JP2745347B2 - 機械式駐車装置の制御装置 - Google Patents

機械式駐車装置の制御装置

Info

Publication number
JP2745347B2
JP2745347B2 JP17433491A JP17433491A JP2745347B2 JP 2745347 B2 JP2745347 B2 JP 2745347B2 JP 17433491 A JP17433491 A JP 17433491A JP 17433491 A JP17433491 A JP 17433491A JP 2745347 B2 JP2745347 B2 JP 2745347B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waiting time
speed
unit
mechanical parking
lift
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17433491A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04371677A (ja
Inventor
修正 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
Priority to JP17433491A priority Critical patent/JP2745347B2/ja
Publication of JPH04371677A publication Critical patent/JPH04371677A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2745347B2 publication Critical patent/JP2745347B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機械式駐車装置におけ
る制御装置、特に機械式駐車装置の一連の動作に対する
待時間表示部を備えた制御装置に関する。
【0002】
【従来技術】図7に本発明の背景技術である機械式駐車
装置を示す。同図に示された機械式駐車設備は、いわゆ
るエレベータ式立体駐車装置であり、立体駐車場装置を
支える搭状の駐車構造物1内の中央部には車両を載置す
る昇降台2が昇降可能に設けられていると共に、該昇降
台2の昇降スペースの左右両側には、車両を駐車させる
駐車棚3L,3Rがそれぞれ複数段設けられている。
【0003】駐車棚3L,3Rには、それぞれ、後述す
る車両搭載用のパレット16(図7では簡略化のため図
示されていない。)が載置されており、車両はこのパレ
ット16に載置されたまま駐車棚3L,3Rに格納され
るようになっている。
【0004】なお、地上階に設けられた9は車両乗入れ
のための入出庫口である。
【0005】図8は、従来のエレベータ式立体駐車装置
の制御装置を含めた全体のブロック構成図を示す。
【0006】昇降台2は矩形状のものであって、その4
つの隅角部が各々ワイヤロープ4a,4b,4c,4d
によって吊り下げられている。これら4本のワイヤロー
プ4a,4b,4c,4dは、それぞれ駐車構造物1の
天井部に設けられたそらせ車5a,5b,5c,5dを
経た後、駆動車8に向けて一箇所に集められ、さらに下
方へ引き出されてバランスウェイト10に連結されてい
る。
【0007】この駆動車8は、駆動モータ11により正
逆両方向に回転駆動されるように構成されている。
【0008】13は、操作盤12の操作により必要な指
令を受けて、制御信号をインバータ14に与える駆動制
御部であり、インバータ14は該信号により前記駆動モ
ータ11の回転駆動を適格に制御する。
【0009】この駆動制御部13は、前記駆動モータ1
1の回転軸に付設された位置検知部であるエンコーダ1
5からのパルス数を計数して内部メモリに記憶し、昇降
台2の位置を常に把握できるようになっており、また、
各駐車棚3L,3Rのパレット16における車両格納の
状況などもメモリされている。
【0010】なお、車両Wは、パレット16を介して昇
降台2上に載置されるようになっている。該パレット1
6の底部には車輪(図示せず)が設けられいて、左右方
向に移動可能なようになっており、駐車棚3L,3Rも
しくは昇降台2に設けられた水平駆動手段(図示せず)
により、車両Wは、パレット16に載置されたまま目的
の階の駐車棚に移送され格納される。
【0011】このような機械式駐車設備においては、立
体的に車両を格納することができ、平面的なスペースを
大幅に節約できるのが大きな利点となっているが、一方
では、その構造上機械操作により一度に1台ずつしか入
出庫できないので、自己の車両をすぐに出庫することが
できず、機械による操作を待つだけであった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
機械式駐車装置においては、車両の入出庫における一連
の動作の待時間を表示する機能を備えたものはなく、た
だ単に自己の車両が格納されている位置などが表示され
るに過ぎなかった。このことは、特に時間に余裕のない
駐車場利用者にとっては、大変な苛立ちの原因になる。
【0013】したがって、この待時間をあらかじめ計算
して、入出庫口9に設けられた操作盤12などに表示す
れば、利用者の精神的な苛立ちも解消できるものと思わ
れるが、一般的に、昇降台2を昇降させて車両Wを格納
する方式の機械式駐車装置においては、当該昇降台2の
昇降速度は、該昇降台に搭載された負荷の大きさにより
大幅に異なるので、正確な待時間をあらかじめ算出する
ことは極めて困難であった。
【0014】本発明は、上記問題を解消し、実時間に近
い待時間を表示する機能を備えた機械式駐車装置の制御
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1にかかる機械式駐車装置の制御装置
は、車両を搭載し、駆動手段により昇降する昇降台を備
えた機械式駐車装置の制御装置において、前記機械式駐
車装置の一連の動作終了までの待時間を表示する表示部
と、前記機械式駐車装置の起動時に前記待時間を算定す
る待時間演算部と、前記待時間を一定のクロックで減算
する待時間減算手段と、前記待時間減算部の減算クロッ
クの周期を設定する減算クロック設定部と、前記昇降台
の昇降速度を検出する速度検出部とを備え、前記減算ク
ロック設定部における減算クロックの周期は、前記速度
検出部により検出された前記昇降台の昇降速度に応じて
変更可能とし、前記機械式駐車装置の一連の動作の終了
時に前記待時間の表示が「0」になるように設定したこ
とを特徴とする。
【0016】また、本発明の請求項2にかかる機械式駐
車装置の制御装置は、車両を搭載し、駆動手段により昇
降する昇降台を備えた機械式駐車装置の制御装置におい
て、前記機械式駐車装置の一連の動作終了までの待時間
を表示する表示部と、前記昇降台に積載された負荷を検
出する負荷検出器と、前記昇降台に積載された負荷によ
り、前記駆動手段による前記昇降台の昇降速度を演算す
る昇降速度演算部と、前記機械式駐車装置の起動時に前
記昇降速度により、前記待時間を算定する待時間演算部
とを、備えたことを特徴とする。
【0017】
【作用】第1の発明によれば、前記機械式駐車装置の起
動時に一応、一連の動作終了までの待時間を求めておい
て、機械起動後の実際の昇降台の昇降速度に基づき、前
記待時間を待時間減算手段に入力される減算クロック発
生部のクロック発生の周期を修正していき、最終的に一
連の動作終了時には丁度待時間が「0」となるように設
定するので、最終的に実待時間とほぼ同じ待時間の表示
になる。
【0018】また、第2の発明によれば、負荷検出器に
より昇降台に積載された負荷を検出しておき、この負荷
の大きさにより前記昇降台の昇降速度を演算して待時間
を設定するので、最初から正確な実待時間を表示するこ
とができる。
【0019】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に
説明するが、これにより本発明の技術的範囲が限定され
るものではないのはもちろんである。
【0020】図1は、第1の発明の機械式駐車装置の制
御装置の一実施例の構成を示すブロック図である。図中
図8と同じ番号を付したものは、同一の内容を示すので
説明は省略される。
【0021】操作盤12から特定のパレット16を呼び
出すと、駆動制御部13は、昇降台2の現在位置を確認
し、当該パレット16を車両入出庫口9に呼び出すべく
インバータ14に指示を与え、これにより駆動モータ1
1が必要な駆動をなす。
【0022】このとき駆動制御部13は、待時間演算部
17に起動時の昇降台2の位置を知らせる。
【0023】待時間演算部17は、上記昇降台2の位置
により、仮想の待時間T´を計算する。
【0024】例えば、図2Aのように昇降台2が最初入
出庫口9に位置し、昇降台2上にパレット16bが載置
されており、操作盤12でパレット16aを呼び出すよ
うな場合を考えると、このときの実際の待時間Tは、昇
降台2を駐車棚3bの高さまで上昇させるときの時間t
bと、パレット16bを昇降台2から駐車棚3bに水平
に移送する時間thと、パレット16aを駐車棚3aか
ら昇降台2に水平に移送する時間th´と、昇降台2を
入出庫口9まで下降させるときの時間taの和で示され
ることになる。
【0025】各パレットに対する昇降台2と駐車棚3
a,3b間での移送時間th,th´は、水平移動なの
でパレット上の負荷の大きさ(車両の有無)にはほとん
ど影響されず同一時間で処理できるが、昇降台2を駐車
棚3bの高さまで上昇させるときの時間tbおよび昇降
台2を入出庫口9まで下降させるときの時間taの場合
は、その昇降台2上の負荷の大きさによって著しく異な
る。
【0026】通常、バランスウェイト10(図8)は、
駆動モータ11の駆動効率をよくするため、昇降台2と
パレット16の重量および搭載される車両Wの最大重量
の合計の約半分程度に設定されており、そのため、昇降
台2上に車両Wが搭載されずに上昇する場合、バランス
ウェイト10が駆動モータ11の回転を助けるため上昇
速度は速くなり、反対に車両Wが搭載されていると昇降
台2の上昇速度は遅くなる。逆に、昇降台2が下降する
場合は、車両Wを搭載している方が下降速度が速くな
る。
【0027】図2Bは、上昇時の車両の搭載の有無によ
る時間と速度の関係を示すグラフである。Pは、車両W
を昇降台2に搭載せずに目的の駐車棚の高さまで上昇す
る場合の速度と時間の変化を示し、Qは、昇降台2に車
両Wを搭載して目的駐車棚の高さまで上昇する場合の速
度と時間の変化を示しており、昇降台2上の車両Wの有
無によりt1 −t2 の時間差が生じる。
【0028】待時間演算部17では、昇降台2の最低速
度Vc(制限重量の車両を搭載した時の上昇速度)を基
調にして、目的のパレット16aが入出庫口9にくるま
での仮想待時間T´を算出し、待時間減算部18を介し
て表示部19にてその待時間を初期表示させる。
【0029】待時間減算手段は、待時間減算部18とク
ロック発生部20からなり、クロック発生部20からの
クロック信号に基づき待時間減算部18にて待時間が徐
々に減算されるようになっており、残存待時間が表示部
19にて表示される。
【0030】なお、表示部19は、操作盤12の表面に
設けるようにすればよいが、もちろん操作盤12以外の
利用者が見やすい位置(例えば、入出庫口9の上部な
ど)に設けてもかまわない。
【0031】一方、速度検出部21には、エンコーダ1
5からのパルス信号が入力されており、パルス数の時間
的変化から、昇降台2の移動速度Vを算出し、その値を
減算クロック設定部22に送る。減算クロック設定部2
2では、クロック周期clを次式で設定し、その値を前
記のクロック発生部20に送る。
【0032】cl=1−(V−Vc)α/Vc (但
し、αは補正係数) これにより、昇降台2の実移動速度Vが、常にVcであ
るときは、クロック周期cl=1となり実時間と同じ時
間でクロックが発生し、それに従って待時間減算部18
で待時間が減算されるが、実移動速度Vcより速いとき
は、クロック周期clは1より小さくなって実時間より
速く時間が進むことになり、待時間減算部18での待時
間減算が速くなることになる。また、仮に実移動速度V
がVcより遅くなることがあれば、クロック周期clは
1より大きくなって実時間より遅く時間が進むことにな
り待時間減算部18での待時間の減算が遅くなる。
【0033】そして、あらかじめ補正係数αに適当な値
を設定しておくことにより、実待時間と表示部19にて
表示される待時間が最終的に一致し、パレット16a呼
出しの一連の動作が終了したときには、表示部19での
待時間もきっかりと「0」になっており、利用者に不快
な思いをさせることはない。
【0034】以上の動作を、図3のフローチャートに基
づき簡単に説明すると次のようになる。まず、操作盤1
2を操作して目的のパレット16aを呼び出す(ステッ
プS1)。このとき目的のパレット16aを載置した昇
降台2が、すでに入出庫口9に位置しておれば、駐車機
械を起動する必要もなく、待時間も0なので、そのまま
終了し、そうでなければ機械を起動し、次のステップに
移る(ステップS2)。
【0035】待時間演算部17は、駆動制御部13から
昇降台2およびパレット16aの位置情報を得ており、
この情報に基づき仮想待時間T´を算出する(ステップ
S3)。
【0036】次に、昇降台2が移動中であるかどうかを
判断し(ステップS4)、移動中であれば、ステップS
5に移って、速度検出部21で当該移動速度Vを検出
し、減算クロック設定部22にその速度値を知らせる。
【0037】減算クロック設定部22では、上記の昇降
台2の移動速度Vに基づき、クロック周期clを上述の
算定式により求め(ステップS6)、このクロック周期
clの値に基づきクロック発生部20で所定のクロック
が発生し、このクロックにより待時間減算部18で待時
間が減算される(ステップS7)。
【0038】この待時間が「0」になれば待時間減算処
理を終了し、まだ「0」になっていなければ、再度ステ
ップS5に戻り、「0」になるまで待時間減算処理を繰
り返して終了する(ステップS8)。
【0039】次に、第2の発明にかかる機械式駐車装置
の一実施例を説明する。
【0040】図4は、当該実施例の構成を示すブロック
図である。
【0041】本実施例は、上記の第1の発明に係る実施
例と異なり、昇降台2に搭載された車両による負荷を検
出することにより、あらかじめ昇降台2の昇降速度を予
測し、これにより最初から正確な待時間を算出するとこ
ろに特徴がある。
【0042】負荷検出器23は、昇降台2に載置された
車両Wの重量を検出するものであり、例えば4個のロー
ドセルを昇降台2上の4点に配置し、この4個のロード
セルの出力の和により、この上に載置されるパレット1
6を含む車両Wの重量を計測するようなものでよい。一
般に、昇降台2に加えられる負荷の大きさFと、昇降台
2の上昇時の速度Vuとは、図5Aに示すような相関関
係にあり、同様に昇降台2に加えられる負荷の大きさF
と、昇降台2の下降時の速度Vdとは、図5Bに示すよ
うな相関関係にあり、この正確な相関関係のデータが、
負荷・昇降速度テーブル部24に入力されている。
【0043】一方、昇降速度推定部25には、車両Wの
入庫時に負荷検出器23から搭載車両Wの重量の知らせ
を受けるとると、当該パレット番号に対応して該重量値
をメモリーし、当該車両Wを出庫したときに、該メモリ
をクリアするようなメモリ部が備えられており、必要に
応じ負荷検出器23の信号からリアルタイムに得られた
重量値、もしくは該メモリ部から引き出された重量値に
基づき、上記負荷・昇降速度テーブル部24のテーブル
値から当該負荷に相当する昇降速度を検索するようにな
っており、この負荷・昇降速度テーブル部24と昇降速
度推定部25で昇降速度演算部を形成する。
【0044】待時間演算部17´には、駆動制御部13
から昇降台2に関する位置情報ならびに目的のパレット
に関する情報を得ており、これらの情報と昇降速度推定
部25から得た推定昇降速度の情報により、一連の呼出
し動作に要する時間を割り出し、これを待時間として待
時間減算部18を介して表示部19にて表示する。
【0045】待時間減算部18には、通常の時計通りに
クロック発生するクロック発生部20´が接続されてお
り、この両者で待時間減算手段を構成し、前記待時間を
実時間どおり減算していく。
【0046】上記実施例における待時間算定の手順を図
6のフローチャートに基づき詳しく説明する。
【0047】まず、操作盤12を操作して、目的のパレ
ット16aを呼び出す(ステップS1)。駆動制御部1
3には、前述のようにパレット16全てに関する位置情
報ならびに昇降台2の位置情報がメモリされており、も
し当該パレット16aを載置した昇降台2が、すでに入
出庫口9に位置しておれば、駐車装置の機械を起動する
必要はないので、待時間を算出せず終了するが、当該昇
降台2が入出庫口9に位置していなければ、機械を起動
するので(ステップS12)、次のステップに移り、昇
降台2が目的のパレット16aが載置されている駐車棚
3aの階(目的階)に位置しているかどうかを判断し、
当該目的階に位置していなければ、待時間演算部17´
は、昇降台2をその位置まで移動させるのに要する時間
tuを算出するため、昇降速度推定部25に現在の昇降
台2の負荷による推定昇降速度を知らせるよう指示を送
る(ステップS13)。
【0048】負荷検出器23は、現在の昇降台2上の負
荷を検出し(ステップS14)、昇降速度推定部25
は、その検出値に基づき、負荷・昇降速度テーブル部2
4のデータに基づき推定昇降速度を求め、待時間演算部
17´に知らせる(ステップS15)。
【0049】待時間演算部17´には、昇降台2やパレ
ット16aに関する位置情報などを駆動制御部13から
得ているので、当該昇降台2が、上記の目的パレット1
6aの存する駐車棚3aに移動するまでの一連の動作
(例えば、現在昇降台2に別の車両が載置されておれ
ば、その車両を当該パレットの駐車棚に格納してから駐
車棚3aに移動するような順序、およびその移動距離な
ど)をチェックし、上記推定昇降速度に基づき昇降台2
を駐車棚3aの位置まで移動させるための時間tuを算
出する(ステップS16)。
【0050】次に、昇降速度推定部25は、メモリ部に
登録されている目的のパレット16a上の負荷情報を検
索し(ステップS17)、この値に基づき推定下降速度
Vuを負荷・昇降速度テーブル部24から求め、待時間
演算部17´に知らせる(ステップS18)。
【0051】待時間演算部17´は、入出庫口9までの
移動距離と、上記推定下降速度Vuから移動時間tdを
求め(ステップS19)、上記tuとtdおよびパレッ
トの水平移動時間tなどの和から待時間Tを算出する
(ステップS20)。
【0052】待時間減算部18は、実時間によるクロッ
クにより上記待時間Tが、「0」になるまで減算し、そ
の値を表示部19にて表示させる(ステップS21、2
2)。
【0053】この実施例によれば、確かな速度情報によ
り待時間を大変正確に把握することができる。
【0054】なお、本実施例では、負荷検出器23によ
り、正確な負荷値を把握した上、負荷・昇降速度テーブ
ル部24から昇降速度を算定したが、当該機械式駐車装
置に収容可能な車両の大きさがある程度限定されている
ような場合には、その重量にはそれほど大差なく、単に
車両の搭載の有無を検出して、それに応じて推定昇降速
度を算出するような簡易な構成にすることも可能であ
る。
【0055】また、第1の発明にかかる実施例と、第2
の発明にかかる実施例を組合わせて待時間表示を算出す
るように構成することも可能である。すなわち、昇降台
2上の負荷を検出して推定昇降速度を求め、これにより
仮想待時間を算出すると共に、昇降台2の移動速度をリ
アルタイムでモニターしながら、減算クロックを随時補
正するようにすれば、より正確な待時間表示を達成する
ことが可能になるものである。
【0056】なお、以上の実施例では、機械式駐車装置
としてエレベータ式立体駐車装置を前提にして説明をし
たが、実際に適用される機械式駐車装置はもちろんこれ
に限定されるものではなく昇降台を昇降させる方式の機
械式駐車装置であればなんでもよい。
【0057】
【発明の効果】第1の発明によれば、前記機械式駐車装
置の起動時に一応、一連の動作終了までの待時間を求め
ておいて、機械起動後の実際の昇降台の昇降速度に基づ
き、前記待時間を待時間減算手段に入力される減算クロ
ック発生部のクロック発生の周期を修正していき、最終
的に一連の動作終了時には丁度待時間が「0」となるよ
うに設定するので、最終的に実待時間とほぼ同じ待時間
の表示になる。
【0058】また、第2の発明によれば、負荷検出器に
より昇降台に積載された負荷を検出しておき、この負荷
の大きさにより前記昇降台の昇降速度を演算して待時間
を設定するので、最初から正確な実待時間を表示するこ
とができる。
【0059】これらにより、随時待時間がわかるので、
駐車場利用者の精神的な苛立ちは解消され、快適に当該
機械式駐車装置を利用することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明に係る機械式駐車装置の制御装置の
一実施例の全体のブロック図である。
【図2】図1における制御装置において、目的のパレッ
トを呼出すときの昇降台の動作の一例、およびこのとき
に昇降速度を示す図である。
【図3】図1における制御装置において、目的のパレッ
トを呼出すときの待時間算出の手順を説明するフローチ
ャートである。
【図4】第2の発明に係る機械式駐車装置の制御装置の
一実施例の全体のブロック図である。
【図5】昇降台上の負荷と昇降速度の関係を示す図であ
る。
【図6】図4における制御装置において、目的のパレッ
トを呼出すときの待時間算出の手順を説明するフローチ
ャートである。
【図7】従来のエレベータ式立体駐車装置の構成図であ
る。
【図8】従来のエレベータ式立体駐車装置の制御装置を
含めた全体のブロック図である。
【符号の説明】
1 駐車構造物 2 昇降台 3L,3R 駐車棚 11 駆動モータ 12 操作盤 13 駆動制御部 14 インバータ 15 エンコーダ 16 パレット 17,17´ 待時間演算部 18 待時間減算部 19 表示部 20,20´ クロック発生部 21 速度検出部 22 減算クロック設定部 23 負荷検出器 24 負荷・昇降速度テーブル部 25 昇降速度推定部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両を搭載し、駆動手段により昇降する
    昇降台を備えた機械式駐車装置の制御装置において、前
    記機械式駐車装置の一連の動作終了までの待時間を表示
    する表示部と、前記機械式駐車装置の起動時に前記待時
    間を算定する待時間演算部と、前記待時間を一定のクロ
    ックで減算する待時間減算手段と、前記待時間減算部の
    減算クロックの周期を設定する減算クロック設定部と、
    前記昇降台の昇降速度を検出する速度検出部とを備え、
    前記減算クロック設定部における減算クロックの周期
    は、前記速度検出部により検出された前記昇降台の昇降
    速度に応じて変更可能とし、前記機械式駐車装置の一連
    の動作の終了時に前記待時間の表示が「0」になるよう
    に設定したことを特徴とする機械式駐車装置の制御装
    置。
  2. 【請求項2】 車両を搭載し、駆動手段により昇降する
    昇降台を備えた機械式駐車装置の制御装置において、前
    記機械式駐車装置の一連の動作終了までの待時間を表示
    する表示部と、前記昇降台に積載された負荷を検出する
    負荷検出器と、前記昇降台に積載された負荷により、前
    記駆動手段による前記昇降台の昇降速度を演算する昇降
    速度演算部と、前記機械式駐車装置の起動時に前記昇降
    速度により、前記待時間を算定する待時間演算部とを、
    備えたことを特徴とする機械式駐車装置の制御装置。
JP17433491A 1991-06-18 1991-06-18 機械式駐車装置の制御装置 Expired - Fee Related JP2745347B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17433491A JP2745347B2 (ja) 1991-06-18 1991-06-18 機械式駐車装置の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17433491A JP2745347B2 (ja) 1991-06-18 1991-06-18 機械式駐車装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04371677A JPH04371677A (ja) 1992-12-24
JP2745347B2 true JP2745347B2 (ja) 1998-04-28

Family

ID=15976827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17433491A Expired - Fee Related JP2745347B2 (ja) 1991-06-18 1991-06-18 機械式駐車装置の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2745347B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2728154B2 (ja) * 1991-12-16 1998-03-18 株式会社ダイフク 立体駐車場

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04371677A (ja) 1992-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5944151B2 (ja) エレベータ
CN107867611A (zh) 用于消息传递和通信的电梯动态显示器
TWI389836B (zh) Take the device and its control method
JP2745347B2 (ja) 機械式駐車装置の制御装置
JP4230139B2 (ja) エレベータの制御装置
JP2019142609A (ja) エレベータ、エレベータを用いた配達処理システム、およびエレベータを用いた配達処理方法
JP3188743B2 (ja) エレベータの制御装置
JP2742918B2 (ja) 機械式駐車装置の昇降制御方法および装置
CN211844503U (zh) 自适应电动推车
JPH0593470A (ja) 立体駐車装置
JPH05306578A (ja) 昇降装置における昇降搬器位置制御方法
JPS63310500A (ja) クレ−ンの昇降台位置制御装置
JPH0960325A (ja) 機械式駐車装置の昇降制御方法および装置
JPH06101361A (ja) エレベータ式立体駐車装置
JP2573059B2 (ja) 機械式駐車装置の昇降機制御方法
JP2768381B2 (ja) 立体駐車装置のケージ位置制御装置
JPH0986609A (ja) クレーン装置のフォーク制御装置
JP3198318B2 (ja) 待時間表示制御方法および立体駐車設備の待時間表示制御方法
JP3065880B2 (ja) 立体駐車装置におけるパレットの昇降速度制御装置
JPH05202632A (ja) 昇降装置における昇降搬器位置制御方法
JP2728154B2 (ja) 立体駐車場
JP3532706B2 (ja) 機械式駐車装置の昇降制御装置
JPS5889502A (ja) クレ−ンの昇降台昇降停止制御方法
JP2569925Y2 (ja) 機械式駐車設備の制御装置
JP2016094702A (ja) トレー式駐車装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees