JP2747146B2 - ゴ−スト除去装置 - Google Patents

ゴ−スト除去装置

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JP2747146B2
JP2747146B2 JP3283756A JP28375691A JP2747146B2 JP 2747146 B2 JP2747146 B2 JP 2747146B2 JP 3283756 A JP3283756 A JP 3283756A JP 28375691 A JP28375691 A JP 28375691A JP 2747146 B2 JP2747146 B2 JP 2747146B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴースト信号を含んだ
テレビジョン信号からゴースト信号を取り除くゴースト
除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビジョン信号に含まれるゴー
スト信号を除去するためのゴースト除去装置は、主とし
てフィルタと遅延線で構成されており、広範囲に生ずる
ゴースト信号を全て除去できるようにするにはフィルタ
が大規模なものになる。そこで、上記フィルタの規模を
縮小するため、少ないタップ数のフィルタをゴーストの
存在する遅延時間に追従させて動作させる方法があり、
また複数のゴーストに対応するためには、複数のフィル
タユニットを用いる場合が多い。このような可変遅延フ
ィルタ型ゴースト除去装置に用いられる可変遅延フィル
タユニットは、トランスバーサルフィルタと可変遅延装
置から構成される。トランスバーサルフィルタは図7に
示すように1段遅延素子20、乗算器21及び加算器2
2から成る基本ユニットを複数段縦続接続して構成して
おり、各基本ユニットに設けた全タップが同一係数ビッ
ト数、データビット数に対応している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、可変遅延フィルタ型ゴースト除去装置に用いるト
ランスバーサルフィルタが全タップ共、同一係数ビット
数、データビット数になっているため、広範囲に生ずる
ゴーストに対応するためには、上記トランスバーサルフ
ィルタの規模が大がかりになり高価になるという問題が
あった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決するため、トランスバーサルフィルタと可変遅延装置
から成る可変遅延フィルタユニットをテレビジョン信号
に挿入されているGCR信号より算出したフィルタ係数
列に応じ、ゴースト位置に追従させて動作させるように
した可変遅延フィルタ型ゴースト除去装置において、該
可変遅延フィルタユニット内のトランスバーサルフィル
タをフィルタ中央からフィルタ端へ向かって係数ビット
数が小さくなるように構成し、このトランスバーサルフ
ィルタを上記フィルタ係数列に窓関数を乗じて得たフィ
ルタ係数で駆動するように構成する。
【0005】
【作用】上記の構成によれば、テレビジョン信号に挿入
されているGCR信号より算出したフィルタ系数列に窓
関数を乗じて、トランスバーサルフィルタ駆動用のフィ
ルタ係数を作るので、このフィルタ係数は元のフィルタ
系数列に比べ、フィルタユニットに対応する端の方ほ
ど、取り得る係数値は小さくなる。従って、トランスバ
ーサルフィルタのフィルタユニットの係数ビット数を端
部ほど減少させることができ、該トランスバーサルフィ
ルタ内の乗算器の構成を簡略化することができる。
【0006】
【実施例】図1乃至図6を用いて本発明の一実施例を説
明する。まず、送信側において挿入されたGCR信号
(ゴースト除去用基準信号)を利用してゴーストを除去
するゴースト除去装置について図2を用いて説明する。
入力端子1に入力された検波後のテレビジョン信号は、
A/D変換器2、クロック発生回路3及びタイミング信
号発生回路4に供給される。クロック発生回路3では色
副搬送波からシステムクロックが作成され、システム各
部へ供給される。
【0007】タイミング信号発生回路4ではテレビジョ
ン信号から同期信号が分離され、その同期信号からGC
R信号を抽出するためのゲートパルスが作成され、GC
R抽出部5に供給される。一方、A/D変換器2ではテ
レビジョン信号がディジタル信号に変換され、近接ゴー
スト除去フィルタ7とGCR抽出部5に供給される。G
CR抽出部5では上記ゲートパルスに従ってGCR信号
が抽出され、フィルタ制御部6に供給される。
【0008】マイクロコンピュータ、メモリ等で構成さ
れるフィルタ制御部6ではGCR信号からゴーストの
数、遅延時間及びレベル等の状態が検出され、それを基
にフィルタ係数や可変遅延素子の遅延量等が算出され、
近接ゴースト除去フィルタ7と通常ゴースト除去フィル
タ8に供給される。近接ゴースト除去フィルタ7は図3
に示すようにトランスバーサルフィルタ12、タイミン
グ合わせのためのディジタル遅延素子11及び加算器1
3で構成されるFIRフィルタであり、ここで遅延時間
の短い近接ゴーストが除去される。
【0009】近接ゴーストが除去されたテレビジョン信
号は続いて通常ゴースト除去フィルタ8に供給される。
通常ゴースト除去フィルタ8は図4に示すように加算器
14とトランスバーサルフィルタ15を用いて巡回型に
構成したIIRフィルタであり、ここでは遅延時間の比
較的大きい通常ゴーストが除去される。このようにゴー
スト除去されたテレビジョン信号はD/A変換器9でア
ナログ信号へ変換され、出力端子10に出力される。
【0010】次に、可変遅延フィルタ型ゴースト除去装
置について説明する。図3に示す近接ゴースト除去フィ
ルタは例えば64タップ程の少ないタップ数で十分なの
で、その構成は固定遅延型にするのが一般的である。そ
れに対して図4に示す通常ゴースト除去フィルタは除去
可能範囲が広いため、全ての範囲に亘ってゴーストを除
去しようとすると固定遅延型にした場合、600タップ
程度のトランスバーサルフィルタが必要となる。そこ
で、タップ数を減少させるためその構成として可変遅延
型が有効となる。
【0011】図5は可変遅延型に構成した通常ゴースト
除去フィルタの構成例である。この可変遅延型ゴースト
除去フィルタは、例えば16タップ等の少ないタップ数
で構成されるトランスバーサルフィルタ18と可変遅延
部17から成る可変遅延フィルタユニット20をn段並
列にしたフィルタ部と、総和器19及び加算器16で構
成される。
【0012】本発明のゴースト除去装置は上記可変遅延
フィルタユニット20に用いるトランスバーサルフィル
タ18を改良したものであり、その構成は図1に示され
ている。図1において、従来例で説明した図7に対応す
る部分には同一符号を付している。図中23−0、23
−1、…23−8は乗算器であり、中央部の基本ユニッ
トの乗算器23−3、23−4、23−5の各タップは
係数ビット数が全て8ビットで同一であるが両端部にい
く程、各基本ユニットの乗算器のタップの係数ビット数
は、7ビット、6ビット、5ビット等と順次減少させて
いる。
【0013】図6を用いて、上記トランスバーサルフィ
ルタの各基本ユニットを構成する乗算器のタップの係数
ビットを中央部より両端部にいく程減少させることがで
きる理由を説明する。上記図2に示すマイクロコンピュ
ータやメモリで構成されるフィルタ制御部6は、テレビ
ジョン信号に挿入されているGCR信号よりゴーストの
数、遅延時間、レベル等より成るフィルタ係数を算出す
る。このフィルタ係数は、図6(b)に示すように、通
常ゴーストの全てを除去するための係数が一列に並んだ
係数列となる。
【0014】この係数列をフィルタユニットに対応させ
るため、この係数列に窓関数を乗じて図6(c)に示す
ようなユニット用フィルタ係数を抽出する。ここでは上
記の窓関数として図6(c)に示すようなハミング窓を
使用している。このように窓関数を乗じた結果、フィル
タユニットに対応する係数の中で端の方の係数値であれ
ばあるほど取り得る値は小さくなる。つまり、フィルタ
ユニットの端の方の係数ほど必要とされる係数ビット数
が少なくなるので、図1に示すようにトランスバーサル
フィルタを構成するフィルタユニットを端部にいく程上
記窓関数に対応して係数ビット数を減少させることがで
きる。テレビジョン信号に挿入されているGCR信号よ
り算出したフィルタ係数にハミング窓等の窓関数を乗じ
て、トランスバーサルフィルタ駆動用のフィルタ係数を
算出するフィルタ係数の演算は、上記フィルタ制御部6
に設けられたメモリやマイクロコンピュータ等によるソ
フト処理で行えばよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるので、
可変遅延フィルタ型のゴースト除去装置において、ゴー
スト除去性能を劣化させることなくフィルタ規模を縮小
させることができ、ゴースト除去装置の低コスト化を図
ることができる。また、ハードウェアの規模を縮小させ
なければ、一つのゴーストに対して多くのタップを割り
当てることが可能となり、コストアップなしにゴースト
除去の性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に用いるトランスバーサルフィルタの
一実施例の構成図。
【図2】 ゴースト除去装置の構成図。
【図3】 近接ゴースト除去フィルタの構成図。
【図4】 通常ゴースト除去フィルタの構成図。
【図5】 可変遅延型ゴースト除去フィルタの構成図。
【図6】 本発明に用いるフィルタ係数設定の説明図。
【図7】 従来のゴースト除去装置に用いられるトラン
スバーサルフィルタの構成図。
【符号の説明】
6 フィルタ制御部 17 可変遅延部 18 トランスバーサルフィルタ 20 可変遅延フィルタユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/14 - 5/217

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスバーサルフィルタと可変遅延装置
    から成る可変遅延フィルタユニットをテレビジョン信号
    に挿入されているGCR信号より算出したフィルタ係数
    に応じ、ゴースト位置に追従させて動作させるようにし
    た可変遅延フィルタ型ゴースト除去装置において、該可
    変遅延フィルタユニット内のトランスバーサルフィルタ
    をフィルタ中央からフィルタ端へ向かって係数ビット数
    が小さくなるように構成し、このトランスバーサルフィ
    ルタを上記フィルタ係数に窓関数を乗じて得たフィルタ
    係数で駆動するように構成したことを特徴とするゴース
    ト除去装置。
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