JP2005004551A - ポイントサービスシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザにポイント取得による購入意欲を与え、投票券の購入を促進することのできるポイントサービスシステムを提供する。
【解決手段】投票券自動発払機12でユーザがポイントカードと購入金を投入すると、ポイント管理装置10では、購入金ポイント計算部32が購入金に基づくポイント数を計算する。また、オッズデータ読み出し部34が記憶部31からユーザが購入した投票内容のオッズを獲得し、オッズに応じたポイント数をオッズポイント計算部35が計算する。両者はポイント合算部33において合算される。ポイント付加決定パラメタ読み出し部36は、記憶部31のデータと照らし合わせ、ユーザが勝った人か負けた人かを判断し、ポイントを付加するか否かを判断する。
【選択図】 図2
【解決手段】投票券自動発払機12でユーザがポイントカードと購入金を投入すると、ポイント管理装置10では、購入金ポイント計算部32が購入金に基づくポイント数を計算する。また、オッズデータ読み出し部34が記憶部31からユーザが購入した投票内容のオッズを獲得し、オッズに応じたポイント数をオッズポイント計算部35が計算する。両者はポイント合算部33において合算される。ポイント付加決定パラメタ読み出し部36は、記憶部31のデータと照らし合わせ、ユーザが勝った人か負けた人かを判断し、ポイントを付加するか否かを判断する。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、競馬や競輪、競艇、オートレースなどの公営競技において、投票券を買ったユーザにポイントを付与し、利益の一部を還元するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
公営競技において、各レースについて投票券を買った人にポイントを付与し、利益還元するシステムは従来から存在する。
【0003】
図7は、従来のポイントサービスの処理手順を示すフローチャートである。
投票券自動発払機において、投票券を購入する場合、購入金の投入(ステップS100)、ポイントカードの投入(ステップS101)、マークカードの投入(ステップS102)を行う。
【0004】
この場合の購入における手段として、下記が挙げられる。
・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・電子マネーカード
・プリペイドカード
・バウチャ券
また、ポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネー
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、購入金の投入(ステップS100)とポイントカードの投入(ステップS101)、お釣りの受け取り(ステップS110)とポイントカードの受け取り(ステップS111)は共通化される。
【0005】
購入金の投入(ステップS100)、ポイントカードの投入(ステップS101)、マークカードの投入(ステップS102)後、購入金額の集計(ステップS103)を行い、購入金合計とポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS104)する。
【0006】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、購入金によるポイント計算(ステップS105)を行い、得られた今回取得ポイントとポイント残高を合算(ステップS106)する。合算済みのポイント残高は、投票券自動発払機にデータ送信(ステップS107)され、ポイントの更新(ステップS108)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば、電子マネーカードの場合、投票券管理装置から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0007】
ポイントの更新(ステップS108)が終わると、投票券が出力されるので、投票券を受け取り(ステップS109)、続いてお釣りがある場合は、お釣りが出力されるので、お釣りを受け取る(ステップS110)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS111)、一連の処理が終了する。
【0008】
また、従来のポイントサービスを実現する技術としては、特許文献1及び特許文献2がある。特許文献1においては、ICカードにユーザの投票内容を記録し、レース終了後、ユーザの投票内容が的中したか否かを判断しICカードに書き込む。ICカードには、的中した投票のデータが蓄積され、これに基づいて、的中ポイントを付与するものである。特許文献2においては、ポイントカードに投票内容に応じてポイントを加算する。このとき、的中券では、ポイントが与えられるほか、通常の通り現金の払い戻しが行われるが、不的中券では、ポイントが与えられ、投票券が回収される。したがって、レースが終了した後、不的中券が場内に散乱するという自体を防げるというものである。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−120259号公報
【特許文献2】
特開2001−175789号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のポイント付与においては、固定した基準によってポイントが付加されていたが、これでは、ポイント取得における楽しみが少なく、ユーザのポイント取得による購入意欲が大きくならない。
【0011】
本発明の課題では、ユーザにポイント取得による購入意欲を与え、投票券の購入を促進することのできるポイントサービスシステムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のポイントサービスシステムは、公営競技で、ユーザが購入した投票券に応じてポイントを前記ユーザに還元するポイントサービスシステムにおいて、前記投票券のレースのオッズを取得するオッズ取得手段と、オッズにしたがって、前記ユーザにポイントを与えるポイント付与手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、投票券の内容に対応するレースのオッズに応じてポイントをユーザに与えるので、ポイント取得についてもギャンブル性が増し、ユーザの投票券購入の意欲を大きくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態のシステム構成図を示す図である。
【0015】
ポイント管理装置10は、通信網11を用いて、複数台の投票券自動発払機12と通信することができる。通信網11は、専用回線が考えられるが、VPN(Virtual Private Network)などの秘匿技術を利用して、インターネットなどの共有回線を用いてもよい。投票券自動発払機12は、顧客に対して、投票券を自動発券したり現金を払い戻す装置である。競技場や投票券販売所に設置され、現金、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、プリペイドカード、バウチャ券から、顧客は投票券を購入することができる。投票券自動発払機12を顧客自身が操作する以外にオペレータが操作してもよい。また、投票券自動発払機12は、顧客自身のパーソナルコンピュータなどの通信装置であってもよい。この場合、投票券は紙ではなく電子データとなり、決済はインターネットの決済技術などを用いることが考えられる。
【0016】
図2は、ポイント管理装置10のブロック図である。
通信部30は、通信網11と接続され、複数の投票券自動発払機12と通信することができる。
【0017】
記憶部31は、発券した投票券の情報を投票データベースとして蓄積する。また、オッズ(例えば、馬券があたったらいくらになるかをあらわす)のデータやオッズポイントサービスの一形態における付加決定パラメタのデータを管理している。
【0018】
購入金ポイント計算部32は、投票券の購入金額の合計を用いて、付加するポイントをいくらにするか計算する。計算方法は、購入金合計を用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0019】
ポイント合算部33は、ポイント残高と購入金ポイント計算部33または、オッズポイント計算部35で算出された今回取得ポイントとを合算する。
オッズデータ読み出し部34は、投票券の内容に該当するオッズデータを、記憶部31で管理しているオッズデータから読み出す(例えば、1−2:ワイドの投票券を購入していた場合、記憶部31で管理している1−2:ワイドのオッズデータを読み出してくる)。
【0020】
オッズポイント計算部35は、読み出した該当するオッズデータを用いて、付加するポイントをいくらにするか計算する。計算方法は、オッズデータを用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0021】
ポイント付加決定パラメタ読み出し部36は、勝った人(投票券が的中した人)の中から、あるいは負けた人(投票券が的中しなかった人)の中から、記憶部31で管理しているパラメタを用いてポイントを付加する人を決定する。
【0022】
ポイントの生成の一例としては、購入金額の一定金額毎にポイントを発生したり、あるいは、購入回数ごとに発生することが考えられる。また、オッズを用いたポイントを発生することも考えられる。顧客は、蓄積したポイントによって景品と引き換えたり、キャッシュバックを受けたり、投票を行うことができる。
【0023】
図3及び図4は、オッズポイントサービス(態様1)の処理手順を示すフローチャートである。
態様1では、ポイント付加のタイミングが投票券購入時と、投票券確定済み後に存在する。実施に際しては、投票券購入時のみ、投票券確定済み後のみ、投票券購入時と投票券確定済み後の両方の組み合わせが考えられる。
[投票券購入時]
投票券自動発払機12において、投票券を購入する場合、購入金の投入(ステップS200)、ポイントカードの投入(ステップS201)、マークカードの投入(ステップS202)を行う。
【0024】
この場合の購入における手段として、下記が挙げられる。
・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・電子マネーカード
・プリペイドカード
・バウチャ券
また、ポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネーカード
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、購入金の投入(ステップS200)とポイントカードの投入(ステップS201)、お釣りの受け取り(ステップS210)とポイントカードの受け取り(ステップS211)は共通化される。
【0025】
購入金の投入(ステップS200)、ポイントカードの投入(ステップS201)、マークカードの投入(ステップS202)後、購入金額の集計(ステップS203)を行い、購入金合計とポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS204)する。
【0026】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、購入金によるポイント計算(ステップS205)を行い、その結果とポイント残高を合算(ステップS206)する。合算されたポイントの残高は、投票券自動発払機12にデータ送信(ステップS207)され、ポイントの更新(ステップS208)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば、電子マネーカードの場合、投票券管理装置10から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0027】
ポイントの更新(ステップS208)が終わると、投票券が出力されるので、投票券を受け取り(ステップS209)、続いてお釣りがある場合は、お釣りが出力されるので、お釣りを受け取る(ステップS210)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS211)、一連の処理が終了する。
[投票券確定済み後]
投票券自動発払機12において、確定済み投票券でポイントを付加する場合、確定済み投票券の投入(ステップS230)、ポイントカードの投入(ステップS231)を行う。
【0028】
この場合の確定済み投票券における手段として、下記が挙げられる。
・紙による投票券(バウチャ券)
・磁気による投票券
・バーコードによる投票券
・電子形式による投票券(電子マネーカード)
またポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネーカード
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、確定済み投票券の投入(ステップS230)とポイントカードの投入(ステップS231)、精算金の受け取り(ステップS239)とポイントカードの受け取り(ステップS240)は共通化される(精算金の受け取りは、的中券の場合のみである)。
【0029】
確定済み投票券の投入(ステップS230)、ポイントカードの投入(ステップS231)後、購入金額の集計(ステップS232)を行い、確定済み投票券の投票内容、購入金合計、ポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS233)する。
【0030】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、確定済み投票券の内容に該当するオッズデータを、記憶部31で管理しているオッズデータからオッズデータ読み出し(ステップS234)する(このときのオッズデータは、確定されたオッズとなる)。読み出した該当するオッズデータを用いて、付加するポイントをいくらにするかのオッズポイント計算(ステップS235)する。計算方法は、オッズデータを用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0031】
オッズポイント計算(ステップS235)で得られた今回取得ポイントとポイント残高を合算(ステップS236)する。合算されたポイントの残高は、投票券自動発払機12にデータ送信(ステップS237)され、ポイントの更新(ステップS238)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば電子マネーカードの場合、投票券管理装置10から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0032】
ポイントの更新(ステップS238)が終わると、精算金が出力されるので、精算金を受け取る(ステップS239)(精算金の受け取りは、的中券の場合のみ出力される)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS240)、一連の処理が終了する。
【0033】
図5は、オッズポイントサービス(態様2)の処理手順を示すフローチャートである。
態様2では、ポイント付加が購入金によるポイントとオッズによるポイントが存在する。実施に際しては、購入金によるポイントのみ、オッズによるポイントのみ、購入金によるポイントとオッズによるポイントの両方の組み合わせが考えられる。
【0034】
投票券自動発払機12において、投票券を購入する場合、購入金の投入(ステップS300)、ポイントカードの投入(ステップS301)、マークカードの投入(ステップS302)を行う。
【0035】
この場合の購入における手段として、下記が挙げられる。
・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・電子マネーカード
・プリペイドカード
・バウチャ券
また、ポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネーカード
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、購入金の投入(ステップS300)とポイントカードの投入(ステップS301)、お釣りの受け取り(ステップS312)とポイントカードの受け取り(ステップS313)は共通化される。
【0036】
購入金の投入(ステップS300)、ポイントカードの投入(ステップS301)、マークカードの投入(ステップS302)後、購入金額の集計(ステップS303)を行い、マークカードの投票内容と購入金合計とポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS304)する。
【0037】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、購入金によるポイント計算(ステップS305)を行い、マークカードの投票内容に該当するオッズデータを、記憶部31で管理しているオッズデータからオッズデータ読み出し(ステップS306)する(このときのオッズデータは、確定されていないオッズで、時々刻々と変化していくものであり、投票時点のオッズとなる)。読み出した該当するオッズデータを用いて、付加するポイントをいくらにするかオッズポイント計算(ステップS307)する。計算方法は、オッズデータを用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0038】
オッズポイント計算(ステップS307)で得られた今回取得ポイントとポイント残高を合算(ステップS308)する。合算されたポイントの残高は、投票券自動発払機12にデータ送信(ステップS309)され、ポイントの更新(ステップS310)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば電子マネーカードの場合、投票券管理装置10から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0039】
ポイントの更新(ステップS310)が終わると、投票券が出力されるので、投票券を受け取り(ステップS311)、続いてお釣りがある場合は、お釣りが出力されるので、お釣りを受け取る(ステップS312)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS313)、一連の処理が終了する。
【0040】
図6は、オッズポイントサービス(態様3)の処理手順を示すフローチャートである。
態様3では、勝った人(投票券が的中した人)の中から、あるいは、負けた人(投票券が的中しなかった人)の中からという概念で、ポイントを付加するサービスを行う。
【0041】
投票券自動発払機12において、確定済み投票券でポイントを付加する場合、確定済み投票券の投入(ステップS400)、ポイントカードの投入(ステップS401)を行う。
【0042】
この場合の確定済み投票券における手段として、下記が挙げられる。
・紙による投票券
・磁気による投票券
・バーコードによる投票券
・電子形式による投票券(電子マネーカード)
また、ポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネーカード
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、確定済み投票券の投入(ステップS400)とポイントカードの投入(ステップS401)、精算金の受け取り(ステップS410)とポイントカードの受け取り(ステップS411)は共通化される(精算金の受け取りは、的中券の場合のみである)。
【0043】
確定済み投票券の投入(ステップS400)、ポイントカードの投入(ステップS401)後、購入金額の集計(ステップS402)を行い、確定済み投票券の投票内容、購入金合計、ポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS403)する。
【0044】
ポイント管理装置では、記憶部31で管理しているポイント付加決定パラメタを用いて、勝った人(投票券が的中した人)の中から、あるいは、負けた人(投票券が的中しなかった人)の中からポイント付加する者を決定するために、ポイント付加決定パラメタ取り込み(ステップS404)する。
【0045】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、確定済み投票券の内容に該当するオッズデータを、記憶部31で管理しているオッズデータからオッズデータ読み出し(ステップS405)する(このときのオッズデータは、確定されたオッズとなる)。読み出した該当するオッズデータを用いて、付加するポイントをいくらにするかオッズポイント計算(ステップS406)する。計算方法は、オッズデータを用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0046】
オッズポイント計算(ステップS406)で得られた今回取得ポイントとポイント残高を合算(ステップS407)する。合算されたポイントの残高は、投票券自動発払機12にデータ送信(ステップS408)され、ポイントの更新(ステップS409)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば、電子マネーカードの場合、投票券管理装置10から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0047】
ポイントの更新(ステップS409)が終わると、精算金が出力されるので、精算金を受け取る(ステップS410)(精算金の受け取りは、的中券(勝った人)の場合のみ出力される)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS411)、一連の処理が終了する。
【0048】
実施に際しては、オッズポイントサービスの態様1、態様2、態様3の組み合わせを行うことができる。
また、オッズポイントの計算方法の例としては、以下のようなものがある。
(新しいポイント)=(古いポイント)+(購入金額)/α+β×(オッズ)
ここで、αは、購入金額とポイントとの換算係数であり、1ポイントが100円に相当する場合には、αは100である。(オッズ)は、ユーザが購入した、券に記載された内容のオッズであり、競馬で言えば、券に記載された内容が、馬連や枠連などの具体的な番号の組み合わせであり、オッズは、その番号の組み合わせに与えられたオッズである。したがって、βは、購入した券の(オッズ)に対してどの程度のポイントを与えるかを決める比例係数である。この比例係数は、本発明の実施形態を利用する者が、適宜設定すべきものである。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、購入者が購入した投票券の内容に与えられるオッズに基づいてポイントが与えられるので、ポイントを取得する過程に於いてもギャンブル性が生じ、購入者の投票券を買う意欲を掻き立て、したがって、投票券の売上を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成図を示す図である。
【図2】ポイント管理装置10のブロック図である。
【図3】オッズポイントサービス(態様1)の処理手順を示すフローチャート(その1)である。
【図4】オッズポイントサービス(態様1)の処理手順を示すフローチャート(その2)である。
【図5】オッズポイントサービス(態様2)の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】オッズポイントサービス(態様3)の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】従来のポイントサービスの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ポイント管理装置
11 通信回線
12 投票券自動発払機
30 通信部
31 記憶部
32 購入金ポイント計算部
33 ポイント合算部
34 オッズデータ読み出し部
35 オッズポイント計算部
36 ポイント付加決定パラメタ読み出し部
【発明の属する技術分野】
本発明は、競馬や競輪、競艇、オートレースなどの公営競技において、投票券を買ったユーザにポイントを付与し、利益の一部を還元するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
公営競技において、各レースについて投票券を買った人にポイントを付与し、利益還元するシステムは従来から存在する。
【0003】
図7は、従来のポイントサービスの処理手順を示すフローチャートである。
投票券自動発払機において、投票券を購入する場合、購入金の投入(ステップS100)、ポイントカードの投入(ステップS101)、マークカードの投入(ステップS102)を行う。
【0004】
この場合の購入における手段として、下記が挙げられる。
・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・電子マネーカード
・プリペイドカード
・バウチャ券
また、ポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネー
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、購入金の投入(ステップS100)とポイントカードの投入(ステップS101)、お釣りの受け取り(ステップS110)とポイントカードの受け取り(ステップS111)は共通化される。
【0005】
購入金の投入(ステップS100)、ポイントカードの投入(ステップS101)、マークカードの投入(ステップS102)後、購入金額の集計(ステップS103)を行い、購入金合計とポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS104)する。
【0006】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、購入金によるポイント計算(ステップS105)を行い、得られた今回取得ポイントとポイント残高を合算(ステップS106)する。合算済みのポイント残高は、投票券自動発払機にデータ送信(ステップS107)され、ポイントの更新(ステップS108)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば、電子マネーカードの場合、投票券管理装置から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0007】
ポイントの更新(ステップS108)が終わると、投票券が出力されるので、投票券を受け取り(ステップS109)、続いてお釣りがある場合は、お釣りが出力されるので、お釣りを受け取る(ステップS110)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS111)、一連の処理が終了する。
【0008】
また、従来のポイントサービスを実現する技術としては、特許文献1及び特許文献2がある。特許文献1においては、ICカードにユーザの投票内容を記録し、レース終了後、ユーザの投票内容が的中したか否かを判断しICカードに書き込む。ICカードには、的中した投票のデータが蓄積され、これに基づいて、的中ポイントを付与するものである。特許文献2においては、ポイントカードに投票内容に応じてポイントを加算する。このとき、的中券では、ポイントが与えられるほか、通常の通り現金の払い戻しが行われるが、不的中券では、ポイントが与えられ、投票券が回収される。したがって、レースが終了した後、不的中券が場内に散乱するという自体を防げるというものである。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−120259号公報
【特許文献2】
特開2001−175789号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来のポイント付与においては、固定した基準によってポイントが付加されていたが、これでは、ポイント取得における楽しみが少なく、ユーザのポイント取得による購入意欲が大きくならない。
【0011】
本発明の課題では、ユーザにポイント取得による購入意欲を与え、投票券の購入を促進することのできるポイントサービスシステムを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明のポイントサービスシステムは、公営競技で、ユーザが購入した投票券に応じてポイントを前記ユーザに還元するポイントサービスシステムにおいて、前記投票券のレースのオッズを取得するオッズ取得手段と、オッズにしたがって、前記ユーザにポイントを与えるポイント付与手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明によれば、投票券の内容に対応するレースのオッズに応じてポイントをユーザに与えるので、ポイント取得についてもギャンブル性が増し、ユーザの投票券購入の意欲を大きくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態のシステム構成図を示す図である。
【0015】
ポイント管理装置10は、通信網11を用いて、複数台の投票券自動発払機12と通信することができる。通信網11は、専用回線が考えられるが、VPN(Virtual Private Network)などの秘匿技術を利用して、インターネットなどの共有回線を用いてもよい。投票券自動発払機12は、顧客に対して、投票券を自動発券したり現金を払い戻す装置である。競技場や投票券販売所に設置され、現金、クレジットカード、デビットカード、電子マネー、プリペイドカード、バウチャ券から、顧客は投票券を購入することができる。投票券自動発払機12を顧客自身が操作する以外にオペレータが操作してもよい。また、投票券自動発払機12は、顧客自身のパーソナルコンピュータなどの通信装置であってもよい。この場合、投票券は紙ではなく電子データとなり、決済はインターネットの決済技術などを用いることが考えられる。
【0016】
図2は、ポイント管理装置10のブロック図である。
通信部30は、通信網11と接続され、複数の投票券自動発払機12と通信することができる。
【0017】
記憶部31は、発券した投票券の情報を投票データベースとして蓄積する。また、オッズ(例えば、馬券があたったらいくらになるかをあらわす)のデータやオッズポイントサービスの一形態における付加決定パラメタのデータを管理している。
【0018】
購入金ポイント計算部32は、投票券の購入金額の合計を用いて、付加するポイントをいくらにするか計算する。計算方法は、購入金合計を用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0019】
ポイント合算部33は、ポイント残高と購入金ポイント計算部33または、オッズポイント計算部35で算出された今回取得ポイントとを合算する。
オッズデータ読み出し部34は、投票券の内容に該当するオッズデータを、記憶部31で管理しているオッズデータから読み出す(例えば、1−2:ワイドの投票券を購入していた場合、記憶部31で管理している1−2:ワイドのオッズデータを読み出してくる)。
【0020】
オッズポイント計算部35は、読み出した該当するオッズデータを用いて、付加するポイントをいくらにするか計算する。計算方法は、オッズデータを用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0021】
ポイント付加決定パラメタ読み出し部36は、勝った人(投票券が的中した人)の中から、あるいは負けた人(投票券が的中しなかった人)の中から、記憶部31で管理しているパラメタを用いてポイントを付加する人を決定する。
【0022】
ポイントの生成の一例としては、購入金額の一定金額毎にポイントを発生したり、あるいは、購入回数ごとに発生することが考えられる。また、オッズを用いたポイントを発生することも考えられる。顧客は、蓄積したポイントによって景品と引き換えたり、キャッシュバックを受けたり、投票を行うことができる。
【0023】
図3及び図4は、オッズポイントサービス(態様1)の処理手順を示すフローチャートである。
態様1では、ポイント付加のタイミングが投票券購入時と、投票券確定済み後に存在する。実施に際しては、投票券購入時のみ、投票券確定済み後のみ、投票券購入時と投票券確定済み後の両方の組み合わせが考えられる。
[投票券購入時]
投票券自動発払機12において、投票券を購入する場合、購入金の投入(ステップS200)、ポイントカードの投入(ステップS201)、マークカードの投入(ステップS202)を行う。
【0024】
この場合の購入における手段として、下記が挙げられる。
・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・電子マネーカード
・プリペイドカード
・バウチャ券
また、ポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネーカード
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、購入金の投入(ステップS200)とポイントカードの投入(ステップS201)、お釣りの受け取り(ステップS210)とポイントカードの受け取り(ステップS211)は共通化される。
【0025】
購入金の投入(ステップS200)、ポイントカードの投入(ステップS201)、マークカードの投入(ステップS202)後、購入金額の集計(ステップS203)を行い、購入金合計とポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS204)する。
【0026】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、購入金によるポイント計算(ステップS205)を行い、その結果とポイント残高を合算(ステップS206)する。合算されたポイントの残高は、投票券自動発払機12にデータ送信(ステップS207)され、ポイントの更新(ステップS208)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば、電子マネーカードの場合、投票券管理装置10から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0027】
ポイントの更新(ステップS208)が終わると、投票券が出力されるので、投票券を受け取り(ステップS209)、続いてお釣りがある場合は、お釣りが出力されるので、お釣りを受け取る(ステップS210)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS211)、一連の処理が終了する。
[投票券確定済み後]
投票券自動発払機12において、確定済み投票券でポイントを付加する場合、確定済み投票券の投入(ステップS230)、ポイントカードの投入(ステップS231)を行う。
【0028】
この場合の確定済み投票券における手段として、下記が挙げられる。
・紙による投票券(バウチャ券)
・磁気による投票券
・バーコードによる投票券
・電子形式による投票券(電子マネーカード)
またポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネーカード
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、確定済み投票券の投入(ステップS230)とポイントカードの投入(ステップS231)、精算金の受け取り(ステップS239)とポイントカードの受け取り(ステップS240)は共通化される(精算金の受け取りは、的中券の場合のみである)。
【0029】
確定済み投票券の投入(ステップS230)、ポイントカードの投入(ステップS231)後、購入金額の集計(ステップS232)を行い、確定済み投票券の投票内容、購入金合計、ポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS233)する。
【0030】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、確定済み投票券の内容に該当するオッズデータを、記憶部31で管理しているオッズデータからオッズデータ読み出し(ステップS234)する(このときのオッズデータは、確定されたオッズとなる)。読み出した該当するオッズデータを用いて、付加するポイントをいくらにするかのオッズポイント計算(ステップS235)する。計算方法は、オッズデータを用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0031】
オッズポイント計算(ステップS235)で得られた今回取得ポイントとポイント残高を合算(ステップS236)する。合算されたポイントの残高は、投票券自動発払機12にデータ送信(ステップS237)され、ポイントの更新(ステップS238)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば電子マネーカードの場合、投票券管理装置10から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0032】
ポイントの更新(ステップS238)が終わると、精算金が出力されるので、精算金を受け取る(ステップS239)(精算金の受け取りは、的中券の場合のみ出力される)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS240)、一連の処理が終了する。
【0033】
図5は、オッズポイントサービス(態様2)の処理手順を示すフローチャートである。
態様2では、ポイント付加が購入金によるポイントとオッズによるポイントが存在する。実施に際しては、購入金によるポイントのみ、オッズによるポイントのみ、購入金によるポイントとオッズによるポイントの両方の組み合わせが考えられる。
【0034】
投票券自動発払機12において、投票券を購入する場合、購入金の投入(ステップS300)、ポイントカードの投入(ステップS301)、マークカードの投入(ステップS302)を行う。
【0035】
この場合の購入における手段として、下記が挙げられる。
・現金
・クレジットカード
・デビットカード
・電子マネーカード
・プリペイドカード
・バウチャ券
また、ポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネーカード
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、購入金の投入(ステップS300)とポイントカードの投入(ステップS301)、お釣りの受け取り(ステップS312)とポイントカードの受け取り(ステップS313)は共通化される。
【0036】
購入金の投入(ステップS300)、ポイントカードの投入(ステップS301)、マークカードの投入(ステップS302)後、購入金額の集計(ステップS303)を行い、マークカードの投票内容と購入金合計とポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS304)する。
【0037】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、購入金によるポイント計算(ステップS305)を行い、マークカードの投票内容に該当するオッズデータを、記憶部31で管理しているオッズデータからオッズデータ読み出し(ステップS306)する(このときのオッズデータは、確定されていないオッズで、時々刻々と変化していくものであり、投票時点のオッズとなる)。読み出した該当するオッズデータを用いて、付加するポイントをいくらにするかオッズポイント計算(ステップS307)する。計算方法は、オッズデータを用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0038】
オッズポイント計算(ステップS307)で得られた今回取得ポイントとポイント残高を合算(ステップS308)する。合算されたポイントの残高は、投票券自動発払機12にデータ送信(ステップS309)され、ポイントの更新(ステップS310)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば電子マネーカードの場合、投票券管理装置10から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0039】
ポイントの更新(ステップS310)が終わると、投票券が出力されるので、投票券を受け取り(ステップS311)、続いてお釣りがある場合は、お釣りが出力されるので、お釣りを受け取る(ステップS312)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS313)、一連の処理が終了する。
【0040】
図6は、オッズポイントサービス(態様3)の処理手順を示すフローチャートである。
態様3では、勝った人(投票券が的中した人)の中から、あるいは、負けた人(投票券が的中しなかった人)の中からという概念で、ポイントを付加するサービスを行う。
【0041】
投票券自動発払機12において、確定済み投票券でポイントを付加する場合、確定済み投票券の投入(ステップS400)、ポイントカードの投入(ステップS401)を行う。
【0042】
この場合の確定済み投票券における手段として、下記が挙げられる。
・紙による投票券
・磁気による投票券
・バーコードによる投票券
・電子形式による投票券(電子マネーカード)
また、ポイント取得用の手段として、下記が挙げられる。
・電子マネーカード
・バウチャ券
・ポイントカード
・ICカード
電子マネーカードなどの両方に記載があるものは、投票券の購入とポイント取得用の両方の手段に使用できるため、確定済み投票券の投入(ステップS400)とポイントカードの投入(ステップS401)、精算金の受け取り(ステップS410)とポイントカードの受け取り(ステップS411)は共通化される(精算金の受け取りは、的中券の場合のみである)。
【0043】
確定済み投票券の投入(ステップS400)、ポイントカードの投入(ステップS401)後、購入金額の集計(ステップS402)を行い、確定済み投票券の投票内容、購入金合計、ポイント残高を、ポイント管理装置にデータ送信(ステップS403)する。
【0044】
ポイント管理装置では、記憶部31で管理しているポイント付加決定パラメタを用いて、勝った人(投票券が的中した人)の中から、あるいは、負けた人(投票券が的中しなかった人)の中からポイント付加する者を決定するために、ポイント付加決定パラメタ取り込み(ステップS404)する。
【0045】
ポイント管理装置では、送信されたデータを元に、確定済み投票券の内容に該当するオッズデータを、記憶部31で管理しているオッズデータからオッズデータ読み出し(ステップS405)する(このときのオッズデータは、確定されたオッズとなる)。読み出した該当するオッズデータを用いて、付加するポイントをいくらにするかオッズポイント計算(ステップS406)する。計算方法は、オッズデータを用いて、四則演算などの算術を用いて算出する。
【0046】
オッズポイント計算(ステップS406)で得られた今回取得ポイントとポイント残高を合算(ステップS407)する。合算されたポイントの残高は、投票券自動発払機12にデータ送信(ステップS408)され、ポイントの更新(ステップS409)が行われる。ポイントの更新方法は、ポイント取得用の手段として挙げられたアイテムにより異なる(例えば、電子マネーカードの場合、投票券管理装置10から送信されてきた合算済みポイント残高のデータを、電子マネーカード内の記憶域に書き込む)。
【0047】
ポイントの更新(ステップS409)が終わると、精算金が出力されるので、精算金を受け取る(ステップS410)(精算金の受け取りは、的中券(勝った人)の場合のみ出力される)。最後に更新されたポイントカードが出力されるので、ポイントカードを受け取り(ステップS411)、一連の処理が終了する。
【0048】
実施に際しては、オッズポイントサービスの態様1、態様2、態様3の組み合わせを行うことができる。
また、オッズポイントの計算方法の例としては、以下のようなものがある。
(新しいポイント)=(古いポイント)+(購入金額)/α+β×(オッズ)
ここで、αは、購入金額とポイントとの換算係数であり、1ポイントが100円に相当する場合には、αは100である。(オッズ)は、ユーザが購入した、券に記載された内容のオッズであり、競馬で言えば、券に記載された内容が、馬連や枠連などの具体的な番号の組み合わせであり、オッズは、その番号の組み合わせに与えられたオッズである。したがって、βは、購入した券の(オッズ)に対してどの程度のポイントを与えるかを決める比例係数である。この比例係数は、本発明の実施形態を利用する者が、適宜設定すべきものである。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、購入者が購入した投票券の内容に与えられるオッズに基づいてポイントが与えられるので、ポイントを取得する過程に於いてもギャンブル性が生じ、購入者の投票券を買う意欲を掻き立て、したがって、投票券の売上を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成図を示す図である。
【図2】ポイント管理装置10のブロック図である。
【図3】オッズポイントサービス(態様1)の処理手順を示すフローチャート(その1)である。
【図4】オッズポイントサービス(態様1)の処理手順を示すフローチャート(その2)である。
【図5】オッズポイントサービス(態様2)の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】オッズポイントサービス(態様3)の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】従来のポイントサービスの処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ポイント管理装置
11 通信回線
12 投票券自動発払機
30 通信部
31 記憶部
32 購入金ポイント計算部
33 ポイント合算部
34 オッズデータ読み出し部
35 オッズポイント計算部
36 ポイント付加決定パラメタ読み出し部
Claims (5)
- 公営競技で、ユーザが購入した投票券に応じてポイントを前記ユーザに還元するポイントサービスシステムにおいて、
前記投票券のレースのオッズを取得するオッズ取得手段と、
オッズにしたがって、前記ユーザにポイントを与えるポイント付与手段と、
を備えることを特徴とするポイントサービスシステム。 - 前記オッズに従ったポイント数と、ユーザの前記投票券の購入金額に応じたポイント数を加算したものをユーザに与えることを特徴とする請求項1に記載のポイントサービスシステム。
- 前記ポイントは、前記投票券の内容が的中した人と、的中しなかった人を区別して与えられることを特徴とする請求項1及び請求項2に記載のポイントサービスシステム。
- 前記オッズに従ったポイントは、オッズ確定後のオッズに応じて、ユーザに付与されることを特徴とする請求項1乃至3に記載のポイントサービスシステム。
- 前記オッズに従ったポイントは、前記ユーザが前記投票券の購入時のレースのオッズに応じて、ユーザに付与されることを特徴とする請求項1乃至3に記載のポイントサービスシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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