JP2745399B2 - 横締孔用のシースパイプ取付装置 - Google Patents

横締孔用のシースパイプ取付装置

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JP2745399B2
JP2745399B2 JP35055395A JP35055395A JP2745399B2 JP 2745399 B2 JP2745399 B2 JP 2745399B2 JP 35055395 A JP35055395 A JP 35055395A JP 35055395 A JP35055395 A JP 35055395A JP 2745399 B2 JP2745399 B2 JP 2745399B2
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sheath pipe
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bridge girder
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皓智 佐藤
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ハイドロタイル・アジア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート製
橋げたに設ける横締孔の形成に用いるシースパイプの取
付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコンクリート製の橋げたを用いた
橋は、図4と図5に示すように所定の長さと幅を有する
コンクリート橋げた1を道路幅に合わせて複数を並べて
配置し、並列するコンクリート橋げた1を各橋げた1に
設けた横締孔2にわたって挿通した締付杆3で締結して
構築される。
【0003】上記コンクリート橋げた1には、図4で示
したように、平面形状が長方形のものと、図5の如く、
川に対する道路の方向により、平行四辺形のものとが用
いられている。
【0004】コンクリート橋げた1は、図6に示すよう
に、型枠4内に鉄筋5と横締孔2の形成用シースパイプ
6とをセットした後コンクリートを投入し、コンクリー
トの凝固後に型枠4の両側枠7、7を離反させて脱型す
ることにより製造される。
【0005】ところで、コンクリート橋げた1に形成す
る横締孔2は、橋げた1の長さ方向に位置する両端縁に
平行するよう幅方向にシースパイプ6を埋設することに
よって形成される。
【0006】図7(A)、(B)は、長方形のコンクリ
ート橋げた1における従来の横締孔2の形成構造を示
し、円形短軸状に形成した取付具8の一面側にシースパ
イプ6の端部を嵌挿する凹部9と、他面側に取付軸10
を設け、この取付具8を型枠4の両側枠7、7の対向内
面に、両側枠7、7に設けた取付孔11に取付軸10を
挿入することによって取付け、対向する取付具8、8の
凹部9にシースパイプ6の両端を嵌合し、両側枠7、7
間にシースパイプ6を架設するようになっていた。
【0007】図8(A)、(B)は、平行四辺形の橋げ
た1における従来の横締孔2の形成構造を示し、取付具
8aは、一面側に凹部12と他面側に取付軸13を設
け、型枠4の側枠7に対する重なり面を側枠7の傾斜に
合わせた傾斜面14とした構造を有し、側枠7に設けた
取付孔11に取付軸13を挿入して取付具8aを両側枠
7、7の内面に対向するよう取付け、両取付具8a、8
a間にシースパイプ6を架設するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、型枠4
の側枠7に設けた取付孔11を用いて取付具8又は8a
を取付ける構造は、製造せんとするコンクリート橋げた
の変更ごとに取付孔の穿孔位置を変えなければならず、
側枠の寿命を短くする原因となり、型枠に要する経費が
高くつくという問題がある。
【0009】また、側枠に対する穿孔や孔埋めに手間が
かかると共に、取付具の取付け取外しにも手間がかかる
ため、橋げた製造の能率を低下させる大きな要因になっ
ている。
【0010】更に、図8で示した平行四辺形のコンクリ
ート橋げたに用いる取付具8aの場合、側枠7を傾斜角
度に対して直角方向に脱型しようとすると、取付具8a
がコンクリートに対して抜け方向に干渉し、コンクリー
トに破損を生じさせることになるので、脱型時に、側枠
7を傾斜方向に沿う移動と離反方向への移動の複合した
運動を与えなければならず、型枠の構造が複雑で高価な
ものになるという問題がある。
【0011】そこで、この発明の課題は、型枠の側枠に
取付孔を設けることなくシースパイプの取付けが行な
え、型枠の長期使用を可能にすると共に、シースパイプ
の取付作業が簡単に能率よく行なえ、型枠の脱型構造の
簡略化を図ることができる横締孔用のシースパイプ取付
装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、シースパイプの端部と接する面
が半球面であり、かつ、型枠と接する面に磁石を設けた
構成を採用したものである。
【0013】ここで、取付装置の半球面は、その直径が
シースパイプの直径よりも大径に形成され、取付装置に
対してシースパイプの当接角度を球面の範囲で自由に選
択でき、長方形及び平行四辺形の何れの橋げたにも使用
でき、しかも磁石による吸着により型枠の所望する位置
にシースパイプを配置することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1乃至図3に示す図示例と共に説明する。
【0015】図1のように、取付装置21は、シースパ
イプ6の端部が当接する面が半球面22となり、かつ、
型枠4の側枠7に接する面が平坦で側枠7に吸着する磁
石23を埋設した構造になっている。
【0016】上記取付装置21の半球面22は、図示の
場合半球体24によって形成し、この半球体24の平坦
面に磁石23を埋設したが、半球体を内部中空とし、そ
の開口端部を閉鎖する円形板に磁石を埋設した構造とす
ることもでき、取付装置21を形成する材料としては、
硬質の合成樹脂やゴム、金属を単用もしくは組み合せて
使用することができる。
【0017】前記取付装置21は、半球面22の直径が
シースパイプ6の直径よりも大径になるような大きさに
形成され、また、シースパイプ6は、金属製で少なくと
も一方の端部に調整管25を外嵌螺合し、長さの調節が
可能になっている。
【0018】図2は、取付装置21を長方形のコンクリ
ート橋げたの製造に用いた例を示し、型枠4における両
側枠7、7の内面で横締孔の形成位置に該当する部分に
取付装置21を磁石23で吸着して対向状に固定し、両
側取付装置21の半球面22間にシースパイプ6を架設
すればよく、シースパイプ6は調節管25で長さを調節
し、両取付装置21間で緊張させれば、両端が半球面2
2に外嵌状に圧接し、コンクリート橋げたの幅方向に平
行する配置となる。
【0019】この後、型枠4内にコンクリートを打設
し、コンクリートの凝固後に両側枠7、7を両側に離反
させて脱型すれば、型枠7と一体に取付装置21もコン
クリートから離脱し、シースパイプ6だけがコンクリー
ト内に埋設され、該シースパイプ6の内部空間により、
コンクリート橋げたの幅方向に貫通する横締孔2が形成
されることになる。
【0020】図3は、取付装置21を平行四辺形のコン
クリート橋げたの製造に用いた例を示し、両側枠7、7
の内面で横締孔の形成位置に該当する部分に取付装置2
1を磁石23で吸着して固定する。
【0021】両側取付装置21の取付け位置は、橋げた
の端部に平行するような配置とし、両側取付装置21間
に架設したシースパイプ6は、コンクリート橋げたの幅
方向に傾斜することになり、以後の工程は長方形の場合
と同様である。
【0022】このようなシースパイプ6の傾斜は、取付
装置21に設けた半球面22の採用により可能となり、
取付装置21は、図1の一点鎖線と二点鎖線の如く、長
方形のコンクリート橋げたと平行四辺形のコンクリート
橋げたの何れにも使用でき、しかも平行四辺形のコンク
リート橋げたの製造に用いる場合、シースパイプ6の傾
斜角度を橋げたの条件に合わせて自由に選択できる。
【0023】また、取付装置21は、磁石23により、
金属製の側枠7に対して所望する位置に取付けることが
でき、製造せんとするコンクリート橋げたの横締孔2の
位置の変化にも対応できる。
【0024】更に、取付装置21は、コンクリートの接
触部分が半球面22になっているので、平行四辺形のコ
ンクリート橋げたを製造する場合、側枠7を橋げたの幅
方向に脱型させることができ、従って、型枠の脱型構造
を簡略化できる。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、シー
スパイプの端部が当接する部分を半球面とし、型枠に当
接させる面に磁石を設けたので、型枠の側枠に取付孔を
設けることなくシースパイプの取付装置を取付けること
ができ、型枠を傷めることなく繰り返し使用が可能にな
ると共に、型枠に対する取付装置の着脱が磁石の吸着に
よって簡単に行なえ、型枠に要する経費の節減と作業コ
ストの低減を図ることができる。
【0026】また、型枠に対するシースパイプの取付け
位置及び配置角度を自由に選択できるので、コンクリー
ト橋げたの寸法変更に対応できると共に、長方形と平行
四辺形の何れのコンクリート橋げたの製造にも使用でき
る。
【0027】更に、平行四辺形の橋げたの製造に用いた
場合、型枠の側枠を単純に離反させるだけで脱型が行な
えるようになり、型枠の脱型機構の簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る取付装置の一部切欠平面図
【図2】同上を長方形の橋げた製造に用いた一部切欠平
面図
【図3】同じく平行四辺形の橋げた製造に用いた一部切
欠平面図
【図4】コンクリート橋げたを用いた橋の平面図
【図5】コンクリート橋げたを用いた橋の他の例を示す
平面図
【図6】コンクリート橋げたの縦断面図
【図7】(A)は従来の取付装置の使用状態を示す一部
切欠平面図、(B)は同上の取付具を示す斜視図
【図8】(A)は従来の取付装置の他の例の使用状態を
示す一部切欠平面図、(B)は同上の取付具を示す正面
【符号の説明】
1 橋げた 2 横締孔 4 型枠 6 シースパイプ 7 側枠 21 取付装置 22 半球面 23 磁石

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シースパイプの端部と接する面が半球面
    であり、かつ、型枠と接する面に磁石を設けた横締孔用
    のシースパイプ取付装置。
JP35055395A 1995-12-22 1995-12-22 横締孔用のシースパイプ取付装置 Expired - Fee Related JP2745399B2 (ja)

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BE1021950B1 (nl) * 2013-07-08 2016-01-28 H.H. Martens & Zoon B.V. Inrichting en werkwijze voor het vervaardingen van een betonnen bak bestemd voor een aansluiting van een schuine pijp
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CN108481541A (zh) * 2018-06-01 2018-09-04 杨昱 一种圆头吊钉预埋固定结构

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