JP2745661B2 - ウインドウモールディングとその製造方法 - Google Patents

ウインドウモールディングとその製造方法

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敏樹 三日市
達也 田村
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は車両のウインドウに取付けられるウインドウ
モールディングおよびその製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
車両のフロントウインドウに付着した雨水が、サイド
ウインドウへ横流れするのを防止するために、フロント
ウインドウのウインドウプレートと車体パネルとの間に
取付けられるウインドウモールディングとして、サイド
部において集水溝を有するものが提案されている。
実公昭57-54416号には、このようなウインドウモール
ディングとして、金属製の異形材の先端部に合成樹脂製
の突条を形成したものが示されている。しかしながら、
このような金属製の異形材からなるモールディングとし
て、サイド部において溝を形成し、アッパー部において
溝を形成しないものを、アッパー部からサイド部にかけ
て連続して形成するのは困難であり、特にアッパー部よ
りもサイド部における車体パネルの高さが高い場合に、
外観的に異和感のないウインドウモールディングを得る
ことは困難である。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記問題点を解決するため、サイド
部においてせきを形成し、アッパー部においてせきを形
成しない金属製の異形材からなるウインドウモールディ
ングを、アッパー部からサイド部にかけて連続して形成
でき、アッパー部よりもサイド部における車体パネルの
高さが高い場合でも異和感がなく、優れた外観を有する
ウインドウモールディングとその製造方法を提案するこ
とである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は次のウインドウモールディングとその製造方
法である。
(1)ウインドウプレートのアッパー部からコーナー部
を経てサイド部に至る外周縁と車体パネルとの間隙に沿
って取付けられる金属製の異形材からなるウインドウモ
ールディングであって、 上記異形材はアッパー部において外表面がほぼフラッ
トな面を形成し、 サイド部において幅方向の中間部で長手方向に沿って
分割され、車体パネル側の分割部分はウインドウプレー
トの外表面から車外側に離れて位置して、ウインドウプ
レート側の分割部分との間に段差を有し、 両方の分割部分はせき部材により連続されている ことを特徴とするウインドウモールディング。
(2)せき部材は射出成形品であることを特徴とする上
記(1)記載のウインドウモールディング。
(3)ウインドウプレートのアッパー部からコーナー部
を経てサイド部に至る外周縁と車体パネルとの間隙に沿
って取付けられる金属製の異形材からなるウインドウモ
ールディングの製造方法であって、 アッパー部において外表面がほぼフラットな面を有す
る金属製の異形材を、 サイド部において幅方向の中間部で分割し、 車体パネル側の分割部分とウインドウプレート側の分
割部分との間に段差を形成するように曲げ加工して、 両方の分割部分をせき部材により連結する ことを特徴とするウインドウモールディングの製造方
法。
(4)両方の分割部分を射出成形型に挿入し、せき部材
を射出成形して連結するようにしたことを特徴とする上
記(3)記載のウインドウモールディングの製造方法。
本発明で用いる金属製の異形材としては、ステンレス
鋼やアルミニウム板等の金属板のロール成形などの曲げ
加工品、アルミニウムの押出成形品、これらを押出成形
型に供給して合成樹脂を押出成形したもの、あるいは長
尺の合成樹脂成形品を固着したものなどがあげられる。
〔作用〕
本発明のウインドウモールディングは、アッパー部に
おいて外表面がほぼフラットな面を有する金属製の異形
材を、サイド部において幅方向の中間部で長手方向に沿
って分割し、車体パネル側の分割部分とウインドウプレ
ート側の分割部分との間に段差を有するように曲げ加工
し、両方の分割部分をせき部材により連結して製造され
る。この場合、両方の分割部分を射出成形型に挿入し、
せき部材を射出成形して連結するのが好ましい。
こうして製造されたウインドウモールディングは、ウ
インドウプレートのアッパー部からコーナー部を経てサ
イド部に至る外周縁と車体パネルの間隙に沿って車体に
取付けて使用する。使用状態では、サイド部にせきが形
成されているため、ウインドウプレートに付着する雨水
はせきに集水されて流下し、サイドウインドウへの横流
れが防止される。
〔実施例〕
以下、本発明を図面の実施例により説明する。
第1図は実施例のフロントウインドウの正面図、第2
図はそのA−A断面図、第3図はB−B断面図、第4図
はC方向矢視図である。
図において、1はフロントウインドウで、ウインドウ
プレート2のアッパー部からコーナー部を経てサイド部
に至る外周縁と車体パネル3の段差部3aの間隙に沿って
モールディング(ウインドウモールディング)4が取付
けられている。車体パネル3の段差部3aはアッパー部5
よりもサイド部6の方が高くなっている。
モールディング4は、両側縁部に合成樹脂製の緩衝材
7a、7bが一体的に形成された金属製の異形材8からな
り、上記異形材8はアッパー部5において外表面がほぼ
フラットな面を形成し、コーナー部9において幅方向に
曲げ加工され、サイド部6において幅方向の中間部で長
手方向に沿って切断して分割され、車体パネル3側の分
割部分8aはウインドウプレート側の分割部分8bとの間に
段差Gを有し、分割部分8a、8bはせき部材11により連結
されている。
せき部材11は、分割部分8a、8bの段差部を連結してせ
き12を形成する本体部11aと、本体部11aの上端からウイ
ンドウプレート2側に突出する突条11bとからなり、射
出成形によって一体的に形成されている。せき部材11は
分割部分8a、8bに形成された貫通孔13a、13bにも充填さ
れて、固着力を高めているが、貫通孔13a、13bに代えて
分割部分8a、8bに折返し状の係合部を形成したり、接着
剤を塗布して固着力を高めてもよい。
モールディング4は異形材8の両側縁部に形成された
係合部14a、14bを利用して、クリップ等の取付具によ
り、ウインドウプレート2あるいは車体パネル3に取付
けられるようになっているが、図示は省略されている。
ウインドウプレート2は接着剤15により、車体パネル3
のフランジ部3bに取付けられる。
第5図は異形材の斜視図、第6図は射出成形型の断面
図である。モールディング4の製造方法は、まず金属ス
トリップをロール成形して長尺の異形材8を形成し、こ
れを押出成形型に供給して合成樹脂の押出成形を行い、
緩衝材7a、7bを一体成形し、第5図に示す異形材8を得
る。
こうして得られた外表面がほぼフラットな面を有する
異形材8の端末をクランプして、テンションを与えた状
態で、コーナー部9を曲げ型に押し当てて、幅方向に曲
げ加工するとともに、サイド部6において幅方向の中間
部を切断線20で長手方向に沿って切断し、分割部分8a、
8bに分割する。上記の曲げ加工と分割とは、どちらが先
でもよく、同時でもよい。異形材8の分割後、車体パネ
ル3側の分割部分8aを外表面側に曲げ加工して、ウイン
ドウプレート2側の分割部分8bとの間に段差Gを形成す
る。
段差Gを形成した分割部分8a、8bは、第6図に示すよ
うに、射出成形型21の上型22、スライド型23および下型
24によって形成されるキャビティ25に挿入して溶融した
樹脂を射出し、せき部材11を射出成形により形成して、
モールディング4を製造する。
こうして製造されたモールディング4は、ウインドウ
プレート2のアッパー部からコーナー部を経てサイド部
に至る外周縁と車体パネル3の間隙に沿って車体に取付
けて使用する。使用状態では、サイド部6にせき12が形
成されているため、ウインドウプレート2に付着する雨
水はせき12に集水されて流下し、サイドウインドウへ横
流れが防止される。
なお上記実施例では、アッパー部5から両サイド部6
にかけて一体的に成形したものを示したが、例えばアッ
パー部5の中間部5aで長手方向に分割した異形材をジョ
イントを利用して接合してもよい。またアッパー部5と
サイド部6をコーナー部9で分割し、コーナージョイン
トを用いて接合してもよい。これらの場合アッパー部5
とサイド部6で別の異形材を準備する必要はなく、アッ
パー部5の異形材8を加工してサイド部6にせき部材11
を形成でき、この場合、部品点数、工程等は少なくても
よい。
このときサイド部6のコーナージョイントとの接合す
る部分は、異形材8のほぼフラットな形状で、これより
先の部分は、幅方向の中間部で長手方向に沿って分割さ
れ、車体パネル3側の分割部分8aが外表面側に曲げ加工
された段差Gを有する形状となっていればよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、アッパー部において外表面がほぼフ
ラットな面を有する金属製の異形材を、サイド部におい
て幅方向の中間部で長手方向に沿って分割し、車体パネ
ル側の分割部分とウインドウプレート側の分割部分との
間に段差を形成するように曲げ加工して、両方の分割部
分をせき部材により連結するようにしたので、サイド部
においてせきを形成し、アッパー部においてせきを形成
していない金属製の異形材からなるウインドウモールデ
ィングを、アッパー部からサイド部にかけて連続して形
成でき、アッパー部よりもサイド部における車体パネル
の高さが高い場合でも異和感がなく、優れた外観を有す
るウインドウモールディングが得られ、その製造も容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例のフロントウインドウの正面図、第2図
はそのA−A断面図、第3図はB−B断面図、第4図は
C方向矢視図、第5図は異形材の斜視図、第6図は射出
成形型の断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、2はウ
インドウプレート、3は車体パネル、4はモールディン
グ、5はアッパー部、6はサイド部、8は異形材、8a、
8bは分割部分、11はせき部材、12はせき、20は切断線、
21は射出成形型である。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドウプレートのアッパー部からコー
    ナー部を経てサイド部に至る外周縁と車体パネルとの間
    隙に沿って取付けられる金属製の異形材からなるウイン
    ドウモールディングであって、 上記異形材はアッパー部において外表面がほぼフラット
    は面を形成し、 サイド部において幅方向の中間部で長手方向に沿って分
    割され、車体パネル側の分割部分はウインドウプレート
    の外表面から車外側に離れて位置して、ウインドウプレ
    ート側の分割部分との間に段差を有し、 両方の分割部分はせき部材により連結されている ことを特徴とするウインドウモールディング。
  2. 【請求項2】せき部材は射出成形品であることを特徴と
    する請求項(1)記載のウインドウモールディング。
  3. 【請求項3】ウインドウプレートのアッパー部からコー
    ナー部を経てサイド部に至る外周縁と車体パネルとの間
    隙に沿って取付けられる金属製の異形材からなるウイン
    ドウモールディングの製造方法であって、 アッパー部において外表面がほぼフラットな面を有する
    金属製の異形材を、 サイド部において幅方向の中間部で分割し、 車体パネル側の分割部分とウインドウプレート側の分割
    部分との間に段差を形成するように曲げ加工して、 両方の分割部分をせき部材により連結する ことを特徴とするウインドウモールディングの製造方
    法。
  4. 【請求項4】両方の分割部分を射出成形型に挿入し、せ
    き部材を射出成形して連結するようにしたことを特徴と
    する請求項(3)記載のウインドウモールディングの製
    造方法。
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