JP2742398B2 - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JP2742398B2 JP7053080A JP5308095A JP2742398B2 JP 2742398 B2 JP2742398 B2 JP 2742398B2 JP 7053080 A JP7053080 A JP 7053080A JP 5308095 A JP5308095 A JP 5308095A JP 2742398 B2 JP2742398 B2 JP 2742398B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浮上型の薄膜磁気ヘッ
ドに関し、更に詳しくは、磁性膜のポール部と媒体との
間に、キャパシタの蓄積電荷による放電が生じるのを阻
止できるようにした薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の薄膜磁気ヘッドは、スライダ
と、薄膜磁気変換素子とを有し、薄膜磁気変換素子があ
る電位に保たれるコイル膜と、コイル膜と共に薄膜磁気
回路を構成する磁性膜とを有しており、磁性膜とコイル
膜との間にキャパシタが発生する。
【0003】一方、最近の小型HDDでは、パソコン搭
載を考慮してパソコン電源である5ボルト、12ボルト
をそのまま利用すべく、小型HDD用の読み書き用IC
5ボルトの片電源を用いるようになっている。このた
め、薄膜磁気ヘッドは一定電圧、具体的には、2.5
ルトの正電圧で常時バイアスされる。その結果、キャパ
シタはバイアス電圧により常時一方向に電荷が蓄積され
る。
【0004】キャパシタに蓄積された電荷はポ−ル部と
媒体との接触などによる放電により放出され、磁性膜の
電位が変動する。磁性膜の電位変動によりコモンモード
ノイズが発生し、読み取りデ−タにエラ−を生じる。か
かる放電防止技術に関する先行技術文献としては、例え
ば、特開平2−246048号公報等がある。この先行
技術においては、薄膜磁気ヘッドのバイアス電位と媒体
の電位とを等しくして放電を生じさせないようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先行技術では、薄膜磁気ヘッドのバイアス電位と媒体
の電位とを等しくするために、回転する媒体に薄膜磁気
ヘッドと同電位にする手段を設けることが必須になるの
で、磁気ディスク装置の構造が複雑となり、大型化を招
くと共に、高価になる。
【0006】そこで本発明の課題は、上述する従来の問
題点を解決し、薄膜磁気回路に対する影響を著しく小さ
くして、安定した放電防止作用が得られるようにした薄
膜磁気ヘッドを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題解決のた
め、本発明に係る薄膜磁気ヘッドは、スライダと、薄膜
磁気変換素子と、引出導体とを有する。前記薄膜磁気変
換素子は、磁性膜とコイル膜とを含む薄膜磁気回路を有
し、前記スライダの端面上に設けられ、前記磁性膜と前
記コイル膜との間にキャパシタを生じる絶縁層を有して
いる。前記引出導体は、第1導電部と第2導電部とを有
し、前記キャパシタに蓄積された電荷により、前記磁性
膜のポール部と媒体との間に放電が生じるのを阻止する
回路を構成している。前記第1導電部は、非磁性導電材
料で構成され、前記スライダの前記端面上に設けられ、
一端が前記磁性膜に電気的に接続され、他端側が前記ス
ライダの外面の付近に導出されている。前記第2導電部
は、前記他端側において前記第1導電部の上に設けら
れ、側端面が前記スライダの外面に露出している。
【0008】
【作用】引出導体は、第1導電部の一端が磁性膜に電気
的に接続され、他端側がスライダの外面の付近に導出さ
れており、第2導電部が第1導電部の他端側において第
1導電部の上に設けられスライダの外面に露出している
ので、スライダの外面で第2導電部をアース電位に接続
することにより、磁性膜をアース電位に保ち、磁性膜と
コイル膜との間にキャパシタへ電荷が蓄積されたとして
も、アース電位にある磁性膜と、同じくアース電位に保
たれる媒体との間で、キャパシタの蓄積電荷に起因する
放電を生じる余地がなくなる。
【0009】第2導電部は側端面がスライダの外面に露
出しているので、第2導電部をアース電位に接続するに
当って、スライダの外面で第2導電部の側端面にアース
接続導体を接続するだけでよく、その接続作業が極めて
容易である。
【0010】引出導体は、第1導電部と第2導電部とを
有するので、第1導電部を薄膜として薄膜磁気変換素子
の集積工程に対する影響を軽減すると共に、第2導電部
を第1導電部よりも厚い膜厚として、接地導体接続面積
を拡大し、電気的接続の信頼性を向上させることができ
る。
【0011】引出導体は、第1導電部が非磁性導電材料
で構成されているから、薄膜磁気回路に対する磁気的な
影響が小さくなり、設計に即した特性を有する薄膜磁気
ヘッドが得られる。
【0012】
【実施例】図1は本発明に係る薄膜磁気ヘッドの部分透
視図、図2は空気流出端側となる薄膜磁気変換素子側か
ら見た正面図、図3は引出導体の構造をモデル化して示
す図、図4は薄膜磁気変換素子部分の拡大断面図であ
る。各図は構造の概略を示すために用いられているもの
で、各部寸法は誇張されている。図において、1はスラ
イダ、2は薄膜磁気変換素子、3は引出導体である。
【0013】図示のスライダ1はAl2O3-Tic 等の導電性
を有する材料で構成された基体101の上に、アルミナ
等の絶縁膜102を有している。基体101はフェライ
ト磁性体等の絶縁抵抗の高い材料によって構成すること
もでき、このような場合には、絶縁膜102は省略する
こともできる。図示のスライダ1は媒体対向面側に2つ
のレール103、104を有し、レール103、104
の表面を空気ベアリング面105、106として利用す
るタイプを示している。図示はしないが、媒体対向面が
レール部を持たない平面状の空気ベアリング面となって
いるスライダであってもよい。
【0014】薄膜磁気変換素子2は、下部磁性膜21
と、上部磁性膜22と、コイル膜23とを有し、スライ
ダ1を構成する絶縁膜102の端面上に設けられてい
る。薄膜磁気変換素子2はレール103、104の両者
または片側に備えられる。下部磁性膜21及び上部磁性
膜22は、通常、パーマロイ等で構成され、先端部が変
換ギャップを構成するポ−ル部211、221となって
いる。ポ−ル部211、221に連なるヨ−ク部21
2、222の後方側が磁気回路を完成するように結合さ
れている。ポール部211、221はアルミナ等でなる
ギャップ膜24により隔てられている。コイル膜23
は、下部磁性膜21及び上部磁性膜22の結合部の回り
に渦巻き状に設けられている。コイル膜23と下部磁性
膜21及びコイル膜23と上部磁性膜22との間は、絶
縁膜251〜253により絶縁されている。この絶縁膜
251〜253のために、下部磁性膜21及び上部磁性
膜22とコイル膜23との間にキャパシタを生じる。絶
縁膜251〜253は、通常、ノボラック樹脂等の有機
樹脂で構成される。26はアルミナ等でなる保護膜、2
7、28はコイル膜23に導通する取出電極、271、
281はリード電極である。
【0015】引出導体3は、第1導電部31と第2導電
部32とを有する。第1導電部31は、非磁性導電材料
で構成され、絶縁膜102の上に設けられ、一端が下部
磁性膜21に電気的に接続され、他端側がスライダ1の
外面の付近に導出されている。第2導電部32は、他端
側において第1導電部31の上に設けられ、側端面32
1がスライダ1の外面に露出している。実施例では、第
1導電部31は、他端部がスライダ1の媒体対向面に位
置する空気ベアリング面105(または106)と対向
する上面107の方向に導出されており、第2導電部3
2は第1導電部31よりもかなり厚く、側端面321が
上面107に露出している。
【0016】上述のように、引出導体3は、第1導電部
31の一端が下部磁性膜21に電気的に接続され、他端
側がスライダ1の外面の付近に導出されており、第2導
電部32が第1導電部31の他端側において第1導電部
31の上に設けられスライダ1の外面に露出しているの
で、スライダ1の外面で第2導電部32をアース電位に
接続することができる。これにより、下部磁性膜21を
アース電位に保ち、下部磁性膜21及び上部磁性膜22
とコイル膜23との間に生じるキャパシタへ電荷が蓄積
されたとしても、アース電位にある下部磁性膜21及び
上部磁性膜22と、同じくアース電位に保たれる媒体と
の間で、キャパシタの蓄積電荷に起因する放電を生じる
のを防止できる。
【0017】しかも、第2導電部32がスライダ1の外
面に露出しているので、第2導電部32をアース電位に
接続するに当って、スライダ1の外面で第2導電部32
にアース接続導体(図示しない)を接続するだけでよ
く、その接続作業が極めて容易である。
【0018】また、引出導体3は、第1導電部31が非
磁性導電材料で構成されているから、薄膜磁気回路に対
する磁気的な影響が小さくなり、設計に即した特性を有
する薄膜磁気ヘッドが得られる。
【0019】更に、引出導体3は、第1導電部31と第
2導電部32とを有するので、第1導電部31を薄膜と
し、薄膜磁気変換素子2の集積工程に対する悪影響を軽
減することができる。また、第2導電部32を第1導電
部31よりもかなり厚い膜厚としてあるので、接地導体
接続面積を拡大し、接地導体の電気的接続の信頼性を向
上させることができる。しかも、第2導電部32は、第
1導電部31の面上に設けられているから、第1導電部
31及び第2導電部32の接続面積を、第1導電部31
の膜厚による制限を受けることなく、第2導電部の底面
積によって定まる面積まで拡大できる。このため、例え
ば、第1導電部31の側端面に第2導電部32を付着さ
せる場合と比較して、第1導電部31と第2導電部32
との間の接続面積が大きくなり、接地導体の電気的接続
の信頼性が向上する。更に、第2導電部32は、第1導
電部31の面上に積層して設けられているから、ウエハ
ー上で磁気ヘッド要素を形成する製造プロセスにおい
て、第2導電部32を形成できるというメリットが得ら
れる。
【0020】第1導電部31は、チタンを主成分とする
非磁性導電薄膜として形成することが望ましい。第1導
電部31をチタンによって構成した場合には、下部磁性
膜21のメッキ下地膜形成工程によって同時に形成でき
る。また、第2導電部32は、パーマロイを主成分とす
ることが望ましい。第2導電部32をパーマロイによっ
て構成した場合には、下部磁性膜21または上部磁性膜
22と同時に形成できる。第2導電部32の形成位置
は、薄膜磁気変換素子2の形成領域外であって、薄膜磁
気変換素子集積工程に悪影響を与えないような位置に設
定する。
【0021】図5は本発明に係る磁気ヘッド装置を組込
んだ磁気ディスク装置の構成を示す図で、Mは磁気ディ
スク、Aは磁気ヘッド装置、Bは位置決め機構である。
磁気ディスクMは、図示しない回転駆動機構により、矢
印aの方向に回転駆動される。磁気ヘッド装置Aは、位
置決め機構Bにより磁気ディスクM上で、矢印b1 また
はb2 の方向に駆動されて位置決めされ、それによっ
て、所定のトラックにおいて、磁気ディスクMへの書き
込み及び読み出しが行なわれる。
【0022】磁気ヘッド装置Aは、ヘッド支持装置4と
磁気ヘッド5とを有する。ヘッド支持装置4は、通常、
磁気ヘッド5にピッチ運動及びロール運動を許容するよ
うに磁気ヘッド5を支持している。ヘッド支持装置4と
しては、例えば、特公昭58ー22827号公報等で知
られている。かかる公知技術の他に、これから提案され
ることのあるヘッド支持装置も採用できる。
【0023】図6は磁気ヘッド装置の正面図、図7は同
じく底面図、図8は同じく拡大部分欠損正面図である。
ヘッド支持装置4は、一端側に接着剤6を用いて薄膜磁
気ヘッド5を接着してある。接着剤6は薄膜磁気ヘッド
5の第2導電部32とヘッド支持装置4とを電気的に接
続する導電性接着剤である。このように、薄膜磁気ヘッ
ド5をヘッド支持装置4に接着する接着剤6が、第2導
電部32とヘッド支持装置4とを電気的に接続する導電
性接着剤として兼用されているので、導電性接着剤塗布
硬化工程が短縮できる。
【0024】図示のヘッド支持装置4は、特公昭58ー
22827号公報等で知られた構造のもを示している。
金属薄板でなる支持体41の長手方向の一端にある自由
端に、同じく金属薄板でなる可撓体42を取付け、この
可撓体42の下面に磁気ヘッド5を取付けた構造となっ
ていて、磁気ディスクM(図5参照)に磁気ヘッド5を
押付ける荷重力を与える。可撓体42は、支持体41の
長手方向軸線O1 と略平行して伸びる2つの外側可撓性
枠部421、422と、支持体41から離れた端におい
て外側可撓性枠部421、422を連結する横枠423
と、横枠423の略中央部から外側可撓性枠部421、
422に略平行するように延びていて先端を自由端とし
た中央舌状部424とを有して構成され、横枠423の
ある方向とは反対側の一端を、支持体41の自由端付近
に溶接等の手段によって取付けてある。
【0025】可撓体42の中央舌状部424の上面に
は、例えば半球状の荷重用突起425が設けられてい
て、この荷重用突起425により、支持体41の自由端
から中央舌状部424へ荷重力を伝えるようにしてあ
る。そして、中央舌状部424の下面に接着剤6を用い
て、磁気ヘッド5を接着してある。磁気ヘッド5はヘッ
ド支持装置4の長手方向に一致し、スライダ1に設けら
れた薄膜磁気変換素子2が空気流出端側に位置するよう
にして、ヘッド支持装置4によって接着固定される。こ
のようなタイプは、インラインタイプと呼ばれている。
接着剤6は有機質導電接着剤であり、図8に拡大して示
すように、薄膜磁気ヘッド5の第2導電部32とヘッド
支持装置4の可撓体42とを電気的に接続している。こ
れにより、磁気変換素子2の下部磁性膜21及び上部磁
性膜22がアース電位に保たれ、キャパシタに起因する
媒体Mとポール部211、221との間の放電が阻止さ
れる。
【0026】上述の磁気ヘッド装置または磁気ディスク
装置は、磁気ヘッド5のスライダ1を磁気ディスクMの
表面に圧接させ、この状態で起動、及び停止を行なうコ
ンタクト・スタート・ストップ(CSS)方式によって
駆動される。磁気ディスクMが静止しているときは、ス
ライダ1の空気ベアリング面105、106が磁気ディ
スクMの面に押し付けられているが、磁気ディスクMが
回転すると、スライダ1の空気ベアリング面105、1
06に揚力動圧が発生し、磁気ヘッド5はこの動圧とヘ
ッド支持装置4から荷重用突起425を介して与えられ
る荷重と釣合う浮上量で浮上する。
【0027】本発明は、図示した面内記録再生用薄膜磁
気ヘッドに限らず、例えば垂直記録再生用薄膜磁気ヘッ
ド、磁気抵抗効果素子を読み書き素子とした薄膜磁気ヘ
ッド等、他のタイプの薄膜磁気ヘッドにも適用できる。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 (a)引出導体は、第1導電部の一端が磁性膜に電気的
に接続され、他端側がスライダの外面の付近に導出され
ており、第2導電部が第1導電部の他端側において第1
導電部の上に設けられスライダの外面に露出しているの
で、スライダの外面で第2導電部をアース電位に接続
し、磁性膜と媒体との間で、キャパシタの蓄積電荷に起
因する放電を生じる余地のない薄膜磁気ヘッドを提供で
きる。 (b)第2導電部がスライダの外面に露出しているの
で、スライダの外面で第2導電部にアース接続導体を接
続するだけでよく、その接続作業の容易な薄膜磁気ヘッ
ドを提供できる。 (c)引出導体は、第1導電部が非磁性導電材料で構成
されているから、薄膜磁気回路に対する磁気的影響が小
さく、設計に即した特性を有する薄膜磁気ヘッドを提供
できる。 (d)引出導体は、第1導電部と第2導電部とを有する
ので、第1導電部を薄膜として薄膜磁気変換素子の集積
工程に対する悪影響を軽減すると共に、第2導電部を第
1導電部よりも厚い膜厚として、接地導体接続面積を拡
大し、電気的接続の信頼性を向上させた薄膜磁気ヘッド
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの部分透視図であ
る。
【図2】本発明に係る薄膜磁気ヘッドを空気流出端側と
なる薄膜磁気変換素子側から見た正面図である。
【図3】本発明に係る薄膜磁気ヘッドにおける引出導体
の構造をモデル化して示す図である。
【図4】本発明に係る薄膜磁気ヘッドの薄膜磁気変換素
子部分の拡大断面図である。
【図5】本発明に係る薄膜磁気ヘッドを有する磁気ヘッ
ド装置を組込んだ磁気ディスク装置の構成を示す図であ
る。
【図6】本発明に係る薄膜磁気ヘッドを有する磁気ヘッ
ド装置の正面図である。
【図7】本発明に係る薄膜磁気ヘッドを有する磁気ヘッ
ド装置の底面図である。
【図8】本発明に係る薄膜磁気ヘッドを有する磁気ヘッ
ド装置の拡大部分欠損正面図である。
【符号の説明】
1 スライダ 101 基体 2 薄膜磁気変換素子 21 下部磁性膜 22 上部磁性膜 23 コイル膜 3 引出導体 31 第1導電部 32 第2導電部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライダと、薄膜磁気変換素子と、引出
    導体とを有する薄膜磁気ヘッドであって、 前記薄膜磁気変換素子は、磁性膜とコイル膜とを含む薄
    膜磁気回路を有し、前記スライダの端面上に設けられ、
    前記磁性膜と前記コイル膜との間にキャパシタを生じる
    絶縁層を有しており、 前記引出導体は、第1導電部と第2導電部とを有し、前
    記キャパシタに蓄積された電荷により、前記磁性膜のポ
    ール部と媒体との間に放電が生じるのを阻止するための
    回路を構成しており、 前記第1導電部は、非磁性導電材料で構成され、前記ス
    ライダの前記端面上に設けられ、一端が前記磁性膜に電
    気的に接続され、他端側が前記スライダの外面の付近に
    導出されており、 前記第2導電部は、前記他端側において前記第1導電部
    上に積層して設けられ、前記第1導電部の膜厚より
    も大きな膜厚を有し、側端面が前記スライダの外面に露
    出していることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記スライダは導電性基体の上に絶縁膜
    を有しており、前記薄膜磁気変換素子は前記絶縁膜の上
    に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の薄
    膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記第1導電部は、チタンを主成分とす
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜磁気
    ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記第2導電部は、パーマロイを主成分
    とすることを特徴とする請求項1、2または3に記載の
    薄膜磁気ヘッド。
  5. 【請求項5】 前記第1導電部は前記他端部が前記スラ
    イダの媒体対向面と向き合う上面の方向に導出されてお
    り、前記第2導電部は端面が前記上面に露出しているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3または4に記載の薄膜
    磁気ヘッド。
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