JP2741786B2 - バーコードデータの二値化方法 - Google Patents

バーコードデータの二値化方法

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JP2741786B2 JP2016794A JP1679490A JP2741786B2 JP 2741786 B2 JP2741786 B2 JP 2741786B2 JP 2016794 A JP2016794 A JP 2016794A JP 1679490 A JP1679490 A JP 1679490A JP 2741786 B2 JP2741786 B2 JP 2741786B2
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雅喜 和泉
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はバーコードデータの二値化方法、特にドキュ
メント等に印刷された高線密度のバーコードを所定の分
解能を有する光学読取り装置により多値データとして読
み取り、白または黒の二値データに変換するための方法
に関する。
[従来の技術] 従来より、ドキュメント上に印刷された複数のバーの
配列からなるバーコードを光学的に読み取り、読み取っ
たバーコードデータを白黒の二値データに変換し、アス
キーコード等にデコードするいわゆるバーコードリーダ
が周知である。
第6図に従来のバーコードリーダの概略構成ブロック
図を示す。ドキュメント10上に印刷されたバーコード12
は、CCD等を用いたイメージスキャナ14により読み取ら
れ、光電変換される。読み取られたバーコードデータ
は、増幅器16にて増幅され、さらにA/D変換器18にてデ
ジタル変換される。そして、デジタル変換されたバーコ
ードデータは比較器20にて所定の閾値と比較され、白あ
るいは黒の二値データに変換される。そして、白黒二値
データに変換されたバーコードデータはデコーダ22にて
アスキーコード等にデコードされ、出力される構成であ
る。
第7図に、このようにしてイメージスキャナ14にて読
み取られ、A/D変換器18にて7bitのデジタル値に変換さ
れたバーコードデータの一例を示す。なお、この時のバ
ーコード12の線密度は7.7文字/インチであり、イメー
ジスキャナ14の分解能は200dots/インチである。また、
第7図において縦軸は7bitのデジタル値を示しており、
0が黒レベル、128が白レベルに対応する。そして、横
軸はイメージスキャナ14のCCDのピクセル番号を示して
いる。
図において、バーコードデータのデジタル値が0、す
なわち黒レベルの方向に鋭く落ち込んでいる部分がバー
コード12のバーの部分に対応しており、このようにバー
コード12の線密度に比べてイメージスキャナ14の分解能
が十分高い場合にはバーコード12のバー部分に対応した
データが得られ、所定の閾値(図においてはデジタル値
64を閾値とした)とこのバーコードデータとを比較し、
64より大なる場合には白、そして64より小なる場合には
黒と二値化することにより(第7図の下段には、二値化
後に黒と判断されたピクセルに縦線が記入されてい
る)、バーコード12を正確に白黒二値化することができ
る。
[発明が解決しようとする課題] このように、バーコードの線密度に比べてバーコード
リーダのイメージスキャナの分解能が十分高い場合に
は、バーコードを正確に読み取り二値化することが可能
であるが、バーコードの線密度は情報量の増大と共に増
大する傾向にあり、この場合には正確にバーコードを読
み取ることができないという問題が生じていた。
第8図に12.5文字/インチの線密度を有するバーコー
ドを前述と同一の分解能を有するイメージスキャナにて
読み取り、デジタル変換したバーコードデータを示す。
縦軸及び横軸は、第7図と同様にそれぞれデジタル値及
びピクセル番号を示している。バーコードの線密度に比
べ、イメージスキャナの分解能が十分高くないため、本
来バー部分が存在するため0、すなわち黒レベル方向に
落ち込むべき部分が落ち込まなくなり、全体的にレベル
の上下動が少くなって平均化されてしまい、同一の閾値
64にて二値化を行うと、本来黒と2値化されるべき部分
が白と誤って二値化されてしまい、認識率の低下を招い
ていた。
もちろん、従来においても、例えば特開昭58−94272
号公報に開示されているようにデジタル化されたバーコ
ードデータの白レベル側包絡線と黒レベル側の包絡線を
求め、それらの中間値を閾値に用いて二値化する方法も
提案されているが、このように包絡線を用いて閾値を適
宜変更する方法では回路が複雑となり、また、バーコー
ドデータのピーク位置が急激に変化する場合には前記包
絡線を一義的に決定することが困難で、誤差が生じやす
く、実用的でない問題があった。
本発明は、上記従来の課題に鑑みなされたものであ
り、その目的は高線密度のバーコードを正確に二値化す
ることが可能なバーコードデータの二値化方法を提供
し、認識率の向上を図ることにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明のバーコードデー
タの2値化方法は、二値化すべきn番目のバーコードデ
ータのデジタル値f(n)と隣接する(n−1)番目及
び(n+1)番目のバーコードデータのデジタル値f
(n−1)、f(n+1)との差 d(n) =f(n)−f(n−1) d(n+1)=f(n+1)−f(n) を算出し、算出された差d(n)及びd(n+1)と所
定の基準値とを比較し、その大小関係に基づき前記二値
化すべきバーコードデータのデジタル値f(n)を増減
補正し、この増減補正されたバーコードデータのデジタ
ル値を所定の閾値を用いて二値化することを特徴として
いる。
[作用] 本発明のバーコードデータの二値化方法は、このよう
に隣接バーコードデータとの差を求め、その大小関係を
用いてバーコードデータを補正し二値化を行うものであ
る。
バーコードの線密度に比べてイメージスキャナの解像
度が十分でない場合には、前述のようにバーコードデー
タの値が平均化されてしまうが、隣接バーコードデータ
との差d(n)、d(n+1)を所定の基準値と比較し
て評価し、この評価結果に応じてバーコードデータを増
減させてその差が大となるように補正することにより、
同一の閾値でより正確に二値化することが可能となる。
[実施例] 以下、図面を用いながら本発明に係るバーコードデー
タの二値化方法の好適な実施例を説明する。
第1図は、本実施例において用いたバーコードリーダ
の一部の回路構成ブロック図である。第1図に示した回
路構成は、第6図に示された従来例のバーコードリーダ
においてA/D変換器18と比較器20との間に配設され、二
値化のための前処理が行われる。すなわち、ドキュメン
ト10上に印刷されたバーコード12は従来と同様の解像度
を有するイメージスキャナ14にて読み取られ、増幅器16
にて増幅された後、A/D変換器18にてデジタル変換され
る。そして、第1図に示された回路構成にて所定の処理
が行われた後、比較器20にて白レベルあるいは黒レベル
に二値化され、デコーダ22にてアスキーコード等にデコ
ードされる。
以下、第1図に示された回路構成の動作を詳細に説明
する。イメージスキャナ14にて読み取られ、7bitのデジ
タル値に変換されたバーコードデータf(n)は、ラッ
チ(LATCH)回路24に入力される。一方、このラッチ回
路24には、イメージスキャナ14のCCDにて構成されるピ
クセルに対応するピクセルクロック信号も入力され、入
力されたバーコードデータを1ピクセルクロック分遅延
させる。そして1ピクセルクロック分遅延された、すな
わち1ピクセルクロック分前のバーコードデータf(n
−1)及び現在のバーコードデータf(n)は差分器26
に入力され、それらの差 d(n)=f(n)−f(n−1) が算出される。そして、算出された隣接するバーコード
データ間の差d(n)は、次に比較器28に入力され、所
定の基準値LIMIT及び−LIMIITとの大小比較が行われ
る。すなわち、比較器28は入力された差d(n)及び±
LIMITとの比較を行い、それらの大小関係に応じて を出力する。
同様にして、差分器26にて(n+1)番目のバーコー
ドデータf(n+1)との差 d(n+1)=f(n+1)−f(n) が算出され、比較器28にて基準値±LIMITと大小比較さ
れ、k(n+1)が出力される。
そして、比較器28にて大小比較が行われた後、その出
力k(n)は1ピクセルクロック分遅延させるラッチ回
路24を経てROM30に入力され、バーコードデータを増減
補正するための補正値が算出される。すなわち、このRO
M30には予め比較器28から出力されたk(n)及びk
(n+1)の値の組合わせに応じた補正値が第3図に示
すようにマップとして記憶されており、例えば、比較器
28からの出力がk(n)=−1かつk(n+1)=−1
の時には補正値=−α、また、比較器28からの出力がk
(n)=0かつk(n+1)=−1の時には補正値=+
αが出力される。そして、このROM30から出力された補
正値は加算器32に入力され、ラッチ回路24から出力され
たバーコードデータf(n)に加算されてバーコードデ
ータf(n)が増減補正される。
このように、第1図に示した回路構成によれば、二値
化すべきn番目のバーコードデータのデジタル値f
(n)は、隣接する2つのバーコードデータのデジタル
値f(n−1),f(n+1)との差に基づき補正される
が、第3図の補正値表からわかるように、その差が大と
なるように補正されるため、例えば、二値化すべきバー
コードデータが第2図に示すような値である場合、(n
−1)番目、n番目及び(n+1)番目のバーコードデ
ータのデジタル値は第4図の実線に示されるようにその
変化が大となるように増減補正される。すると、比較器
20にて閾値と比較し、白レベルあるいは黒レベルに二値
化する際、正確に大小比較を行い二値化することが可能
となる。
第5図に、このようにして増減処理されたバーコード
データを用いて二値化した場合の一例を示する。なお、
従来例と比較するため、従来技術においては正確に二値
化することができなかった組合わせ、すなわち、バーコ
ードの線密度が12.5文字/インチ、イメージスキャナ14
の分解能200dots/インチの場合を用いており、第8図に
示された従来例に比べ、正確に二値化されていることが
わかる。
なお、本実施例においては、比較器28にて大小比較を
行う際、3つの場合分けを行っているが、マイナス側の
基準値の絶対値と、プラス側の基準値の絶対値が必ずし
も同一である必要はなく、適宜その絶対値を変更させ、
大小比較を行ってもよい。
また、場合分けも3つの場合に限られず、基準値を3
つ以上設けて場合分けを行ってもよい。
さらに、ROM30にて補正値を算出する際に用いた補正
値も第3図に限定されるものではなく、適宜、増加補正
値と減少補正値との絶対値を変更してもよく、また、多
段階に異なる値を補正値として設定することも可能であ
る。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係るバーコードデータ
の二値化方法によれば、高線密度を有するバーコードを
容易かつ正確に二値化することができ、バーコードの認
識率を著しく向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るバーコードデータの二値化方法の
一実施例の構成ブロック図、 第2図は同実施例におけるバーコードデータの説明図、 第3図は同実施例における補正値の表図、 第4図は同実施例における補正後のバーコードデータの
説明図、 第5図は同実施例におけるバーコードデータの2値化説
明図、 第6図は従来のバーコードデータの2値化方法における
構成ブロック図、 第7図、第8図は従来例におけるバーコードデータの二
値化方法の説明図である。 10……ドキュメント 12……バーコード 14……イメージスキャナ 16……増幅器 18……A/D変換器 20……比較器 22……デコーダ 24……ラッチ回路 26……差分器 28……比較器 30……ROM 32……加算器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光学読取り装置により読取られたバーコー
    ドデータをデジタル値に変換し、所定の閾値を用いて二
    値化するバーコードデータの二値化方法において、 二値化すべきn番目のバーコードデータのデジタル値f
    (n)と隣接する(n−1)番目及び(n+1)番目の
    バーコードデータのデジタル値f(n−1)、f(n+
    1)との差 d(n) =f(n)−f(n−1) d(n+1)=f(n+1)−f(n) を算出し、 算出された差d(n)及びd(n+1)と所定の基準値
    とを比較し、その大小関係に基づき前記二値化すべきバ
    ーコードデータのデジタル値f(n)を増減補正し、 この増減補正されたバーコードデータのデジタル値を所
    定の閾値を用いて二値化することを特徴とするバーコー
    ドデータの二値化方法。
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