JP2011521314A - カーボンクレジットデータを管理するためのシステム及び方法 - Google Patents

カーボンクレジットデータを管理するためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

カーボンクレジットを管理するための様々なシステム及び方法がここに説明されている。例えば、ある実施例では、消費者にカーボンクレジットを分配するための手段としてくじを使用して、小売段階のカーボン市場に任意に供給する。このような方法が一般概念を活用し、それによって、くじが公共事業に資金を供給するための手段として従来のように使用されることがここの説明から理解されよう。
【選択図】図3A

Description

本発明は、カーボンクレジットを管理するためのシステム及び方法に関し、また様々な実施例が、このようなシステム及び方法を実施するためのハードウェア及びソフトウェア構成要素を提供する。いくつかの実施例が、ゲーム活動の参加者がゲーム活動への参加に関連してカーボンクレジットを配当される方法を扱う。これは、カーボンクレジットが小売市場で取引可能な構成とともに任意に実施される。
「カーボンクレジット」という用語は、最も広い意味で解釈することを意図するものであり、概して実用的価値を有する移転可能な商品といった物及び財務的価値態様を説明する。本用語は、「カーボンクレジット」という用語を使用して特定の移転可能な単位を説明する既存のプログラムに言及することに必ずしも限定されるわけではない。
以下の背景技術の説明は、本発明を適切な文脈に置き、その固有の特徴及び利点をより十分に理解できるよう意図するものである。しかしながら、本明細書を通した背景技術の説明は、このような従来技術が広く知られており、当分野の一般常識の部分を形成することの明確な又は暗黙の承認と決して考えるべきではない。
気候変動との戦いにおいて気候変動を抑制するための一般的構想は、「活動規制」といえる。活動規制は、基本的に、環境に反する活動に自由に従事するグループの能力に影響を及ぼす規制の実施を含んでいる。このような規制の一般的な焦点は、カーボンの排出の抑制である。例えば、規制は、企業、産業界、地域、自治体等によって大気中に排出される二酸化炭素の量に関する制限を強制しようとする。
京都議定書といったこのような規制、及び構想は一般的概念に導かれ、汚染する力が取引可能な資源と考えられる。例えば、「排出権取引」の概念が比較的広く報道されるようになっており、第1のグループが、その利用可能なカーボン排出割当のいくつか又は全てを、(多くの場合、金銭上の)利益の見返りとして第2のグループと取引する。
排出権取引の概念から、「カーボンクレジット」の概念が生じる。カーボンの排出権取引の文脈では、少なくともいくつかの制度にしたがって、「カーボンクレジット」が二酸化炭素の排出量に関連して規定される環境的価値を有する。あるグループは、二酸化炭素を排出することによってカーボンクレジットを消費する。ある状況では、あるグループは、二酸化炭素の排出を相殺する構想(例えば、植樹)に参加することによって、カーボンクレジットを増やす。さらに、カーボンクレジットは、財務的価値の要素を有する。これは、市場価格(すなわち、カーボンクレジットを実際に売買し得る金銭の量)又は本質的価値(すなわち、特定のグループの経済的努力及び/又は証券取引所での取引の観点からの特定のグループにとってのカーボンクレジットの経済価値)のいずれかの観点から定量化され得る。
「キャップアンドトレード」制度及び「ベースラインアンドクレジット」制度を含む幅広い排出権取引制度が、世界中で実施及び/又は実行されている。大まかに言って、これらが企業間電子商取引で注目されている。
従来技術の1又はそれ以上の欠点を克服又は改善し、又は少なくとも有用な従来技術に代わるものを提供することが本発明の目的である。
一実施例が、複数のプレーヤーがそれぞれの参加料を提供するゲーム活動に関して、所定のプレーヤーに関するエントリーデータを受け取るステップと;エントリー割り当てプロトコルに基づいてエントリーデータを処理し、その処理に基づいて、ゲーム活動に関するプレーヤーへの割り当てについてのゲーム値のレベルを判定するステップと;カーボンクレジット割り当てプロトコルに基づいてエントリーデータを処理し、その処理に基づいて、プレーヤーへの割り当てについてのカーボンクレジット値のレベルを判定するステップと;判定されたレベルのゲーム値及び判定されたレベルのカーボンクレジット値のプレーヤーに割り当てをもたらすための信号を出力するステップと;を有しており、結果データが、1又はそれ以上の入賞エントリーを識別し得るゲーム活動に関して規定され、カーボンクレジット割り当てプロトコルに基づくエントリーデータの処理が、結果データから独立しているデータ処理方法を提供する。
ある実施例では、この方法が、1つの場所で実行され(例えば、くじのチケットを販売するよう構成された中央サーバ又は端末)、他の実施例では、処理が離れた場所の間に分散する(例えば、クライアント/サーバ又は他の分散型システムアーキテクチャ)。
ある実施例では、「ゲーム値のレベル」が、ゲーム活動における1又はそれ以上のエントリーによって規定される。しかしながら、一般的な意味では、プレーヤーに割り当てられるゲーム値は、提供された参加料に対応する値を有する。ある実施例では、各プレーヤーが、(例えば、相対的な入賞可能性の観点から考えられる)ゲーム値に関する対応する支払い/払い戻し割当量を有するように、この点についてプレーヤーあいに共通性を有する。あるケースでは、参加料が、金銭的構成要素のいくつか又は全部の代わりにカーボンクレジットを有する。
ここに記載された様々な実施例が、信号の提供を扱う。これらは、データベースの中のデータを更新すること、ソフトウェアアプリケーションの構成要素間でデータをやり取りすること、物理的なプリンタに物理的なチケットを印刷するよう命令すること、又は遠くのクライアントのブラウザに電子的なチケットを示すデータを示すよう命令すること等を含むソフトウェア及び/又はハードウェア内又はそれらの間で伝達されるデータ信号を含め得る。
ゲーム活動に関する結果データが規定されることに留意されたい。これは、本発明の実施例とは独立して生じ得る。重要な考え方は、カーボンクレジット割り当てプロトコルに基づくエントリーデータの処理が、結果データから独立していることである。このような方法では、カーボンクレジットは、ゲーム活動の単なる賞金ではない;むしろそれらは、参加を考慮して提供される。すなわち、プレーヤーは、参加料の見返りとして、ゲーム値(すなわち、入賞する機会)とカーボンクレジット値(例えば、商品のような資産)の双方を受け取る。カーボンクレジット値のレベルは、1又はそれ以上のカーボンクレジットの特定の数又は特定のカーボンクレジットの値に対応する。この数又は値は、外部カーボンクレジットの規定に対応し、又はこれに基づく。一例では、プレーヤーが、利益のために移転し得る所定の数のカーボンクレジットを(例えば、小売りレベルのカーボンク市場において)受け取る。別の例では、プレーヤーは、カーボンの足跡に対して個人的にオフセットし得る(例えば、個人的なカーボンアカウンティングの目的で)特定のカーボン値を受け取る。
一実施例では、信号が、プレーヤーに関するアカウントのカーボンクレジット値のレベルを、判定されたレベルのカーボンクレジット値だけ増やすための指示を示すデータを有する。
一実施例では、信号が、プレーヤーに関するアカウントのカーボンクレジット値のレベルを、判定されたレベルのカーボンクレジット値だけ増やすための指示を示すデータを有する。例えば、受け取ったデータにより、例えば、コンピュータシステムに払い戻しコードを提供することによって、プレーヤーはカーボンクレジット値を払い戻しし得る。
一実施例では、上記方法が、さらに、ゲーム活動に関する結果データであって、ゲーム活動に関する1又はそれ以上の入賞エントリーを識別し得る結果データを受け取るステップと;所定の賞金分配プロトコルにしたがって、入賞エントリーが割り当てられたプレーヤーに賞金の配当をもたらすための信号を出力するステップと;を有する。
別の実施例が、複数のプレーヤーがそれぞれの参加料を提供するゲーム活動に関するエントリー割り当てプロトコルを示すデータを保持する情報源とやりとりするよう構成される構成要素であって、エントリー割り当てプロトコルが、ゲーム活動に関する所定のプレーヤーから受け取ったエントリーデータに基づいて、プレーヤーへの割り当てに関するゲーム値のレベルを判定するよう構成される構成要素と;カーボンクレジット割り当てプロトコルを示すデータを保持する情報源とやりとりするよう構成される構成要素であって、カーボンクレジット割り当てプロトコルが、ゲーム活動に関する所定のプレーヤーから受け取ったエントリーデータに基づいて、プレーヤーへの割り当てに関するカーボンクレジット値のレベルを判定するよう構成される構成要素と;エントリー割り当てプロトコル及びカーボンクレジット割り当てプロトコルに基づいて、所定のプレーヤーに関するエントリーデータを処理し、これにより、そのプレーヤーに割り当てするためのカーボンクレジット値のレベル及びカーボンクレジット値のレベルを判定するよう構成された構成要素と;判定されたレベルのゲーム値及び判定されたレベルのカーボンクレジット値のプレーヤーに割り当てをもたらす信号を出力するための構成要素と;を有しており、結果データが、1又はそれ以上の入賞エントリーの識別をし得るゲーム活動に関して規定され、プレーヤーへの割り当てに関して判定されたレベルのカーボンクレジット値が、結果データから独立している情報管理システムを提供する。
さらなる実施例が、複数のプレーヤーがそれぞれの参加料を提供するゲーム活動に関するエントリー割り当てプロトコルを示すデータを保持する情報源とやりとりするよう構成される構成要素であって、エントリー割り当てプロトコルが、ゲーム活動に関する所定のプレーヤーから受け取ったエントリーデータに基づいて、プレーヤーへの割り当てに関するゲーム値のレベルを判定するよう構成される構成要素と;カーボンクレジット割り当てプロトコルを示すデータを保持する情報源とやりとりするよう構成される構成要素であって、カーボンクレジット割り当てプロトコルが、ゲーム活動に関する所定のプレーヤーから受け取ったエントリーデータに基づいて、プレーヤーへの割り当てに関するカーボンクレジット値のレベルを判定するよう構成される構成要素と;エントリー割り当てプロトコル及びカーボンクレジット割り当てプロトコルに基づいて、所定のプレーヤーに関するエントリーデータを処理し、これにより、そのプレーヤーに割り当てするためのカーボンクレジット値のレベル及びカーボンクレジット値のレベルを判定するよう構成された構成要素と;判定されたレベルのゲーム値及び判定されたレベルのカーボンクレジット値のプレーヤーに割り当てをもたらす信号を出力するための構成要素と;を有しており、結果データが、1又はそれ以上の入賞エントリーの識別をし得るゲーム活動に関して規定され、プレーヤーへの割り当てに関して判定されたレベルのカーボンクレジット値が、結果データから独立しているコンピュータプログラム製品を提供する。
さらなる実施例が、コンピュータプログラム製品又はここで説明された方法を実行し得るコードを担持するコンピュータ可読な媒体のようなものを有する。
さらなる実施例が、複数のプレーヤーがそれぞれの参加料を提供するゲーム活動に関する情報管理システムであって、複数の部分間のゲーム活動に関して受け取られた所定の金銭的参加料の割り当てを規定する参加料割り当てプロトコルを実行するよう構成された構成要素であって、部分が:ゲーム活動の管理者に収益を与えるための管理者の収益部分と;ゲーム活動に関して賞金プールに資金を出すための賞金プール発生部分と;ゲームのプレーヤーに割り当てるためのカーボンクレジット値の調達のためのカーボンクレジット調達部分と;を具える構成要素と;ゲーム活動に関するエントリー割り当てプロトコルを実行するよう構成された構成要素であって、エントリー割り当てプロトコルが、所定のプレーヤーへのゲーム値の割り当てを制御する構成要素と;ゲーム活動に関するカーボンクレジット割り当てプロトコルを実行するよう構成された構成要素であって、カーボンクレジット割り当てプロトコルが、プレーヤーの参加料のカーボンクレジット調達部分に基づいて、所定のプレーヤーへのカーボンクレジット値の割り当てを制御する構成要素と;を有しており、結果データが、1又はそれ以上の入賞エントリーを識別し得るゲーム活動に関して規定され、カーボンクレジット値の割り当てが、結果データから独立しているシステムを提供する。
ある実施例では、エントリー割り当てプロトコルが、プレーヤーの参加料の賞金プール発生部分に基づいて、所定のプレーヤーへのゲーム値の割り当てを制御する。ある実施例では、エントリー割り当てプロトコルが、プレーヤーによって提供される参加料全体に対応するゲーム値をプレーヤーが受け取るように、所定のプレーヤーへのゲーム値の割り当てを制御する。これらは、互いに排他的概念ではないことが理解されよう。
一実施例では、カーボンクレジット調達部分が、政府機関又はカーボンクレジットを発行するよう政府によって公認された団体といったカーボンクレジットの発行に関与する団体に提供される。一実施例では、カーボンクレジット調達部分が、カーボンクレジットの生成のために所定の活動に参加する団体に提供される。
一実施例が、複数のプレーヤーがそれぞれの参加料を提供するゲーム活動に関して、所定のプレーヤーからの参加料を示すデータを受け取るステップと;受け取ったデータ及びエントリー割り当てプロトコルに基づいて、ゲーム活動に関して1又はそれ以上のエントリーをプレーヤーに割り当てるステップと;受け取ったデータ及びエントリー割り当てプロトコルに基づいて、1又はそれ以上のカーボンクレジットをプレーヤーに割り当てるステップとを有するカーボンクレジットを管理するための方法を提供する。
一実施例が、1又はそれ以上のカーボンクレジットをプレーヤーに割り当てるステップが、割り当てを示すカーボンクレジット管理システムデータに与えるステップを有する方法を提供する。
一実施例が、1又はそれ以上のカーボンクレジットをプレーヤーに割り当てるステップが、割り当てを示す識別子を規定するステップを有する方法を提供し、識別子が、カーボンクレジット管理システムデータに提供する1又はそれ以上のカーボンクレジットを払い戻しし得ることで、カーボンクレジットアカウントのカーボンクレジットレベルを増やす。
一実施例が、1又はそれ以上のカーボンクレジットをプレーヤーに割り当てるステップが、カーボンクレジットアカウントにおいてカーボンクレジットのレベルを増やすための信号を与えるステップを有する方法を提供する。
一実施例が、カーボンクレジット発行機関から、プレーヤーに割り当てるためのある量のカーボンクレジットの発行を示すデータを受け取るステップを有する。
一実施例が、1又はそれ以上の入賞エントリーを特定するステップと;所定の賞金分配プロトコルにしたがって入賞が割り当てられたプレーヤーに賞金を出すステップと;を有する方法を提供する。
一実施例が、カーボンクレジットを管理するための方法を提供し、この方法は、小売りレベルの市場にカーボンクレジットを分配するためのメカニズムとしてゲーム活動を提供するステップを有する。
一実施例が、複数のアカウントを有するカーボンクレジットアカウントデータベースを保持するステップであって、各アカウントが、アカウント識別子を示すデータと、割り当てた1又はそれ以上のカーボンクレジットを示すデータとを有するステップと、消費者とカーボン消費使用者との間の取引を示すデータを受け取って、1又はそれ以上の割り当てられたカーボンクレジットを、消費者に関するアカウントからカーボンク消費使用者に関するアカウントに移転させるステップと、を有するカーボンクレジットを管理するための方法を提供する。
一実施例が、複数のアカウントを有するカーボンクレジットアカウントデータベースを保持するステップであって、各アカウントが、アカウント識別子を示すデータと、割り当てた1又はそれ以上のカーボンクレジットを示すデータとを有するステップと、消費者とカーボン消費使用者との間の取引を示すデータを受け取って、1又はそれ以上の割り当てられたカーボンクレジットを、消費者に関するアカウントからカーボンク消費使用者に関するアカウントに移転させるステップと、を有する小売りレベルのカーボンクレジット市場を提供するための方法を提供する。
一実施例が、割り当てられた1又はそれ以上のカーボンクレジットが内部クレジットである場合の方法を提供し、この方法が、外部カーボンクレジットのプールを示すデータを保持するステップを有しており、内部カーボンクレジットと外部カーボンクレジットとの間の所定の交換レートが規定される。
一実施例が、所定の交換レートが時間とともに変動する方法を提供する。
一実施例が、所定の交換レートが、外部カーボンクレジットの市場価格の関数として時間とともに変動する方法を提供する。
一実施例が、1又はそれ以上のプロセッサによって実行される場合に、1又はそれ以上のプロセッサがここに記載された方法を実行し得る命令セットを担持するコンピュータ可読な搬送媒体を提供する。
一実施例が、ここに記載された方法を実行するためのコンピュータプログラム製品を提供する。
一実施例が、ここに記載された方法を実行するよう構成されたコンピュータシステムを提供する。
一実施例が、添付の図面及び/又は実施例に記載された本発明の実施例のうちの1つを参照して実質的にここに記載された方法を提供する。
一実施例が、添付の図面及び/又は実施例に記載された本発明の実施例のうちの1つを参照して実質的にここに記載されたコンピュータ可読な搬送媒体を提供する。
一実施例が、添付の図面及び/又は実施例に記載された本発明の実施例のうちの1つを参照して実質的にここに記載されたコンピュータプログラム製品を提供する。
一実施例が、添付の図面及び/又は実施例に記載された本発明の実施例のうちの1つを参照して実質的にここに記載されたコンピュータシステムを提供する。
本明細書を通して、「一実施例」、「ある実施例」又は「1つの実施例」は、実施例とともに記載された特定の態様、構成又は特徴が、本発明の少なくとも1の実施例に含まれていることを意味する。このため、本明細書を通した様々な場所での「一実施例」、「ある実施例」又は「一実施例において」という語句の出現は、必ずしも全て同じ実施例に言及するわけではない。さらに、1又はそれ以上の実施例における本開示から当業者に明らかなように、特定の態様、構成又は特徴を、適切な方法で組み合わせることができる。
同様に、本発明の上述の典型的な実施例では、本開示を簡素化して1又はそれ以上の様々な独創的な態様の理解を補助する目的で、本発明の様々な態様が1つの実施例、図面、その記載に、時としてグループ化されることが明らかであろう。しかしながら、本開示の方法は、主張する発明が各請求項に明示的に記載されたものよりも多くの態様を要する意図を反映するものと解釈すべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が反映するように、独創的な態様は、前に開示された1つの実施例の全ての態様の中に有るわけではない。このため、詳細な説明の後にある特許請求の範囲は、このような詳細な説明の中に明示的に組み込まれ、各請求項は本発明の別々の実施例として自立する。
さらに、当業者によって理解されるように、ここに記載されたある実施例が、いくつかの態様を含むが他の実施例に含まれる他の態様を含まず、異なる実施例の態様の組み合わせは、本発明の範囲内であることを意味し、異なる実施例を形成する。例えば、以下の特許請求の範囲では、主張した実施例のいくつかを組み合わせで使用し得る。
さらに、実施例のいくつかが、コンピュータシステムのプロセッサ又は機能を実行する他の手段によって実行し得る方法又は方法の構成要素の組み合わせとしてここに記載されている。このため、このような方法又は方法の構成要素を実行するための必要な命令を具えたプロセッサは、方法又は方法の構成要素を実行するための手段を形成する。さらに、ここに記載された装置の実施例の構成要素は、本発明を実施することを目的としてこのような構成要素によって実行される機能を実行するための手段の一例である。
ここに与えられた説明では、多くの特定の詳細が説明されている。しかしながら、本発明の実施例をこれらの特定の詳細なしに実施し得ることが理解されよう。他の例では、既知の方法、構成及び技術が、本明細書を理解しにくくしないように詳細に示されている。
ここで使用するように、それ以外を特定しない限り、共通の対象を説明するための順序を示す形容詞「第1の」、「第2の」、「第3の」等の使用は、時間的に、空間的に、順番を付けて又は他の方法で、同じ対象の異なる例に言及するものであることを単に示すものである。
以下の特許請求の範囲及び本明細書では、「具えている」、「から成る」又は「具える」という用語は、少なくとも以下の構成要素/態様を含んでいるが他を排除しないことを意味するオープンタームである。このため、特許請求の範囲で使用される「具える」という用語は、以降に挙げられた手段又は構成要素又はステップに限定するものとして解釈すべきではない。例えば、装置がA及びBを具えるという表現の範囲を、単に構成要素A及びBのみから成る装置に限定すべきではない。また、ここで使用される「有する」、「含む」又は「それは有する」という用語は、この用語に続く少なくとも構成要素/態様を含むが他を排除しないことを意味するオープンタームである。このため、「有する」は、「具える」と同義語であり、「具える」を意味する。
同様に、「接続された」という用語は、ここで使用する場合、直接的な接続のみに限定されると解釈すべきではない。「接続された」、「結合された」というようは、それらの派生語とともに使用し得る。「装置Aが装置Bに接続されている」という表現の範囲は、装置又はシステムに限定されるべきではなく、装置Aの出力が装置Bの入力に直接的に接続される。それは、Aの出力とBの入力との間に、他の装置又は手段を含む経路が存在することを意味し、「接続された」は、2又はそれ以上の構成要素が直接的に物理的又は電気的接触しており、又は2又はそれ以上の構成要素が互いに直接的に接触しないが互いに協働又は相互作用することを意味する。
ここで使用されているように、「ゲーム」及び「ゲーム活動」という用語は、ギャンブル、ゲーム、又は賭けを包含するように広く解釈すべきであるが、以下に限定されない:
・くじ又はくじのタイプのゲーム。オーストラリアの市場に関しては、特定の実施例が、「Lotto」、「Oz Lotto」、「Powerball」、「くじ引き」を含んでいる。米国の市場に関しては、特定の実施例が、「Hot Lotto」、「Mega Millions」、「Powerball」、「Paycheck」、「Tri−State」を含んでいる。
・従来のくじ引き、スピードくじ及び「スクラッチ」くじ。
・プレーヤーが各チケット識別子を携える1又はそれ以上の固有のチケットを提供され、1又それ以上の入賞者が1又はそれ以上の入賞チケット識別子に基づいて特定されるラッフル、又は他のゲーム。
・プレーヤーが独立した対象源から引かれた自身の番号の照合をしようとする「キノ」、「ビンゴ」及び「Housie」「Tombola」「Chinese Raffle」タイプのゲーム。
・パリ・ミュチュエル方式又は「固定配当」に基づくスポーツくじ及びサッカー賭博。
・政治的論争、ロイヤル・バース、天気の結果及び自然現象といった結果を含むイベントに基づくくじ。
・賭け率計算器。
・馬、犬又は他のレース形式、スポーツ競技、政治的論争等のイベントに関するくじ。
・オンラインの、偶然に基づく、技量に基づく又は偶然/技量の組み合わせに基づくゲームコンテストを含む、PCベース又は他の電子的なゲームコンテスト。これらは、オンラインのビデオゲームを含み、結果がプレーヤーの技量に一部依存し、あるケースでは偶然を含むランダムな要因に一部依存する。
・技量及び/又は知識及び/又は偶然に左右される他のゲーム又はコンテスト。
・ポーカー及び他の電子的ゲーム機械でプレーされる偶然に基づくゲーム。
・パリ・ミュチュエル方式又は「固定配当」に基づく、1又はそれ以上の未知の結果を含む技量及び/又は偶然に左右されるゲーム。
・PCT/AU2007/000774に記載された種類のゲーム活動。
・PCT/AU2007/000780に記載された種類のゲーム活動。
全てのこれらの実施例において、複数のプレーヤーがそれぞれ参加料を提供し、参加料の見返りとして、プレーヤーはそれぞれ1又はそれ以上のエントリーを与えられることに留意されたい。
「パリ・ミュチュエル(pari−mutuel)方式」という用語は、概して、賞金が参加料によって全体的に又は部分的に出されるゲーム構成に関するものである。この用語は、「paramutual」、「para−mutual」、「parimutuel」、「mutual betting」及び他の別のタイプと同義語を意図するものである。
「ゲーム活動を提供するための方法」は、ゲーム活動が提供される方法を実質的に有する。これは、ゲーム活動の管理者によって実行可能な方法、ゲーム活動のエントリーの販売者によって実行可能な方法、プレーヤーによって実行可能な方法、ゲーム活動の管理者及び/又はエントリーの売れ行き等に関連して実行し得るコンピュータが実行可能な方法を含むがこれらに限定されない。同様に、「ゲーム活動を提供するためのシステム」は、ゲーム活動を提供するための方法の実施に関するハードウェア部品又はハードウェア部品群を実施例に含んでいる。例えば、このようなシステムは、ゲーム活動の管理者、ゲーム活動のエントリーの販売者、又はプレーヤー自身によって又はその代わりに保持又は実施される情報システムを含んでいる。
ここで使用されるように、「ゲームの運営者」という用語は、ゲーム活動のキャリッジ及び管理に関与する団体又は団体グループを説明するものである。すなわち、ゲームの運営者は、ゲーム活動に関するエントリーパラメータ及び他の所定の条件及び状況を規定し、参加料の見返りとして販売エントリーを提供し、プレーヤーから参加料を受け取り、これら参加料の見返りとしてプレーヤーにエントリーを割り当て、1又はそれ以上の入賞エントリーを特定し、プレーヤーの間で賞金の分配を手配する役割に関与する。実際には、これらの役割は、多くの場合、多くの団体によって実施される。例えば、団体の第1のカテゴリは、参加料の見返りとして販売エントリーを提供し、プレーヤーから参加料を受け取ることに関与する一方、第2の団体は、1又それ以上の入賞エントリーを特定することに関与する。しかしながら、これは、本目的のために無視され、「ゲームの運営者」という用語は、団体に関連する及び/又は関連しないいずれのグループも特定のゲーム活動のキャリッジ及び管理に関与するように、十分に広く解釈すべきである。
このように、あるケースでは、関連又は提携していたり又はしていなかったりする複数の団体によってゲーム活動を提供し得る。さらに、あるケースでは、ゲーム活動が、それ自身別の団体によって提供される個人のくじといった複数のサブ活動を含め得る。しかしながら、複数のこのようなサブ活動は、提供する団体間の関係の特性に拘わらず、本開示に関して1つのゲーム活動として見なすべきであることに留意されたい。あるケースでは、異なる場所の及び/又は異なるブランド設定を具えた異なる団体によって、複数のサブ活動を実施し得る。しかしながら、これらのサブ活動からの参加料の一部又は全てを、共通の場所の中で抽象的に又は物理的に組み合わせて、例えば、投資、リスク管理又はインフラストラクチャ共有活動を促進し得る。このようなケースでは、サブ活動を、本開示に関して1つのゲーム活動として確実に集合的に見なすべきである。
ここで、添付図面を参照して、好適な実施例を単なる例として説明することとする。
図1は、一実施例に係る、カーボンクレジットを管理するためのインフラストラクチャを示す。 図2は、一実施例に係る方法を示す。 図3Aは、一実施例に係る、ゲームシステム及びカーボンクレジット管理システムを示す。 図3Bは、一実施例に係る、ゲームシステム及びカーボンクレジット管理システムを示す。 図3Cは、一実施例に係る、ゲームシステム及びカーボンクレジット管理システムを示す。 図3Dは、一実施例に係る、ゲームシステム及びカーボンクレジット管理システムを示す。 図3Eは、一実施例に係る、ゲームシステム及びカーボンクレジット管理システムを示す。 図4Aは、ゲーム活動を管理するための従来技術の方法を示す。 図4Bは、一実施例に係る、ゲーム活動を管理するための方法を示す。 図4Cは、一実施例に係る、ゲーム活動を管理するための方法を示す。 図4Dは、一実施例に係る、ゲーム活動を管理するための方法を示す。 図5Aは、一実施例に係るITインフラストラクチャを示す。 図5Bは、一実施例に係るITインフラストラクチャを示す。 図5Cは、一実施例に係るITインフラストラクチャを示す。 図5Dは、一実施例に係るITインフラストラクチャを示す。 図6Aは、一実施例に係るITインフラストラクチャを示す。 図6Bは、一実施例に係るITインフラストラクチャを示す。
カーボンクレジットを管理するための様々なシステム及び方法がここで説明されている。ある実施例では、このようなシステム及び方法が、賞金との関連ではなく、(くじといった)ゲーム活動を介したカーボンクレジットの分配に対して行われる。カーボンクレジットは、ゲーム活動の賞金判定/分配態様とは完全に独立した方法で、参加を考慮して提供される。他の実施例では、このようなシステム及び方法が、より広い環境計画を支持するための小売りレベルのカーボンクレジット市場に対して行われる。例えば、ある実施例では、消費者にカーボンクレジットを配布するための手段としてくじを使用して、小売りレベルの市場に供給する。このような説明から、このような方法は、くじが公共事業に資金を出すための手段として使用される一般的考えを利用することが理解されよう。
「カーボンクレジット」の意味
本開示の目的として、「カーボンクレジット」という用語は、実用的価値の態様及び金銭的価値の態様を有する移転し得る商品と同じような価値を含むように、より広い意味で解釈されると意図するものである。この用語は、既存の又はそうではないものを含め、実用的価値の態様(すなわち、所定の活動に参加するための権利を提供する)及び金銭的価値の態様(すなわち、金銭的な意味でそれらを販売し得る)を有する広い範囲の価値をカバーするように意図される。このような目的のために「カーボンクレジット」という用語の選択は、本明細書を作成する時点での用語に関する一般概念によって構成されている。しかしながら、結果として生じる環境保護に関して変化する意味を必ずしも限定的に解釈すべきではない。
あるケースでは、実用的価値は、環境上有害な(又は環境上有害であるといわれている)活動に参加するための許可又は権利といった、環境保護に関する実用的価値である。あるケースでは、このような環境保護に関する実用的価値は、二酸化炭素の排出量に関して測定される(例えば、質量に関して測定される)。しかしながら、他の環境保護に関する実用的価値はもまた考えられ、これらは例えば海洋又は河川への排水、(特に、プラスチック袋といったプラスチック)非生分解性物質の生産及び/又は分配、天然資源の採取に関して数値化される。
実用的価値は、一般に、管理機関よって標準化され、任意の時点で(又は所定の期間)確定される。例えば、管理機関は1つのカーボンクレジットの実用的価値が1トンの二酸化炭素を排出し、又は所定のレベルの別の所定の活動に参加する権利であると決定する。管理機関は、時間とともに規則を調整し得る。
一方、金銭的価値は、多くのケースにおいて、標準化されない(及び可変である)。例えば、あるケースにおいて、金銭的価値が、供給及び需要といった市場圧力に応じて変動する市場価格の観点から数値化される。また、金銭的価値は、時間とともに及び団体によって変動する本質的価値の観点から数値化し得る。例えば、所定の団体は、(純現在価値分析といった)分析を実施して経済用語のカーボンクレジットの値を判断し得る。これは、カーボンクレジットの実用的価値を消費することに関する予測される純財務利益を含め得る。例えば、実用的価値が、二酸化炭素の単位量の観点から数値化される環境上の実用的価値である場合、企業は、二酸化炭素の単位量を排出する活動に参加することに関する純利益(ロスの正味の軽減)を判定し得る。簡単に言えば、本質的価値が市場価格よりも高い場合、カーボンクレジットを購入することが採算が合うことが理解されよう。
「カーボンクレジット」の一般概念に含まれる商品の様々な形式が知られている。これらは、以下のものを含むがこれらに限定されない:
・公認の排出量削減(CER)。このような性質のカーボンクレジットは、京都議定書の規則に基づいて、クリーン開発メカニズム(CDM)理事会によって発行される。これらは、主に、承認された排出削減計画によって生じる。CERは政府及び民間団体の管理下にあり、カーボンクレジットの国際的管轄権の移動が可能となるよう意図される。例えば、クレジットは、第1の管轄権における排出量削減構想によって発生し、第2の管轄権が取得して第2の管轄権におけるギャップを効果的に増加させる。
・欧州共同体排出権取引制度(EU ETS)の下で実行される排出量削減ユニット(ERU)。現在のところEU ETSの下で、EU内の所定の二酸化炭素の排出者は、年間排出量を監視する義務がある。これに基づいて、排出者は、その年におけるそのCOの排出に相当するERUの環境値を中央当局に提供するよう要求される。それは、同等なものとしてCERと取引し得るERUを対象としている。
いくつかのケースでは、実用的価値は、明確な権利を与えず、むしろ特定の活動が確実に取られるという意味で、間違いなく「心地良い」値である。例えば、ある者は、カーボンクレジットを割り当てられ、そうすることで、そのクレジットはその者に対して経済的使用を有しないが(例えば、個人的満足の意味において実用的価値であるが)、そのカーボンクレジットの発生をもたらす環境保全型の構想に貢献するものと確信する。
小売りレベルのカーボンクレジット管理インフラストラクチャ
概略的に、ある実施例は、小売りレベルのカーボンクレジット管理インフラストラクチャを有しており、これに関する。例えば、実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、及びこのようなインフラストラクチャに関する方法を含んでいる。
図1は、本発明に係る小売段階のカーボンクレジット管理インフラストラクチャ101を概略的に示す。インフラストラクチャ101は、中央サーバ103を含むカーボンクレジット管理システム102を有する。1つのサーバのみを図示するが、いくつかのケースでは、サーバ103の機能が、共通の通信ネットワークに接続される複数の分散型サーバによって提供される。サーバ103は、カーボンクレジットアカウントデータベース104とともに動作する。このデータデースは、複数の「カーボンクレジットアカウント」を表すデータを保持し、各アカウントはそれぞれの所有者、及びカーボンクレジットに保持される値(ゼロでもよい)を有する。各アカウントは、アカウント識別子に基づいて識別し得る。
本実施例では、様々なグループがカーボンクレジットアカウントを保持する。重要な例は消費者である。概して、消費者が様々な活動に参加することによって、(人間以外の使用者も含めて)そのカーボンクレジットアカウントにカーボンクレジットを貯め得るように構成が実施される。このような活動の例は、以下のものを含む:
・いくつかのケースではシステム102の管理者又は提携者を含む、販売者からのカーボンクレジットの直接的購入。
・環境的に肯定的な影響を有すると見られる削減活動、カーボンオフセット活動、又は他の活動を含む所定の活動への参加。
・所定の製品の購入。例えば、商品及び/又はサービスの購入するために消費者は供給業者と取引を行う。消費者は、合意できるレベルの報酬を提供し、その報酬と引き換えに、1又はそれ以上のカーボンクレジットとともに関連する商品及び/又はサービスを提供される。
以下に詳細に扱われる特定の例は、カーボンクレジットとともに参加者に報酬を与えるくじといった、所定のゲーム活動への参加(すなわち、ゲーム活動における1又はそれ以上のエントリーの形式の所定の商品の購入)である。また、本発明者は、カーボンクレジットが公共交通機関の利用により発生する構成を開発している。
クレジットが物理的に発生する方法は状況によって変化する。例えば、いくつかのケースでは、消費者のアカウントに保持されるカーボンクレジットの値の増加が、供給業者といった第三者からの指示に応答するものである。このような指示(又はクレジットされたアカウント間でクレジットを移転するための指示)は、ある実施例では、消費者に代わって関連するクレジットを又は消費者自身がクレジットを購入するための資金の値を伴う。あるケースでは、消費者が識別子又はコードを携えるレシート等を与えられ、システム102によって与えられるインタフェースにその識別子又はコードを入力することで、関係のあるレシート等に関連するカーボンクレジット値を換金する。
システム102は、さらに、データベース104のアカウント間でカーボンクレジット取引を実行するよう構成される。このような取引の前提として、特定のアカウントのカーボンクレジットのレベルが減少し、別のアカウントのクレジットがそれに応じて増加する。
データベース104のアカウントは消費者だけに保持されず、(供給業者といった)他のグループによっても保持される。しかしながら、「消費者」と「供給業者」との違いは、所定のグループが所定の状況の特性に応じていずれかの(又は双方の)カテゴリに分類されるため、何となく任意であることが理解されよう。
図1を参照すると、アカウント保持者の3つのカテゴリが、具体例として概念的に規定される。特にこれらのカテゴリは、一般消費者110、カーボン生産者111、及びカーボン消費者112である。所定のグループがこれらのカテゴリのうちの任意の1又はそれ以上に分類されることに留意されたい。
消費者110は、カーボン生産者111からカーボンクレジットを得て、カーボン消費使用者にそれらを割り当てることによってカーボンクレジットを処分する。例えば、消費者とカーボン消費使用者との間の取引を示すデータにしたがって、1又はそれ以上のカーボンクレジットが、消費者に関連するアカウントからカーボンク消費使用者に関するアカウントに移転する。システム102における消費者の関心は、概して、様々な活動を通して得られるカーボンクレジットに関連する値を実現する能力に関連する利益から生じる。
カーボン生産使用者111は、基本的に、システム102に関するカーボンクレジットの供給源である。例えば、このようなカテゴリは、公認されたカーボンクレジット発行機関、又はカーボンクレジットを処分又は配布することを望む単なるグループといったカーボンクレジットを発生させるための削減プログラムに参加する組織のようなものをカバーするよう意図している。いくつかのケースでは、使用者111が、カーボンクレジットの発行に関与する政府機関を含んでいる。この機関は、消費者にクレジットを配布するための手段としてシステム102を介してこれらのクレジットを発行することで、小売段階の市場に供給する。
カーボン消費使用者112は、さらなるカーボンクレジットの取得を望む企業等を含む。システム102を手段として、このような企業は、例えば、小売市場の中で利益又は報酬を提供することによって、小売市場からクレジットを取得し得る。例えば、企業は、商品及び/又はサービスの全体的又は部分的納付の見返りとして、システム102を介してカーボンクレジットの支払いに応じることができる。一実施例では、消費者はシステム102を介したカーボンクレジットの方法で電気設備に対する請求の支払いを少なくとも部分的にし得る。
上述の一般的なインフラストラクチャがモデルを形成することで、小売市場でカーボンクレジットの獲得のために競うことが理解されよう。これらの企業は、基本的に消費者に大きな報酬を提供し得る(例えば、商品及び/又はサービスの購入に対する通貨の交換レートのより有利なカーボンクレジット)。しかしながら、にもかかわらず、消費者は共同体の社会的良心の理由のためクレジットが流れる方法の管理を保持する。例えば、特定の企業がクレジットの見返りに大きな利益を提供するが、消費者は、その企業の活動に関連する環境の影響が不当であるという感じ方により、その企業にクレジットを提供することを敬遠する可能性がある。これにより、関連企業が異なる環境政策を採用する可能がある。
「内部」及び「外部」カーボンクレジット
インフラストラクチャ101及びシステム102の範囲内で取引されるカーボンクレジットは、少なくともある実施例では、より広い領域にしたがったカーボンクレジットに直接的に対応しない。これは、「内部」及び「外部」カーボンクレジットの概念を導く。ある実施例では、前者は基本的に後者の一単位である。広い意味で見ると、システム102の管理者は、内部カーボンクレジットを提供するために外部カーボンクレジットの集まりを保持する。外部カーボンクレジットは、CERといった認識単位を含み得る。このような方法では、CER又はCERの集まりの所有権として内部カーボンクレジットの所有権を概念化する。
より広い地域が、それぞれが例えば1トンの二酸化炭素といった実用的な環境値を有する「外部」カーボンクレジットを扱う場合、インフラストラクチャ101の「内部」カーボンクレジットは、それぞれ1/1000トンの実用的な環境値を有する。このような方法では、非常に小さい単位のカーボンクレジットの所有権がインフラストラクチャの中で可能であり、小売市場における資産のさらなる流動性の柔軟さを提供する。このようなケースでは、アカウントの名義人は、外部カーボンクレジットのために内部カーボンクレジットを「現金化」し得る。例えば、本実施例に基づいて、カーボン消費使用者は、1つの外部クレジットのために1000の内部クレジットを現金化し得る。
内部及び外部クレジットの基礎にある構造は、実施例に応じて変わる。例えば、上述の実施例は、内部/外部カーボンクレジット交換プロトコルが実用的な環境値に基づいている状況を扱うが、他の実施例では、交換は市場価格に基づく。例えば、1つの外部カーボンクレジットと交換される内部カーボンクレジットの数(又はその逆のケースも同じ)は、外部カーボンクレジットの市場価格の中で時間とともに変動する。
カーボンクレジットアカウントの作成
本実施例では、カーボンクレジットが、アカウント識別子に基づいて識別可能である。このアカウント識別子は、例えば、データベース104の固有のアカウントを識別する数字、英数字、又は英字列とすることができる。
消費者にアカウント識別子がどのように提供されるかについての3つの実施例は、以下のように考えられる:
・ある実施例では、1又はそれ以上の消費者が、関連する消費者に関するアカウント識別子を示す、又は関連する消費者に関するアカウント識別子を取得できる、それぞれ機械可読なトークン又はパスワードを提供される。このような実施例では、消費者はアカウントの作成のために登録手続を受ける。「機械可読な」という用語は、磁気ストリップ、プリント/型押し材料、RFIDタグ、バーコード、スマートカード情報等を含むトークンのようなものを説明する。機械可読なトークンは、(例えば、磁気ストリップを有するカードを「機械に通す」ことによって)適切なハードウェアによって読まれ、機械可読な情報がアカウント識別子を抽出するよう処理される。
・ある実施例では、1又はそれ以上の消費者が、それぞれ既存の機械可読なトークン又はパスワードを有する。例えば、このようなトークンは、既存のクレジットカード、デビットカード、ポイントカード、写真付きの身分証明書、運転免許証、パスポート、(オーストラリアの「Medicare」といった)健康保険証、ソーシャルセキュリティーカード等とすることができる−実質的に、特定の消費者を一意的に識別し得る機械可読なトークンを使用できる。このような実施例では、消費者は、アカウントの作成のための登録手続きを受ける。しかしながら、他の実施例では、トークンの読み込み又はパスワードの承認が行われると、システム200との関連で以前に与えられていないアカウントが消費者のために固有に規定される。
・ある実施例では、指紋スキャナ、虹彩又は網膜スキャナ、音声分析ソフトウェア又は同様な技術を使用して、消費者の固有の身体的特徴を示すデータに基づいて、アカウント識別子を作成又は変更し得る。
他の方法が他の実施例で実行されることが理解されよう。
各アカウント識別子は、1つのアカウントのみを特定するが、ある実施例では、複数のアカウント識別子が1つのアカウントを識別する。例えば、ある実施例では、クレジットカード、パスワード、又は所定の消費者が属する他のポイントカードの提示の際に、1の消費者のアカウントを識別する。例えば、消費者は、1の取引についてアカウント識別子を提供する目的でクレジットカードを提示し、同じ消費者が、別の取引についてアカウント識別子を提供する目的でポイントカードを提示する。例として、これらの取引のそれぞれが帰属すべきカーボンクレジット量をもたらすと仮定する。これらの量は、ここで説明するように、クレジットカード及びポイントカードからそれぞれ発生する異なるアカウント識別子を参照することにより「管理される」。しかしながら、消費者は、これらの量の双方が1つの消費者のアカウントに回されることを望み、複数のアカウント識別子を有するアカウントを基本的に要求する可能性がある。いくつかのケースでは、これは、消費者の複数のアカウントを初めに作成し、次にこれらのアカウントが共通して帰属する消費者がそのアカウントを照合し得ることによって実施される。
ゲーム活動を介したカーボンクレジットの分配
ある実施例が、小売り市場へのカーボンクレジットの分配のための容器としてとして機能するゲーム活動を有し又はそれに関連する。概して、複数のプレーヤーはそれぞれの参加料を提供し、参加料の見返りとして1又はそれ以上のエントリー又は1又はそれ以上のカーボンクレジットをそれぞれ割り当てられる。ゲーム活動の結果を前提として、1又はそれ以上のエントリーが入賞と判定される。そして、賞金が入賞が割り当てられたプレーヤーに分配される。カーボンクレジットの割り当ては、賞金の分配及びゲーム活動の偶然に基づく他の態様から完全に独立している。カーボンクレジットは、賞金として割り当てられるわけではない。そうではなく、参加への配慮として提供され、参加料がゲーム値及びカーボンクレジット双方と交換される。
本実施例は、くじの実施例に主に焦点を当てる。しかしながら他の実施例は、上述の「解決するための手段」で広く定義される他のゲーム活動とともに実施される。ある実施例は、PCT/AU2007/000774で開示されたゲーム活動を用いる。例えば、このような開示は、プレーヤーが「リスク因子」の選択によって参加料について部分的又は完全な払い戻しを受け取り得るゲーム活動を示唆する。ある実施例では、プレーヤーは、入賞する機会を保持する一方、参加料を完全に払い戻せるという前提で参加するようなオプションを提供される。
歴史的に、くじは、公共事業の資金を調達するための手段として用いられている。一般に、参加料に関する資金は、ゲームの運営者(約10%)、賞金プールの発生(約30−60%)及び政府による課税等(約30−60%)に分配される。政府による課税等は、多くの場合病院等、社会福祉等を含む、政策決定に沿って選択される目的に全体的又は部分的に向けられる。本実施例では、くじの収益が、あるケースでは政府によって、他のケースではカーボンクレジットを購入する目的で(任意に卸売り市場から)別の団体(ゲームの運営者又はシステム102の管理者)によって、このような目的のためにさらに流用される。
カーボンクレジットの割り当ては、プレーヤーにさらなる利益(金銭的利益の可能性)を提供する。あるケースでは上述のインフラストラクチャ101に関して、プレーヤーは、これらのカーボンクレジットを消費使用者と換金することができることで利益を得る。一実施例では、プレーヤーは、そのカーボンクレジットを使用して、ガス及び電気といった公共料金の請求(システム102のカーボン消費使用者として登録されたこのような請求書の発行者)の支払いを部分的又は全体的に行う。代替的にある実施例では、システム102により、ユーザが直接的な金銭的報酬のためにカーボンクレジットを「現金化」し得る。
このようなくじを介してカーボンクレジットが分配するために利用できる方法を、「Carbon Credit Funding Models」と題される以下の部分でさらに詳細に説明する。2つの特に重要なモデルは以下の通りである:
・政府の税金等に帰する参加料の割合は、従来のくじよりも小さく、ある割合の参加料をカーボンクレジットの目的に割り当てることができる。これは、ゲームの運営者が取得する政府認可の条件である。
・政府が、小売レベルのカーボンクレジット市場に供給するための手段として、くじの運営者にカーボンクレジットを発行し、ある割合の政府の税金等を環境計画に任意に流用する。
本実施例によれば、参加料を提供するプレーヤーは、1又はそれ以上のエントリーに加えて、システム102といったシステムにしたがって1又はそれ以上のカーボンクレジットを割り当てられる。このような調子で、図2は本実施例に係る方法200を示す。本方法は、ある実施例では、ゲーム機能の実行に関与するコンピュータシステム又は他のマシンの1又はそれ以上のプロセッサで実行されるソフトウェア命令に基づいて実施される。
ステップ201は、各プレーヤーに関して、参加料を示すデータを受け取るステップを有する。このようなデータを受け取る方法、データを受け取る状況は、実施例によって変わる。例えば、通信ネットワークを介してサーバに接続された購入インタフェース(例えば、インターネットを介してゲーム管理サーバに接続されたウェブサイトの形式の購入インタフェース)を介して、チケット販売所のPOSターミナル、チケット販売キオスクで行われる取引を前提として参加料を受け取る。ステップ201の最も重要な点は、エントリーの割り当てに関与するマシンに、賞金を支払うべきエントリーの数及び/又は特性を判断し得るデータを提供することである。ある実施例では、このような目的を達成するために、ステップ201で受け取るデータは追加データを含んでいる。例えば、PCT/AU2007/000774で開示されているゲーム活動を活用するある実施例では、データは、エントリーを関連するプレーヤーに割り当てるための適切な方法を判断する目的に要する「リスク因子」を示すデータを含んでいる。
ステップ202は、各プレーヤーに関して、ステップ201で受け取ったデータを処理するステップと、そのプレーヤーに1又はそれ以上のエントリーを割り当てるステップを有する。処理が発生する方法は、ゲーム活動の構造に非常に依存し、エントリー割り当てプロトコルに特に依存する。同様に、エントリー割り当ての方法の発生が変化する。一般的な意味では、割り当てが、割り当てられたエントリーを示すデータを具えるエントリーデータベースの更新を有する。例えば、固有のエントリー識別子が、各割り当てエントリーについて規定される。これにより、入賞の識別、及び入賞に関連する賞金の買い戻しが可能となる。ある実施例では、エントリー識別子(又は複数のエントリーのケースの複数の識別子)を示すデータがやりとりされて、エントリーの受け取り(例えば、宝くじ券の印刷、又は電子的な宝くじのクライアントマシンにおけるレンダリング)、又はスマートカード等を具えたエントリー識別子の関連付けを作成し得る。
ある実施例では、データベースが、エントリー識別子が参加料を提供したプレーヤーに関するプレーヤーのアカウントに関連するように構成される。このプレーヤーアカウントは、アカウント識別子によって識別可能であり、これもまたプレーヤーが持ち運ぶポイントカード等によって携えられる(又はユーザネーム/パスワードの組み合わせで関連付けられる)。
ステップ203は、プレーヤーへの1又はそれ以上のカーボンクレジットの割り当てを含んでいる。ステップ202と同様に、これは現在データベースの更新を含んでいる。図2に示すように、問題となっているデータベースは、データベース104といったカーボンクレジットアカウントのデータベースである。しかしながら、このようなデータベースの更新は、全てのケースにおいてステップ203の直接的な結果ではない(すなわち、中間処理が存在する)。ある実施例は、以下のように考えられる:
・ある実施例では、カーボンクレジットの受け取りを示すデータが、プレーヤーに提供するためにやりとりされる。この受け取りは、システム102によって提供されるインタフェースに入力し得る識別子を含んでいることで、1又はそれ以上の割り当てられたカーボンクレジット分だけ、プレーヤーが示すデータベース104の消費者のアカウントをクレジットする。
・ある実施例では、プレーヤーが、参加料を提供する場合に、システム102に関するカーボンクレジットアカウント識別子を示すデータを提供する。このような方法では、方法200の実行に関与するゲーム管理システムが、データベース104の更新のためにシステム102に信号を出力し得る。
他の構成がさらなる実施例にある。例えば、一実施例では、ゲーム機能及びカーボンクレジット管理インフラストラクチャが、共通のシステムによって提供される。
ステップ203で1又はそれ以上のカーボンクレジットの特性が特定される方法を、「カーボンクレジット割り当てプロトコル」と題される以下の部分で詳細に説明する。
ステップ204は、1又はそれ以上の入賞を特定するステップを含んでいる。あるゲーム活動に関しては、1つの入賞のみを有し、他のゲーム活動では複数の入賞がある。概して、ゲームの運営者は、ゲーム活動の結果に基づいて、いずれのエントリーが「入賞」(賞金イベントが適用されるエントリー)で、いずれのエントリーが「非入賞」(非賞金イベントが適用されるエントリー)であるかを判断するための所定の基準を所定の場所に有している。簡単な例では、ゲーム活動は、2つのチーム、チームA及びチームB間のスポーツイベントの結果に関する賭けを含んでいる。所定のエントリーが、チームAが勝利するという賭けに基づいて入賞すると仮定する。スポーツイベントの結果が、チームAが実際に勝ったことが明らかになった場合、そのエントリーは入賞であると識別される。そうでなければ、それは非入賞であると識別される。入賞の識別は、複雑なくじの形式のゲームにおけるより詳細な手順であることに留意されたい。
ステップ205は、入賞が割り当てられたプレーヤーに賞金プールを分配するステップを含んでいる。すなわち、賞金プールを使用して1又はそれ以上の賞金に資金を出し、これらの賞金が入賞プレーヤー(又は、1つのみの賞金を有するイベント、又は一人のプレーヤーが入賞するイベントのプレーヤー)に与えられる。これは、所定の賞金分配プロトコルにしたがって実行される。ステップ205の終了時に、関連するプレーヤーが物理的に賞金を受け取る必要はない。むしろ、ある実施例では、ステップ205は、入賞プレーヤーが指定した方法でエントリーを換金することによって(例えば、エントリーのデータベースを適宜に更新することによって)、賞金を得るのを簡単にすることを含んでいる。ある実際のケースでは、入賞を換金せずに対応する賞金が物理的に与えられない(これらは、未請求の賞金管理プロトコルにしたがって処理される)。
賞金プール、及び賞金プールから分配される賞金は、貨幣である必要は全くない。例えば、ある実施例では、賞金プールは、賞品として分配するための商品及び/又はサービスを含んでいる。実施例は、自動車、家庭用電子機器、流行商品、小売商品、家畜、不動産、専門的なサービス、教育サービス、接客サービス、割引クーポン、他のゲーム活動のエントリー等を含んでいるが、これに限定されない。
方法200は比較的単純なゲーム活動の態様を説明しており、単に具体例として与えられていることが理解されよう。一般に、ステップ203は、他のより複雑な活動とともに実施し得る。
カーボンクレジット割り当てプロトコル
前述したように、プレーヤーからの参加料を示すデータの受け取りに続いて、1又はそれ以上のカーボンクレジットがそのプレーヤーに割り当てられる。割り当てられるカーボンクレジットの数(及び任意にカーボンクレジットの他の特性)は、カーボンクレジット割り当てプロトコルに基づいて判断される。様々なこのようなプロトコルに良く現れているいくつかの典型的な態様は、以下のように考えられる:
・比例関係に基づく参加料。ある実施例では、参加料の額とカーボンクレジットの割り当てとの間に比例関係がある。例えば、Xカーボンクレジットが参加料が払われた各Yドルについて割り当てられる。
・比例関係に基づく寄与。これは、単に参加料を考慮するのではないが、上述の実施例と同じであり、プレーヤーが実際に賞金プールに行う寄与の考慮がある。これは、リスク因子の選択が所定の参加料の額に関する賞金プールへの寄与に影響する可能性がある場合に、PCT/AU2007/000774に開示されたようなゲーム活動の観点から特に重要である。
・「内部」カーボンクレジットに基づく割り当て。このようなケースでは、割り当ては市場動向に影響されず、割り当てられるカーボンクレジットの数が長い時間にわたって一定である。
・「外部」カーボンクレジットに基づく割り当て。このようなケースでは、割り当ては市場動向に影響され、割り当てられるカーボンクレジットの数が、外部カーボンクレジットの市場価格に基づいて増加及び/又は減少する。
・定額の割り当て。このようなケースでは、定額の/カーボンクレジットの市場価格が、参加料の額及び/又は寄与といった因子を参照でずに、プレーヤー毎に及び/又は取引毎に割り当てられる。
これらの方法、他の方法、及び方法の組み合わせが、様々な実施例に含まれることが理解されよう。
ゲームインフラストラクチャ
典型的なゲームインフラストラクチャを図3Aから図3Eに示す。概して、ゲーム取引がプレーヤー301とゲームエージェント302との間に発生する。このような実施例では、プレーヤー301が、一人のプレーヤー、1又はそれ以上のエントリーを共同で購入する参加者のグループ、又はエントリーを購入するよう構成された自動処理といったものを示す。ゲームエージェント302は、プレーヤー301とやりとりする個人、ハードウェア、及び/又はソフトウェアを表す。例えば、ゲームエージェントは、ウェブベースのインタフェース、人間の操作者によって操作されるゲーム端子、プレーヤーが直接的にやりとりするキオスク等を含み得る。基本的に、プレーヤーは、ゲームエージェントに(例えば、現金又は電子取引で)参加料を提供し、その引き換えに、ゲームエージェントはプレーヤーに1又はそれ以上のエントリー及び1又はそれ以上のカーボンクレジットを提供する。上述のように、これらが提供される方法は変わり、印刷された又は電子的レシート/チケット、プレーヤーが識別子を有するバックエンドアカウントの更新等を任意に含んでいる。ゲームエージェント302はゲーム管理システム303とやりとりする。システム303は、参加データベース305とともに作動する(複数の分散型コンポーネントによって任意に規定される)中央サーバ304を含んでいる。サーバ304は、方法200又はそれとは別の方法の実施に関与する。
図3Aの実施例では、システム303がカーボンクレジット管理システム102と直接的にやりとりし、カーボンクレジット割り当て命令を与える。これらの命令は、あるケースでは、特定のカーボンクレジットアカウントへの割り当てに関するカーボンクレジットの値/量を示す。他の実施例では、この命令は、カーボンクレジットの値/量及び関連する払い戻しコードを示す。払い戻しコードは、適切なアカウントを関連するクレジットを割り当てるように、プレーヤーによってシステム102に後で提供される。
図3Bの実施例は、図3Aのそれと略同一であるが、カーボンクレジット発行機関310を示している。機関310は、システム303にカーボンクレジット(これらは、構成の詳細に応じて、システム102に関する内部クレジット、又は外部クレジットとすることができる)を提供する。図3Cの実施例では、機関310は、代替的にシステム102に直接的にクレジットを提供し、これらのクレジットは、ゲーム管理システムに関連するアカウントに最初に割り当てられる。これらのクレジットは、システム303からの指示に基づいて、消費者のアカウント(すなわち、プレーヤーのアカウント)に後で割り当てられる。
図3B及び図3Cは、概して、カーボンクレジットが購入される(例えば、内部クレジットに資金を出す外部クレジットの購入)のではなくシステム303又はシステム102に供給される状況を扱うものである。前者の状況を図3D及び図3Eに示しており、カーボンクレジット(一般に外部カーボンクレジット)が供給源320から購入される。図3Dの実施例では、システム303が、このような購入に関与する。図3Eの実施例では、システム102が関与しており、このような目的のためにシステム303によって資金が出される。
カーボンクレジットの資金モデル
前述のように、カーボンクレジットがこのようなくじを介して流通に利用可能となる方法が実施例によって変わる。ある実施例を以下に考える。開始ポイントとして、図4Aが、従来のくじの参加料が帰属する方法を概略的に示す。概して、プレーヤー401は、本実施例では金銭による参加料である参加料402を与える。このような参加料の金銭上の構成要素が参照番号403で示され、複数の部分に分割される。このような分割は抽象的であり、それぞれの個々の参加料に適用されるのとは対照的に、長い期間くじの運営にわたって一般に適用される。
部分411は、管理任務等412を含んでおり、ゲームの管理者及び同様な団体413に帰属する。基本的にこの部分は、ゲーム活動のキャリッジに従事する団体に総収益を与える。
部分421は、税金、課税、関税等422を含んでおり、政府423(又は別の同様な団体)に帰属する。基本的にこの部分により、例えば公共事業に資金を出すといった関連で、関係する権限へのくじの社会的貢献が可能となる。
部分431は、賞金プールの寄与432を含んでおり、賞金プール433に帰属する。基本的にこの部分を使用して、くじについて部分的又は全体的に賞金に資金を出す。あるくじが、賞金プールに資金を出すために、PCT/AU2007/000774に開示されているような、より複雑な構成を使用することが明らかであろう。本説明は、このように実施例を除外することを意図するものではなく、むしろ他の公報をうまく説明するための簡単な概略を与える。
参加料の見返りとして、プレーヤー401は参加料に応じてゲーム値を受け取る。一つの見方から、ゲーム値は参加料の金銭的価値に対応している(すなわち、10ドルの参加料で10ドルの価値のゲーム値を購入する)。他の見方をすれば、ゲーム値は賞金プールへの寄与に対応している(すなわち、10ドルの参加料が賞金プールへの4ドルの寄与をもたらす場合、この参加料は4ドルの価値のゲーム値を購入するものである)。このような後者のアプローチは、あるケースにおいて、割り当てられたエントリーの特徴(例えば、エントリーの数又は入賞の相対的な可能性)に影響するよう使用される−これがPCT/AU2007/000774に説明されている。
ここで、図4B、図4C及び図4Dを参照すると、ゲーム値を受け取るのに加えて、プレーヤーは、1又はそれ以上のカーボンクレジット450を受け取る。ゲーム値が参加料の金銭的価値に対応するという見方をして(すなわち、10ドルの参加料で10ドルの価値のゲーム値を購入する)、1又はそれ以上のカーボンクレジットが金銭的価値の構成を有すると仮定すると、プレーヤーは、プレーヤーの参加料の見返りとして、参加料自身の金額よりも高い資産のトータルの値を受け取る。
当然ながら、プレーヤーに与えられる付加価値が何らかの資金源を要する。図4Bの実施例では、政府(又は別の同じような機関)423が、(税金、課税、関税等422を含む)部分421のいくつか又は全部の見返りとして、くじの運営者にカーボンクレジットを提供する。政府は、これらの税金、課税、関税等422のいくつか又は全部を使用して、環境計画に資金を出すことができる。しかしながら、くじの運営者にカーボンクレジットを分配するメカニズムが、小売りレベルのカーボン市場に資金を出すという意味で有用であると見なされるため、これは全く本質的ではなく、このため、ビジネスユーザが(政府によって課せられる活動規制の関連から必要となり得る)そのようなカーボンクレジットの市場で競争することになる。これは既存のモデルとは異なり、政府が活動規制を受けるそれらの団体にカーボンクレジットを直接的に分配するものとして知られるため、企業間取引の卸売レベルの市場にのみ資金を出す。
図4Cの実施例では、金銭的構成要素403がさらなる部分に分割される。特に、部分441は、カーボンクレジット443の供給源からのカーボンクレジット442の購入のための資金を含んでいる。このような供給源は、カーボンクレジットを作り出すための軽減活動、(システム102に部分的に含まれ、又はこれとともに提供される)証券システム、カーボンクレジットを作り出すためにくじの運営者又は提携先によって行われる軽減プロジェクト、及びカーボンクレジットが取得される実質的に他の供給源に参画する非政府の発行機関、準自立的な非政府機関、政府機関、私的企業を含め得る。
図4Cのラインに沿ったある実施例では、部分441がカーボンクレジットの購入に向けられるという合意/状況の承認に従って、部分421が従来技術の状況と比較して小さくなっている。あるケースでは、図4Dに示すように、部分421がゼロになっている。
カーボンクレジット450は、実施の詳細に応じて、(例えば、システム102に関連する)内部カーボンクレジット又は外部カーボンクレジットとすることができる。
3つの実施例に関するカーボンクレジットの供給源は、カーボンクレジットの小売業者/卸売業者、政府又は非政府機関によってカーボンクレジットが割り当てられる団体、又はカーボンクレジットを作り出すことを目的として環境計画に参加する団体を含めることができる。
さらにいくつかの実施例が、以下の表に与えられている。これらは単に典型例であり、実際には多くの他の実施例が可能であることが理解されよう。
Figure 2011521314
Figure 2011521314
ゲーム活動のITによる実施
ある実施例では、ハードウェア及びソフトウェアの様々な組み合わせを用いて、ゲーム活動が実施される。これらのいくつかを以下のように考える。
図5Aは、システム500の形式でゲーム活動を提供するためのシステムを示す。システム500は、ゲーム管理サーバ501を有する。このゲーム管理サーバは、メモリモジュール506に結合されたプロセッサ505及び通信インタフェース507を有する。
メモリモジュール506は、ソフトウェア命令506を保持するよう構成され、このソフトウェア命令506がプロセッサ505で実行されると、サーバ501が、ここで説明される1又はそれ以上の方法であるがこれらに限定されない方法、エントリーの割り当て、賞金の分配、及びカーボンクレジット割り当てプロトコルの実行に関連する(これらに限定されない)方法といった、様々な方法を実施し得る。
「通信インタフェース」又は「インタフェース」という用語は、(イーサネット(登録商標)インタフェース、又は他の有線/無線ネットワークインタフェースといった)1又はそれ以上のネットワークインタフェース、モデム、サーバ501と別の処理プラットフォームとの間の通信を可能にする他のインタフェース、キーボード、スキャナといった入力装置からデータを受け取り、プリンタといった出力装置にデータを与えるための(シリアル又はパラレルポートといった)ポートを含む構成要素又は構成要素のグループを含めるよう、広く解釈すべきである。
図示するように、サーバ501は、エントリーデータベース510及びカーボンクレジットデータベース511とやりとりする。本図に関しては、これらのデータベースを単独の構成要素として示すが、代替的な実施例では、サーバ501といった1又はそれ以上のサーバのメモリモジュールを任意に含む複数の分散型構成要素としてそれらを規定する。ある実施例では、カーボンクレジットデータベース511が、カーボンクレジット管理サーバ(図示せず)を介して提供され、サーバ501が、データベース511を対象としたデータを提供することを目的として、このようなカーボンクレジット管理サーバとやりとりする。例えば、サーバ501は、特定のアカウントへの1又はそれ以上のカーボンクレジットの割り当てを示すデータとやりとりする。
ある実施例では、データベース511が、カーボンクレジット管理ネットワークを代表しており、複数の相互通信サーバ及び/又はデータベースを含んでいる。
図5Bといったある実施例では、複数の同じような又は類似するサーバ501が、共通のデータベース510及びデータベース511に結合されている。例えば、サーバ501が分散位置に提供され、データベース511及び512がそれぞれ中央位置に提供される。
データベース510は、様々な実施例で1又はそれ以上の以下のデータ態様を含むエントリー取引を示すデータを保持する。
・受け取った参加料を示すデータ。これは、参加料の値を示すデータを含んでおり、任意に、その参加料に対応する資金が保管された場所(例えば、銀行口座)を示すデータ、及び/又は参加料を提供するために使用する支払い方法を示すデータを含んでいる。
・PCT/AU2007/000774が使用する方法のケースの場合に、参加料に関するリスク因子を示すデータ。
・参加料を提供するプレーヤーを示すデータ。ある実施例では、プレーヤーが、ゲームに関する取引についてそのプレーヤーによって使用される識別子に割り当てられる。例えば、一実施例では、このような識別子は、例えば、バーコード又はRFIDタグの形式のポイントカードによって携えられる。
・参加料の見返りとしてプレーヤーに割り当てられる1又はそれ以上のエントリーを示すデータ。ある実施例では、各エントリーが、(くじ又はラッフルタイプのゲームに関して入賞エントリーの判断のために任意に使用される)1つのエントリー識別子に与えられる。ある実施例では、所定の参加料についてプレーヤーに割り当てられる1又はそれ以上のエントリーが、共通の識別子に与えられる−例えば、プレーヤーは、チケット識別子を携える仮想の又は物理的な1つの「チケット」を与えられる。エントリー識別子及び/又はチケット識別子は関連するプレーヤーによって後で使用され、以下でさらに説明するように、賞金の回収及び/又は払い戻しが可能となる。
・参加料及び/又は割り当てられたエントリーが関連する特定のゲーム活動を示すデータ。
・ある実施例では、カーボンクレジットの割り当てを示すデータ。一実施例では、カーボンクレジットの割り当てを示すデータが、データベース510に最初に与えられ、データベース510に結合されたサーバで実行する別の処理が、そのデータを抽出し、データベース511にそれを1回分にまとめることに関与する。
データベース510は、カーボンクレジットの割り当てを示すデータを保持する。例えば、データベース511は、複数の消費者アカウントを示すデータを保持し、信用のあるマシンから受け取ったデータに関与しており、特定の消費者アカウントのクレジットのレベルを増減させ、新たな消費者アカウントを作成することなどを行う。
このようなデータの様々な態様が、インタフェース507を介して受け取られ、及び/又は(例えば、インタフェース507を介して受け取られるデータに応答して)サーバ501によって規定される。ある実施例では、エントリーの割り当てがサーバ501において行われる一方、他の実施例では、エントリーの割り当てが、エントリーがプレーヤーに販売される場所の小売用端末といった遠隔の場所で行われる。
図5C及び図5Dは、サーバ501が販売用端末531及び払い戻し用端末541に接続される接続される実施例530及び550を示す。ある実施例では、これらは1つの端末の中に一体化されている。
図示するように、端末531は、プロセッサ532、通信インタフェース533及び(ソフトウェア命令535を保持する)メモリモジュール534を有する。また、チケットプリンタ536がプロセッサ532に接続されている。
概して、プレーヤーは、端末532とやりとりして、ゲーム活動に関連する1又はそれ以上のエントリーを購入する。ある実施例では、これは直接的なやりとりであり、他の実施例では、これは間接的なやりとりであり、端末の操作者がプレーヤーに代わって端末532とやりとりする。プレーヤーは、エントリーが購入等されるゲーム活動に関する情報を提供する。また、プレーヤーは、任意に現金又は電子的/カードによる支払い手段の形式で参加料を提供する。参加料は、ゲーム運営者によって規定されたアカウントに、即座に又は特定の期間(例えば、1日)の最後に直接的又は間接的に移転される。エントリーの割り当ては、あるケースでは、端末531で実行されるプロセスに基づいており、他のケースでは、端末531によって提供されるデータに基づいて端末501で実行されるプロセスに基づく。本実施例では、エントリーを示すデータがプリンタ536を介して(レシートを含め得る)チケットに印刷される。ある実施例では、このようなチケットが、チケット識別子及び/又は割り当てられたエントリーに対応する1又はそれ以上のエントリー識別子を携える。本実施例では、このような情報は、チケットに印刷された(2次元又は3次元バーコードといった)バーコードから得ることができる。ある実施例では、チケットが、(プリンタ536によって印刷される別々のチケットに与えられる)カーボンクレジットの割り当てを示すデータを追加的に有する。端末532は、参加データがデータベース510及び511の中央に集められるように、ネットワークを介したやりとりを与える。図5Cのケースでは、データがサーバ501を介してデータベース511に提供される一方、図5Dの実施例では、端末532がデータベース511と直接的にやりとりする(ある実施例では、データベース511は、より広いカーボンクレジット管理ネットワークを代表しない)。
図示するように、端末541は、プロセッサ542、通信インタフェース543及び(ソフトウェア命令545を保持する)メモリモジュール544を有する。また、バーコードスキャナ546がプロセッサ542に接続されている。概して、1又はそれ以上のエントリーを払い戻すために、プレーヤーは、スキャナ546によって関連する識別子(又は複数の識別子)を得ることができるバーコードを携えるチケットを提示する。そして、スキャナ546は問い合わせ処理を実行して、読み込まれたバーコードが入賞エントリーを示すかどうかを判断する。これは、あるケースではサーバ501とのやりとりを要する。賞金及び/又は払い戻しが必要に応じてプレーヤーに提供される。あるケースでは、これらは現金によって、あるケースではさらなるチケットによって、又は提示により又は将来の所定の時点で現金又は小切手で払い戻しできる権利の付与の表示といった、他の形式で提供される。さらなるケースでは、プレーヤーは、実際の住所又は銀行口座といった賞金/払戻金を引き渡すべき場所を指名する。あるケースでは、プレーヤーは、賞金/払戻金が特定の銀行/クレジットカードのアカウントにクレジットされるよう手配する。
ある実施例では、エントリーの払い戻しが自動化される。例えば、プレーヤーは、ユーザアカウントを作成するよう奨められ、このアカウントは賞金/払戻金がクレジットされる銀行口座の詳細を含んでおり、このクレジットは自動的に発生する。
ある実施例では、端末531及び541の一方又は双方の一般的機能のいくつか又は全てが、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯電話、PDA、ゲーム機、又は他のプラットフォームといった、パーソナル計算プラットフォームを介してプレーヤーに販売される。このような実施例では、プレーヤーは、インターネットを介してウェブサイトにアクセスし、例えば、ウェブブラウザのアプリケーションを通して見ることができるウェブページによって提供される選択したインタフェースを介してエントリーを購入し、オンライン支払手続の方法で参加料を提供する。他の実施例では、プレーヤーは、ブラウザベースの方法に代わるものとして専用のソフトウェアをダウンロードする。
ある実施例では、エントリーが、(例えば、インターネットを介してアクセス可能なウェブサイトを介して)オンラインの方法で及び(例えば、販売端末及び/又は払い戻し端末を有する小売店舗において)店内販売の双方で販売される。あるケースでは、店内で販売されるエントリーとは異なる規則をオンラインで販売されるエントリーに適用する。例えば、一実施例では、店内販売されるエントリーが、第1の最小消費レベルに基づいて販売される一方、オンラインによるエントリーが、第1のレベルよりも低い第2の最小消費レベルに基づいて販売される。あるケースでは、店内販売されるエントリーが、一体となった複数の最小消費レベル又は規定されて別の値である参加料の見返りとしてのみ販売されるが、このような制限は、オンラインによるエントリーに必ずしも適用されるわけではない。
図6A及び図6Bは、ゲーム管理サーバ501を(任意にプレーヤーの個人の端末、及びエントリー販売地に与えられる端末のようなものを含む)複数のクライアント端末604にインタフェースで接続する2つの方法を示す。ある実施例では、2つの方法の組み合わせを使用する。
図6Aの方法は、クライアント端末を管理サーバにインタフェースで接続するために、インターネットでウェブサイト601を提供するためのものである。図6Bの方法は、クライアント端末を管理サーバにインタフェースで接続するために、インターネット又は(LAN又はWANといった)別のネットワーク650を介した、VPN接続といった接続を提供するためのものである。
それ以外を特に述べない限り、「処理」、「計算」、「演算」、「判定」、「分析」等の本明細書を通した用語は、ある実施例では、物理量として表される電子データを物理量として同じように表される他のデータに処理及び/又は変換するコンピュータ又は計算システム、又は同じような電子計算装置の活動及び/又は処理に関するものであることが理解されよう。
同じような方法では、「プロセッサ」という用語は、例えば、レジスタ及び/又はメモリからの電子データを処理して、その電子データを、例えば、レジスタ及び/又はメモリに保存される他の電子データに変換する何らかのデバイス又はデバイスの部分に関する。「コンピュータ」又は「計算機」又は「計算プラットフォーム」は、1又はそれ以上のプロセッサを含め得る。
ここで説明される方法は、ある実施例では、1又はそれ以上のプロセッサによって実行された場合に、ここで説明される少なくとも1の方法、又はここで説明される少なくとも1の方法のバリエーションを実行する命令セットを含むコンピュータ可読な(又は機械可読と称される)コードを受け取る1又はそれ以上のプロセッサによって、実行可能である。動作する活動を特定する(シーケンシャル又はそれ以外の)命令セットを実行し得るプロセッサを含めるべきである。このため、一実施例は、1又はそれ以上のプロセッサを含む典型的な処理システムである。各プロセッサは、1又はそれ以上のCPU、図形処理ユニット、及びプログラム可能なDSPユニットを含んでいる。さらに、処理システムは、メインのRAM及び/又はスタティックRAM、及び/又はROMを含むメモリサブシステムを含め得る。バスサブシステムを構成要素間で通信するよう含め得る。さらに、処理システムは、ネットワークに接続されたプロセッサを具えた分散型処理システムとし得る。処理システムがディスプレイを要する場合、液晶ディスプレイ(LCD)又はブラウン管(CRT)ディスプレイといったディスプレイを含め得る。手作業によるデータ入力を要する場合、処理システムは、キーボードといった1又はそれ以上の英数字の入力ユニットといった入力装置、マウスといったポインティング制御装置等もまた含んでいる。ここで使用するメモリユニットという用語は、文脈から明らかであり排他的に説明されていない場合に、ディスクドライブユニットといった記憶システムを包含するものである。ある構成では、処理システムは、音声出力装置、及びネットワークインタフェース装置を含め得る。このように、メモリサブシステムは、1又はそれ以上のプロセッサによって実行された場合に、ここで説明される1又はそれ以上の方法を実行する命令セットを含むコンピュータ可読なコード(例えば、ソフトウェア)を担持するコンピュータ可読な搬送媒体を含んでいる。このような方法が、例えば、いくつかのステップといったいくつかの構成要素を含む場合、特に言及しない限り、このような構成要素の順序が示唆されないことに留意されたい。ソフトウェアはハードディスクに設けることができ、又はコンピュータシステムによるソフトウェアの実行の際に、RAMの中及び/又はプロセッサの中に完全に又は少なくとも部分的に設けることもできる。このため、メモリ及びプロセッサは、コンピュータ可読なコードを担持するコンピュータ可読な搬送媒体もまた構成する。
さらに、コンピュータ可読な搬送媒体を、コンピュータプログラム製品の中に形成し、又はこれに含めることができる。
代替的な実施例では、1又はそれ以上のプロセッサが、独立型の装置として動作し、又はネットワーク展開に接続され(例えば、他のプロセッサにネットワーク接続され)、1又はそれ以上のプロセッサが、サーバ−ユーザのマシンネットワーク環境においてサーバ又はユーザのマシンの容量の中で、ピアツーピア型又は分散型ネットワーク環境においてピアマシンとして動作する。1又はそれ以上のプロセッサは、パーソナルコンピュータ(PC)、タブレットコンピュータ、セットトップボックス(STB)、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ウェブ製品、ネットワークルータ、スイッチ又はブリッジ、又はマシンによって活動を特定する(シーケンシャル又はそれ以外の)命令セットを実行し得るマシンを形成し得る。
いくかの図が、1つのプロセッサ及びコンピュータ可読なコードを担持する1つのメモリのみを示す一方、当業者は上述の多くの構成要素が含まれているが、独創的な態様を分かりにくくしないよう排他的に図示又は説明するものではないことが理解されよう。例えば、1つのマシンのみを図示されている一方、「マシン」又は「装置」という用語は、命令セット(又は複数のセット)を個別に又は共同で実行してここで説明される1又はそれ以上の方法を実施するマシンの集合体を含めるよう解釈すべきである。
ここで説明した各方法の少なくとも一実施例は、(情報システムの部分である1又はそれ以上のプロセッサといった)1又はそれ以上のプロセッサで実行するための(コンピュータプログラムといった)命令セットを担持するコンピュータ可読な搬送媒体の形式である。このため、当業者によって理解されるように、本発明の実施例を、方法、特殊用途の装置といった装置、データ処理システムといった装置、又は(コンピュータプログラム製品といった)コンピュータ可読な搬送媒体として実施し得る。コンピュータ可読な搬送媒体は、1又はそれ以上のプロセッサで実行された場合に、プロセッサ又は複数のプロセッサが方法を実行する命令セットを含むコンピュータ可読なコードを担持する。したがって、本発明の態様は、方法、ハードウェアによる完全な実施、ソフトウェアによる完全な実施又はソフトウェア及びハードウェア形態の組み合わせの形式を取り得る。さらに、本発明は、媒体で実行されるコンピュータ可読なプログラムコードを担持する(コンピュータ可読な記憶媒体のコンピュータプログラムといった)搬送媒体の形式を取り得る。
さらに、ソフトウェアが、ネットワークインタフェース装置又は他の通信インタフェースを介してネットワークを通して送受信される。1つの媒体として典型的な実施例に搬送媒体を図示する一方、1又はそれ以上の命令セットを記憶する1つの媒体又は(集中型又は分散型データベース、及び/又は関連するキャッシュ及びサーバといった)複数の媒体を含めるよう「搬送媒体」という用語を解釈すべきである。また、「搬送媒体」という用語は、1又はそれ以上のプロセッサによって実行するために、命令セットを記憶、符号化又は搬送することができ、1又はそれ以上のプロセッサが本発明の1又はそれ以上の方法を実施する媒体を含めるよう解釈すべきである。搬送媒体は、不揮発性媒体、伝送媒体を含むがこれらに限定されない多くの形式を取る。不揮発性媒体は、例えば、光、磁気ディスク、及び光磁気ディスクを含んでいる。揮発性媒体は、メインメモリといったダイナミックメモリを含んでいる。伝送媒体は、バスサブシステムを具えるワイヤを含む、同軸ケーブル、銅線及び光ファイバを含んでいる。また、伝送媒体は、電波及び赤外線データ通信の際に発生するような、音波又は光波の形式を取り得る。例えば、「搬送媒体」という用語は、半導体メモリ、光及び磁気媒体で実施されるコンピュータ製品、1又はそれ以上のプロセッサのうちの少なくとも1のプロセッサによって検出可能で方法を実行する場合に命令セットを表す伝播信号を搬送する媒体、1又はそれ以上のプロセッサの少なくとも1のプロセッサによって検出可能で伝播信号の命令セット及び命令セットを表す伝播信号を搬送する搬送波、1又はそれ以上のプロセッサの少なくとも1のプロセッサによって検出可能で命令セットを表す伝播信号を搬送するネットワークの伝播媒体を含めるよう解釈すべきである。
説明した本方法のステップが、一実施例では、記憶装置に記憶された命令(コンピュータ可読なコード)を実行する(コンピュータといった)適切な処理システムのプロセッサ(又は複数のプロセッサ)によって実行されることに留意されたい。また、本発明が特定の実施例又はプログラミング技術に限定されず、ここで説明した機能を実施するための適切な方法を用いて実施し得ることが理解されよう。本発明を特定のプログラミング言語又はオペレーティングシステムに限定すべきではない。
結論
特定の実施例を参照して本発明を説明したが、多くの他の形式で本発明を実施し得ることが、当業者によって理解されるであろう。本発明の好適な実施例と思われる説明をしたが、当業者は、本発明の精神から逸脱せずに他の実施例及びさらなる実施例を実施でき、本発明の範囲内に含められるとしてこのような変更及び改良全てを主張することを意図するものであることを認識するであろう。例えば、上記の手段は、単に使用し得る手順を表すものである。ブロック図から機能を追加又は削除することができ、機能的ブロック間で工程を相互に変更することができる。ここで説明した方法に対してステップを追加又は削除し得る一方、本発明の範囲内に残すことができる。

Claims (20)

  1. データ処理方法であって、
    複数のプレーヤーがそれぞれの参加料を提供するゲーム活動に関して、所定のプレーヤーに関するエントリーデータを受け取るステップと;
    エントリー割り当てプロトコルに基づいて前記エントリーデータを処理し、その処理に基づいて、前記ゲーム活動に関する前記プレーヤーへの割り当てについてのゲーム値のレベルを判定するステップと;
    カーボンクレジット割り当てプロトコルに基づいて前記エントリーデータを処理し、その処理に基づいて、前記プレーヤーへの割り当てについてのカーボンクレジット値のレベルを判定するステップと;
    判定されたレベルの前記ゲーム値及び判定されたレベルの前記カーボンクレジット値の前記プレーヤーに、前記割り当てをもたらすための信号を出力するステップと;
    を有しており、
    結果データが、1又はそれ以上の入賞エントリーを識別し得る前記ゲーム活動に関して規定され、
    前記カーボンクレジット割り当てプロトコルに基づく前記エントリーデータの処理が、前記結果データから独立していることを特徴とする方法。
  2. 前記カーボンクレジット値のレベルが、1又はそれ以上のカーボンクレジットの特定の数又はカーボンクレジットの特定の値に対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記信号が、前記プレーヤーに関するアカウントの前記カーボンクレジット値のレベルを、前記判定されたレベルのカーボンクレジット値だけ増やすための指示を示すデータを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記信号が、前記判定されたレベルのカーボンクレジット値に関して、前記プレーヤーについての受け取りデータを発生させるための指示を示すデータを有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記ゲーム活動に関する結果データであって、前記ゲーム活動に関する1又はそれ以上の入賞エントリーを識別し得る結果データを受け取るステップと;
    所定の賞金分配プロトコルにしたがって、入賞エントリーが割り当てられた前記プレーヤーに賞金の配当をもたらすための信号を出力するステップと;
    を有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 情報管理システムであって、
    複数のプレーヤーがそれぞれの参加料を提供するゲーム活動に関するエントリー割り当てプロトコルを示すデータを保持する情報源とやりとりするよう構成される構成要素であって、前記エントリー割り当てプロトコルが、前記ゲーム活動に関する所定のプレーヤーから受け取ったエントリーデータに基づいて、前記プレーヤーへの割り当てに関するゲーム値のレベルを判定するよう構成される構成要素と;
    カーボンクレジット割り当てプロトコルを示すデータを保持する情報源とやりとりするよう構成される構成要素であって、前記カーボンクレジット割り当てプロトコルが、前記ゲーム活動に関する所定のプレーヤーから受け取ったエントリーデータに基づいて、前記プレーヤーへの割り当てに関するカーボンクレジット値のレベルを判定するよう構成される構成要素と;
    前記エントリー割り当てプロトコル及び前記カーボンクレジット割り当てプロトコルに基づいて、所定のプレーヤーに関するエントリーデータを処理し、これにより、そのプレーヤーに割り当てるためのカーボンクレジット値のレベル及びカーボンクレジット値のレベルを判定するよう構成された構成要素と;
    判定されたレベルの前記ゲーム値及び判定されたレベルの前記カーボンクレジット値の前記プレーヤーに、割り当てをもたらす信号を出力するための構成要素と;
    を有しており、
    結果データが、1又はそれ以上の入賞エントリーの識別をし得る前記ゲーム活動に関して規定され、
    前記プレーヤーへの割り当てに関するカーボンクレジット値のレベルの判定が、前記結果データから独立していることを特徴とするシステム。
  7. 前記カーボンクレジット値のレベルが、1又はそれ以上のカーボンクレジットの特定の数又はカーボンクレジットの特定の値に対応することを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  8. 前記信号が、前記プレーヤーに関するアカウントの前記カーボンクレジット値のレベルを、前記判定されたレベルのカーボンクレジット値だけ増やすための指示を示すデータを有することを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  9. 前記信号が、前記判定されたレベルのカーボンクレジット値に関して、前記プレーヤーについての受け取りデータを発生させるための指示を示すデータを有することを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  10. 前記ゲーム活動に関する結果データを受け取るよう構成された構成要素であって、前記結果データが前記ゲーム活動に関する1又はそれ以上の入賞エントリーを識別し得る構成要素と;
    所定の賞金分配プロトコルにしたがって、前記入賞エントリーが割り当てられた前記プレーヤーに、賞金の配当をもたらすための信号を出力するよう構成された構成要素と;
    を有することを特徴とする請求項6に記載のシステム。
  11. 複数のプレーヤーがそれぞれの参加料を提供するゲーム活動に関するエントリー割り当てプロトコルを示すデータを保持する情報源とやりとりするよう構成される構成要素であって、前記エントリー割り当てプロトコルが、前記ゲーム活動に関する所定のプレーヤーから受け取ったエントリーデータに基づいて、前記プレーヤーへの割り当てに関するゲーム値のレベルを判定するよう構成される構成要素と;
    カーボンクレジット割り当てプロトコルを示すデータを保持する情報源とやりとりするよう構成される構成要素であって、前記カーボンクレジット割り当てプロトコルが、前記ゲーム活動に関する所定のプレーヤーから受け取ったエントリーデータに基づいて、前記プレーヤーへの割り当てに関するカーボンクレジット値のレベルを判定するよう構成される構成要素と;
    前記エントリー割り当てプロトコル及び前記カーボンクレジット割り当てプロトコルに基づいて、所定のプレーヤーに関するエントリーデータを処理し、これにより、そのプレーヤーに割り当てするためのカーボンクレジット値のレベル及びカーボンクレジット値のレベルを判定するよう構成された構成要素と;
    判定されたレベルの前記ゲーム値及び判定されたレベルの前記カーボンクレジット値の前記プレーヤーに、割り当てをもたらす信号を出力するための構成要素と;
    を有しており、
    結果データが、1又はそれ以上の入賞エントリーの識別をし得る前記ゲーム活動に関して規定され、
    前記プレーヤーへの割り当てに関するカーボンクレジット値のレベルの判定が、前記結果データから独立していることを特徴とするコンピュータプログラム製品。
  12. 前記カーボンクレジット値のレベルが、1又はそれ以上のカーボンクレジットの特定の数又はカーボンクレジットの特定の値に対応することを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  13. 前記信号が、前記プレーヤーに関するアカウントの前記カーボンクレジット値のレベルを、前記判定されたレベルのカーボンクレジット値だけ増やすための指示を示すデータを有することを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  14. 前記信号が、前記判定されたレベルのカーボンクレジット値に関して、前記プレーヤーについての受け取りデータを発生させるための指示を示すデータを有することを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  15. 前記ゲーム活動に関する結果データを受け取るよう構成された構成要素であって、前記結果データが前記ゲーム活動に関する1又はそれ以上の入賞エントリーを識別し得る構成要素と;
    所定の賞金分配プロトコルにしたがって、前記入賞エントリーが割り当てられた前記プレーヤーに、賞金の配当をもたらすための信号を出力するよう構成された構成要素と;
    を有することを特徴とする請求項11に記載のコンピュータプログラム製品。
  16. 複数のプレーヤーがそれぞれの参加料を提供するゲーム活動に関する情報管理システムであって、前記システムが:
    複数の部分間の前記ゲーム活動に関して受け取られた所定の金銭的参加料の割り当てを規定する参加料割り当てプロトコルを実行するよう構成された構成要素であって、前記部分が:
    (i)前記ゲーム活動の管理者に収益を与えるための管理者の収益部分と;
    (ii)前記ゲーム活動に関して賞金プールに資金を出すための賞金プール発生部分と;
    (iii)前記ゲームのプレーヤーに割り当てるためのカーボンクレジット値の調達のためのカーボンクレジット調達部分と;を具える構成要素と;
    前記ゲーム活動に関するエントリー割り当てプロトコルを実行するよう構成された構成要素であって、前記エントリー割り当てプロトコルが、所定のプレーヤーへのゲーム値の割り当てを制御する構成要素と;
    前記ゲーム活動に関するカーボンクレジット割り当てプロトコルを実行するよう構成された構成要素であって、前記カーボンクレジット割り当てプロトコルが、そのプレーヤーの参加料のカーボンクレジット調達部分に基づいて、所定のプレーヤーへのカーボンクレジット値の割り当てを制御する構成要素と;
    を有しており、
    結果データが、1又はそれ以上の入賞エントリーを識別し得る前記ゲーム活動に関して規定され、
    前記カーボンクレジット値の割り当てが、前記結果データから独立していることを特徴とするシステム。
  17. 前記エントリー割り当てプロトコルが、そのプレーヤーの参加料の前記賞金プール発生部分に基づいて、所定のプレーヤーへのゲーム値の割り当てを制御することを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  18. 前記エントリー割り当てプロトコルが、そのプレーヤーによって提供される参加料全体に対応するゲーム値を前記プレーヤーが受け取るように、所定のプレーヤーへのゲーム値の割り当てを制御することを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  19. 前記カーボンクレジット調達部分が、カーボンクレジットの発行に関与する団体に提供されることを特徴とする請求項16に記載のシステム。
  20. 前記カーボンクレジット調達部分が、カーボンクレジットの発生のために所定の活動に参加する団体に提供されることを特徴とする請求項16に記載のシステム。

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