JP2744181B2 - Isdnシステムのヨーロッパ方式(cept)及び北米方式(t1)のためのトランク接続方式 - Google Patents

Isdnシステムのヨーロッパ方式(cept)及び北米方式(t1)のためのトランク接続方式

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JP2744181B2
JP2744181B2 JP4322077A JP32207792A JP2744181B2 JP 2744181 B2 JP2744181 B2 JP 2744181B2 JP 4322077 A JP4322077 A JP 4322077A JP 32207792 A JP32207792 A JP 32207792A JP 2744181 B2 JP2744181 B2 JP 2744181B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はISDN(インテグレー
テッドサービスディジタルネットワーク)システムのヨ
ーロッパ方式(CEPT)及び北米方式(T1)のため
のトランク接続装置に関し、特にISDN PABX
(プライベート オートマチック ブランチ エクスチ
ェンジ)又はNT12(ネットワーク ターミネーショ
ン12)内に位置しながら、ISDNサービスを提供す
る局設交換機や他のISDN PABXとトランク接続
されて、1次群速度(プライマリーレート)のヨーロッ
パ方式(CEPT)及び北米方式(T1)による情報伝
送を支援するトランク接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】CCITTが勧告した1次群速度には、
ヨーロッパ方式(以下‘CEPT’方式という)(30
B+1D,2.048Mbps)と北米方式(以下、
‘T1’方式という)(23B+1D,1.544Mb
ps)があるが、上記両方式はビット速度(ビットレー
ト)とフレーム整列方式が異なり、これら夫々に提供さ
れるクロックもまた相違するため、従来の1次群速度ト
ランク接続装置は一般的にCEPT方式やT1方式のう
ち、いずれか一つの方式のみを支援するよう構成され
た。
【0003】更に、大部分の場合において、従来のトラ
ンク装置は他の交換機から受信した30B+1D(CE
PT)/23B+1D(T1)情報をBチャンネル情報
とDチャンネル情報に分けた後、Bチャンネルは本装置
が属するシステム内のスイッチマトリックスへ伝送し、
Dチャンネルは本装置が属するシステムの上位レベルへ
伝送したり、又はこれとは逆にシステムのスイッチマト
リックスから受信したBチャンネル情報と上記システム
の上位レベルから受信したDチャンネル情報を統合して
他の交換機で30B+1D(CEPT)/23B+ID
(T1)情報を送信する形態を取っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そして、このような形
態の実現方法として、Dチャンネルコントローラーを利
用して抽出、分離したDチャンネル情報をシステム上位
レベルへの送信時や、上位レベルからのDチャンネル情
報受信時にはHDLC/SDLC(ハイレベルデータ
リンク コントロール/シンクロナス データ リンク
コントロール)シリアルチャンネル等のようなシリア
ルチャンネルが内蔵されたマイクロプロセッサーを用い
たり、このようなシリアルチャンネルが提供されないマ
イクロプロセッサーを用いる場合には、マイクロプロセ
ッサーの制御を受ける別途の通信モジュールを用いて送
受信しなければならなかった。
【0005】従って、マイクロプロセッサーの選択の幅
が狭くなり、費用が高くなる。更に、マイクロプロセッ
サーがDチャンネル通信に直接関興するため、マイクロ
プロセッサーにかかる負荷が増加する問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を改善するた
めに案出した本発明は、ヨーロッパ方式(CEPT)と
北米方式(T1)をいずれも支援する1次群送受信機
(プライマリトランシーバ)とフレーム整列器を利用す
ることにより、簡単なプログラムとディップスイッチ操
作を通じて所望通りCEPT方式とT1方式を選択でき
るようにし、その選択により上記1次群送受信機が各方
式に適合なクロックをフレーム整列機に供給するように
し、Dチャンネルコントローラーのシリアルポットを利
用してシステム上位レベルと通信するようにすることに
より、HDLC/SDLCシリアルチャンネルのような
通信モジュールのないマイクロプロセッサーを用いるこ
とができるようにして、マイクロプロセッサーにかかる
負荷を減らしてやるISDNシステムのヨーロッパ方式
(CEPT)及び北米方式(T1)のためのトランク接
続装置を提供することにその目的がある。
【0007】上記目的を達成するために、本発明はIS
DN PABX又はNT12システムに装着され、IS
DN局設交換機又は他のISDN PABXとトランク
接続されて1次群速度の情報伝送を支援するトランク接
続装置であって、上記ISDN局設交換機又は他のIS
DN PABXに連結されているトランクラインに連結
されており、上記トランクラインをCEPT又はT1方
式で選択するCEPT/T1変換手段;上記CEPT/
T1変換手段に連結されて、CEPT又はT1方式の1
次群速度で情報を送受信する1次群速度送受信手段;上
記1次群速度送受信手段に連結されて、上記1次群速度
送受信手段から入力される情報をCEPT方式やT1方
式のフレーム構造で整列されるよう制御するフレーム整
列手段;上記フレーム整列手段に連結されており、シス
テムのスイッチマトリックスに接続されて、1次群速度
タイムスロットに載せられたBチャンネル情報をPCM
タイムスロット上にスイッチングして上記システムのス
イッチマトリックスに送り、上記システムのスイッチン
グマトリックスから来るPCMタイムスロットに載せら
れたBチャンネル情報を1次群速度タイムスロット上に
スイッチングして上記フレーム整列手段へ伝送するBチ
ャンネルスイッチング手段;上記フレーム整列手段に連
結されており、上記システムの上位レベルに接続され
て、上記CEPT又はT1方式の情報のうち、Dチャン
ネル情報のみを抽出して自分のシリアルポートを利用し
てシステムの上位レベルへ伝送したり、上記システムの
上位レベルからのDチャンネル情報を自分のシリアルポ
ートを通じて受信して1次群速度フレーム構造内に挿入
するDチャンネルコントロール手段;上記1次群速度送
受信手段とフレーム整列手段とBチャンネルスイッチン
グ手段とDチャンネルコントロール手段に夫々連結され
ており、内部のプログラムを利用して装置全体を制御及
び管理する中央処理手段;上記フレーム整列手段と中央
処理手段とDチャンネルコントロール手段に連結されて
いるリセット手段;上記中央処理手段に連結されてお
り、上記中央処理手段により本装置の状態をCRT上に
ディスプレーしたり、警報及び警報の種類をLED点滅
を通じて示すモニタリング手段;及びシステム全体が必
要とするクロックを網同期に合わせて提供するクロック
発生手段;を含んでいるISDNシステムのヨーロッパ
方式(CERT)及び北米方式(T1)のためのトラン
ク接続装置を提供する。
【0008】
【実施例】以下、添付した図面を参照して本発明の一実
施例を詳細に説明する。図1は本発明によるIDDNシ
ステムのヨーロッパ方式(CEPT)及び北米方式(T
1)のためのトランク接続装置の概略的な構成ブロック
図であって、1次群速度(プライマリレート)トランク
接続装置の一実施例構成図である。図中、100は1次
群速度送受信部、200はフレーム整列部(フレームア
ライナ)、300はBチャンネルスイッチング部、40
0はDチャンネルコントロール部、500はモニタリン
グ部、600はクロック発生部、700はリセット回路
部、800はCPU部、900はCEPT/T1変換部
を夫々示す。
【0009】本発明によるトランク接続装置は、図1に
示す通り、CEPT/T1ラインに連結されたCEPT
/T1変換部900と、上記CEPT/T1変換部に連
結された1次群速度送受信部100と、上記1次群速度
送信部に連結されたフレーム整列部200と、上記フレ
ーム整列部に連結されており、本装置が設置されたシス
テムのスイッチマトリックスに接続されるBチャンネル
スイッチング部300と、上記フレーム整列部に連結さ
れており、上記システムの上位レベルに接続されるDチ
ャンネルコントロール部400と、上記フレーム整列
部、Bチャンネルスイッチング部及びDチャンネルコン
トロール部に連結されたクロック発生部600と、上記
フレーム整列部、Dチャンネルコントロール部及びCP
U部に連結されたリセット回路部700と、上記1次群
速度送受信部、フレーム整列部、Bチャンネルスイッチ
ング部及びDチャンネルコントロール部に連結されたC
PU部800と、上記フレーム整列部、CPU部及びD
チャンネルコントロール部に連結されたリセット回路部
700と、上記CPU部に連結されたモニタリング部5
00で構成される。
【0010】上記CEPT/T1変換部900はISD
N局設交換機又は他のISDN PABXと連結される
トランクライン(CEPT/T1)をディップ(DI
P)スイッチ操作によりCEPT方式ライン又はT1方
式ラインで選択して、上記1次群速度送受信部100に
連結する機能を有する。上記1次群速度送受信部100
は上記CEPT/T1交換部900に連結されて、CE
PT(2.048Mbps)やT1(1.544Mbp
s)の1次群速度で情報を送受信する機能をする。上記
フレーム整列部200は上記1次群速度送受信部100
から入力される情報をCEPT方式やT1方式によりラ
インコーディング方式、フレーム形態、チャンネル割当
信号、CRC(サイクリック リダレダンシイ チェッ
ク)及び警報に対する情報を制御することにより、CE
PTやT1方式のフレーム構造で整列させる機能をす
る。
【0011】上記Bチャンネルスイッチング部300は
1次群速度タイムスロットに載せられたBチャンネル情
報をPCMタイムスロット上にスイッチングして、PC
M形態のBチャンネル情報がシステムのスイッチマトリ
ックスに送られるようにし、上記システムのスイッチマ
トリックスから来るPCMタイムスロットに載せられた
Bチャンネル情報を1次群速度タイムスロット上にスイ
ッチングして、1次群速度Bチャンネル情報が上記フレ
ーム整列部200へ送られるようにする機能をする。上
記Dチャンネルコントロール部400はCEPT方式の
30B+1D又はT1方式の23B+1D情報のうち、
Dチャンネル情報のみを抽出して、自分のシリアルポー
トを通じてシステム上位レベルへ伝送したり、上記シス
テム上位レベルからのDチャンネル情報を自分のシリア
ルポートを通じて受信して1次群速度フレーム構造内に
挿入する機能をする。上記モニタリング部500は本装
置の状態をRS−232ポートを通じてPC(パーソナ
ルコンピュータ)のCRT(陰極線管)上にディスプレ
ーしたり、警報及び警報の種類をLED点滅により示す
機能をする。上記クロック発生部600は網クロックに
同期を合わせてシステム全体にクロックを提供する機能
を有する。上記リセット回路部700は本装置をパワー
オンリセット又はマニュアルリセットさせる機能をす
る。そして、上記CPU部800は本装置全体を制御及
び管理する機能を有する。
【0012】便宜上、上記1次群速度送受信部100と
フレーム整列部200間の接続をデュアルレール(Dual
rail)インターフェース、上記フレーム整列部200と
Bチャンネルスイッチング部300間の接続を1次群速
度インターフェース、上記Bチャンネルスイッチング部
300とシステムのスイッチマトリックス間の接続をP
CMインターフェースと指摘して、上記の通り構成され
たトランク接続装置の動作を説明すると、次の通りであ
る。
【0013】先ず、外部交換機から情報を受信する場合
(ダウンストリーム)、上記1次群速度送受信部100
は4線で構成されたCEPT/T1ラインを通じて2.
048Mbps又は1.544Mbpsの情報を受信す
る。上記受信された情報は更に上記フレーム整列部20
0へ伝送されて、CEPT方式かT1方式かによって3
0B+1D又は23B+1Dのフレーム構造で上記スイ
ッチング部300及びDチャンネルコントロール部4a
に印加される。すると、フレーム整列部200から印加
された情報のうち、Bチャンネル情報は32個のPCM
タイムスロットのうち30個(CEPT)又は23個
(T1)のタイムスロットに割当てられてシステムのス
イッチマトリックスへ伝送され、Dチャンネル情報は上
記Dチャンネルコントロール部400により抽出された
システム上位レベルへ伝送される。通常Bチャンネルに
は音声データ、画像データ等のデータ情報が載せられ、
Dチャンネルには信号情報が載せられる。上記モニタリ
ング部500は上記動作の下における状態を直ちに上記
CPU部800の助けを受けて示し、上記クロック発生
部600は本装置が動作するに必要な4.096MHz
/1.544MHzのデータクロックと8KHzのフレ
ームパルスクロックを上記フレーム整列部200、Bチ
ャンネルスイッチング部300及びDチャンネルコント
ロール部400に夫々供給する。そして、上記リセット
回路部700はパワーオン時に上記CPU部800を初
めとして、上記フレーム整列部200とDチャンネルコ
ントロール部400をリセットさせ、本装置の動作中に
は必要時にマニュアルでリセットされる。上記CPU部
800は上記1次群速度送受信部100とフレーム整列
部をCEPT方式又はT1方式で初期化させ、上記Bチ
ャンネルスイッチング部300を制御して30B+1D
又は23B+1D情報中のBチャンネル情報を32個の
タイムスロットに所望通り割当てさせ、Dチャンネルコ
ントロール部400を利用してDチャンネル情報を抽出
・挿入したり送受信し、上記モニタリング部500を通
じて本装置の状態を外部に知らせる等、本装置を制御、
監督する。更に、上記CEPT/T1変換部900はデ
ィップ(DIP)スイッチの操作でCEPT又はT1方
式に適合なハードウェアに変換する機能をする。
【0014】一方、本システムから外部交換機まで情報
を送信する場合(アップストリーム)には、上記1次群
速度送受信部100、フレーム整列部200、Bチャン
ネルスイッチング部300、Dチャンネルコントロール
400における情報の流れが上記とは逆に進行されるた
め、上記言及したことの逆に動作し、その外は上記と同
一に動作する。
【0015】図2乃至図4は、本発明による1次群速度
トランク接続装置の一実施例細部構成図であって、図2
は上記図1のCEPT/T1変換部900、1次群速度
送受信部100、フレーム整列部200、クロック発生
部600及びリセット回路部700の一実施例細部構成
図であり、図3はBチャンネルスイッチング部300、
Dチャンネルコントロール部400及びモニタリング部
500の一実施例細部構成図であり、図4はCPU部8
00の一実施例の細部構成図である。
【0016】図面に示す通り、CEPT/T1変換部9
00は各ラインを接続するためのトランスフォーマーT
901乃至T904と、上記トランスフォーマーに連結
される抵抗R901乃至R908及びディップスイッチ
910と、上記ディップスイッチに連結されるコンデン
サーC901乃至C904及び水晶発振器X901,X
902で構成される。1次群速度送受信部100は上記
ディップスイッチ910及びCPU部800に連結され
る1次群送受信機110と、上記1次群送受信機に連結
される多数のコンデンサーC101乃至C105で構成
される。フレーム整列部200は上記1次群送受信機1
10及びCPU部800に連結されるフレーム整列器2
10で成る。クロック発生部600は上記フレーム整列
器210に連結される位相固定ループPLLチップ61
0と、上記位相固定ループチップに連結されたオシレー
ター620及びインバーター630で構成される。
【0017】そして、リセット回路部700はプッシュ
ボタンスイッチS711とそれに連結されたインバータ
ー711,712、コンデンサーC711、及び抵抗R
711からなるマニュアルリセット回路710と、タイ
マー721とそれに夫々連結されたインバーター72
2,723、コンデンサーC721,C723及び抵抗
R721乃至R723からなるパワーオンリセット回路
720で構成される。
【0018】Dチャンネルコントロール部400は上記
リセット回路部700、CPU部800、フレーム整列
器210及び位相固定ループチップ610に連結される
Dチャンネルコントローラー410と、上記Dチャンネ
ルコントローラーに連結される多数の抵抗R401乃至
R405で構成される。そして、Bチャンネルスイッチ
ング部300は上記CPU部800、フレーム整列器2
10、Dチャンネルコントローラー410及び位相固定
ループチップ610に連結されるタイム/スペーススイ
ッチ310と、上記タイム/スペーススイッチに連結さ
れた3状態バッファー320で構成される。
【0019】モニタリング部500は上記CPU部80
0に連結された多数のインバーター511乃至514、
上記インバーター連結された抵抗R511乃至R515
及び上記抵抗に連結されたLED LD511乃至LD
515からなるLEDモニタリング回路510と、RS
232トランシーバー521、上記RS232トランシ
ーバーに連結されたコンデンサーC512乃至C525
及び上記RS232トランシーバーに連結されたRS2
32コネクター522からなるRS232モニタリング
回路520で構成される。CPU部800は汎用のマイ
クロプロセッサー811、上記マイクロプロセッサーに
連結された水晶発振器X811及びコンデンサーC81
1,C812からなるプロセッサー回路810と、上記
マイクロプロセッサーに連結されたラッチ821、EP
ROM822及びSRAM823からなるメモリ回路8
20と、上記マイクロプロセッサーに夫々連結されたデ
コーダー831乃至833からなるチップ選択回路83
0と、マルチバイブレーター841、上記マルチバイブ
レーターに連結されたANDゲート842、上記マルチ
バイブーターに連結されたコンデンサーC841及び抵
抗R841からなるウォッチドッグ(Watch dog)タイマ
ー回路840で構成される。
【0020】図5の(A)乃至(C)は図2の1次群速
度送受信部100のCEPT,T1及びローカルループ
バック選択信号波形図であって、図5の(A)はCEP
T選択信号波形図であり、(B)はT1選択信号波形図
であり、(C)はローカルループバック選択信号波形図
を夫々示す。図6は上記図2のフレーム整列部200の
HDB3(ハイ デンシティ バイポーラ3コード)の
ラインコーディング信号波形図であり、図7は上記図2
のフレーム整列部300のAMI(オルターネート マ
ーク インバージョン)及びB8ZS(バイポーラ8ゼ
ロ サブスティテューション)ラインコーディング信号
波形図であり、図面においてVはバイオレーションであ
ることを示す。
【0021】ここで、上記の通り構成される本発明のト
ランク接続装置の動作を図2乃至図5を参照して詳細に
説明する。ISDN局設交換機や他のISDN PAB
Xとトランク連結をする前に先ず本装置をCEPT方式
にすべきかT1方式にすべきかを決定して、上記CEP
T/T1変換部900のDIPスイッチ910を操作す
る。上記DIPスイッチ910の奇数番目のスイッチを
全部オン(ON)にし、偶数番目のスイッチを全部オフ
(OFF)状態にすると、CEPT方式に適合なハード
ウェアが選択され、上記DIPスイッチ910の操作を
逆にすると、T1方式に適合なハードウェアが選択され
る。
【0022】すると、上記の如きDIPスイッチの操作
により1次群速度送受信部100の1次群送受信機11
0及びフレーム整列部200のフレーム整列器210が
CEPT方式又はT1方式で動作するようプログラムさ
れたEPROM822内の特定ルーティンが選択され
て、CEPT又はT1方式に合うように動作されるよう
にするのである。上記EPROM822には上記のCE
PT/T1選択プログラムの外に階層(レイヤー)1ド
ライバープログラムが一緒に貯蔵されている。
【0023】そして、本発明が適用されるISDN P
ABXシステム又はNT12に一つのボード形態でなっ
た本発明装置を装着すると、パワーオンになり、本発明
装置はリセット回路部700及びEPROM822に内
蔵されたプログラムにより初期化になる。上記初期化過
程で本装置がCEPTになるかT1になるかが決定され
る。
【0024】まず、他局から本装置が情報を受信する場
合(ダウンストリーム)をみると、上記CEPT/T1
変換部900を経て1次群速度送受信部100に4線の
CEPT/T1ラインを通じて情報が受信される。上記
CEPT/T1変換部900のセッティングは上記の通
り上記DIPスイッチ910を操作してCEPT又はT
1で選択して本装置の動作前に予め定めておかなければ
ならない。そして、1次群速度送受信部100のCEP
T又はT1選択は上記マイクロプロセッサー811のポ
ート1(P1)を利用して1次群速度送受信部100内
の1次群送受信機110の特定端子に図5の(A)乃至
(C)の通り入力すると、CEPTやT1で選択するこ
とができ、ライン点検のためのローカルループバックテ
ストもすることができる。上記1次群速度送受信部10
0を経た情報はジュアルレールインターフェースを通じ
て上記フレーム整列部200へ進む。すると、上記フレ
ーム整列部200がPCM30モードであるCEPT方
式は、そのラインコーディングを図6に示す通りHDB
3にし、PCM24モードであるT1方式は、ラインコ
ーディングを図7のAMIやB8ZSで選択することが
でき、フレーム形態としてCEPT方式の場合にはダブ
ルフレームやCRCマルチフレームを有することがで
き、T1方式である場合にはマルチフレーム構造を選択
することができる。
【0025】更に、チャンネル割当信号としてはCEP
T及びT1方式全てに亘ってCCS(コモンチャンネル
シグナリング)とCAS(チャンネルアソシエーテッド
シグナリング)を全て支援する。そして、CRC及び警
報のチェックで情報の状態を分る。これらに関する選択
と制御は上記フレーム整列部200のフレーム整列器2
10のレジスターを操作することにより可能である。上
記の通り処理された情報は、1次群速度タイムスロット
32個(CEPT)又は1次群速度タイムスロット24
個(T1)に割当てられて、上記Bチャンネルスイッチ
ング部300へ進むが、このとき、タイムスロット16
(CEPT)/タイムスロット24(T1)に割当てら
れたDチャンネル情報は、上記Dチャンネルコントロー
ル部400のDチャンネルコントローラー410により
インターセプトされて抽出される。そして、CEPTの
場合にはフレーム割当信号のためのタイムスロット0と
Dチャンネルが割当てられたタイムスロット16を除く
30個のタイムスロットに割当てられたBチャンネル
が、T1の場合にはCRCチェックのための特定ビット
(F)とタイムスロット24に割当てられたDチャンネ
ルを除く23個のタイムスロットに割当てられたBチャ
ンネルが上記タイム/スペーススイッチ310に入力さ
れて32個のPCMタイムスロットのうち30個(CE
PT)又は23個(T1)のタイムスロットに割当てら
れた後、上記タイム/スペーススイッチ310により出
力されてシステムのスイッチマトリックスへ伝送される
が、入力される1次群速度タイムスロット番号と同じ番
号のPCMスロットに同じBチャンネル情報が載せられ
て出力される。
【0026】例えば、1次群速度タイムスロット12に
載せられたBチャンネル情報が上記タイム/スペースス
イッチ310に入力されると、PCMタイムスロット1
2にこのBチャンネル情報を載せて出力端子へ出力させ
るのである。上記Dチャンネルコントロール部400の
Dチャンネルコントローラー410はパートAとパート
Bに区別される両パート(part)でなっているが、
上記両パートは同じ構造と機能を有しているけれども独
立して動作する。即ち、上記パートBはフレーム整列部
200との通信を遂行し、上記パートAはシステムの上
位レベルとの通信を遂行する。上記Dチャンネルコント
ローラー410は30B+1D(CEPT)又は23B
+1D(T1)の情報の流れのうち、Dチャンネル情報
を抽出して、このDチャンネル情報を自分のパートB受
信FIFOに貯蔵した後、このFIFOが全部満たされ
たりメッセージの終りになれば、上記マイクロプロセッ
サ811にインターラプトをかけて知らせる。すると、
上記マイクロプロセッサが上記受信FIFOの内容を外
部データメモリに仮貯蔵した後、上記Dチャンネルコン
トローラー410パートAの送信FIFOに書き込み動
作を遂行すると、上記パートAのシリアルポットで出力
されて、本装置が装着されたシステムの上位レベルへ伝
送されるのである。
【0027】上記クロック発生部600では上記フレー
ム整列端200、Bチャンネルスイッチング部300及
びDチャンネルコントロール部400が上記の通り動作
するが、必要な4.096MHz/1.544MHzの
データクロックと8KHzのフレームパルスクロックを
提供する。上記クロック発生部600は網クロックに同
期されたフレーム整列器210から出力される8KHz
とオシレーター620からの16.384MHz/1
2.352MHz入力を利用して4.096MHz/
1.544MHzと8KHzクロックを出力するが、
4.096MHz/1.544MHz出力が上記クロッ
ク発生部600のPLLチップ610にフィードバック
されて、網クロックに同期された8KHzと比較され
て、位相修正を経て出力されることにより、クロック発
生部600から出力される両クロックは網クロックに同
期されたのみならず、PLL機能も有する。
【0028】上記リセット回路部700はパワーオンリ
セットとマニュアルリセットを可能に構成したもので、
アクティブロー(Active Low) 及びアクティブハイ(Ac
tiveHigh)信号を発生させて、リセット信号としてアク
ティブロー信号を必要とするマイクロプロセッサー81
1及びフレーム整列器210と、リセット信号でアクテ
ィブハイ信号を必要とするDチャンネルコントローラー
410を夫々リセットさせ、タイマー721を利用して
安定したリセット信号を発生させるのである。そして、
モニタリング部500はLED点滅を通じて本発明装置
の状態を認識させるLEDモニタリング回路510と、
RS232ポットを通じてパーソナルコンピューター
(PC)のCRTに文字や数字形態でディスプレーにな
るようにして本発明装置の状態を認識させるRS232
モニタリング回路520に分けられるが、上記LEDモ
ニタリング回路510は上記マイクロプロセッサー81
1の制御下に動作され、夫々のLED(LD511乃至
LD515)を通じて同期の損失、警報表示信号、受信
リモート警報、受信スリップ(Slip) 表示、パワー有無
を示してくれる。反面に、RS232モニタリング回路
520は上記マイクロプロセッサー811の非同期シリ
アル通信ポットにRS232トランシーバー521が連
結されているため、CPU部800の水晶発振器X81
1のクロックとマイクロプロセッサー811内の関連レ
ジスターの操作を通じて、9600bps又は4800
bpsのボーレート(Baud rate)でモニタリングするこ
とができる。
【0029】そして、上記の通り、上記CPU部800
のプロセッサー回路810がマイクロプロセッサー81
1とマイクロプロセッサーにクロックを提供する水晶発
振器X811及びコンデンサーC811,C812で構
成されて、上記CPU部800の周辺回路及び本装置を
上記マイクロプロセッサー811の各ポットを通じて管
掌するが、ポット0はデータと下位バイトアドレスの入
出力に、ポット1は上記1次群速度送受信部100をC
EPT又はT1でセッティングする目的で、ポット2は
上位バイトアドレス出力に、ポット3はインターラプト
入力とRS232トランシーバーを通じたモニタリング
に、ポット4はLEDを通じたモニタリングに、ポット
5は予備用として、そしてポット6はウォッチドグタイ
マー運用に夫々用いる。
【0030】更に、上記CPU部800のメモリ回路8
20はラッチ821とEPROM822とSRAM82
3で構成されているが、本装置を制御するプログラムが
上記EPROM822に貯蔵されているので、必要する
都度上記マイクロプロセッサー81によりリードされて
プログラムが遂行されるようにし、本装置の動作中に発
生されるデータと、1次群速度フレームから抽出され
て、上位レベルへ伝送される前のDチャンネル情報や上
位レベルから受信されて1次群速度フレーム上に挿入さ
れる前のDチャンネル情報は上記SRAM823に仮貯
蔵されるようにする。
【0031】上記チップ選択回路830は3個のデコー
ダー831,832,833で構成されているが、必要
時に上記マイクロプロセッサー811の上位バイトアド
レスを利用してフレーム整列器210、タイム/スペー
ススイッチ310及びDチャンネルコントローラー41
0を選択する。そして、上記ウォッチドグタイマー回路
840は正常的な状態では定められた時間内にトリガー
が発生するようになっているが、定められた時間内にト
リガーが発生しないとソフトウェアをリセットさせる。
ここで、上記のトリガー発生間隔は上記コンデンサーC
841と抵抗R841の値により定められる。
【0032】今まで前で言及したこととは逆に、今度は
上位レベルから情報を受信して外部へ情報を送信する場
合(アップストリーム)を考察してみれば次の通りであ
る。本発明装置が装着されたシステムのスイッチマトリ
ックスからPCM形態のBチャンネル情報が32個のタ
イムスロットのうち30個(CEPT)又は23個(T
1)のタイムスロットに載せられてBチャンネルスイッ
チング部300へ入力されると、上記Bチャンネルスイ
ッチング部300では入力されたPCMタイムスロット
番号と一致する1次群速度タイムスロットに同じBチャ
ンネル情報を載せて出力する。例えば、PCMタイムス
ロット12に任意のBチャンネル情報が載せられて上記
タイム/スペーススイッチ310に入力されたとすれ
ば、上記タイム/スペーススイッチ310のスイッチン
グ動作により1次群速度タイムスロット12にも同一の
Bチャンネル情報が載せられて出力され、上記フレーム
整列部200に印加される。このとき、本装置がCEP
T方式で動作するか、又はT1方式で動作するかによっ
て、この情報の流れは30B又は23Bになる。そし
て、Bチャンネル情報が占める1次群速度タイムスロッ
ト番号は上述したダウンストリームの場合と同じであ
る。そして、上記Bチャンネルスイッチング部300に
上記フレーム整列部200への30B又は23Bの情報
が流れるとき、上記Dチャンネルコントロール部400
はDチャンネル情報を1次群速度タイムスロット16
(CEPT)又は1次群速度タイムスロット24(T
1)に挿入して、全体30B+1D又は23B+1Dの
情報をフレーム整列部200へ送る。このとき、挿入さ
れるDチャンネル情報は上記Dチャンネルコントローラ
ー410のパートAのシリアルポートを利用して上記レ
ベルから受信したものである。即ち、上位レベルからの
Dチャンネル情報を上記Dチャンネルコントローラー4
10を通じて受け入れて上記Dチャンネル情報を自分の
パートA受信FIFOに貯蔵した後、上記受信FIFO
が全部満たされたり、メッセージの終りになると、上記
マイクロプロセッサ811にインタラプトをかけて知ら
せる。すると、上記マイクロプロセッサ811は上記受
信FIFOの内容を外部データメモリに仮貯蔵した後、
上記Dチャンネルコントローラー410のパートBの送
信FIFOに書き込み(Write)動作を遂行して、
上記Dチャンネルコントローラー410パートBのシリ
アルポートに出力されるようにすることにより、1次群
速度フレーム上に挿入させるのである。そして、上記フ
レーム整列部200、1次群速度送受信部100、CE
PT/T1変換部900における動作は上述のダウンス
トリームの場合において説明した通りであり、但し、情
報の流れのみ逆方向である。更に、その外のクロック発
生部600、モニタリング部500、リセット回路部7
00、CPU部800の動作も上記ダウンストリームの
場合と同一である。
【0033】上記の通り構成されて動作する本発明は、
ISDN PABXやNT12に位置しながらISDN
局設交換機又は他のISDN PABXとのトランク接
続を提供してISDN1次群速度を支援する。
【0034】
【発明の効果】本発明は、CEPT/T1交換部900
のDIPスイッチ910セッティングと、CEPT方式
又はT1方式を収容するようプログラムされたEPRO
Mのソフトウェアモジュール交替によりCEPT方式と
T1方式を全て支援するようになっているため、他国の
トラックがT1方式又はCEPT方式に拘らず全て接続
可能である。更に、Dチャンネルコントローラーを利用
して抽出・分離したDチャンネル情報をシステムの上位
レベルへの送信時や上位レベルからのDチャンネル情報
を受信時にマイクロプロセッサー811のシリアルチャ
ンネルや外部の別途通信モジュールを用いなく、Dチャ
ンネルコントローラーのシリアルポートを利用してシス
テム上位レベルと通信することにより、HDLC/SD
LCシリアルチャンネルのような通信モジュールのない
マイクロプロセッサーを用いても不便が全くないので、
マイクロプロセッサーの選択の幅が広くなり、通信モジ
ュールのないマイクロプロセッサーを用いても上位レベ
ルと通信するための別途の通信モジュールが必要でない
ため、費用が節減される。そして、上位レベルとのDチ
ャンネル通信を遂行するにあって、多くの部分をDチャ
ンネルコントローラーが処理してくれるので、マイクロ
プロセッサーの負荷を減らすことができる適用効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による1次群速度(プライマリ レー
ト)トランク接続装置の概略的な構成を示すブロック図
である。
【図2】本発明による1次群速度トランク接続装置の一
実施例の細部構成図である。
【図3】本発明による1次群速度トランク接続装置の一
実施例の細部構成図である。
【図4】本発明による1次群速度トランク接続装置の一
実施例の細部構成図である。
【図5】図2の1次群速度送受信部のCEPT、T1及
びローカルループバック選択信号波形図である。
【図6】図2のフレーム整列部のHDB3ラインコーデ
ィング信号波形図である。
【図7】図2のフレーム整列部のAMI及びB8ZSラ
インコーディング信号波形図である。
【符号の説明】
100 1次群速度送受信部 200 フレーム整列部 300 Bチャンネルスイッチング部 400 Dチャンネルコントロール部 500 モニタリング部 600 クロック発生部 700 リセット回路部 800 CPU部 900 CEPT/T1変換部 110 1次群速度送受信機 210 フレーム整列器 310 タイム/スペーススイッチ 410 Dチャンネルコントローラー 510 LEDモニタリング回路 520 RS−232モニタリング回路 810 プロセッサー回路 820 メモリ回路 830 チップ選択回路 840 ウォッチドグタイマー部 910 DIPスイッチ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ISDN PABX又はNT12(ネッ
    トワーク ターミネーション12)システムに装着さ
    れ、ISDN局設交換機又は他のISDN PABXと
    トランク接続されて、1次群速度の情報伝送を支援する
    トランク接続装置において、 上記ISDN局設交換機又は他のISDN PABXに
    連結されているトランクラインに連結されており、上記
    トランクラインをCEPT又はT1方式で選択するCE
    PT/T1交換手段(900);上記CEPT/T1交
    換手段に連結されて、CEPT又はT1方式の1次群速
    度で情報を送受信する1次群速度送受信手段(10
    0);上記1次群速度送受信手段に連結されて、上記1
    次群速度送受信手段から入力される情報をCEPT方式
    やT1方式のフレーム構造で整列されるように制御する
    フレーム整列手段(200);上記フレーム整列手段に
    連結されており、システムのスイッチマトリックスに接
    続されて、1次群速度タイムスロットに載せられたBチ
    ャンネル情報をPCMタイムスロット上にスイッチング
    して、上記システムのスイッチマトリックスに送り、上
    記システムのスイッチングマトリックスから来るPCM
    タイムスロットに載せられたBチャンネル情報を1次群
    速度タイムスロット上にスイッチングして、上記フレー
    ム整列手段へ伝送するBチャンネルスイッチング手段
    (300);上記フレーム整列手段に連結されており、
    上記システムの上位レベルに接続されて、上記CEPT
    又はT1方式の情報中からDチャンネル情報のみを抽出
    して自分のシリアルポートを利用してシステムの上位レ
    ベルへ伝送したり、上記システムの上位レベルからのD
    チャンネル情報を自分のシリアルポートを通じて受信し
    て、1次群速度フレーム構造内に挿入するDチャンネル
    コントロール手段(400);上記1次群速度送受信手
    段とフレーム整列手段とBチャンネルスイッチング手段
    とDチャンネルコントロール手段に夫々連結されてお
    り、内部のプログラムを利用して装置全体を制御及び管
    理する中央処理手段(800);上記フレーム整列手段
    と中央処理手段とDチャンネルコントロール手段に連結
    されているリセット手段(700);及びシステム全体
    が必要とするクロックを網同期に合わせて提供するクロ
    ック発生手段(600);を含んでいることを特徴とす
    るISDNシステムのヨーロッパ方式(CEPT)及び
    北米方式(T1)のためのトランク接続装置。
  2. 【請求項2】 上記中央処理手段に連結されており、上
    記中央処理手段により本装置の状態をCRT上にディス
    プレーしたり、警報及び警報の種類を、LED点滅を通
    じて示すモニタリング手段(500);を更に含むこと
    を特徴とする請求項1記載のトランク接続装置。
  3. 【請求項3】 上記CEPT/T1変換手段(900)
    は、CEPT又はT1方式の選択を予めセッティングす
    るためのDIPスイッチ(910)を含み構成されるこ
    とを特徴とする請求項3記載のトランク接続装置。
  4. 【請求項4】 上記Dチャンネルコントロール手段(4
    00)は、上記フレーム整列手段とシリアルポートで通
    信するためのパートAと;上記パートAと同一の構造及
    び機能を有しており、独立して動作してシステムの上位
    レベルとシリアルポートで通信するための第2パート
    (B);を備えているDチャンネルコントローラー(4
    10)を含み構成されることを特徴とする請求項1記載
    のトランク接続装置。
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