JP2741488B2 - 遊戯機利用顧客管理システム - Google Patents

遊戯機利用顧客管理システム

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JP2741488B2
JP2741488B2 JP5807795A JP5807795A JP2741488B2 JP 2741488 B2 JP2741488 B2 JP 2741488B2 JP 5807795 A JP5807795 A JP 5807795A JP 5807795 A JP5807795 A JP 5807795A JP 2741488 B2 JP2741488 B2 JP 2741488B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊戯機、コイ
ン遊戯機、スロットマシーン(パチスロ)、ゲーム機等
の各種の遊戯機(TVゲーム機を含む)の利用状況を顧
客別に把握でき、さらに、顧客の性別・年齢などの客層
別の遊戯機の利用状況を把握することにより、新たな遊
戯機を企画・開発する際や遊戯店舗が新たに遊戯機を導
入する際などのマーケティング情報を得ることができる
遊戯機利用顧客管理システム、及び、顧客が自らの遊戯
機の利用歴を参照することを可能にする遊戯機利用顧客
管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パチンコホールなどの遊戯店
舗においては、予め、希望する顧客に、顧客別の顧客識
別番号などの顧客識別データを記録した磁気カードを発
行しておき、顧客がこの磁気カードを店舗のカウンタ近
くに設置されたカードリーダに差し込むと、その遊戯店
舗内の各遊戯機毎の過去の出玉率や特勝率などの情報や
新しい遊戯機種の解説などの情報を、顧客にディスプレ
イ画面で参照させるサービスなどが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの顧
客カードを利用した従来のサービスは、いずれも、遊戯
店舗内の遊戯機の利用状況を顧客とは無関係に集計して
おき、その集計結果を顧客に見せることに利用されるだ
けで、遊戯機の利用状況を顧客と関連付けるために顧客
カードを利用する例は今までのところ全く存在しない。
【0004】他方、各遊戯店舗にとって「自らの売上を
伸ばすためにはどのような遊戯機種をどれだけ備えれば
よいか」は店舗運営上の基本的な問題であるが、そのた
めには、どの遊戯機種がどのような客層(性別、年齢、
職業など)により多く利用されているか、どの遊戯機種
がどのような曜日・時間帯により多く利用されている
か、などのマーケティングデータは極めて重要である。
そして、これらは同様に、新しい遊戯機種を開発し、各
遊戯店舗にそれらを販売営業するメーカーなどにとって
もまた、極めて重要なマーケティングデータである。
【0005】しかしながら、前述のような従来の磁気カ
ードなどを利用したサービスでは、これらのマーケティ
ングデータはほとんど得ることができなかった。また前
述のような従来の磁気カードを利用したシステムでは、
顧客は、その店舗の遊戯機の出玉率や特勝率などの利用
状況は見ることができるが、自分の今までの利用歴(例
えばパチンコ遊戯機なら、いつどの機種を利用してどれ
だけの勝玉や負玉が出たか、などの情報)を知ることは
できなかった。
【0006】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたもので、各種の遊戯機の利用状況を顧客
別に把握でき、さらに、顧客の性別・年齢などの客層別
の遊戯機の利用状況を把握することにより、新たな遊戯
機の開発や遊戯店舗へ遊戯機を導入する際のマーケティ
ング情報を得ることができる遊戯機利用顧客管理システ
ム、及び、顧客が自らの遊戯機の利用歴を参照すること
を可能にする遊戯機利用顧客管理システムを提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の遊戯機利用顧客管理システムは、複数
の顧客について、それぞれの性別、年齢などの顧客に関
する顧客修飾データを各顧客別の顧客識別データと関連
付けて記憶する顧客マスタ記憶手段と、各遊戯機毎の利
用状況を示す利用状況データと各顧客別の顧客識別デー
タとに基づいて、各顧客の個々の利用別に、前記顧客識
別データと関連付けた顧客別遊戯機利用状況データを作
成する顧客別遊戯機利用状況データ作成手段と、前記顧
客マスタ記憶手段からのデータと前記顧客別遊戯機利用
状況データ作成手段からのデータとに基づいて、前記顧
客識別データをキーとして、顧客の性別、年齢などの顧
客修飾データと各遊戯機毎の利用状況とを互いに関連付
けたマーケティングデータを作成するマーケティングデ
ータ作成手段と、を含むことを特徴としている。
【0008】また本発明においては、前記顧客別利用状
況データ作成手段に対して各遊戯機毎の利用状況データ
を出力する遊戯機別利用状況データ発生手段と、前記顧
客別遊戯機利用状況データ作成手段に対して顧客識別デ
ータを出力する顧客識別データ発生手段と、前記顧客別
遊戯機利用状況データ作成手段に対して、ある顧客がそ
の遊戯機の利用を開始したときにそのことを示す利用開
始信号を発生する利用開始信号発生手段と、前記顧客別
遊戯機利用状況データ作成手段に対して、遊戯機を利用
した顧客がその遊戯機の利用を終了したときにそのこと
を示す利用終了信号を発生する利用終了信号発生手段
と、を含むことが望ましい。
【0009】また本発明においては、顧客識別データ発
生手段は、顧客識別データを記録した顧客カードから顧
客識別データを読み取り、その読み取ったデータを出力
するカードリーダにより構成されていることが望まし
い。
【0010】また本発明においては、暦の内容を記憶し
たカレンダー記憶手段をも含み、前記マーケティングデ
ータ作成手段は、前記顧客修飾データ及び前記顧客別遊
戯機利用状況データと前記カレンダー記憶手段からの暦
データとを関連付けてマーケティングデータを作成する
ものであることが望ましい。
【0011】また本発明においては、時刻データを発生
する時計手段を含み、前記マーケティングデータ作成手
段は、前記顧客修飾データ及び前記顧客別遊戯機利用状
況データと前記時計手段からの時刻データとを関連付け
てマーケティングデータを作成するものであることが望
ましい。
【0012】また本発明においては、天候データを発生
する天候データ発生手段を含み、前記マーケティングデ
ータ作成手段は、前記顧客修飾データ及び前記顧客別遊
戯機利用状況データと前記天候データ発生手段からの天
候データとを関連付けてマーケティングデータを作成す
るものであることが望ましい。
【0013】また本発明による遊戯機利用顧客管理シス
テムは、各顧客の顧客識別データを出力する顧客識別デ
ータ発生手段と、各遊戯機毎の利用状況を示す利用状況
データを、各顧客の個々の利用別に、出力する顧客別遊
戯機利用状況発生手段と、前記顧客識別データ発生手段
からの顧客識別データと、前記顧客別遊戯機利用状況発
生手段とからの利用状況データとを、互いに関連付けた
顧客利用歴データを作成する顧客利用歴データ作成手段
と、を含むことを特徴としている。
【0014】また本発明は、遊戯機の中でも、特にパチ
ンコ遊戯機に適用することが望ましく、さらに、前記遊
戯機別利用状況データ発生手段は、パチンコ遊戯機に備
えられたセーフ玉カウンタ及びアウト玉カウンタを含む
ことが望ましい。
【0015】
【作用】本発明の遊戯機利用顧客管理システムでは、顧
客の性別、年齢などの顧客修飾データと各遊戯機毎の利
用状況とを互いに関連付けたマーケティングデータを作
成することができる。そして、このマーケティングデー
タの情報は、新たな遊戯機種開発、顧客開拓、遊戯場内
の改変・改装などに役立てることができる。
【0016】また本発明では、遊戯機別利用状況データ
発生手段からの出力と、顧客識別データ発生手段からの
出力と、利用開始信号発生手段からの出力と、利用終了
信号発生手段からの出力とにより、顧客の個々の利用毎
の遊戯機利用状況を把握している。
【0017】また本発明では、顧客識別データ発生手段
をカードリーダにより構成しているので、顧客がいちい
ち自分の手で顧客識別データの入力をする手間が省け、
また入力ミスも防げるようになる。
【0018】また本発明では、カレンダー記憶手段から
の暦データをもマーケティングデータのデータに取り込
めるので、マーケティングデータにより、曜日や休日・
平日の別毎の機種利用頻度などをも高精度に正確に把握
できるようになり、遊戯場の営業活動に有益な情報を提
供できるようになる。
【0019】また本発明では、時計手段からの時刻デー
タをもマーケティングデータのデータに取りこめるの
で、マーケティングデータにより、どのような時間帯に
どのような客が多いか、またどのような時間帯にどのよ
うな機種が多く利用されているか、などの情報をも高精
度に正確に把握できるようになり、遊戯場の営業活動に
有益な情報を提供できるようになる。また本発明では、
天候データをもマーケティングデータのデータに取りこ
めるので、マーケティングデータにより、どのような天
候の日にどのような客が多いか、またどのような天候の
日にどのような機種が多く利用されているか、などの情
報をも高精度に正確に把握できるようになり、遊戯場の
営業活動に有益な情報を提供できるようになる。
【0020】また本発明による遊戯機利用顧客管理シス
テムでは、顧客識別データ発生手段からの顧客識別デー
タと、顧客別遊戯機利用状況発生手段とからの利用状況
データとを、互いに関連付けた顧客利用歴データファイ
ルを作成するようにしているので、顧客はこのファイル
を検索して自分の過去又は現在の利用歴を知ることがで
き便利であるし、店舗側としても顧客の過去又は現在の
利用歴を知ってそれをアフターフォローに結び付ける
(例えば、「負玉の多い客には「残念賞」の景品を渡す
など)ことができる。
【0021】また本発明は、遊戯機の中でも、特にパチ
ンコ遊戯機に適用されることにより、本発明によるマー
ケティングデータの加工情報を、パチンコホールの立地
選定、パチンコホールへの機種導入選定、パチンコ機種
の新規開発、パチンコ顧客へのダイレクトメール発送な
ど、様々な用途に活用できるようになる。
【0022】また本発明において、前記遊戯機別利用状
況データ発生手段を、パチンコ遊戯機に備えられたセー
フ玉カウンタ及びアウト玉カウンタから構成するように
すれば、従来から使用されているセーフ玉カウンタ及び
アウト玉カウンタをそのまま使用できるので、前記遊戯
機別利用状況データ発生手段を低コストで構成すること
ができる。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下に本発明の実施例1によるパチンコホー
ル内のパチンコ遊戯台利用顧客管理システムを図面を参
照して説明する。図1は本実施例によるパチンコ遊戯台
利用顧客管理システムの主としてハードウェア構成を示
す概略ブロック図である。図1において、符号1は一つ
のパチンコ遊戯台(遊戯機)に内蔵された公知のセーフ
玉カウンタ、2は同様に内蔵された公知のアウト玉カウ
ンタ、3はパチンコ遊戯台に隣接して設けられた公知の
売上カウンタである。また符号10は店舗内に設置され
た公知の遊戯台管理用コンピュータで、前記のセーフ玉
カウンタ1、アウト玉カウンタ2、及び売上カウンタ3
からの各データに基づいてパチンコ台機種毎のセーフ
玉、アウト玉、売上の各遊戯機毎の集計や店舗全体の集
計などを行い、各機種毎の利用状況(稼働状況)や売
上、店舗全体の売上などを把握するようにしている。ま
た符号11は、例えば全国にパチンコホールを多数店舗
展開するパチンコホール・チェーン本部に設置された公
知の遊戯台管理用コンピュータで、前記各店舗内の管理
コンピュータ10からのデータを受信して、それらを集
計して、各機種毎の利用状況(稼働状況)や売上、など
を把握するようにしている。
【0024】また図1において、4はパチンコ遊戯台に
隣接して設けられた顧客管理端末である。この顧客管理
端末4には、顧客の磁気カードに記録された顧客識別番
号(などの顧客識別データ)をを読み取るカードリーダ
5と、このカードリーダ5からのデータを記憶するメモ
リ6とが内蔵されている。
【0025】カードリーダ5は、顧客が自己のカードを
前記顧客管理端末の所定スロットに差し込んだとき、そ
のカードに記録されている顧客識別データを読み取り、
この読み取った顧客識別データと、その隣接する遊戯台
の利用が開始されたことを示す利用開始信号とを、メモ
リ6に出力する。なお、この図1では、便宜上、メモリ
6と表示しているが、実際はマイクロコンピュータで構
成されており、所定の入力に基づいて所定の演算を行
い、その演算結果を記録装置に記憶することができるも
のである。このメモリ(マイクロコンピュータ)6に
は、遊戯台が利用されている間、前記のセーフ玉カウン
タ1、アウト玉カウンタ2、及び売上カウンタ3からの
データが逐次入力されるようになっている。またさら
に、前記カードリーダ5は、顧客が遊戯台の利用を終了
して自己の顧客カードを前記スロットから抜き出したと
き、遊戯台の利用が終了したことを示す利用終了信号
を、メモリ6に出力する。このように、本実施例では、
顧客が自己のカードをスロットに差し込むことにより、
カードリーダ5が「顧客識別データ」を読み取り、それ
をメモリ6に出力するようにしている。メモリ6はこの
「顧客識別データ」が入力されると、そのことから「パ
チンコ遊戯台の利用が開始された」と判断するようにし
ている。よって本実施例では、前記カードリーダ5から
の「顧客識別データの出力」が、同時にメモリ6への
「利用開始信号の出力」の機能をも兼ねるようになって
いる。
【0026】よって、メモリ6は、前記のように、カー
ドリーダ5からの利用開始信号及び利用終了信号と、前
記のセーフ玉カウンタ1、アウト玉カウンタ2、及び売
上カウンタ3からのデータとから、各顧客の個々の利用
別のセーフ玉、アウト玉、売上の各データを、それぞれ
区別して、所定のデータ処理の上、記憶することができ
る。また、メモリ6は、前記カードリーダ5からの顧客
識別データに基づいて、前記のそれぞれ互いに区別して
記憶した各顧客の個々の利用別のセーフ玉、アウト玉、
売上の各データを、顧客識別データと関連付けて(デー
タ処理)、記憶することができる。
【0027】メモリ6は、このようにして顧客識別デー
タと関連付けて記憶した各顧客の個々の利用別のセーフ
玉、アウト玉、売上の各データ(パチンコ遊戯台の顧客
別遊戯機利用状況データ)を、店舗内顧客管理用コンピ
ュータ12に送信する。なお、前記のメモリ6を含む顧
客管理端末4は、店舗内の各パチンコ遊戯台毎に備えら
れているので、各パチンコ遊戯台毎の顧客別遊戯機利用
状況データは、それぞれのメモリ6から、前記店舗内顧
客管理用コンピュータ12に送信される。このコンピュ
ータ12は、例えばパーソナルコンピュータ(パソコ
ン)で構成され、CPU(中央処理装置)と、基本ソフ
ト(OS)やデータベース作成用アプリケーションプロ
グラムなどを動かすための記憶領域を有する主記憶装
置、アプリケーションプログラムやデータの記憶領域を
有するハードディスクなどの外部記憶装置13、暦デー
タを記録したシステムカレンダーなどを記憶したROM
(リードオンリーメモリ)14、時刻データを随時発生
する時計15などが、接続されて構成されている。
【0028】この店舗内顧客管理用コンピュータ12の
前記外部記憶装置13には、会員マスタファイル、機種
マスタファイル、マーケティングデータ、会員来歴デー
タファイル、などが格納されている。
【0029】図2は会員マスタファイルの構造を示して
いる。この会員マスタファイルには、顧客修飾データ
と、顧客識別番号(顧客識別データ)とが、互いに関連
付けられて記録されている。ここで、顧客修飾データと
は、会員カードの発行を希望する顧客から会員カードを
発行する前に申告してもらう自己に関する種々のデータ
で、例えば、氏名・生年月日、年齢、性別、職業、趣
味、郵便番号、住所、電話番号、電話機種類(携帯電話
機・ポケベル・FAX・ノーマルなど)、景品(今まで
に受け取った景品など)、機種(今までに利用した機種
など)、DM希望の有無(店舗新装開店などのダイレク
トメールの自己への発送を希望するか否か)、などのデ
ータである。これらの顧客修飾データは、顧客カード
(会員カードとも言う)を発行する時に、この会員マス
タファイルに記録される。
【0030】次に、図3は機種マスタファイルの構造を
示している。機種マスタファイルには、機種名と、機種
特性(例えば、連チャン機など)、その機種の製造メー
カー名、などが格納されている。
【0031】図4はマーケティングデータベースファイ
ルの構造を示している。マーケティングデータベースフ
ァイルは、公知のリレーショナル・データベース作成プ
ログラムにより、前記会員マスタファイルと、前記メモ
リ6から送られてくる顧客別遊戯台利用状況データ(各
顧客の個々の利用別のセーフ玉、アウト玉、売上の各デ
ータ)とを、顧客識別番号をキーとして、互いに関連付
け、さらに、これらと前記機種マスタファイルのデータ
とを関連付けることにより、作成される。またこのマー
ケティングデータベースファイルは、これらの互いに関
連付けられたデータと、前記ROM14に格納されたシ
ステムカレンダーからの暦データ及び前記時計15から
の時刻データとを、さらに関連付けることにより、作成
される。
【0032】すなわち、マーケティングデータベースフ
ァイルには、遊戯台の機種名、顧客の性別、年齢、職
業、趣味、利用時間帯(遊戯時間帯。例えば、午後6時
から7時の時間帯に利用したなどの情報)、遊戯時間
(遊戯台の稼働時間。これはアウト玉カウンタ2から出
力されるアウト玉数を時間当たりのアウト玉数で割り算
することにより算出される。)、勝玉数及び負玉数(こ
れらは、アウト玉数とセーフ玉数との差玉を算出するこ
とにより算出される)、売上額(前記売上カウンタ3か
らのデータにより得られる)、曜日(日曜日とか水曜日
などの暦の曜日。前記システムカレンダーからの暦デー
タにより得られる)、休日/平日(休日か平日かのデー
タ。前記システムカレンダーからの暦データにより得ら
れる)、近隣競合店の休日データ(近隣の競合店が休日
かどうかのデータ)、天候(これは、各店舗内顧客管理
用コンピュータのオペレータが日々の天候を入力してい
く)などの様々なデータが、互いに関連付けられて記録
されている。
【0033】よって、この「マーケティングデータベー
スファイル」を使用すれば、例えば、「年齢が20歳〜
29歳の女性が良く利用する機種はどのようなもの
か」、「平日の夜8時から10時までの時間帯に良く利
用される機種はどのようなものか」、などのマーケティ
ングデータが極めて簡単に得られるようになる。また、
「冬の季節にはどのような機種が良く利用されるか」、
「天候が雨(又は晴れ)のときはどのような機種がどの
ような客層に利用されているか」、「金融業界に勤務す
る人(学生層は、又はゴルフが趣味の人は)どのような
機種をどれだけ利用しているか」、などの「マーケティ
ングデータ」が、簡単に得られるようになる。
【0034】図5は会員来歴データファイルの構造を示
している。会員来歴データファイルは、顧客会員が来店
して利用した日と時間、利用した機種、勝玉数、負玉
数、会員の氏名、住所、などのデータを、顧客識別番号
で検索できるようになっている。また、日時や機種をキ
ーとして検索し集計することもできる。例えば、日時を
キーとして、今月(今週)はどれだけ利用してその遊戯
結果(勝玉数、負玉数)はどのようなものかのデータを
集計して出力することができるし、機種をキーとして、
この1年間での機種毎の遊戯結果(勝玉数、負玉数)を
集計して出力すること、などが可能である。このような
遊戯結果の日時・機種別の検索・集計及びその出力は、
店舗内のサービスカウンタの近くに備えられたディスプ
レイ16やプリンタ17を利用して、顧客が自分で出力
することができる。すなわち、これらのディスプレイ1
6やプリンタ17は、前記顧客管理用コンピュータ12
に接続されており、顧客は、これらのディスプレイ16
やプリンタ17を含む入出力端末18を利用して前記の
検索や集計をして、それをディスプレイ画面に出力した
り、紙にプリントアウトすることができる。またこの入
出力端末18は、店舗内のサービスカウンタ内にも備え
られており、カウンタ内のサービス店員は、このディス
プレイ画面を見ながら顧客の今回の遊戯結果(勝玉数、
負玉数)を認知し、負玉数の多い顧客には「残念賞」な
どの景品を渡して次回の来店を誘因することも可能であ
る。 実施例2.
【0035】次に、本発明の他の実施例として、パチン
コホールを全国展開しているチェーン本部が使用するチ
ェーン本部内遊戯機利用顧客管理システムを説明する。
チェーン本部内顧客管理用コンピュータ21には、例え
ば光磁気ディスク装置22(図1参照)などの記録装置
が備えられ、この光磁気ディスク装置22には、図6に
示すようなチェーン内店舗マスタファイルが格納されて
いる。このチェーン内店舗マスタファイルには、店舗識
別番号と、「福岡県」などの県名、「小倉北区」などの
地区名、「JR駅前、商店街」などの店舗立地特性、
「ビジネス街、学生街」などの地域特性、「サラリーマ
ン、学生」などの客層などの店舗情報とが、互いに関連
付けられて記録されている。
【0036】また、図1に示すように、チェーン本部内
顧客管理コンピュータ21には、全国の各パチンコホー
ルの店舗内顧客管理用コンピュータ12から、チェーン
内各店舗別マーケティングデータファイルが送信される
ようになっている。チェーン本部内顧客管理用コンピュ
ータ21(図1)では、これらの全国の店舗から送信さ
れてくるチェーン内各店舗別マーケティングデータファ
イルを、前記光磁気ディスク装置22に、蓄積するよう
にしている。この各店舗から送信されてくるチェーン内
各店舗別マーケティングデータファイルは、例えば図7
に示すような内容となっており、図4に示したマーケテ
ィングデータベースファイルの内容に、各店舗別の店舗
識別番号の項目を加えたものとなっている。
【0037】チェーン本部内顧客管理用コンピュータ2
1は、前記の図6に示すチェーン内店舗マスタファイル
のデータと、図7に示す各店舗から送信されるチェーン
内各店舗別マーケティングデータファイルのデータと
を、前記の店舗識別番号をキーとして、互いに関連付け
ることにより、図8に示すようなチェーン展開用マーケ
ティングデータベースファイルを作成する。このチェー
ン展開用マーケティングデータベースファイルは、店舗
の地域特性、立地特性、主な客層、県名、地区名、顧客
の性別、年齢、職業、パチンコ機種名、遊戯時間(稼働
時間)、などが互いに関連付けられて記録されるように
なっている。したがって、このマーケティングデータベ
ースファイルを使用すれば、例えば地域特性別に機種毎
の遊戯時間(稼働時間)を集計することができるので、
新たに店舗を展開するときにその地域特性に適したパチ
ンコ機種はどのようなものか、などのマーケティング情
報を得ることができる。また同様に、店舗立地特性別や
客層別に機種毎の遊戯時間(稼働時間)を集計すること
もできるので、新たに店舗を展開するときにその店舗の
立地特性や想定する客層に適したパチンコ機種はどのよ
うなものか、などのマーケティング情報を得ることがで
きる。また同様に、女性客に人気のある機種はどのよう
なものかなどのデータも得られるので、メーカーが女性
客に適した新たなパチンコ機種を企画開発するときのマ
ーケティング情報を得ることもできる。
【0038】以上本発明の実施例1及び2について説明
してきたが、本発明は以上に説明したものに限定される
ものではなく、様々な変更が可能である。例えば、以上
の実施例ではパチンコ遊戯台の利用状況データを顧客デ
ータと関連付けたマーケティングデータベースファイル
を作成する装置について説明しているが、本発明はこれ
に限られるものではなく、例えばスロットマシンその他
のゲーム機(TVゲーム機を含む)の利用状況データと
顧客データとを関連付けたマーケティングデータベース
ファイルを作成する装置をも含むものである。また本実
施例では、「マーケティングデータベースファイル」を
いったん作成し、それを使用して、「どのような年齢層
にどのような機種がよく利用されているか」「女性層に
はどのような機種がよく利用されているか」「どのよう
な職業・趣味の層にはどのような機種がよく利用されて
いるか」などの個々の「マーケティングデータ」を得る
ようにしているが、本発明はこれに限られるものではな
く、前記の顧客マスタファイルと顧客別遊戯機利用状況
データとから、直接に、これらの個々の「マーケティン
グデータ」を作成するようにしてもよい。
【0039】また以上の実施例1では、顧客識別データ
を読み取るカードリーダ5を含む顧客管理端末5をパチ
ンコ遊戯台の外の隣接する位置にそれぞれパチンコ遊戯
台毎に設けるようにしているが、本発明はこれに限られ
るものではなく、例えばパチンコ遊戯台本体の中に前記
カードリーダ5やメモリ6を内蔵させるようにしてもよ
い。
【0040】また以上の実施例1では、顧客識別データ
を入力するために顧客がカードリーダ5に自己の顧客カ
ードを差し込んで読み取らせるようにしているが、本発
明はこれに限られるものではなく、例えば顧客がパチン
コ遊戯台に設けられたキーボードや表示パネル式入力装
置から、自己の識別番号(あるいは、自分の電話番号と
生年月日など)などを入力するようにしてもよい。また
顧客の指紋データなどを「顧客識別データ」とし、顧客
の指紋をスキャナなどで読み取って入力するようにして
もよい。また顧客の声紋データなどを「顧客識別デー
タ」とし、顧客の声紋をマイクロホンなどから入力し、
これをデジタル化してデータを使用して顧客か否かを識
別するようにしてもよい。あるいは、顧客識別データ
(例えば、氏名と生年月日)を顧客が音声認識装置に向
かって話すことにより、音声認識装置がこれを認識して
デジタルデータとしては顧客識別データに変換し出力す
るようにしてもよい。
【0041】また本発明では、天候データは顧客管理用
コンピュータのオペレータが自分で入力するようにして
いるが、本発明ではこれに限られるものではなく、例え
ば、湿度センサ、温度センサ、CCDカメラなどから戸
外の状況を示すデータを入力し、それらのデータに基づ
いてコンピュータによりその日の天候を判定させ、その
判定させた天候を本発明の天候データとして採用するよ
うにしてもよい。
【0042】また以上の実施例1では、顧客が遊戯台の
利用を開始したことを示す利用開始信号及び利用終了信
号を、カードリーダ5が顧客が差し込んだカードから顧
客識別データを読み取るとき及び顧客が顧客カードをカ
ードリーダ5から抜き取るときに、それぞれカードリー
ダ5から発生させるようにしているが、本発明はこれに
限られるものではなく、例えば顧客がパチンコ遊戯台に
設けられたスタート・キー及び終了キーを押すことなど
により、利用開始信号及び利用終了信号をメモリ6に送
信させるようにしてもよい。
【0043】また以上の実施例1では、セーフ玉カウン
タ1、アウト玉カウンタ2、売上カウンタ3からのデー
タは、いったんメモリ6に記憶させた後に店舗内顧客管
理用コンピュータ12に送るようにしているが、本発明
はこれに限られるものではなく、セーフ玉カウンタ1、
アウト玉カウンタ2、売上カウンタ3からのデータを直
接に店舗内顧客管理用コンピュータ12に送るようにし
てもよい。すなわち、実施例1では、本発明の「顧客別
遊戯機利用状況記憶手段」をメモリ6により構成してい
るが、本発明ではこれに限られるものではなく、店舗内
顧客管理用コンピュータ12のハードディスク装置13
により「顧客別遊戯機利用状況記憶手段」を構成するよ
うにしてもよい。また、実施例1では従来の店舗内遊戯
台管理用コンピュータ10と本実施例による店舗内顧客
管理用コンピュータ12とを別個のコンピュータで構成
しているが、一台のコンピュータで構成することも可能
である。また実施例1では、時計5はハードウェアで構
成されたものを想定しているが、本発明はこれに限られ
るものではなく、ソフトウェアにより構成された時計手
段を使用してもよいことはもちろんである。
【0044】また以上の実施例1では、主としてパチン
コホールを想定しており、パチンコ遊戯台が多数設置さ
れた店舗において来店した顧客がそれらを利用して遊戯
を行う場合の利用状況データと顧客データとの関連付け
を行うようにしている。しかし、本発明はこのような店
舗内に設置された形態の遊戯機だけを対象とするもので
はない。例えば、家庭とホストコンピュータとを通信回
線で結び、ホストコンピュータから送信されるゲームソ
フトを家庭内端末装置のTV画面に呼び出してゲームを
行うような場合でも、そのゲームを行う端末装置という
「遊戯機(遊戯装置)」の利用状況データと利用者(顧
客)データとを関連付けてマーケティングデータベース
ファイルを作成することが可能であり、本発明はこのよ
うなマーケティングデータベースファイルの作成をも想
定している。さらに、本発明によれば、このようなゲー
ムソフトだけでなく、家庭とパチンコホールとを通信回
線で結び、家庭から通信回線を介してパチンコホールの
特定のパチンコ遊戯台を家庭内の端末装置のTV画面に
呼び出して、在宅でパチンコ遊戯を行うなどのマルチメ
ディア・タイプの遊戯機(遊戯装置)の利用状況データ
を顧客データと関連付けてマーケティングデータベース
を作成することも可能である。
【0045】
【発明の効果】以上のように、本発明の遊戯機利用顧客
管理システムによれば、各遊戯機毎の利用状況を示す利
用状況データを、顧客識別データをキーとして、顧客の
性別や年齢などの顧客修飾データと関連付けたマーケテ
ィングデータを作成することができる。したがって、ど
の遊戯機種がどのような客層(性別・年齢などで区別さ
れる)により多く利用されている(人気がある)か、な
どのマーケティングデータが容易に得られるようにな
る。また、本発明において、前記顧客マスタファイルに
顧客の氏名、住所などをも記録しておくことにより、本
発明のマーケティングデータからのデータを、遊戯機の
利用頻度の高い顧客にのみ店舗改装をお知らせするダイ
レクトメールを発送するなどのような、個別の顧客への
営業活動のためにも利用することが可能になる。すなわ
ち、本発明によりマーケティングデータを作成すること
により、各利用客の正確な遊戯時間、遊戯機種、遊戯結
果(パチンコの場合は差玉)、売上額、利用回数(店舗
の場合は来店回数)、などが明確かつ容易に把握できる
ようになり、利用客のニーズ及び利用客毎の収支を高精
度に正確に把握することができるようになる。また、例
えばパチンコホールの場合なら、来店毎の遊戯結果(勝
玉、負玉)を知ることができるので、来店客へのサービ
ス向上が図れ、また個々のデータを島(機種)別、機種
構成(第1種、第2種)別、店舗別に集計することによ
り、客層(性別、年齢等)が把握できるようになる。
【0046】また本発明では、各遊戯機毎の利用状況デ
ータと、顧客識別データと、ある顧客がその遊戯機の利
用を開始したことを示す信号と、その顧客がその遊戯機
の利用を終了したことを示す信号とを、それぞれ各遊戯
機及び顧客側から出力させるようにしているので、各遊
戯機毎及び各顧客の利用毎の利用状況を高精度に正確に
把握することが可能になる。
【0047】また本発明では、マーケティングデータを
作成するためのキーとなる顧客識別データの入力手段
を、顧客カード及びこのカードのデータを読み取るカー
ドリーダとから構成するようにしているので、顧客識別
データのシステム側への入力が確実及び簡単に行えるよ
うになる。
【0048】また本発明では、カレンダー記憶手段を備
えることにより、前記顧客修飾データ及び前記顧客別遊
戯機利用状況データと前記カレンダー記憶手段からの暦
データとを関連付けたマーケティングデータを作成する
ことができる。したがって、どのような曜日にどの遊戯
機種がどれだけ利用されたか、休日と平日では各遊戯機
種の利用状況がどのように異なっているかなどのきめ細
かいマーケティングデータを得ることができるようにな
る。
【0049】また本発明では、時刻データを発生する時
計手段を備えることにより、前記顧客修飾データ及び前
記顧客別遊戯機利用状況データと前記時計手段からの時
刻データとを関連付けてマーケティングデータを作成す
ることができる。したがって、どのような時間帯にどの
遊戯機種がどれだけ利用されたか、どの時間帯にはどの
ような客層がどの遊戯機種を利用しているかなどのきめ
細かいマーケティングデータを、高精度に正確に得るこ
とができるようになる。また本発明では、天候データを
発生する天候データ発生手段を備えることにより、前記
顧客修飾データ及び前記顧客別遊戯機利用状況データと
前記天候データ発生手段からの天候データとを関連付け
てマーケティングデータを作成することができる。した
がって、どのような天候のときにどの遊戯機種がどれだ
け利用されたか、どのような天候のときにはどのような
客層がどの遊戯機種を利用しているかなどのきめ細かい
マーケティングデータを、高精度に正確に得ることがで
きるようになる。
【0050】さらに本発明では、各顧客別及び各遊戯機
毎の利用状況を、顧客識別データと互いに関連付けて顧
客利用歴データファイルを作成している。よって、顧客
は、過去又は今回の自分の遊戯機種毎の利用歴(例え
ば、どのパチンコ遊戯機種ではどれだけ勝玉、負玉が出
ているか、など)を容易に知ることができる。また遊戯
店舗側でも、この顧客利用歴データを参照することによ
り、個別の顧客への利用後のアフターフォロー(例えば
パチンコ遊戯機で多くの負玉を出した顧客には残念賞な
どの景品を配布することにより、再度の来店を誘因する
など)をすることが可能になる。
【0051】また本発明では、遊戯機の中でも、特にパ
チンコ遊戯機に適用されることにより、本発明によるマ
ーケティングデータの加工情報を、パチンコホールの立
地選定、パチンコホールへの機種導入選定、パチンコ機
種の新規開発、パチンコ顧客へのダイレクトメール発送
など、様々な用途に活用できるようになる。
【0052】また本発明では、従来より一般のパチンコ
遊戯機に備えられているセーフ玉カウンタ及びアウト玉
カウンタから、マーケティングデータのデータとなるパ
チンコ遊戯機の利用状況データを得るようにしている。
よって、パチンコ遊戯機の利用状況データを得るために
新たな設備を設ける必要がなく、従来の設備をできるだ
け利用して安価な費用でマーケティングデータを作成で
きるようになる。
【0053】以上のように、本発明によれば、従来は不
可能であった、遊戯機の利用客の客層(性別、年齢、職
業、趣味などにより分類できるマーケティング上重要な
階層)別に、遊戯機の利用状況を極めて高精度に正確に
把握することができるようになる。もちろん、例えば、
実開昭62−192771号公報(「パチンコホール用
データ集計システム」)などに示すように、従来も、顧
客カードにより顧客識別コードを発生させ、これをアウ
ト玉数、セーフ玉数などに対応づけてデータを集計する
システムは提案されている。
【0054】しかしながら、本発明はこのようなシステ
ムとは根本的にその発明技術思想を異にするものであ
る。すなわち、本発明は、前述のように、遊戯機の利用
状況(例えばパチンコ遊戯機のアウト玉数、セーフ玉
数、及び稼働時間など)を顧客の性別、年齢、職業、趣
味などの顧客修飾データと関連付けて遊戯機の開発や導
入の際に参考になるマーケティングデータベースを構築
するようにした点を特徴としているが、前述の実開昭6
2−192771号公報にはこのようなアイデアを示す
記載もその示唆も全く存在しない。
【0055】また、本発明は、このような遊戯機利用状
況データと顧客修飾データとを、さらに顧客の利用した
曜日などの暦データ(平日か、日曜日か、祭日か、パチ
ンコホールの休店日か、など)、時間帯データ(例えば
夕方の18時から19時の間に利用したなど)、又は天
候データ(利用した日時の天候は、晴れ、曇り、雨、
雪、のいずれかなど)などと関連付けてマーケティング
データを作成するようにしている。これに対し、前記の
実開昭62−192771号公報にはこのようなアイデ
アを示す記載もその示唆も全く存在しない。
【0056】なお、前記の実開昭62−192771号
公報には、その明細書の第27頁第16行目から同第2
8頁4行目までの記載において、「各遊戯客がそのパチ
ンコゲーム機でどの程度の時間遊戯したのかの追跡デー
タを把握するようにし、そのために、アウト玉、セーフ
玉或いは時刻データと、顧客識別コードを突き合わせて
集計・記憶する」というアイデアが開示されている。し
かし、このアイデアは、この公報のこの部分の記載内容
から明らかなように、単に「パチンコ遊戯機毎の売上、
利益、損失などの会計データ」を求めるものに過ぎず、
本発明のように「ある年齢層の女性を主なターゲットに
する遊戯機の開発」や「ある職業層の男性(例えば金融
業界に勤務する男性)を主なターゲットにする機種の店
舗への導入」などの検討材料とするためのマーケティン
グデータを得るものとは全くその技術思想を異にするも
のである。すなわち、前記の実開昭62−192771
号公報の明細書の第27頁第16行目から同第28頁4
行目までの「各遊戯客がそのパチンコゲーム機でどの程
度の時間遊戯したのかの追跡データを把握するように
し、そのために、アウト玉、セーフ玉或いは時刻データ
と、顧客識別コードを突き合わせて集計・記憶する」と
いう記載の中の「時刻データ」の意味は、あくまで遊戯
機の稼働時間(これは遊戯機による売上などの会計デー
タとなるものである)を知るための時間間隔を示すデー
タである。これに対し、本発明にいう「時刻データ」の
意味は、遊戯機の利用が「夜なのか、昼なのか、夜とし
ても夕方の18時から19時の時間帯か、19時から2
0時の時間帯か、などの時間帯データ」というものであ
り、前記の実開昭62−192771号公報の言う「時
刻データ」とは、言葉は同じであるがその意味は全く異
なるものである。前記の実開昭62−192771号公
報の言う「時刻データ」は、売上を示す稼働時間を導き
出すものに過ぎず、マーケティングデータとしてはほと
んど意味のないものなのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるパチンコ遊戯台利用顧客
管理システムを示す概略ブロック図である。
【図2】本発明の実施例1の店舗内顧客管理用コンピュ
ータが記録管理する会員マスタファイルを示す図であ
る。
【図3】実施例1の店舗内顧客管理用コンピュータが記
録管理する機種マスタファイルを示す図である。
【図4】実施例1の店舗内顧客管理用コンピュータが作
成するマーケティングデータベースファイルを示す図で
ある。
【図5】実施例1の店舗内顧客管理用コンピュータが作
成する会員来歴データファイルを示す図である。
【図6】本発明の実施例2のチェーン本部内顧客管理用
コンピュータが記録管理するチェーン内店舗マスタファ
イルを示す図である。
【図7】実施例2のチェーン本部内顧客管理用コンピュ
ータが記録管理するチェーン内店舗別マーケティングデ
ータベースファイルを示す図である。
【図8】実施例2のチェーン本部内顧客管理用コンピュ
ータが作成するチェーン展開用マーケティングデータベ
ースファイルを示す図である。
【符号の説明】
1 セーフ玉カウンタ 2 アウト玉カウンタ 3 売上カウンタ 4 顧客管理端末 5 カードリーダ 6 メモリ(マイクロコンピュータ) 12 店舗内顧客管理用コンピュータ 13 ハードディスク装置 14 システムカレンダー 15 時計 16 ディスプレイ 17 プリンタ 18 入出力端末 21 チェーン本部内顧客管理コンピュータ 22 光磁気ディスク装置

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 新たなパチンコ遊戯機の店舗への導入や
    新たなパチンコ遊戯機の開発のために有益なパチンコ遊
    戯機用マーケティングデータを得るための遊戯機利用顧
    客管理システムであって、 複数のパチンコ遊技機、 各顧客別の顧客識別データを記録した顧客カード、 前記パチンコ遊戯機にそれぞれ設けられたカードリーダ
    であって、顧客により前記顧客カードが差し込まれたと
    き、その差し込まれた顧客カードから顧客識別データを
    読み取り、その読み取った顧客識別データと、このカー
    ドリーダが設けられたパチンコ遊戯機の前記顧客による
    利用が開始されたことを示す利用開始信号とを出力する
    と共に、前記顧客により前記顧客カードが抜き取られた
    とき、前記パチンコ遊戯機の前記顧客による利用が終了
    したことを示す利用終了信号を出力するカードリーダ、 暦の内容を記録しておき、前記パチンコ遊戯機が利用さ
    れた日の曜日などの暦データを出力するカレンダー記憶
    手段、 前記パチンコ遊戯機が利用された時間帯を示すデータを
    出力するための時計手段、 前記顧客カードを保有している顧客の性別、年齢又は職
    業などの顧客修飾データを、前記顧客識別データと関連
    付けて記憶した顧客修飾データ記憶手段、及び、 前記カードリーダからの出力、前記カレンダー記憶手段
    からの出力、前記時計手段からの出力、及び、前記顧客
    修飾データ記憶手段からの出力に基づいて、「前記各パ
    チンコ遊戯機が、どのような性別、年齢又は職業の顧客
    により、どのような曜日に又どのような時間帯に、利用
    されているか」を示すパチンコ遊戯機用マーケティング
    データを作成する、パチンコ遊戯機用マーケティングデ
    ータ作成手段、 を備えたことを特徴とする遊戯機利用顧客管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記カードリーダに
    よる前記顧客識別データの出力は、前記利用開始信号の
    出力をも兼ねるものである、遊戯機利用顧客管理システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、さらに、 前記パチンコ遊戯機が利用された日の天候を示すデータ
    を発生する天候データ発生手段を含み、 前記パチンコ遊戯機用マーケティングデータ作成手段
    は、前記カードリーダからの出力、前記カレンダー記憶
    手段からの出力、前記時計手段からの出力、前記顧客修
    飾データ記憶手段からの出力、及び、前記天候データ発
    生手段からの出力に基づいて、「前記各パチンコ遊戯機
    が、どのような性別、年齢又は職業の顧客により、どの
    ような曜日に、どのような時間帯に、又どのような天候
    のときに、利用されているか」を示すパチンコ遊戯機用
    マーケティングデータを作成するものである、遊戯機利
    用顧客管理システム。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2において、さらに、 各店舗が位置している地域特性や立地特性などの店舗情
    報を、各店舗別の店舗識別番号と関連付けて記録した店
    舗マスタファイルを備え、 前記パチンコ遊戯機用マーケティングデータ作成手段
    は、前記カードリーダからの出力、前記カレンダー記憶
    手段からの出力、前記時計手段からの出力、前記顧客修
    飾データ記憶手段からの出力、及び、前記店舗マスタフ
    ァイルからの出力に基づいて、「前記各パチンコ遊戯機
    が、どのような地域特性又は立地特性の店舗において、
    どのような性別、年齢又は職業の顧客により、どのよう
    な曜日に又どのような時間帯に、利用されているか」を
    示すパチンコ遊戯機用マーケティングデータを作成する
    ものである、遊戯機利用顧客管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、さらに、 各店舗が位置している地域特性や立地特性などの店舗情
    報を、各店舗別の店舗識別番号と関連付けて記録した店
    舗マスタファイルを備え、 前記パチンコ遊戯機用マーケティングデータ作成手段
    は、前記カードリーダからの出力、前記カレンダー記憶
    手段からの出力、前記時計手段からの出力、前記顧客修
    飾データ記憶手段からの出力、前記天候データ発生手段
    からの出力、及び、前記店舗マスタファイルからの出力
    に基づいて、「前記各パチンコ遊戯機が、どのような地
    域特性又は立地特性の店舗において、どのような性別、
    年齢又は職業の顧客により、どのような曜日に、どのよ
    うな時間帯に、又どのような天候のときに、利用されて
    いるか」を示すパチンコ遊戯機用マーケティングデータ
    を作成するものである、遊戯機利用顧客管理システム。
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