JP2748373B2 - 固体カラー撮像装置の輪郭強調装置 - Google Patents

固体カラー撮像装置の輪郭強調装置

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JP2748373B2 JP62244994A JP24499487A JP2748373B2 JP 2748373 B2 JP2748373 B2 JP 2748373B2 JP 62244994 A JP62244994 A JP 62244994A JP 24499487 A JP24499487 A JP 24499487A JP 2748373 B2 JP2748373 B2 JP 2748373B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多板の固体カラー撮像装置の撮像出力の輪
郭強調装置に関する。 〔発明の概要〕 本発明は、水平方向に絵素ずらし撮像法を適用した多
板(マルチチップ)の固体カラー撮像装置からの撮像出
力の輪郭強調装置において、垂直方向の輪郭強調成分
は、第1の色信号及び第2の色信号から形成し、水平方
向の輪郭強調成分は、第1の色信号と、少なくとも第2
の色信号とのそれぞれ帯域制限した信号を等量加算して
形成することにより、キャリアバランスをくずすことな
く、クロスカラー成分を強調せずに輪郭強調を行い、ま
た、第2の色のみにより照明されている被写体に対して
も垂直方向の輪郭強調を行えるようにして、鮮明な映像
が得られるようにしたものである。 〔従来の技術〕 従来、3管式カラー撮像装置の輪郭強調装置として、
第5図に示すような、映像の緑色成分を示すG信号のみ
から輪郭強調成分を形成する輪郭強調装置が使用されて
いる。 この輪郭強調装置においては、第1乃至第3の入力端
子101G,101R,101Bから緑,赤,青の撮像管から原色映像
信号が供給される。上記第1の入力端子101Gに供給され
るG(緑色)信号は、上記第2及び第3の入力端子に供
給されるR(赤色)信号及びB(青色)信号に対して1
水平周期だけ位相が進んだ信号となっている。 上記G信号は、このG信号が第1の1H(1水平周期)
遅延回路102及び第2の1H遅延回路103を順次介して2水
平周期遅延された信号と、加算器104により加算され
る。この加算器104の出力信号は、減算器105及び加算器
106に供給される。この減算器105及び加算器106には、
上記加算器104の出力信号と、上記第1の1H遅延回路102
の出力信号とが供給される。 上記減算器105の出力信号は、垂直方向の輪郭成分と
なっている。この輪郭成分は、ローパスフィルタ107に
より水平方向に帯域制限されて、垂直方向の輪郭強調成
分となる。 上記加算器106の出力信号は、ハイパスフィルタ108に
供給される。このハイパスフィルタ108は、2次微分回
路として構成されており、水平方向の輪郭強調成分を出
力する。 上記垂直方向の輪郭強調成分と上記水平方向の輪郭強
調成分とは、加算器109により加算される。この加算器1
09の出力信号が、輪郭強調成分となる。この輪郭強調成
分は、加算器110G,110R,110Bにより、上記第1の1H遅延
回路の出力信号すなわち上記G信号の1水平周期遅延さ
れた信号と、上記R信号及び上記B信号にそれぞれ加算
される。従って、上記加算器110G,110R,110Bの出力端子
111G,111R,111Bには、輪郭強調がなされたG信号,R信号
及びB信号が出力される。 上述のような輪郭強調装置は、撮像管を用いた撮像装
置に適用する場合には、G信号だけで充分な解像力があ
ること及びG信号が輝度に寄与する率が高いことによ
り、良好に輪郭強調された映像が得られる。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところで、上述のような輪郭強調装置は、水平方向に
絵素ずらし撮像法を適用した多板の固体カラー撮像装置
には適用することはできない。すなわち、緑用、赤用、
青用の計3枚の(又は緑用、赤/青用の計2枚の)固体
撮像素子(CCD)を使用し、且つ緑用固体撮像素子と、
他の赤用及び青用固体撮像素子との配設位置関係を、水
平方向に1/2絵素分ずらしてなる固体撮像装置に、上述
のような輪郭強調装置を適用すると、キャリアバランス
がとれなくなり、1/2絵素ずらしにより解像度を高くす
る目的の達成が阻害されるという問題があるからであ
る。 本件出願人は、先に特願昭60-23293号明細書におい
て、水平方向に絵素ずらし撮像法を適用した多板の固体
カラー撮像装置に適用することができる輪郭強調装置を
提案している。 この輪郭強調装置は、緑用固体撮像素子から出力され
るG信号のみから垂直方向の輪郭強調成分を形成する手
段と、赤用固体撮像素子から出力されるR信号と上記G
信号とを等量加算することにより水平方向の輪郭強調成
分を形成する手段と、上記垂直方向の輪郭強調成分と上
記水平方向の輪郭強調成分とを加算して輪郭強調成分を
形成する手段とを有してなるものである。 すなわち、この輪郭強調装置においては、水平方向の
輪郭強調成分がG信号とR信号とを等量加算して形成さ
れるので、サンプリング周波数の1次キャリアバランス
をくずすことなく、輪郭強調を行うことができる。 しかしながら、この輪郭強調装置においては、上記G
信号に等量加算される上記R信号が帯域制限されていな
いため、クロスカラー成分も輪郭成分とともに強調され
てしまう。また、垂直方向の輪郭強調成分がG信号のみ
から形成されるので、緑色を含まない赤色あるいは青色
により照明されている被写体を撮影する場合には、垂直
方向の輪郭強調が行えない。 そこで、本発明は、上述の本件出願人が先に提案した
固体カラー撮像装置の輪郭強調装置を更に改良して提案
されるものであって、クロスカラー成分を強調すること
なく輪郭強調が行えるとともに、緑色の他の色により照
明されている被写体の撮影に際しても輪郭強調が行え
る、固体カラー撮像装置に適用されて好適な輪郭強調装
置を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上述の問題点を解決し上記目的を達成するため、本発
明に係る固体カラー撮像装置の輪郭強調装置において
は、水平方向に絵素ずらし撮像法を適用した多板の固体
カラー撮像装置から出力される第1(例えば緑),第2
(例えば赤),第3(例えば青)の色信号のうちの、第
1及び第2の色信号から垂直方向の輪郭強調成分を形成
する手段と、上記第1及び第2の色信号のそれぞれに対
して垂直方向の帯域制限を行う帯域制限手段と、上記帯
域制限手段によって帯域制限された第1及び第2の色信
号を等量加算する加算手段と、上記加算手段により等量
加算された信号から水平方向の輪郭強調成分を形成する
手段と、上記垂直方向の輪郭強調成分と上記水平方向の
輪郭強調成分とを加算して、輪郭強調成分を形成する手
段とを備え、上記第1,第2,第3の色信号のそれぞれに、
上記輪郭強調成分を加えて出力するようにしたことを特
徴とする。 〔作用〕 本発明に係る固体カラー撮像装置の輪郭強調装置にお
いては、垂直方向の輪郭強調成分が第1(例えば緑)及
び第2(例えば赤)の色信号より形成され、水平方向の
輪郭強調成分が、第1及び第2の色信号のそれぞれに対
して各水平ラインのサブキャリアの位相の違いによって
発生するクロスカラー成分を垂直方向の帯域制限により
除去し、この帯域制限された第1及び第2の色信号を等
量加算した信号から形成されるので、キャリアバランス
が維持されるとともに、クロスカラー成分を強調するこ
となく輪郭強調が行え、また、第1の色の他の色により
照明されている被写体の撮影に際しても輪郭強調が行え
る。 〔実施例〕 以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照しながら
説明する。 本実施例の固体カラー撮像装置の輪郭強調装置におい
ては、第1図に示すように、タイミング/ドライバ1に
より駆動される第1乃至第3の固体撮像素子(CCD)
G,2R,2Bは、それぞれ、映像の緑色の成分を示す第1
の色信号である信号G、映像の赤色の成分を示す第2の
色信号である信号R及び映像の青色の成分を示す第3の
色信号である信号Bを出力する。上記第1乃至第3の固
体撮像素子2G,2R,2Bは、第2図に示すように、水平方
向にτxの絵素ピッチを有し、垂直方向に2τyの絵素ピ
ッチを有している。上記第2の固体撮像素子2Rと上記
第3の固体撮像素子2Bとは、対応する絵素同士が空間
的に同一位置を占めるように配設されている。これら第
2及び第3の固体撮像素子2R,2Bに対して、上記第1の
固体撮像素子2Gは、水平方向にτx/2の遅れを持ち、且
つ垂直方向に2τyの遅れを持つように配設されてい
る。 上記信号Gは、遅延回路3G及びアンプ4Gを介して、
第1図中破線で囲んで示す輪郭強調回路5に供給され
る。上記遅延回路3Gは、上記信号Gの水平方向の1/2τ
xのずれを打ち消すための遅延量を有している。また、
上記信号R及び上記信号Bは、それぞれアンプ4R及び
アンプ4Bを介して上記輪郭強調回路5に供給される。 上記信号Gは、第1の1H(1水平周期)遅延回路
G,ローパスフィルタ7G及び垂直方向輪郭成分抽出器
Gに送られる。上記第1の1H遅延回路6Gの出力信号
は、上記信号Gが1水平周期遅延された信号G1Hであ
り、この信号G1Hは第2の1H遅延回路9G,上記ローパ
スフィルタ7G,上記垂直方向輪郭成分抽出器8G,レベ
ルディテクタ10及び遅延回路11Gに送られる。上記第2
の1H遅延回路9Gの出力信号は、上記信号Gが2水平周
期遅延された信号G2Hであり、この信号G2Hは上記ロー
パスフィルタ7G及び上記垂直方向輪郭成分抽出器8G
送られる。 上記ローパスフィルタ7Gは、上記信号Gの垂直方向
の帯域を制限するために、G+2G1H+G2Hの演算を行う
一種の加算手段である。この演算をなされた上記ローパ
スフィルタ7Gの出力信号は、加算器12に送られる。 上記垂直方向輪郭成分抽出器8Gは、上記信号Gより
垂直方向の輪郭強調成分を形成するために、−G+2G1H
−G2Hの演算を行う。この演算をされて形成された上記
垂直方向の輪郭強調成分は、可変抵抗器13の一端側に送
られる。 また、上記信号Rは、第1の1H遅延回路6R,ローパ
スフィルタ7R及び垂直方向輪郭成分抽出器8Rに送られ
る。上記第1の1H遅延回路6Rの出力信号は、上記信号
Rが1水平周期遅延された信号R1Hであり、この信号R
1Hは第2の1H遅延回路9R,上記ローパスフィルタ7R
上記垂直方向輪郭成分抽出器8R,上記レベルディテク
タ10及び遅延回路11Rに送られる。上記第2の1H遅延回
路9Rの出力信号は、上記信号Rが2水平周期遅延され
た信号R2Hであり、この信号R2Hは上記ローパスフィル
タ7R及び上記垂直方向輪郭成分抽出器8Rに送られる。 上記ローパスフィルタ7Rは、上記信号Rの垂直方向
の帯域を制限するために、R+2R1H+R2Hの演算を行う
一種の加算手段である。この演算をなされた上記ローパ
スフィルタ7Rの出力信号は、上記加算器12に送られ
る。 上記垂直方向輪郭成分抽出器8Rは、上記信号Rによ
り垂直方向の輪郭強調成分を形成するために、−R+2R
1H−R2Hの演算を行う。この演算をされて形成された上
記垂直方向の輪郭強調成分は、上記可変抵抗器13の他端
側に送られる。 そして、上記信号Bは、遅延回路11Bに送られる。 上記加算器12は、上記ローパスフィルタ7G,7Rの出力
信号、すなわち、それぞれ垂直方向に帯域制限された上
記信号Gと上記信号Rとを加算して、水平方向輪郭成分
抽出器14に送る。この水平方向輪郭成分抽出器14は、例
えばハイパスフィルタであり、供給された信号から、水
平方向の輪郭強調成分を形成して出力する。 このように、それぞれ垂直方向に帯域制限された上記
信号Gと上記信号Rとを加算して上記水平方向の輪郭強
調成分を形成するのは、上記水平方向の輪郭強調成分を
キャリアバランスのとれた(折り返し雑音がキャンセル
された)信号とするためである。すなわち、1/2τxの水
平方向の絵素ずらしにより、第3図A中一点鎖線で示す
上記信号Gの1次キャリア成分20と、第3図A中破線で
示す上記信号Rの1次キャリア成分21とが逆位相となる
ことにより、キャリアバランスがとれている場合には、
上記信号Gの1次キャリア成分と上記信号Rの1次キャ
リア成分とが互いに打ち消し合い、第3図A中実線で示
す基底帯域(ベースバンド)成分22にこれらの1次キャ
リア成分が混入しない。上記水平方向の輪郭強調成分
が、第3図Bに示すような特性を有している場合に、こ
の水平方向の輪郭強調成分23により、第3図Aにおい
て、上記信号Gについて水平方向の輪郭強調成分24が形
成される。この輪郭強調成分24は、上記信号Gと上記信
号Rとを加算して形成されているので、輪郭強調成分に
関してもキャリアバランスをとることができ、輪郭強調
成分の1次キャリア成分により解像度が低下することが
防止されている。また、上記信号G及び上記信号Rは、
それぞれ垂直方向に帯域制限されているので、これらの
信号の加算により形成される水平方向の輪郭強調成分が
サブキャリア帯域(垂直周波数でfSC)に混入してクロ
スカラーが生じることが防止されている。 このように形成された水平方向の輪郭強調成分は、輪
郭強調成分レベルコントローラ15に送られる。 上記可変抵抗器13は、供給される上記信号G及び上記
信号Rからそれぞれ形成される上記垂直方向の輪郭強調
成分を混合する。このとき、上記信号Gから形成された
垂直方向の輪郭強調成分と、上記信号Rから形成された
垂直方向の輪郭強調成分との混合比は、上記信号G1H
び上記信号R1Hのレベルを検出する上記レベルディテク
タ10の出力により制御されている。この可変抵抗器13を
経た信号は、ローパスフィルタ16に送られる。このロー
パスフィルタ16は、供給される垂直方向の輪郭強調成分
を、水平方向に帯域制限する。このローパスフィルタ16
による帯域制限により、垂直方向の輪郭強調成分がサブ
キャリア帯域(水平周波数でfSC)に混入してクロスカ
ラーが生じることが防止される。この垂直方向の輪郭強
調成分は、上記輪郭強調成分レベルコントローラ15に送
られる。 上記輪郭強調成分レベルコントローラ15は、供給され
る上記垂直方向の輪郭強調成分と上記水平方向の輪郭強
調成分とを混合して、輪郭強調成分を形成する。このと
き、上記垂直方向の輪郭強調成分と上記水平方向の輪郭
強調成分との混合比は、上記レベルディテクタ10の出力
に制御される。上記輪郭強調成分レベルコントローラ15
から出力される上記輪郭強調成分は、加算器17G,17R
び17Bに送られ、上記遅延回路11G,11R及び11Bの出力信
号とそれぞれ加算される。上記遅延回路11G,11R及び11B
は、上記各ローパスフィルタ7G,7R,16及び上記各輪郭
成分抽出器8G,8R,14等において生ずる時間遅れを補償
するためのものである。上記加算器17G,17R及び17Bの出
力信号が、輪郭強調された信号G,信号R及び信号Bとな
る。 このように輪郭強調された信号G,信号R及び信号Bに
おいては、絵素ずらしによる良好な解像度が維持される
とともに、クロスカラーが防止され、しかも緑色の被写
体のみでなく赤色の被写体についても良好な輪郭強調が
行われている。 なお、本発明に係る固体カラー撮像装置の輪郭強調装
置においては、上記水平方向の輪郭強調成分を形成する
ために、第4図に示すように、上記信号G及び上記信号
Rに加え、さらに上記信号Bをも加算することができ
る。この第4図に示す例は、第1図中一点鎖線で示す部
分を第4図に示す回路構成と置き換えることにより輪郭
強調装置を構成する。すなわち、上記信号Bは、上記遅
延回路11Bに送られるとともに、1H遅延回路6Bにより1
水平周期遅延され、信号B1Hとして加算器18により上記
ローパスフィルタ7Rに供給される上記信号R1Hと加算
される。上記加算器18により加算された上記信号R1H
上記信号B1Hは、上記ローパスフィルタ7Rに供給され
るとともに、上記レベルディテクタ10に送られてレベル
が検出される。 このとき、上記ローパスフィルタ7G及び上記ローパ
スフィルタ7Rの出力信号は、互いに等しいレベルとな
るようになされている。すなわち、上記ローパスフィル
タ7Gの出力信号は、前述したように、G+2G1H+G2H
である。そして、上記ローパスフィルタ7Rの出力信号
は、前述の実施例においては、R+2R1H+R2Hである
が、この実施例では、R+(R1H+B1H)+R2Hとなっ
ている。 前述の実施例においては、水平方向の輪郭強調成分を
形成する上記信号G,上記信号R,上記信号Bのそれぞれの
比率は、1:1:0であったのに対し、この実施例では、4:
3:1となっている。このように水平方向の輪郭強調成分
の形成を上記B信号をも加算して行うことにより、青色
の被写体についても輪郭強調が行えるようになる。 なお、上記加算器18における上記信号R1Hと上記信号
1Hとの混合比を変ることにより、水平方向の輪郭強調
成分を形成する上記信号G,上記信号R,上記信号Bのそれ
ぞれの比率を変えることができる。すなわち、上記加算
器18における上記信号R1Hと上記信号B1Hとの混合比を
α:βとすると、α:β=1:1のときには、上記信号G,
上記信号R,上記信号Bのそれぞれの比率は、4:3:1とな
り、α:β=2:0のときには、上記信号G,上記信号R,上
記信号Bのぞれぞれの比率は、4:4:0すなわち1:1:0とな
って前述の実施例と同様になる。 上述の各実施例において、上記輪郭強調成分レベルコ
ントローラ15には、必要に応じてコア回路やサプレス回
路を設けるようにしてもよい。 また、本発明は、上述の各実施例のように、第1乃至
第3の固体撮像素子2G,2R,2Bを備えてなる撮像装置に
適用できるのみならず、映像の緑色の成分を示す信号を
出力する第1の固体撮像素子と、映像の赤色及び青色の
成分を示す信号を出力する第2の固体撮像素子との2枚
の固体撮像素子を備えてなる撮像装置にも適用すること
ができる。この場合にも、上述の各実施例と同様の効果
を得ることができる。 〔発明の効果〕 上述のように、本発明に係る固体カラー撮像装置の輪
郭強調装置においては、垂直方向の輪郭強調成分が第1
及び第2の色信号からそれぞれ形成され、水平方向の輪
郭強調成分が、第1及び第2の色信号のそれぞれに対し
て垂直方向の帯域制限を行うことにより、第1及び第2
の色信号のそれぞれに各水平ラインのサブキャリアの位
相の違いによって発生するクロスカラー成分を除去し、
この帯域制限された第1及び第2の色信号を等量加算し
た信号から形成される。 そのため、本発明に係る固体カラー撮像装置の輪郭強
調装置によれば、キャリアバランスがとられていること
により絵素ずらし撮像法による良好な解像度が損なわれ
ず、また、クロスカラー成分が強調されることなく、良
好な輪郭強調が行われ、鮮明な映像を提供することがで
きる。 また、本発明に係る固体カラー撮像装置の輪郭強調装
置によれば、第1の色の被写体のみならず、第2の色あ
るいは第3の色の被写体についても、良好に輪郭強調を
行うことができる。 すなわち、本発明は、絵素ずらし撮像法を適用した多
板の固体撮像装置に適用されて好適な輪郭強調装置を提
供するものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る固体カラー撮像装置の輪郭強調装
置の一実施例の構成を示す回路図であり、第2図は本発
明に係る固体カラー撮像装置の輪郭強調装置が適用され
る撮像装置の絵素ずらし撮像法が適用された固体撮像素
子の配設状態を示す模式図であり、第3図は上記固体カ
ラー撮像装置の輪郭強調装置により形成される輪郭強調
成分,1次キャリア成分及び基底帯域成分の周波数分布を
説明するスペクトル図である。 第4図は本発明に係る固体カラー撮像装置の輪郭強調装
置の他の実施例の構成の要部を示す回路図である。 第5図は従来の輪郭強調装置の構成を示す回路図であ
る。 2G……第1の固体撮像素子 2R……第2の固体撮像素子 2B……第3の固体撮像素子 7G,7R……ローパスフィルタ 8G,8R……垂直方向輪郭成分抽出器 14……水平方向輪郭成分抽出器 15……輪郭強調成分レベルコントローラ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.水平方向に絵素ずらし撮像法を適用した多板の固体
    カラー撮像装置から出力される第1,第2及び第3の色信
    号のそれぞれに対して、輪郭強調成分を加えて出力する
    ようにした固体カラー撮像装置の輪郭強調装置におい
    て、 上記第1及び第2の色信号から、垂直方向の輪郭強調成
    分を形成する手段と、 上記第1及び第2の色信号のそれぞれに対して垂直方向
    の帯域制限を行う帯域制限手段と、 上記帯域制限手段によって帯域制限された第1及び第2
    の色信号を等量加算する加算手段と、 上記加算手段により等量加算された信号から水平方向の
    輪郭強調成分を形成する手段と、 上記垂直方向の輪郭強調成分と上記水平方向の輪郭強調
    成分とを加算して、上記輪郭強調成分を形成する手段と
    を備えてなる固体カラー撮像装置の輪郭強調装置。
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