JP2003271776A - 抽選システム、抽選装置、抽選方法および抽選用プログラム - Google Patents

抽選システム、抽選装置、抽選方法および抽選用プログラム

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JP2003271776A
JP2003271776A JP2002068174A JP2002068174A JP2003271776A JP 2003271776 A JP2003271776 A JP 2003271776A JP 2002068174 A JP2002068174 A JP 2002068174A JP 2002068174 A JP2002068174 A JP 2002068174A JP 2003271776 A JP2003271776 A JP 2003271776A
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Toshio Miyasaka
登志雄 宮坂
Haruo Sonehara
治夫 曽根原
Eijiro Aoyanagi
栄治郎 青柳
Yukihisa Miyamoto
幸久 宮本
Masahiro Takei
政博 武井
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SOGO INSATSU KK
Industry Network Co Ltd
Original Assignee
SOGO INSATSU KK
Industry Network Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 景品スペースや景品監視を必要とせず、しか
も外れを少なくできること。 【解決手段】 この抽選システム10は、抽選を行う抽
選手段2,3と、当選券を発行する当選券発行手段7
と、抽選参加券8から特定の情報を読み取る読み取り手
段9とを備えている。そして、抽選手段2,3による抽
選結果には、特定の本数に制限された景品が当たる場合
と、本数の制限が無い無限景品が当たる場合と、景品が
当たらない外れとなる場合とが用意され、抽選結果は、
抽選参加券8の情報が反映されるように抽選手段2,3
が制御される。また、制御用コンピュータ2内に、乱数
を利用して形成したカウンタの行数を範囲として乱数を
発生させて景品を抽出するようにしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、福引きなどの抽選
に合わせて当選券の発行等を行うようにした抽選システ
ム、抽選装置および抽選方法ならびに抽選用プログラム
に関する。
【0002】
【従来の技術】商店街やショッピングセンタ等において
は、年末や4月の新年度等の所定の時期に福引き等の抽
選を伴う特別セールを行うことが多い。抽選の手段とし
ては、三角に折りたたんだ紙の中に当たり外れが書かれ
ている三角くじ、回転させた箱から当たりボールや外れ
ボールが出てくるガラガラくじ、申込用紙に氏名等を記
入してくじ箱に入れ、その後、抽選を行う人がそのくじ
箱から当たりの人の用紙を取り出す抽選方法等が多用さ
れている。
【0003】また、最近では、コンピュータを利用した
抽選機やネットワークとコンピュータを使用した各種の
抽選システムも現れてきている(特開2001−338
222号公報、特開2001−229425号公報等参
照)。
【0004】一方、商品を値引きできたり、特定の商品
をプレゼントされたりする等の特典を与えるクーポン券
が各商店毎または商店街全体で発行されることが多い。
この種のクーポン券は、新聞の折り込み広告中に掲載さ
れたり、雑誌の広告の一部に掲載されたり、顧客への特
別セールの案内に合わせて封筒中に入れ個別に郵送され
たりしている。
【0005】また、顧客に対するきめ細かいサービスを
提供するための一手段として、特開平11−20355
8号公報では、クーポン券の発行を顧客の磁気カードに
貯められているポイントと連動させて行うクーポン券発
行システムが開示されている。また、個々の顧客に対応
して予め設定された種々の特典サービスの中から当該顧
客に最適な特典サービスを提供できるようにしたシステ
ム(特開2001−357457号公報)やアンケート
回答によってクーポン券などを発行するシステム(特開
2001−307222号公報)等も知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のくじ引きなどの
抽選では、景品が山積みにされており、大きなスペース
と景品の監視人が必要となっている。このため、準備が
大がかりになると共に経費の増大を招いている。
【0007】また、従来の抽選は、外れが多く、抽選参
加者にとっては不満が残りやすい。この点は、コンピュ
ータによる抽選でも同様である。また、特開2001−
338222号公報に示されるような、蓄積された利用
者のポイント数値によって当選確率を制御するシステム
にあっても、やはり外れが多くなり、不満は生じやす
い。しかも、この特開2001−338222号公報の
技術は、インターネットというバーチャル空間で採用さ
れるものであり、実際の商店街やショッピングセンタ等
の現実社会では利用できにくい技術である。
【0008】また、従来の新聞折り込み広告、雑誌広
告、顧客への個別郵送等によるクーポン券は、利用率が
数%程度であり極めて低い。さらに特開平11−203
558号公報に示されるクーポン券発行システムは、確
かに重要顧客を獲得する対策としては好適であるが、顧
客側は磁気カードを常に持ち歩く必要が生じ、面倒とな
ると共に、わくわく感やおもしろ味に欠けるものであ
る。
【0009】また、特開2001−357457号公報
に開示される発明によれば、商品購入者に対して発行さ
れるレシートに、クーポン券も印字出力できるようにし
ている。この方式であると、そのクーポン券の利用率は
高くなるというメリットはあるものの、まだ来店してい
ない新規なお客を呼び込むことはできない。さらに、特
開2001−307222号公報に示されるアンケート
システムは、クーポン券等の発行という特典をつけるこ
とでアンケートの回答者を増やすことができるというメ
リットはあるものの、クーポン券の利用率は向上しな
い。
【0010】また、従来の各種の抽選システムやクーポ
ン券発行システムは、ポイント数や顧客情報等によって
当選確率や特典を変更するようにして顧客の維持には貢
献できるものとなっているが、従来顧客の維持と新規顧
客の増加の両方を達成できるものではない。さらに、コ
ンピュータを使用した従来の抽選システムでは、乱数の
かたより等に起因して続けて同じ景品が当たりとなるこ
とが度々生じている。
【0011】本発明は、上述した種々の問題点を解決す
るためになされたものであり、景品のためのスペースを
抽選会場に必要とせず、景品の監視のための人手も不要
となり、しかも外れを少なくできる抽選システム、抽選
装置、抽選方法および抽選用プログラムを提供すること
を目的とする。また、他の発明は、上述の目的に加え、
従来顧客の維持と新規顧客の増加の両方が達成可能とな
る抽選システム、抽選装置、抽選方法および抽選用プロ
グラムを提供することを目的とする。さらに、他の発明
は、続けて同じ景品が出ないようにすることができる抽
選システム、抽選装置、抽選方法および抽選用プログラ
ムを提供することを目的とする。また、他の発明は、時
限景品を適切に排出したり抽選者にとって安心して抽選
できる抽選システムおよび抽選装置を提供することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の抽選システムは、抽選を行う抽選手段と、
この抽選によって行われた抽選結果が当たりのときにそ
の当たりの内容を表示する当選券を発行する当選券発行
手段と、特定の情報が組み込まれた抽選参加券から当該
特定の情報を読み取り、その読み取った情報を抽選手段
にネットワークを介して送信する読み取り手段とを備
え、抽選手段による抽選結果には、少なくとも、特定の
本数に制限された景品である有限景品が当たる場合と、
本数の制限が無い景品である無限景品が当たる場合と、
景品が当たらない外れとなる場合とが用意可能とされる
と共に、抽選結果は、読み取り手段で読み取られた抽選
参加券の特定の情報が反映されるように抽選手段が制御
されている。
【0013】本発明によれば、抽選結果が当たりのとき
にその当たりの内容を表示する当選券が発行されるの
で、当選券を景品の引き換え券として利用することで景
品を抽選会場に山積みにする必要がなくなると共に景品
の監視という手間が省けることとなる。しかも、景品の
中に本数の制限が無いものが存在するので、抽選者が予
想以上に多い場合でも外れを十分少なくすることが可能
となる。また、抽選結果が抽選参加券の情報を反映した
もの、たとえばその当選券が抽選参加券を配布した店の
品物であったり、抽選参加券を配布した店の商品と関連
する商品を扱う店の品物であれば、顧客の維持や新規顧
客の獲得につながるものとなる。
【0014】なお、この明細書で当選券とは、特等、一
等などの当選内容の表示がなされたもので、景品と引き
換えたり、提示することで景品を入手できる券を指し、
いわゆる割引券となるクーポン券を含まないものとす
る。また、当選券発行手段としては、当選券を発行する
ものを指すが、当選券以外にクーポン券も発行できるよ
うにしたものでも良い。この明細書中では、少なくとも
当選券を発行するものであり、たとえば、景品に関する
全ての券を印刷し発行するプリンタ、当選券のみを発行
するがその当選券全体を印刷し発行するプリンタ、予め
所定の当選券を内部に入れておいて変更部分のみを印刷
するプリンタ、変更部分を含めて予め全てが印刷してあ
る多種類の当選券を抽選結果に応じて選択して発行する
発行機等が採用される。さらに、読み取り手段として
は、特定の情報がバーコードのときはバーコードリー
ダ、磁気情報のときは磁気カードリーダ、IC内に入れ
られるときはICカードリーダとなり、その情報の記録
方式に対応して種々の手段が採用される。なお、各手段
は、以下においても同様な内容を有するものとされる。
【0015】また、他の発明の抽選システムは、抽選を
行うための所定の入力と抽選結果の表示が可能であり、
入力に基づいて抽選のための処理を行うと共に、少なく
とも、特定の本数に制限された景品である有限景品に関
するデータ、本数の制限が無い景品である無限景品に関
するデータ、当たり外れに関するデータおよび抽選に参
加している店舗情報を保有する抽選手段と、この抽選手
段によって行われた抽選結果が当たりのときにその当た
りの内容を表示する当選券を発行する当選券発行手段
と、抽選結果に反映させる特定の情報が組み込まれた抽
選参加券から当該特定の情報を読み取り抽選手段に送信
する読み取り手段とを有している。
【0016】本発明によれば、抽選結果が当たりのとき
にその当たりの内容を表示する当選券が発行されるの
で、当選券を景品の引き換え券として利用することで景
品を抽選会場に山積みにする必要がなくなると共に景品
の監視という手間が省けることとなる。しかも、本数の
制限が無い無限景品を入れ込むことが可能であるため、
抽選者が予想以上に多い場合でもこの無限景品を入れ込
むことで外れをさらに少なくすることが可能となる。ま
た、抽選結果が抽選参加券の情報を反映したもの、たと
えばその当選券で交換できる景品が抽選参加券を配布し
た店の品物であったり、抽選参加券を配布した店の商品
と関連する商品を扱う店の品物であれば、顧客の維持や
新規顧客の獲得につながることとなる。
【0017】また、無限景品が存在するときは、その本
数を所定の数値(0を含まない)に設定して抽選を開始
し、その後、その数値が零とならないように制御すると
共に無限景品の少なくとも1つはクーポン券とするのが
好ましい。
【0018】この構成によると、本数の制限が無い景品
である無限景品が存在しかつ無限景品の数を零としない
ので、外れを一層少なくできると共に、当たりの一部と
して確実に無限景品を出力することができる。しかも、
クーポン券が無限景品となるので、そのクーポン提供者
は、クーポン券の利用率の上昇によって新規顧客を大幅
に獲得できると共に、クーポン券以外の景品の提供に比
べ、費用対効果が高いものとなる。
【0019】また、無限景品が存在しないときは、その
データを零またはデータ入力無しとして設定し抽選を開
始し、当たりを有限景品とすると共に有限景品の少なく
とも1つはクーポン券とするのが好ましい。
【0020】この構成によると、無限景品が存在しない
ので、抽選処理がスピードアップされる。また、クーポ
ン券が有限景品とされているので、クーポン券の処理お
よび管理を、他の有限景品と同一の処理および管理とす
ることができる。
【0021】また、抽選参加券の特定の情報には、少な
くとも当該抽選参加券を発行した店を現す店舗情報と、
抽選を行える回数を現す回数情報と、抽選参加券を1枚
毎に他のものと区別するための券区別情報とが含まれる
ようにするのが好ましい。
【0022】このようにすると、店舗情報から、当選券
発行の内容を変化させること、たとえば抽選参加券を発
行(配布)した店の品物が懸賞となる当選券の発行確率
を高めたり、抽選参加券を発行した店の商品と関連する
商品を扱っている店の品物が景品となる当選券の発行確
率を高めたりできる。このようにすることで、顧客の維
持や新規顧客の獲得につながることとなる。
【0023】また、回数情報を利用することで、抽選回
数を自動的に規制できることとなる。さらに、券区別情
報を利用すると、抽選参加券の再使用を防止することが
可能となる。
【0024】さらに、抽選手段は、抽選を行おうとする
者がタッチ可能にされたタッチパネルを有する操作端末
と、抽選結果を導き出すための処理を行うと共に少なく
とも、有限景品、無限景品および当たり外れの各データ
を保有する制御用コンピュータとを備えるのが好まし
い。
【0025】この構成を採用すると、タッチ式にて抽選
が可能となりユーザにとって扱い易いものとなる。しか
も、各種のデータの保存や抽選処理を操作端末とは別な
制御用コンピュータで行わせるので、操作端末を軽量か
つ低コスト化でき、多数の操作端末を用意することが可
能となる。
【0026】また、他の発明の抽選システムは、抽選を
行うための所定の入力がなされると共に抽選結果が表示
される操作端末と、この操作端末への入力に基づいて、
抽選のための処理を行うと共に、少なくとも、特定の本
数に制限された景品である有限景品に関するデータおよ
び本数の制限が無い景品である無限景品に関するデータ
を保有する制御用コンピュータと、この制御用コンピュ
ータと操作端末とを接続するネットワークと、制御用コ
ンピュータによって行われた抽選結果が当たりのときに
その当たりの内容を表示する当選券を印刷し発行する当
選券発行手段としてのプリンタとを有している。
【0027】本発明によれば、抽選結果が当たりのとき
にその当たりの内容を表示する当選券が発行されるの
で、当選券を景品の引き換え券として利用することで景
品を抽選会場に山積みにする必要がなくなると共に景品
の監視という手間が省けることとなる。しかも、景品の
中に本数の制限が無いものが存在するので、抽選者が予
想以上に多い場合でも外れを十分少なくすることが可能
となる。また、抽選手段が操作端末と制御用コンピュー
タとに分かれ、役割分担しているので、操作端末を軽量
化、低コスト化できることとなる。このため、多数の操
作端末の配置が可能となり、多数の抽選希望者への対応
が可能となる。
【0028】さらに、制御用コンピュータは、さらに外
れとなるデータを保存し、内部の処理上、当たりのとき
には、有限景品を抽出し、内部の処理上、外れのときに
は、無限景品か景品無しのいずれか一方となるように設
定し、景品無しとなったときに本来の外れとして操作端
末に表示するのが好ましい。
【0029】この構成では、外れとなるデータが保存さ
れ、内部の処理上、外れのときに、無限景品を抽出した
り、本来の外れとしたりしているので、外れ処理のサブ
ルーチンとして無限景品を排出できることとなり、当た
り外れ処理のアルゴリズムが簡単なものとなる。
【0030】また、制御用コンピュータは、さらに外れ
となるデータを保存し、抽選に際し、有限景品、無限景
品および外れの3つのうちの1つを抽出するように設定
され、有限景品または無限景品を抽出したときには当た
りを示す表示を、外れを抽出したときには外れを示す表
示をそれぞれ操作端末に行うようにされているのが好ま
しい。
【0031】この構成によると、予め景品が有限景品と
無限景品に分かれると共にこれらと同一レベルで外れが
存在するので、無限景品の本数や外れの本数を単独で変
更することで全体に対するそれぞれの確率を変更できる
こととなる。このため、有限景品の当たり確率や無限景
品の当たり確率の変更が容易となる。
【0032】また、他の発明の抽選システムは、抽選を
行うための所定の入力がなされると共に抽選結果が表示
される操作端末と、この操作端末への入力に基づいて、
抽選のための処理を行うと共に、少なくとも景品に関す
るデータを保有する制御用コンピュータと、この制御用
コンピュータと操作端末とを接続するネットワークと、
制御用コンピュータによって行われた抽選結果が当たり
のときにその当たりの内容を表示する当選券を印刷し発
行する当選券発行手段としてのプリンタと、特定の情報
が組み込まれた抽選参加券から当該特定の情報を読み取
り、制御用コンピュータに送る読み取り手段とを備え、
特定の情報には、少なくとも当該抽選参加券を発行した
店を現す店舗情報と、抽選を行える回数を現す回収情報
とが含まれ、制御用コンピュータは、抽選結果を導き出
す処理を行う際に店舗情報を参照し、当該抽選参加券を
発行した店で利用できる当選券が他の店で発行された抽
選参加券の場合に比べより高率で当たるようにすると共
に、回数情報によって抽選回数を自動的に規制するよう
にしている。
【0033】本発明によれば、抽選結果が当たりのとき
にその当たりの内容を表示する当選券が発行されるの
で、当選券を景品の引き換え券として利用することで景
品を抽選会場に山積みにする必要がなくなると共に景品
の監視という手間が省けることとなる。しかも、抽選手
段が操作端末と制御用コンピュータとに分かれ、役割分
担しているので、操作端末を軽量化、低コスト化できる
こととなる。このため、多数の操作端末の配置が可能と
なり、多数の抽選希望者への対応が可能となる。また、
抽選参加券を発行した店で使用できる当選券をより高率
で発券するので、顧客の維持につながることとなる。ま
た、抽選回数が自動的に規制されるので、抽選作業の効
率化、低コスト化を図ることができる。
【0034】また、他の発明の抽選システムは、抽選を
行うための所定の入力がなされると共に抽選結果が表示
される操作端末と、この操作端末への入力に基づいて、
抽選のための処理を行うと共に、少なくとも景品に関す
るデータを保有する制御用コンピュータとこの制御用コ
ンピュータと操作端末とを接続するネットワークと、を
備え、制御用コンピュータ内に、連続番号値と景品で本
数に制限のある景品となる有限景品の種類を示す景品種
類値であって各種類の数量を考慮してランダムに選択さ
れた景品種類値の少なくとも2つの値を各行に入れるこ
とが可能なカウンタを設け、抽選結果が有限景品を当た
りとした際に、カウンタの行数を範囲として乱数を発生
させ、その乱数を元にしてカウンタから1行を抽出し、
その抽出された行に入れられている景品種類値に相当す
る有限景品を当たりの景品として操作端末に表示すると
共にカウンタ中の抽出された行を削除している。
【0035】この抽選システムでは、抽選手段が操作端
末と制御用コンピュータとに分かれ、役割分担している
ので、操作端末を軽量化、低コスト化できることとな
る。このため、多数の操作端末の配置が可能となり、多
数の抽選希望者への対応が可能となる。また、有限景品
の抽出に当たっては、ランダムに抽出した景品を入れて
作成されたカウンタからさらにランダムに番号を取り出
しているので、乱数の偏りがほとんどなくなる。このた
め、同じ景品が続くというような不具合が防止される。
また、カウンタの全行が残りの全有限景品数となるの
で、設定した有限景品数を越えて景品が排出される(当
たってしまう)ことが防止される。
【0036】また、他の発明の抽選システムは、抽選を
行うための所定の入力がなされると共に抽選結果が表示
される操作端末と、この操作端末への入力に基づいて、
抽選のための処理を行うと共に、少なくとも景品に関す
るデータを保有する制御用コンピュータと、この制御用
コンピュータと操作端末とを接続するネットワークと、
を備え、制御用コンピュータは、所定の時間または所定
の時刻を過ぎて最初に抽選を行う者に対して所定の景品
が当たるように設定可能とされると共に抽選を行う者が
いないため所定の景品となる時限景品が所定数以上たま
った場合には、所定数未満の時限景品を当たりとして出
した後は、一定時間を経過するまでは貯まっていた残り
の時限景品を当たりとしないように設定可能とされてい
る。
【0037】この抽選システムでは、抽選手段が操作端
末と制御用コンピュータとに分かれ、役割分担している
ので、操作端末を軽量化、低コスト化できることとな
る。このため、多数の操作端末の配置が可能となり、多
数の抽選希望者への対応が可能となる。また、所定の時
間毎や所定の時刻に所定の景品を当たりとして出力でき
るので、抽選への興味を人為的に引きつけることが可能
となる。しかも、時限景品がたまった場合、抽選回数で
はなく経過時間で残りの時限景品を当てるようにしてい
るので、たまった時限景品を同じ人が当てる確率はほと
んど零となる。
【0038】また、他の発明の抽選システムは、抽選を
行うための所定の入力がなされると共に抽選結果が表示
される操作端末と、この操作端末への入力に基づいて、
抽選のための処理を行うと共に、少なくとも景品に関す
るデータを保有する制御用コンピュータと、この制御用
コンピュータと操作端末とを接続するネットワークと、
を備え、操作端末は、抽選結果の表示を行う表示部を有
し、この表示部に複数のカードを表示し、その1つをタ
ッチすることで、そのタッチされたカードが当たりまた
は外れを表示するようにすると共に表示された全部のカ
ードが外れでないことを確認させるため全てのカードを
タッチした状態に一度にすることができる確認用フルオ
ープンボタンを表示部の一部に設けている。
【0039】本発明の抽選システムでは、抽選手段が操
作端末と制御用コンピュータとに分かれ、役割分担して
いるので、操作端末を軽量化、低コスト化できることと
なる。このため、多数の操作端末の配置が可能となり、
多数の抽選希望者への対応が可能となる。また、抽選方
法がいわゆるカードめくり方式となるので、抽選実行者
としては、自分が選ぶ作業をすることで抽選への関与感
が高くなる。このため、抽選のスリル、ドキドキ感が大
きくなり、当たったときのうれしさも倍増する。さら
に、確認用フルオープンボタンが存在するので、抽選実
行者としては安心して抽選をすることができる。
【0040】さらに、景品であって本数に制限のある景
品である有限景品の中に、所定の店で使用できるクーポ
ン券が含まれるようにするのが好ましい。
【0041】この構成とすると、クーポン券を提供する
店側としては、費用対効果をしっかり計算してクーポン
券を提供できることとなる。しかも、本数の制限の無い
無限景品の中にクーポン券が入っていると、そのクーポ
ン券にさらに有限景品としてのクーポン券が上乗せされ
るので、クーポン券の枚数が増え、外れの本数がさらに
減ることとなる。
【0042】また、景品であって本数に制限の無い景品
である無限景品の中に、所定の店で使用できるクーポン
券が含まれるようにするのが好ましい。
【0043】この構成とすると、クーポン券を提供する
店側としては、費用対効果をしっかり計算してクーポン
券を提供できることとなる。しかも、本数の制限の無い
無限景品の中にクーポン券が入っていると、一般的には
低額となるクーポン券を多数発行でき、外れの本数をさ
らに減少させることができる。
【0044】また、本発明の抽選装置は、所定の入力に
基づいて抽選のための処理を行う抽選処理機能と、特定
の本数に制限された景品である有限景品に関するデータ
と、本数の制限が無い景品である無限景品に関するデー
タと、当たり外れに関するデータと、当たりとして発行
される当選券に関するデータとを少なくとも保有する抽
選手段と、この抽選手段によって行われた抽選結果が当
たりのときにその当たりの内容を表示する当選券を印刷
し発行する当選券発行手段とを有している。
【0045】この発明の抽選装置によれば、抽選結果が
当たりのときにその当たりの内容を表示する当選券が発
行されるので、当選券を景品の引き換え券として利用す
ることで、景品を抽選会場に山積みにすることで大きな
スペースが必要となるという問題が無くなり、景品が盗
まれないように監視する必要も無くなる。しかも、本数
の制限が無い無限景品を入れ込むことが可能であるた
め、抽選者が予想以上に多い場合でもこの無限景品を入
れ込むことで外れをさらに少なくすることが可能とな
る。
【0046】また、他の発明の抽選装置は、所定の入力
に基づいて抽選のための処理を行う抽選処理機能と、特
定の本数に制限された景品である有限景品に関するデー
タと、当たり外れに関するデータと、当たりとして発行
される当選券に関するデータとを少なくとも保有する抽
選手段と、抽選結果に反映させる特定の情報が組み込ま
れた抽選参加券であって、特定の情報として少なくとも
当該抽選参加券を発行した店を現す店舗情報と、抽選を
行える回数を現す回数情報と、抽選参加券を1枚毎に他
のものと区別するための券区別情報とを有する抽選参加
券から当該特定の情報を読み取り抽選手段に送る読み取
り手段とを有している。
【0047】この発明の抽選装置によれば、抽選結果が
当たりのときにその当たりの内容を表示する当選券が発
行されるので、当選券を景品の引き換え券として利用す
ることで、景品を抽選会場に山積みにすることで大きな
スペースが必要となるという問題が無くなり、景品が盗
まれないように監視する必要も無くなる。しかも、店舗
情報から、当選券発行の内容を変化させること、たとえ
ば抽選参加券を発行(配布)した店の品物と引き換えで
きる当選券の発行確率を高めたり、抽選参加券を発行し
た店の品物と引き換えできる当選券の発行確率を高めた
りできる。このようにすることで、顧客の維持や新規顧
客の獲得につながることとなる。また、回数情報を利用
することで、抽選回数を自動的に規制できることとな
る。さらに、券区別情報を利用すると、抽選参加券の再
使用を防止することが可能となる。
【0048】また、他の発明の抽選装置は、本数に制限
のある景品である有限景品の種類ごとにその数量とその
景品名とその有限景品の種類を示す景品種類値が書き込
み可能とされる有限景品データベースと、この有限景品
データベースからランダムにひとつずつ景品種類値を取
り出すと共に、景品種類値が有限景品データベースから
取り出されるごとに景品種類値に対応する景品の数量を
1つずつ減らす一方、取り出された景品種類値と取り出
された順番に対応して付けられる連続番号値とを少なく
とも1行の各項目として生成し、有限景品の合計数量と
同じ値となる行数を有するカウンタを作成するカウンタ
作成プログラムと、所定の入力に基づいて抽選のための
処理を行う抽選処理機能と、有限景品に関するデータ、
当たり外れに関するデータ、および当たりとして発行さ
れる当選券に関するデータを含むデータと、を保有する
抽選手段と、この抽選手段によって行われた抽選結果が
当たりのときに、その当たりの内容が表示される当選券
を印刷し発行する当選券発行手段とを有している。
【0049】この発明の抽選装置では、抽選結果が当た
りのときにその当たりの内容を表示する当選券が発行さ
れるので、当選券を景品の引き換え券として利用するこ
とで、景品を抽選会場に山積みにすることで大きなスペ
ースが必要となるという問題が無くなり、景品が盗まれ
ないように監視する必要も無くなる。また、有限景品の
抽出に当たっては、ランダムに抽出した景品を入れて作
成されたカウンタからさらにランダムに番号を取り出し
ているので、乱数の偏りがほとんどなくなる。このた
め、同じ景品が続くというような不具合が防止される。
また、カウンタの全行が残りの全有限景品数となるの
で、設定した有限景品数を越えて景品が排出される(当
たってしまう)ことが防止される。
【0050】さらに、他の発明の抽選装置は、抽選を行
うための所定の入力と抽選結果の表示が可能であり、入
力に基づいて抽選のための計算を行うと共に少なくとも
特定の本数に制限された景品である有限景品に関するデ
ータおよび当たり外れに関するデータを保有する抽選装
置において、各行に少なくとも、連続番号値と有限景品
の種類を示す景品種類値であって各種類の数量を考慮し
てランダムに選択された景品種類値とが入れられたカウ
ンタを設け、抽選が当たりの際にカウンタの行数を範囲
として乱数を発生させ、その乱数を元にしてカウンタか
ら1行を抽出し、その抽出された行に入れられている景
品種類値に相当する有限景品を当たりの景品として表示
すると共にカウンタ中の上記抽出された行を削除してい
る。
【0051】この抽選装置は、有限景品の抽出に当たっ
ては、ランダムに抽出した景品を入れて作成されたカウ
ンタからさらにランダムに番号を取り出しているので、
乱数の偏りがほとんどなくなる。このため、同じ景品が
続くというような不具合が防止される。また、カウンタ
の全行が残りの全有限景品数となるので、設定した有限
景品数を越えて景品が排出される(当たってしまう)こ
とが防止される。
【0052】また、他の発明の抽選装置は、抽選を行う
ための所定の入力と抽選結果の表示が可能であり、入力
に基づいて抽選のための計算を行うと共に少なくとも景
品に関するデータおよび当たり外れに関するデータを保
有する抽選装置において、所定の時間または時刻を過ぎ
て最初に抽選を行う者に対して所定の景品が当たるよう
に設定可能とされると共に抽選を行う者がいないため所
定の景品となる時限景品が所定数以上たまった場合に
は、所定数未満の時限景品を当たりとして出した後、一
定時間を経過するまではたまっていた残りの時限景品を
当たりとしないように設定可能とされている。
【0053】この抽選装置によると、一定の時間毎や所
定の時刻に所定の景品を当たりとして出力できるので、
抽選への興味を人為的に引きつけることが可能となる。
しかも、時限景品がたまった場合、抽選回数ではなく経
過時間で残りの時限景品を当てるようにしているので、
たまった時限景品を同じ人が当てる確率はほとんど零と
なる。
【0054】また、一定時間を3〜7分間とするのが好
ましい。このようにすると、時限景品が1人の抽選者に
続けて当たることを確実に防止できると共に時限景品が
多数たまってしまうことが無くなる。
【0055】また他の発明の抽選装置は、抽選を行うた
めの所定の入力と抽選結果の表示が可能であり、入力に
基づいて抽選のための計算を行うと共に少なくとも景品
に関するデータおよび当たり外れに関するデータを保有
する抽選装置において、抽選結果の表示を行う表示部を
有し、この表示部に複数のカードを表示し、その1つを
タッチすることで、そのタッチされたカードが当たりま
たは外れを表示するようにすると共に表示された全部の
カードが外れでないことを確認させるため全てのカード
をタッチした状態に一度にすることができる確認用フル
オープンボタンを表示部の一部に設けている。
【0056】この抽選装置では、抽選方法がいわゆるカ
ードめくり方式となるので、抽選実行者としては、自分
が選ぶ作業をすることで抽選への関与感が高くなる。こ
のため、抽選のスリル、ドキドキ感が大きくなり、当た
ったときのうれしさも倍増する。さらに、確認用フルオ
ープンボタンが存在するので、抽選実行者としては安心
して抽選をすることができる。
【0057】また、表示部に表示されるカードの数を8
〜20枚とするのが好ましい。このようにすると、多数
回の抽選が1つの画面で行えると共に各カードの表示も
十分大きなものとすることができ、当たり外れを確認し
やすくなる。
【0058】また、本発明の抽選方法は、景品を本数に
制限のある有限景品と本数に制限の無い無限景品とに区
分けしてデータベース化するデータベース化工程と、当
たりとして発行される当選券に関するデータを生成・保
存する当選券データ保存工程と、抽選による当たり外れ
の確率または本数を設定する設定工程と、所定の入力を
検知する入力検知工程と、入力を受けてデータベースか
らランダムにまたは確率に基づいて、有限景品または無
限景品をそれぞれ処理を異ならせて取り出す当たりと景
品を取り出さない外れとが決定される抽選工程と、この
抽選工程による抽選結果を表示する表示工程と、抽選工
程による抽選結果が当たりのときにその当たりの内容が
印刷される当選券を印刷し発行する当選券発行工程とを
有している。
【0059】本発明の方法を採用すると、抽選結果が当
たりのときにその当たりの内容を表示する当選券が発行
されるので、当選券を景品の引き換え券として利用する
ことで、景品を抽選会場に山積みにすることで大きなス
ペースが必要となるという問題が無くなり、景品が盗ま
れないように監視する必要も無くなる。しかも、本数の
制限が無い無限景品を入れ込むことが可能であるため、
抽選者が予想以上に多い場合でもこの無限景品を入れ込
むことで、外れをさらに少なくすることが可能となる。
また、有限景品と無限景品の処理が異なるため、当たり
の際に、それぞれの景品を取り違えてしまうことが阻止
される。
【0060】また、他の発明の抽選方法は、景品をデー
タベース化するデータベース化工程と、当たりとして発
行される当選券に関するデータを生成・保存する当選券
データ保存工程と、抽選による当たり外れの確率または
本数を設定する設定工程と、抽選結果に反映させる特定
の情報が組み込まれた抽選参加券であって、特定の情報
として少なくとも当該抽選参加券を発行した店を現す店
舗情報と、抽選を行える回数を現す回数情報と、抽選参
加券を1枚毎に他のものと区別するための券区別情報と
を有する抽選参加券から当該特定の情報を読み取る読み
取り工程と、所定の入力を検知する入力検知工程と、入
力を受けてデータベースからランダムまたは確率に基づ
いて景品を取り出す当たりと景品を取り出さない外れと
が決定されると共に、その決定に際し、店舗情報を参照
するようにした抽選工程と、この抽選工程による抽選結
果を表示する表示工程と、抽選工程による抽選結果が当
たりのときにその当たりの内容が印刷された当選券を印
刷し発行する当選券発行工程とを有している。
【0061】この発明の方法では、抽選結果が当たりの
ときにその当たりの内容を表示する当選券が発行される
ので、当選券を景品の引き換え券として利用すること
で、景品を抽選会場に山積みにすることで大きなスペー
スが必要となるという問題が無くなり、景品が盗まれな
いように監視する必要も無くなる。しかも、店舗情報か
ら、当選券発行の内容を変化させること、たとえば抽選
参加券を発行(配布)した店の品物と引き換えできる当
選券の発行確率を高めたり、抽選参加券を発行した店の
商品と関連する商品を扱っている店の品物と引き換えで
きる当選券の発行確率を高めたりできる。このようにす
ることで、顧客の維持や新規顧客の獲得につながること
となる。また、回数情報を利用することで、抽選回数を
自動的に規制できることとなる。さらに、券区別情報を
利用すると、抽選参加券の再使用を防止することが可能
となる。
【0062】また、他の発明の抽選方法は、本数に制限
のある景品である有限景品の種類ごとにその数量とその
景品名とその有限景品の種類を示す景品種類値を書き込
むことで有限景品データベースを生成する有限景品デー
タベース生成工程と、この有限景品データベースからラ
ンダムにひとつずつ景品の種類値を取り出すと共に、有
限景品が有限景品データベースから取り出されるごとに
景品種類値に対応する景品の数量を1つずつ減らす一
方、取り出された景品種類値と取り出された順番に対応
して付けられる連続番号値とを少なくとも1行の各項目
として生成し、有限景品の合計数量と同じ値となる行数
を有するカウンタを作成するカウンタ作成工程と、デー
タベースからランダムまたは確率に基づいて、有限景品
やその他の景品を取り出す当たりと景品を取り出さない
外れとが決定される抽選工程と、を有している。
【0063】この発明の抽選方法では、有限景品の抽出
に当たって、ランダムに抽出した景品を入れて作成され
たカウンタからさらにランダムに番号を取り出している
ので、乱数の偏りがほとんどなくなる。このため、同じ
景品が続くというような不具合が防止される。また、カ
ウンタの全行が残りの全有限景品数となるので、設定し
た有限景品数を越えて景品が排出される(当たってしま
う)ことが防止される。
【0064】また、本発明の抽選用プログラムは、コン
ピュータに、景品を本数に制限のある有限景品と本数に
制限の無い無限景品とに区分けしてデータベース化する
データベース化手順と、当たりとして発行される当選券
に関するデータを生成・保存する当選券データ保存手順
と、抽選による当たり外れの確率または本数を設定する
設定手順と、所定の入力を検知する入力検知手順と、入
力を受けてデータベースからランダムにまたは確率に基
づいて有限景品または無限景品をそれぞれ処理を異なら
せて取り出す当たりと景品を取り出さない外れとが決定
される抽選手順と、この抽選手順による抽選結果を表示
する表示手順と、抽選手順による抽選結果が当たりのと
きにその当たりの内容が印刷された当選券を印刷し発行
する当選券発行手順とを実行させている。
【0065】この抽選用プログラムをコンピュータに実
行させると、抽選結果が当たりのときにその当たりの内
容を表示する当選券が発行されるので、当選券を景品の
引き換え券として利用することで、景品を抽選会場に山
積みにすることで大きなスペースが必要となるという問
題が無くなり、景品が盗まれないように監視する必要も
無くなる。しかも、本数の制限が無い無限景品を入れ込
むことが可能であるため、抽選者が予想以上に多い場合
でもこの無限景品を入れ込むことで、外れをさらに少な
くすることが可能となる。また、有限景品と無限景品の
処理が異なるため、当たりの際に、それぞれの景品を取
り違えてしまうことが阻止される。
【0066】また、他の発明の抽選用プログラムは、コ
ンピュータに、景品をデータベース化するデータベース
化手順と、当たりとして発行される当選券に関するデー
タを生成・保存する当選券データ保存手順と、抽選によ
る当たり外れの確率または本数を設定する設定手順と、
抽選結果に反映させる特定の情報が組み込まれた抽選参
加券であって、特定の情報として少なくとも当該抽選参
加券を発行した店を現す店舗情報と、抽選を行える回数
を現す回数情報と、抽選参加券を1枚毎に他のものと区
別するための券区別情報とを有する抽選参加券から当該
特定の情報を読み取る読み取り手順と、所定の入力を検
知する入力検知手順と、入力を受けてデータベースから
ランダムまたは確率に基づいて景品を取り出す当たりと
景品を取り出さない外れとが決定されると共にその決定
に際し、店舗情報を参照するようにした抽選手順と、こ
の抽選手順による抽選結果を表示する表示手順と、抽選
手順による抽選結果が当たりのときにその当たりの内容
が印刷された当選券を印刷し発行する当選券発行手順と
を実行させている。
【0067】この抽選用プログラムをコンピュータに実
行させると、抽選結果が当たりのときにその当たりの内
容を表示する当選券が発行されるので、当選券を景品の
引き換え券として利用することで、景品を抽選会場に山
積みにすることで大きなスペースが必要となるという問
題が無くなり、景品が盗まれないように監視する必要も
無くなる。しかも、このプログラムを実行すると、店舗
情報から、クーポン券発行の内容を変化させること、た
とえば抽選参加券を発行(配布)した店の品物と交換で
きる当選券の発行確率を高めたり、抽選参加券を発行し
た店の品物と交換できる当選券の発行確率を高めたりで
きる。このようにすることで、顧客の維持や新規顧客の
獲得につながることとなる。また、回数情報を利用する
ことで、抽選回数を自動的に規制できることとなる。さ
らに、券区別情報を利用すると、抽選参加券の再使用を
防止することが可能となる。
【0068】また、他の発明の抽選用プログラムは、コ
ンピュータに、本数に制限のある景品である有限景品の
種類ごとにその数量とその景品名とその有限景品の種類
を示す景品種類値を書き込むことで有限景品データベー
スを生成する有限景品データベース生成手順と、この有
限景品データベースからランダムにひとつずつ景品種類
値を取り出すと共に、有限景品が有限景品データベース
から取り出されるごとに景品種類値に対応した景品の数
量を1つずつ減らす一方、取り出された景品種類値と取
り出された順番に対応して付けられる連続番号値とを少
なくとも1行の各項目として生成し、有限景品の合計数
量と同じ値となる行数を有するカウンタを作成するカウ
ンタ作成手順と、データベースからランダムまたは所定
の確率に基づいて有限景品やその他の景品を取り出す当
たりと景品を取り出さない外れとが決定される抽選手順
と、を実行させている。
【0069】この抽選用プログラムをコンピュータに実
行させると、有限景品の抽出に当たって、ランダムに抽
出した景品を入れて作成されたカウンタからさらにラン
ダムに番号を取り出しているので、乱数の偏りがほとん
どなくなる。このため、同じ景品が続くというような不
具合が防止される。また、カウンタの全行が残りの全有
限景品数となるので、設定した有限景品数を越えて景品
が排出される(当たってしまう)ことが防止される。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施の形態について説明する。なお、最初に、第1
の実施の形態の抽選システム10を図1から図15に基
づいて説明する。また、この抽選システム10の説明と
併せて、抽選装置、抽選方法および抽選用プログラムに
ついて説明することとする。
【0071】この抽選システム10は、複数の抽選ボッ
クス1と、サーバとなる制御用コンピュータ2と、それ
ぞれの抽選ボックス1に配置されたタッチパネル式の操
作端末3と、各操作端末3と制御用コンピュータ2とを
結ぶネットワークの一部となるルータ4およびケーブル
5と、各操作端末3に接続され当選券やクーポン券6を
印刷し発行する当選券発行手段としてのプリンタ7と、
抽選参加券8の特定の情報を読みとるための読み取り手
段としてのバーコードリーダ9とから主に構成されてい
る。
【0072】ここで、制御用コンピュータ2と操作端末
3とで抽選手段となる抽選装置が構成される。また、図
1に示す例では、抽選ボックス1が3台とされている
が、1台もしくは2台としたり、または4台以上として
も良い。また、1つの抽選ボックス1に2台以上の操作
端末3を配置するようにしても良い。
【0073】抽選ボックス1は、それぞれが同一形状で
あり、背面(紙面の奥側)が一部または全部開放された
ボックス形状とされている。上面には、操作端末3の表
示画面となると共にタッチパネルともなる表示部3aが
現れるようにした大きな切り込み窓1aと、クーポン券
6が排出される小さな長方形の切り込み窓1bが設けら
れている。また、正面側となる前面側側面には、抽選参
加券8をバーコードリーダ9に読ませるため、当該抽選
参加券8を挿入するための小さな長方形の切り込み窓1
cが設けられている。
【0074】この実施の形態では、抽選ボックス1を同
じ部屋に配置するようにしているが、別々の場所に配置
し、LAN(Local Area Network)構成としても良い。
また、ケーブル5の代わりに無線LANとする構成とし
ても良い。また、各操作端末3と制御用コンピュータ2
とをインターネットを介して接続するようにしても良
い。さらに、プリンタ7やバーコードリーダ9のいずれ
か一方または両者を、操作端末3を介さずに直接、制御
用コンピュータ2に接続するようにしても良い。
【0075】また、操作端末3がタッチパネル式でない
場合には、抽選ボックス1の上面に操作部を置いたり、
操作キーや操作ボタンを配置するようにしても良い。ま
た、プリンタ7やバーコードリーダ9のいずれか一方ま
たは両者を抽選ボックス1の上面に露出した状態で置く
ようにしても良い。さらには、抽選ボックス1を設け
ず、操作端末3、プリンタ7、バーコードリーダ9を全
て露出した状態で配置しても良い。
【0076】制御用コンピュータ2は、図2に示すよう
に、中央処理装置となるマイクロプロセッサ11と、R
OM(Read Only Memory)12やRAM(Random Acces
s Memory)13やHDD(Hard Disk Drive)14等か
らなる記憶部と、各種のインターフェースからなるイン
ターフェース部と、それらをつなぐバス15とに大きく
区分けされる。
【0077】記憶部の一部を構成するROM12は、新
たに情報を書き込むことができない記憶回路で、所定の
プログラム等を記憶しマイクロプロセッサ11によって
制御されるものである。RAM13は、プログラムやデ
ータ等を一時的に記憶しマイクロプロセッサ11によっ
て制御されるもので、情報の読み出し書き込みが可能な
記憶回路である。HDD14は、後述するカウンタ作成
用プログラム等のこのクーポン券6を発行する抽選シス
テム10を動作させるための種々のプログラムを記憶
し、マイクロプロセッサ11によって制御される磁気記
憶媒体である。
【0078】インターフェース部は、HDD14とマイ
クロプロセッサ11とをつなぐハードディスクインター
フェース16と、外部とデータのやり取りを行うための
通信インターフェース17と、外部機器となるプリンタ
18とのインターフェースとなるプリンタインターフェ
ース19と、CD−ROMやCD−RW等の光記憶媒体
使用機器20とのインターフェースとなるCD−ROM
等インターフェース21と、キーボード22やモニタ2
3等の入出力機器とのインターフェースとなるI/Oイ
ンターフェース24等から構成される。
【0079】HDD14は、図3に示すように、外部と
の接続部分となるインターフェース部31と、中央処理
装置部32と、ROMやRAM等からなる主記憶部33
と、磁気ディスクからなる記憶部34と、各部をつなぐ
バス35とから主に構成される。記憶部34には、プロ
グラム36とデータ関連37とが保存される。
【0080】プログラム36は、事前設定やログ分析等
に使用される設定他用プログラム41と、一連の抽選作
業を実行するための抽選実行用プログラム42とに主に
区別される。データ関連37は、データベース43と個
別データ44に区別される。なお、各プログラムは、制
御用コンピュータ2内のROM12、RAM13等にそ
の一部が保存される場合もある。また、各プログラムに
は、制御用コンピュータ2のマイクロプロセッサ11、
ROM12、RAM13等によって起動制御されること
で各所定の機能を制御用コンピュータ2に実現させるも
のである。
【0081】図4に示すように、設定他用プログラム4
1に区分されるものの中には、当たりの本数に制限のあ
る景品を抽出する際に必要となるカウンタ(詳細は後
述)を作成するためのカウンタ作成用プログラム51
と、抽選を開始する前や抽選中に種々の設定や設定変更
をするための画面を呼び出してきて設定や設定変更を可
能とする初期設定及び設定変更用プログラム52と、抽
選途中や抽選終了後に現状や結果等を分析するための各
種分析用プログラム53が含まれる。
【0082】抽選実行用プログラム42に区分されるも
のの中には、顧客によるアクション(抽選を開始する際
の所定の入力)によって動作を開始し、操作端末3の表
示部3aに当たりや外れの表示をし、当選券やクーポン
券6等の発行をしたりすることで終了する一連の処理の
基本部分となる抽選処理基本プログラム61と、抽選の
際の当たり外れの発生等をランダム化させる乱数発生プ
ログラム62と、抽選の際のゲーム、たとえばルーレッ
トやカードめくりのゲームを行わせるゲームプログラム
63と、プリンタ7を動作させるために必要となるJA
VA(登録商標)アプリケーション64等が含まれる。
【0083】ここで乱数発生プログラム62は、先に示
したカウンタ作成用プログラム51を動作させるときに
も使用される。また、ゲームプログラム63は、ルーレ
ットゲームプログラム65やカードめくりプログラム6
6等から構成される。また、JAVA(登録商標)アプ
リケーション64は、データを制御用コンピュータ2か
らプリンタ7へ転送し、クーポン券6の印刷を行わせる
ためのプリンタプログラム67を主構成としているた
め、制御用コンピュータ2上で常に起動されている必要
がある。
【0084】データ関連37は、図3および図5に示す
ように、種々のデータベースからなるデータベース43
と、必要によりデータベース化されるが、この実施の形
態ではデータベース化されていない個別データ44に区
分される。
【0085】図5に示すように、データベース43に
は、この抽選に参加している店の情報や、その店で割り
付けられた店舗情報等が保存されている店舗データベー
ス71と、抽選参加券8に関するデータを保存した抽選
券データベース72と、全ての有限景品(本数に限りの
ある景品)の総数と同じ行数を有するカウンタ(詳細は
後述)を作成する際の基となる有限景品からなる有限景
品データベース73と、一種のデータベーステーブル
(あるいはテキストファイル)からなるカウンタ74
と、本数に制限の無い景品である無限景品に関する無限
景品データベース75と、当選券やクーポン券6を発行
するために必要とされるデータの集合であるクーポン券
データベース76と、抽選状況が刻々と保存されていく
ことで生成されるログデータベース77とが含まれる。
【0086】データベース43には、さらに、初期設定
の際や設定を変更するときに、モニタ23に表示される
画面を生成するためのデータや画像を集めた初期設定画
面及び設定変更画面データベース78と、操作端末3の
抽選開始前の画面や抽選実行中の画面等を生成するため
のデータや画像を集めた操作端末画面データベース79
と、各種の設定を行う際の選択用データを集めた各種設
定用データベース80等が含まれる。
【0087】なお、クーポン券データベース76には、
商店街やショッピングセンタ等の名称、店舗の名称、当
選した景品名、クーポン券6の使用制限、クーポン券6
の使用期限、セールの期間、および景品別にこれらの条
件を初期設定したテンプレート等が含まれる。また、こ
のクーポン券データベース76には、後述する当選券に
関するデータも、クーポン券6のデータと同様な形式で
保存されている。
【0088】個別データ44には、初期画面や設定変更
画面等で入力される、たとえば、当たり外れの確率値や
当たりの本数、外れの本数等の各種の設定済みの値であ
る各種設定済データ81や、各種のプログラム36を動
かすために必要となるデータ、すなわち、プログラムに
よって呼び込まれるデータ(図示省略)等が存在する。
【0089】操作端末3は、マークアップ言語の一種で
あるHTML(Hypertext Markup Language)の規格に
準拠した表示ブラウザのプログラムが内部にインストー
ルされ、制御用コンピュータ2から送られてくるデータ
をこの表示ブラウザを動作させて表示部3aに表示させ
る。操作端末3は、さらに、表示部3aをタッチパネル
として機能させるタッチパネル化手段部、制御用コンピ
ュータ2との通信部、プリンタ7やバーコードリーダ9
とのインターフェース部等を有している。これらの各部
は、中央処理装置となるマイクロプロセッサやROM、
RAM等の記憶手段等によって所定の機能として実現さ
れる。
【0090】プリンタ7は、この実施の形態では、サー
マルプリンタとされている。発行されるクーポン券6に
は、図6に示すように、上部のヘッダー6aと下部のフ
ッター6bが中央の本体部6cに付加された一定の形式
の文字列や、たとえば図6に示すような画像6dが印刷
されている。クーポン券6に印刷されるデータは、クー
ポン券データベース76に保存されているもので、先に
述べたように初期設定されたテンプレートにドッキング
されてクーポン券6として印刷され発行される。
【0091】この実施の形態では、プリンタ7からは、
クーポン券6の他に、他の一般景品と交換できる当選券
も発行される。たとえば、等級が特等、一等、二等、ラ
ッキー賞、クーポン賞とに分かれていた場合、クーポン
賞の場合には、図6に示すようなクーポン券(お買い物
券の割引券)6を印刷発行し、特等の場合には、クーポ
ン券6と同様な形態で、かつ「当選券」「特等」等の当
たりの内容の表示に加え、どのようにしたら特等の商品
を受け取るかの注意事項(当たりの内容表示の一部)等
を記載した当選券を印刷発行する。一等、二等、ラッキ
ー賞の場合も、特等と同様な記載がなされた当選券が印
刷発行される。このように、プリンタ7は当選券発行手
段となると共にクーポン券発行手段ともなる。
【0092】また、この実施の形態では、景品ごとに、
クーポン券6の本体部6c(当選券の場合も中央部分で
あって本体部6cに相当する部分)のみの変更が可能と
され、ヘッダー6aとフッター6bの変更を行うことが
できないようにされている。このため、先の例でいう
と、特等、一等、二等、ラッキー賞となる高額景品につ
いてクーポン券6と全く異なるデザインの当選券を発行
することができないものとなっている。しかし、当選券
のデータも入っているクーポン券データベース76に、
高額景品については、クーポン券6とは異なるデザイン
のものとするテンプレートやデータを保存し、クーポン
券6とは異なったものとしたり、当選の等級に合わせて
異なるデザインの当選券を印刷し発行するようにしても
良い。
【0093】この実施の形態では、プリンタ7をサーマ
ルプリンタとしているが、プリンタ7をインクジェット
プリンタ、レーザプリンタ等の他の形式の印刷手段とし
たり、プリンタの他に予め印刷済みのクーポン券6や当
選券を保管させておき、その等級等に合わせて、クーポ
ン券6や当選券を選択して発行する発行機としても良
い。この実施の形態では、当選券発行手段を上述のよう
に、サーマルプリンタとしているので、画像印刷に長時
間を要するため、クーポン券6以外の有限景品が当たっ
た場合にのみ画像を利用するようにしている。すなわ
ち、当選券のみに画像を入れ、図6に示すようなクーポ
ン券6には、実際は、画像6dのような画像を入れない
ようにしている。
【0094】このように、クーポン券6には、画像6d
のような画像データを入れないようにしているが、画像
データをクーポン券6に入れる場合には、利用する画像
の解像度を下げたり、頻繁に排出されないクーポン券6
のみに画像データを使用するようにするのが好ましい。
このような対応は、制御用コンピュータ2にかかる負荷
を軽減する上でも好ましい。
【0095】また、クーポン券6以外の有限景品が当た
るすべての当選券に画像データを入れ込むのではなく、
平均確率で当たり本数が1日に10本を越えない等級以
上の等級の当選券のみに画像データを入れ込むようにす
るのが好ましい。このようにすれば、当たった人にとっ
ては喜びがじわじわと感じられることとなり、また、抽
選の宣伝効果の面や当選結果に威光をつける面でも好ま
しい。しかも、制御用コンピュータ2の負荷もそれほど
大きくはならない。
【0096】バーコードリーダ9は、図7に示すような
抽選参加券8のバーコード部8aの情報を読み取るもの
である。この実施の形態で示す抽選参加券8は、図7
(A)に示すように、表面の両側にそれぞれバーコード
部8a,8aを有すると共に、図7(B)に示すよう
に、裏面の両側にもそれぞれバーコード部8a,8aを
有するものとなっており、各バーコード部8aには、同
一情報が記載されている。これは、抽選実行者が抽選参
加券8を抽選ボックス1の前面の切り込み窓1cに挿入
する際、表裏、前後の状態をどのようにして挿入して
も、1つのバーコードリーダ9でバーコード部8aの特
定の情報を読みとることができるようにしているためで
ある。しかし、このような配慮をせず、表面の一箇所の
みまたは裏面の一箇所のみにバーコード部8aを設ける
ようにしたり、表裏それぞれ一箇所に設けるようにして
も良い。
【0097】抽選参加券8は、バーコード部8a以外
に、その表面には、発行元すなわち、この抽選参加券8
を配布した店を印刷した発行元欄8bと、抽選回数を示
す数値が印刷された回数欄8cと、抽選会を宣伝した
り、抽選参加券8であることを示す表示がなされたその
他の部分を有している。
【0098】抽選参加券8の裏面には、バーコード部8
a,8a以外に賞品内容を説明する賞品内容説明欄8d
と、抽選を行う際の手順を説明した抽選の仕方欄8e
と、当選券やクーポン券6が発行されたときにどのよう
にして賞品と引き換えるかについて説明されている賞品
引換説明欄8fとが設けられている。
【0099】この実施の形態では、クーポン券6以外の
当たり(当選券の発行)となる特賞等の各賞品は、抽選
会場には置かれておらず他の場所で当選券と交換に渡し
たり当選券を提示することで引き渡したりしている。具
体的に示せば、たとえば、特賞は、プリンタ7から発行
された特賞の当選券を、抽選会場や各店舗に設置されて
いるチラシ等の所定の用紙に貼り付け、そのチラシに記
載されている商品から好みの商品を選び、その商品名や
氏名や住所等をその所定の用紙に記載した上でサービス
カウンタや抽選会場等に設置されている特賞申し込み箱
に入れるようにしても良い。この方法を採用すると、高
額商品を抽選会場に設置する手間が省けると共に、盗難
の危険性を排除することができる。一方、当選者として
は、自分の好みの特賞商品を選択できることとなる。な
お、当選券によって交換できる景品(賞品)を抽選会場
に置き、各賞の商品をその場で手渡しによって受け取る
ことができるようにしても良い。
【0100】抽選参加券8は、バーコード部8aと発行
元欄8bと回数欄8cとを除いて、全ての券が同一とさ
れている。バーコード部8aには、特定の情報として、
発行元の店を現す店舗情報と、抽選を行える回数を現す
回数情報と、抽選参加券8を1枚毎に他のものと区別す
るための券区別情報とが組み込まれている。
【0101】店舗情報は、各店に数字を1から順に割り
当てることで店を区別できるようにしている。各店の名
称と、所定の数字とが1対1に対応づけられて店舗デー
タベース71に保存される。また、この実施の形態で
は、1回券と5回券と10回券の3種類の抽選参加券8
が存在するため、回数情報としては、3種類を区別する
ための数値、たとえば「1」「2」「3」が割り当てら
れている。券区別情報は、一度抽選を行った抽選参加券
8が再度使用されないようにするもので、すべての抽選
参加券8に「1」から順にシリアル番号を割り当てるこ
とで、この機能を果たすようにしている。なお、このバ
ーコード部8aのデータは、抽選券データベース72と
して保存される。
【0102】発行元欄8bと回数欄8cには、バーコー
ド部8aの情報に対応した店舗名と回数値がバーコード
部8aの印刷と同時またはその直後に印刷される。すな
わち、バーコード部8aと発行元欄8bと回数欄8c以
外は、大量に同じ内容で印刷される。その印刷と同時ま
たはその後、バーコード部8aの印刷に合わせて、店舗
名と回数値が印刷され、完成した抽選参加券8を各店に
配布する。なお、バーコード部8aも先に印刷してお
き、参加する店が決定してからそのバーコード部8a中
の店舗情報と回数情報を読み込み、店舗データベース7
1を参照して店舗名を印刷し、抽選券データベース72
を参照して回数値を印刷するようにしても良い。
【0103】次に、以上のように構成されたクーポン券
を発行する抽選システム10を動作させる前に行う事前
設定について説明する。
【0104】先に説明したように、抽選参加券8を作成
するに当たり、店舗情報データベース71や抽選券デー
タベース72が事前に形成されると共に抽選参加券8の
作成の際にそれらのデータベース71,72が利用され
たりする。また、抽選参加券8の作成によって抽選券デ
ータベース72が充実する。
【0105】また、たとえば特賞、一等、二等、ラッキ
ー賞等が有限景品である場合、すなわち本数の制限のあ
る景品である場合や、クーポン賞であっても特定の店の
ものに関する有限景品となる場合には、図8に示すよう
な有限景品データベース73が作成される。この有限景
品データベース73は、有限景品の種類ごとに、その景
品を特定するための景品種類値となる景品番号欄85
と、その景品の名称等が記入される景品名欄86と、そ
の景品の数量を示す数量欄87と、当選の等級を現す等
級欄88等の複数のフィールド項目(各欄)を有するデ
ータベースである。
【0106】この有限景品データベース73と、カウン
タ作成用プログラム51とを利用してカウンタ74が作
成される。カウンタ74は、景品番号が入ったデータベ
ーステーブルまたはテキストファイルを意味する。この
カウンタ74は、図9に示すように、行と列(フィール
ド)で現される。カウンタ74の各行には、連続番号値
となるシリアル値が入るシリアル値欄91と、先の景品
番号欄85から取り出してきた景品番号が入る景品番号
欄92と、当たりとして景品を出したくないときにチェ
ックすることで景品として出力されないようにするリザ
ーブチェック欄93の各欄(フィールド項目)が設けら
れている。なお、リザーブチェック欄93を設けないよ
うにしたり、逆に、他のフィールド項目をさらに設ける
ようにしても良い。
【0107】カウンタ作成用プログラム51を起動させ
ると、有限景品データベース73からランダムに1つの
景品番号を取り出すと共に、該当する景品の数量を1つ
ずつ減らしていく。このとき、乱数発生プログラム62
を利用して各有限景品の数量割合に応じた確率で景品番
号を取り出していく。
【0108】たとえば、最初に景品番号3の「洗剤」が
抽出されると、図9(A)に示されるように、カウンタ
74の第1行目のシリアル値欄91に「00001」が
入力されると共に、景品番号欄92に景品番号である
「003」が納められる。このとき、有限景品データベ
ース73の洗剤の数量は、「100」から「99」に変
更される。次に、景品番号7の「△△店クーポン券50
円」が抽出されると、カウンタ74の第2行目のシリア
ル値欄91に「00002」が入力されると共に、景品
番号欄92に景品番号である「007」が格納される。
このときは、有限景品データベース73の景品番号7で
あるクーポン券の数量が「250」から「249」に1
つ減算される。
【0109】このような処理は、すべての有限景品が零
になるまで、すなわち有限景品データベース73中のす
べての景品の数量が零になるまで繰り返される。この結
果、カウンタ74にはすべての景品合計数量と同じだけ
の行が作成される。図9(A)では、景品合計数量が3
400個で、3400行を有するカウンタ74となった
初期設定カウンタ74Aが示されている。
【0110】ここで、有限景品が当たった場合の処理を
簡単に述べる。有限景品が当たることで1つの有限景品
を出力する場合、まずカウンタ74の現状の行数をチェ
ックし、その行数を取得する。そして、その取得した行
数の値、たとえば現状が3000行であれば「1」から
「3000」の範囲で乱数を発生させる。この乱数発生
に当たっては、乱数発生プログラム62を利用する。
【0111】得られた乱数値に相当する行をカウンタ7
4から抽出する。たとえば得られた乱数値が「125
0」である場合には、1250行目をカウンタ74から
抽出する。抽出された行の景品番号欄92から景品番号
を取り出し、その景品番号に相当する景品を抽選結果と
して操作端末3の表示部3aに表示する。抽出された行
から景品番号を取り出した後に、該当する行を削除す
る。このように該当行を削除することで、排出可能な有
限景品の数が1つ減ることとなる。図9(B)にこのよ
うな処理の結果、残りの有限景品が8個となった場合の
カウンタ74である途中段階カウンタ74Bを示す。
【0112】図8および図9で示した処理は、単に、乱
数発生による景品番号の選択といった直接的な方法では
なく、乱数発生によってカウンタ74の行数を選択する
という間接的に景品番号を抽出する方法(乱数を2回利
用する方法)となっている。このため、よりランダムに
有限景品を選択できることとなり同じ景品が続けて出る
といった、乱数の偏りなどで発生する不具合を防止する
ことができる。また、一度抽出された行は削除されるた
め、カウンタ74の行数が有限景品の残りの総数とな
り、有限景品を予定数量以上に出してしまうといった誤
りも防止することができる。この図8および図9で示し
た処理は、この実施の形態に特有なものではなく、景品
を出力するすべての抽選システムに適用することができ
る。
【0113】先に述べたリザーブチェック欄93へのチ
ェックは、カウンタ74を作成する際、抽選開始前、抽
選実行中のいずれにおいても可能であり、また、毎日そ
のチェック内容を変更することもできる。たとえば最終
日等の終盤まで特賞30本のうち5本を残しておきたい
ときは、カウンタ74の景品番号「1」(001)で示
されるもののうち5個にチェックを施す。
【0114】このようにすることで当該行が当たったと
きに、そのシリアル値のものにはリザーブチェックが施
されていることを検知し、行数範囲での乱数発生を再度
行わせるようにし、リザーブチェックが施されたものが
景品として出力されないようにできる。なお、リザーブ
チェックが施された行が当たりとなったときに、乱数発
生を再度行わず、当たり行の1つ前の行または所定行前
の行を当たりとするようにしても良い。
【0115】事前の準備としては、さらに、本数の制限
の無い景品となる無限景品のデータベースである無限景
品データベース75の形成が必要となる。ただし、無限
景品が無い抽選会の場合は、この無限景品データベース
75が生成されない。この実施の形態では、無限景品の
中にABCショップのクーポン券6とXYZ飲食店のク
ーポン券6が含まれているものとする。無限景品データ
ベース75は、有限景品データベース73と同様に、有
限景品と重複しない景品番号と、景品名等からなる。
【0116】また、プリンタ7から出力される(印刷さ
れ発行される)クーポン券6や当選券を所定の形式で発
行するため、クーポン券6や当選券に関するデータ(画
像データ含む)がクーポン券データベース76に保存さ
れる。同様に、操作端末3の表示部3aに表示される画
面を形成するためのデータが操作端末画面データベース
79に保存される。
【0117】さらに、抽選を開始する前に、初期設定及
び設定変更用プログラム52と、データベース43中の
初期設定画面及び設定変更画面データベース78ならび
に各種設定用データベース80とを使用して初期設定が
なされる。
【0118】初期設定及び設定変更用プログラム52を
起動すると、たとえば図10に示すような初期設定画面
101が、初期設定画面及び設定変更画面データベース
78(以下、モニタ画面データベース78という)から
呼び出されモニタ23に表示される。なお、この初期設
定画面101は、設定変更の際や、ログデータベース7
7を使用しての分析の際(各種分析用プログラム53を
起動させる前)や、抽選結果としてのクーポン券6の印
刷とは別にクーポン券6を印刷したいとき等に表示され
る。また、以下に述べるモニタ23に表示される画面
は、モニタ画面データベース78や制御用コンピュータ
2のROM12等に保存されているものである。
【0119】この初期設定画面101は、図10に示さ
れるように、上部の継続管理項目部102と、下部の設
定管理項目部103とに大きく区分けされる。
【0120】継続管理項目部102には、入力装置とな
るマウスのクリック等によって、制御用コンピュータ2
自体の各種の設定を行うための最初の画面となるメイン
画面が現れてくるリンク部(「メイン画面」と表示され
ている部分)となるメイン画面リンク部104と、操作
端末3のスピーカ(図示省略)から出力される音量を上
げる際の画面が現れてくる音量上げ画面リンク部105
と、当該音量を下げる際の画面が現れてくる音量下げ画
面リンク部106と、抽選とは別にクーポン券6を印刷
したいときクリック等をすることでクーポン印刷に必要
な設定画面が現れてくるクーポン印刷リンク部107
と、現在のサーバ、すなわち制御用コンピュータ2が正
しいものか否かを確認させるために現在のサーバー名を
表示しているサーバー表示部108が設けられる。
【0121】設定管理項目部103には、大きく分け
て、店舗と景品に関する初期設定を行う際に利用される
初期設定部111と、抽選の状況や抽選結果を分析する
ための分析部112と、各種の特殊な設定や変更を行う
ための設定・変更部113と、初期設定部111によっ
て設定された内容を変更したり全く新しく抽選内容を生
成する際に使用される抽選システム生成・変更部114
とに区分される。
【0122】初期設定部111には、店舗データベース
71のデータに基づいて店舗一覧の画面が表示される店
舗一覧画面リンク部115と、有限景品データベース7
3や無限景品データベース75を利用して景品一覧の画
面が表示される景品一覧画面リンク部116とが配置さ
れている。両リンク部115,116は、共に一覧画面
が表示された後に、この抽選システム10に参加する店
舗や提供される景品を入力することが可能となってい
る。入力された店舗の情報は、店舗データベース71に
保存され、入力された景品は、有限景品データベース7
3または無限景品データベース75に保存される。
【0123】分析部112には、店舗別の景品排出状況
を確認できる画面にリンクする店舗別景品排出状況部1
17と、日別に抽選回数の状況を確認できる画面にリン
クする日別抽選回数部118と、日別にどのような抽選
結果が出たか等を確認できる画面にリンクする日別抽選
状況部119と、クリックすることで現在の運営上での
それぞれの景品の排出確率状況のグラフが表示されるこ
ととなる確率状況確認リンク部120とが配置されてい
る。
【0124】店舗別景品排出状況部117をクリックす
ると、店舗別にどのような景品が合計何本排出されたか
を示す表、店舗別かつ日別にどのような景品が何本排出
されたかを示す表のいずれを表示するかの選択画面が現
れ、いずれか一方をクリックすることで、該当する表が
ログデータベース77のデータおよび各種分析用プログ
ラム53を利用して自動的に生成される。なお、店舗別
とは、抽選参加券8を発行(配布)した店別ということ
であり、この区分は、抽選参加券8の店舗情報をバーコ
ードリーダ9が読み取ることでなされる。
【0125】日別抽選回数部118をクリックすると、
縦軸が抽選回数で、横軸に各日付が明示された日別抽選
回数のグラフ、縦軸に抽選回数が横軸に一日の各時刻が
それぞれ明示された時間別抽選回数のグラフ、各日毎の
時間別の抽選回数を現す日別時間別抽選回数のグラフの
いずれを表示するかの問い合わせ画面が現れる。そし
て、いずれかを指定すると、各種分析用プログラム53
が起動し、該当するグラフがログデータベース77のデ
ータを利用して生成される。
【0126】日別抽選状況部119をクリックすると、
各日別に排出された景品とその本数の表が表示される画
面が立ち上がる。この画面は、各種分析用プログラム5
3が起動され、そのプログラム53がログデータベース
77のデータを利用することで生成される。
【0127】確率状況確認リンク部120をクリックす
ると、各景品の名と、排出されたその本数と、各景品の
排出確率とが一覧にされた表が生成され現れる。この表
の中に、外れの本数と、外れの確率も入れ込むようにす
るのが好ましいが、必ずしも入れる必要はない。また、
各景品の残りの本数も表示するようにするのが好まし
い。なお、現れてくる画面は、ログデータベース77の
データを利用して各種分析用プログラム53が生成した
ものである。
【0128】設定・変更部113には、クリックする
と、外れの数や無限景品の数を設定するための画面が現
れる、外れ等設定部121と、クリックすると、所定の
時間毎または所定の時刻になったら排出することとする
(当たるようにする)時限景品を出力するタイミングの
設定と確認のための画面が現れる時限景品設定・確認部
122と、クリックすると無限景品を出す割合を決定す
るための画面が現れる無限景品割合決定部123(図1
0では「無限数景品の傾斜排出設定」と表示されている
部分)と、リザーブチェックを行った有限景品を排出し
ないようにしたり、排出可能とする設定を行う当たりの
確保部124と、抽選回数が1回のみの抽選者には必ず
所定のクーポン券6が排出されるように設定する単数抽
選者設定部125と、その他の設定が可能となるその他
設定部126とが配置されている。
【0129】外れ等設定部121をクリックすると、外
れの数を手動で設定できると共に、無限景品が存在して
いるときは、その無限景品の数を手動で設定できる画面
が現れる。この画面は、初期設定及び設定変更用プログ
ラム52が起動し、モニタ画面データベース78のデー
タを利用して生成される。無限景品は、本来無限なの
で、本数の制限は無いが、外れと同様に本数を設定する
ことで、その無限景品の排出確率を設定できると共に、
この無限景品や外れの本数を増減させることで、有限景
品の排出確率を調整できる。なお、無限景品が存在して
いないときには、無限景品の本数設定欄は表示されな
い。
【0130】時限景品設定・確認部122をクリックす
ると、時間指定と時刻指定のいずれか一方または両者を
選択できる画面が現れる。たとえば、時間指定を選択す
ると、各種設定用データベース80に保存されている時
間データ、たとえば「30分」「1時間」「2時間」
「3時間」等の所定の時間が呼び出され、選択できるよ
うになる。そして、開始時刻も設定可能となっている。
なお、所定の時間の他に、自由な時間を設定できるよう
にもされている。一方、時刻指定を選択すると、指定す
る日時を設定できる画面が現れる。
【0131】時限景品の設定に当たっては、上述の設定
以外に時限景品とする景品の景品番号の設定、設定され
た時限景品がたまった場合(たとえば1時間と設定され
た場合に1時間の間、だれも抽選を行わず時限景品が2
個となってしまった場合)に、その後、最初に抽選を行
った人に対し、たとえば1個の時限景品を出した際に、
たまっているもう1個の時限景品をいつ出すのかの連続
当たり防止設定、1度に出力する時限景品の数の設定等
も行われる。
【0132】なお、この実施の形態では、初期設定とし
て連続当たり防止の設定値を5分間経過後とし、数は1
個とされている。連続当たり防止の設定や1度に出力す
る時限景品の数の設定は、初期設定のみ有効とし、自由
に変更できないようにしたり、連続当たり防止の設定を
時間ではなく回数としても良い。なお、連続当たり防止
の時間を5分間とすることで、同一人に時限景品が当た
ることをほとんど完全に防止できる。この5分間の値
は、3〜7分間としても良い。3分間以上であれば、同
一人への連続当たりをほぼ防止できると共に、7分間以
下であれば、再度時限景品がたまってしまう危険性をほ
ぼ完全に除去することができる。この時限景品の連続当
たり防止策は、この実施の形態特有なものではなく、景
品を出力するすべての抽選システムに適用することがで
きる。
【0133】無限景品割合決定部123をクリックする
と、無限景品を出す割合を各日別および各時間帯別に設
定できる画面が現れる。たとえば、日曜日の午前11時
から午後2時までの間、無限景品となるバーガーショッ
プのクーポン券6を多く発行したいときには、その日時
については、残存本数から設定される所定の割合より高
い割合を設定する。なお、このような設定を行うと、他
の日時については、所定の割合より低い割合にてバーガ
ーショップのクーポン券6が排出されることとなる。
【0134】当たりの確保部124をクリックすると、
当たりの確保をする、しないの選択画面が現れる。当た
りの確保を選択すると、現状のリザーブチェックがされ
ている有限景品の一覧(図9に示すリザーブチェック欄
93にチェックされている行に該当するそれぞれのシリ
アル値と景品番号とその景品番号に相当する景品名)が
表示される。そして、その一覧と共に表示されている、
リザーブチェックの内容を変更するかしないかの選択ボ
タンによって内容を変更する旨の指示をすると、図9に
示すカウンタ74Aやカウンタ74Bが表示される。こ
のカウンタ74Aやカウンタ74B中のリザーブチェッ
ク欄93に、新たにチェックを入れたり、従来のチェッ
クを外すことで変更がなされる。
【0135】単数抽選者設定部125をクリックする
と、抽選回数が1回の人に必ずいずれかのクーポン券6
等の景品を出すように設定するか否かを選択する欄と、
どのようなクーポン券6等を発行するかの当たり種指定
欄とを有する画面が表示される。たとえば、抽選回数が
1回の人には、必ず当たりを出すように設定すると、抽
選を1回のみできる抽選参加券8を利用して抽選を行う
人には必ず何らかの当たりが出るようになる。また、当
たり種としてもっとも価値の低い50円券となるクーポ
ン券6を設定した場合には、各店のクーポン券6の中で
50円券とされるものが抽選を1回のみ行う人に対して
当たりとして出力される。
【0136】その他設定部126をクリックすると、バ
ーコード部8aの店舗情報を利用しての抽選結果への反
映方法等が設定できる画面が現れてくる。抽選結果への
反映としては、たとえば抽選結果が抽選参加券8の情報
を反映したもの、たとえばそのクーポン券6が抽選参加
券8を配布した店で利用できるものであったり、抽選参
加券8を配布した店の商品と関連する商品を扱う店で利
用できるものであれば、顧客の維持や新規顧客の獲得に
つながると共にクーポン利用率のさらなる向上につなが
ることとなる。抽選参加券8の情報を抽選結果に反映さ
せる他の例としては、当選券によって交換できる品物
が、抽選参加券8を配布した店の品物としたり、抽選参
加券8を配布した店の商品と関連する商品を扱う店の品
物としたりする方法がある。この場合、顧客の維持や新
規顧客の獲得につながることとなる。
【0137】1回の人に必ず当たるように設定する際の
当たり種の指定としては、有限景品中のクーポン券6の
最低価値のものや無限景品中のクーポン券6を選択する
のが好ましい。また、必ず当たるように設定する代わり
に、抽選回数の1回の人の当たる確率をアップするよう
な設定が可能としても良い。さらには、抽選回数が2回
以上の人、たとえば5回や10回の人には、必ず所定の
景品が出るように設定可能としても良い。
【0138】抽選システム生成・変更部114には、ク
リックすることで、新しい抽選システムを生成可能とな
る画面が立ち上がる新抽選システム生成部127と、ク
リックすることで初期設定された景品の種類や数量を増
減するための画面が立ち上がる景品増減部128とが配
置されている。
【0139】景品増減部128をクリックすると、景品
の種類を増減するか、景品の数量を増減するかの選択画
面が現れる。景品の増減を指定すると、増やすか減らす
かの選択画面が現れ、どちらかを選択する。種類を増加
させる場合は、現れてきた景品一覧画面(図8に示すも
のと同様の形式の一覧)中の増加ボタンをクリックする
ことで、景品番号(この実施の形態では自動付与され
る)、景品名、数量等を記入できるようになる。
【0140】この増加の際は、そのときのカウンタ74
Bに基づいて、現状の有限景品データベース73が自動
的に生成され、上述した景品一覧画面として表示され
る。そして、その有限景品データベース73に新たな景
品を追加することとなる。その後、その追加された景品
を含めて新たにカウンタ74Bが乱数発生を利用して生
成される。なお、増加する景品が無限景品の場合は、無
限景品データベース75が更新される。
【0141】種類を減らす場合は、増加の際と同様に、
その時点でのカウンタ74Bに基づいて有限景品データ
ベース73が作成され、景品一覧画面として表示され
る。その画面中の減少ボタンをクリックし、所定の有限
景品を削除する。すると、その時点のカウンタ74Bか
ら削除された有限景品に該当する行がすべて削除され、
新たなカウンタ74Bが生成される。なお、カウンタ7
4の新たな生成に当たっては、増加の場合と同様に、乱
数を使用して全く新たにカウンタ74を生成するように
しても良い。
【0142】景品の本数の増減は、景品の種類の増減に
準じて行われる。ただし、本数の減少に当たっては、対
象となる景品中、カウンタ74中のどの位置(行)のも
のを削除するかは、各種の方法が採用できる。たとえ
ば、上から順に削除数だけ該当する行を削除する方法、
逆に下から順に削除数だけ該当する行を削除する方法、
削除本数と残本数との割合によって1つ置きや2つ置き
に削除する方法などがある。また、種類の増減と同様
に、乱数を利用して全く新たにカウンタ74を生成する
ようにしても良い。
【0143】初期設定画面101を利用して設定された
り変更されたりした設定済み値は、各種設定済データ8
1として記憶部34に保存される。
【0144】以上のような事前設定を行い、さらに使用
するゲームを決定し、抽選会場に図1に示すハードウェ
アを設置する。そして、オペレータは、抽選日毎に制御
用コンピュータ2を稼働させ、プリンタプログラム67
等、このクーポン券を発行する抽選システム10の稼働
に必要なプログラム、すなわち抽選実行用プログラム4
2を起動させる。また、オペレータは、事前に、操作端
末3、プリンタ7およびバーコードリーダ9が稼働して
おり、抽選ができる状態になっているかを確認する。
【0145】次に、以上のように構成され、事前設定さ
れた抽選システム10を利用しての抽選動作について説
明する。なお、使用するゲームプログラム63をカード
めくりプログラム66として以下、説明する。これは、
ゲームとしては、ルーレットゲーム、スロットマシンゲ
ーム等種々のゲームプログラム63を用意しているが、
コンピュータに操作されているという印象を感じさせる
ことが少ないカードめくりゲーム(トランプゲーム)が
より好ましいためである。ただし、以下の説明に当たっ
ては、他のゲームの場合についても適宜説明することと
する。
【0146】最初に抽選動作の基本ロジックの概要につ
いて図1を参照しながら説明する。抽選実行用プログラ
ム42を起動させた時点、すなわち、スタート時点(ス
テップS1)では、操作端末3の表示部3aに図12に
示すスタート画面131が表示される。スタート画面1
31には、トランプタッチ部132と、ボタンタッチ部
133と、表示部134とが配置されている。
【0147】トランプタッチ部132には、10枚の裏
向き状態のトランプカード135が表示されている。ボ
タンタッチ部133には、5回券以上の抽選参加券8に
よって抽選をする人が、1つずつトランプカード135
にタッチしてトランプカード135をオープンするので
はなく、5枚のトランプカード135を同時にオープン
させる5回同時抽選ボタン部136と、10回券を有し
ている抽選参加券8の人に対して同様に10枚のトラン
プカード135を同時にオープンさせる10回同時抽選
ボタン部137と、抽選用のボタンではなく、全部外れ
ではないかと疑問に思う顧客に対し、確認のため10枚
同時にトランプカード135をオープンさせることがで
きる確認用フルオープンボタン部138と、手動でゲー
ムをリセットするリセットボタン部139と、抽選回数
を設定すると共に抽選の残り回数を自動的に表示する、
「1」から「10」の表示がなされた計10個のボタン
からなる回数表示・設定ボタン部140と、が配置され
ている。
【0148】顧客は、自分の抽選参加券8を抽選ボック
ス1の切り込み窓1cに挿入する。すると、バーコード
リーダ9は、抽選参加券8のバーコード部8aの特定の
情報を読み込む。すなわち、顧客によるアクションが行
われることとなる(ステップS2)。バーコード部8a
を有しない抽選参加券8を使用する抽選システムとした
場合には、係員が抽選参加券8の回数値を確認して顧客
に抽選回数と開始しても良い旨を伝える。すると、顧客
は、抽選開始ボタン(図示省略)を押す。顧客によるこ
れらのアクションが行われると、抽選処理基本プログラ
ム61が起動する。するとスタート画面131の表示部
134の表示が抽選開始を示す表示に変更される。たと
えば「ゲットでクーポン」の表示が「抽選開始」の表示
に変わり、点滅するようになる。また、読み込んだ情報
から回数表示・設定ボタン部140の該当する表示を点
灯させる。たとえば、5回の抽選が行える抽選参加券8
の場合は、「5」と記載されているボタン部分が点灯す
る。なお、係員が抽選参加券8の回数値を確認して抽選
する場合は、回数表示・設定ボタン部140中の抽選で
きる回数に該当するボタンを係員が押して点灯させる。
【0149】次に、顧客は、選択したトランプカード1
35にタッチしたり、5回同時抽選ボタン部136等を
タッチする。一方、抽選処理基本プログラム61は、顧
客のタッチ動作とは別に、バーコード部8aの特定の情
報を読み込んだ時点で、その内容が正しいか否かをチェ
ックし、正しいと判断した場合、内部の処理を開始す
る。バーコード部8aを有しない抽選参加券8の場合
は、抽選開始ボタン(図示省略)をタッチした段階で、
抽選処理基本プログラム61が起動する。
【0150】抽選処理基本プログラム61は、まず例外
処理が必要か否かを判断し(ステップS3)、例外処理
が必要なときは例外処理を行う(ステップS4)。例外
処理としては、先に示した時限景品の設定や抽選回数の
1回の人には必ず当たりを出す単数抽選者設定等が存在
する。時限景品の設定がされており、かつ、その時刻に
なっていた場合は、後述する基本抽選処理を行わず、設
定されている当たりの景品を抽出する。単数抽選者設定
がなされており、しかも読み込んだバーコード部8aの
情報中の回数情報が1回の場合、後述する基本抽選処理
を行わず、所定の景品を当たりとして抽出する。
【0151】一方、抽選処理基本プログラム61は、例
外処理が必要ないと判断したときには、基本抽選処理を
実行する(ステップS5)。この基本抽選処理において
は、当たりと外れによって処理を異ならせると共に当た
りの中でも有限景品の場合と無限景品の場合とで処理を
異ならせている(詳細は後述)。
【0152】基本抽選処理を実行したり、例外処理を実
行した結果、抽選結果が抽出されると、その抽選結果を
ログに書き込み、ログデータベース77として保存され
る(ステップS6)。ログに書き込むと同時、またはそ
の直前もしくは直後にデータベース43から景品番号を
受けて、その番号を元にデータベース43から所定のデ
ータを取り出して、抽選結果を操作端末3の表示部3a
に表示する(ステップS7)。このカードめくりゲーム
では、タッチしたトランプカード135を表面状態に
し、その表面中に特賞、一等、クーポン賞等の当たりの
表示または外れの表示を行う。この表示は、他の表示、
たとえば当たりのときはそのトランプカード135を拡
大表示したり、外れのときは、そのトランプカード13
5を徐々に消していく表示などをするようにしても良
い。
【0153】ステップS7のディスプレイ表示処理で
は、ゲームがルーレットゲームの場合にはルーレットの
中央またはルーレットの代わりに当たり外れの表示と、
当たりの場合には、各等級の表示、クーポン券6の場合
には、クーポン券6と同様な表示と店名表示からなる画
像を操作端末3に表示する。また、ゲームの種類に拘わ
らず、特賞等の高額な景品が当たったときについては、
よりはでな別画面を用意し、その別画面を表示するよう
にしても良い。
【0154】当たりのときには、ステップS6,S7の
処理と同時またはそれらの直前、もしくは直後に、プリ
ンタ7の印刷処理を開始させ、当選券やクーポン券6を
印刷し発行する(ステップS8)。なお、印刷に当たっ
ては、データベース43から取り出された景品番号を受
けて印刷用の文字列等のデータをクーポン券データベー
ス76から取り出す作業を行う。また、1回の抽選が終
わり、まだ抽選できる回数が残っている場合、再表示さ
れる画面中の回数表示・設定ボタン部140は、先に表
示されていた回数のボタン部分の灯りを消し、その1つ
左側、すなわち「1」だけ少ない表示のボタン部分を点
灯させ、抽選の残り回数を表示する。
【0155】この実施の形態では、当たりの場合、常に
当選券またはクーポン券6のいずれかを印刷し発行する
ようにしているが、先に述べたように、当選券の場合の
みプリンタ7を稼働させ印刷発行するようにしても良
い。また、抽選による当たりをすべて当選券として、そ
の価値によって等級を区分するようにしても良い。さら
には、当たりの一種としてクーポン券6を発行している
が、外れのときにもクーポン券6を出したり、外れ券を
印刷するようにしても良い。この場合、外れ券を所定枚
数集めると、再度抽選が可能となったり、何らかの品に
引き換え可能とするのが好ましい。
【0156】当たりのときは、当選券またはクーポン券
6を発行することで、外れのときは、ステップS7のデ
ィスプレイ表示処理の終了によって、抽選処理基本プロ
グラム61の抽選処理が終了する。お客は、このステッ
プS8によって発行されたクーポン券6や当選券を手に
することができる。そして、操作端末3の表示部3aの
表示が自動的に図12に示すスタート画面131に戻る
ことで、抽選処理基本プログラム61は完全に終了する
(ステップS9)。
【0157】次に、例外処理の一例として単数抽選者設
定がなされていた場合のステップS3からステップS6
までの処理の流れについて図13を参照しながら説明す
る。
【0158】単数抽選者設定がなされている場合には、
ステップS3の内容が抽選回数が1回のみか否かの判断
を行うステップS3Aとなる。このステップS3Aで
は、抽選参加券8のバーコード部8aの情報中の回数情
報に基づいて、制御用コンピュータ2のマイクロプロセ
ッサ11は、抽選回数が1回のみか否かの判断をする。
判断が肯定的な場合、この例では1回抽選者には必ず5
0円の価値のクーポン券6を発行するようにされている
が、その設定がなされているか否かをチェックし(ステ
ップS41)、その判断が強制排出しないとされたら、
基本抽選処理(ステップS5)に移行する。
【0159】強制排出すると判断したら、50円のクー
ポン券6の残数を調べる(ステップS42)。具体的に
は、50円のクーポン券6の残数が零か否かをチェック
する。残数が零でないときは、抽選処理基本プログラム
61は、設定されている50円のクーポン券6の景品番
号を当たりとして把握する(ステップS43)。そし
て、カウンタ74から当該50円のクーポン券6に相当
する行を1つ削除する(ステップS44)。この削除に
当たっては、カウンタ74中の最も上位または下位に位
置する当該クーポン券6に関する行を削除する。
【0160】ステップ42で否定的な場合、抽選処理基
本プログラム61は、外れの番号を得ることとなる(ス
テップS45)。この実施の形態では、景品番号と同レ
ベルでかつ景品番号と重複しない番号を外れの番号とし
て割り当てているため、その外れの番号を取得すること
となる。その後、外れカウンタから「1」が引かれる
(ステップS46)。この外れカウンタは、設定された
外れの本数からなる特別カウンタで、外れが出るたびに
本数が1つずつ差し引かれるものとなっている。ステッ
プS43による50円のクーポン券6の発行という抽選
結果やステップS45による外れという抽選結果がログ
に書き込まれる(ステップS6)。
【0161】次に、ステップS5の基本抽選処理につい
て、図14を参照しながら説明する。
【0162】基本抽選処理が開始されると、まず当たり
(この処理では有限景品を内部処理的に当たりとしてい
る)の数を計算する(ステップS51)。この計算は、
現状のカウンタ74Bの行数をチェックすることで行わ
れる。次に、外れの数を計算する(ステップS52)。
この計算は、先に示した外れカウンタの現在本数をチェ
ックすることで行われる。次に、外れが「0」か否かを
判断し(ステップS53)、外れが「0」となっていた
場合には、外れの本数を「1」とする(ステップS5
4)。
【0163】外れが「0」でなかった場合およびステッ
プS54で外れの本数を「1」とした後に、乱数発生プ
ログラム62を起動して当たりの数と外れの数の範囲内
で乱数を発生させる(ステップS55)。得られた乱数
が当たりの数以下か否かを判断する(ステップS5
6)。すなわち、残っている当たりの数がたとえば67
で、残っている外れの数がたとえば94であるとする
と、乱数の値が1〜67か否かをステップS56で判断
する。
【0164】ステップS56での判断が肯定的である
と、再度乱数発生プログラム62を起動して当たりの範
囲内で乱数を発生させる(ステップS57)。その後、
先に示したカウンタ74から得られた乱数の値に該当す
る行を抽出し、その行の景品番号欄92から景品番号を
抽選結果として取り出す(ステップS58)。その景品
番号の取り出し後に、該当行をカウンタ74Bから削除
する(ステップS59)。
【0165】ステップS56において、得られた乱数が
当たりの数より大きい場合、次に、無限景品を出力する
か否かの判断を行う(ステップS61)。このステップ
S61は、無限景品が存在しない場合は省略され、次の
ステップS62が常に行われる。無限景品を出力するか
否かは、事前設定されている無限景品の排出確率や残っ
ている無限景品の本数と残っている外れの本数の比等に
基づいて決定される。この際、乱数を利用したり、設定
確率に基づく所定の順番での排出を行ったりする。な
お、この実施の形態では、無限景品が設定されている場
合は、少なくとも1つの無限景品がクーポン券6となる
ようにされている。
【0166】無限景品を出力しないとされたときは、外
れの番号を抽選結果として出力する(ステップS6
2)。その後、先に説明した外れカウンタから1を引く
(ステップS63)。一方、ステップS61で無限景品
を出力するとされたときは、次に無限景品の種類を特定
する(ステップS71)。
【0167】このステップ71での特定は、無限景品の
種類毎に付された仮のシリアル番号値を利用して乱数発
生プログラム62に基づいて行われる。たとえば、3つ
の無限景品が存在していたとすると、無限景品Aを
「1」とし、無限景品Bを「2」とし、無限景品Cを
「3」とし、この「1」「2」「3」の数値を乱数発生
によって選択取得し、仮に「2」が得られたとすると、
無限景品Bを特定したこととなる。この方法による景品
種類の特定は、有限景品の特定にも利用できる。しか
し、先に述べたようにこの実施の形態における有限景品
の特定では、カウンタ作成用プログラム51を利用して
生成されたカウンタ74を利用しての特定を行ってい
る。なお、各無限景品の排出確率を定めておくことで得
られる値が、その確率で発生するように制御することが
できる。
【0168】次に、該当する無限景品の種類を示す番号
(有限景品の景品番号や外れの番号と同一レベルの番号
でそれらとは重複しない番号)を抽選結果として出力す
る(ステップS72)。その後、無限景品データベース
75中の該当する無限景品の現在本数を1引いた数に変
更する(ステップS73)。
【0169】ステップS58の景品番号の出力、ステッ
プS62の外れ番号の出力、ステップS72の無限景品
番号の出力のそれぞれは、その後、当たりや外れの結果
として操作端末3の表示部3aに表示されると共にログ
に書き込まれる。また、ステップS59,ステップS6
3およびステップS73のそれぞれの実行によって基本
抽選処理が終了する。
【0170】この基本抽選処理方法では、内部の処理
上、外れのときに無限景品が出力されたり、本来の外れ
としたりしているので、外れ処理のサブルーチンとして
無限景品を出力できることとなり、当たり外れ処理のア
ルゴリズムが簡単なものとなる。また、この実施の形態
にあっては、無限景品の中にクーポン券6が入っている
ので、外れ処理の一環としてクーポン券6の発行が可能
となる。
【0171】次に、基本抽選処理の異なる例(第2の基
本抽選処理)を図15を参照しながら説明する。
【0172】この第2の基本抽選処理は、無限景品を外
れの一部とするのではなく、有限景品や外れと同一レベ
ルで処理するものである。まず、有限景品が入ったカウ
ンタ74の行数をチェックすることで有限景品の数を計
算する(ステップS81)。次に、無限景品データベー
ス75から現状の残本数を計算する(ステップS8
2)。さらに、外れの残数を外れカウンタをチェックす
ることで取得する(ステップS83)。
【0173】次に、外れが零か否かをチェックし(ステ
ップS84)、零であった場合に外れカウンタの残数を
「1」とすると共に、その「1」を取得する(ステップ
S85)。外れが零で無かった場合は、直接、外れが零
のときは外れを「1」とした後に、乱数発生プログラム
62を起動して有限景品の本数と無限景品の本数と外れ
の本数の総合計の数値内で乱数を発生させる(ステップ
S86)。得られた乱数値が有限景品の総数以下か否か
判断し(ステップS87)、以下の場合には、再度、乱
数発生プログラム62を起動させその有限景品の数の範
囲内で乱数を発生させる(ステップS88)。このステ
ップS84からS88までの各ステップは先に示したス
テップS53からステップS57までと同様の考え方、
方法を採用している。
【0174】その後、ステップS58,S59と全く同
一なステップであるステップS89とステップS90が
実行される。すなわち、カウンタ74から該当する行を
抽出し、その行の景品番号を取り出し抽選結果として出
力し(ステップS89)、カウンタ74から当該行を削
除する(ステップS90)。
【0175】ステップS87で得られた乱数が有限景品
の数を超えていた場合には、ステップ91でその乱数が
無限景品の数値以下か否かを判断する。たとえば有限景
品の残数が51本で、無限景品の残数が205本であ
り、外れの残数が155本であるとすると、得られた乱
数値Xが、52≦X≦256のときは、ステップS87
で否定となり、このステップS91で肯定となる。ステ
ップS91で肯定的な場合には、ステップS92,S9
3,S94を順次実行する。この各ステップは、先に示
したステップS71,S72,S73と全く同様なの
で、その説明を省略する。
【0176】ステップS91で否定的な場合、すなわ
ち、上述の例では、乱数値Xが、257≦Xであるとき
には、先に示したステップS62,63と同一となるス
テップS95,96を実行する。ステップS90,S9
4,S96のいずれかを実行することで、この第2の基
本抽選処理は終了する。
【0177】この第2の基本抽選処理方法は、予め景品
が有限景品と無限景品に分かれると共にこれらと同一レ
ベルで外れが存在するので、無限景品の本数や外れの本
数を単独で変更することで全体に対するそれぞれの確率
を変更できることとなる。このため、有限景品の当たり
確率や無限景品の当たり確率の変更が容易となる。
【0178】なお、最初に示した基本抽選処理方法およ
び第2の基本抽選処理方法のいずれの場合であっても、
当たりの数が零になった場合(第2の基本的抽選処理方
法の場合は、有限景品の本数と無限景品の本数が共に零
になった場合)、必ず外れが出力されるようにしてい
る。
【0179】なお、この実施の形態で示すカードめくり
ゲームでの1回の抽選時間(バーコードリーダ9での読
み込み開始からスタート画面101に戻るまでの時間)
は、平均7から9秒と極めて短時間であり、抽選作業が
スムーズに行われる。また、この実施の形態では、当た
りの中に有限景品としてのクーポン券6や無限景品とし
てのクーポン券6を組み込むことができるので、それら
を組み込んだ場合、クーポン券6の利用効率がきわめて
高くなる。
【0180】さらに、その他の設定部126を利用して
種々の設定を行うことで、抽選参加券8の特定の情報中
の店舗情報を抽選結果に反映させることができる。たと
えば店舗Aで提供した店舗Aで使用できる高額価値のク
ーポン券6や店舗Aが提供した景品(賞品)は、必ず店
舗Aの顧客、すなわち店舗Aで発行(配布)した抽選参
加券8を有している顧客に当たり、低額価格のクーポン
券6は、誰にでも当たるようにしたりすることができ
る。これは、バーコードリーダ9で抽選参加券8のバー
コード部8aの特定の情報を読み取り、そのデータを制
御用コンピュータ2に送信し、制御用コンピュータ2が
抽選処理に当たり、その情報を利用することができるよ
うに構成されているためである。
【0181】また、抽選結果の反映としては、抽選参加
券8を配布した店の商品と関連する商品を扱う店で利用
できるクーポン券6としたり、そのような店で交換でき
る品物を当選景品とする方法がある。また、上述した方
法を混在させることもできる。たとえば、10代の女性
を対象とした商品構成をしている洋品店があったとす
る。ここで買い物をしたお客は、利用する機会の多いそ
の店のクーポン券6やその店が提供した景品が当たった
方が喜ぶ。そこで、その店の抽選参加券8を持参した人
には、その店で使用できるクーポン券6やその店で交換
できる当選券が当たる確率を一番高めに設定する。
【0182】さらに、そのお客は、買った服に合わせた
靴や鞄が欲しくなる可能性が高い。そのため、靴店や鞄
店のクーポン券6や当選券も当たりやすくする。そのお
客は、化粧品やエステ、アクセサリーにも関心がある可
能性が高い。そこで、それらのお客に対して、エステや
アクセサリーの店で使用できたり、交換できるクーポン
券6や当選券が当たる確率をその他の店に比べ高くす
る。この場合、その高くなった確率を先の靴店等と比較
してわずかに低くしたり、同じ程度とするのが好まし
い。
【0183】また、抽選時刻、抽選日等に合わせて抽選
結果を変化させることも、その他の設定部126での設
定を利用して行うことができる。たとえば、午前中の抽
選ならランチのある店のクーポン券6を高率で発行し、
バレンタインや父の日が近ければ、紳士物を扱う店のク
ーポン券6や当選券を高率で発行する。逆に、対象年齢
の違う高級ブティックのクーポン券6や当選券は、当た
っても無駄になってしまう可能性があるので当たらない
ようにしたりすることもできる。
【0184】このように、賞品(当選券)やクーポン券
6の内容と抽選者の情報を組み合わせることで、全館あ
るいは商店街全体の活性化が図れる。また、利用できる
店・売り場や商品・サービスを指定しない共通の買い物
券を出力できるようにすると、お客が利用先を選べるこ
ととなり、好ましい。
【0185】なお、抽選者の情報としては、この実施の
形態では、抽選参加券8を発行した店舗情報としている
が、後述するように、抽選参加券8の発行を各店に置か
れて制御用コンピュータ2につながった発券機によって
発行するようにし、その発行の際に、性別、年代等の情
報をバーコード部8aや磁気記録部に記録するようにす
ることで、店舗情報以外の情報を抽選者の情報とするこ
とができる。
【0186】この実施の形態で示した抽選システム10
を使用すると、 1)景品と交換できる当選券を発行するので、景品を抽
選会場に山積みにする必要が無く、スペース的に有利と
なり、また、景品が盗まれないように監視する必要が無
くなる。 2)今までに経験のない抽選システム10であるため、
話題性が高く、マンネリ気味の販促活動を一新できる。 3)当たりのひとつとしてクーポン券6を発行するの
で、高いクーポン利用率が期待できる。 4)ゲーム性が加わり、お客の楽しさが倍増する。 5)誰でも簡単操作のタッチパネル式の操作端末3を採
用しており、抽選作業がスムーズ化される。 6)当たりの種類、本数を自由自在に設定できる。 等のメリットが発生する。
【0187】これらのメリットに加え、さらに次のよう
なメリットを有している。すなわち、 7)抽選参加券8のバーコード部8aの特定の情報で、
当選賞のコントロールができる。 8)当選確率を自在にコントロールでき、しかも状況に
応じてリアルタイムで変更可能である。 9)抽選の履歴を一括管理できる。しかも、リアルタイ
ムでの管理とログファイルでの管理のいずれか一方また
は両者が可能となる。 10)当選券やクーポン券6をその場で印刷するので、
印刷無駄がない。 11)複数の操作端末3を一元管理でき、しかも実施規
模に応じて何台でも操作端末3を稼働させることができ
る。
【0188】次に、本発明の第2の実施の形態の抽選シ
ステム200について、図16を参照しながら説明す
る。なお、第1の実施の形態で示した抽選システム10
を構成する部材、部品と同一部材、同一部品については
同一符号を付し、その説明を省略または簡略化すること
とする。
【0189】この抽選システム200は、抽選会場が複
数に分かれ(この例では抽選会場ZA,ZB,ZC)、
サーバとなる制御用コンピュータ2と各抽選会場ZA,
ZB,ZCとがインターネット201で結ばれているも
のとなっている。また、予め印刷された抽選参加券8で
はなく、各店舗で独自に発行する抽選参加券8A,8B
も使用可能としている。
【0190】この第2の実施の形態の抽選システム20
0の具体的なシステム構成を以下に説明する。
【0191】抽選会場ZAには、抽選ボックス1が配置
されず、タッチパネル式の操作端末3と、プリンタ7
と、バーコードリーダ9とが配置されている。操作端末
3は、インターネット201を介して制御用コンピュー
タ2に接続可能とされている。抽選会場ZBには、プリ
ンタ7とバーコードリーダ9を内蔵しインターネット2
01に接続可能とされた一体型の操作端末3Aが配置さ
れている。この操作端末3Aは、キーボード202やマ
ウス203等によって、各種の入力作業が可能となって
いる。抽選会場ZCには、操作端末3等が配置された抽
選ボックス1が配置されている。
【0192】店舗WAには、インターネット201に接
続可能とされるサーバ204と、このサーバ204に接
続されるプリンタ205、モニタ206およびキーボー
ド207が配置されている。プリンタ205は、制御用
コンピュータ2内の各種分析用プログラム53を使用し
ての分析結果を印刷可能としているものである。
【0193】このように店舗WAでは、制御用コンピュ
ータ2内のデータにアクセスしてそのデータベース43
や個別データ44を利用しての分析が可能であり、かつ
その分析結果をモニタ206に表示させ、プリンタ20
5で印刷可能とされる。なお、店舗WAからの制御用コ
ンピュータ2へのアクセスには、所定のIDとパスワー
ドが必要とされると共に、アクセスできるデータベース
43や個別データ44は、その店舗WAに関係するもの
と店舗名が出ないもののみとされている。ただし、他の
店の店舗名を伏せて表示等を行うように設定すること
で、すべてのデータにアクセスできかつすべての分析結
果を表示、印刷できるようにしても良い。
【0194】店舗WBには、インターネット201に接
続可能とされるサーバ211と、そのサーバ211に接
続されるモニタ212およびキーボード213が配置さ
れている。店舗WBでは、分析結果がモニタ212に表
示可能とされている。
【0195】店舗WCには、インタネット201に接続
されているモニタ一体型のサーバ221と、その店独自
の抽選参加券8Aを印刷したり分析結果を印刷したりす
るインクジェット型のプリンタ222と、その店舗WC
が独自に発行している磁気記録式のポイントカードの情
報を読みとる磁気カードリーダ223と、入力手段とし
てのキーボード224と、磁気カードリーダ223の情
報を利用しつつ領収書を発行するレジスタ225とが配
置されている。
【0196】店舗WC発行のポイントカードを有してい
るお客が商品等を購入した場合、ポイントカードを磁気
カードリーダ223で読み込み、その情報(男女の区
別、年齢、住所等)をサーバ221に送ると共に、その
サーバ221を介してレジスタ225に送る。サーバ2
21は、その情報を利用して抽選参加券8Aをプリンタ
222から印刷する。その際、バーコード部8aに男女
の区別、年齢等所定の情報を、先に示した店舗名、抽選
回数、シリアル番号と共に特定の情報として組み込む。
一方、レジスタ225は、通常のポイント数等を入れ込
んだ領収書を発行する。
【0197】店舗WDには、領収書中にバーコード部8
aを印刷した領収書兼抽選参加券8Bを発行するレジス
タ231が置かれている。領収書中のバーコード部8a
には、店舗名、抽選回数、シリアル番号の情報が入れら
れている。このレジスタ231は、インターネット20
1を介して制御用コンピュータ2に常時接続されてい
る。
【0198】各抽選会場ZA,ZB,ZCに配置されて
いるバーコードリーダ9は、抽選参加券8,8A,8B
のバーコード部8aの情報を読み取る。制御用コンピュ
ータ2は、その情報を抽選結果に反映させたり、抽選回
数の規制をかけたり、抽選参加券8,8A,8Bの再使
用を禁止したりする制御を行うのは、第1の実施の形態
と同様である。
【0199】この抽選システム200では、抽選会場Z
A,ZB,ZCの装置構成を異ならせているが、いずれ
か1つの方式に統一したり、いずれか2つの方式とした
りしても良い。また、店舗WA,WB,WC,WDでの
装置構成を各店で異ならせているが、いずれか1つの構
成に統一したり、いずれか2つの構成のみを選択できる
ようにしても良い。さらには、インターネット201に
アクセスできない店舗もこのシステム200の中に組み
入れるようにしても良い。
【0200】以上の各実施の形態では、制御用コンピュ
ータ2に、上述した各ステップとなる手順を実行させる
ことで、制御用コンピュータ2を抽選装置の本体として
機能させることができる。また、これらの手順や機能を
実行させるためのプログラムは、CD−ROM等の記録
媒体に保存させることができる。そして、そのCD−R
OM等の内容となるその抽選用プログラムを、制御用コ
ンピュータ2が読み取り実行することで、上述の各手順
や各機能を制御用コンピュータ2に実行させることがで
きる。
【0201】上述した各実施の形態の抽選システム1
0,200は、完全な無人化が可能となる。また、完全
無人化までいかなくても、省人化は確実に可能となる。
たとえばクーポン券6や当選券を渡す係の人だけを配置
するようにしても良い。この場合、それらのクーポン券
6や当選券を声に出して抽選者に手渡しすることが可能
となり、コミュニケーションの面で有利であり、かつ大
きな声を出すことで抽選のPRにもなり得る。
【0202】上述の各実施の形態は、本発明の好適な実
施の形態の例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々変形実施可能である。たとえば、この抽
選システム10,200を常設すると、インフォメーシ
ョン端末として、商店街案内、館内案内などに利用でき
る。この場合、LAN/ワイヤレスLANを使用するこ
とで、離れた場所にも設置できる。また、自動収集・集
計が可能なアンケート収集端末としても利用できる。
【0203】また、会員のポイントに関するデータベー
ス等を配置すると、会員のポイントチェックも可能とな
る。また、抽選に関するデータを入れずにクーポン券6
のデータのみを入れるようにすると、常時、クーポン券
6の発行が可能となる。さらに、デジタルPOP、デモ
ンストレーションシステムとして利用することができ
る。
【0204】また、クーポンの有効期限を長く設定する
ことで、抽選イベントをインセンティブとした特別セー
ル終了後も、クーポン販促を持続させることができる。
さらに、クーポン券6や当選券に、POSレジ処理用の
割引バーコードを印刷することもできる。
【0205】また、各抽選システム10,200では、
バーコード部8aを有しない抽選参加券8が混在してい
たり、すべての抽選参加券8がバーコード部8aを有し
ないものとしても良い。また、設定によっては、クーポ
ン券6を発行する際にバーコード部8aの情報を利用し
ないようにすることもできる。さらに、抽選の際には、
乱数によるランダムではなく、設定確率に基づいて抽選
を行うようにしても良い。さらに、1回の抽選回数の顧
客が多い場合には、その作業が効率的となるようなモー
ドも設定可能とすることができる。また、クーポン券6
を発行せず、当選券の発行のみを行う抽選システムとし
ても良い。
【0206】また、操作端末としては、上述の操作端末
3,3A以外にノートタイプのパーソナルコンピュー
タ、コンビニエンスストア等に置かれているボックス型
の情報機器、大型の表示画面を有する携帯電話等の他の
端末装置を採用することができる。また、制御用コンピ
ュータ2としては、複数台のサーバから構成されるもの
としたり、内部の機能を複数の部品に分担させ、1つの
筐体内に入れないようにしたりしても良い。さらに、制
御用コンピュータ2の機能や部材の一部を、操作端末
3,3A側に配置させるようにしても良い。
【0207】また、当選券発行手段としては、サーマル
式のプリンタ7,インクジェット式のプリンタ222等
の他に、レーザ式等の他のプリンタとしたり、ただ単に
種々の当選券を選択的に排出する発行機としても良い。
また、読み取り手段としては、抽選参加券8の記録方式
に対応して種々の手段が採用される。たとえば、抽選参
加券8の特定の情報の記録を、磁気記録方式とした場合
には磁気カードリーダとし、IC記録とした場合には、
ICカードリーダとし、文字記録とした場合には、OC
R(Optical Character Reader)とすることができる。
さらに、マグネットインクで記録した場合には、MIC
R(Magnetic Ink Character Reader)を採用すること
となる。
【0208】
【発明の効果】本発明によれば、景品のためのスペース
を抽選会場に必要とせず景品の監視のための人手も不要
となり、しかも外れを少なくできる抽選システム、抽選
装置、抽選方法および抽選用プログラムを得ることがで
きる。また、他の発明では、上述の効果に加え、従来顧
客の維持と新規顧客の増加の両方が達成可能となる抽選
システム、抽選装置、抽選方法および抽選用プログラム
を得ることができる。
【0209】さらに、他の発明では、続けて同じ景品が
出ないようにすることができる抽選システム、抽選装
置、抽選方法および抽選用プログラムを得ることができ
る。また、他の発明では、時限景品を適切に排出した
り、抽選者にとって安心して抽選できる抽選システムお
よび抽選装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の抽選システムのハ
ードウェアの構成を示す図である。
【図2】図1の抽選システムにおいて使用されている制
御用コンピュータのハードウェアの構成を示す図であ
る。
【図3】図2で示される制御用コンピュータ中のハード
ディスクドライブのハードウェアの構成を示す図であ
る。
【図4】図2で示される制御用コンピュータ中のハード
ディスクドライブに保有されるプログラムを説明するた
めの図である。
【図5】図2で示される制御用コンピュータ中のハード
ディスクドライブに保存されるデータ関連を説明するた
めの図である。
【図6】図1の抽選システムで発行されるクーポン券の
例を示す図である。
【図7】図1の抽選システムで利用される抽選参加券の
例を示す図である。
【図8】図5で示される有限景品データベースの内容を
説明するための図である。
【図9】図5で示されるカウンタの内容を説明するため
の図であり、(A)は抽選開始前の状態を示すもので、
(B)は抽選開始後一定時間(期間)経過後の状態を示
すものである。
【図10】図1の抽選システム中の制御用コンピュータ
に接続されるモニタに表示される初期設定画面の例を示
す図である。
【図11】図1の抽選システムによって実行される抽選
動作の基本ロジックの概要を示す処理フロー図である。
【図12】図1の抽選システムでの抽選を抽選実行者が
行う際に操作端末に表示されている初期画面の例を示す
図である。
【図13】図1の抽選システムでの抽選を行う際の例外
処理の一例を示す処理フロー図である。
【図14】図1の抽選システムでの抽選を行う際の基本
抽選処理の一例を示す処理フロー図である。
【図15】図1の抽選システムでの抽選を行う際の基本
抽選処理の他の例を示す処理フロー図である。
【図16】本発明の第2の実施の形態の抽選システムの
ハードウェアの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 抽選ボックス 2 制御用コンピュータ(サーバ、抽選手段の一部) 3 操作端末(抽選手段の一部) 3a 表示部 6 クーポン券 7 プリンタ(当選券発行手段) 8 抽選参加券 9 バーコードリーダ(読み取り手段) 10 抽選システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽根原 治夫 長野県塩尻市広丘吉田659番地1号 株式 会社綜合印刷内 (72)発明者 青柳 栄治郎 長野県塩尻市広丘吉田659番地1号 株式 会社綜合印刷内 (72)発明者 宮本 幸久 長野県岡谷市南宮1−1−15 インダスト リーネットワーク株式会社内 (72)発明者 武井 政博 長野県岡谷市南宮1−1−15 インダスト リーネットワーク株式会社内 Fターム(参考) 3E038 LA07

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】抽選を行う抽選手段と、 この抽選によって行われた抽選結果が当たりのときにそ
    の当たりの内容を表示する当選券を発行する当選券発行
    手段と、 特定の情報が組み込まれた抽選参加券から当該特定の情
    報を読み取り、その読み取った情報を上記抽選手段にネ
    ットワークを介して送信する読み取り手段と、 を備え、 上記抽選手段による抽選結果には、少なくとも、特定の
    本数に制限された景品である有限景品が当たる場合と、
    本数の制限が無い景品である無限景品が当たる場合と、
    景品が当たらない外れとなる場合とが用意可能とされる
    と共に、上記抽選結果は、上記読み取り手段で読み取ら
    れた上記抽選参加券の上記特定の情報が反映されるよう
    に上記抽選手段が制御されることを特徴とする抽選シス
    テム。
  2. 【請求項2】抽選を行うための所定の入力と抽選結果の
    表示が可能であり、上記入力に基づいて抽選のための処
    理を行うと共に、少なくとも、特定の本数に制限された
    景品である有限景品に関するデータ、本数の制限が無い
    景品である無限景品に関するデータ、当たり外れに関す
    るデータおよび抽選に参加している店舗情報を保有する
    抽選手段と、 この抽選手段によって行われた抽選結果が当たりのとき
    にその当たりの内容を表示する当選券を発行する当選券
    発行手段と、 抽選結果に反映させる特定の情報が組み込まれた抽選参
    加券から当該特定の情報を読み取り上記抽選手段に送信
    する読み取り手段と、 を有することを特徴とする抽選システム。
  3. 【請求項3】 前記無限景品が存在するときは、その本
    数を所定の数値(0を含まない)に設定して抽選を開始
    し、その後、その数値が零とならないように制御すると
    共に前記無限景品の少なくとも1つはクーポン券とした
    ことを特徴とする請求項1または2記載の抽選システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記無限景品が存在しないときは、その
    データを零またはデータ入力無しとして設定し抽選を開
    始し、当たりを前記有限景品とすると共に前記有限景品
    の少なくとも1つはクーポン券としたことを特徴とする
    請求項1または2記載の抽選システム。
  5. 【請求項5】 前記抽選参加券の特定の情報には、少な
    くとも当該抽選参加券を発行した店を現す店舗情報と、
    抽選を行える回数を現す回数情報と、前記抽選参加券を
    1枚毎に他のものと区別するための券区別情報とが含ま
    れていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1
    項記載の抽選システム。
  6. 【請求項6】 前記抽選手段は、抽選を行おうとする者
    がタッチ可能にされたタッチパネルを有する操作端末
    と、前記抽選結果を導き出すための処理を行うと共に少
    なくとも、前記有限景品、前記無限景品および当たり外
    れの各データを保有する制御用コンピュータとを備える
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の
    抽選システム。
  7. 【請求項7】 抽選を行うための所定の入力がなされる
    と共に抽選結果が表示される操作端末と、 この操作端末への入力に基づいて、抽選のための処理を
    行うと共に、少なくとも、特定の本数に制限された景品
    である有限景品に関するデータおよび本数の制限が無い
    景品である無限景品に関するデータを保有する制御用コ
    ンピュータと、 この制御用コンピュータと上記操作端末とを接続するネ
    ットワークと、 上記制御用コンピュータによって行われた抽選結果が当
    たりのときにその当たりの内容を表示する当選券を印刷
    し発行する当選券発行手段としてのプリンタと、 を有していることを特徴とする抽選システム。
  8. 【請求項8】 前記制御用コンピュータは、さらに外れ
    となるデータを保存し、内部の処理上、当たりのときに
    は、前記有限景品を抽出し、内部の処理上、外れのとき
    には、前記無限景品か景品無しのいずれか一方となるよ
    うに設定し、景品無しとなったときに本来の外れとして
    前記操作端末に表示することを特徴とする請求項7記載
    の抽選システム。
  9. 【請求項9】 前記制御用コンピュータは、さらに外れ
    となるデータを保存し、抽選に際し、前記有限景品、前
    記無限景品および上記外れの3つのうちの1つを抽出す
    るように設定され、前記有限景品または前記無限景品を
    抽出したときには当たりを示す表示を、上記外れを抽出
    したときには外れを示す表示をそれぞれ前記操作端末に
    行うようにしたことを特徴とする請求項7記載の抽選シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 抽選を行うための所定の入力がなされ
    ると共に抽選結果が表示される操作端末と、 この操作端末への入力に基づいて、抽選のための処理を
    行うと共に、少なくとも景品に関するデータを保有する
    制御用コンピュータと、 この制御用コンピュータと上記操作端末とを接続するネ
    ットワークと、 上記制御用コンピュータによって行われた抽選結果が当
    たりのときにその当たりの内容を表示する当選券を印刷
    し発行する当選券発行手段としてのプリンタと、 特定の情報が組み込まれた抽選参加券から当該特定の情
    報を読み取り、上記制御用コンピュータに送る読み取り
    手段と、 を備え、 上記特定の情報には、少なくとも当該抽選参加券を発行
    した店を現す店舗情報と、抽選を行える回数を現す回収
    情報とが含まれ、 上記制御用コンピュータは、上記抽選結果を導き出す処
    理を行う際に上記店舗情報を参照し、当該抽選参加券を
    発行した店で利用できる当選券が他の店で発行された抽
    選参加券の場合に比べより高率で当たるようにすると共
    に、上記回数情報によって抽選回数を自動的に規制する
    ようにしたことを特徴とする抽選システム。
  11. 【請求項11】 抽選を行うための所定の入力がなされ
    ると共に抽選結果が表示される操作端末と、 この操作端末への入力に基づいて、抽選のための処理を
    行うと共に、少なくとも景品に関するデータを保有する
    制御用コンピュータと、 この制御用コンピュータと上記操作端末とを接続するネ
    ットワークと、 を備え、 上記制御用コンピュータ内に、連続番号値と上記景品で
    本数に制限のある景品となる有限景品の種類を示す景品
    種類値であって各種類の数量を考慮してランダムに選択
    された景品種類値の少なくとも2つの値を各行に入れる
    ことが可能なカウンタを設け、抽選結果が上記有限景品
    を当たりとした際に、上記カウンタの行数を範囲として
    乱数を発生させ、その乱数を元にして上記カウンタから
    1行を抽出し、その抽出された行に入れられている上記
    景品種類値に相当する上記有限景品を当たりの景品とし
    て上記操作端末に表示すると共に上記カウンタ中の上記
    抽出された行を削除することを特徴とする抽選システ
    ム。
  12. 【請求項12】 抽選を行うための所定の入力がなされ
    ると共に抽選結果が表示される操作端末と、 この操作端末への入力に基づいて、抽選のための処理を
    行うと共に、少なくとも景品に関するデータを保有する
    制御用コンピュータと、 この制御用コンピュータと上記操作端末とを接続するネ
    ットワークと、 を備え、 上記制御用コンピュータは、所定の時間または所定の時
    刻を過ぎて最初に抽選を行う者に対して所定の景品が当
    たるように設定可能とされると共に抽選を行う者がいな
    いため上記所定の景品となる時限景品が所定数以上たま
    った場合には、所定数未満の上記時限景品を当たりとし
    て出した後は、一定時間を経過するまでは貯まっていた
    残りの上記時限景品を当たりとしないように設定可能と
    されていることを特徴とする抽選システム。
  13. 【請求項13】 抽選を行うための所定の入力がなされ
    ると共に抽選結果が表示される操作端末と、 この操作端末への入力に基づいて、抽選のための処理を
    行うと共に、少なくとも景品に関するデータを保有する
    制御用コンピュータと、 この制御用コンピュータと上記操作端末とを接続するネ
    ットワークと、 を備え、 上記操作端末は、上記抽選結果の表示を行う表示部を有
    し、この表示部に複数のカードを表示し、その1つをタ
    ッチすることで、そのタッチされたカードが当たりまた
    は外れを表示するようにすると共に表示された全部のカ
    ードが外れでないことを確認させるため全てのカードを
    タッチした状態に一度にすることができる確認用フルオ
    ープンボタンを上記表示部の一部に設けたことを特徴と
    する抽選システム。
  14. 【請求項14】 前記景品であって本数に制限のある景
    品である有限景品の中に、所定の店で使用できるクーポ
    ン券が含まれていることを特徴とする請求項1から13
    のいずれか1項記載の抽選システム。
  15. 【請求項15】 前記景品であって本数と制限の無い景
    品である無限景品の中に、所定の店で使用できるクーポ
    ン券が含まれていることを特徴とする請求項1から14
    のいずれか1項記載の抽選システム。
  16. 【請求項16】 所定の入力に基づいて抽選のための処
    理を行う抽選処理機能と、特定の本数に制限された景品
    である有限景品に関するデータと、本数の制限が無い景
    品である無限景品に関するデータと、当たり外れに関す
    るデータと、当たりとして発行される当選券に関するデ
    ータとを少なくとも保有する抽選手段と、 この抽選手段によって行われた抽選結果が当たりのとき
    にその当たりの内容を表示する上記当選券を印刷し発行
    する当選券発行手段と、 を有することを特徴とする抽選装置。
  17. 【請求項17】 所定の入力に基づいて抽選のための処
    理を行う抽選処理機能と、特定の本数に制限された景品
    である有限景品に関するデータと、当たり外れに関する
    データと、所定の店で使用できると共に当たりとして発
    行される当選券に関するデータとを少なくとも保有する
    抽選手段と、 抽選結果に反映させる特定の情報が組み込まれた抽選参
    加券であって、特定の情報として少なくとも当該抽選参
    加券を発行した店を現す店舗情報と、抽選を行える回数
    を現す回数情報と、抽選参加券を1枚毎に他のものと区
    別するための券区別情報とを有する抽選参加券から当該
    特定の情報を読み取り上記抽選手段に送る読み取り手段
    と、 を有することを特徴とする抽選装置。
  18. 【請求項18】 本数に制限のある景品である有限景品
    の種類ごとにその数量とその景品名とその有限景品の種
    類を示す景品種類値が書き込み可能とされる有限景品デ
    ータベースと、 この有限景品データベースからランダムにひとつずつ上
    記景品種類値を取り出すと共に、上記景品種類値が上記
    有限景品データベースから取り出されるごとに上記景品
    種類値に対応する景品の数量を1つずつ減らす一方、取
    り出された上記景品種類値と取り出された順番に対応し
    て付けられる連続番号値とを少なくとも1行の各項目と
    して生成し、上記有限景品の合計数量と同じ値となる行
    数を有するカウンタを作成するカウンタ作成プログラム
    と、 所定の入力に基づいて抽選のための処理を行う抽選処理
    機能と、 上記有限景品に関するデータ、当たり外れに関するデー
    タ、および当たりとして発行される当選券に関するデー
    タを含むデータと、 を保有する抽選手段と、 この抽選手段によって行われた抽選結果が当たりのとき
    にその当たりの内容が表示される当選券を印刷し発行す
    る当選券発行手段と、を有することを特徴とする抽選装
    置。
  19. 【請求項19】 抽選を行うための所定の入力と抽選結
    果の表示が可能であり、上記入力に基づいて抽選のため
    の計算を行うと共に少なくとも特定の本数に制限された
    景品である有限景品に関するデータおよび当たり外れに
    関するデータを保有する抽選装置において、 各行に少なくとも、連続番号値と上記有限景品の種類を
    示す景品種類値であって各種類の数量を考慮してランダ
    ムに選択された景品種類値とが入れられたカウンタを設
    け、抽選が当たりの際に上記カウンタの行数を範囲とし
    て乱数を発生させ、その乱数を元にして上記カウンタか
    ら1行を抽出し、その抽出された行に入れられている上
    記景品種類値に相当する上記有限景品を当たりの景品と
    して表示すると共に上記カウンタ中の上記抽出された行
    を削除することを特徴とする抽選装置。
  20. 【請求項20】 抽選を行うための所定の入力と抽選結
    果の表示が可能であり、上記入力に基づいて抽選のため
    の計算を行うと共に少なくとも景品に関するデータおよ
    び当たり外れに関するデータを保有する抽選装置におい
    て、 所定の時間または時刻を過ぎて最初に抽選を行う者に対
    して所定の景品が当たるように設定可能とされると共に
    抽選を行う者がいないため上記所定の景品となる時限景
    品が所定数以上たまった場合には、所定数未満の上記時
    限景品を当たりとして出した後、一定時間を経過するま
    ではたまっていた残りの上記時限景品を当たりとしない
    ように設定可能とされていることを特徴とする抽選装
    置。
  21. 【請求項21】 前記一定時間を3〜7分間としたこと
    を特徴とする請求項20記載の抽選装置。
  22. 【請求項22】 抽選を行うための所定の入力と抽選結
    果の表示が可能であり、上記入力に基づいて抽選のため
    の計算を行うと共に少なくとも景品に関するデータおよ
    び当たり外れに関するデータを保有する抽選装置におい
    て、 上記抽選結果の表示を行う表示部を有し、この表示部に
    複数のカードを表示し、その1つをタッチすることで、
    そのタッチされたカードが当たりまたは外れを表示する
    ようにすると共に表示された全部のカードが外れでない
    ことを確認させるため全てのカードをタッチした状態に
    一度にすることができる確認用フルオープンボタンを上
    記表示部の一部に設けたことを特徴とする抽選装置。
  23. 【請求項23】 前記表示部に表示される前記カードの
    数を8〜20枚としたことを特徴とする請求項22記載
    の抽選装置。
  24. 【請求項24】 景品を本数に制限のある有限景品と本
    数に制限の無い無限景品とに区分けしてデータベース化
    するデータベース化工程と、 当たりとして発行される当選券に関するデータを生成・
    保存する当選券データ保存工程と、 抽選による当たり外れの確率または本数を設定する設定
    工程と、 所定の入力を検知する入力検知工程と、 上記入力を受けて、上記データベースからランダムにま
    たは上記確率に基づいて、上記有限景品または上記無限
    景品をそれぞれ処理を異ならせて取り出す当たりと、景
    品を取り出さない外れとが決定される抽選工程と、 この抽選工程による抽選結果を表示する表示工程と、 上記抽選工程による抽選結果が当たりのときにその当た
    りの内容が印刷される上記当選券を印刷し発行する当選
    券発行工程と、 を有することを特徴とする抽選方法。
  25. 【請求項25】 景品をデータベース化するデータベー
    ス化工程と、 当たりとして発行される当選券に関するデータを生成・
    保存する当選券データ保存工程と、 抽選による当たり外れの確率または本数を設定する設定
    工程と、 抽選結果に反映させる特定の情報が組み込まれた抽選参
    加券であって、特定の情報として少なくとも当該抽選参
    加券を発行した店を現す店舗情報と、抽選を行える回数
    を現す回数情報と、抽選参加券を1枚毎に他のものと区
    別するための券区別情報とを有する抽選参加券から当該
    特定の情報を読み取る読み取り工程と、 所定の入力を検知する入力検知工程と、 上記入力を受けて上記データベースからランダムまたは
    上記確率に基づいて上記景品を取り出す当たりと景品を
    取り出さない外れとが決定されると共に、その決定に際
    し、上記店舗情報を参照するようにした抽選工程と、 この抽選工程による抽選結果を表示する表示工程と、 上記抽選工程による抽選結果が当たりのときにその当た
    りの内容が印刷された上記当選券を印刷し発行する当選
    券発行工程と、 を有することを特徴とする抽選方法。
  26. 【請求項26】 本数に制限のある景品である有限景品
    の種類ごとにその数量とその景品名とその有限景品の種
    類を示す景品種類値を書き込むことで有限景品データベ
    ースを生成する有限景品データベース生成工程と、 この有限景品データベースからランダムにひとつずつ上
    記景品の種類値を取り出すと共に、上記有限景品が上記
    有限景品データベースから取り出されるごとに上記景品
    種類値に対応する景品の数量を1つずつ減らす一方、取
    り出された上記景品種類値と取り出された順番に対応し
    て付けられる連続番号値とを少なくとも1行の各項目と
    して生成し、上記有限景品の合計数量と同じ値となる行
    数を有するカウンタを作成するカウンタ作成工程と、 上記データベースからランダムまたは所定の確率に基づ
    いて、上記有限景品やその他の景品を取り出す当たりと
    景品を取り出さない外れとが決定される抽選工程と、 を有することを特徴とする抽選方法。
  27. 【請求項27】 コンピュータに、 景品を本数に制限のある有限景品と本数に制限の無い無
    限景品とに区分けしてデータベース化するデータベース
    化手順と、 当たりとして発行される当選券に関するデータを生成・
    保存する当選券データ保存手順と、 抽選による当たり外れの確率または本数を設定する設定
    手順と、 所定の入力を検知する入力検知手順と、 上記入力を受けて、上記データベースからランダムにま
    たは上記確率に基づいて、上記有限景品または上記無限
    景品をそれぞれ処理を異ならせて取り出す当たりと、景
    品を取り出さない外れとが決定される抽選手順と、 この抽選手順による抽選結果を表示する表示手順と、 上記抽選手順による抽選結果が当たりのときにその当た
    りの内容が印刷された上記当選券を印刷し発行する当選
    券発行手順と、 を実行させるための抽選用プログラム。
  28. 【請求項28】 コンピュータに、 景品をデータベース化するデータベース化手順と、 当たりとして発行される当選券に関するデータを生成・
    保存する当選券データ保存手順と、 抽選による当たり外れの確率または本数を設定する設定
    手順と、 抽選結果に反映させる特定の情報が組み込まれた抽選参
    加券であって、特定の情報として少なくとも当該抽選参
    加券を発行した店を現す店舗情報と、抽選を行える回数
    を現す回数情報と、抽選参加券を1枚毎に他のものと区
    別するための券区別情報とを有する抽選参加券から当該
    特定の情報を読み取る読み取り手順と、 所定の入力を検知する入力検知手順と、 上記入力を受けて上記データベースからランダムまたは
    上記確率に基づいて上記景品を取り出す当たりと、景品
    を取り出さない外れとが決定されると共に、その決定に
    際し、上記店舗情報を参照するようにした抽選手順と、 この抽選手順による抽選結果を表示する表示手順と、 上記抽選手順による抽選結果が当たりのときに、その当
    たりの内容が印刷された上記当選券を印刷し発行する当
    選券発行手順と、 を実行するための抽選用プログラム。
  29. 【請求項29】 コンピュータに、 本数に制限のある景品である有限景品の種類ごとにその
    数量とその景品名とその有限景品の種類を示す景品種類
    値を書き込むことで有限景品データベースを生成する有
    限景品データベース生成手順と、 この有限景品データベースからランダムにひとつずつ上
    記景品種類値を取り出すと共に、上記有限景品が上記有
    限景品データベースから取り出されるごとに上記景品種
    類値に対応した景品の数量を1つずつ減らす一方、取り
    出された上記景品種類値と取り出された順番に対応して
    付けられる連続番号値とを少なくとも1行の各項目とし
    て生成し、上記有限景品の合計数量と同じ値となる行数
    を有するカウンタを作成するカウンタ作成手順と、 上記データベースからランダムまたは所定の確率に基づ
    いて上記有限景品やその他の景品を取り出す当たりと景
    品を取り出さない外れとが決定される抽選手順と、 を実行するための抽選用プログラム。
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