JP2742060B2 - 単結晶引上げ装置の直径計測方法及び装置 - Google Patents

単結晶引上げ装置の直径計測方法及び装置

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JP2742060B2 JP21593088A JP21593088A JP2742060B2 JP 2742060 B2 JP2742060 B2 JP 2742060B2 JP 21593088 A JP21593088 A JP 21593088A JP 21593088 A JP21593088 A JP 21593088A JP 2742060 B2 JP2742060 B2 JP 2742060B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は種結晶を融液より引上げることにより単結晶
を生成する単結晶引上げ装置に係り、特にTVカメラを用
いて単結晶の直径を計測する方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
従来方法を図面を参照して説明すると、従来方法は第
1図示のように種結晶1を融液2に向かって下降し、種
結晶1の下降途中で種結晶の通過をシードセンサ3によ
り検出し、種結晶1が融液2に接触したことを種結晶融
液接触検出センサ4により検出せしめることによりシー
ドセンサ3の検出信号とこの接触検出センサ4の検出信
号とによりシードセンサ3と融液2と液面との移動距離
L′を結晶移動長計測部5により計測し、種結晶1を引
き上げることにより単結晶を生成せしめ、単結晶の直径
を,融液2液面の種結晶1の接触点との距離L1で直径計
測用TVカメラ6により測定している。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、単結晶の生成時において、TVカメラに
よって現実に撮像している融液と単結晶との接触面は、
シードセンサ3からの距離およびTVカメラ6からの距離
において、標準的な値からずれていることが多い。この
ような時に、直径計測は図3に示されれブライトリング
(これは単結晶と融液との表面張力によりそれらの接融
点付近で融液面が平坦とならず、その部分において光が
屈折されて生じるコントラスト差により生じる)のある
部分をTVカメラで水平走査し、その水平走査による撮像
信号を用いて行われるため、上記TVカメラと撮像面(接
触面)までの距離が標準的な値からずれると、その視野
が標準距離において定められた値からずれることとな
り、ひいては直径計測において誤差を生じることとな
る。
そこで、本発明は上記標準的な値からずれた融液と単
結晶との接触面からTVカメラまでの距離を、正確に得る
ことができる上記接触面からシードセンサまでの距離を
用いて求め、その値を用いて上記撮像視野を補正するこ
とにより、単結晶の直径を精度良く求めることができる
単結晶引上げ装置の直径計測方法及びその装置を得るこ
とを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明方法は、種結晶1が融液2の液面に接触してい
ることを検出する種結晶融液接触検出センサ4と、昇降
される種結晶1が所定の高さ位置を通過したことを検出
するためのシードセンサ3と、前記種結晶1が前記融液
2上方より下降するときに、前記シードセンサ3と前記
種結晶融液接触検出センサ4の検出信号に基づいて前記
シードセンサ3から前記融液2の液面までの距離を検出
する結晶移動長計測部5と、前記融液2と単結晶との接
触点を撮像して生成される単結晶の直径を測定するため
のTVカメラ6とを備え、さらに、前記融液2の液面とシ
ードセンサ3までの標準的な距離をL、前記融液2の液
面から前記単結晶を撮像するTVカメラ6までの標準的な
距離をL1、この場合の前記TVカメラ6の撮像視野をA、
前記2つの標準的な距離LとL1を有する線分がなす角度
をθとして機械的に設定してなる単結晶引上げ装置の直
径計測方法において、単結晶の生成時における前記種結
晶の下降時に、前記シードセンサ3から前記融液2の液
面までの距離L′を前記結晶移動長計測部5により求
め、前記結晶移動長計測部5により求められた距離L′
と前記角度θに基づいて前記標準的な距離L1を補正して
距離L1′とすると共に、該距離L1′に基づいて前記TVカ
メラ6の撮像視野Aを補正し、該補正された撮像視野
A′に基づいて前記単結晶の直径を測定するようにした
ものである。
また、本発明装置は、種結晶1が融液2の液面に接触
していることを検出する種結晶融液接触検出センサ4
と、昇降される種結晶1が所定の高さ位置を通過したこ
とを検出するためのシードセンサ3と、前記種結晶1が
前記融液2上方より下降するときに、前記シードセンサ
3と前記種結晶融液接触検出センサ4の検出信号に基づ
いて前記シードセンサ3から前記融液2の液面までの距
離を検出する結晶移動長計測部5と、前記融液2と単結
晶との接触点を撮像して生成される単結晶の直径を測定
するためのTVカメラ6とを備え、さらに、前記融液2の
液面とシードセンサ3までの標準的な距離をL、前記融
液2の液面から前記単結晶を撮像するTVカメラ6までの
標準的な距離をL1、この場合の前記TVカメラ6の撮像視
野をA、前記2つの標準的な距離LとL1を有する線分が
なす角度をθとして機械的に設定した単結晶引上げ装置
の直径計測装置において、単結晶の生成時における前記
種結晶の下降時に、前記シードセンサ3から前記融液2
の液面までの距離L′を前記結晶移動長計測部5より求
め、前記結晶移動長計測部5により求められた距離L′
と前記角度θに基づいて前記標準的な距離L1を補正して
距離L1′とすると共に、該距離L1′に基づいて前記TVカ
メラ6の撮像視野Aを補正し、該補正された撮像視野
A′に基づいて前記単結晶の直径を測定する補正手段を
備えたものである。
〔作 用〕
このような方法及び装置であるから、TVカメラ6によ
り直径計測する時点で、先に求めた移動距離L′を用い
て計測視野の補正を行う。
即ち、直径計測用TVカメラ6は融液2液面の種結晶1
の接触点との距離L1で単結晶の直径を計測するよう標準
的な設定が行われている。また、標準的な距離L及びL1
は両者のなす角度θで機械的に決定されているものとす
る(第2図参照)。移動した実際の距離L′は結晶移動
長計測部5により求められるから、θが固定であれば、
実際の融液2液面の種結晶1の接触点とTVカメラ6との
距離L1′を求めることができる。
例えば、標準的な距離Lに対して実際の距離L′が求
まれば、標準的な距離Lと実際の距離Lとの差δ1=
(L′−L)を求めることができる。この場合、δ1が
小さい場合はθが略一定と仮定できるので、標準的な距
離L1と実際の距離L1′との差δ2を、例えばδ2≒δ1c
osθとして求めることができ、実際の距離L1′を(L1
δ2)として求めることができる。
これは、例えば、L1=f(θ)Lなる関係が設定され
ている場合は、Lの変位量が小さなとき、θは略一定と
みなせるので、真値L1′はf(θ)L′で求められるこ
とを意味している。
実際の距離L1′が求まれば、一般にTVカメラの撮像視
野は距離の関数で与えられるので、標準的に定められた
撮像視野Aを実際の撮像視野A′に補正して求めること
ができる。撮像視野A′が精度良く求められることによ
り、その走査線を用いてブライトリングの所定部の長
さ、ひいては単結晶の直径を精度良く求めることができ
ることとなる。
なお、TVカメラの撮像視野を距離により定める関数は
撮像光学系により定められることは周知であり、ここに
おいてその関数の具体的説明は省略する。また、直径計
測の開始後における両線分のなす角度は、単結晶の成長
に伴う液面低下に応じて、例えば融液を入れた壷を上昇
しつつ支持することにより一定に維持できる。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明方法を実施するための装置の構成を示
す説明図である。
第1図において1は種結晶、7はこの種結晶1の融液
2への下降と融液2よりの引き上げを行う昇降手段、3
は種結晶1の下降途中で種結晶1の通過を検出するシー
ドセンサ、4は種結晶1が融液2に接触したことを検出
する種結晶融液接触検出センサである。
5は上記センサ3,4の検出信号によりシードセンサ3
と融液2の液面の移動距離L′を計測する結晶移動長計
測エンコーダ、6は種結晶1を融液2より引き上げるこ
とにより生成された単結晶の直径を,融液2液面の種結
晶1の接触点との距離L1で測定する直径計測用TVカメラ
である。
本発明装置はこのような構成においてシードセンサ3
と融液2の液面との標準距離をL,融液2液面の種結晶1
との接触点とTVカメラ6までの標準距離をL1,L線とL1
のなす角度θとすることにより実際の距離L1′を求める
計算手段(図示せず)と、L1のときのTVカメラ6の撮像
視野寸法がAのとき、関数F(L1)により実際の撮像視
野A′を求めて単結晶の実際の直線寸法を求める補正手
段(図示せず)を具備せしめてなる。
TVカメラ6により直径計測する時点で、先に求めた移
動距離L′を用いて計測視野の補正を行う。
即ち、直径計測用TVカメラ6は融液2液面の種結晶1
の接触点との距離L1で単結晶の直径を計測するよう標準
的な設定が行われている。また、標準的な距離L及びL1
は両者のなす角度θで機械的に決定されているものとす
る(第2図参照)。移動した実際の距離L′は結晶移動
長計測部5により求められるから、θが固定であれば、
実際の融液2液面の種結晶1の接触点とTVカメラ6との
距離L1′を求めることができる。
いま、L1の時のTVカメラ6の撮像視野寸法がAであっ
た時、L1′が求まればTVカメラ6の光学系により定まる
距離と撮像視野の関係を定める関数を用いて実際の撮像
視野A′が求まるので、単結晶の実際の直径が正しく計
測されることになる。
第3図はTVカメラ6により撮像された画面の一例を示
すものである。本発明は上記の方法により撮像画面と撮
像されたものとの関係を1:1の比率に補正できる。ま
た、リングのみの寸法B1,B2を計測し、リング外側計測
値αからB1,B2を減算することで実際の単結晶の直径を
正確に求めることができる。
〔発明の効果〕
単結晶の絶対寸法を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来装置及び本発明装置を示す全体外観図、第
2図は本発明方法の説明図、第3図は同じく本発明によ
るTVカメラにより撮像された画像例を示す図である。 1……種結晶、2……融液、3……シードセンサ、4…
…種結晶融液接触検出センサ、5……結晶移動長計測部
(エンコーダ)、6……直径計測用TVカメラ、7……昇
降手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】種結晶1が融液2の液面に接触しているこ
    とを検出する種結晶融液接触検出センサ4と、昇降され
    る種結晶1が所定の高さ位置を通過したことを検出する
    ためのシードセンサ3と、前記種結晶1が前記融液2上
    方より下降するときに、前記シードセンサ3と前記種結
    晶融液接触検出センサ4の検出信号に基づいて前記シー
    ドセンサ3から前記融液2の液面までの距離を検出する
    結晶移動長計測部5と、前記融液2と単結晶との接触点
    を撮像して生成される単結晶の直径を測定するためのTV
    カメラ6とを備え、さらに、前記融液2の液面とシード
    センサ3までの標準的な距離をL、前記融液2の液面か
    ら前記単結晶を撮像するTVカメラ6までの標準的な距離
    をL1、この場合の前記TVカメラ6の撮像視野をA、前記
    2つの標準的な距離LとL1を有する線分がなす角度をθ
    として機械的に設定してなる単結晶引上げ装置の直径計
    測方法において、 単結晶の生成時における前記種結晶の下降時に、前記シ
    ードセンサ3から前記融液2の液面までの距離L′を前
    記結晶移動長計測部5により求め、前記結晶移動長計測
    部5により求められた距離L′と前記角度θに基づいて
    前記標準的な距離L1を補正して距離L1′とすると共に、
    該距離L1′に基づいて前記TVカメラ6の撮像視野Aを補
    正し、該補正された撮像視野A′に基づいて前記単結晶
    の直径を測定するようにしたことを特徴とする単結晶引
    上げ装置の直径計測方法。
  2. 【請求項2】種結晶1が融液2の液面に接触しているこ
    とを検出する種結晶融液接触検出センサ4と、昇降され
    る種結晶1が所定の高さ位置を通過したことを検出する
    ためのシードセンサ3と、前記種結晶1が前記融液2上
    方より下降するときに、前記シードセンサ3と前記種結
    晶融液接触検出センサ4の検出信号に基づいて前記シー
    ドセンサ3から前記融液2の液面までの距離を検出する
    結晶移動長計測部5と、前記融液2と単結晶との接触点
    を撮像して生成される単結晶の直径を測定するためのTV
    カメラ6とを備え、さらに、前記融液2の液面とシード
    センサ3までの標準的な距離をL、前記融液2の液面か
    ら前記単結晶を撮像するTVカメラ6までの標準的な距離
    をL1、この場合の前記TVカメラ6の撮像視野をA、前記
    2つの標準的な距離LとL1を有する線分がなす角度をθ
    として機械的に設定した単結晶引上げ装置の直径計測装
    置において、 単結晶の生成時における前記種結晶の下降時に、前記
    シードセンサ3から前記融液2の液面までの距離L′を
    前記結晶移動長計測部5により求め、前記結晶移動長計
    測部5により求められた距離L′と前記角度θに基づい
    て前記標準的な距離L1を補正して距離L1′とすると共
    に、該距離L1′に基づいて前記TVカメラ6の撮像視野A
    を補正し、該補正された撮像視野A′に基づいて前記単
    結晶の直径を測定する補正手段を備えたことを特徴とす
    る単結晶引上げ装置の直径計測装置。
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