JP2746720B2 - 〔〔(1,3,5―トリアジン―2―イル)アミノカルボニル〕アミノスルホニル〕安息香酸エステル及びこれを含有する除草剤 - Google Patents

〔〔(1,3,5―トリアジン―2―イル)アミノカルボニル〕アミノスルホニル〕安息香酸エステル及びこれを含有する除草剤

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JP2746720B2 JP2067389A JP6738990A JP2746720B2 JP 2746720 B2 JP2746720 B2 JP 2746720B2 JP 2067389 A JP2067389 A JP 2067389A JP 6738990 A JP6738990 A JP 6738990A JP 2746720 B2 JP2746720 B2 JP 2746720B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は以下の一般式(I) (式中,R1及びR2メチルもしくはエチル基,R3は水素,
弗素或は臭素を意味する)で表わされる,新規な
〔〔(1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニ
ル〕アミノスルホニル〕安息香酸エステルに関するもの
である。これを含有する除草剤も本発明の対象をなす。
(従来技術) ヨーロッパ出願公開7687号,同30138号及び同57546号
は,上述式(I)を包含する,除草効果を有するスルホ
ニル尿素に関するものである。
上記ヨーロッパ出願公開57546号公報には,最も近い
構造のものとして以下の式(I′) (式中,X及びYは互に無関係にメチルもしくはメトキシ
基を意味し,Oはトリアジニル環の1,3或は5位の酸素原
子を意味する)で表わされる1,3,5−トリアジン−N−
オキシド誘導体を記載しているが,上記30138号公報に
おいては,重点がスルホンアミド基の2位におけるカル
ボン酸エステルの変化形に置かれている。トリアジン部
分のハロゲンアルキル置換基については全く言及されて
いない。
上記7687号公報には,以下の式(I″) で表わされる,ハロゲンアルキル基を有するトリアジニ
ル誘導体のみが記載されているに過ぎない。
本発明により解決されるべき技術的課題は,上述の公
知除草活性化合物に比し改善された活性を有するスルホ
ニル尿素化合物を合成し,提供することである。
(発明の要約) 種々研究の結果,上述の課題は,上記式(I)の新規
な〔〔(1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボ
ニル〕アミノスルホニル〕安息香酸エステルにより解決
され得ることが見出された。
(発明の構成) 本発明のスルホニル尿素化合物(I)は,各種文献に
記載されている種々の方法で得られる。ことに有利な方
法(A,B及びC)が以下の反応式により例示説明され
る。
(A)スルホニルイソシアナート(II)を,それ自体
公知の方法(ヨーロッパ出願公開162723号)の方法によ
り,ほぼ化学量論的量において,2−アミノ−1,3,5−ト
リアジン誘導体(III)と,0から120℃,ことに10から10
0℃の温度で反応させる。反応は常圧下或は加圧下(50
バールまで),ことに1から5バールの圧力下に,連続
的或はバッチ式で行なわれる。この反応にはそれぞれの
反応条件に応じて不活性溶媒もしくは希釈剤を使用する
のが好ましい。溶媒としては,例えばハロゲン炭化水
素,ことに塩化炭化水素,すなわちテトラクロルエチレ
ン,1,1,2,2−もしくは1,1,1,2−テトラクロルエタン,
ジクロルプロパン,メチレンクロリド,ジクロルブタ
ン,クロロホルム,クロルナフタリン,ジクロルナフタ
リン,四塩化炭素,1,1,1−もしくは1,1,2−トリクロル
エタン,トリクロルエチレン,ペンタクロルエタン,o
−,m−,p−ジフルオルベンゼン,1,2−ジクロルエタン,
ペンタクロルエタン,o−,m−,p−ジフルオルベンゼン,
1,2−ジクロルエタン,1,1−ジクロルエタン,1,2−シス
−ジクロルエチレン,クロルベンゼン,フルオルベンゼ
ン,ブロムベンゼン,ヨードベンゼン,o−,p−,m−ジク
ロルベンゼン,o−,p−,m−ジブロムベンゼン、o−,m
−,p−クロルトルエン,1,2,4−トリクロルベンゼン,エ
ーテル,例えばエチルプロピルエーテル,メチル−tert
−ブチルエーテル,n−ブチルエチルエーテル,ジ−n−
ブチルエーテル,ジイソブチルエーテル,ジイソアミル
エーテル,ジイソプロピルエーテル,アニソール,フェ
ネトール,シクロヘキシルメチルエーテル,ジエチルエ
ーテル,エチレングリコールジメチルエーテル,テトラ
ヒドロフラン,ジオキサン,チオアニソール,β,β′
−ジクロルジエチルエーテル,ニトロ炭化水素,例えば
ニトロメタン,ニトロエタン,ニトロベンゼン,o−,m
−,p−クロルニトロベンゼン,o−ニトロトルエン,ニト
リル,例えばアセトニトリル,ブチルニトリル,イソブ
チルニトリル,ベンゾニトリル,m−クロルベンゾニトリ
ル,脂肪族もしくは脂環式炭化水素,例えばヘプタン,
ピナン,ノナン,o−,m−,p−シメン,沸点範囲70から19
0℃のベンジン留分,シクロヘキサン,メチルシクロヘ
キサン,デカリン,石油エーテル,ヘキサン,リゴリ
ン,2,2,4−トリメチルペンタン,2,2,3−トリメチルペン
タン,オクタン,エステル,例えばエチルアセタート,
アセト醋酸エステル,イソブチルアセタート,アミド,
例えばホルムアミド,メチルホルムアミド,ジメチルホ
ルムアミド,ケトン,例えばアセトン,メチルエチルケ
トン及びこれらの混合液が使用される。この溶媒は出発
材料(II)に対して100から2000重量%,ことに200から
700重量%の量で使用される。
反応に必要な化合物(II)は,一般的にそれぞれの出
発材料(III)に対して,約当モル量或は20%までの過
少量もしくは過剰量で使用される。出発材料(III)は
上述した希釈剤で希釈して出発材料(II)に添加するこ
とができる。
本発明新規化合物の製造は,場合により上述希釈剤と
共にまず装填され、次いで出発材料(III)をこれに添
加して行なうのが有利である。
反応を完結させるため,反応干与体添加後,0から120
℃,好ましくは10から100℃において,なお20分から24
時間後攪拌処理するのが好ましい。
反応促進剤として3級アミン,例えばピリジン,α,
β,γ−ピコリン,2,4−,2,6−ルチジン,2,4,6−コリジ
ン,p−ジメチルアミノピリジン,トリメチルアミン,ト
リエチルアミン,トリ(n−プロピル)アミン,1,4−ジ
アザ〔2,2,2〕ビシクロオクタン(DABCO)或は1,8−ジ
アザビシクロ〔5,4,0〕−ウンデス−7−エンを出発材
料(II)1モルに対して0.01から1モルを使用するのが
好ましい。
反応混合物から慣用の方法で,例えば溶媒の蒸留除去
により,或は直接的に吸引濾別により目的物質(I)が
分離される。なお残留する残渣を水もしくは希釈酸によ
り塩基性不純物を除去するために洗浄する。なお,残渣
を水と混和しない溶媒に溶解させ,上述のように洗浄し
てもよい。これにより目的とする最終物質が純粋な状態
で析出沈殿する。場合により再結晶,有機溶媒中におけ
る攪拌により,或はクロマトグラフィーによりさらに精
製することができる。
この反応は,アセトニトリル,メチル−tert−ブチル
エーテル或はメチレンクロリド中において,0から100モ
ル当量,ことに0から50モル当量の3級アミン,例えば
1,4−ジアザビシクロ−〔2,2,2〕−オクタン或はトリエ
チルアミンの存在下に行なうのがことに好ましい。
(B)上記式(IV)の対応するスルホニルカルバマー
トを,それ自体公知の方法(ヨーロッパ出願公開120814
号)により,有機溶媒中,0から120℃,ことに10から100
℃の温度で,2−アミノ−1,3,5−トリアジン−誘導体(I
II)と反応させる。この場合,3級アミンのような塩基を
添加して反応を促進させ,生成物の品質を改善すること
ができる。
このための適当な塩基は,前項(A)において述べた
ような3級アミン,ことにトリエチルアミンもしくは1,
4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタンであって,出発材
料(IV)1モルに対して0.01から1モル量で使用され
る。
前項(A)におけると同様の溶媒を使用するのが好ま
しい。溶媒は出発砕料(IV)に対して100から2000重量
%,ことに200から700重量%の量で使用される。
反応に必要な化合物(IV)は,対応する出発材料(II
I)に対してほぼ当モル量で,或は20%までの過少量も
しくは過剰量で使用される。出発材料(IV)は前述した
ようにあらかじめ希釈剤と共に装填し,次いで出発材料
(III)を添加することができる。
また出発材料(III)を前述した溶媒もしくは希釈剤
中に投じて装填し,次いで出発材料(IV)を添加するこ
ともできる。
何れの場合にも,反応前或はその間に接触として塩基
を添加することができる。
最終目的物(I)は前項(A)に述べた慣用法により
反応混合物から分離され得る。
(C)式(V)のスルホンアミドを,それ自体公知慣
用の方法(ヨーロッパ出願公開141777号)により,0から
120℃,ことに20から100℃の温度で,不活性有機溶媒中
において,ほぼ理論量のフェニルカルバマート(VI)と
反応させる。反応は常圧下もしくは加圧(50バールま
で)下,ことに1から5バールの圧力下に,連続的に或
はバッチ式で行なわれ得る。
この場合3級アミンのような塩基を添加するのが好ま
しく,これは反応を促進し,また生成物の品質を改善す
る。適当な塩基は(A)項に述べたものと同様で,こと
にトリエチルアミン,2,4,6−コリジン,1,4−ジアザビシ
クロ〔2,2,2〕オクタン〔DABCO〕或は1,8−ジアザビシ
クロ〔5,4,0〕ウンデス−7−エン(DBU)が好ましく,
出発物質(V)1モルに対して0.01から1モルの量で使
用される。
(A)項に述べた溶媒もしくは希釈剤を使用するのが
有利である。溶媒は反応干与体(V)に対して100から2
000重量%,ことに200から700重量%の量で使用され
る。
反応に必要な化合物(V)は一般的に,それぞれの他
の出発物質(VI)に対してほぼ当モル量で,或は20%ま
での過少量もしくは過剰量で使用される。出発物質(V
I)は前述した希釈剤で希釈して装填され,次いで他の
出発物質(V)が添加され得る。
しかしながら,出発物質(V)を上記溶媒に溶解させ
てまず装填し,次いでカルバマート(VI)を添加するこ
ともできる。何れの場合にも,反応の前或はその間に触
媒として前述の塩基を添加することができる。
反応を完結させるため,添加後,0から120℃,好まし
くは10から100℃,ことに20から80℃において,20分から
24時間後処理攪拌する。
A項に述べたと同様に,目的化合物スルホニル尿素
(I)は反応混合物から慣用の方法で分離される。
(D)式(V)のスルホンアミドを,それ自体公知の
方法(ヨーロッパ出願公開234352号)により,0から150
℃,ことに10から100℃の温度で,不活性有機溶媒中に
おいて,ほぼ当量のイソシアナート(VII)と反応させ
る。反応は常圧下,或は加圧(50バールまで)下,こと
に1から5バールの圧力下に,連続的に或はバッチ式で
行なわれる。
反応の前或はその後に,3級アミンのような塩基を添加
することができ,これにより反応が促進され,反応生成
物の品質が改善される。適当な塩基は(A)項に述べた
が,ことにトリエチルアミン或は2,4,6−コリジンが好
ましく,出発物質(V)に対して0.01から1モルの量で
使用される。
(A)項で述べたと同様の溶媒を使用するのが好まし
く,その量は化合物(V)に対して100から2000重量
%,ことに200から700重量%である。
反応に必要な化合物(V)は,同じく他の化合物(VI
I)に対してほぼ当モル量或は20%までの過少量もしく
は過剰量で使用される。出発物質(VII)は前記希釈剤
で希釈して装填し,これに他の出発物質(V)が添加さ
れる。
しかしながら,スルホンアミド(V)を装填し,これ
にイソシアナート(VII)を添加することもできる。
反応を完結させるため,添加終了後,0から120℃,好
ましくは10から100℃,ことに20から80℃において,20分
から24時間後処理攪拌を行なう。
最終目的物(I)は,A項に述べたように慣用方法によ
り反応混合物から分離される。
反応干与体として使用されるスルホニルイソシアナー
ト(II)は,文献記載の方法或はこれに準ずる方法によ
り得られる(例えばヨーロッパ出願公開7687号)。また
スルホニルカルバマート(IV)はそれ自体公知の方法
(ヨーロッパ出願公開120814号)により或はこれに準じ
て得られる。しかしながら,式(II)のスルホニルイソ
シアナートをエーテル或はアセトニトリルのような溶媒
中でフェノールと反応させることにより式(IV)のカル
バマートとすることもできる。
式(VI)のカルバマートはそれ自体公知の反応(ヨー
ロッパ出願公開141777号)により或はこれに準じて得ら
れるが,また対応する式(VII)のイソシアナートとフ
ェノールとの反応によっても製造され得る。
新規化合物(I)の塩は,それ自体公知の方法(ヨー
ロッパ出願公開304282号,米国特許4599412号)により
得られる。すなわち,これは各スルホニル尿素(I)の
水或は不活性有機溶媒中において、−80から120℃,こ
とに0から60℃において塩基の存在下に脱プロトンによ
り得られる。
適当な塩基は,アルカリ金属もしくはアルカリ土類金
属のヒドロキシド,ヒドリド,オキシド或はアルコラー
ト,例えばナトリウム,カリウム及びリチウムのヒドロ
キシド,ナトリウムのメタノラート,エタノラート及び
ブタノラート,ナトリウム及びカルシウムのヒドリド及
びカルシウムオキシドである。
溶媒としては,例えば水のほかにメタノール,エタノ
ール,tert−ブタノールのようなアルコール,テトラヒ
ドロフラン,ジオキサンのようなエーテル,アセトニト
リル,ジメチルホルムアミド,アセトン,メチルエチル
ケトンのようなケトンならびにハロゲン化炭化水素が挙
げられる。
脱プロトンは常圧或は50バールまでの加圧下,ことに
常圧から5バールまでの圧力下に行なわれ得る。
式(V)の出発物質として必要なスルホンアミドは,
対応するアントラニル酸エステルからメールワイン反応
により,次いでアンモニアとの反応により製造される
(ホウベンワイル(1955),9,557頁以降)。
2−アミノ−4−メトキシ−6−トリフルオルメチル
−1,3,5−トリアジン及び2−アミノ−4−エトキシ−
6−トルフルオルメチル−1,3,5−トリアジンは文献よ
り公知である(薬学雑誌(1975)95,499頁)。
化合物I又はそれを含む除草剤並びにそれらの環境相
溶性のアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩は,例え
ば小麦のような栽培の際に栽培植物を害することなく,
有害植物を非常に良く抑制することができ,とりわけ低
い使用量でさえも効果を得ることができる。これらのも
のは例えば直接的に噴霧可能な溶液,粉末,懸濁液,さ
らにまた高濃度の水性,油性又はその他の懸濁液又は分
散液,エマルジョン,油性分散液,ペースト,ダスト
剤,散布剤又は顆粒の形で噴霧,ミスト法,ダスト法,
散布法又は注入法によって適用することができる。適用
形式は,完全に使用目的に基いて決定される;いずれの
場合にも,本発明の有効物質の可能な限りの微細分が保
証されるべきである。化合物Iは通常直接飛散可能の溶
液,乳濁液,ペースト又は油分散液を製造するために適
している。不活性な添加物として,とりわけ中位乃至高
位の沸点の鉱油留分例えば燈油又はディーゼル油,さら
にコールター油等,並びに植物性又は動物性産出源の
油,脂肪族,環状及び芳香族炭化水素例えばトリオー
ル,キシロール,パラフィン,テトラヒドロナフタリ
ン,アルキル置換ナフタリン又はその誘導体,メタノー
ル,エタノール,プロパノール,ブタノール,シクロヘ
キサノール,シクロヘキサノン,クロルベンゾール,イ
ソフォロン等又は強極性溶剤例えばN,N−ジメチルフォ
ルムアミド,ジメチルスルフォキシド,N−メチルピロリ
ドン又は水が使用される。
水性使用形は乳濁液濃縮物,分散液,ペースト,湿潤
可能の粉末又は水分散性顆粒より水の添加により製造さ
れることができる。乳濁液,ペースト又は油分散液を製
造するためには,物質はそのまま又は油又は溶剤中に溶
解して,湿潤剤,接着剤,分散剤又は乳化剤により水中
に均質に混合されることができる。しかも有効物質,湿
潤剤,接着剤,分散剤又は乳化剤及び場合により溶剤又
は油よりなる濃縮物を製造することもでき,これは水に
て希釈するのに適する。
表面活性物質としては次のものが挙げられる。芳香族
スルフォン酸例えばリグニンスルフォン酸,ナフタリン
スルフォン酸,フェノールスルフォン酸及びジブチルナ
フタリンスルフォン酸のアルカリ塩,アルカリ土類塩,
アンモニウム塩並びにアルキルスルフォナート,アルキ
ルアリールスルフォナート,アルキルスルファート,ア
ルキルスルファート,ラウリルエーテルスルファート,
脂肪アルコールスルファート脂肪酸のアルカリ塩,アル
カリ土類塩,及びアンモニウム塩,硫酸化ヘキサデカノ
ール,ヘプタデカノール及びオクタデカノールの塩,並
びに脂肪アルコールグリコールエーテルの塩,スルフォ
ン化ナフタリン及びその誘導体とフォルムアルデヒドと
の縮合生成物,ナフタリン或はナフタリンスルフォン酸
とフェノール及びフォルムアルデヒドとの縮合生成物,
ポリオキシエチレン−オクチルフェノールエーテル,エ
トキシル化イソオクチルフェノール,オクチルフェノー
ル,ノニルフェノール,アルキルフェノールポリグリコ
ールエーテル,トリブチルフェニルポリグリコールエー
テル,アルキルアリールポリエーテルアルコール,イソ
トリデシルアルコール,脂肪アルコールエチレンオキシ
ド−縮合物,エトキシル化ヒマシ油,ポリオキシエチレ
ンアルキルエーテル,又はポリオキシプロピレン,ラウ
リルアルコールポリグリコールエーテルアセタート,ソ
ルビットエステル,リグニン,亜硫酸廃液又はメチル繊
維素。
粉末,散布剤及び振りかけ剤は有効物質と固状担体物
質とを混合又は一緒に磨砕することにより製造すること
ができる。
粒状体例えば被覆−,透浸−及び均質粒状体は,有効
物質を固状担体物質に結合することにより製造すること
ができる。固状担体物質は例えば鉱物土例えば珪酸,珪
酸ゲル,珪酸塩,滑石,カオリン,石灰石,石灰,白
亜,膠塊状土,石灰質黄色粘土,粘土,白雲石,珪藻
土,硫酸カルシウム,硫酸マグネシウム,酸化マグネシ
ウム,磨砕合成樹脂,肥料例えば硫酸アンモニウム,燐
酸アンモニウム,硝酸アンモニウム,尿素及び植物性生
成物例えば穀物粉,樹皮,木材及びクルミ殼粉,繊維素
粉末及び他の固状担体物質である。
使用形は有効物質0.1乃至95重量%殊に0.5乃至90重量
%を含有する。
製剤例は以下の通りである。
I.90重量部の化合物1をN−メチル−α−ピロリドン10
重量部と混合する時は,極めて小さい滴の形にて使用す
るのに適する溶液が得られる。
II.20重量部の化合物1を,キシロール80重量部,エチ
レンオキシド8乃至10モルをオレイン酸−N−モノエタ
ノールアミド1モルに附加した附加生成物10重量部,ド
デシルベンゾールスルフォン酸のカルシウム塩5重量部
及びエチレンオキシド40モルをヒマシ油1モルに附加し
た附加生成物5重量部よりなる混合物中に溶解する。こ
の溶液を水100000重量部に注入しかつ細分布することに
より有効成分0.02重量%を含有する水性分散液が得られ
る。
III.20重量部の化合物2を、シクロヘキサノン40重量
部,イソブタノール30重量部,エチレンオキシド7モル
をイソオクチルフェノール1モルに附加した附加生成物
20重量部及びエチレンオキシド40モルをヒマシ油1モル
に附加した附加生成物10重量部よりなる混合物中に溶解
する。この溶液を100000重量部に注入しかつ細分布する
ことにより有効成分0.02重量%を含有する水性分散液が
得られる。
IV.20重量部の有効物質3を,シクロヘキサノール25重
量部,沸点210乃至280℃の鉱油留分65重量部及びエチレ
ンオキシド40モルをヒマシ油1モルに附加した附加生成
物10重量部よりなる混合物中に溶解する。この溶液を水
100000重量部に注入しかつ細分布することにより有効成
分0.02重量%を含有する水性分散液が得られる。
V.20重量部の有効物質4を、ジイソブチル−ナフタリン
−α−スルフォン酸のナトリウム塩3重量部,亜硫酸−
廃液よりのリグニンスルフォン酸のナトリウム塩17重量
部及び粉末状珪酸ゲル60重量部と充分に混和し,かつハ
ンマーミル中において磨砕する。この混合物を水20000
重量部に細分布することにより有効成分0.1重量%を含
有する噴霧液が得られる。
VI.3重量部の有効物質5を,細粒状カオリン97重量部と
密に混和する。かくして有効物質3重量%を含有する噴
霧剤が得られる。
VII.30重量部の有効物質2を,粉末状珪酸ゲル92重量部
及びこの珪酸ゲルの表面上に吹きつけられたパラフィン
油8重量部よりなる混合物と密に混和する。かくして良
好な接着性を有する有効物質の製剤が得られる。
VIII.20重量部の有効物質6を,ドデシルベンゾールス
ルフォン酸のカルシウム塩2重量部,脂肪アルコールポ
リグリコールエーテル8重量部,フェノール−尿素−フ
ォルムアルデヒド−縮合物のナトリウム塩2重量部及び
パラフィン系鉱油68重量部と密に混和する。安定な油状
分散液が得られる。
これら剤の使用は事前法或は事後法により行なわれ
る,有効物質が特定の栽培植物に対し非容認性である場
合には,除草剤は噴霧器により栽培植物の敏感な葉が影
響を受けないように,その下方で生育しつつある雑草の
葉或は土壌表面に噴霧される。
有効物質の使用量は,使用目的,季節,目的植物及び
生育段階に応じて,0.001から3.0kg/ha,ことに0.01から
1.0kg/haである。
使用方法乃至態様の多様性にかんがみて,本発明化合
物もしくはこれを含有する除草剤は,広汎な範囲の栽培
植物のために各種の雑草を駆除することができる。例え
ば以下のような栽培植物が挙げられる。
タマネギ(Allium cepa) パイナップル(Ananas comosus) ナンキンマメ(Arachis hypogaea) アスパラギス(Asparagus officinalis) オートムギ(Avena sativa) フダンソウ(Beta vulgaris spp.altissima) サトウジシャ(Beta vulgaris spp.rapa) アカテンサイ(Beta vulgaris spp.esculenta) ブラシーカ ナパス(変種ナパス)(Brassicanapus va
r.napus) ブラシーカ ナパス(変種ナポブラシーカ)(Brassica
napus var.napobrassica) ブラシーカ ナパス(変種ラバ)(Brassicanapus var.
rapa) ブラシーカ ナパス(変種シルベストリス)(Brassica
rapa var.silvestris) トウツバキ(Camellia sinensis) ベニバナ(Carthamus tinctorius) キャリーヤ イリノイネンシス(Carya illinoinensi
s) マルブシュカン(Citrus limon) グレープフルーツ(Citrus maxima) ダイダイ(Citrus reticulata) ナツミカン(Citrus sinensis) コーヒーノキ〔Coffea arabica(Coffea canephora,Cof
fea liberica)〕 アミメロン(Cucumis melo) キュウリ(Cucumis sativus) ギョウギシバ(Cynodon dactylon) ニンジン(Daucus carota) アブラヤミ(Elaeis guineenis) イチゴ(Fragaria vesca) 大豆(Glycine max) 木綿〔Gossypium hirsutum(Gossypium arboreum Gossy
pium herbaceum Gossypium vitifolium)〕 ヒマワリ(Helianthus annuus) キクイモ(Helianthus tuberosus) ゴムノキ(Hevea brasiliensis) 大麦(Hordeum vulgare) カラハナソウ(Humulus lupulus) アメリカイモ(Ipomoea batatas) オニグルミ(Juglans regia) ニガナ(Lactuca sativa) レンズマメ(Lens culinaris) アマ(Linum usitatissimum) トマト(Lycopersicon lycopersicum) リンゴ属(Malus spp.) キャツサバ(Manihot esculenta) ムラサキウマゴヤシ(Medicago sativa) ハツカ(Mentha piperita) バショウ属(Musa spp.) タバコ〔Nicotiana tabacum(N.rustica)〕 オリーブ(Olea europaea) イネ(Oryza sativa) キビ(Panicum miliaceum) アズキ(Phaseolus lunatus) ササゲ(Phaseolus mungo) ゴガツササゲ(Phaseolus vulgaris) パセリ(Pennisetum glaucum) ペトロセリウム クリスパム(変種チュベロサム)(Pe
troselinum crispum spp.tuberosum) トウヒ(Picea abies) モミ(Abies alba) マツ属(Pinus spp.) シロエンドウ(Pisum sativum) サクラ(Prunus avium) アンズ(Prunus domestica) プルヌス ダルシス(Prunus dulcis) モモ(Prunus persica) ナシ(Pyrus communis) サグリ(Ribes sylvestre) サンザシ(Ribes uva−crispa) トウゴマ(Ricinus communis) サトウキビ(Saccharum officinarum) ライムギ(Secale cereale) ゴマ(Sesamum indicum) ジャガイモ(Solanum tuberosum) モロコシ〔Sorghum bicolor(s.vulgare)〕 モロコシガヤ(Sorghum dochna) ホウレンソウ(Spinacia oleracea) カカオノキ(Theobroma cacao) ムラサキツユクサ(Trifolium pratense) 小麦(Triticum aestivum) トリティカム ドウラム(Triticum durum) イワツツジ(Vaccinium corymbosum) コケモモ(Vaccinium vitis−idaea) ソラマメ(Vicia faba) ビグナ シネンシス(変種ウングイキュラータ)〔Vign
a sinensis(V.unguiculata)〕 ブドウ(Vitis vinifera) トウモロコシ(Zea mays) 適用範囲を拡大し,相乗効果をもたらすために,本発
明によるトリアジニル置換スルホニル尿素化合物(I)
は,他の典型的な除草もしくは成長制御作用有効化合物
と混合して施こすことができる。混合されるべき化合物
としては,例えばジアジン,4H−3,1−ベンズオキサジン
誘導体,ベンゾチアジアジノン,2,6−ジニトロアニリ
ン,N−フェニルカルバマート,チオールカルバマート,
ハロゲンカルボン酸,トリアジン,アミド,尿素,ジフ
ェニルエーテル,トリアジノン,ウラシル,ベンゾフラ
ン誘導体,シクロヘキサン−1,3−ジオン誘導体,キノ
リンカルボン酸誘導体,フェノルオキシもしくはヘテロ
アリールオキシフェニルプロピオン酸ならびにこれらの
塩,エステル及びアミドなどが挙げられる。
なお,化合物(I)のみ或は他の除草剤との組合わせ
のほかに,さらに他の植物保護剤,例えば害虫駆除剤も
しくは植物病原菌乃至バクテリア防除剤と混合して施こ
すこともできる。さらに栄養素乃至希元素欠乏に対処し
得るミネラルの塩溶液とも混合し得ることは有利であ
る。なお栽培植物に対して害を及ぼさない油及び油濃縮
物の添加も可能である。
以下において本発明新規化合物の製造実施例を説明す
る。
(1)2−〔〔(4−トリフルオルメチル−6−メトキ
シ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニ
ル〕アミノスルホニル〕安息香酸メチルエステル 80mlのアセトニトリル中,5.0g(26ミリモル)の2−
アミノ−4−メトキシ−6−トリフルオルメチル−1,3,
5−トリアジンの溶液に,25℃において9.3g(39ミリモ
ル)の2−イソシアナートスルホニル安息香酸メチルエ
ステルを添加した。この混合物を70℃に5時間加熱し,
冷却後この反応混合物を25℃においてメチレンクロリド
により希釈し,2Nの苛性ソーダで洗浄した。水性相を酸
性化し、次いで、メチレンクロリドで抽出した。有機相
から慣用の処理及びクロマトグラフィー精製により,融
点165−167℃の目的化合物6.8g(理論量の60%)が得ら
れた。
(2)2−〔〔(4−トリフルオルメチル−6−エトキ
シ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニ
ル〕アミノスルホニル〕安息香酸メチルエステル 実施例1におけると同様の条件下において,5.0g(24
ミリモル)の2−アミノ−4−エトキシ−6−トリフル
オルメチル−1,3,5−トリアジン及び7.0g(29ミリモ
ル)の2−イソシアナートスルホニル安息香酸メチルエ
ステルを使用して,80mlのアセトニトリルから,表記目
的生成物(融点164−168℃)3.3g(理論量の30%)を得
た。
(3)4−クロル−2−〔〔(4−トリフルオルメチル
−6−メトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミ
ノカルボニル〕アミノスルホニル〕安息香酸メチルエス
テル 5.0g(26ミリモル)の2−アミノ−4−トリフルオル
メチル−6−メトキシトリアジン,7.1g(26ミリモル)
の4−クロル−2−イソシアナートスルホニル安息香酸
のメチルエステル及び100mlのアセトニトリルから成る
溶液を25℃において72時間攪拌した。次いで溶媒を減圧
下40℃において蒸留除去し,その残渣を醋酸エチルエス
テル/エーテルから再結晶させて,融点148−150℃の表
記目的化合物6.5g(理論量の53%)を得た。
(4)2−〔〔(4−トリフルオルメチル−6−メトキ
シ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニ
ル〕アミノスルホニル〕安息香酸メチルエステルナトリ
ウム塩 実施例1で得られた生成物2.0g(4.6ミリモル),ナ
トリウムメタノラート0.25g(4.6ミリモル)及びメタノ
ール50mlから得られた溶液を25℃において1時間攪拌し
た。溶媒を減圧加熱下に蒸留除去して,融点175℃(分
解)の目的塩を定量的収量で得た。
(5)2−〔〔(4−トリフルオルメチル−6−メトキ
シ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニ
ル〕安息香酸メチルエステル (a)2−イソシアナート−4−メトキシ−6−トリフ
ルオルメチル−1,3,5−トリアジントルエン225ml中,2−
アミノ−4−メトキシ−6−トリフルオルメチル−1,3,
5−トリアジン30.0g(0.154モル)及びオキサリルクロ
リド76.2g(0.6モル)の溶液を,環流下に4時間加熱し
た。当初の烈しいガス発生はやがて終息した。反応終結
後,真空分別に附し,沸点67−70℃(0.1ミリバール)
の生成物24.8g(理論量の73%)が流動性の無色油状体
として得られた。
(b)20mlのアセトニトリル中,2.2gの2−アミノスル
ホニル安息香酸メチルエステル(10ミリモル)及び2.2g
の2−イソシアナート−4−メトキシ−6−トリフルオ
ルメチルの溶液を22から25℃において15時間攪拌した。
これにより融点165−167℃の表記目的物2.4g(理論量の
55%)を得た。
(6)2−〔〔(4−トリフルオルメチル−6−メトキ
シ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニ
ル〕アミノスルホニル〕安息香酸メチルエステル (a)2−メトキシ−4−(フェノキシカルボニルアミ
ノ)−6−トリフルオルメチル−1,3,5−トリアジン 50mlのアセトニトリル中,100gの2−イシソアナート
−4−メトキシ−6−トリフルオルメチル−1,3,5−ト
リアジン(45ミリモル)の溶液に,25℃において4.3gの
フェノール(45ミリモル)を添加した。30mgの1,8−ジ
アザビシクロ〔2,2,2〕オクタンを添加してから、混合
物を40℃に加熱して,やや黄変させた。さらに15分間攪
拌し,溶媒を真空下50℃において除去した。1夜静置し
て無色の残渣を晶出させて,表記化合物14.0g(理論量
の98%)を得た。
1H−NMRスペクトル(COCl3,250MHz,TMS,25℃)δ(pp
m):8.3br(NH);7.31m(2Har);7.24m(1Har);7.16m
(2Har);4.12s(3OCH3) (b)上記生成物2−メトキシ−4−(フェノキシカル
ボニルアミノ)−6−トリフルオルメチル−1,3,5−ト
リアジン(7.3ミリモル),1.6gの2−メトキシカルボニ
ルベンゾスルホンアミド(7.3ミリモル),1.1gの1,8−
ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデス−7−エン(7.3モ
ル)を10gのアセトニトリルに溶解させた溶液を,5分間2
5℃で還流させ,次いで25℃で2時間攪拌した。真空下5
0℃で溶媒を除去し,油状残渣を200mlの醋酸エチルエス
テルに投じた。この溶液を4NのNaOH 40mlと共に振盪
し,次いで4NのHCl 50mlを0℃で添加した。
有機相を分離し,飽和食塩水で洗浄,中性化し,Na2S
O4で乾燥し,濃縮した。油状残渣を200mlのエーテル/
ペンタン混合液(V:V,1/1)と攪拌することにより晶出
させた。これを濾過し真空下,40℃で乾燥した。これに
より前述(A)と同様に表記生成物1.5g(理論量の47
%)が得られた。
(7)4−フルオル−2−〔〔(4−メトキシ−6−ト
リフルオルメチル−1,3,5−トリアジン−2−イル)ア
ミノカルボニル〕アミノスルホニル〕安息香酸メチルエ
ステル 25℃において3.7gの2−アミノ−4−メトキシ−6−
トリフルオルメチル−1,3,5−トリアジン(19ミリモ
ル)の溶液に,4.9gの4−フルオル−2−イソシアナー
トスルホニル安息香酸メチルエステル(19ミリモル)を
1,2−ジクロルエタンに溶解させた溶液11.0gを滴下添加
した。25℃で65時間撹拌し,減圧下65℃において溶媒を
除去し,固状残渣を200mlのジエチルエーテルと共に烈
しく撹拌した。生成物を濾別し,エーテルで洗浄し,乾
燥した。これにより融点153−157℃の表記化合物4.4g
(理論量の51%)を得た。
(8)2−〔〔(4−メトキシ−6−トリフルオルメチ
ル−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニ
ル〕−アミノスルホニル〕安息香酸メチルエステル 280mlのアセトニトリル中,366.2gの2−イソシアナー
トスルホニル安息香酸メチルエステル(1.52モル)の溶
液に,25℃において294.5gの2−アミノ−4−メトキシ
−6−トリフルオルメチル−1,3,5−トリアジン(1.52
モル)を添加し,この温度で15時間撹拌した。
生成沈殿物を吸引濾別し,少量のアセトニトリルで洗
浄し,それぞれ300mlのジエチルエーテル/ヘキサン混
合物(V:V,1:1)と共に3回攪拌した。残渣を分離し,
乾燥して,432.0g(理論量の65%)の表記化合物(融点1
65−167℃)を得た。母液を半分の容積に濃縮し,25℃に
おいて16時間静置した。生成沈殿物を濾別し,それぞれ
500mlのジエチルエーテル/ヘキサン混合物(V:V,1:1)
と共に3回攪拌し,あらためて分離し,乾燥した。これ
によりさらに表記化合物(融点165−167℃)92.5g(理
論量の14%)を得た。
(9)2−〔〔(4−トリフルオルメチル−6−メトキ
シ−1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニ
ル〕アミノスルホニル安息香酸メチルエステルカルシウ
ム塩 50mlのメタノール中,2.0g(4.6ミリモル)の実施例1
における生成物及び0.20g(4.8ミリモル)の溶液を25℃
において10時間攪拌した。当初に形成された均質溶液か
ら,生成物が固体分として析出した。慣用法で分離し
て,融点175−178℃(分解)の目的カルシウム塩0.6g
(理論量の14%)が得られた。
下表1に示される各有効物質が上記と同様の方法で得
られた。
使用実施例 除草有効物質〔〔(1,3,5−トリアジン−2−イル)
アミノカルボニル〕アミノスルホニル〕安息香酸エステ
ル(I)の被験植物に対する効果を以下の温室実験によ
り実証する。
栽培容器として約3.0%の腐養土を含有するローム砂
土培養基を充填した300cm3内容積の鉢木鉢を使用した。
これらに被験植物の種子を間隔を置いて浅く播種した。
事後処理法を実施するため,同じ植木鉢に直接播種
し,或は成長した植物を選択するか,或は苗として別途
成育し,処理数日前に実験鉢木鉢に移植した。
成長高さ3から15cmの被験植物を成長段階に応じて,
有効物質水性懸濁液もしくは乳化液を噴霧器により噴霧
処理した。この事後処理用の有効物質使用量は0.06kg/h
aとした。
次いで植木鉢を温室内に移し,高温帯品種のものは20
から35℃,温帯品種のものは10から20℃の部分に配置し
た。実験期間は2乃至4週間とした。この期間にわたっ
て植物を管理し,それぞれの処理に対する反応を観察し
た。
その結果を0から100の段階を評価したが,この100は
植物が全く成長せず或は少なくも地表上部分において完
全に枯死したことを意味し,0は全く傷害を認めないか或
は通常の成長を示したことを意味する。
温室実験に使用した植物は以下に示されるもの全部で
ある。
アオビユ (Amaranthus retroflexus) コゴメカヤツリ(Cyperus iria) ヤエムグラ (Galium aparine) イモ属 (Ipomoea spp.) ハルタデ (Polygonum persicaria) コムギ (Triticum aestivum) イヌノフグリ属(Veronica spp.) 実施例1及び2の有効物質を0.06kg/haの量で事後処
理法により使用して,広葉種の雑草に対して極めて良好
な駆除効果を示し,同時に栽培植物,小麦に対して秀れ
た選択性を示した。
下表2及び3に生物学的実験の結合を,本発明有効物
質と公知化合物とを対比して総括的に示す。
公知の対比化合物として,ヨーロッパ出願公開7687号
公報により公知のスルホニル尿素(A)及び(B)を使
用した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール―オットー、ヴェストファレン ドイツ連邦共和国、6720、シュパイヤ ー、マウスベルクヴェーク、58 (72)発明者 ブルーノ、ヴュルツァー ドイツ連邦共和国、6701、オターシュタ ット、リュディガー、シュトラーセ、13 (56)参考文献 特開 昭62−129276(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下の一般式(I) (式中,R1及びR2はメチルもしくはエチル基,R3は水
    素,塩素或は弗素を意味する)の〔〔(1,3,5−トリア
    ジン−2−イル)アミノカルボニル〕アミノスルホニ
    ル〕安息香酸エステルならびにその農業的に使用可能の
    塩。
  2. 【請求項2】請求項(1)による一般式(I)の
    〔〔(1,3,5−トリアジン−2−イル)アミノカルボニ
    ル〕アミノスルホニル〕安息香酸エステルもしくはその
    塩ならびに慣用の担体物質を含有する除草剤。
JP2067389A 1989-03-21 1990-03-19 〔〔(1,3,5―トリアジン―2―イル)アミノカルボニル〕アミノスルホニル〕安息香酸エステル及びこれを含有する除草剤 Expired - Lifetime JP2746720B2 (ja)

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