JP2749852B2 - 複合作業装置 - Google Patents

複合作業装置

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JP2749852B2 JP1002029A JP202989A JP2749852B2 JP 2749852 B2 JP2749852 B2 JP 2749852B2 JP 1002029 A JP1002029 A JP 1002029A JP 202989 A JP202989 A JP 202989A JP 2749852 B2 JP2749852 B2 JP 2749852B2
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憲也 和田
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Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は複合作業装置に関する。
(従来技術) 複合作業装置には、特開昭58−4327号公報に示すよう
に、ワークが載置される受台の上方に設けられ該受台に
対して接近、離間可能に変位動する第1の作業ユニット
と、前記第1の作業ユニットと前記受台との間の作業空
間に向って変位動可能な第2の作業ユニットと、を備え
たものが知られている。このものにおいては、第1、第
2の作業ユニットによりワークに対して所要の作業がな
されることになる。
ところで、最近、ワークに対する作業工数が増える傾
向にあり、その傾向に対処するために、上記複合作業装
置において、さらに、第3の作業ユニットを設けること
が望まれている。その構成としては、第3の作業ユニッ
トを、第1の作業ユニットと受台との間の作業空間の側
方上において第2の作業ユニットの配設個所以外の箇所
に配設することが容易に考えられる。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、上記構成においては、第2、第3の作業ユニ
ットが両方共同一水平上に配設されることになるため、
作業空間の上下方向における高さをいままでどおり維持
できることになるものの、第3の作業ユニットが増える
ため、装置全体が水平方向に拡大することになり、装置
は全体として大型化することになる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、その目的
は、ワークが載置される受台に対して接近・離間する第
1の作業ユニットと、該第1の作業ユニットと受台との
間の作業空間内に該作業空間の側方から進入する第2、
第3の作業ユニットとを備える複合作業装置において、
装置自体を極力コンパクトにすることにある。
(問題点を解決するための手段、作用) かかる目的を達成するために本発明にあっては、 ワークが載置される受台の上方に該受台に対して接
近、離間可能に設けられ第1、第2の押圧工程を行う第
1の作業ユニットと、 前記第1の作業ユニットと前記受台との間の作業空間
の側方から該作業空間内に向かって変位動可能に設けら
れ、スナップリングが保持された組付ガイドを前記作業
空間に搬送してワークにセットし、前記第1の作業ユニ
ットの第1の押圧工程によってワークに対するスナップ
リングの組付けを可能にする第2の作業ユニットと、 前記第2の作業ユニットの変位動領域における上下方
向領域に、該第2の作業ユニットの変位動方向及び上下
方向に変位動可能に設けられて、ワークに対するスナッ
プリングの組付け状態を検出する第3の作業ユニット
と、を備え、 前記第3の作業ユニットは、ワークに対するスナップ
リングの組付け状態を検出する手段として、開口端を組
付け後のスナップリングに当接する状態にして上下方向
に変位動可能に設けられ前記第1の作業ユニットの第2
の押圧工程に基づきワークに向けて下降動する内筒と、
該内筒に該内筒の外周側において上下方向に変位動可能
に保持され、開口内径が適正に組付けを終えたスナップ
リングの外径よりも大きく且つ不適正に組付けを終えた
スナップリングの外径よりも小さく設定される外筒と、
前記内筒に対する前記外筒の相対変位状態を検出して、
検出セット時に該相対変位がないとき、ワークに対する
スナップリングの組付けが適正でないと判断する判断機
構と、を備えている、 ことを特徴とする複合作業装置、とした構成としてあ
る。
上述の構成により、第3の作業ユニットが、第2の作
業ユニットの変位動領域における上下方向領域に設けら
れることから、第3の作業ユニットが増えることによ
り、装置自体が水平方向に拡大することが抑えられるこ
とになる。
しかも、第3の作業ユニットが、上記上下方向領域に
おいて、第2の作業ユニットの変位動方向及び上下方向
に変位動可能とされていることから、第1の作業ユニッ
トと受台との間の作業空間内に第3の作業ユニットを進
入させるに際しては、先ず該第3の作業ユニットを、第
2の作業ユニットの変位動領域に移動し、その後、該第
2の作業ユニットの変位動領域を通って該第3の作業ユ
ニットを前記空間内に移動させることができることにな
り、第3の作業ユニットが増えても、前記作業空間は、
第2の作業ユニットが進入できる高さが確保されていれ
ばよくなる。このため、該作業空間の高さを第3の作業
ユニットのために拡大する必要はなく、これに伴って、
装置自体の上下方向における高さが拡大することはなく
なる。
具体的には、上記構成をもって、ワークに対するスナ
ップリングの組付けと、その組付け状態の検出とを行う
ことができ、しかも、その組付け状態の検出に際して
は、第3の作業ユニットだけで行うのではなく第1の作
業ユニットと協働して行われ、第1の作業ユニットの押
圧工程がスナップリングの組付け状態の検出に有効に利
用される。このため、第3の作業ユニットだけでスナッ
プリングの組み付け状態の検出を行う場合に比べて、装
置全体のコンパクト化をより一層、図ることができると
共に、スナップリングの組付け状態の検出という高度な
作業を行う場合であっても、第3作業ユニットの機能の
単純化を図ることができることになる。
この結果、スナップリングの組付けと、その組付け状
態の検出とを行う複合作業装置全体を極力コンパクトに
できると共に、各作業ユニットの機能の単純化を図るこ
とができることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第10図において、1は基台で、該基台1上に
は、第1図、第3図に示すように、一端側(第1図中、
右側)において受台としてコンベア2が設けられてい
る。このコンベア2は所定の作業位置Pを通過するよう
に配設されており、このコンベア2により、ワークとし
てのリバースクラッチドラム(以下、ワークと称す)W
が所定の作業位置Pに搬送され、所定の作業後、その所
定の作業位置Pから作業を終えたワークWが搬出される
ようになっている。
前記所定の作業位置Pの上方には第1図〜第3図に示
すように第1の作業ユニット3が設けられている。この
第1の作業ユニット3の上方にはシリンダ装置4が配設
されており、シリンダ装置4のシリンダ4aは基台1上の
基枠6の上板部6aに固定され、ピストンロッド4bは基枠
上板部6aを貫通してシリンダ4aから下方に突出してい
る。このピストンロッド4bには前記第1の作業ユニット
3が連結されており、ピストンロッド4bの伸縮動により
第1作業ユニット3はコンベア2に対して接近・離間可
能に変位動するようになっている。また、基枠上板部6a
にはガイド筒7が固定され、該ガイド筒7にはガイド棒
8が摺動可能に嵌合されている。このガイド棒8の下端
部は基枠上板部6aを貫通して第1作業ユニット3に固定
されており、このガイド棒8とガイド筒7により第1作
業ユニット3は上下方向に真直ぐに変位動することにな
る。
前記第1作業ユニット3は、第4図に示すように略有
底円筒形状とされ、その開口側は下方に向けられてい
る。この第1の作業ユニット3においては押圧みヘッド
9が円筒状の本体10に周回り方向に等間隔毎に設けられ
ており(本実施例においては3つ)、この各押し込みヘ
ッド9によりワークWに対して後述のスナップリング11
の組付けが行なわれるようになっている。12はばね材で
ある。
前記基台1上の他端側(第1図中、左側)には、第1
図に示すように組付ガイド供給ローダ13が設けられてい
る。この組付ガイド供給ローダ13は基台1の他端側と該
基台1の長手方向略中央との間を変位動すると共に上下
方向に変位動する機能を有している。この組付ガイド供
給ローダ13の上部には截頭円錐形状の組付ガイド14が着
脱可能に組付けられるようになっており、その組付ガイ
ド14は、小径側が上方に向けられている。
前記組付ガイド供給ローダ13の上方には、第1図に示
すようにスナップリング供給装置15が設けられている。
このスナップリング供給装置15は、スナップリング11を
貯えるスナップリングマガジン16を備え、そのスナップ
リングマガジン16からスナップリング11を組付ガイド供
給ローダ13上の組付ガイド14外周に供給する(嵌合す
る)機能を有している。
前記基枠6には、第1図〜第3図に示すように、前記
基台1の幅方向における一端側(第2図中、上側)にお
いてロッドレスシリンダ装置17が固定されている。この
ロッドレスシリンダ装置17は、その長手方向を基台の長
手方向に一致させて、前記スナップリング供給装置16と
基台1の一端側との間に配設され、その高さ位置は、非
作動時の第1の作業ユニット3とコンベア2との間の作
業空間Aの高さ位置に設定されている。このロッドレス
シリンダ装置17には、既に知られているように、可動体
18が備えられており、該可動体18は、基台1の長手方向
において該基台1の一端側とスナップリング供給装置15
との間を変位動するようになっている。この可動体18に
は、第3図、第5図示するように、一定間隔をあけて上
板19と下板20とが基枠6内に向けて突出されており、そ
の両者19、20間にはガイド棒21が上下方向に延びるよう
にして設けられ、そのガイド棒21にはガイド筒22が摺動
可能に嵌合されている。一方、前記上板19にはシリンダ
装置23が取付けられ、そのピストンロッド23aは前記ガ
イド筒22に連結されており、そのピストンロッド23aの
伸縮動によりガイド筒22は上下方向に変位動できるよう
になっている。
前記ガイド筒22には、第3図、第5図に示すように、
取付ブラケット24を介して第2の作業ユニット25が取付
けられている。この第2の作業ユニット25は取付ブラケ
ット24によりガイド筒22から基台1の幅方向内方に位置
するようにされ、これにより、該第2の作業ユニット25
は、可動体18の変位動に伴って前記作業位置P上を通過
できるようになっている。この第2の作業ユニット25
は、第1図、第3図、第5図に示すように、拡縮可能な
複数の爪26を備えており、この複数の爪26は、前述の組
付ガイド14をチャックできる機能を有している。
前記基枠6には、第1図〜第3図、第6図〜第8図に
示すように、前記ロッドレスシリンダ装置17の上方領域
においてロッドレスシリンダ装置27が固定されている。
このロッドレスシリンダ装置27も、その長手方向を基台
1の長手方向に一致させて配設されており、その高さ位
置は、非作動時の第1の作業ユニット3の高さ位置と同
じ位置に設定されている。このため、このロッドレスシ
リンダ装置27においては、その可動体28は、上記高さ位
置において、基台1の長手方向に変位動することにな
る。この可動体28には、基枠6内方側において昇降ガイ
ド29は固定されており、その昇降ガイド29は上下方向に
延びている。昇降ガイド29には摺動体30が摺動可能に保
持されている。30aは摺動体30の摺動部である。この摺
動体30は、前記可動体28の変位動方向両側においてロー
ラブラケット31、32をそれぞれ有しており、その各ロー
ラブラケット31、32の先端部には案内ローラ33、34がそ
れぞれ保持されている。
前記摺動体30には、第2図、第3図に示すようにワー
クWに対するスナップリング11の組付けの適否をチェッ
クする第3の作業ユニット36が、取付ブラケット35を介
して取付けられている。この第3の作業ユニット36は、
基台1の幅方向において取付ブラケット35により前記第
2の作業ユニット25と同じ位置となるように位置されて
いる。
この第3の作業ユニット36においては、第9図に示す
ように、軸37が上下方向に延びるようにして設けられて
いる。この軸37の上端部は前記取付ブラケット35の先端
部に取付けられており、該軸37の下端部にはワークWに
対する凹状の芯合せ部46が設けられている。この軸37に
は、該軸37の上端部と前記芯合わせ部46との間におい
て、上板38が摺動可能に嵌合されていると共に下板39が
遊嵌されている。上板38の上面には押圧部38aが設けら
れており、その押圧部38aに前記第1の作業ユニット3
の押し込みヘッド9により押圧力が付与されるようにな
っている。一方、前記下板39には複数の支持ピン40が、
その一端側において固定されており(第9図中、1つの
みを示す)、その他端側は上方に向けて延びている。こ
の各支持ピン40の他端側は軸受け41を介して前記上板38
を摺動可能に貫通しており、その各支持ピン40が上板38
から抜けないようにストッパ42が設けられている。前記
各支持ピン40の外周には、上板38と下板39との間におい
てコイルスプリング43が嵌挿されており、該コイルスプ
リング43により上板38と下板39とが互いに離間するよう
に付勢されている。さらに、下板39の下方には内・外筒
44、45が設けられている。内筒44は、有底筒状形状とさ
れており、該内筒44は、開口側を下方に向けてその底部
が前記軸37に摺動可能に嵌合され、該内筒44の下方向へ
の移動は、前記芯合わせ部46により規制されるようにな
っている。前記軸37外周には、前記上板38と内筒44の底
部との間においてコイルスプリング47が嵌挿されてお
り、このコイルスプリング47により上板38と内筒44とが
互いに離間するようになっている。この内筒44の開口端
は、第9図に示すようにワークWに対して組付けを終え
たスナップリング11に当接するように設定されている。
一方、外筒45は、内筒44の外周側に位置するようにして
前記下板39の下面に固着されており、その開口側の内径
は、適正に組付けを終えたスナップリング11の外径より
も大きく、不適正に組付けを終えたスナップリング11の
外径よりも小さく設定されている。これは、不適正にス
ナップリング11の組付けを終えた場合には、ワークWの
保持溝にスナップリング11が入らないため、適正にスナ
ップリング11の組付を終えた場合よりもスナップリング
11の外径が大きくなることに着目している。48は内筒44
と外筒45との相対変位を検出する相対変位検出機構で、
該検出機構48は、本実施例においては、内・外筒45から
の相体変位を揺動レバー49の揺動に変換し、該揺動レバ
ー49の揺動を光センサ50により検出するようになってお
り、内・外筒44、45に相対変位がないときにはスナップ
リング11の組付が不適正と判断されることになってい
る。
前記ロッドレスシリンダ装置27の下方には、第6図、
第7図に示すように一対のガイド板51が設けられてい
る。この一対のガイド板51は取付ブラケット52を介して
基枠6に固定されており、該一対のガイド板51は、前記
案内ローラ33を介して摺動体30を基台1の長手方向に水
平を維持しつつ案内するために上下方向に一定の間隔を
有する案内路53を形成している。この一対のガイド板51
は、案内路53内に案内ローラ33が位置するときには、第
10図に示すように前記第3の作業ユニット36が前記第2
の作業ユニット25の移動領域(簡単のため線をもって示
す)54に位置し、一対のガイド板51の一端側(第6図
中、右側)から案内ローラ33が外れるときには(第6図
の状態)第3の作業ユニット36が作業位置Pの上方に位
置し、一対のガイド板51の他端側(第6図中、左側)か
ら案内ローラ33が外れるときには、第3の作業ユニット
36が作業空間A外に位置するように設定されている。
前記ロッドレスシリンダ装置27の他端側(第6図中、
左側)には、第1図〜第3図、第6図〜第8図に示すよ
うに、シリンダ装置55が設けられている。このシリンダ
装置55は、取付ブラケット56を介して基枠6に固定され
ており、そのピストンロッド55aは下方に向けられてい
る。このピストンロッド55aの先端部には案内ローラ33
を着脱可能に保持する案内ローラ受部57が取付けられて
おり、この案内ローラ受部57は、ピストンロッド55aの
伸張時に前記案内路53の他端側に臨むように設定されて
いる。
前記ロッドレスシリンダ装置27の一端側には、第1図
〜第3図、第6図、第7図に示すように、シリンダ装置
58が設けられている。このシリンダ装置58は取付ブラケ
ット59を介して基枠6に固定されており、そのピストン
ロッド58aも下方に向けられている。このピストンロッ
ド58aの先端部には、案内ローラ34を着脱可能に保持す
る案内ローラ受部60が取付けられており、この案内ロー
ラ受部60は、ピストンロッド58aの短縮時において、前
期案内ローラ33と一対のガイド板51との案内関係が解除
されたとき、案内ローラ34と該案内ローラ受部60とが保
持関係を有するようにされ、ピストンロッド58aの伸張
時においては、該案内ローラ受部60は、第3の作業ユニ
ット36が前述のチェック機構を発揮する位置に位置する
ように設定されている。尚、第2図中、61は制御ユニッ
トである。
次に、このような複合作業装置の作動について説明す
ると、当初、組付ガイド供給ローダ13は、第1図に示す
ようにスナップリング受け入れ位置に位置しており、そ
の組付ガイド供給ローダ13上には組付ガイド14がセット
されている。この状態で、先ず、この組付ガイド14に対
してスナップリング供給装置15はスナップリング11を供
給することになり、スナップリング11は、第1図に示す
ように組付ガイド14の外周に保持(嵌合)される。
組付ガイド14にスナップリング11が保持されると、組
付ガイド供給ローダ13は、第1図の仮想線で示すよう
に、第1図中、右側に移動し、その後、該組付ガイド供
給ローダ13は組付ガイド14を所定量上昇させて、該組付
ガイド14を組付ガイド供給位置に位置させる。組付ガイ
ド14が組付ガイド供給装置に位置されると、第2の作業
ユニット25は、複数の爪26が、スナップリング11が保持
された組付ガイド14をチャックして該組付ガイド14を組
付ガイド供給ローダ13から取外す。この後、第2の作業
ユニット25はロッドレスシリンダ装置17の駆動力により
第1図中、右側に移動され、該第2の作業ユニット25及
び組付ガイド14は、非作動時の第1の作業ユニット3と
コンベア2との間の作業空間A内におけるワークW上方
に位置される。次いで、第2の作業ユニット25は下降さ
れ、スナップリング11を保持する組付ガイド14は、ワー
クWに対してセットされる。このワークWに対する組付
ガイド14のセットを終えると、第2の作業ユニット25は
進入経路と同じ経路を通って原位置に待避される。
この第2の作業ユニット25の待避を終えると、第1の
作業ユニット3はシリンダ装置4により下降されること
になり、これにより、この第1の作業ユニット3の各押
し込みヘッド9は、第4図に示すようにスナップリング
11を組付ガイド14に案内させつつワークWの所定の保持
溝まで押し込み、スナップリング11の組付けを終えるこ
とになる。この第1の作業ユニット3の押し込み作業を
終えると、該第1の作業ユニット3は上昇されて非作動
時の原位置に待避することになる。
この第1の作業ユニット3の待避を終えると、前記第
2の作業ユニット25が再び作業空間Aに移動して組付ガ
イド14を回収し、該組付ガイド14を、組付ガイド供給位
置における組付ガイド供給ローダ13に戻すことになる。
この組付ガイド14が組付ガイド供給ローダ13に戻される
と、組付ガイド供給ローダ13は、スナップリング受入れ
位置としての原位置に復帰することになる。
一方、第2の作業ユニット25が組付ガイド14を回収し
終える前においては、シリンダ装置55のピストンロッド
55aは、第1図に示すように、案内ローラ受部57に案内
ローラ33を保持した状態で短縮しており、第3の作業ユ
ニット36は、第1図、第10図に示すように、第2の作業
ユニット25の移動領域54の上方における原位置に位置し
ている。しかし、第2の作業ユニット25が組付ガイド14
の回収を終えると、ピストンロッド55aが第6図に示す
ように伸張することになり、第3の作業ユニット36は、
第1図に示すように、原位置から第2の作業ユニット25
の移動領域54に下降され、次いで、該移動領域54を変位
動して前記作業空間A内のワークW上方に移動されるこ
とになる。このわW上方に至ると、案内ローラ33は一対
のガイド板51との案内関係が解除され、それに代わっ
て、案内ローラ34が案内ローラ受部60に保持されること
になる。案内ローラ受部60に案内ローラ34が保持される
と、シリンダ装置58のピストンロッド58aが伸張し、第
3の作業ユニット36は、第8図、第9図に示すようにワ
ークW上方の所定位置に位置される。次いで、第1の作
業ユニット3が下降され、その各押し込みヘッド9が第
3の作業ユニット36の押圧部38aを押圧することにな
り、これにより、該第3の作業ユニット36は、内外筒4
4、45の相対変位に基づき、ワークWに対するスナップ
リング11の組付けが適正か否かをチェックすることにな
る。この第3の作業ユニット36によりチェックを終える
と、該第3の作業ユニット36は前述の経路を通って原位
置に復帰することになる。
したがって、上記複合作業装置においては、ロッドレ
スシリンダ装置27、取付ブラケット35、第3の作業ユニ
ット36等がロッドレスシリンダ17、取付ブラケット24、
第2の作業ユニット25等の上方領域に位置することにな
るため、水平方向(第2図中、紙面の平面方向)に拡大
する(広がる)ことを抑えることができることになる。
特に本実施例においては、ロッドレスシリンダ装置1
7、27が第2、第3の作業ユニット25、36の駆動手段と
して用いられており、これにより、ピストンロッドを備
えるシリンダ装置を用いる場合よりも、基台1の長手方
向において、装置自体をかなり短縮することができるこ
とになる。
また、第3の作業ユニット36の原位置を第1の作業ユ
ニット3の側方とする一方、該第3の作業ユニット36を
作業空間A内に進入させるに際しては、第10図に示すよ
うに、第2の作業ユニット25の移動領域54を利用するこ
とになることから、作業空間Aにおいては、第2の作業
ユニット25が進入できる上下高さが確保されていればよ
く、特に、第3の作業ユニット36が存在することに基づ
き、該第3の作業ユニット36の上下高さを上記上下高さ
に上乗せする必要はない。このため、作業空間Aを上下
方向に拡大することを抑えることができることになる。
したがって、装置全体は著しくコンパクトにすること
ができることになる。
以上、実施例について説明したが本発明にあっては、
次のようなものを包含する。
第3の作業ユニット36が複数設けられること。
ロッドレスシリンダ装置17と27とを一体化し、作業空
間Aに進入させるに際し、該両者17、27を上下動させて
第2、第3の作業ユニット25、36を選択的に作業空間A
の側方に位置させること。
ロッドレスシリンダ装置17、27に代えてピストンロッ
ドを備えるシリンダ装置を用いること。
(発明の効果) 本発明は以上述べたように、スナップリングの組付け
と、その組付け状態の検出とを行う複合作業装置全体を
極力コンパクトにできると共に、各作業ユニットの機能
の単純化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、 第2図は第1図の平面図、 第3図は第1図の右側面図、 第4図は第1の作業ユニットを説明する拡大縦断面図、 第5図は第2の作業ユニットを説明する拡大説明図、 第6図は第3の作業ユニットを駆動させる機構を説明す
る拡大正面図、 第7図は第6図の平面図、 第8図は第6図の右側面図、 第9図は第3の作業ユニットを説明する拡大縦断面図、 第10図は、本発明の一実施例に係る装置の動きを概念的
に説明する図である。 2:コンベア 3:第1の作業ユニット 25:第2の作業ユニット 36:第3の作業ユニット 54:移動領域 A:作業空間 W:ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白坂 光二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツ ダ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−4327(JP,A) 特開 昭62−99089(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23P 23/00 B23P 21/00 B23P 19/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークが載置される受台の上方に該受台に
    対して接近、離間可能に設けられ第1、第2の押圧工程
    を行う第1の作業ユニットと、 前記第1の作業ユニットと前記受台との間の作業空間の
    側方から該作業空間内に向かって変位動可能に設けら
    れ、スナップリングが保持された組付ガイドを前記作業
    空間に搬送してワークにセットし、前記第1の作業ユニ
    ットの第1の押圧工程によってワークに対するスナップ
    リングの組付けを可能にする第2の作業ユニットと、 前記第2の作業ユニットの変位動領域における上下方向
    領域に、該第2の作業ユニットの変位動方向及び上下方
    向に変位動可能に設けられて、ワークに対するスナップ
    リングの組付け状態を検出する第3の作業ユニットと、
    を備え、 前記第3の作業ユニットは、ワークに対するスナップリ
    ングの組付け状態を検出する手段として、開口端を組付
    け後のスナップリングに当接する状態にして上下方向に
    変位動可能に設けられ前記第1の作業ユニットの第2の
    押圧工程に基づきワークに向けて下降動する内筒と、該
    内筒に該内筒の外周側において上下方向に変位動可能に
    保持され、開口内径が適正に組付けを終えたスナップリ
    ングの外径よりも大きく且つ不適正に組付けを終えたス
    ナップリングの外径よりも小さく設定される外筒と、前
    記内筒に対する前記外筒の相対変位状態を検出して、検
    出セット時に該相対変位がないとき、ワークに対するス
    ナップリングの組付けが適正でないと判断する判断機構
    と、を備えている、 ことを特徴とする複合作業装置。
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