
入力する。第3のアンドゲート9は、液体用変換回路4
の液体流量パルス出力と、前記第1のゲート5の出力と
を入力する。オアゲート10は、前記第2、第3のアン
ドゲート出力7,9を入力とし、出力端子11より液体
又は気体流量パルスを出力する。
【0010】次に、図示のブロック図の動作を説明す
る。チャージアンプ2の出力は、気体用アンプ31およ
び液体用アンプ41に同時に入力されるが、気体用アン
プ31は、流速の大きい気体流量に対応して高い渦周波
数を増幅し、流量範囲外の周波数成分を遮断するととも
に信号レベル変化を小さくするために、高次のローパス
フィルタを有している。液体用アンプ41も、同様に、
流速の小さい液体流量に対応した低い渦周波数に対応す
る、好適な高次のローパスフィルタを有している。
【0011】図5は、液体計測時においての液体用アン
プ41および気体用アンプ31のアンプ特性を示す図
で、図中、A(実線)は液体用アンプ特性、B(点線)
は気体用アンプ特性である。図中のALおよびBLは、液
体アンプ出力および気体アンプ出力を示すもので、縦軸
OdBに相当するレベルが、次段のトリガ回路42で、
流量パルスを出力するのに必要な下限レベルである。斜
線Cの領域は、液体流量範囲QLを表すもので、該液体
流量範囲QLでは、液体用アンプ出力AL(実線)は、当
然ながら、渦信号を次段のトリガ回路42で流量パルス
を出力するのに充分なレベルに増幅され、下限流量にお
いても充分なるレベルを有する。しかし、同時に、気体
用アンプ出力BL(点線)もPGの周波数を下限として、
流量パルスを出力するのに充分なレベルに増幅される。
【0012】図6は、気体計測時においての液体用アン
プ41および気体用アンプ31のアンプ特性を示す図
で、A,Bは、図2と共通した各々のアンプ特性であ
る。斜線Dの領域は気体用流量範囲QGを示すが、この
範囲においては気体用アンプ31の出力BG(点線)
は、次段のトリガ回路で流量パルスを出力するのに充分
なレベルに増幅されるが、液体用アンプ41出力A
G(実線)は流量パルスを出力するのに必要なレベルを
有しない。即ち液体計測時は、液体用トリガ回路42、
気体用トリガ回路32双方から流量パルスが出力される
が、気体計測時は、気体用トリガ回路32からのみ流量
パルスが得られ、液体用トリガ回路42からは流量パル
スが出力されない。従って、液体用トリガ回路42に流
量パルスが出力されている時は、液体計測中であると判
別でき、液体用トリガ回路42に流量パルスが出力され
ていない時は、気体計測中であると判別できる。
【0013】パルス検知回路43は、液体用トリガ回路
42から流量パルスが出力されたことを検知する回路で
あり、流量パルスの周波数が液体流量範囲の下限周波数
よりも大きい場合に、高レベル信号を出力する。また、
高周波数検知回路33は、気体流量計測時に液体用変換
回路4に入力するノイズによりパルス検知回路43が誤
動作することを防止する目的のものであり、気体用トリ
ガ回路32から出力された流量パルスの周波数が液体流
量範囲の上限周波数よりも大きい場合に、高レベル信号
を出力して、パルス検知回路43の出力を禁止する。
【0014】図2は、パルス検知回路43および高周波
数検知回路33の原理を示すブロック図で、図中、12
は入力端子、13は第1単安定マルチバイブレータ(以
降単にモノマルチと呼ぶ)、14は第2モノマルチ、1
5はアンドゲート、16はインバータである。
【0015】図示において、トリガ回路32の出力に接
続された入力端子12の信号Aは、各々第1モノマルチ
13とインバータ16に入力し、その出力C,Bはアン
ドゲート15に入力する。該アンドゲート15の出力D
は第2モノマルチ14に入力し出力Eを端子17より出
力する。モノマルチ13が出力するパルスCの高いレベ
ルのパルス幅(時間)は、高周波数検知回路33及びパ
ルス検知回路43で検知させる周波数におけるパルス間
隔時間の1/2になるように設定し、モノマルチ14が
出力する、パルスEの高いレベルのパルス幅(時間)
は、高周波数検知回路33及びパルス検知回路43で検
知させる周波数におけるパルス間隔時間より大きく設定
する。
【0016】図7は、パルス検知回路43および高周波
数検知回路33の動作を説明するためのタイムチャート
を示す図で、入力パルスの周波数が検知する周波数より
小さい場合を示す。図示において、入力パルスAの立ち
上がりをトリガとして、第1のモノマルチ13が出力し
たパルスCの高いレベルの時間T1が、入力パルスAの
パルス間隔時間の1/2であるT2よりも小さいので、
アンドゲート15の出力Dは低いレベルのままであり、
第2のモノマルチ14の出力Eも低いレベルのままであ
る。
【0017】図8は、パルス検知回路43および高周波
数検知回路33の動作を説明するためのタイムチャート
を示す図で、入力パルスの周波数が、検知させる周波数
より大きい場合を示す。図示において、入力パルスAの
パルス幅T2はパルス間隔時間の1/2であり、該T2
は、入力パルスAの立ち上がりをトリガとして、第1の
モノマルチ13が出力したパルスCの高いレベルの時間
T1よりも小さいので、アンドゲート15の出力にパル
スDが出力され、第2のモノマルチ14が出力Eを出力
する。第2のモノマルチ14が出力するパルスの高いレ
ベルの時間T3は、検知させる周波数におけるパルス間
隔時間より大きく設定してあるので、高いレベルの時間
T3が終了する前に、次のアンドゲート15の出力Dが
入力されることとなり、この結果、第2のモノマルチ1
4の出力は、高いレベルのままとなり、高周波数検知お
よびパルス検知の目的をはたす。
【0018】また、第1のアンドゲート5、インバータ
6、第2のアンドゲート7、インバータ8、第3のアン
ドゲート9およびオアゲート10は、前述の渦信号特性
を利用して、液体流量計測時は、液体流量パルス、気体
流量計測時は、気体流量パルス信号を出力するゲート回
路である。液体流量計測時は、液体用変換回路4におけ
るパルス検知回路43の出力である高いレベル信号と、
気体用変換回路3における高周波数検知回路33の出力
である低いレベル信号を、インバータ6で反転した高い
レベル信号とを入力した、第1のアンドゲート5の出力
は、高いレベル信号となる。この高いレベル信号は、イ
ンバータ8を介して、第2アンドゲート7に入力される
ので、第2のアンドゲート7は閉じられ、気体流量パル
スは出力されない。他方、第3のアンドゲート9が開か
れ、オア回路10を介して液体流量パルスのみが出力さ
れる。また、気体流量計測時は、液体用変換回路4にお
けるパルス検知回路43の出力が、低いレベル信号とな
り、第3のゲート9が閉じられ、この結果、液体流量パ
ルスは出力されず、気体流量パルスのみが出力される。
さらに流量パルスの周波数が、液体流量範囲の上限周波
数を超えるような気体計測時においては、気体用変換回
路3における高周波数検知回路33の出力が高いレベル
になって、液体用変換回路4におけるパルス検知回路4
3の出力接続された第1のアンドゲート5を閉じるの
で、液体変換回路4にノイズが表れてパルス検知回路4
3がパルスを検知しても、液体流量パルスは出力され
ず、誤動作を防止できる。
【0019】上述の渦流量計変換回路は、各々の変換回
路より発信される出力パルスが雑音等を含まず、液体計
測時は液体計測範囲のパルス幅に従ったパルス幅のパル
ス信号であり、気体計測の場合においても同様のパルス
信号が入る正常な場合、及び液体変換回路4にノイズが
発生した場合、図1の回路ブロックに従った正常な動作
がなされるが、液体計測時に気体用アンプ31で生じた
雑音が、気体用変換回路3から高周波ノイズによる雑音
パルスとして発生した場合、第1のゲート5が閉じて液
体パルス信号の出力が禁止されるという問題が生ずる。
【0020】図3は、本発明の渦流量計変換器の他の実
施例における構成を示すブロック図で、図中、3aは気
体用変換回路、33aは連続高周波検知回路で、図1と
同じ作用をする部分は等しい符号を付している。
【0021】連続高周波検知回路33aは、液体計測時
に気体用アンプ31の出力にあらわれる高周波ノイズに
より発生する誤動作を防止するための回路である。すな
わち、気体の渦信号による入力パルスが連続して発生し
たときのみ、液体用変換回路4の信号パルスが出力禁止
され、高周波ノイズによる雑音パルスが出力されたとき
は、液体の信号パルスが出力されるようにした回路であ
る。
【0022】図4は、連続高周波数検知回路33aの原
理を示すブロック図で、図中、18は入力端子、19は
モノマルチ、20はインバータ、21は分周カウンタ、
22はアンドゲート、23および24はインバータであ
る。
【0023】図示において、トリガ回路32の出力に接
続された入力端子18の信号Fは、各々モノマルチ19
とアンドゲート22に入力し、モノマルチ19の出力G
はインバータ20を介して分周カウンタ21のリセット
端子に入力する。分周カウンタ21の出力は、端子25
より出力すると同時に、インバータ23を介してアンド
ゲート22に入力し、該アンドゲート22の出力Kはイ
ンバータ24を介して分周カウンタ21に入力する。モ
ノマルチ19が出力するパルスGの高いレベルのパルス
幅(時間)は、連続高周波数検知回路33aで検知させ
る周波数におけるパルス間隔時間になるように設定し、
分周カウンタの分周値は、連続高周波数検知回路33a
で検知させる周波数のパルスが、連続したものであると
いう判断の基準とする下限パルス数(2パルス以上)に
なるように設定する。
【0024】図9〜11は、連続高周波数検知回路33
aの動作を説明するためのタイムチャートを示す図で、
図9は入力パルスの周波数が検知する周波数より小さい
場合は、図9の初期状態として、分周カウンタ21の出
力Iは低いレベルであるので、インバータ23の出力J
は高いレベルとなり、アンドゲート22を開き、入力パ
ルスFはアンドゲート22とインバータ24を通過した
パルスLとなって、分周カウンタ21に入力される。一
方、入力パルスFの立ち上がりをトリガとしてモノマル
チ19が出力したパルスGの高いレベルの時間T3が、
入力パルスFのパルス間隔時間T4よりも小さいので、
モノマルチの出力信号Gにインバータを介した信号Hに
より、分周カウンタ21が入力パルスFの1パルス毎に
リセットせれる。この結果、分周カウンタ21は1パル
スを超えてカウントできないので、分周カウンタ21の
出力Iは低いレベルのままであり、連続高周波数検知回
路33aの出力25も低いレベルのままである。図10
は入力パルスの周波数が検知する周波数より大きく、連
続していない場合、図11は入力パルスの周波数が検知
する周波数より大きく、連続している場合を示す。
【0025】図10の、入力パルスの周波数が検知する
周波数より大きく、連続していない場合において、初期
状態は図8と同じであるが、入力パルスFのパルス間隔
時間T4が、入力パルスFの立ち上がりをトリガとして
モノマルチ19が出力したパルスGの高いレベルの時間
T3よりも小さいので、モノマルチ19が動作終了する
前に、パルスFにより再びトリガがかかり、この時点か
ら、モノマルチ19は再び高いレベルの時間がT3であ
るパルスを出力する動作を開始する。モノマルチ19の
出力Gは、入力パルスFの最初のパルスの立ち上がりか
ら、最後のパルスの立ち上がりのT3時間後まで高いレ
ベルを維持し、この間は分周カウンタ21のリセットが
解除される。分周カウンタ21はリセットが解除されて
いる間に、アンドゲート22とインバータ24を通過し
た入力パルスLをカウントするが、入力パルス数(図示
の場合は3パルス)は分周カウンタ21に設定された分
周値(図示の場合は4パルス)よりも小さいので、分周
カウンタ21の出力Iは低いレベルのままであり、連続
高周波数検知回路33aの出力25も低いレベルのまま
である。なおかつ、入力パルスFの最後のパルスの立ち
上がりからT3時間後には、モノマルチ19の出力Gが
低いレベルになるので、分周カウンタ21がリセットさ
れ、初期状態にもどり、連続高周波数検知回路33aの
出力25は高いレベルになることはない。
【0026】図11の、入力パルスの周波数が検知する
周波数より大きく、連続している場合において、入力パ
ルスFの3パルス目までの動作は図9と同様であるが、
入力パルスFが4パルス目以降も引き続き入力されるの
で、モノマルチ19の出力Gは、入力パルスFの最初の
パルスの立ち上がりから高いレベルになったままであ
り、分周カウンタ21のリセットも解除されたままとな
る。アンドゲート22とインバータ24を通過して、分
周カウンタ21に入力されるパルスLのパルス数が分周
カウンタ21に設定された分周値(図示の場合は4パス
ル)に到達した時に、分周カウンタ21の出力Iが高い
レベルとなり、該出力によりインバータ23の出力Jが
低いレベルとなって、アンドゲート22を閉じる。入力
パルスFはアンドゲート22の出力Kに伝達されなくな
るので、分周カウンタ21のカウントは停止し、分周カ
ウンタ21の出力Iは高いレベルに固定され、連続高周
波数検知回路33aの出力25も高いレベルのままとな
り、連続高周波数検知回路の目的をはたす。
【0027】
【効果】叙上の如く、本発明の渦流量計変換器によれ
ば、以下の効果がある。 (1)請求項1に対応する効果: 液体又は気体が同一
の流管を通流した場合においても、液体又は気体の流量
パルス信号を自動的に判別切替え出力するので、人為的
なミスもなく、流路切替えと同時に気体、液体用変換器
を切替える煩雑さもなく、簡易な計装ができる。 (2)請求項2に対応する効果: 気体用変換器の高周
波検知回路から出力するパルス信号を、入力パルスが連
続して入力する回路とし、該連続性の判断方法として
は、あらかじめ連続性の基準となる下限のパルス数を設
定できるようにして、高い周波数であっても連続的にく
るパルスの数が設定したパルス数より少ない場合には、
検知回路で検知しないようにした。これにより、液体計
測時に、気体アンプが高調波ノイズをひろって液体判別
を禁止してしまうという誤動作を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の渦流量計変換器における一実施例を
構成する回路要素のブロック図である。
【図2】 図1の構成回路に採用される高周波数検知回
路及びパルス検知回路の回路ブロック図である。
【図3】 本発明の渦流量計変換器における他の実施例
を構成する回路要素のブロック図である。
【図4】 図3の構成回路に採用される連続高周波数検
知回路の回路ブロック図である。
【図5】 液体計測時のアンプ特性である。
【図6】 気体計測時のアンプ特性である。
【図7】 図2の回路ブロック図において、パルス周波
数が小さい場合の高周波数検知回路及びパルス検知回路
の動作タイムチャートを示す図である。
【図8】 図2の回路ブロック図において、周波数が大
きい場合の高周波数検知回路及びパルス検知回路の動作
タイムチャートを示す図である。
【図9】 図4の回路ブロック図において、パルス周波
数が小さい場合の連続高周波数検知回路の動作タイムチ
ャートを示す図である。
【図10】 図4の回路ブロック図において、パルス周
波数が大きく、パルスが連続していない場合の連続高周
波数検知回路の動作タイムチャートを示す図である。
【図11】 図4の回路ブロック図において、パルス周
波数が大きく、パルスが連続している場合の連続高周波
数検知回路の動作タイムチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…センサ、2…チャージアンプ、3…気体用変換回
路、4…液体用変換回路、5…第1のアンドゲート、
6,8,23,24…インバータ、7…第2のアンドゲ
ート、9…第3のアンドゲート、10…オアゲート、1
1,17,25…出力端子、12,18…入力端子、1
3,14,19…単安定マルチバイブレータ、15,2
2…アンドゲート、16,23,24…インバータ、2
1…分周カウンタ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一流管内を通過する、液体、または気
    体何れか一方の流体流量を計測する渦流量計の変換器に
    おいて、渦信号を増幅する増幅回路と、該増幅回路に接
    続された液体用変換回路及び気体用変換回路と、これら
    液体用変換回路及び気体用変換回路に接続されゲート回
    路より成り、前記液体変換回路は、液体流量範囲におけ
    る低い上限周波数の渦信号を液体流量パルスに変換し、
    変換時に高いレベル信号を出力し、前記気体変換回路
    は、気体流量範囲における高い上限周波数渦信号を気体
    流量パルスに変換し、変換した気体流量パルスが高周波
    数である時に高いレベル信号を出力し、前記ゲート回路
    は、前記気体用変換回路の高レベル信号により液体用変
    換回路の高レベル出力を禁止し、気体流量計測時に液体
    用変換回路が検知する低周波成分ノイズによる誤動作を
    防止し、液体流量計測時は、前記液体用変換回路の高レ
    ベル信号により気体流量パルスを閉じて液体流量パルス
    信号のみを出力し、気体流量計測時は、液体流量パルス
    を閉じて気体流量パルス信号のみを出力することを特徴
    とする渦流量計変換器。
  2. 【請求項2】 前記気体用変換回路において、該気体用
    変換回路が出力する出力パルスの周波数が設定した周波
    数よりも低い場合、および設定した周波数よりも高く、
    且つ、不連続である場合に前記出力パルスの出力を禁止
    し、出力パルスの周波数が設定した周波数よりも高く、
    且つ、連続である場合に前記出力パルスを出力し、前記
    不連続の出力パルスの数を定めるために出力パルス数を
    設定する分周カウンタを有したことを特徴とする請求項
    1記載の渦流量計変換器。
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