JP2742520B2 - コネクタの取付構造 - Google Patents

コネクタの取付構造

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JP2742520B2
JP2742520B2 JP7157792A JP15779295A JP2742520B2 JP 2742520 B2 JP2742520 B2 JP 2742520B2 JP 7157792 A JP7157792 A JP 7157792A JP 15779295 A JP15779295 A JP 15779295A JP 2742520 B2 JP2742520 B2 JP 2742520B2
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JP
Japan
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leg
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legs
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敏彦 生嶋
繁夫 増田
喜弘 八杉
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Kitani Electric Co Ltd
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Kitani Electric Co Ltd
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、テレビジョ
ンアンテナの同軸ケーブルから受像機への接続に使用さ
れる高周波信号入出力接栓などの、円筒状外部端子内に
樹脂を充填し、その樹脂内中心軸上に内部端子を設けた
コネクタを、受像機の板状ベース(シールドケース、シ
ャーシ、その他のフレーム等)に取付ける構造に関する
ものである。
【0002】
【技術的背景】例えば、同軸コネクタは、この発明の一
実施例を示す図1、図2を参照して説明すると、外面に
らせんねじ18を形成した円筒状外部端子11に樹脂か
らなる絶縁体12を内装し、その絶縁体12の中心軸
(外部端子11の軸心上)に内部端子13を挿入したも
のである。
【0003】このコネクタCは、同図に示すように、テ
レビジョン受像機のシャーシなどのベースBに取付けら
れ、同軸ケーブルp端末に固定のコネクタC1 を嵌め
て、電気接続機能を達成する。
【0004】この種のコネクタCは、外部端子11のベ
ースBへの取付け端に、その周囲等間隔で複数の脚14
を有し、その各脚14をベースBに挿通し、折曲して圧
接することによってベースBに取付ける。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記コネクタCの従来
の取付けは、図10bに示すように、ベースBに脚4を
挿通し、ポンチP’によってその脚4を外側に折曲し、
ベースBに圧接して行っている。
【0006】この圧接時、ポンチP’が脚4を介在して
ベースBに当たると、それ以上の脚4の折曲は行われ
ず、圧接が十分でない場合がある(後述の実施例との比
較参照)。
【0007】また、図9bに示すように、脚4が外側に
折曲した取付構造であると、例えば、矢印のごとく外力
が働いた場合、手前側の脚4(点a部分)は、鎖線のご
とくそのままベースBから離れてその外力に何の抵抗力
も示さず、その対向側(点b部分)の脚4が抵抗するこ
ととなる。この一側での抵抗は十分でない場合が多い。
【0008】このように、従来の脚4を外側に折曲した
取付構造では、取付強度を十分に得られないため、一般
的には、脚4とベースBを半田付けなどして強度を高め
ている。この半田付けは煩わしく、コストアップとな
る。
【0009】この発明は、脚の屈曲のみで十分な取付強
度を得るようにすることを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明にあっては、円筒状外部端子内に樹脂を充
填し、その樹脂内中心軸上に内部端子を設けたコネクタ
を、電気機器の板状ベースに取付けた前述の構造におい
て、上記外部端子のベースへの取付け端に、その周囲所
要間隔で複数の脚が突設され、上記ベースにはその各脚
がそれぞれ挿通する孔が形成されて、そのベースの前記
各孔に囲まれる内部が膨出しており、上記外部端子は、
その各脚が上記各孔を挿通して上記取付け端がベースに
当接し、前記各脚は上記内部端子側に折曲されて前記ベ
ースの前記内部の膨出部に圧接され、この脚の圧接によ
って、上記コネクタがベースに固着されている構成とし
たのである。
【0011】
【作用】このように構成するこの発明に係る取付構造
は、外部端子の取付け端をベースに当接し、脚を内側に
折曲してベースに圧接したものとしたので、その外部端
子取付け端と脚とによってベースが強固に挾持されると
ともに、コネクタに外力が働いた際、その外力に対し、
多くの脚が有効に抵抗して、コネクタがベースから外れ
るのを防止する(後述の図9aの説明参照)。
【0012】このとき、ベースの脚挿通孔で囲まれる内
部が膨出しているので、ポンチによる脚の折曲の際、ポ
ンチがベースに当接するまで、その膨出部との圧接によ
って脚を折曲することとなり、十分な脚の折曲(カシ
メ)が行われる(後述の図10aの説明参照)。
【0013】
【実施例】この実施例は、同軸コネクタCに係るもので
あり、図1乃至図4に示すように、そのコネクタCは円
筒状外部端子11内に樹脂(絶縁体)12を充填し、そ
の絶縁体12の筒心上(中心軸上)に内部端子13を設
けたものである。外部端子11のベースBへの取付け端
11aには、その周囲4ヵ所等間隔に脚14が突設され
ている。脚14の数及びその間隔は、取付け強度を考慮
して任意に設定し得る。
【0014】テレビジョン受像機側の取付フレーム(ベ
ース)Bには、前記外部端子11の脚14が挿通する孔
15が形成されており、この孔15の内側は膨出し、こ
の膨出部16の中央に内部端子13の貫通孔17が形成
されている。膨出度合は、後述の脚14のカシメ(圧
接)度合を考慮して適宜に選定する
【0015】このコネクタCは、その外部端子の脚14
をフレームBの孔15に挿通して取付け端11aをフレ
ームBに当接し、図10aに示すように、ポンチPでそ
の脚14を内側に折曲して膨出部16に圧接(カシメ)
することにより、外部端子11の取付け端11aと脚1
4で膨出部16を挾持してフレームBに取付ける。この
とき、同図に示すように、ポンチPは取付け端11aが
当接した膨出部16との間で脚14を折曲圧接するた
め、そのカシメ(圧接)は確実になされる。すなわち、
ポンチPがフレームBに触れる前にカシメ作用が完了す
るため、同図bの従来のように、ンチP’がフレーム
Bに当接してカシメ作用が不十分となることがない。こ
のため、膨出部16の膨出度は、そのカシメ作用が確実
になされる高さを確保するように設定する。
【0016】また、このように、脚14を内側に折曲し
たものは、図9aに示すように、矢印のごとく外力が加
わると、a点を支点として外れようとするが、そのa点
の脚14がその外力に抗するとともに、その対向側のb
点の脚14も、孔15から外れるためには鎖線のごとく
折曲が伸ばされることとなるため、外力には抗すること
となる。すなわち、同図bの従来のごとく、b点の脚4
のみで外力に抗するのではなく、a、b点の脚14が外
力に抗するため、コネクタCはフレームBから外れにく
い。
【0017】さらに、外部端子取付け端11aと脚14
によるベースBの挾持は、図3bにおいて、膨出部16
の連結部分16aへの取付け端11aの圧接と膨出部1
6の孔15対応部16bへの脚14の圧接とによって行
われ、膨出部16を全周に亘って交互に一面から押圧し
ているため、膨出部16は全周波状に撓まさせられた状
態となる。このため、その撓みによって、取付け端11
aと脚14の膨出部16への圧接力は助長され、コネク
タCはベースBにより強固に取付けられる。
【0018】因みに、この脚14の取付強度が高くなっ
たことにより、脚14の半田付けは不要となり、コネク
タCを無理に外そうとすると、膨出部16の立ち上がり
部が先に変形した。
【0019】つぎに、コネクタCの製造方法について図
5乃至図8に基づき説明すると、まず、外部端子11
は、図5に示すように、一枚の帯状板から、プレス加工
により、外部端子11平面形状の板状態11’を帯状キ
ャリア22に連接状態で打抜くとともに、突条18を押
し出して形成する。その押し出し成形は、図6aに示す
ように、突条18の断面形状の突条30a又は凹条31
aを有するポンチ30及びダイ31によって行い、図示
のごとく、ダイ31上に板状体11’を置き、ポンチ3
0を押し付けることにより、その板状体11’を鎖線の
ごとく塑性変形させて、同図bに示す突条18を得る。
この突条18はほぼ同一の厚肉を有して強度的に十分な
ものとなる。また、その突条18は同図から理解できる
ように、断面三角形状で、ねじ山に似たものとなる。一
度に打抜きする外部端子11の数は任意である。なお、
打抜き時には、各外部端子11の脚14、係止孔20及
び外部端子11に対応する位置決め穴19を同時に形成
する。
【0020】つぎに、周知の手段により、図7に示すよ
うに、各板状体11’を円筒状に成形して外部端子11
とし、つづけて図8に示すように、成形型wに外部端子
11を入れて、樹脂aを一係止孔20から注入して絶縁
体12及び突子12bをインサート成形する。このと
き、穴19にピン21を入れて位置決めする。インサー
ト成形する外部端子11の数は任意である。
【0021】絶縁体12の成形後、型抜きし、キャリア
22から外部端子11を切離し、絶縁体12中に内部端
子13を挿入して、同軸コネクタCを得る。内部端子1
3の挿入は切離し前でもよく、絶縁体12は別途に成形
したのを外部端子11に内装(充填)してもよい。
【0022】上記板状体11’の打抜き、突条18の成
形、板状体11’の円筒成形は、キャリア22を所要ピ
ッチ、例えば板状体11’のピッチ毎に順々に送って、
所要位置で順々にプレスする、順送プレスによって行
う。絶縁体13のインサート成形、内部端子13の挿入
もその順送に連続させることができる。
【0023】
【発明の効果】この発明は、以上のように、外部端子取
付け端をベースに当接し、脚をベースの膨出部に内側に
折曲して取付ける構成としたので、十分な取付強度を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の使用説明図
【図2】同実施例の断面図
【図3】同実施例の取付説明図であり、aは取付前の正
面図、bはベースの平面図
【図4】同実施例の正面図
【図5】同実施例のコネクタ作成説明図
【図6】同実施例のコネクタ作成説明図
【図7】同実施例のコネクタ作成説明図
【図8】同実施例のコネクタ作成説明図
【図9】作用説明図
【図10】作用説明図
【符号の説明】
1、11 外部端子 11a 外部端子取付け端 2、12 絶縁体(樹脂) 3、13 内部端子 4、14 脚 15 ベースのコネタク取付孔 16 膨出部 17 貫通孔 18 突条 19 位置決め穴 21 ピン 22 キャリア B ベース(フレーム) C コネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−172482(JP,U) 実開 昭62−76484(JP,U) 実開 昭51−54289(JP,U) 実開 平4−85584(JP,U) 実公 昭59−26541(JP,Y2)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状外部端子11内に樹脂12を充填
    し、その樹脂12内中心軸上に内部端子13を設けたコ
    ネクタCを、電気機器の板状ベースBに取付けた構造に
    おいて、 上記外部端子11のベースBへの取付け端11aに、そ
    の周囲所要間隔で複数の脚14が突設され、上記ベース
    Bにはその各脚14がそれぞれ挿通する孔15が形成さ
    れて、そのベースBの前記各孔15に囲まれる内部が膨
    出しており、 上記外部端子11は、その各脚14が上記各孔15を挿
    通して上記取付け端11aが上記ベースBに当接し、前
    記各脚14は上記内部端子13側に折曲されて前記ベー
    スBの前記内部の膨出部16に圧接され、この脚14の
    圧接によって、上記コネクタCがベースBに固着されて
    いることを特徴とするコネクタの取付構造。
JP7157792A 1995-06-23 1995-06-23 コネクタの取付構造 Expired - Lifetime JP2742520B2 (ja)

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