JP2748049B2 - 心なし研削盤によるエンジンバルブの研削方法 - Google Patents

心なし研削盤によるエンジンバルブの研削方法

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JP2748049B2
JP2748049B2 JP1564391A JP1564391A JP2748049B2 JP 2748049 B2 JP2748049 B2 JP 2748049B2 JP 1564391 A JP1564391 A JP 1564391A JP 1564391 A JP1564391 A JP 1564391A JP 2748049 B2 JP2748049 B2 JP 2748049B2
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新二 川田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用のエンジン
バルブの軸部周面とコッタ溝とを、心なし研削盤により
同時に精度よく研削する方法の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図8は、内燃機関用のエンジンバルブ
(1)を示すもので、その軸部(1a)の端部には、軸端を囲
む1対のコッタ(図示省略)の内面のビードを係合するた
めの、環状のコッタ溝(1b)が切設されている。
【0003】図4は、エンジンバルブ(1)の軸部(1a)と
コッタ溝(1b)を同時に研削する心なし研削盤の一例を示
すもので、水平をなす基台(2)の後部(以下図4の右方
を後部、左方を前部という)には、垂直、かつ前後長が
エンジンバルブ(1)の軸部(1a)とほぼ等長のワーク支持
板(ブレード)(3)が立設され、支持板(3)の後方には、
エンジンバルブ(1)の傘部(1c)側の軸部(1a)を支持する
受板(4)が設けられている。
【0004】ワーク支持板(3)の一側方(図7の右方)に
は、支持板(3)と平行で、かつ、前後長がほぼ等長をな
し、モータ(図示省略)により矢印方向に回転させられる
砥石車(5)が、支持板(3)に向かって進退させうるよう
に設置されている。
【0005】砥石車(5)の前部には、コッタ溝(1b)を切
設するための環状突条(5a)が形成されている。
【0006】図6と図7に示すように、支持板(3)を挾
む砥石車(5)の反対側には、砥石車(5)とほぼ等長で、
かつそれよりも小径の調整車(6)が、若干前上方に傾斜
したまま、モータ(図示省略)により砥石車(5)と同方向
に低速で回転するように設置されている。
【0007】基台(2)の上面前部には、後記するような
ワークの位置決めを兼ねる押し出し装置(A)の取付板
(7)が載設され、その上面に載置した前後方向を向く案
内レール(8)には、支持金具(9)が摺動自在に嵌合して
いる。
【0008】支持金具(9)の前部には、取付板(7)の前
部に固着した駆動装置(10)により回転させられる螺杆(1
1)が螺合し、支持金具(9)は、駆動装置(10)により前後
に移動される。
【0009】支持金具(9)の上面に、前後1対の支柱(1
2)(12)をもって支持された前後方向を向く支持筒(13)に
嵌合する摺動杆(14)は、その前端と前方の支柱(12)との
間に縮設した圧縮コイルばね(15)により、常時前方に向
けて付勢されている。
【0010】両支柱(12)(12)の上端には、後方を向く第
1エヤーシリンダ(16)が固着され、そのピストン杆(16
a)の先端と摺動杆(14)の後端とは、連結板(17)をもって
連結され、連結板(17)の後面には、上記支持板(3)の上
端より若干上方に位置する、ストッパを兼ねる押し出し
棒(18)が後向に突設されている。
【0011】連結板(17)は、常時は圧縮コイルばね(15)
の付勢力により支持筒(13)の後端に圧接し、エンジンバ
ルブ(1)のサイズに対応して、駆動装置(10)を操作し、
支持金具(9)の前後位置を調節することにより、押し出
し棒(18)の先端を、砥石車(5)の環状突条(5a)より前方
の所定の個所に位置させることができる。
【0012】基台(2)の後方に設けた押し込み装置(B)
の不動の取付台(19)上には、旋回装置(20)が固設され、
その前方を向く旋回軸(20a)には、図7に示すように、
側方に直角に屈曲する旋回アーム(21)が、矢印で示すよ
うに約90゜旋回しうるようにして取り付けられている。
【0013】旋回アーム(21)の遊端には、前後方向を向
く第2エヤーシリンダ(22)が取り付けられ、その前方を
向くピストン杆(22a)の先端には、傘押し(ローダヘッ
ド)(23)が回転自在に取付けられ、ピストン杆(22a)は、
常時は前方に縮退している。
【0014】図4に示すように、ワーク搬送装置(図示
省略)により搬送されてきたエンジンバルブ(1)の軸部
(1a)を、支持板(3)と受板(4)に載置したのち、押し込
み装置(B)の旋回装置(20)の作動により第2エヤーシリ
ンダ(22)を傘部(1c)の後方に位置させ、ピストン杆(22
a)を伸長させると、傘押し(23)によりエンジンバルブ
(1)は、軸部(1a)の先端が押し出し装置(A)の押出し棒
(18)の先端に当接するまで押し込まれて、所定の位置に
セットされる。
【0015】ついで、図6に示すように、第2エヤーシ
リンダ(22)が縮退すると同時に調整車(6)と砥石車(5)
がともに回転して、砥石車(5)がエンジンバルブ(1)に
向かって移動し、エンジンバルブ(1)は、若干傾斜する
調整車(6)の回転により、押し出し棒(18)側に推力を与
えられつつ、砥石車(5)によりコッタ溝(1b)と軸部(1a)
が研削される。この間に旋回アーム(21)は図7の想像線
で示す位置まで退避する。
【0016】研削が終了すると、砥石車(5)及び調整車
(6)は、待機位置に復帰し、ついで第1エヤーシリンダ
(16)が伸長して、押し出し棒(18)がエンジンバルブ(1)
を受板(4)の後方に排出した後、第1エヤーシリンダ(1
6)は、圧縮コイルばね(15)の付勢力により、所定の位置
に復帰する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述の研削盤
は、支持板(3)上のエンジンバルブ(1)を、押し込み装
置(B)により所定の位置にセットする際、押し入れたエ
ンジンバルブ(1)をその位置に保持する手段がないの
で、傘部(1c)または傘押し(23)の表面に高粘度の研削油
等が付着していると、両者が密着して、第2エヤーシリ
ンダ(22)が縮退する時、エンジンバルブ(1)が後方に引
き戻される。この状態で砥石車(5)に送りが与えられて
研削を開始すると、エンジンバルブ(1)は回転する調整
車(6)の推力により、再び軸端が押出し棒(18)に当接す
るまで前進し、図9に示すように、砥石車(5)の環状突
条(5a)により、軸部(1a)のコッタ溝(1b)より先端までの
部分が、コッタ溝(1b)と等径の小径に研削される不具合
が発生する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の不具合
を解消して、コッタ溝を所定の位置に精度良く研削する
ことを目的とするもので、心なし研削盤のワーク支持板
上に軸部を載置したエンジンバルブを、押し込み装置に
より、軸端が位置決めストッパに当接する若干手前まで
押し入れたのち、押し込み装置を、砥石車又は調整車の
推力により、軸端がストッパと当接するまで待機させ、
研削開始後押し込み装置を退避させることにより上述の
課題の解決を図ったものである。
【0019】
【作用】本発明の方法によると、支持板上のエンジンバ
ルブを、押し込み装置によりストッパに当接する若干手
前まで押し入れ、その状態のまま研削が開始されるま
で、押し込み装置を待機させ、研削開始後において押し
込み装置を退避させるので、傘部が押し込み装置に密着
していても、調整車又は砥石車の推力により強制的に引
き離れて、エンジンバルブが引き戻されることはない。
【0020】
【実施例】図1〜図3は、本発明の方法を適用する心な
し研削盤の一例を示すもので、上述の図4に示す研削盤
と近似しているので、同様の各部材には同一の符号を付
して、詳細な説明は省略し、異なる点のみ説明する。
【0021】上記押し込み装置(B)に相当する押し込み
装置(C)の取付台(19)は、前後位置を微調節しうる調節
台(31)上に載置されている。
【0022】調節台(31)は、下部の固定体(32)の上面に
切設した前後方向を向く嵌合溝(32a)に、上部の摺動板
(33)の下面に突設した突条(33a)を摺動自在に嵌合する
とともに、嵌合溝(32a)の上面に切設した歯列(図示省
略)に、突条(33a)に回転自在かつ前後移動不能に挿設し
た螺杆(34)を噛合させることにより、前後方向にねじ送
りされるようになっている。
【0023】上記ねじ送りは、螺杆(34)の後端に嵌設し
たノブ(35)を回動することにより、摺動版(33)は取付台
(19)とともに前後に移動する。
【0024】押し込み装置(C)は、第2エヤーシリンダ
(22)のピストン杆(22a)が最大に伸長して、傘押し(23)
が支持板(3)上のエンジンバルブ(1)を押し入れた時、
図2に示すように、エンジンバルブ(1)の軸端と押し出
し棒(18)の先端同士の間隔(36)が、たとえば0.5mmとな
るように、予めエンジンバルブ(1)のサイズに対応し
て、調節台(31)が調節されている。
【0025】砥石車(5)と調整車(6)は、傘押し(23)が
エンジンバルブ(1)を押し入れると同時に送りと回転が
与えられ、傘押し(23)が後退する前に研削が開始される
ようになっている。
【0026】上述の研削装置においては、傘押し(23)が
支持板(3)上のエンジンバルブ(1)を、その軸端が押し
出し棒(18)に当接する約0.5mm手前まで押し入れると停
止して、研削が開始されるまでその位置で待機し、研削
が開始されてから後退するので、傘部(1c)と傘押し(23)
とが密着していても、エンジンバルブ(1)が引き戻され
ることはない。
【0027】また、コッタ溝(1b)は、研削直後において
は所定の個所より約0.5mm軸端寄りの個所から研削が開
始されることとなるが、研削開始直後にエンジンバルブ
(1)は調整車(6)の推力により、すぐに押し出し棒(18)
に向かって移動して、適正に位置決めされ、更に深く研
削されるので、コッタ溝は規格通りに研削される。
【0028】
【発明の効果】本発明の方法によれば、エンジンバルブ
の軸部の研削に際し、使用する心なし研削盤の押し込み
装置の制御を僅かに改良するだけで、コッタ溝を所定の
位置に高精度で研削しうるため、不良品の発生率を大幅
に減少することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法の一実施例を適用する心なし研削
盤の研削開始前の正面図である。
【図2】同じく研削開始直後の要部の正面図である。
【図3】同じく背面図である。
【図4】従来の心なし研削盤の研削開始前の正面図であ
る。
【図5】同じく研削開始直後の要部の正面図である。
【図6】同じく平面図である。
【図7】同じく背面図である。
【図8】エンジンバルブの良品の正面図である。
【図9】エンジンバルブの不良品の正面図である。
【符号の説明】
(A)押出し装置 (C)押し込み装置 (1)エンジンバルブ (1a)軸部 (1b)コッタ溝 (1c)傘部 (2)基台 (3)支持板 (4)受板 (5)砥石車 (5a)環状突条 (6)調整車 (7)取付板 (8)案内レール (9)支持金具 (10)駆動装置 (11)螺杆 (12)支柱 (13)支持筒 (14)摺動杆 (15)圧縮コイルばね (16)第1エヤーシリ
ンダ (17)連結板 (18)押し出し棒 (19)取付台 (20)旋回装置 (20a)旋回軸 (21)旋回アーム (22)第2エヤーシリンダ (22a)ピストン杆 (23)傘押し (31)調節台 (32)固定板 (32a)嵌合溝 (33)摺動板 (33a)突条 (34)螺杆 (35)ノブ (36)間隔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 心なし研削盤のワーク支持板上に軸部を
    載置したエンジンバルブを、押し込み装置により、軸端
    が位置決めストッパに当接する若干手前まで押し入れた
    のち、押し込み装置を、砥石車又は調整車の推力によ
    り、軸端がストッパと当接するまで待機させ、研削開始
    後押し込み装置を退避させることを特徴とする心なし研
    削盤によるエンジンバルブの研削方法。
JP1564391A 1991-01-17 1991-01-17 心なし研削盤によるエンジンバルブの研削方法 Expired - Lifetime JP2748049B2 (ja)

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CN112338654B (zh) * 2020-10-30 2022-08-30 清研精密轴承研究院(洛阳)有限公司 一种小圆锥滚子磨削可调支撑装置
CN114043324B (zh) * 2021-11-30 2023-03-31 清研精密轴承研究院(洛阳)有限公司 一种步进式多工位无心滚子外圆磨床

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