JP2002512714A - 販売地点端末での補助的製品販売を処理するための方法およびシステム - Google Patents

販売地点端末での補助的製品販売を処理するための方法およびシステム

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JP2002512714A JP54592198A JP54592198A JP2002512714A JP 2002512714 A JP2002512714 A JP 2002512714A JP 54592198 A JP54592198 A JP 54592198A JP 54592198 A JP54592198 A JP 54592198A JP 2002512714 A JP2002512714 A JP 2002512714A
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(57)【要約】 POS端末は、買物に関する顧客への釣り銭と交換にオファーするアップセルを決定する。販売地点端末は、望ましくは、顧客に支払うべき釣り銭と交換に彼にオファーする少なくとも1つのアップセル価格および対応するアップセルのデータベースを維持する。顧客がそのアップセルを受け入れれば、レジ係は、POS端末の選択ボタンを押すことによってそのように表示する。次に、顧客が支払う要求された支払額が、購入価格ではなくて、丸められた価格に等しく設定される。こうすることで、顧客は、彼に支払われる硬貨の代わりにアップセルを受け取るため、顧客とPOS端末との間で硬貨をやり取りする必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】 販売地点端末での補助的製品販売を処理するための方法およびシステム 発明の分野 本発明は、販売地点端末に関するものであり、さらに詳細には、販売地点端末 において製品販売を処理するための方法およびシステムに関する。 発明の背景 この発明は、宝くじ券取引システムに関する。さらに詳細には、本発明は、商 取引販売情報および宝くじ券情報の両方を含む販売レシートを発行する販売地点 (POS)端末を使用する宝くじ券発売のためのシステムおよび方法に関する。 米国の多くの州は、いくつかの外国と同様に、政府が指導する宝くじシステム を有する。政府指導の宝くじは、望まれる製品(通常は、高額の現金という賞品 を勝ち取るチャンス)を大衆に提供するとともに、大衆に付加的税金または増税 を課することなく政府の歳入を増やすという利点を有する。多くの場合、政府の 宝くじから発生する歳入は、教育システムの改善や財産税の削減のような特別な 目的あるいは目標に投入される。 典型的な政府指導の宝くじシステムでは、中央宝くじコンピュータが、専用宝 くじ端末と通信するために用いられる。プレーヤが宝くじのプレイ・スリップ( Play slip)上の番号を選択し、宝くじ端末オペレータが宝くじプレイ・スリッ プを宝くじ端末にある読取機に挿入する。これにより、宝くじプレイ・スリップ が、既知のマーク検出プロセスを使用して光学的に読み取られる。その後、専用 宝くじ端末は、プレーヤが選んだ番号を中央宝くじコンピュータへ送信して、そ れを記憶させる。宝くじ番号が記憶された後で、専用宝くじ端末は、中央宝くじ コンピュータの制御下で宝くじ券を印刷および発行する。 「ロット(lotto)」として知られる1つの人気のある宝くじゲームは、プレ ーヤが1から42までの6個の番号を選ぶことを要求するのが普通である。その 後、選ばれた番号群は、ロット券を購入した後の特定の時間および日数をおいて 、通常は毎週1回か2回、1から42までの番号のより多数のプールの中からラ ン ダムに選ばれた当たりの宝くじ番号と比較される。賞品を獲得するためには、ロ ット券の番号が当たりの宝くじ番号のすべてまたはいくつかと一致しなければな らない。 プレーヤは彼ら自身の宝くじ番号を選ぶようになっているが、ほとんどのロッ トゲームでは、その代わりに、中央宝くじコンピュータシステムにランダムな「 クイック・ピック(quick-pick)」宝くじ番号を選ばせるオプションを用意して いる。このことは、購入者に、彼または彼女自身の番号を拾い上げる時間および 不便を節約させる。そのような自動的な宝くじ番号発生システムは、通常、「ク イック・ピック」システムとして知られている。 典型的な宝くじでは、多様なゲームがプレイされる。従来の宝くじゲームでは 、プレーヤが宝くじ券を購入する。宝くじ券上に1つまたは複数の宝くじ番号と 1つの通し番号とが刻印されている。通し番号は偽造防止のための簡便な方法で ある。というのは、それは、販売された各宝くじ券を一意的に同定するからであ る。宝くじ番号もまた、プレーヤおよび宝くじシステムの両方が勝者を同定する のを可能とする。詳細には、宝くじ番号はプレーヤによって「当たり番号表」と 比較されて、そのプレーヤが賞品を勝ち取ったかどうかを判定する。 宝くじ券の販売に先立って結果が決まっているインスタント宝くじゲームもあ る。宝くじ券上に刻印された隠された標印(indicia)を露わにすることによっ て、プレーヤは購入直後にその宝くじ券が当たりであるがどうかを判定できる。 いくつかの外国(例えば、ドイツ)では、宝くじプレーヤが分割宝くじ券を購 入することを許容している。しかし、それらの宝くじシステムは、プレーヤが特 定の高額な宝くじ券の固定された割合(例えば、1枚の宝くじの半分とか4分の 1分)を購入することを許容するだけである。これらの場合、宝くじ券が当たり であれば、購入者は賞品額全体の半分または4分の1だけを受け取ることになろ う。 宝くじ券の大半は、雑貨店,酒屋およびコンビニエンス・ストアで販売される 。これらの小売り店は、商取引業務用に使用される1台または複数台のPOS端 末から離れた専用宝くじ端末を設置するのが普通である。この物理的な分離は、 商取引ラインが、宝くじ券を購入しようとする顧客によって遅延されたり妨害さ れ たりすることがないようにするためである。さらに、宝くじ端末は分離した個別 の会計システムを有するので、POS端末と専用宝くじ端末とを同じ場所に置く 必要がない。 しかし、何人かの顧客は、2つの別々の取引、すなわち商取引と宝くじ券とを 同じ店内で2台の異なる端末で行うことを面倒だと思うかもしれない。分離した 端末はまた、顧客に2つの別の列に並ぶことを強要するか、一人の店員が2つの 別々の取引を2台の端末で処理する間、商取引の精算手順全体を遅れさせたりす るかもしれない。商取引だけの顧客をうんざりさせることの他に、これらの不便 は、宝くじ券を衝動的に購入することを妨げるかもしれない。このことは政府お よび店の収入減につながる。 これらは、商取引および宝くじ券取引のために2台の別個の独立した端末を使 用することに伴う短所である。政府は、通常、専用宝くじ端末を購入しリースし 据え付けおよび保守するためのコストを負担する。各専用宝くじ端末用の宝くじ 券用紙およびインクを再供給するコストもかなりなものである。さらに、複数の 精算ラインおよびレジスタを備える、スーパーマーケットのような多くの小売り 店舗は、各精算レジスタに専用宝くじ端末を運営するためのリソースを持たない 。さらに、専用宝くじ端末はカウンター空間を占有するが、そこは収入を生み出 す商品展示のために本来使用できる場所である。2台の別のタイプの商取引端末 の操作を店員に訓練することもコストが掛かる。これらの因子が原因となって、 宝くじ券を販売する場所の数が制限されることで、消費者に対する宝くじ券の利 用性が減っており、それにより政府歳入が減少している。 数年に亘る安定した利益増加の後、多くの州経営の宝くじは収益の減退を示し ている。宝くじ券購入の便宜を改善することおよびそれの利用性を高めることは 、多くの州で宝くじシステムを近代化する場合の主たる関心事となっている。現 状の宝くじシステムは、小売りの販売地点端末で価値の分割された宝くじ券を販 売することを許可していない。分割価値の宝くじ券を購入する機会を失うことか ら歳入の顕著な減少が生じている。従って、上述の問題点を解決するシステムに 対する需要が存在する。 顧客が訪問する多くの店舗は、キャッシュ・レジスタのような販売地点端末 (POS)を1台以上所有している。店のレジ係は、POS端末を使用して買物 (1個または複数の商品)の合計金額を計算し、顧客に支払うべき釣り銭の額を 計算する。いくつかのPOS端末はさらに、なされた買物を追跡して、それに従 って店の在庫品のデータベースを調整する。 釣り銭の額は、購入価格と顧客が支払った金額との差である。顧客は、普通、 紙幣の形で整数額の現金を支払うが、購入価格は、ほとんどの場合、非整数の金 額である。従って、POS端末において顧客に払い戻すべき釣り銭の額は、普通 、1枚または複数枚の硬貨を含み、POS端末またはレジ係がそれを顧客に支払 う。 釣り銭、特に硬貨を受け取って持ち運ぶことは、多くの顧客には煩わしいこと である。従って、顧客は、しばしば、欲しくない硬貨を使ってしまうために、お よび/または、そうでなければ彼らに買物の釣り銭として与えられるであろう硬 貨を減らすために、非整数の現金を支払うことを強要される。顧客によって支払 われる硬貨および紙幣は、POS端末においてレジ係によって集められる。 顧客に硬貨を払い戻したり顧客から硬貨を受け取ったりすることはいずれも、 レジ係がその買物の処理に費やす時間を増やし、従って、POS端末において顧 客が列を作って待つ時間を増大させる。従って、会社は、硬貨を取り扱うのに費 やされる時間に対して賃金を支払わなければならず、また、顧客は、レジ係と顧 客たちとの間で硬貨が交換される時間遅れを堪え忍ばなければならない。 さらに、レジ係が計算間違いをして間違った額の釣り銭を払い戻すこともあり 得るであろう。顧客は、しばしば、そのような間違いを予期し、正しい額を受け 取ったかどうがを確認するために釣り銭を勘定する。そのような顧客は、普通、 POS端末を離れる前に釣り銭を勘定するので、他の顧客に更なる遅延を与える 。 会社は、硬貨を数え転がし預金しまたは取り扱うためのコストを負担する。あ る試算によれば、硬貨を取り扱うだけに、年間で数十万時間と数億ドルとを会社 が費やしている。 要するに、釣り銭、特に硬貨を顧客とPOS端末との間で交換することは、コ ストが掛かるし、時間を消費し、好ましくない。残念なことに、従来のPOS端 末は、買物の価格と釣り銭の額だけを計算し、釣り銭の額を減らすことも硬貨の 交換もできない。 従って、釣り銭の額を減らし、それにより顧客とPOS端末のレジ係との間で 交換される硬貨を減らすシステムおよび方法を提供することは有益である。 宝くじは、そのようなゲームを提供するスポンサーの州に対して多額の歳入を 発生する非常に人気のあるゲームである。典型的な宝くじでは、プレーヤ(券の 所有者)は、その上に券番号と通し番号とが刻印された宝くじ券を購入する。券 番号は、その券の所有者が賞品を勝ち取ったがどうかを券の所有者および宝くじ 業者の両者が確認することを許容する。通し番号は、その宝くじ券を一意的に同 定し、その宝くじ券が有効であると確認するために宝くじ業者によって記録され るのが普通である。例えば、通し番号は、券の上に刻印されている券番号と宝く じ業者がその宝くじ券に付随して記録した券番号とが一致するかどうかを確認す るために使用されるであろう。 典型的な宝くじ券は6個の券番号を有しており、その各々は1から49までの 範囲のようなある範囲から選ばれる。この6個の券番号は、券の所有者によって 選ばれか、券の所有者の依頼で、券を印刷する宝くじ端末によってランダムに選 ばれる。抽選日には、宝くじ業者は、「当たり」の券番号とみなされる6個の券 番号をランダムに選び出す。当たりの券番号のすべてまたはいくつかと一致する 券番号を有する宝くじ券が当たり券であり、それに対応する宝くじ券所有者が賞 品を獲得する。 本出願の親出願の親出願である、1997年3月21日付け出願の、「販売地 点端末を利用して宝くじ券取引を実行するためのシステムおよび方法」と題する 特許出願第08/822,709号は、釣り銭と交換に販売地点(POS)端末 で顧客に対して分割式の宝くじ券を販売するためのシステムおよび方法を開示し ている。例えば、顧客がPOS端末へ商品を持ってきて、POS端末が購入価格 を$4.74と計算する。購入価格を最も近い$1に丸めれば、釣り銭は$5. 00−$4.74=$0.26となる。従って、顧客は、釣り銭の代わりに、$ 1の宝くじ券の26%の持ち分を販売してもらうことができる。その宝くじ券が 当たりになれば、対応する賞品の26%がその顧客に与えられることになる。 釣り銭と引き換えに分割式宝くじ券を提供することには多くの利点がある。1 997年8月26日付け出願の、「販売地点端末での補助的製品販売を処理する ための方法およびシステム」と題する本出願の親出願である特許出願第08/9 20,116号にも述べられるように、硬貨を支払ったり受け取ったりすること はコストも掛かり煩わしくもある。さらに、多くの顧客は、硬貨は汚れたものだ と考え、それらを取り扱わない方を好む。このように、多くの顧客は、釣り銭を 分割式宝くじ券と交換することが非常に好ましいことであることを見い出すであ ろう。 残念ながら、いくつかの州の宝くじ業者は、分割方式の宝くじ券を発行するこ とによって彼らの慣習を変えることを好まないであろう。そのような州の宝くじ 業者は、その代わりに、例えば$1,$2および$5の券のみといった、数種類 の予め決められる丸められた額の券を支給する方を好むかもしれない。いくつか の場合には、分割式宝くじ券を支給できるためには、1つまたは複数の州に跨っ て使用されている宝くじ端末のハードウエアおよびソフトウエアに対して大幅な 修正を必要とする。そのような修正は最終的には利益をもたらすものであろうが 、初期コストは不必要な負担と受け取られるかもしれず、実現する最終的な利益 は余りに不確かなものに見えるかもしれない。要するに、州の宝くじ業者による 分割式宝くじ券の発行はあらゆる環境において実際的ではないかもしれない。 従って、既存の宝くじシステムに顕著な変更を必要とせずに、分割式宝くじ券 の購入を容易にすることが有利であろう。 キャッシュ・レジスタのような販売地点(POS)端末は、買物(品物または サービス)の合計金額を計算したり顧客に対する釣り銭の額を計算したりする処 理などを実行するために、幅広いビジネス分野で使用されている。それらの高度 な知識のレベルに依存して、そのようなPOS端末は、処理された買物を追跡す ることによる在庫管理やそれに従った在庫データベースの調整などの関連機能を 実行するためにも有用であろう。さらに、POS端末は、オファリングシステム としておよび/またはそれを備えたものとして、使用することもできるであろう 。 1997年8月26日付け出願の、「販売地点端末において補助的製品販売を 処理するための方法およびシステム」と題する本発明の親出願である特許出願第 08/920,116号の特許明細書は、POS端末において顧客が釣り銭と引 き換えに「アップセル(upsell)」をオファーされるようなシステムを開示して いる。アップセルというのは、ここで定義されここで使用されるときは、買物と 一緒にオファーされる製品(品物またはサービス)を意味する。アップセルの種 類には、(I)第1の製品から第1の製品と違う第2の製品へのアップグレード 、(II)付加的製品、(III)製品またはそれに対する値引きに対して買い戻す ことのできる引換券、(IV)競争,コンテスト,宝くじまたはその他のゲームへ の参加、が含まれる。例えば、$1.74で第1の製品を購入した顧客は、$0 .26(顧客が$2.00を支払ったときの釣り銭)と交換に第2の製品をオフ ァーされるであろう。本発明の範囲および精神から外れることなく、その他多様 なタイプのアップセルが利用されるであろう。 既述の親出願にも述べられているように、アップセルを決定する場合には多く の異なる基準が使用されるであろう。例えば、POS端末は、購入価格を計算し 、その購入価格を最も近いドルへ丸めて、切り上げられた(釣り銭)額をはじき 出す。次に、POS端末は、複数のアップセルのどれがその切り上げ額の交換物 として有利であるかを決定する。 アップセルを決めるためにその他の方法を提供することは有利であろう。特に 、在庫管理人やPOS端末オペレータのような従業員が容易に理解して調節でき る、アップセルを決めるための方法および装置を提供することが有利であろう。 キャッシュ・レジスタのような販売地点(POS)端末は、買物(品物または サービス)の合計価格を計算したり顧客への釣り銭の額を計算したりする処理な どを実行するために、幅広いビジネスで利用されている。いくつかのPOS端末 はさらに、売却された品目を追跡して、それに従って店舗の在庫データベースを 調整する。 POS端末は、上に挙げた処理を実行することに加えて、補助的な処理を実行 してもよい。補助的な処理は販売を拡大でき、それによって商取引当たりに得ら れる平均利益を増大することができる。1つのそのような補助的プロセスは、本 発明の親出願である、1997年8月26日付け出願の、「販売地点端末におい て補助的製品販売を処理するための方法およびシステム」と題する特許出願第0 8/920,116号に述べられている。そこに述べられているのは、POS端 末で顧客が釣り銭と交換に「アップセル」をオファーされるという補助的プロセ スである。POS端末は、顧客の買物に依存してアップセルを決定し、さらに、 その買物に基づいてアップセル価格(釣り銭の額)も決定する。例えば、$1. 74で第1の製品を購入して$2.00を支払う顧客は、$0.26の釣り銭と 引き換えに第2の製品をオファーされるであろう。アップセル金額の$0.26 は、このように購入金額$1.74に依存する。 別の補助的プロセスは、コンピュータで決める「助言的販売(suggestive sel l)」である。米国特許番号第5,353,219号は、主要なカテゴリーから 従来の品目価格で購入するように顧客に対して品目の助言を行うシステムについ て述べている。さらに別の補助的プロセスは、本出願の親出願である、1997 年8月26日付け出願の、「小売り環境で定期刊行物に対する購買登録を販売す るための方法およびシステム」と題する特許出願第08/841,791号に述 べられている。そこに述べられているのは、POS端末で定期刊行物の1つの号 を購入する顧客が、その時点でその定期刊行物に対する購買登録をする機会を提 供されるような補助的プロセスである。 このような補助的プロセスは、そのPOS端末自体の内部で単独に実行できる 。例えば、キャッシュ・レジスタは、釣り銭の額を計算し、その釣り銭と交換に 提供するアップセルを決定するようにプログラムされるであろう。または、補助 的プロセスは、キャッシュ・レジスタと通信している装置の助けを借りて実行さ れるであろう。例えば、通信ネットワークを介してキャッシュ・レジスタとつな がる遠隔のサーバーコンピュータが、その釣り銭と交換に提供すべきアップセル を決定してもよい。 POS端末で実行される補助的プロセスは、顧客の商取引が完了する速度を望 ましくない程度にまで低下させるかもしれない。例えば、POS端末を動作させ ているレジ係が釣り銭と交換に顧客にアップセルを提供し、顧客がそのオファー を受けるかどうかを判断するために、数秒間を要するかもしれない。釣り銭の額 と引き換えにいくつかのアップセルのうちから顧客が選ぶようにオファーするこ とは、顧客の商取引を完了するためにさらなる遅延を課することになり得る。 そのような遅延は、ある状況では許容されるかもしれないが、他の状況では不 当に煩わしいものとなるかもしれない。例えば、昼食時やその他の昼間の時間に は、POS端末には長い列ができるかもしれない。そのうえ、補助的プロセスを 実行することで、列に並んでいる各顧客の待ち時間を増やすことは勧められるこ とではない。しかし、補助的プロセスをなくすことは顧客の商取引の完了を速め るかもしれないが、そのような補助的プロセスから得られる追加利益を失うこと になる。従って、POS端末での補助的プロセスの実行を制御する必要がある。 キャッシュ・レジスタのような販売地点(POS)端末は、買物(品物または サービス)の合計金額を計算したり、顧客に払い戻すべき釣り銭の額を計算した りする処理などを実行するために、幅広いビジネス分野で使用されている。いく つかのPOS端末はさらに、行われた買物を追跡して、それに従って店舗の在庫 データベースを調整する。1997年8月26日付け出願の、「販売地点端末に おいて補助的製品販売を処理するための方法およびシステム」と題する本出願の 親出願である特許出願第08/920,116号に述べられているように、PO S端末において顧客は釣り銭と引き換えに「アップセル」をオファーされる。P OS端末は、その顧客の買物に依存してアップセルを決定し、その買物に基づい て「アップセル価格(upsell price)」(釣り銭の額)の決定も行う。例えば、 $1.74で第1の製品を購入して$2.00を支払う顧客は、$0.26の釣 り銭と引き換えに、多分魅力的な値引き価格で第2の製品をオファーされるであ ろう。アップセル価格$0.26は、このように、購入価格$1.74に依存す る。アップセル価格は、多くの従来のように品目ごとに決まった価格に固定され ていない。 上で述べた親出願に述べられているように、釣り銭と交換にアップセルをオフ ァーすることには大きな利点がある。例えば、顧客は釣り銭を受け取ることを嫌 う傾向があり、それを不要にする機会を歓迎する。さらに、顧客は魅力的な低価 格での販売から満足を得る。 典型的には、会社は、提供すべきいくつかの異なるアップセルを有する。事実 、任意の特別な買物に対して、いくつかの異なるアップセルを提供することが可 能であろう。特別な顧客に対して実際にオファーされる特別なアップセルは、釣 り銭の額,一日のうちの時間帯および購入される品目などの買物に付随する複数 の基準に依存するであろう。任意の特別な顧客に対して提供することが可能なア ッ プセルは非常に多数あるため、その顧客が受け取るであろうアップセルを決定す ることは困難または不可能であろう。 オファーするアップセルを選択することの困難さに加えて、ある状況ではアッ プセルのオファーに時間が掛かることもあろう。しかし、アップセルを提供する のに費やされる時間が、顧客にそのアップセルを受け取らせるように促すことに つながって、その結果、オファー側に利益をもたらすという保証はない。このよ うに、オファーされるアップセルの多くが受け入れられず、その結果、時間と労 力の無駄になる場合も多い。従って、アップセルをオファーすることに固有な不 確定要素を排除することが有利であろう。 キャッシュ・レジスタのような販売地点(POS)端末は、買物(品物または サービス)の合計金額を計算したり顧客に払い戻すべき釣り銭の額を計算したり する処理などを実行するために、幅広いビジネス分野で使用されている。さらに 、POS端末は顧客に対してオファーを提供するためのオファリングシステムと 一緒に使用されることもあろう。そのようなオファリングシステムは、販売を拡 大し、それによって商取引当たりに得られる平均利益を増大させることを意図し たものである。 オファリングシステムの1つのタイプは、1997年8月26日付け出願の、 「販売地点端末において補助的製品販売を処理するための方法およびシステム」 と題する、本出願の親出願である特許出願第08/920,116号に述べられ ている。ここに述べられるように、POS端末における顧客は、彼に支払うべき 釣り銭の額と交換に「アップセル」をオファーされる。POS端末は、その顧客 の買物に依存してアップセルを決定し、また、その買物に基づいてアップセル価 格(釣り銭の額)も決定する。例えば、$1.74で第1の製品を購入して$2 .00を支払う顧客は、$0.26の釣り銭と引き換えに第2の製品を提供され るであろう。アップセル価格$0.26は、このように、購入価格$1.74に 依存する。別のタイプのオファリングシステムは、コンピュータで決定する「助 言的販売」である。米国特許第5,353,219号は、従来の価格表で品物を 購入するように顧客に対して助言するシステムについて述べている。 オファリングシステムでは、顧客に対して提供できるオファーの数は多い。例 えば、上述のアップセルオファーでは、特定の釣り銭額と交換に顧客に対してオ ファーされるアップセルには異なるものが数多く存在する。ファーストフードレ ストランにおける顧客へのオファーには、ソーダ,大フレンチフライまたはデザ ートが含まれるであろう。正確にどのアップセルを提供すべきかは、予め定めら れるプログラムに従ってランダムに選ぶか、マネージャやその他オペレータによ って手作業で選ばれるであろう。 不幸なことに、ランダムでも手作業でも、オファーを選択してもそれが必ずし も顧客に対して提供すべき「最良」(最高のパフォーマンスを示す。)のオファ ーであることを保証はしない。「最良」のオファーを構成するものは、各種のオ ファーに対して、対応する「パフォーマンス・レート」をもたらす1または複数 の基準に関して評価されるであろう。例えば、オファーの受入率は、1つのパフ ォーマンス・レートであり、そのオファーを評価するために使用できるであろう 。それは、いくつかのオファーが他のオファーと比べて顧客に受け入れられる傾 向が低いこともあろうからである。さらに、受け入れられたオファーから得られ る利益も、別の1つのパフォーマンス・レートであり、そのオファーを評価する ために使用されるであろう。 マネージャまたはその他のオペレータが「最良」のオファー(最も高いパフォ ーマンスレートを有するオファー)を同定することは困難または不可能であろう 。マネージャは一群のオファーに関する真のパフォーマンス・レートについて知 識があるとは見られない。マネージャはまた、最良のオファーを同定するために 過去の傾向を分析する時間を有するとは思えない。さらに、一日のうちで異なる 時間帯または曜日によっては特定のオファーが他のものよりも顧客にとってより 魅力的なこともあろう。高額の宝くじ当選や好意的な雑誌記事のような予期しな い事件によって、特定のオファーがより魅力的になることもあろう。そのような 状況は、マネージャが最良のオファーを同定しようとする試みの妨げとなる。従 って、1つの販売地点端末で提供されるオファーを制御する必要がある。 発明の概要 本発明の目的は、POS端末において、釣り銭の額と交換に、選ばれた製品を オファーするための方法およびシステムを提供することである。 一般に、本発明の一態様によれば、POS端末は、顧客の買物に関連して彼に 対する釣り銭と交換するアップセルを決定する。販売地点端末は、少なくとも1 つのアップセル価格および彼への釣り銭と交換に顧客へオファーする対応するア ップセルのデータベースを維持していることが好ましい。このアップセルおよび アップセル価格は、釣り銭との交換によって利益が出るように、また、会社に対 して利益をもたらし、そのアップセルが受け入れられれば顧客にも有益であるよ うに、確立される。 顧客が1つの買物をPOS端末まで持ってくると、POS端末は購入価格をは じき出し、「要求される支払額」をその購入価格に等しく設定する。要求される 支払額は、その顧客が支払うことを期待される金額を意味する。次に、POS端 末は、好ましくはこの購入価格を整数へ切り上げることによって丸められた価格 を計算し、そこから購入価格と丸められた価格との差に等しい切り上げ額を計算 する。従って、切り上げ額は、釣り銭となる硬貨を意味する。 計算された切り上げ額をデータベース中のアップセル価格の少なくとも1つと 比較することによって、POS端末は、切り上げ額が前記アップセル価格のどれ かと対応するかどうかを決定するであろう。そうであれば、POS端末は、その アップセル価格に対応するアップセルを同定し、同定されたアップセルを表示す る信号を出力する。出力信号は、好ましくは、そのアップセルが指定された額の 釣り銭に対して購入されてもよいことを顧客および/またはレジ係に対して説明 する、テキストまたはグラフィックスを表示する。 その顧客がそのアップセルを受け入れれば、レジ係はPOS端末上の選択ボタ ンを押すことによってそのように表示する。次に、その顧客が支払うように要求 される支払額は、購入価格ではなくて、切り上げ額に等しく設定される。このよ うに、顧客は、彼に支払われるはずの硬貨と引き換えにアップセルを受け取り、 顧客とPOS端末との間で硬貨の交換は必要ない。 図面の簡単な説明 図1は、本発明によるシステムのブロック図である。 図2は、図1のPOSコントローラのブロック図である。 図3は、図1のPOS端末のブロック図である。 図4は、宝くじデータ処理システムのブロック図である。 図5は、図3のPOSコントローラ内のローカルな宝くじ券データベースを示 す表である。 図6は、図4の宝くじデータ処理システム内の宝くじ券データベースを示す表 である。 図7は、図4の宝くじデータ処理システム内のPOSコントローラ・データベ ースを示す表である。 図8は、POS端末における宝くじ取引を示すフローチャートである。 図9は、本発明の好適実施例による店舗販売レシートの一例である。 図10は、POSコントローラの動作のフローチャートである。 図11は、宝くじデータ処理システムの動作のフローチャートである。 図12は、電話認証処理を示すフローチャートである。 図13Aは、本発明に従って提供されるPOS端末の模式図である。 図13Bは、図13AのPOS端末の別の実施例の模式図である。 図14は、POS端末におけるアップセルを決定するための本発明の方法を示 すフローチャートである。 図15は、図13AのPOS端末の記憶エリアの例示である。 図16は、図13AのPOS端末のアップセルデータベースの摸式図である。 図17は、図13AのPOS端末の顧客データベースの模式図である。 図18は、図13AのPOS端末の在庫価格データベースの模式図である。 図19は、図13AのPOS端末のオファーされる価格データベースの模式図 である。 図20は、POS端末におけるアップセル用の逆オファーを評価するための本 発明の方法を示すフローチャートである。 図21は、図13AのPOS端末の識別子データベースの模式図である。 図22は、宝くじデータ処理システムへつながれたPOS端末の模式図である 。 図23は、図13AのPOS端末の顧客データベースの別の実施例の模式図で ある。 図24Aは、顧客の好みを記憶するための本発明の方法を示すフローチャート である。 図24Bは、顧客の好みを記憶するための本発明の方法を示すフローチャート である。 図25は、予め選ばれた顧客の好みを適用するための本発明の方法を示すフロ ーチャートである。 図26は、寄付されたアップセルを受け取るための本発明の方法を示すフロー チャートである。 図27は、POS端末においてアップセルを決定するための本発明の方法を示 すフローチャートである。 図28は、本発明に従って提供されるPOS端末のネットワークの模式図であ る。 図29は、図28のネットワークの店舗コントローラの模式図である。 図30は、図28のネットワークのPOS端末の模式図である。 図31は、図28のネットワークのPOS端末の代替実施例の模式図である。 図32は、図29の店舗コントローラの発券データベースの模式図である。 図33は、図32の発券データベースのデータ例を含む模式図である。 図34は、図29の店舗コントローラの商取引データベースの模式図である。 図35は、図29の店舗コントローラの分割式券データベースの記録の模式図 である。 図36は、図32の発券データベース用のさらに別のデータ例を含む模式図で ある。 図37は、宝くじ券の部分を割り当てるための方法を示すフローチャートであ る。 図38は、図29の店舗コントローラの当たり宝くじ券データベースの模式図 である。 図39は、図29の店舗コントローラのお得意様買物客データベースの模式図 である。 図40は、分割式宝くじ券を払い戻すための方法を示すフローチャートである 。 図41は、本発明に従って提供されるPOS端末の模式図である。 図42は、図41のPOS端末の別の実施例の模式図である。 図43は、図41のPOS端末の在庫データベースの模式図である。 図44は、図41のPOS端末の可能なアップセル・データベースの模式図で ある。 図45は、図41のPOS端末のアップセルオファー・データベースの実施例 の模式図である。 図46は、図41のPOS端末のアップセルオファー・データベースの別の実 施例の模式図である。 図47は、図41のPOS端末のアップセルオファー・データベースの別の実 施例の模式図である。 図48は、図41のPOS端末のアップセルオファー・データベースの別の実 施例の模式図である。 図49は、POS端末における補助的製品販売を提供するための方法を示すフ ローチャートである。 図50は、本発明に従って提供されるPOS端末の模式図である。 図51は、図50のPOS端末の別の実施例の模式図である。 図52は、POS端末における補助的プロセスの実行を制御するための、本発 明に従って提供される方法を示すフローチャートである。 図53は、POS端末における活動率に依存するオファースケジュールを示す 表である。 図54は、図51のPOS端末のオーバーライド決定マネージャの模式図であ る。 図55は、POS端末のネットワークの模式図である。 図56は、複数個のPOS端末活動率に依存するオファースケジュールを示す 表である。 図57は、本発明に従って提供されるPOS端末の模式図である。 図58は、図57のPOS端末の別の実施例の模式図である。 図59は、POS端末のネットワークの模式図である。 図60は、POS端末の在庫データベースの模式図である。 図61は、POS端末の丸めコード・データベースの模式図である。 図62は、購入品目に対して支払うべき金額およびアップセルを決定するため に使用されるデータの模式図である。 図63は、商取引に関連する情報を表す模式図である。 図64は、アップセルおよび1または複数の品目を含む買物に対する丸められ た価格を決定するための方法を説明するフローチャートである。 図65は、複数のアップセルおよび1または複数の品目を含む購入の丸められ た価格を決定するための方法を説明するフローチャートである。 図66は、買物の品目および複数のアップセルに対して支払うべき金額を決定 するために使用されるデータの模式図である。 図67は、本発明に従って提供されるPOS端末の模式図である。 図68は、図67のPOS端末の別の実施例の模式図である。 図69は、POS端末のネットワークの模式図である。 図70は、オファーのデータベースの実施例を示す表である。 図71は、商取引データベースの記録の模式図である。 図72は、1または複数のPOS端末に提供される、オファーを制御するため の方法を示すフローチャートである。 図73は、パフォーマンス・レート・データベースの実施例を示す表である。 図74は、パフォーマンス・レート・データベースの別の実施例を示す表であ る。 図75は、継続して提供されるオファーを決定するために用いられるデータベ ースの模式図である。 図76は、継続して提供されるオファーを決定するために用いられるデータベ ースの別の実施例の模式図である。 図77は、オファーのデータベースの別の実施例を示す表である。 好適実施例の詳細な説明 本発明は、顧客が2つの商取引レシートを待つ必要がなく、また、宝くじ券で はない別の買物をするために別の精算端末の場所へ行く必要がない、小売りPO S端末において宝くじ券取引を実行するためのシステムを指向している。POS 端末でパンまたはミルクをレジで精算するのに要するのとほぼ同程度の時間で、 顧客は「クイック・ピック」宝くじ券を購入することができる。この一箇所での ショッピングは、宝くじ券の販売を容易にし、顧客が次の場所へ向かうのを速め る。さらに、本発明は、顧客が分割式宝くじ券を購入することを可能とし、それ によって宝くじ券の販売はさらに促進される。特に、顧客がその他の商取引を行 う場合には、釣り銭を受け取る代わりに、彼は分割式宝くじ券(釣り銭の額と同 等の)を要求することができる。従って、本発明は、消費者に対して、宝くじ券 を購入するための便利で効率的なシステムを提供する。 「クイック・ピック」という用語は、宝くじ番号が宝くじシステムによって顧 客に対してランダムに生成される宝くじ券を指す。 分割宝くじ券は、宝くじ券全体の価格に対するその券に支払った割合に応じて 当たり賞品の一部分だけを顧客が受け取る宝くじ券である。例えば、顧客が58 セントを分割式宝くじ券に対して支払って、その宝くじ券全体の価格が1ドルで あったとすると、その顧客は、その券が当たりのときは、賞品の58パーセント を受け取るということになる。ここで使用されているように、「宝くじ券」とい う用語またはそれの等価物には、分割式宝くじが含まれる。 図1は、本発明の好適実施例の全体的なシステムブロック図を示している。こ の実施例では、POSコントローラ20は、POSネットワーク40を介して少 なくとも1つのPOS端末30にリンクされている。4個のPOS端末30が図 1には示されているが、任意の個数のPOS端末30を使用することができる。 POSネットワーク40は、固定配線されたネットワークである必要はなく、以 下で説明するように、データ通信の送受信に適した任意の多様な手段を含むこと ができる。宝くじ券取引は、POS端末30の任意のものから起こすことができ る。宝くじ券取引を開始するために必要とされる情報は、POSネットワーク4 0を介してPOS端末30とPOSコントローラ20との間で送られる。POS 端末30とPOSコントローラ20との間ではその他のタイプの情報を送ること も可能であることが理解される。例えば、商品価格,クーポン割引および特売情 報をPOS端末30とPOSコントローラ20との間で送ることもできる。 図1に示されるように、POSコントローラ20はまた、以下で詳細に説明す るように、データネットワーク50を介して宝くじデータ処理システム60にリ ンクされている。データネットワーク50は、データ通信を行うことのできる多 様なネットワークの1つまたは複数のものでよい。例えば、データネットワーク 50は、公衆電話ネットワーク76(PSTN),統合サービスデジタルネット ワーク(ISDN),パケット交換ネットワーク,私的データ通信ネットワーク ,無線ネットワークまたは任意のその他の適当なネットワークでよい。 図1に示されているPOS端末30およびPOSコントローラ20は、本発明 を実施するために特に設けられたハードウエア中に組み込まれるであろう。また は、それらを既存のキャッシュ・レジスタおよび中央店内サーバーを用いて実現 することもできる。特に、多くの小売り店舗は、売買価格およびその他の売買情 報を受信および送信するための店舗内商取引プロセッサにつながれた、コンピュ ータ化されたキャッシュ・レジスタを有する。これらのシステムのハードウエア が本発明の目的に使用されるであろう。本発明を実施するために、既存の店舗内 商取引プロセッサまたは店舗ネットワークサーバーへの変更が、例えば既存の店 舗内商取引プロセッサを再プログラミングすることや付加的なファイルサーバー を追加することなど多様な方法で実行されるであろう。 図2は、POSコントローラ20のブロック図である。POSコントローラ2 0は、処理機能を実行するCPU21を含む。POSコントローラ20はまた、 読出し専用メモリ22(ROM)およびランダムアクセスメモリ23(RAM) を含む。ROM22は、オペレーティングシステムや基本入出力システム(BI OS)の一部のようなCPU21によって実行されるべきプログラム命令の少な くともいくつかを記憶するために用いられ、また、RAM23は、データの一時 的な記憶のために使用される。クロック回路24は、CPU21によって必要と されるクロック信号を供給する。 POSコントローラ20はまた、データネットワーク・インタフェース71お よびPOSネットワーク・インタフェース72に接続された通信ポート25を含 む。通信ポート25は、CPU21がPOSコントローラ20の外部の装置と通 信するのを許可する。特に、通信ポート25は、POS端末30との通信を許容 し、また、宝くじデータ処理システム60との通信を許容する。宝くじデータ処 理システム60との通信を確立するためのモデム(不図示)および専用電話回線 が好ましいが、ISDNネットワークとのインタフェースとなるISDN端末, 無線通信インタフェースおよびインターネット・インタフェースを含むその他の データネットワーク・インタフェースも同様に使用できる。CPU21はまた、 データ記憶装置26に情報を記憶したりデータ記憶装置26から情報を読み出す ことができる。データ記憶装置26は、ローカル宝くじ券データベース26aと 、店舗が従来に維持するローカル販売データベース26bを含む他のデータベー スとを含む。ローカル宝くじ券データベース26aについては、以下に説明する 。さらに、データ記憶装置26は、CPU21によって読み出され実行されるべ き命令を含み、それによって、CPU21が商取引を処理することを許可する。 図2は分離したデータベースを示しているが、両方の機能を含む単一のデータベ ースを使用することもできる。その他の目的のために必要とされるその他多様な 情報を記憶するために必要とされる付加的なデータベースを加えることもできる 。 図5は、ローカル宝くじ券データベース26aに記憶される情報および好適レ イアウトを示す図的表現である。ローカル宝くじ券データベース26aは、日付 フィールドF1と、販売レシート番号フィールドF2と、購入された券枚数フィ ールドF3と、販売額フィールドF4と、宝くじ券番号フィールドF5とを含む 。分割式宝くじ券の場合には、販売額フィールドF4は、顧客によって購入され た宝くじ券の割合値(例えば、68セント)を含むであろう。 3つの宝くじ券取引に対して3つの記録R1しか図5には示されていないが、 任意の数の記録を記憶させることができるであろう。データ記憶装置26上の記 憶スペースを確保するために、記録は、ある所定の時間後にまたは所定の事象の 後に(例えば、当たりくじ券番号が引かれた後に)、別の記憶装置に転送される か削除されるであろう。 図3は、好適なPOS端末30のブロック図であって、それは、スーパーマー ケット,雑貨店,酒屋またはその他の任意の消費者取引が実行される場所に設置 することができる。上で述べたように、1つのPOSコントローラ20には任意 の数のPOS端末30をリンクすることができる。POS端末30は、CPU3 1と、ROM32と、RAM33と、クロック回路34と、通信ポート35と、 データ記憶装置36とを含む。通信ポート35は、POS端末30とPOSコン トローラ20との間で通信を促進するPOSネットワーク40とインタフェース する。 POS端末30は、オペレータからの入力を受信するための入力装置37を含 む。多様な入力装置のうちの任意の1つがこの目的に適うことができる。それら には、例えば、押下げ駆動のボタン,キー,メンブレン,マウス,タッチスクリ ーン,バーコード・スキャナー等が含まれる。図3に示すように、入力装置37 はCPU31と直接インタフェースすることができる。または、適当なインタフ ェース回路をCPU31と入力装置37との間に配置してもよい。 POS端末30はまた、オペレータ,顧客または両者に対して情報を伝えるた めの表示装置38を含む。この目的のために、任意のまたは多様な表示デバイス が適している。それらには、例えば、CRT,LCD,LEDまたは薄膜トラン ジスタ・パネルが含まれる。 POS端末30はまた、商取引プロセッサ命令が記憶されるデータ記憶装置3 6を含む。これらの命令は、CPU31によって読み出されて実行され、POS 端末30が多様な商取引タイプを処理することを許可する。一例として、それら の商取引タイプには、「クイック・ピック」宝くじ券と、「クイック・ピック」 券以外の宝くじ券と、商取引とが含まれる。 POS端末30はさらに、POS端末30によって実行される商取引を記録す るためのプリンタ39を含む。プリンタ39は、図3に示されるように、CPU 31と直接インタフェースしてもよい。または、適当なインタフェース回路をC PU31とプリンタ39との間に配置してもよい。 特別な施設の要求に依存して、POSコントローラ20とPOS端末30との その他の組合せを採用できることが理解されるであろう。特に、POS端末30 はPOSコントローラ20の特徴のいくつかを含むこともでき、その結果、集積 されたPOS端末/コントローラはスタンド・アローン・ユニットとして機能す ることができる。このタイプの端末は、単一のPOS端末だけを要求する施設に 有利であろう。 図4には、宝くじデータ処理システム60のブロック図が示されている。上で 説明したPOSコントローラ20と同じように、宝くじデータ処理システム60 は、CPU61と、ROM62と、RAM63と、クロック回路64と、通信ポ ート65とを含む。通信ポート65は、データネットワーク・インタフェース7 1に接続されている。図示されたデータネットワーク・インタフェース71は、 図2のデータネットワーク・インタフェースと等価である。1つのPOSコント ローラ20が図1には示されているが、データネットワーク50およびデータネ ットワーク・インタフェース71を介して宝くじデータ処理システム60に任意 の数のPOSコントローラ20をリンクすることができる。 図4に示されるように、通信ポート65はIVRUインタフェース74にも接 続されている。図1に示されるように、顧客支援IVRU75は、IVRUイン タフェース74を介して宝くじデータ処理システム60にリンクされている。顧 客支援IVRU75は、PSTN76および公衆電話ネットワークにも接続され ている。顧客支援IVRU75は、呼出し人(不図示)が電話(不図示)を使用 して宝くじデータ処理システム60と通信することを許容する。音声命令プロン プトが、各種メニュー・オプションを介して呼出し人を案内して、呼出し人に特 定の宝くじ券取引に関するデータを入力および抽出させる。このプロセスは、以 下に、より詳細に説明する。 CPU61は、データ記憶装置68に情報を記憶したりデータ記憶装置68か ら情報を読み出すこともできる。データ記憶装置68は、宝くじ券データベース 68aと、POSコントローラ・データベース68bと、当たりくじ券番号デー タベース68cとを含むが、これらについては以下に説明する。さらに、データ 記憶装置68は、CPU61によって読み出され実行される命令を含んでおり、 それによって、CPU61が宝くじ取引を処理するのを可能にする。図4は分離 したデータベースを示しているが、データベース68a,68b,68cのすべ ての機能を含む単一のデータベースを使用することもできる。宝くじシステムを 維持し経営するのに有用なその他の多様な情報を記憶するために必要とされる付 加的なデータベースを追加してもよい。 宝くじデータ処理システム60は、乱数発生器66および暗号プロセッサ67 をも含む。CPU61によって要求されるときには、乱数発生器66は、「クイ ック・ピック」宝くじ券取引で使用されるランダムな「クイック・ピック」番号 を発生する。暗号プロセッサ67は、以下でより詳細に説明するように、CPU 61によって生成される認証コードを暗号化するために使用される。この暗号化 された認証コードは、特別な宝くじ取引とそれを関連付けるCPU61に渡され る。暗号プロセッサ67は、CPU61によってそれに渡される暗号化された認 証コードを解読するためにも使用される。 図示された実施例は乱数発生器66および暗号プロセッサ67を宝くじ処理シ ステム60内の別々の要素として示しているが、それらの機能を実行するその他 の方法を使用することもできることが理解されるべきである。例えば、それらの 機能は、データ記憶装置68に記憶されるコンピュータプログラム中に組み込ま れて、CPU61によって実行されてもよい。 図6は、宝くじ券データベース68aに記憶される情報の図的表現である。宝 くじ券データベース68aは、POSコントローラID番号フィールドF6と、 日付フィールドF7と、購入された券枚数フィールドF8と、販売レシート番号 フィールドF9と、販売額フィールドF10と、宝くじ券番号フィールドF11 と、暗号コードフィールドF12とを含む。分割式宝くじ券の場合には、販売額 フィールドF10は、顧客によって購入された宝くじ券の分割値(例えば、68 セント)を含むであろう。POSコントローラID番号フィールドF6は、宝く じデータ処理システム60と通信する各POSコントローラ20に対応する特有 のコードである。販売レシート番号フィールドF9は、POS端末30によって 生成される各レシートに関する通し番号を記憶する。暗号コードフィールドF1 2は、以下で詳細に議論するように、暗号化された認証コードを記憶する。 ID番号23456を持つ1台のPOSコントローラに対する記録R2が図6 には示されているが、任意の個数の記録を記憶することができる。データ記憶装 置26についても同じであるが、データ記憶装置68内に記憶スペースを確保す るために、しばしば記録が別の記憶装置に転送されたり削除されたりする。当た りくじ券番号データベース68cは、宝くじデータ処理システムが従来維持する その他のデータベースの1つである。 図7は、POSコントローラ・データベース68bに記憶される情報を示す図 的表現である。POSコントローラ・データベース68bは、POSコントロー ラID番号フィールドF13と、POSコントローラ名フィールドF14と、P OSコントローラ場所フィールドF15と、電話番号フィールドF16とを含む 。POSコントローラ名フィールドF14は、POSコントローラ20が位置す る店舗または施設の名前を記憶する。POSコントローラ場所フィールドF15 は、POSコントローラ20が位置する場所のアドレスを記憶する。電話番号フ ィールドF16は、各POSコントローラ20に関連する電話番号を記憶する。 1つのPOSコントローラ場所に対する記録R3が図7には示されているが、任 意の個数の記録を記憶してもよい。 上述のデータベース内のいくつかのフィールドが同じ対応する情報(例えば、 宝くじ券データベース68ÅのPOSコントローラID番号フィールドF6がP OSコントローラ・データベース68BのフィールドF13に対応する。)を含 むであろうことが理解されるべきである。 図8は、顧客の視点から見た、POS端末30において実行される宝くじ券取 引プロセスの例を示すフローチャートである。このプロセスは、ステップS1に おいて、顧客が、彼または彼女が1または複数の「クイック・ピック」宝くじ券 を購入したいことをPOS端末オペレータに表示するときから開始される。もち ろん、「クイック・ピック」宝くじ券は、全宝くじ券でも分割宝くじ券でもよい 。顧客は、この決断を行って、スタンド・アローン商取引として宝くじ券を購入 してもよいし、ミルクやパンといった他の商品を購入しながら宝くじ券を購入し てもよい。ステップS2では、POS端末オペレータは、POS端末30に付属 する入力装置37上の予めプログラムされた指示を作動させることによって宝く じ取引を開始する。次に、顧客は、ステップS3において、欲しい「クイック・ ピック」宝くじ券の枚数をPOSオペレータによって促される。 「クイック・ピック」宝くじ券の枚数は、分割式宝くじ券を含んでもよい。こ れは、商取引で釣り銭として掌いっぱいの硬貨を受け取りたくない顧客には都合 がよい。例えば、商取引からの釣り銭として68セントを受け取る顧客は、$1 券の68%の価値があり、また、$1の払い戻しについて68パーセントを払い 戻す68セント分の宝くじ券を買うことを選ぶことができる。または、顧客は、 68セントで、$2券の34%の価値を買うことができる。分割価値宝くじ券と 一緒に、顧客は、もちろん、全価値宝くじ券を購入してもよい。 代替実施例では,顧客は、プレイする宝くじゲームの種類や顧客によって選ばれ る特別な宝くじ番号のような付加的な宝くじ券情報も勧められるかもしれない。 例えば、特別な宝くじシステムは、3,4および6の数の組合せに基づく宝くじ ゲームを提供するかもしれない。顧客は、プレイする宝くじ番号を個人的に選択 してもよい。 ステップS4では、POS端末オペレータは、顧客によって要求された宝くじ 券の枚数を入力装置37を介してPOS端末30に入力する。顧客は、ステップ S5において、その宝くじ券およびそのときにした任意のその他の買物に対する 支払いをする。ステップS6では、POS端末は、その宝くじ券情報と任意のそ の他の商品販売情報とを含む単一のレシートを印刷する。 本発明の一実施例による店舗販売レシート80の一例が図9に示されている。 店舗販売レシート80は、宝くじ券に関係のない商品情報81を含む。一番下の 部分は、複数の宝くじ番号82と店舗ID番号83とレシート番号84と日付8 5と時刻86と価格89と宝くじ電話番号87と暗号化認証コード88とを含む 宝くじ券情報を含んでいる。分割式宝くじ券の場合には、店舗販売レシート80 は、購入された全価格宝くじ券の割合の表示(例えば、図9に示されているよう に、券4に対して$0.68が支払われた。)を含む。 図10は、POSコントローラ20の動作例のフローチャートである。図10 に示されるプロセス工程は、コンピュータが読み出せる媒体からPOSコントロ ーラ20にインストールされたのちにROM22,RAM23およびデータ記憶 装置26(図2に示される)のうちの1または複数に記憶されたコンピュータプ ログラムで実行される。POSコントローラ20は、ステップS7において、こ の例ではPOS端末30から顧客によって要求された「クイック・ピック」宝く じ券の枚数を含む宝くじ券取引要求を受け取る。POSコントローラ20は、デ ータネットワーク50を介して宝くじデータ処理システム60との間に実時間通 信リンクを確立する間、この情報をRAM23に一時的に記憶する。 図1には1つの宝くじデータ処理システム60が示されているが、付加的な宝 くじデータ処理システムを二次的またはバックアップ宝くじデータ処理システム として利用してもよい。従って、POSコントローラ20が主宝くじデータ処理 システムとの間に通信を確立することに失敗したときは、二次的宝くじデータ処 理システムに対して通信が試みられる。 一旦実時間通信リンクが確立されると、POSコントローラ20は、ステップ S8において、要求された「クイック・ピック」宝くじ券の枚数を宝くじデータ 処理システム60に送信する。POSコントローラ20は、それのPOSコント ローラ識別番号(例えば、図7ではF1)も送信する。ステップS9では、PO Sコントローラ20は、1または複数群の宝くじ番号(要求された宝くじ券の枚 数に対応する)と付随の暗号化認証コードとを宝くじデータ処理システム60か ら受信する。ステップS10において、新しい記録(例えば、図5ではR1)が ローカル宝くじ券データベース(図2の26a)に生成される。ステップS11 では、POSコントローラ20は、宝くじデータ処理システムから受信された日 付,レシート番号,時刻および宝くじ番号(図5に示されるように、F1〜F5 )をこの新しく生成された記録に記憶する。次に、POSコントローラ20は、 ステップS12において、宝くじ取引要求を開始したPOS端末30に宝くじ券 情報(すなわち、宝くじ番号および暗号化認証コード)を送信する。 上述したステップS7〜S12の各々は、データ記憶装置26に記憶されたコ ンピュータプログラム命令を実行しているCPU21によって実行される。PO S端末30との通信は、通信ポート25およびPOSネットワーク・インタフェ ース72を介して行われる。宝くじデータ処理システム60との通信は、通信ポ ート25およびデータネットワーク・インタフェース71を介して行われる。 代替実施例では、POSコントローラ20は、非「クイック・ピック」宝くじ 券取引も取り扱う。顧客が選んだ宝くじ番号は、POS端末30におけるマーク 検出スリップまたはコード化伝票を介して顧客から受信されて、以下で説明する ように処理のために宝くじデータ処理システム60に送信される。 図11は、宝くじデータ処理システム60の動作のフローチャートである。こ のプロセスの工程は、この場合にはデータ記憶装置68(図4に示される)であ るコンピュータ読取り可能媒体上に記憶される。宝くじ券取引要求およびPOS コントローラ識別番号をPOSコントローラ20から受け取ると、宝くじデータ 処理システム60は、ステップS13において、POSコントローラ・データベ ース68b(図4および図7に示されている)にアクセスする。宝くじデータ処 理システム60は、ステップS14に示されるように、POSコントローラ・デ ータベース68bを検索し、POSコントローラ識別番号を認証する。ステップ S15では、宝くじ券データベース68a(図4および図6に示されている)が アクセスされ、新しい宝くじ取引エントリーが適当なPOSコントローラ記録( 例えば、図6のR2)に追加される。 ステップS16では、宝くじデータ処理システム60は、乱数発生器66(図 4に示されている)を用いて1または複数群のランダムな「クイック・ピック」 宝くじ番号を発生する。これらのランダムな「クイック・ピック」宝くじ番号は クイック・ピック宝くじ券用として使用される。次に、ステップS15で追加さ れた宝くじ取引エントリーが、ステップS16において、それらのランダムな「 クイック・ピック」宝くじ番号を記録中の指定されたフィールドに記憶すること によって更新される。 宝くじデータ処理システム60はまた、ステップS17において、特別な宝く じ取引の変数に基づいて認証コードを発生する。この認証コードは、宝くじ券デ ータベース68a中の1つの記録の全データを含む数字列である。図6に示され た第1のエントリーに対応するそのようなコードの一例R2は、次のようになっ ている。 23456/011597004/3343004/011020112131 この例で、23456はPOSコントローラID番号を表し、011597は 日付を表し、004は購入された券の枚数を表し、3343は販売レシート番号 を表し、004は販売額を表し、011020112131は宝くじ券番号を表 す。 暗号化認証コードの使用は好適実施例であるが、その代わりに店舗販売レシー ト番号を各商取引に関する日付と一緒に使用してもよいことも理解されるべきで ある。その場合には、販売レシート番号および日付が宝くじ券データベース68 aへのポインタとして使用されるであろう。このポインタは、必要に応じて宝く じ券情報を抽出および照合するために使用されるであろう。 ステップS18では、暗号プロセッサ67(図4に示されている)を用いて、 認証コードが暗号化されて一意的な数字コードが生成される。次に、ステップS 15で追加された宝くじ取引エントリーが、暗号化された認証コードを記録中の 適当なフィールドに記憶することによって再び更新される(図6参照)。暗号プ ロセッサおよび暗号化アルゴリズムの使用は暗号技術の当業者には良く知られて いる。参考のために、この技術の通常の方法の1つとして、ブルース・シュネイ アー(Bruce Schneier)著,「応用暗号、プロトコル、アルゴリズムおよびソ ースコード」 (1996年,ジョン・ワイリー&ソンズ社,第2版)を引用す る。 次に、宝くじデータ処理システム60は、ステップS19で、その宝くじ券取 引を開始したPOSコントローラ20に宝くじ券番号および暗号化認証コードを 送信する。 この認証コードは、宝くじ券の購入に関する追加されたレベルの安全性および 保護を提供する。宝くじデータ処理システム60内のデータベースが破壊されて も、店舗レシート宝くじ券に印刷されたすべての情報は、その認証コードを解読 できる任意のその他の装置によって照合できる。 上述したステップS13〜S19の各々はCPU61によって実行される。C PU61は、データベース記憶装置68に記憶されたコンピュータプログラム命 令を実行することによってこれらのステップを実行する。POSコントローラ2 0との通信は、通信ポート65およびデータネットワーク・インタフェース71 を介して行われる。 代替実施例では、POSコントローラ20から宝くじデータ処理システム60 に付加的情報を送信することもできる。これは、上述したように、宝くじデータ 処理システム60によって生成されるランダムな「クイック・ピック」宝くじ番 号の代わりに、顧客が選んだ宝くじ番号を含むことができる。この場合には、宝 くじデータ処理システム60は、顧客が選んだ宝くじ番号を宝くじ券データベー ス68aに記憶することになろう。それに従って、顧客が選んだ宝くじ番号に基 づいて、暗号化認証コードが生成されるであろう。その後、宝くじデータ処理シ ステム60は、暗号化認証コードと宝くじ取引を完了させるための許可とをPO Sコントローラ20に送信するであろう。 図12は、電話認証プロセスを示すフローチャートである。このプロセスは、 顧客がステップS20において図9に示されるように販売レシート80上に印刷 された電話番号87をダイヤルするときに、開始する。電話番号87をダイヤル することによって、顧客は、図1に示されるように、顧客支援IVRU75に接 続されている。このユニットは、ステップS21において、電話のキーを使用し て販売レシート80上に印刷された暗号化認証コード88を入力するように、予 め録音された音声メッセージを介して顧客に促す。ステップS22で、顧客支援 IVTU75は、図4に示されるように、IVRUインタフェース74を介して 宝くじデータ処理システム60にこの情報を通信する。 ステップS23において、宝くじデータ処理システム60は、宝くじ券データ ベース68aの暗号化コード・フィールドF12を検索して、IVRU75から 与えられた情報と一致するエントリーを見つけようとする。一致が見つからなけ れば、宝くじデータ処理システム60は、顧客によって提供されたその暗号化認 証コードが有効でないことをIVRU75に通信する。次に、IVRU75は、 その暗号化認証コードを再入力するように顧客に促す。有効なコードを正しく入 力しようとする試みが失敗した回数が所定の回数になると、その呼はステップS 24に示されるように切断される。 一致するエントリーが見つかれば、宝くじデータ処理システム60はその暗号 化コードを解読する。次に、解読された情報は、ステップS25で顧客支援IV RU75に送られる。この情報に基づいて、顧客支援IVRU75は顧客に音声 メッセージを送信して、すべての解読された情報(すなわち、宝くじ券番号,購 入の時刻および購入日付など)を提供する。顧客支援IVRU75は、そこに記 憶された予め録音された音声メッセージを組み合わせることによって音声メッセ ージを生成する。 当たり宝くじ券は、POS端末30の1つまたは任意の従来の宝くじ端末で払 い戻される。当たり宝くじ券をPOS端末30の1つで払い戻すために、POS 端末オペレータは、POS端末30に付属する入力装置37を介して予めプログ ラムされた入力指定を作動させることによって宝くじ券認証プロセスを開始する 。 次に、POSオペレータは、宝くじ券上に刻印された暗号化認証コードを入力装 置37を介してPOS端末30に入力する。この情報は、POSコントローラ2 0を介して宝くじデータ処理システム60に送信される。宝くじデータ処理シス テム60は、この情報を解読し、宝くじ券データベース68aおよび当たり宝く じ券番号データベース68bにアクセスする。次に、宝くじデータ処理システム 60は、各データベースに含まれている情報に基づいて、その宝くじ券が当たり 宝くじ券であるかどうかを判定する。 次に、この判定は、(必要とされるその他の情報と一緒に)POSコントロー ラ20を介してPOS端末30に送り返される。この通信に含まれるであろうそ の他のタイプの情報は、例えば、当たりの賞品額,分割賞品額および大当たりの 当たり券があったかどうかである。 代替実施例では、宝くじ券取引のために使用されるランダムな「クイック・ピ ック」宝くじ番号は、POSコントローラ20によって生成されてもよい。次に 、それらの宝くじ番号は、上述したように、宝くじデータ処理システム20に送 信されるであろう。 このように、店舗内の販売地点で宝くじ券を販売するための新規で改良された システムおよび方法が提供される。本発明は、宝くじ券を販売するために、従来 の商品および/またはサービスの店舗販売を処理するために設けられているのと 同じ機器を使用する。 販売機器を二重の用途に使用できることは、本発明を商店主のためにコスト効 率の高いものとする。提供されるシステムおよび方法は、宝くじ券の迅速かつ効 率的な購入を可能とする一方で、その他の商品の日常的な購入を行うことができ るため、販売地点の精算列の規則的な流れを遅らせずに、宝くじ券の衝動的な購 入を促進する。さらに、本発明は、さもなければ顧客の釣り銭であったもので以 て迅速かつ効率的な分割式宝くじ券の販売を可能とし、これによっても、衝動的 な購入を促進して、宝くじ券の市場を拡大する。 本発明は、商品/サービスの販売および宝くじ券情報の両方を含む、容易に印 刷できまた読み出すのも容易な販売レシートが印刷されるようになったシステム および方法を提供する。券は認証情報を含む。認証情報は、少なくとも1つの認 証コードと顧客サービスの電話番号とを含む。顧客は、認証情報を使用して、彼 の宝くじ番号を宝くじ当局に確認することができる。 以上のように特定の実施例について本発明を説明してきたが、本発明がここに 開示した実施例に限定されたり制限されたりするものではないことが理解される べきである。逆に、本発明は、添付した請求の範囲の精神および範囲に含まれる すべての方法,構造およびそれの修正を包含することを意図している。 ここで使用されるように、「アップセル」は、購入と一緒にオファーされる製 品(商品またはサービス)であって、所定のアップセル価格にほぼ等しい価値を 有する。ここに詳細に説明するアップセルのタイプは、(I)第1の製品からこ れとは異なる第2の製品へのアップグレードと、(II)付加的な製品と、(III )製品またはそれの値引きに対して払い戻しできる引換券と、(IV)競争,コン テスト,宝くじまたはその他のゲームへのエントリーとを含む。本発明の範囲お よび精神から外れることなしに、各種のその他のタイプのアップセルを使用する ことができる。 顧客の釣り銭と交換にアップセルを提供することによって、平均約50セント の付加的な収入がアップセル毎に集められ、交換される硬貨の数が減少または無 くなる。釣り銭の支払いおよび受け取りが減少または無くなることは、顧客がP OS端末で過ごす時間を大幅に短縮する。いくつかの場合には、POS端末を操 作するレジ係が必要であるとしても人数を減らすことを可能にする。さらに、顧 客は、買物のあとで付加的な釣り銭を持ち運ぶ必要が減るか無くなることで、そ の取引からより大きな価値が得られることを知ることになるであろう。 さらに、本発明は、古くなったり人気のなくなった製品を釣り銭と交換に提供 することで、会社がそれらの製品をより効率的に販売することを可能にする。そ のような製品、例えば、古くなった雑誌,音楽テープ、コンパクトディスク,花 およびいろんな人気の無くなったものを販売することができるので、付加的な収 入を発生し、さもなければそれら製品を廃棄するために必要なコストを減らす。 顧客に対して古くなった製品を効率的に提供することは、会社が「予め選ばれた 」顧客に製品の値引きを受けられるようにすることを可能とする。 図13Aを参照すると、POS端末1010は、入力装置1014,プリンタ 1016および表示装置1018の各々に接続されたPOSプロセッサ1012 を含む。POSプロセッサ1012は、インテル80386マイクロプロセッサ のような少なくとも1個のマイクロプロセッサ1020を含んでおり、それは、 RAM,フロッピーディスク,ハードディスクおよびそれらの組合せなどの記憶 装置1022に接続されている。 マイクロプロセッサ1020および記憶装置1022はそれぞれ、(I)キャ ッシュ・レジスタ,自動販売機または同様な容器の内部に完全に位置するか、( II)シリアルポートケーブル,電話線または無線トランシーバーなどの遠隔通信 リンクによってそれに接続されるか、(III)それらの組合せのようになってい る。例えば、POSプロセッサ1012は、データベースを維持するための遠隔 サーバーコンピュータに接続された1または複数のキャッシュ・レジスタ、また は、ローカル・コンピュータに接続された自動販売機を含むことができる。本開 示に照らして、多くのタイプの従来のキャッシュ・レジスタおよびその他のタイ プのPOS端末が本発明を実施するために使用されるであろう。そのような端末 は、ソフトウエアのアップグレードのみを必要とする。それは、典型的には、不 当な努力なしに実行される。 図13Bは、POS端末1010の別の実施例を示し、そこでは、第1の装置 1032が遠隔通信リンク1036を介して第2の装置1034と通信する。キ ャッシュ・レジスタでよい第1の装置1032は、入力装置104と、表示装置 1018と、図13Aのマイクロプロセッサ1020の機能のいくつかを実行す るマイクロプロセッサ1037とを含む。第2の装置1034は、例えば、電子 マーケットサービスまたはクレジットカード手形交換所によって運営される処理 システムでよい。第2の装置1034は、記憶装置1022と、プリンタ101 6と、図13Aのマイクロプロセッサ1020の機能のいくつかを実行するマイ クロプロセッサ1038とを含む。 再び図13Aを参照すると、入力装置1014は、好ましくは、買物を表示す る信号などの入力信号をマイクロプロセッサ1020に送信するためのキーパッ ドである。プリンタ1016は、ロール紙またはその他の材料の一部分上に標印 を登録し、それによって、マイクロプロセッサ1020によって命令されるまま にレシート,クーポンおよび引換券を印刷するためのものである。表示装置10 18は、好ましくは、少なくともアルファベット数字文字を顧客および/または レジ係に表示するビデオモニターである。多くのタイプの入力装置,プリンタお よび表示装置が当業者に既知であり、従って、ここに詳細に説明する必要はない 。 記憶装置1022は、本発明に従って、特に以下で詳細に説明するプロセスに 従ってマイクロプロセッサ1020を制御するためのPOSプログラム1024 を記憶する。POSプログラム1024はまた、入力装置1014,プリンタ1 016および表示装置1018の各々とのインタフェースとなる「デバイスドラ イバ」のような必要なプログラム要素を含む。適当なデバイスドライバおよびそ の他の必要なプログラム要素は、当業者に既知であり、ここに詳細に述べる必要 はない。 記憶装置1022はまた、顧客に提供される製品と交換に支払うことが期待さ れる金額である要求された支払額1026を記憶する。要求された支払額102 6から、マイクロプロセッサ1020は、例えば、釣り銭と、その日の終わりに POS端末1010によって集められているはずの金額の合計とを決定する。当 業者は、要求された支払額が、単一の記憶された値、または、それぞれが1また は複数の製品に対して支払うことが期待される金額に対応する複数の値を含むで あろうことに気づくであろう。 記憶装置1022はさらに、製品および対応する製品価格を含む在庫価格デー タベース1028を記憶する。在庫価格データベース1028は、マイクロプロ セッサ1020が1または複数の製品の合計購入価格を計算することを可能とし 、それによって、要求された支払額1026に合計の購入価格を記憶することを 可能とする。 記憶装置1022に記憶されたアップセル・データベース1030は、アップ セルおよび対応するアップセル価格を含む。ここに用いられるアップセル価格は 、1つの価格,価格の組または価格の範囲であって、その価格で対応するアップ セルを販売することが好ましいものである。アップセル価格は、典型的には、会 社に対するアップセルのコストに関連するのが普通である。例えば、小ソーダに 関するレストランへのコストが20¢であれば、1つの付加的な小ソーダのアッ プ セル価格は20¢よりも大きい範囲にあり、例えば、20¢から30¢の範囲に ある。別の例としては、大ソーダのレストランへのコストが22¢であれば、小 ソーダがら大ソーダへのアップセルのコストはレストランにとってコスト増加2 2¢−20¢=2¢である。従って、アップセル価格は、多分、下限が2¢の範 囲ということになろう。 さらに、アップセル価格が所定の額よりも少ない上限を有することが好ましい 。例えば、アップセル価格は、アップセルとして提供された製品の価格を超える べきではない。上で与えた例を用いると、小ソーダから大ソーダへのアップグレ ードに対するアップセル価格は、2¢の下限を有する範囲である。このアップセ ル価格に対する上限は、大ソーダのコスト、例えば90¢を超えるべきではない 。そうでなければ、顧客は、彼が買物の中に大ソーダを含めた場合に支払う価格 よりも高額の支払いをすることになろう。顧客に対してそのような取引、例えば 、90¢の大ソーダと交換に95¢を提案することは、顧客に対して失礼である とともに、非効率的である。 一般に、顧客に対する製品の価格は、その製品を提供する会社へのその製品の コストとは異なる。従って、アップセル・データベース1030中のアップセル 価格は、単に在庫データベース1028中の製品価格から確かめることはできず 、利益を出すように計算されなければならない。例えば、在庫価格データベース 1028は、小ソーダの価格が55¢で、大ソーダの価格が90¢であることを 示しているかもしれない。これらの2つの価格だけから、レストランへのコスト が小ソーダに関して20¢で大ソーダに関して22¢であること、従って、小ソ ーダから大ソーダへのそのようなアップセルのコストが2¢であることを決定す ることは不可能である。従って、在庫価格データベース1028だけから、レス トランがそのアップセルを比較的安価なアップセル価格、例えば5¢または10 ¢で有利に提供することで利益が上がるであろうと決定することは不可能である 。そのような利益ポイントはコストの関数としてのみ決定できる。 顧客に対する製品価格と会社に対する製品コストとの間の上述の差は、POS 端末がそのアップセルを決定することを許容する。それらのアップセルは、(I )顧客に対する釣り銭に対して有利に販売され、また、(II)彼の釣り銭と 交換に値下げした価格で製品を顧客に提供するものである。製品を値下げした価 格で顧客に提供することは、顧客の満足度を増大させ、会社に対する付加的な利 益を発生し、在庫の回転を増大させる。同時に、製品の価格は下げる必要はなく 、従って、それらの製品の販売(アップセル以外の)からの利益は、アップセル の提供によって本質的または完全に悪影響を受けない。 いくつもの種類の会社が提供するであろう1つのタイプのアップセルは、第1 の製品から第2の製品へのアップグレードである。従って、(I)第1の製品を 含む買物と、(II)第1の製品から第2の製品へのアップグレードを含むアップ セルとの組合せは、第1の製品から第2の製品への効果的なアップグレードをも たらすことになろう。例えば、レストランは、小ソーダから大ソーダへのアップ グレード、または、プレーン・タコ(plane taco)からデラックス・タコ(delu xe taco)へのアップグレードを含むアップセルを提供するかもしれない。電器 店は、保証の有効期間を延長するアップセルを提供するかもしれない。 別のタイプのアップセルは、顧客の買物を補充する付加的製品である。例えば 、レストランは、販売促進用カップまたはデザートを含むアップセルを提供する かもしれないし、ビデオ店は、映画レンタル券、付加的なビデオテープまたは販 売促進用帽子を含むアップセルを提供するかもしれないし、自動販売機は、追加 のキャンディー・バーを提供するアップセルを提供するかもしれないし、設備店 は、保証を含むアップセルを提供するかもしれないし、スーパーマーケットは、 腐りやすい商品の入った箱から任意の1つの商品を含むアップセルを提供するか もしれない。そのようなスーパーマーケットのアップセルは、収入を発生し腐り やすい商品を処分する点で特に有利である。 図14は、POS端末において買物のアップセルを決定するための方法104 0を示す。この実施例のPOS端末、例えばPOS端末1010は、アップセル 価格および対応のアップセルのデータベースを維持している(ステップ1042 )。POS端末はさらに、買物の購入価格を発生し(ステップ1044)、要求 された支払額1026(図13A)をその購入価格に等しく設定する(ステップ 1046)。購入価格を発生するステップは、例えば、(I)各々が1つの製品 に対応する入力装置1014(図13A)上のキーを押すこと、(II)購入価 格の数字に対応する入力装置1014上の数字キーを押すこと、または、(III )遠隔計算装置から現在の値を表示するデジタル信号を受信すること、を含むこ とができる。 次に、POS端末は、「丸められた」価格を生成し(ステップ1048)、購 入価格と丸められた価格との差に等しい切上げ額を計算する(ステップ1050 )。丸められた価格は、例えば、購入価格よりも大きいもののうちで最も小さい 整数のドルとして、購入価格よりも大きいもののうちで最も小さい5ドルの倍数 として、または、整数でもそうでなくても顧客によって支払われた金額として計 算されるであろう。丸められた価格が整数であれば、顧客は容易にドル札を差し 出して、彼の判断で(I)釣り銭なしか、(II)札だけで構成され硬貨を含まな い釣り銭を受け取ることができる。丸められた価格が、5セント,10セント, 25セントまたは50セントのような大型硬貨の倍数であるときは、顧客は、顧 客が望む例えば25セント硬貨だけを含む釣り銭を受け取ることができる。その 他多くの丸められた価格の構成については、本発明に従って計算することができ る。 次に、POS端末は、切上げ額(釣り銭)と交換すべき少なくとも1つのアッ プセルを決定する。好ましくは、そのアップセルを同定するために、POS端末 は、切上げ額をアップセル・データベース中のアップセル価格の少なくとも1つ と比較して(ステップ1052)、切上げ額を含む1つのアップセル価格を有す る少なくとも1つのアップセルを同定する。切上げ額がアップセル価格に対応す れば(ステップ1054)、POS端末は、そのアップセル価格に対応するアッ プセルを同定し(ステップ1056)、それによって、交換するアップセルを同 定する。次に、POS端末は、同定されたアップセルを切上げ額に対して購入し てもよいことを顧客および/またはレジ係に説明するテキストおよび/またはグ ラフィックスのような同定されたアップセルを表示する信号を出力する(ステッ プ1058)。 顧客は、レジ係に対して、彼がその提供されたアップセルを受けるか断るかを 示す。次に、レジ係は、POS端末上のボタンを押すか、同定されたアップセル と釣り銭との選択を表示する選択信号を発生する(ステップ1060)。選択信 号がアップセルの選択を表示していれば、要求された支払額が丸められた価格に 等しく設定される(ステップ1062)。こうして、顧客は、支払うことが期待 される金額を満足する現金,小切手,クレジットカードを差し出して、切上げ額 と交換にアップセルを受け取る。 上述したように、当業者は、要求された支払額が単一の記憶された値か、それ ぞれが1または複数の製品に対して支払うことが期待される金額に対応する複数 の値を含むであろうことに気づくであろう。例えば、要求された支払額を丸めら れた価格に等しく設定するステップ1062は、(I)記憶されている一意的な 値を丸められた価格に等しく設定すること、または、(II)第1の記憶されてい る値を購入価格に等しく設定し、第2の記憶されている値を切上げ額に等しく設 定して、2つの買物が記録される場合と同じようにすること、を含むことができ る。 図15に示されている例では、ファーストフードレストランで顧客がハンバー ガーと小ソーダを含む買物を注文する。レジ係はその買物をPOS端末へ記録す る。それに従って、POS端末は、ハンバーガーと小ソーダのそれぞれの製品価 格を在庫価格データベース1028のエントリー1070,1072から決定す る。POS端末は、それから購入価格$1.62をはじき出して、要求された支 払額1026を$1.62に設定する。 次に、POS端末は、$2.00の「丸められた」価格を発生し(この例では 、購入価格よりも大きい最小の整数として“2”を用いて)、切上げ額1074 を$2.00−$1.62=38¢と計算する。丸められた価格が整数であるた め、顧客は、容易に札を差し出して、釣り銭を受け取らないか、札だけで硬貨を 含まない釣り銭を受け取ることができるであろう。 POS端末は、アップセル・データベース1030中の少なくとも1つのアッ プセル価格と切上げ額1074を比較する。切上げ額74は、1つの比較される アップセル価格1076(2¢から45¢の範囲)に対応し、売れた製品(小ソ ーダ)はアップセル条件1078に対応するので、POS端末は、そのアップセ ル価格1076に対応するアップセル・データベース1030中のアップセル8 0を同定する。次に、POS端末は、その特定の釣り銭額(切上げ額1074) に対してアップセル1080を購入できることを顧客および/またはレジ係に説 明するテキストまたはグラフィックスを表示する。 顧客は、彼がその提供されたアップセルを受け取るか断るかをレジ係に示す。 次に、レジ係は、POS端末上のボタンを押すか、同定されたアップセル108 0と釣り銭との選択を表示する選択信号を発生する。選択信号が釣り銭の選択を 表示していなくて、その代わりにアップセル1080の選択を表示していれば、 要求された支払額1026は丸められた価格に等しく設定される。こうして、顧 客は、アップセル(小ソーダから大ソーダへのアップグレード)を受け取り、釣 り銭硬貨はなくなる。 本発明のいくつかの実施例では、POS端末は、比較されたアップセル価格に 対応するデータベース中の少なくとも1つのアップセルを同定することによって 、アップセル(単数または複数)を決定する。例えば、小ソーダを含むアップセ ルが2¢から20¢のアップセル価格範囲に対応するかもしれない。他の実施例 では、POS端末は、(I)比較されたアップセル価格と(II)少なくとも1つ の「購入条件」との両方に対応するデータベース中の少なくとも1つのアップセ ルを同定することによって、アップセル(単数または複数)を決定する。 購入条件は、買物がPOS端末で処理されるときに有効な条件である。購入条 件のいくつかのタイプは、購入価格,時刻,曜日,季節,買物に含まれる製品の アイデンティティ,買物に含まれる製品のコストおよび/またはその顧客によっ て行われた過去の買物である。その他のタイプの購入条件を本発明の精神および 範囲から外れることなく採用してもよい。 本発明での購入条件の使用は、アップセルのより正確な決定を許容し、そのた め、アップセルが顧客にアピールして釣り銭と交換され易くなる。例えば、1日 のうちで特定の時刻に、顧客は、特定のアップセルに対する強い欲望を持つかも しれない。食事は真昼よりもタ食時により魅力的であり、ビデオレンタルは朝よ りも夕方によりアピールする。従って、購入の時刻を考慮すれば、よりアピール するアップセルを提供することができるであろう。 購入条件を採用する実施例では、アップセル・データベース中のアップセル価 格は、対応するアップセルと、購入条件と比較するための少なくとも1つの対応 するアップセル条件とを有する。さらに、POS端末は、任意の複数のやり方で 購入条件(単数または複数)を発生する。例えば、クロック信号は時刻および/ または日付を提供でき、POS端末によって記録される買物は製品の同定を提供 でき、「お得意様カード(frequent shopper card)」はその顧客の同定および その顧客によって行われた過去の買物を示す信号を提供できる。 図16を参照すると、図13Aのアップセル・データベース1030の一実施 例であるアップセル・データベース1090は、アップセル価格1092と、ア ップセル記述子1094と、複数のアップセル条件とを含んでおり、それらの条 件には、購入された品目1096と、顧客識別子が必要かどうか1098と、顧 客の製品嗜好1100と、時刻1102と、会社に対するコスト1103とが含 まれている。アップセル・データベース1090へのエントリーは、アップセル ・コード1104によって一意的に同定される。 アップセル条件と比較されるいつくかのタイプの購入条件が、記憶装置102 2(図13A)中の1または複数のデータベースに記憶される。例えば、図17 は顧客データベース1110を示しており、それは、名前1114、住所111 6、電話番号1118および過去の製品嗜好1120のような顧客の固有情報と 一緒に、一意的な顧客識別子1112を含む。POS端末1010(図13A) は、各種の購入条件を決定し、それに従って上述したようにアップセルを提供す るために、顧客データベース1110を採用するかもしれない。POS端末で顧 客は、対応する顧客識別子を提供し、それによって、任意の複数のやり方で彼の 顧客固有情報を提供する。例えば、顧客は、POS端末に彼の顧客識別子をタイ プするか、一意的な識別コードを含むお得意様カードをPOS端末のカードリー ダーに「スワイプ(swipe)」(通過)させるかもしれない。 その他のタイプの購入条件は在庫価格データベースから取り出されるであろう 。図18を参照すると、図13Aの在庫価格データベース1028の一実施例で ある在庫価格データベース1130は、製品1132と対応の製品価格1134 とを含む。在庫価格データベース130はまた、在庫するそのような製品の数1 138と一緒に、一意的な製品識別子1136とを含んでいる。それはまた、特 定のタイプの製品の「年齢」(失効日または時刻)1140を記憶して、より古 い 製品を識別できて、アップセルとして提供できることが好ましい。 各々の買物に対して、上述の購入条件と切上げ額とアップセルが選ばれたかど うかとが、提供されたアップセルのデータベース中に記憶される。そのような提 供されたアップセルのデータベースは、どのアップセルが顧客に受け入れられた か、また、どのような環境下でそれらアップセルが受け入れられたかに関する情 報を提供できる。このように、このデータベースから、顧客に対するアップセル の価値が決定されて、それに従ってアップセル・データベースの調節が可能とな ろう。例えば、顧客が特定のアップセルをほとんど受け入れないようであれば、 そのアップセルはデータベースから削除されるか、もっと少額の釣り銭との交換 に提供される。 図19は、記憶装置1022(図13A)に記憶された提供アップセル・デー タベース1150の実施例を示す。提供アップセル・データベース1150は、 提供されたアップセル152と、対応する切上げ額1154と、もしあれば、ど のアップセルが受け入れられたか1156とを含む。提供アップセル・データベ ース1150には、提供されたアップセルの日付1158,一意的な顧客識別子 1160,もしあればそのアップセルを払い戻す有効期限1162、および、も しあればそのアップセルが受け入れられた(払い戻された)日付1164のよう なその他の購入条件を記憶することが望ましいであろう。 上で説明した実施例では、POS端末は、切上げ額と交換に提供するための単 一のアップセルを同定する。しかし、POS端末1010(図13A)は、1つ のアップセル価格に対応する2つ以上のアップセルを同定するかもしれない。そ のような実施例では、POS端末1010は顧客に対して可能なアップセルの選 択を提供できる。POS端末1010はそれらアップセルをすべて同時に表示す るか、それらアップセルを逐次的に表示する。 それらのアップセルが同時に表示される実施例では、顧客は、表示されたアッ プセルの中から選ぶ。アップセルが逐次表示される実施例では、顧客が最初に表 示されたアップセルを拒否(選ぶことに失敗)すれば、POS端末1010は第 2のアップセルを表示する。逐次表示されるアップセルは分類基準に従ってソー ティングすることができて、表示されるアップセルの順序を望みのやり方で進め ることを許容する。こうして、第2のアップセルの前にソーティングされた第1 のアップセルが最初に表示される。第1のアップセルが選ばれなければ、第2の アップセルが次に表示される。 アップセルは、各々のアップセルが稼ぎ出す利益に従ってソーティングされる 。そのような実施例では、会社に対して最も高い利益をもたらすアップセルが最 初に提供される。顧客がその最高利益のアップセルを拒否すれば、より低い利益 を有する他のアップセルが続いて表示される。こうして、顧客が最初のアップセ ルを拒否したとしても、彼はなお売り手に利益をもたらす後続のアップセルを選 択することになる。 本発明の特定の実施例では、POS端末は、最初のアップセルが拒否されれば 、その顧客に対してより高い値を有する第2のアップセルを提供する。そのよう なより高い値のアップセルは最初のアップセルよりも受け入れられ易いかもしれ ない。このような逐次価値が増すオファーのシーケンスは、顧客が常に最初のア ップセル・オファーを拒否するという結果を生ずるかもしれない。従って、別の 実施例では、POS端末は任意の数の既知の方法を用いて乱数を発生する。この 乱数を用いて、(I)引き続くアップセルをいったいオファーするのがどうが、 または、(II)異なる値のアップセルがオファーされる相対的な順序、が決定さ れる。こうすれば、顧客は、第2のアップセルがオファーされるだろうか、およ び/または、第2のアップセルの値がどんなものであるか、について確信が持て なくなり、そのため、彼らが最初のアップセルを自動的に拒否することはなくな るであろう。 図20は、顧客が彼の釣り銭を第2のアップセルと交換するように逆オファー を提供するようになった方法1180を示す。次に、POS端末は、彼の逆オフ ァーを受け入れるかどうかを決定する。 上述したように、POS端末は、第1の(同定された)アップセルを表示する 信号を出力する(ステップ1182)。POS端末は、第1のアップセル,釣り 銭および第2のアップセル(顧客による逆オファー)間の選択を表示する選択信 号を発生する。選択信号が第1のアップセルを表示していれば(ステップ118 4)、上述したように、要求された支払額は購入価格に等しく設定される(ステ ップ1186)。しがし、選択信号が第2のアップセルの選択を表示していれば (ステップ1188)(すなわち、顧客が第2のアップセルを逆オファーする) 、第2のアップセルに対応する第2のアップセル価格がアップセル・データベー スから決定される(ステップ1190)。計算した切上げ額が第2のアップセル 価格に対応すれば(ステップ1192)(すなわち、顧客の釣り銭が第2のアッ プセルに対して十分であれば)、要求された支払額は丸められた価格に等しく設 定されて(ステップ1186)、第2のアップセルはそれによって受け入れられ る。 製品のアップグレードおよび付加的な製品の他に、別のタイプのアップセルは 、製品との交換またはそれの値引きができる引換券である。引換券は売り手に特 に有益である。というのは、彼らが顧客を再び会社へ呼び戻して、多分繰り返し て販売を提供できるからである。顧客は、典型的には、無料の引換券よりも、購 入した(すなわち、彼の釣り銭と引き換えに購入した)引換券の方が、会社へ戻 って使用する可能性がより高くなる。引換券は、さらに、売り手に対して、破損 (すなわち、失うことおよびそのため購入した引換券が使用できないこと)の可 能性を通して価値をもたらす。 引換券は、切上げ額に関連するか、それ自身で独立している。例えば、1つの タイプの引換券は将来の買物時に値引きに使えるクーポンであり、そこでは、値 引き額が現時点での購入の切上げ額に等しくなっている。これとは対照的に、別 のタイプの引換券は、現時点の買物の切上げ額に関わらず、特定の製品と引き替 えられるクーポンである。 アップセルを受け入れると、レジ係は、予め印刷されたクーポンを顧客にプレ ゼントするか、POS端末が顧客のために1枚を印刷する。印刷された引換券に は多くの異なるタイプの標印が登録されており、それらは例えば、払戻し情報, 一意的な識別子,購入の日付または有効期限である。 引換券上に一意的な識別子を印刷することを含む実施例では、POS端末は、 複数の識別子を記憶するためのデータベースを維持している。新しい引換券を印 刷しなければならないときは、POS端末は、識別子データベース中に既に存在 しない一意的な識別子を発生する。次に、この識別子は識別子データベースに記 憶される。識別子データベースで1つの引換券識別子を検索することによって、 その引換券の払戻しを追跡することができて、同じ引換券を許容される以上の回 数使用することができなくなる。 図21を参照すると、記憶装置1022は識別子データベース200を記憶し ており、それは各々の引換券を同定するための一意的な識別子1202を含む。 識別子データベース1200はさらに、引換券額面値1204を含んでおり、そ れはその引換券と交換される切上げ額と等しい(または、等しくない)かもしれ ない。記憶された引換券額面値は、偽物を最小化する一方で、各々の引換券を異 なる価値と交換することを許容する。例えば、払戻し時にはデータベース120 0に記憶されている引換券額面値1204を取り出して、引換券に印刷された価 値と比較される。記憶されたものと印刷された引換券値との食い違いは、印刷さ れた引換券が偽物であることを示すであろう。 さらに別のタイプのアップセルは、宝くじ,コンテスト,競争またはその他の ゲームのようなゲームへのエントリーである。いくつかの実施例では、ゲームに 勝ったときの賞品は、そのゲームへのエントリーを購入するために使用された切 上げ額に依存する。例えば、ゲームに勝った場合の賞品は、そのゲームエントリ ーのために支払われた切上げ額に比例するであろう。そのような実施例では、ゲ ームに勝ったときに受け取る賞品は、切上げ額が増えるにつれて大きくなる。他 の実施例では、切上げ額が増えるにつれて、勝つ確率がより大きくなるであろう 。例えば、顧客が$1.50を支払ったゲームへのエントリーは、別の顧客が7 5¢を支払ったゲームへのエントリーよりも勝つ可能性が2倍大きい。 切上げ額と交換にゲーム・アップセルを選択することを示す入力を受信すると 、POS端末はそのゲームエントリーを識別するための一意的な識別子を発生す る。この一意的な識別子と切上げ額とは、識別子および切上げ額のゲームデータ ベースに記憶される。勝ちのエントリーが決定されるときは、ゲームデータベー スはそのエントリーに対応する切上げ額を提供し、それによって、賞品の値を決 定する。 ゲームデータベースは、例えば、POS端末によって維持され、記憶装置10 22(図13A)に記憶されるデータベースである。図2210によって示され る別の実施例では、ゲームデータベースは、通信リンク1224を介してPOS 端末1222,1223に接続された宝くじデータ処理システム1220に存在 する。図22には分かりやすくするために2つのPOS端末が示されているが、 もっと多くのPOS端末を宝くじデータ処理システム1220に接続してもよい 。 宝くじデータ処理システム1220は、典型的には、店舗内に置かれた、店舗 内のPOS端末によって実行される宝くじ券取引を制御するためのコントローラ である。従って、システム1220は、店舗のPOS端末で実行される宝くじ取 引(例えば、宝くじ券アップセル)を集めて記憶するように働く。このような宝 くじ取引の集中制御は、複数のPOS端末において顧客が単一の宝くじ,コンテ ストまたは他のゲームへの参加を許可するアップセルをそれぞれ受け取ることを 許容する。 宝くじデータ処理システム1220は、以下に説明するその他の部品を制御す るためのマイクロプロセッサ1226を含む。マイクロプロセッサ1226は、 宝くじ取引を認証するための暗号プロセッサ1228と各々のゲームエントリー のための「クイック・ピック」宝くじ番号を発生するための乱数発生器とそれぞ れ通信する。記憶装置1232も、マイクロプロセッサ1226と通信して、( I)上述した、識別子および切上げ額のゲームデータベース1234と、(II) 各端末に対する一意的な識別子および各端子の特定の宝くじ取引などの、宝くじ データ処理システム1220に接続されたPOS端末に関する情報を維持するた めのPOS端末コントローラ・データベース1236と、(III)当たり番号を 記憶し、それによって当たりのエントリーを表示するための当たり宝くじ券番号 データベース1238とを記憶する。 上述した本発明の実施例の各々では、顧客はアップセルを選んで受け取る。し かし、次に述べるように、顧客は、彼のアップセルを第2の顧客へ渡して(「寄 付して」)、第2の顧客が次回のPOS端末訪問時に受け取るようにする方を選 ぶかもしれない。第2の顧客は、POS端末を訪問して、例えば、上述したよう に、製品に対する支払をしたり、特に寄付されたアップセルを受け取ったりする かもしれない。 図23は、記憶装置1022に記憶された顧客データベース1110(図17 )の別の実施例である顧客データベース1260を示す。顧客データベース2 60は、上述した顧客の固有情報、例えば名前1264,住所1266,電話番 号1268および過去の製品嗜好1270とともに、一意的な顧客識別子126 2を含む。さらに、顧客データベース1260は、顧客のアップセルが寄付され た他人(もしあれば)を同定するリンクされた顧客識別子1272を含む。 例えば、顧客データベース1260の機能を利用して、顧客は、知人がその顧 客の稼いだアップセルを受け取るように指定するかもしれない。顧客データベー ス1260はまた、その顧客に与えられるべき、例えば、以前に稼いだまたは他 人によって彼に渡されたアップセルのようなアップセル1274を、その正当な アップセルを受け取るための最終日付を示すアップセル有効期限1275ととも に含む。 図23のデータベース1260に示された例示データを用いて、記録1277 の第1の顧客識別子1276が「ビル・スミス」という顧客氏名を同定し、さら に、フィールド1272の識別子1278を介して対応するリンクされた顧客を 同定する。このリンクされた顧客識別子1278は、「ジル・スミス」という顧 客を同定する顧客識別子1280に対応する。従って、ジル・スミスが同定され て、ビル・スミスによって寄付されたアップセルを受け取る。 正当なアップセル1282は、記録1281(ジル・スミス)の顧客識別子1 280に関連する。正当なアップセル1282は、ビル・スミスによる買物に基 づいて提供され、POS端末への訪問時にジル・スミスによって受け取られる。 フィールド1274のアップセル識別子“A”は、例えば、小ソーダを含むかも しれない。こうして、「リンクされた顧客」を使用することは、このように稼い だアップセルまたは購入された製品さえも顧客が転送することを可能とし、それ によって、顧客の満足および顧客の確保の両方を増大させる。 顧客は、特別な一人ではなく、複数の家族メンバーまたは所定の貧しい家族リ ストのような、多数の顧客のうちからランダムに一人(または、複数人)へ彼の アップセルを寄付することを選ぶかもしれない。そのような実施例では、寄付を する顧客はまず、リンクされた顧客識別子1272の関連グループを指定するこ とになろう。このグループのうちのランダムな1人(または、複数人)がPOS 端末によってそのアップセルの受取人に選ばれる。 図12aおよび図12bを参照すると、お得意様カードを有する顧客のために 自動化アップセル・プロセスを実行する方法1300が示されている。彼の嗜好 を記憶するお得意様カードへの登録を希望する顧客は、POSオペレータまたは データ入力の責任者に、彼の名前,住所および/または電話番号などの個人情報 を提供する(ステップ1302)。次に、この個人情報は、顧客データベースの 1つの記録に記憶される(ステップ1304)。そのような記録の例が、図23 に顧客データベース1260の記録1276,1281として示されている。 顧客は、彼が釣り銭よりも普通のようにアップセルを受け取りたいのかどうか を選択する(ステップ1306)。彼がそのように選べば、可能なアップセルの 選択肢が顧客に表示される(ステップ1308)。顧客は、表示されたアップセ ルのうちで彼が普通のように受け取ることを望むものを選んで(ステップ131 0)、その選ばれたアップセルが彼の顧客記録の過去の嗜好フィールド1270 に記憶される(ステップ1312)。 顧客はまた、お得意様カードを有する「リンクされた」顧客に彼のアップセル を寄付することを好むかどうかを選択するであろう(ステップ1314)。そう であれば、顧客は、そのリンクされた顧客を同定する情報、例えば、リンクされ た顧客の名前,住所および/またはアカウント番号を提供する(ステップ131 6)。顧客は、寄付されたアップセルを受け取るための多数のその他のリンクさ れた顧客を選ぶかもしれない。提供された情報から第2の顧客が正しく同定され ることとその情報が顧客データベース記録に記憶されることとを保証するために 、情報の確認が行われる(ステップ1318)。必要に応じて、付加的な顧客記 録が第2および後続の顧客(単数または複数)に対して生成される。 第2の顧客に対して寄付される可能なアップセルが顧客に表示される(ステッ プ1320)。顧客は、表示されたアップセルのどれを彼が通常のように渡され ることを好むかを選び(ステップ1322)、その選ばれたアップセルが顧客記 録に記憶される(ステップ1324)。最後に、顧客は、彼のお得意様カードを 発行されて(ステップ1326)、それを通して、POS端末は彼の顧客記録を 同定することができる。 図25を参照すると、予め選ばれた顧客嗜好をPOS端末への現在の訪問に適 用するための方法1340は、お得意様カードが使用されているかどうかを決定 することから始まる(ステップ1342)。そのような決定は、例えば、カード リーダーから信号を受信し、それによって、カードがカードリーダーを通して「 スワイプ」されたことを表示することによって行われる。お得意様カードが使用 されていなければ、既に述べたようにアップセルが決定され(ステップ1344 )、彼の釣り銭と交換にアップセル(選ばれれば)がその顧客に提供される(ス テップ1346)。 お得意様カードが使用されていれば、その顧客が好みのアップセルを有するか どうかを決定するために、顧客データベースが検索される(ステップ1348) 。彼が有していれば、その好みのアップセルが選ばれる(ステップ1350)。 顧客データベースはまた、その顧客が寄付したアップセルを受け取るための第2 の顧客を決めているかどうかについても検索される(ステップ1352)。そう であれば、選ばれたアップセルに対する識別子が第2の顧客のアカウントに記憶 され(ステップ1354)、それによって、選ばれたアップセルを第2の顧客が 受け取ることができることが表示される。他の実施例では、第2の顧客は、アッ プセルではない寄付された製品、例えば、「価格表」の価格で購入された製品を 受け取るかもしれない。 図26を参照すると、方法1370は、寄付されたアップセルを第2の顧客が どのように受け取るかを示している。POS端末において、第2の顧客が彼のお 得意様カードをカードリーダーを通してスワイプし(ステップ1372)、それ によって、彼の嗜好および彼に対して寄付された任意のアップセルに関する情報 を提供する顧客データベースの顧客記録が同定される。顧客記録を検索して、第 2の顧客にアップセルが寄付されたかどうかが決定される(ステップ1374) 。そうでなければ、第2の顧客は、上述したように、POS端末において取引を 完了する(ステップ1376)。アップセルが寄付されていれば、第2の顧客に はアップセルが提供されていることが知らされ(ステップ1378)、それによ って、その寄付されたアップセルが第2の顧客の記録から消去される。寄付され たアップセルに第2の顧客の釣り銭に依存する取引に固有のアップセルを追加し て提供することもできる。 上述したように、アップセルは対応する有効期限を有しており、それを過ぎる とそのアップセルは払い戻されない。例えば、寄付されたアップセルは、第2の 顧客が予め定められる日付の前に上述の方法1370(図26)を通してそのア ップセルを受け取る場合にだけ引き渡されるであろう。寄付されたアップセルに 関する有効期限は、それによってアップセルが失効する前にPOS端末を有する 店舗を訪問する動機を与えることによって顧客の保留を増進する点で店舗にとっ て特に有利である。破損もまた、店舗に利益を与える。 ここに提供された実施例の多くにおいて、本発明の方法および装置は、キャッ シュ・レジスタのような、POS端末として機能する単一の装置に関して詳細に 説明してきた。しかし、上述したように、本発明の機能性は、既述の機能を共有 する、例えば図13Bに示されるマルチユニットシステムのような複数の装置に よって実現することもできる。 従って、図27は、図13Bに従ってPOS端末においてアップセルを決定す るための方法1390を示す。方法1390は、例えば、電子マーケットサービ スまたはクレジットカード手形交換所によって運営される処理システムおよびキ ャッシュ・レジスタの組合せによって実行される。キャッシュ・レジスタは、購 入価格を生成して、その購入価格を処理システムに送信する(ステップ1392 )。 処理システムは、丸められた価格を生成し(ステップ1394)、それに依存 した切上げ額を生成する(ステップ1396)。上述したように、処理システム は、顧客に提供するアップセルを同定する(ステップ1398)。顧客がそのア ップセルを選べば(ステップ1400)、キャッシュ・レジスタの要求された支 払額が、手作業または処理システムとの接続を通して自動的に、丸められた価格 に設定される(ステップ1402)。 当業者には、本発明の機能性が多数のハードウエアおよび/またはソフトウエ ア装置の間で共有されるようになった、多くの異なるシステムが提供できるであ ろうことが理解されるであろう。 本発明についてそれの好適実施例に関して説明してきたが、当業者は、本発明 の精神および範囲から外れることなく、ここに説明したそれらの実施例に対して 多様な置換が行い得ようことを理解するであろう。たとえば、ここには詳細に述 べなかった多くの他のタイプのアップセルが本発明によって企図される。そのよ うな1つのアップセルは、店舗クレジット,電話通話,インターネットアクセス または公衆電話イベント用に利用できるような「ポイント」を含むかもしれない 。さらに、レジ係を必要とするもの以外にも、多くのタイプのPOS端末が本発 明によって企図されている。 本発明によれば、会社が宝くじ券を獲得し、その宝くじ券の一部を顧客に割り 当てることができる。その宝くじ券で当たった任意の賞品の分け前がその顧客に 与えられ、その賞品の分け前は宝くじ券の割当部分に対応する。例えば、顧客が $2.00宝くじ券の$0.34部分を受け取るのであれば、その宝くじ券から 得られる賞品の17%($0.34/$2.00=17%)を顧客は受け取るこ とになる。宝くじ券の部分は、例えば$0.34のように金額で表現してもよく 、また、17%のようにパーセントで表現してもよい。 典型的には、会社は、一群の宝くじ券を獲得して、それら宝くじ券の一部分を 必要に応じて顧客に割り当てる。その宝くじ券群から得られる賞品はその会社が 受け取るが、会社は割当部分に基づいて賞品の分け前を顧客に支払う。会社は従 来の宝くじ券を購入するだけでよいので、会社は既存の宝くじ業者の事業に重大 な変更を必要とせずに分割式宝くじ券のプレイを促進できる。 顧客に割り当てられる宝くじ券の部分は、POS端末での商取引に関連する釣 り銭の額に基づくであろう。そのような実施例は、多くの顧客が釣り銭を受け取 ることに代わるものを歓迎するため有利である。さらに、分割式宝くじ券のよう な、高いと思わせる価値を有する何かを釣り銭の代わりに受け取ることは、顧客 にとってより魅力的でさえあろう。 図28を参照すると、ネットワーク2008は、店舗コントローラ2010を 含んでいる。店舗コントローラ2010は、宝くじサーバー2008と通信して おり、また、POS端末2014,2016,2018,2020と通信してい る。典型的には、キャッシュ・レジスタまたは他の端末であるPOS端末201 4,2016,2018,2020は、分割式宝くじ券取引を開始および/また は完了することができる。図28には4台のPOS端末が示されているが、任意 の台数のPOS端末が店舗コントローラ2010と通信することができる。PO S端末2014,2016,2018,2020は、同一店舗内,チェーン店の 異なる店舗内またはその他の場所に位置することができる。 店舗コントローラ2010は、POS端末2014,2016,2018,2 020との間でのデータの記憶および送信の動作を命令する。店舗コントローラ 2010は、それ自身もPOS端末でよく、1または複数台のPOS端末と通信 できる別の計算装置でもよい。宝くじサーバー2012は、典型的には、州の宝 くじ業者によって制御されて、店舗コントローラ2010からの要求に応える。 例えば、宝くじサーバー2012は、店舗コントローラ2010による要求に応 じて宝くじ券を発行してもよく、抽選日の当たり番号を提供してもよい。 図29を参照すると、図28の店舗コントローラ2010は、1または複数の 従来のマイクロプロセッサのようなプロセッサ2022を含む。プロセッサ20 22は、磁気的,光学的および/または半導体メモリの適当な組合せのようなデ ータ記憶装置2024と通信する。プロセッサ2022および記憶装置2024 は各々、(I)単一コンピュータまたは他の計算装置の内部に完全に含まれて位 置しているか、(II)シリアルポートケーブル,電話線または無線周波数トラン シーバーのような遠隔通信リンクによって互いに接続されているか、(III)そ れらの組合せでよい。例えば、店舗コントローラ2010は、データベースを維 持するための遠隔サーバーコンピュータに接続された1台または複数台のコンピ ュータを含むことができる。 記憶装置2024は、プロセッサ2022を制御するためのプログラム202 6を記憶する。プロセッサ2022は、プログラム2026の命令を実行し、そ れによって、本発明に従って、特にここに詳細に説明する方法に従って動作する 。プログラム2026はさらに、オペレーティングシステムや、プロセッサ20 22とコンピュータ周辺装置とのインタフェースを可能とする「デバイスドライ バ」のような必要となるであろうプログラム要素を含む。適当なデバイスドライ バおよびその他の必要なプログラム要素は、当業者に既知であり、ここに詳細に 説明する必要はない。 記憶装置2024はまた、(I)発券データベース2030と、(II)商取引 データベース2032と、(III)分割式券データベース2034と、(IV)当 たり宝くじ券データベース2036と、(V)お得意様データベース2038と を記憶する。データベース2030,2032,2034,2036,2038 は、以下で詳細に説明されるし、添付図面には例示エントリーを添えて示されて いる。当業者には理解されるであろうように、ここに提示するデータベースの模 式図および添付された説明は、情報の記憶表現の例示配置である。示した表の他 に、複数のその他の配置が採用されるであろう。同様に、例示エントリーは情報 例を示しているが、当業者は、エントリーの数および内容がここに図示したもの とは異なり得ることを理解するであろう。 図30を参照すると、POS端末2040の模式図は、図28のPOS端末2 014,2016,2018,2020を説明する。POS端末2040は、1 台または複数台の従来のマイクロプロセッサのようなプロセッサ2042を含む 。プロセッサ2042は、磁気的,光学的および/または半導体メモリの適当な 組合せのようなデータ記憶装置2044と通信する。プロセッサ2042および 記憶装置2044はそれぞれ、(I)単一コンピュータまたは他の計算装置の内 部に完全に含まれて位置しているか、(II)シリアルポートケーブル,電話線ま たは無線周波数トランシーバーのような遠隔通信リンクによって互いに接続され ているか、(III)それらの組合せでよい。例えば、POS端末2040は、デ ータベースを維持するための遠隔サーバーコンピュータに接続された1台または 複数台のコンピュータでよい。 入力装置2046,プリンタ2048および表示装置2050はそれぞれ、プ ロセッサ2042と通信する。入力装置2046は、好ましくは、買物を表示す る信号のような入力信号をプロセッサ2042に送信するためのキーパッドを含 む。入力装置2046はまた、バーコードを読んでそれらのバーコードを表示す る信号をプロセッサ2042に送信するための光学式バーコードスキャナーを含 むことができる。プリンタ2048は、紙またはその他の材料上に標印を登録し 、それによって、プロセッサ2042によって命令されるままに分割式宝くじ券 の印刷を行うためのものである。表示装置2050は、好ましくは、顧客および /またはPOS端末2040を操作するレジ係に少なくともアルファベット数字 文 字を表示するためのビデオモニターである。多くのタイプの入力装置,プリンタ および表示装置が、当業者に既知であり、ここで詳細に説明する必要はない。 記憶装置2044は、プロセッサ2042を制御するためのPOS端末プログ ラム2052を記憶する。プロセッサ2042は、POS端末プログラム205 2の命令を実行し、それによって、本発明に従って、特にここに詳細に説明する 方法に従って動作する。POS端末プログラム2052はさらに、入力装置20 46,プリンタ2048および表示装置2050のようなコンピュータ周辺装置 とプロセッサ2042とのインタフェースを可能とするための「デバイスドライ バ」やオペレーティングシステムのような必要と思われるプログラム要素を含む 。適当なデバイスドライバおよびその他必要なプログラム要素は、当業者に既知 であり、ここで詳細に説明する必要はない。 図31は、POS端末2058の代替実施例を示しており、それは、図28の POS端末2014,2016,2018,2020を説明する。制御装置20 60は、通信媒体2062を介して、分割式宝くじ券,レシートおよび/または クーポンを印刷するためのシステム2064と通信する。制御装置2060は、 入力装置2046(図30)および表示装置2050(図30)と通信するプロ セッサ2066を含む。印刷のためのシステム2064は、記憶装置2044( 図30)およびプリンタ2048(図30)と通信するプロセッサ2068を含 む。この実施例で、制御装置2060はキャッシュ・レジスタでよく、また、シ ステム2064はキャッシュ・レジスタから受信されるデータに従って券を印刷 するための電子装置でよい。POS端末2040のその他の構成を当業者は理解 するであろう。 以下の説明は次のように区分化されている。宝くじ券の部分割当,付加的宝く じ券の取得および宝くじ券の部分払い戻し。 宝くじ券の部分割当 図32を参照すると、図29の発券データベース2030は行2080,20 82,2084,2086,2088を含んでおり、それらは各々発券データベ ース2030の1つのエントリーを表している。各エントリーは、割り当てられ るべき1つの宝くじ券を定義しており、そこでは、宝くじ券の割当部分が分割式 宝くじ券に含まれている。詳細には、各エントリーは、(I)宝くじ券の通し番 号または通し番号の一部のように、そのエントリーを一意的に識別する券識別子 2090と、(II)当たり券番号が発表される時を示す抽選日2092と、(II I)券番号2094と、(IV)宝くじ券の未割当部分2096と、(V)未割当 部分2096および任意の割当部分の合計を示す券価格2098とを含む。任意 のエントリーに対して、未割当部分2096および券価格2098は、対応する 宝くじ券のどの程度が割り当てられているがを決定するために使用されるであろ う。例えば、$1.00券価格のエントリ−2084を参照すると、$0.23 が未割当で残っている。従って、$0.77($1.00−$0.23)が割り 当てられている。残っている未割当量の合計2100はすべての宝くじ券の未割 当部分の和を示す。図31に示されるデータ例が与えられた場合には、合計の残 存未割当量2100は、$1.54($0.12+$0.31+$0.23+$ 0.78+$0.10=$1.54)である。 図33を参照すると、宝くじ券の一部が割り当てられる前後の発券データベー ス2030(図29および32)に関するデータ例が示されている。表2110 は、切上げ額2130によって表される取引の前の発券データベース2030を 表している。表2120は、切上げ額2130によって表される取引後の発券デ ータベース2030を表している。切上げ額2130は$0.35の値を有し、 顧客が彼の釣り銭($0.35)を分割式宝くじ券と交換するときの取引に対応 する。顧客は、このように宝くじ券の一部を得て、その部分は金額$0.35に 基づく。 上述したように、表2110に示されるエントリーの各々は1枚の券に対応す る。エントリー2135を除いて、金額$0.35はすべてのエントリーの未割 当部分よりも大きい。これと対照的に、エントリー2135は未割当部分$0. 78を有しており、従って、対応する宝くじ券の$0.35部分がそこから割り 当てられるであろう。従って、エントリ−2135に対応する宝くじ券が選ばれ て、$0.35に対応する部分が新しい分割式宝くじ券を作るために割り当てら れる。 エントリー2135は、そこから$0.35部分が割り当てられる前の券“1 234563”を表す。表2120のエントリー2140は、そこから$0.3 5部分が割り当てられた後の券“1234563”を表す。エントリー2140 の未割当部分は$0.43であり、それはもとの$0.78未割当部分から$0 .35だけ減らしたものである。同様に、切上げ額2130によって表される取 引の前に、未割当量の残りの合計(すべての宝くじ券のうちで)は$1.54で ある。取引の後で、合計の残存している未割当額は$1.19であり、これは$ 1.54から$0.35だけ減らしたものである。 図34を参照すると、図29の商取引データベース2032は、行2150, 2152,2154,2156,2158を含んでおり、それらの各々は商取引 データベース2032の1つのエントリーを表す。各エントリーは、POS端末 によって開始される1つの商取引を定義する。詳細には、各エントリーには、( I)その商取引を一意的に識別する商取引番号2160と、(II)その商取引を 開始したPOS端末を一意的に同定するPOS端末識別子2162と、(III) 購入価格2164と、(IV)購入価格を丸めるべき額を示すために使用される丸 め倍数2165と、(V)分割式宝くじ券を購入するために使用される金額であ る切上げ額2166と、(VI)分割式宝くじ券のオファーが受け入れられたかど うかの表示2168と、(VII)その商取引のためにお得意様カードを使用した 顧客を同定するお得意様番号2170と、(VIII)商取引の日付2172と、( IX)切上げ額と交換に提供される分割式宝くじ券を同定する分割式宝くじ券識別 子2174とが含まれる。 切上げ額2166は、分割式宝くじ券を購入するために使用される金額である 。いくつかの実施例では、切上げ額2166は宝くじ券の割当部分に等しい。例 えば、顧客が購入による釣り銭(切り上げ額)として$0.62を有し、その釣 り銭を宝くじ券の$0.62部分を取得するために使用するということもあろう 。しかし、分割式宝くじ券を購入するために使用される金額は、対応する宝くじ 券の割当部分と同じである必要はない。特定の実施例では、宝くじ券の割当部分 は、切り捨てた(または、切り上げた)金額に基づいている。例えば、顧客が購 入による釣り銭として$0.62を有し、その釣り銭を分割式宝くじ券の取得に 使用するとしよう。分割式宝くじ券は、宝くじ券の割り当てられた$0.60( $0. 62を最も近い5セントへ切り捨てた)部分の基づいているであろう。もちろん 、この金額を他の倍数、例えば、最も近い10セント,25セントまたは1ドル に切り捨ててもよく、丸められた額が宝くじ券の割当部分を定義することになろ う。釣り銭と分割式宝くじ券がそれに基づいている切り捨てられた額との差は、 例えば、その分割式宝くじ券の売り手によってサービス料として取られるであろ う。 宝くじ券の割当部分をさらに別のやり方で金額に基づかせることもできる。例 えば、割当部分をその金額の2倍とすることもできる。顧客が所定の賞品または タイプの賞品を購入すれば、または、顧客がお得意様カードを使用すれば、その ような2倍の価値が割り当てられた部分を提供することは有利であろう。例えば 、顧客が釣り銭として$0.62を有しており、特別な製造業者の製品を購入す るとすれば、その顧客は彼の釣り銭と交換に1または複数の宝くじ券の割当部分 $1.24($0.62の2倍)に基づく分割式宝くじ券を受け取る。 図35を参照すると、表2180,2190は分割式宝くじデータベース20 34(図29)の記録を示す。典型的には、分割式宝くじデータベース2034 は、表2180,2190で表されるような複数の記録を含む。分割式宝くじデ ータベース2034の各記録は、分割式宝くじ券を定義しており、各々の分割式 宝くじ券は1または複数の宝くじ券割当部分を含む。 表180で表される記録は、識別子2185(識別子“1001”)によって 同定される分割式宝くじ券を定義する。表2180はエントリー2187を含み 、それは分割式宝くじ券“1001”に含まれる宝くじ券の部分を定義する。エ ントリー2187は、(I)その宝くじ券を一意的に同定する券識別子2182 と、(II)分割式宝くじ券“1001”に含まれる宝くじ券の部分を示す部分2 184とを含む。 同様に、表2190によって表される記録は、識別子2195(識別子“10 03”)によって同定される分割式宝くじ券を定義する。表2190はエントリ ー2197,2198を含み、それらは各々、(I)券識別子2192と、(II )部分2194とを含む。分割式宝くじ券“1003”は2以上の宝くじ券から の部分を含むので、分割式宝くじ券“1003”は、合計では1枚の宝くじ券の 最大額を超える割当額を含むかもしれない。 上述したように、分割式宝くじ券は1または複数の宝くじ券部分を含む。特定 の実施例では、宝くじ券は、顧客によって選ばれるのではなく、その代わりに、 POS端末または店舗コントローラ2010(図28)によって自動的に選ばれ る。そのような実施例では、1枚の宝くじ券は発券データベース2030(図2 9)の複数の宝くじ券から選ばれる。宝くじ券はいくつかのやり方で選ばれるで あろう。例えば、少なくとも金額と同じぐらい大きい割当部分を有する宝くじ券 が選ばれるであろう。同様に、各々が少なくとも金額価値と同じ大きさの割当部 分を有する1組の宝くじ券が決定されるであろう。この組の中から、最小の未割 当部分を有する宝くじ券が選ばれる。以下の説明は、宝くじ券を選ぶこの方法を さらにはっきりさせる。 図36を参照すると、表2200は発券データベース2030(図29および 図33)用データの一例を示す。表2200は、エントリー2202,2204 ,2206,2208を含む。切上げ額2220は、$0.60の値を有し、顧 客が彼の釣り銭($0.60)を分割式宝くじ券と交換する場合の取引に対応す る。顧客はこうして1枚の宝くじ券の一部分を得て、その部分は金額$0.60 に基づく。その一部を割り当てるための宝くじ券を選ぶために、店舗コントロー ラ2010は、各々が少なくとも$0.60の未割当部分を有する1組の券を決 定する。この組は、エントリー2204,2206,2208を含む。この組か ら、最小の未割当部分を有する宝くじ券が選ばれる。エントリー2204,22 06,2208のうちで、エントリー2208が最小の未割当部分($0.61 )を有する。従って、エントリー2208に対応する宝くじ券が選ばれて、そこ から$0.60部分が割り当てられる。 他の実施例では、顧客は、手作業によりまたはお得意様カードに記憶されてい る番号を通して取引時に券番号を彼自身で選んでよい。それらの券番号を含む1 枚または複数枚の宝くじ券が所得され(例えば、宝くじサーバー2012に対す る電子的要求によって)、発券データベース2030(図29)に追加され、そ れの一部分または複数部分がその顧客が購入した分割式宝くじ券に含まれるであ ろう。そのような実施例は、顧客が彼の好みのまたは「幸運の」番号を有する分 割式宝くじ券を得ることを可能にする。 一旦、分割式宝くじ券が決定すると、POS端末は、顧客のために、例えばレ シート上にその分割式宝くじ券の券表示を印刷する。印刷された券は、その顧客 がその表示された宝くじ券によって当選する任意の賞品の表示部分に登録されて いることの証明となる。そのような印刷された券は、それに対応する(I)分割 式宝くじ券識別子,(II)券番号,(III)その宝くじ券(単数または複数)の 割当部分(単数または複数),(IV)取引識別子および(V)それらの組合せに 基づく暗号化コードを含むことができる。そのような暗号化コードは、印刷され た券が変更されていないことを証明するために使用されるであろう。暗号化技術 については、1996年発行、ブルース・シュネイアー(Bruce schneier)著、 「応用暗号学:プロトコル,アルゴリズムおよびCによるソースコード」、第2 版に記述されている。当業者は、暗号化コードが暗号化アルゴリズムによって、 偽造者が当たり宝くじ券を表示するコードはもちろんのこと、有効なコードも生 成することができないように決定されることを理解するであろう。 印刷された券はまた、その表示された宝くじ券によって勝ち取られる任意の賞 品の表示部分に対する権利および資格をその顧客に譲渡する規定のような契約上 の記述を含むことができる。さらに、当業者には理解されるであろうように、抽 選日やその分割式宝くじ券の有効期限のような事項も印刷された券の上に含ませ ることができる。さらに、以上の情報の任意のものまたはすべてを表示するバー コードを印刷することによって、バーコードスキャナーを使用して情報の入力を 容易にすることも好ましいであろう。 図37を参照すると、宝くじ券の一部分を割り当てる方法2240は、金額を 決定することによって開始される(ステップ2242)。例えば、POS端末は 、釣り銭の額を計算し、その額を最も近い10セントに切り捨てるかもしれない 。POS端末は丸められた額を店舗コントローラに送信し、それによって、その 店舗コントローラはこの丸められた額となるべき金額を決定する。次に、店舗コ ントローラは、その金額価値に基づく部分を宝くじ券に割り当てる(ステップ2 244)。次に、店舗コントローラは、(I)その宝くじ券を同定する券識別子 と、(II)その宝くじ券の割当部分を同定する部分識別子とを出力する(ステッ プ2246)。例えば、店舗コントローラは、典型的には、券識別子および部分 識別 子をPOS端末に送信し、そのPOS端末は、上述したように、送信された識別 子に基づいて分割式宝くじ券を印刷する。店舗コントローラはまた、認証の目的 のために、例えば分割式券データベース2034(図29)に券識別子および部 分識別子を記憶する(ステップ2248)。 付加的宝くじ券取得 上述したように、宝くじ券の供給から宝くじ券の部分が割り当てられる。割当 の後で、宝くじ券が$0.00の未割当部分を有するであろうことは可能である 。言い換えれば、その宝くじ券の全体を割り当てて、その宝くじ券のそれ以上の 割り当てできる部分が残らないようにすることができる。 さらに、割当の後は、1枚の宝くじ券も、分割式宝くじ券に対する特別な要求 (または、予期される要求)を満足するに十分な未割当部分を持たないようにす ることもできる。例えば、宝くじ券の$0.35部分を割り当てる試みがあるか もしれないが、発券データベース2030(図29)に表されるどの宝くじ券も $0.35またはそれ以上の未割当部分を持たない。そのような状況では、複数 の宝くじ券から、部分を集めて$0.35と等しくなるように、部分を割り当て ることが可能であろう。しかし、多数のものから1つの部分を割り当てるよりも 、1枚の宝くじ券から1つの部分を割り当てる方が好ましいであろう。例えば、 顧客にとっては、複数組の券番号よりも、1組の券番号を追跡するほうが簡単で ある。 従って、宝くじ券の発行に対して追加的な宝くじ券を取得することが有利であ る。特に、商取引に不要な遅延を持ち込まないように、宝くじ券が必要とされる 前の時点で追加的な宝くじ券を取得する方が有利である。追加的な券は、宝くじ 券を入手するのに要する時間を減らすように所定の量で取得されるであろう。例 えば、30枚の券が一度に取得されるであろう。さらに、この所定の量は、現在 使用されているPOS端末の枚数のような基準に依存するであろう。追加的な宝 くじ券は、既知のように、州の宝くじから「クイック・ピック」券(ランダムに 選ばれた券番号を有する券)を購入することによって取得されるであろう。 一実施例では、店舗コントローラ2010(図28)は、所定のしきい値を超 える未割当部分を有する券の枚数を計数する。例えば、店舗コントローラ201 0は、$0.50を超える未割当部分を有する券の数を計数するであろう。その 数は第2の所定のしきい値と比較されて、その数が第2の所定のしきい値よりも 小さければ、1枚または複数枚の追加の宝くじ券が取得される。例えば、$0. 50を超える未割当部分を有する宝くじ券が10枚よりも少なければ、追加の宝 くじ券が取得される。 別の実施例では、店舗コントローラ2010(図28)は、必要とされる部分 以上の未割当部分を有する券の数を計数する。例えば、POS端末は店舗コント ローラから$0.40の分割式宝くじ券を要求するかもしれない。店舗コントロ ーラ2010は、それに対して、$0.40を超える未割当部分を有する券の数 を計数する。この数は所定のしきい値と比較されて、この数が所定のしきい値よ り小さければ1枚または複数枚の追加的な宝くじ券が取得される。例えば、$0 .40を超える未割当部分を有する宝くじ券が8枚よりも少なければ、追加の宝 くじ券が取得される。 別の実施例では、店舗コントローラ2010(図28)はすべての券の未割当 部分の合計を計算する。その合計が所定のしきい値よりも小さければ、追加の券 が取得される。例えば、その合計の残存未割当量が$10.00よりも小さけれ ば、30枚の追加券の1ブロックが取得される。 宝くじ券の部分払戻し 宝くじ券の供給を取得および管理する会社またはその他の団体は、チェックし て、当たり券かどうかを決定するであろう。そうであれば、会社は可能な限り早 期にその当たり券を賞品に交換することが好ましく、そうすれば、対応する分割 式宝くじ券を有するそれらの顧客に支払うためにその賞品を使用することができ るであろう。当たり券番号は、利用できるときに店舗コントローラ2010(図 28)に手作業で入力されるであろう。理想的には、店舗コントローラ10は、 各抽選日の当たり券番号を宝くじサーバー2012(図28)から受信するであ ろう。店舗コントローラはそれらの当たり券番号を当たり宝くじ券データベース 2036(図29)に記憶することができる。 図38を参照すると、当たり宝くじ券データベース2036は、それぞれが抽 選日の当たり券番号を定義するエントリー2260,2262,2264を含む 。 各エントリーには、(I)対応する抽選日2266と、(II)当たり券番号22 68と、(III)賞品2270とが含まれる。当たり宝くじ券データベース20 36は、有効で払い戻しできる分割式宝くじ券に対応するすべての抽選日のエン トリーを含むべきである。例えば、分割式宝くじ券がその対応する抽選日の後1 年までは払い戻しされるとすれば、少なくとも過去1年間の各抽選日のエントリ ーが記憶されるべきである。賞品2270は、例えば、すべての当たり券番号が 一致する場合に勝ち取られる賞品であろう。それ以上の賞品については各エント リー毎に規定されるであろう。例えば、6桁の当たり券番号のうち5桁だけが一 致するときの賞品も、同様に、各エントリーに規定してよい。 ある抽選日の当たり券番号が店舗コントローラ2010(図28)によって受 信されると、店舗コントローラ2010は、それらを当たり宝くじ券データベー ス2036に単に記憶し、顧客によって分割式宝くじ券が払い戻されるときにそ こにアクセスすることになる。しかし、店舗コントローラ2010はまた、どの 分割式宝くじ券が当たりの宝くじ券の部分を含むかを決定することもできる。次 に、分割式券データベース2034(図29)の対応する記録が修正されて、そ の分割式宝くじ券が当たり宝くじ券の部分を含むことが表示されるようになろう 。さらに、それらの分割式宝くじ券がお得意様カードを使用して購入されたもの であれば、対応する顧客も通知されるであろう。 図39を参照すると、お得意様データベース2038は、それぞれがお得意様 (商取引にお得意様カードを使用したことのある顧客)を定義するエントリー2 280,2282,2284,2286を含む。特に、各エントリーは、(I) そのお得意様を一意的に同定するためのお得意様番号2288と、(II)そのお 得意様の住所2290と、(III)そのお得意様の電話番号2292と、(IV) そのお得意様の名前2294と、(V)そのお得意様の電子メールアドレス22 96とを含む。そのような記憶情報で以て、お得意様は、郵便,電話,電子メー ルまたはその他の所望の通知形態で通知されるであろう。さらに、お得意様は、 彼らが次にお得意様カードを使用するときにPOS端末によって通知されるであ ろう。お得意様に通知という付加的恩恵を提供することは、顧客にお得意様にな るよう促す点で有利である。従って、それらの顧客はその会社をしばしば訪れる こ とを続ける可能性が高い。 分割式宝くじ券を払い戻すために、顧客は、好ましくは、彼が表示された賞品 の分け前を与えられる資格があることを示すために、印刷された券を提示する。 印刷された券は、それが有効で変更されていないことが確認される。例えば、印 刷された券が有効であれば、その印刷された券の上に刻印された分割式宝くじ券 識別子は、分割式券データベース中の1つの記録を表示する。次に、その記録は 、印刷された券上の対応する情報を表示すべきである。さらに、暗号化コードを 確認することができる。 図40を参照すると、分割式宝くじ券の払い戻しのための方法2300は、( I)宝くじ券を同定する券識別子と、(II)その宝くじ券の割当部分を同定する 部分識別子とを受け取ることによって、開始する(ステップ2302)。それら の識別子は、POS端末に1個または複数個の識別子を手作業で入力することに よって受信されであろう。識別子はそこから店舗コントローラ2010(図28 )に送信される。または、POS端末のバーコードスキャナーが、印刷された券 上のバーコードを読んで、そのバーコードを店舗コントローラ2010に送信し てもよい。入力された識別子またはバーコードは分割式宝くじ券の識別子の表示 であり、この表示は、対応する券識別子および部分識別子を分割式券データベー ス2034(図29)から取り出すために使用されるであろう。このように、店 舗コントローラは券識別子および部分識別子を受信する。 一旦識別子が受信されて、それによって1枚または複数枚の宝くじ券およびそ れの割当部分が同定されると、宝くじ券の賞品価値が決定されるであろう(ステ ップ2304)。上述したように、賞品価値は、当たり宝くじ券データベース2 036(図29)に記憶された当たり券番号と宝くじ券の券番号を比較すること で決定されるであろう。上述したように、その顧客に提供されるべき賞品の部分 はその宝くじ券の割当部分によって決まる。典型的には現金をキャッシュ・レジ スタから提供することによって、または、その顧客宛で発行される小切手を書く か印刷することによって、賞品のその部分が顧客に提供される(ステップ230 6)。 当たりの宝くじ券は、ゼロよりも大きい未割当部分を有するかもしれない。そ のような当たり宝くじ券は、顧客に支払われない賞品価値に関連する部分を有す るであろう。賞品のこの部分は、その代わりに、会社に保有されて、各種の顧客 を刺激する投資のために使われるであろう。例えば、保有される賞品価値の一部 は、分割的宝くじ券の形で(すなわち、$0.05の釣り銭で$0.50の分割 式宝くじを買う)顧客に戻されるであろう。 会社は、当たり券に特定の賞品価値を添えて提供することによって、さらなる 当たりを保有するかもしれない。例えば、顧客には「大当たり」(例えば、すべ て6桁の当たり券番号が一致)の分け前だけが提供される。任意のその他の賞品 が会社に保留される。もちろん、そのような制限は、広告や分割式宝くじ券に印 刷された情報によって顧客に説明されるであろう。 本発明はそれの好適実施例に関して説明されたが、当業者は本発明の精神およ び範囲から外れることなく、ここに説明するそれらの実施例に対して各種の置換 が行い得ることに気づくであろう。例えば、本発明は、賞品が当たる宝くじの他 に、多くのタイプのゲームにも適用できる。さらに、いくつかの実施例では、店 舗コントローラに記憶されるデータは、その代わりに、POS端末に記憶されて もよい。同様に、店舗コントローラによって実行される機能のいくつかはPOS 端末によって実行されてもよい。また、逆も可能である。 顧客に対して提供するためのアップセルを彼の購入品目から予め定義される関 係に従って決めるための方法および装置が提供される。そのような買物の品目と オファーするアップセルとの間の関係は、品目およびアップセルの両方を含む表 によって概念的に説明されれであろう。従って、表は、顧客の買物が特別な品目 を含むときにオファーするアップセルを定義する対応のデータベースを記述する 。 そのような表に基づく実施例は、特に、典型的な店舗マネージャが理解するこ とが易しい。例えば、ファーストフードレストランの店舗マネージャは、ハンバ ーガーおよび小フレンチフライを注文する顧客に提供できるアップセルにはどの ようなものがあるが知りたいであろう。店舗マネージャは、その表を検索して、 ハンバーガーおよび小フレンチフライに対応するエントリーを探すかもしれない 。そして、それらのエントリーから対応するアップセルを決定するかもしれない 。 そのような表に基づく実施例はまた、典型的な店舗マネージャが必要に応じて 調節することも易しい。例えば、店舗マネージャは、ハンバーガーおよび小フレ ンチフライを注文する非常に多数の顧客がまたデザートも魅力的であると思うだ ろうと判断するであろう。店舗マネージャは、そのとき、表(データベースを表 す)を修正して、ハンバーガーおよび小フレンチフライを含む買物に対してデザ ートのアップセルを定義する1つのエントリーを含めることができる。 アップセルはスペアの釣り銭と交換されるので、すべての顧客が同じアップセ ルに対して同じ価格を支払うことはない。例えば、顧客が$4.64の第1の購 入価格を有するとすれば、$5.00という丸められた価格($4.64を最も 近いドルに丸められた)の支払いと交換に特別なアップセルを提供してもよい。 顧客はそのアップセルに対して$0.36を支払うことになる。しかし、$4. 72の第2の購入価格を有する別の顧客は、同じアップセルを$5.00($4 .72を最も近くのドルに丸められた)で提供されてもよい。そうすれば、この 顧客は同じアップセルに対して$0.28を支払うことになろう。従って、アッ プセルは、単に売り出され、すべての顧客に固定された価格を有する製品ではな い。その代わり、アップセルは顧客毎に異なる額で購入されるであろう。その額 は購入価格を何らかの丸め倍数に丸める必要がある。 図41を参照すると、POS端末3010は、1台または複数台の従来のマイ クロプロセッサのようなプロセッサ3012を含む。プロセッサ3012は、磁 気的,光学的および/または半導体メモリの適当な組合せのようなデータ記憶装 置3014と通信する。プロセッサ3012および記憶装置3014はそれぞれ 、(I)単一のコンピュータまたはその他計算装置の内部に完全に含まれて位置 するか、(II)シリアルポートケーブル,電話線または無線周波数トランシーバ ーのような遠隔通信媒体によって互いに接続されているか、(III)それらの組 合せになっている。例えば、POS端末3010は、データベース維持のための 遠隔サーバーコンピュータに接続された1台または複数台のコンピュータを含む ことができる。 入力装置3016,プリンタ3018および表示装置3020はそれぞれ、プ ロセッサ3012と通信する。入力装置3016は、好ましくは、買物を表示す る信号のような入力信号をプロセッサ3012に送信するためのキーパッドを含 む。入力装置3016はまた、バーコードを読み取ってそれらのバーコードを表 現する信号をプロセッサ3012に送信するための光学的バーコードスキャナー を含むことができる。プリンタ3018は、紙またはその他の材料上に標印を登 録して、それによって、プロセッサ3012の命令のままにレシートを印刷する するためのものである。表示装置3020は、好ましくは、顧客およびPOS端 末3010を操作するレジ係に対して少なくともアルファベット数字文字を表示 するためのビデオモニターである。多くのタイプの入力装置,プリンタおよび表 示装置は、当業者に既知であり、ここで詳細に述べる必要はない。 記憶装置3014は、プロセッサ3012を制御するためのプログラム302 2を記憶する。プロセッサ3012は、プログラム3022の命令を実行し、そ れによって、本発明に従って、特に、ここに詳細に説明する方法に従って、動作 する。プログラム3022はさらに、入力装置3016,プリンタ3018およ び表示装置3020のようなコンピュータ周辺装置とプロセッサ3012がイン タフェースすることを許容する「デバイスドライバ」およびオペレーティングシ ステムのような必要となるプログラム要素を含む。適当なデバイスドライバおよ びその他必要なプログラム要素は、当業者に既知であり、ここで詳細に説明する 必要はない。 記憶装置3014はまた、(I)在庫データベース3024と、(II)可能な アップセル・データベース3026と、(III)アップセルオファー・データベ ース3028と、(IV)受け入れられたオファー・データベース3030とを記 憶する。データベース3024,3026,3028,3030は、以下に詳細 に説明され、添付図面に例示エントリーを添えて図示される。当業者には理解さ れるであろうように、ここに提供されるデータベースの模式図およびそれに付随 する説明は情報の記憶表現の配置例である。示された表の他に、多数のその他の 配置が採用されるであろう。同様に、図示されたエントリーは情報例を表してお り、当業者はエントリーの数および内容がここに示したものと異なることができ ることを理解するであろう。 図42を参照すると、POS端末3040の別の実施例は制御装置3042を 含んでおり、それは通信媒体3044を介してレシートおよび/またはクーポン を印刷するためのシステム3046と通信する。制御装置3042は、入力装置 3016(図41)および表示装置3020(図41)と通信するプロセッサ3 048を含む。印刷のためのシステム3046は、記憶装置3014(図41) およびプリンタ3018(図41)と通信するプロセッサ3050を含む。この 実施例で、制御装置3042はキャッシュ・レジスタでよく、また、システム3 046はキャッシュ・レジスタから受信されるデータに従ってクーポンを印刷す るための電子装置でよい。POS端末のその他の構成は当業者には理解されるで あろう。 図43を参照すると、図41の在庫データベース3024は、それぞれが購入 できる品目を定義するエントリー3100,3102,3104,3106,3 108,3110,3112,3114を含む。各エントリーは、(I)その品 目を一意的に同定する品目識別子3116と、(II)品目記述3118と、(II I)品目価格3120と、(IV)品目コスト3122とを含む。各エントリーに 対して、品目価格3120は、対応する品目に対して顧客が通常支払う価格を表 示しており、また、品目コスト3122はその品目の会社に対するコストを表示 する。従って、品目コスト3122は、例えば、その会社自体がその品目に対し て支払う価格であろう。いくつかの実施例では、在庫データベース3024はま た、各品目の利用可能な数量の表示を含む。 図44を参照すると、図41の可能なアップセル・データベース3026は、 それぞれが釣り銭と引き替えに顧客に対してオファーされるであろうアップセル を定義するエントリー3140,3142,3144,3146を含む。各エン トリーは、(I)そのアップセルを一意的に同定するアップセル識別子3148 と、(II)アップセル記述3150とを含む。 図45を参照すると、表3155はアップセルオファー・データベース302 8(図41)の一実施例を示す。表3155は、顧客の買物が特別な品目を含む ときにオファーするアップセルをそれぞれが定義するエントリー3160,31 62,3164,3166,3168,3170を含む。各エントリーは、(I )その買物に含まれる品目3172と、(II)オファーするアップセル3174 とを含む。例えば、買物が小フレンチフライおよび大コーラを含むならば、 エントリー3164はアップセル“D”をオファーすべきことを表示する。可能 なアップセル・データベース3026(図44)のエントリー3146によって 示されるように、アップセル“D”は小フレンチフライから大フレンチフライへ のアップグレードである。従って、顧客がこのオファーを受け入れれば、彼は大 フレンチフライおよび大コーラを受け取ることになる。 特別な買物に含まれる品目は、アップセルオファー・データベース3028の 1つより多いエントリーに対応するかもしれない。例えば、ハンバーガーおよび 小フレンチフライを含む買物はエントリー3160およびエントリー3162に 対応する。買物が1つより多いエントリーに対応すれば、1つのエントリーがラ ンダムに選ばれるかレジ係の指示に従って選ばれて、このエントリーに対応する アップセル(単数または複数)がその顧客に提供される。または、顧客はエント リーの内がら選ぶことを許されて、それによって、選ばれたエントリーに対応す るアップセル(単数または複数)を選ぶことができる。 アップセルオファー・データベース3028の1つのエントリーは1つより多 いアップセルを表示するかもしれない。例えば、エントリー3166は、ハンバ ーガー,大コーラおよび小フレンチフライを購入する顧客がアップセル“C”お よびアップセル“D”をオファーされることを表示する。同様に、エントリー3 168は、ハンバーガー,大コーラおよび中フレンチフライを購入する顧客がア ップセル“C”およびアップセル“C”(アップセル“C”を2つ)オファーさ れることを表示する。可能なアップセル・データベース3026(図44)のエ ントリー3144によって表示されるように、アップセル“C”はアップルパイ である。従って、顧客がこのオファーを受け入れれば、彼はハンバーガー,大コ ーラ,中フレンチフライおよびアップルパイ2個を受け取ることになる。 これら品目およびアップセル(単数または複数)の両方に対して顧客が支払う 丸められた価格は、購入価格を次に大きいドル額などの所定の倍数に切り上げる ことによって決定されであろう。または、アップセルオファー・データベース3 028は、次に説明するように、直接または間接的に丸められた価格を表示する こともできる。 図46を参照すると、表3180はアップセルオファー・データベース302 8(図45)の別の実施例を示している。表3180は、顧客の買物が特別な品 目を含むときにオファーするアップセルをそれぞれが定義するエントリー319 0,3192,3194,3196,3198,3200を含む。各エントリー は、(I)買物に含まれる品目3202と、(II)オファーするアップセル32 04と、(III)顧客がそのオファーを受け入れれば、その品目およびアップセ ルに対して課すべき丸められた価格3206とを含む。例えば、買物がハンバー ガー,大コーラおよび大フレンチフライを含み、また、アップセル“C”がオフ ァーされエントリー3200に従って受け入れられれば、エントリー3200は また、$5.00の丸められた価格がその顧客に課せられることを表示する。図 46に示された丸められた価格の例はそれぞれ1ドルの倍数であるが、丸められ た価格は、任意、例えば5ドルまたは25セントの値の倍数でもよい。 図47を参照すると、表3220はアップセルオファー・データベース302 8(図45)の別の実施例を示している。表3220は、顧客の買物が特別な品 目を含むときにオファーするアップセルをそれぞれが定義するエントリー322 2,3224,3226,3228,3230,3232を含む。各エントリー は、(I)その買物に含まれる品目3234と、(II)オファーするアップセル 3236と、(III)顧客がそのオファーを受け入れれば、購入価格に追加され るべきアップセル価格3238とを含む。好ましくは、アップセル価格は、対応 する購入価格に追加されるときに、結果の和がドルの倍数のような丸められた価 格となるようなものである。 図48を参照すると、表3250はアップセルオファー・データベース302 8(図45)の別の実施例を示している。表3250は、顧客の買物が特別な品 目を含むときにオファーするアップセルをそれぞれが定義するエントリー325 2,3254,3256,3258,3260,3262を含む。各エントリー は、(I)その買物に含まれる品目3264と、(II)オファーするアップセル 3266と、(III)顧客がそのオファーを受け入れれば、購入価格が丸められ るべき額を表示する丸め倍数3268とを含む。このように、購入価格が決定さ れて、次に、対応する丸め倍数に従って丸められて、丸められた価格が得られる であろう。例えば、エントリー3252,3254,3256,3258,32 6 0,3262はそれぞれ、購入価格が最も近いドルに丸められることを定義する 。 図49を参照すると、POS端末において補助的製品を提供するための方法3 280は、POS端末が買物中の品目を受信するときに開始される(ステップ3 282)。典型的には、各品目はバーコードを有し、それはバーコードスキャナ ーによって走査され、次に、それらの品目を表す信号をPOS端末がバーコード スキャナーから受信する。または、入力装置3016の各種のキーを押して、そ れらの品目を表す信号を生成してもよい。次に、POS端末はそれらの品目に基 づいてアップセルを決定する(ステップ3284)。アップセルを決定するため に、POS端末は、それらの品目に対応する1個または複数個の記録を決定し、 それによって、それらの記録の対応するアップセルを決定するために、アップセ ルオファー・データベース3028(図41)を検索する。 POS端末は、顧客がそれら品目およびアップセル(単数または複数)の両方 のために支払うであろう丸められた価格を決定する(ステップ3286)。上述 したように、丸められた価格は、購入価格を次に高いドル額のように、所定の倍 数に切り上げることによって決定されるであろう。他の実施例では、丸められた 価格はアップセルオファー・データベースから決定される。一実施例では、丸め られた価格はアップセルオファー・データベースの記録に基づいて決定されるか もしれない。例えば、図46に関して上で説明したように、アップセルオファー ・データベースの各エントリーは丸められた価格を含むことができる。図47に 関して上述したように、別の実施例では、アップセルオファー・データベースの 各エントリーは、丸め倍数を含み、また、購入価格は丸め倍数に従って丸められ て、丸められた価格を生成する。さらに別の実施例では、図48に関して上で説 明したように、アップセルオファー・データベースの各エントリーは、購入価格 に追加されて、丸められた価格を発生するアップセル価格を含んでもよい。 顧客は、丸められた価格と交換(購入)するそれらの品目およびアップセル( 単数または複数)のオファーを提供される(ステップ3288)。例えば、PO S端末は、アップtル(単数または複数)の名前のようなアップセル(単数また は複数)の表示を表示装置3020に出力する。顧客がそのオファーを受け入れ れば、要求された支払額がその丸められた価格に設定される。この要求された 支払額は、顧客に提供される製品と引き替えに支払うことが期待される金額であ る。要求された支払額から、プロセッサ3012(図41)は、例えば、その日 の終わりにPOS端末によって集められているべき合計金額を決定する。当業者 は、要求された支払額がデータ記憶装置3014に記憶されるのが普通であり、 例えば、その取引に対して1つの記憶された値であるか、取引に含まれる1個ま たは複数個の製品に対して支払うことが期待される金額にそれぞれ対応する複数 の値を含むことができることに気づくであろう。 顧客がそのオファーに応答し、その応答は、入力装置3016上のキーが押さ れるときにPOS端末によって受信されるか、当業者には既知のその他のやり方 で受信されるであろう(ステップ3290)。その応答がそのオファーの受入を 示していれば、それらの品目およびアップセル(単数または複数)がその丸めら れた価格と交換される(ステップ3292)。望むならば、POS端末は、品目 の利用可能な数量を記憶する表示に対して適当な修正を施して、それらの品目お よびアップセル(単数または複数)が売れたことを反映させる。POS端末はま た、そのオファーに対する応答を会計および市場調査分析のために記憶すること もできる。 出願人は、POS端末によって実行される補助的プロセスが顧客の商取引に遅 延をもたらすことと、それらの遅延がある状況では許容されるであろうこととを 認識している。例えば、処理中の顧客取引が数少ないときは、そのような遅延は 時間当たりの販売や時間当たりの利益のようなパフォーマンスの関連尺度に顕著 な影響を及ぼさない。 従って、活動性の低い間に補助的プロセスを実行し、活動性が高いときは補助 的プロセスを減らすか抑制することで、利益を上げることができる。そのような 利益の増大は、常に補助的プロセスを実行するか補助的プロセスを全く実行しな いPOS端末の利益を超えることができる。 本発明の一実施例では、POS端末は端末の活動率のような1個または複数個 の基準を測定して、その基準が所定のしきい値よりも小さければ、補助的プロセ スを実行する。別の実施例では、POS端末は、端末の活動率を測定して、その 活動率に従ってオファーのスケジュールを決定し、それによって、オファー・ス ケジュールに従って補助的製品のオファーを提供する。オファー・スケジュール は、時間の掛かるオファー(「オファー速度」の低いオファー)を低活動率の期 間に実行し、より迅速なオファー(「オファー速度」の高いオファー)をより高 活動率の期間に実行するように指定するであろう。 先に述べた親出願である出願番号第08/920,116号に述べられている ように、スペアの釣り銭をアップセルと交換するオファーを提供することは特に 好ましい。従って、本発明は、高いパフォーマンスレートを有するアップセルに 対するオファーを提供することを企図している。sらに、本発明は、オファー・ スケジュールに従って異なるアップセルに対するオファーを提供することを企図 している。 図50を参照すると、アイビーエムによって製造されたIBM“4683また はIBM“4693”でよいPOS端末4010は、1個または複数個の従来の マイクロプロセッサのようなプロセッサ4012を含む。プロセッサ4012は 、磁気的,光学的および/または半導体メモリの適当な組合せのようなデータ記 憶装置4014と通信する。プロセッサ4012および記憶装置4014はそれ ぞれ、(I)単一のコンピュータまたはその他の計算装置の内部に完全に含まれ ているか、(II)シリアルポートケーブル電話線または無線周波数トランシーバ ーのような遠隔通信媒体によって互いに接続されているか、(III)それらの組 合せとなっているであろう。例えば、POS端末4010は、データベースを維 持するための遠隔サーバーコンピュータに接続された1台または複数台のコンピ ュータを含むことができる。 入力装置4016は、買物を表示する信号のような入力信号をプロセッサ40 12に送信するためのキーパッドを含むことが好ましい。プリンタ4018は、 紙またはその他の材料上に標印を登録し、それによって、プロセッサ4012に 命令されるままにレシート,クーポンおよび引換券を印刷するためのものである 。表示装置4020は、好ましくは、顧客および/またはレジ係に少なくともア ルファベット数字文字を表示するためのビデオモニターである。多くのタイプの 入力装置,プリンタおよび表示装置は、当業者には既知であり、ここで詳細に説 明する必要はない。入力装置4016,プリンタ4018および表示装置402 0 はそれぞれ、プロセッサ4012と通信する。 センサー4022もまた、プロセッサ4012と通信する。センサー4022 およびプロセッサ4012は、例えば、店舗に入ってくる顧客の数やそのPOS 端末の付近にいる顧客の数を測定するために使用されるであろう。多くのその他 のタイプのセンサーは、当業者には既知であり、ここで詳細に説明する必要はな い。 記憶装置4014は、プロセッサ4012を制御するためのプログラム402 4を記憶する。プロセッサ4012は、プログラム4024の命令を実行して、 それによって、本発明に従って、特に、ここに詳細に説明する方法に従って、動 作する。プログラム4024はさらに、入力装置4016,プリンタ4018, 表示装置4020およびセンサー4022のようなコンピュータ周辺装置とのイ ンタフェースをプロセッサが取ることを可能とするために必要かもしれない「デ バイスドライバ」やオペレーティングシステムのようなプログラム要素を含む。 適当なデバイスドライバおよびその他の必要なプログラム要素は、当業者に既知 であり、ここで詳細に説明する必要はない。 図51は、図50のPOS端末の別の実施例を示しており、そこでは、制御装 置4028は、補助的プロセスを提供するシステム4032と通信媒体4030 を介して通信する。制御装置4028は、入力装置4016および表示装置40 20と通信するプロセッサ4034を含む。補助的プロセスを提供するためのシ ステム4032は、記憶装置4014,プリンタ4018およびセンサー402 2と通信するプロセッサ4036を含む。この実施例で、制御装置4028はキ ャッシュ・レジスタでよく、また、システム4032は、それに接続された、キ ャッシュ・レジスタから受信されるデータに従ってクーポンを印刷するための電 子装置でよい。POS端末4010のその他の構成は、当業者には理解されるで あろう。 図52を参照すると、補助的プロセスの動作を制御するための方法4040は 、POS端末4010の活動率のような1個または複数個の基準を測定する図5 0および図51のPOS端末4010で開始される(ステップ4042)。例え ば、POS端末4010は、時間当たりに完了した取引数(取引率),時間当た りに POS端末10を介して購入される品目数(品目販売率)または時間当たりの顧 客によって受け入れられるアップセル数(アップセル受入率)を測定するであろ う。POS端末4010は、センサー4022から受信される入力信号を通して 、店舗内の顧客数やPOS端末近辺にいる顧客数のような顧客数を測定するであ ろう。多くのその他のタイプの測定が、POS端末4010によって実行される であろう。 次に、POS端末4010は、測定された活動率やその他の基準に基づいて、 釣り銭と交換にアップセルを提供するといった補助的プロセスを実行するかどう かを決定する。一実施例では、POS端末4010は活動率を所定のしきい値と 比較する。そのようなしきい値はたくさんの方法で決定されるであろう(ステッ プ4044)。例えば、このしきい値は、所定の値(例えば、毎分3取引の割合 )または可変値(例えば、午後5時以降は毎分3取引で、その他は毎分2取引) でよい。時間帯および曜日のような多くの変数に基づいてしきい値を計算する多 くの方法が、当業者には理解されるであろう。 一旦しきい値が決まると、活動率が所定のしきい値と比較される(ステップ4 046)。1つの比較は、活動率がしきい値よりも小さいかどうかを決定するこ とである。例えば、POS端末4010は、最後の10分間に完了した取引の測 定数が毎10分当たりの7取引という所定のしきい値よりも小さいどうかを決定 する。 その比較が肯定(すなわち、測定された活動率がしきい値よりも小さい)であ れば、POS端末4010は補助的プロセスを実行する(ステップ4048)。 POS端末4010はプログラム4024の命令を実行することによって補助的 プロセスを実行するであろう。または、POS端末4010は、制御装置402 8(図51)からシステム4032に補助的プロセスを提供するための制御信号 を送ることによって、補助的プロセスを実行してもよい。そのような実施例では 、制御装置4028が、システム4032を許可するか停止するかを決定する。 例えば、活動率が所定のしきい値よりも大きければ、制御装置4028は、シス テム4032を停止し、また、活動率が所定のしきい値よりも小さければ、シス テム4032を許可するであろう。制御装置4028は、システム4032に適 当 な許可信号および停止信号を送信することによってそれを許可および停止するこ とができるであろう。そのような信号は制御信号でよく、それは、補助的プロセ スの実行を許可または停止するためだけに機能するか、システム4032によっ て使用するための付加的情報を含むデータ信号でもよい。別々になった許可およ び停止信号の代わりに、制御装置4028は、システム4032を許可されたモ ードと停止されたモードとの間でトグルさせる信号をシステム4032に送信す ることができる。 この代わりに、システム4032が「停止までは許可」でよいことを当業者は 理解するであろう。言い換えれば、制御装置4028は、補助的プロセスを実行 しないときにだけ停止信号を送信する必要があるだけであろう。システム403 2に停止信号が送信されないときは、システム4032は補助的プロセスを実行 するであろう(許可信号が受信されずとも)。同様に、システム4032は「許 可までは停止」であってもよい。言い換えれば、制御装置4028は、補助的プ ロセスを実行するときだけに許可信号を送信することでもよい。システム403 2に許可信号が送信されないときは、システム4032は補助的プロセスを実行 しないであろう(停止信号が受信されずとも)。 上述した方法4040の説明のように、POS端末は、活動率を測定して、そ の活動率が所定のしきい値よりも小さいかどうかを決定するであろう。そうであ れば、POS端末は、次に、本出願の親出願である、1997年8月26日付け 出願の、「販売地点端末で補助的製品を処理するための方法およびシステム」と 題する特許出願番号第08/920,116号に述べられているように、買物に 依存してアップセルを決定する。POS端末はさらに、買物に依存してアップセ ル価格を決定し、また、アッブセル価格と交換にアップセルを顧客に提供する。 上述した実施例において、POS端末4010は、補助的なプロセスが実行さ れるかどうかを決定する。他の実施例では、POS端末4010はさらに、測定 された活動率または他の基準に基づいて補助的プロセスを選択するであろう。例 えば、POS端末の活動率に依存して顧客に異なるタイプのオファーを提供する ことが好ましいかもしれない。特に、測定された活動率が低いときに、より時間 の掛かるオファーが提供されて、他方、測定された活動率が高いときは、より迅 速なオファーが提供される。 図53は、オファー・スケジュールを示す表4060であって、それは、当該 分野で既知のように、記憶装置4014に記憶されたデータベースとして組み込 まれる。表4060の各行は1つのエントリーを表し、また、各エントリーはそ の活動率においてオファーするアップセルを定義している。詳細には、各エント リーは、そのエントリーを一意的に同定する活動率識別子4062と、率または 率の範囲を記述する活動率4064と、その活動率でオファーするアップセル4 066とを含む。特許出願番号第08/920,116号に述べられているよう に、オファーするアップセル4066は、そのアップセルが受け入れられるまで 、一時に1つオファーされる2つまたはそれ以上のアップセルを含むことができ る。 毎15分当たりに8取引よりも小さい活動率に対応するエントリー4068は 、それらの(比較的小さい)活動率の間に付加的な製品をオファーすべきである ことを表示する。付加的製品のオファーは、一般に低い「オファー速度」を有す る。というのは、そのオファーが顧客によって受け入れられれば、付加的な製品 を取り出すためにレジ係が数秒間を要するからである。エントリー4070は、 毎15分当たりに8取引から15取引の間の活動率に対応して、それらの活動率 の間に「あなたの釣り銭を3倍に」クーポンをオファーすべきことを表示する。 典型的には、クーポンの印刷は付加的製品のオファーよりも高速である。クーポ ンのオファーは、このように、より高いオファー速度を有し、そのことがより高 い端末活動期間にクーポンがオファーされる理由である。エントリー4072は 、25分当たりで15取引を超える活動率のときに、オファーを提供すべきでな いことを表示する。 上記実施例は、POS端末が補助的プロセスの実行をどのように自動制御する かを説明する。そのような自動制御を時々中断するための方法および装置を提供 することはさらに望ましいであろう。POS端末の決定を手動で無効にすること を可能とすることは、補助的プロセスの動作により細かい制御を提供することに なるであろう。例えば、店舗マネージャは、POS端末がその時点で補助的プロ セスを実行してしなくても、補助的プロセスをテストしてみたいこともあるであ ろう。さらに、装置が正確にあてにできないとが、補助的プロセスを実行すべき でないという特別な状況もあるであろう。 図54を参照すると、装置4080は、オーバーライド信号回路4084およ び自動制御信号回路4086がら入力を受け取るオーバーライド決定マネージャ 4082を含む。オーバーライド信号回路4084は、POS端末との通信にお けるスイッチのように、オーバーライド信号を提供する装置である。オーバーラ イド信号回路4084は、入力装置4016(図50および図51)上の1個ま たは複数個のキーでよく、信号を送信および/または発生する別の装置でも構わ ない。自動制御信号回路4086は、上述したように、補助的プロセスの自動的 実行を制御するための制御信号を供給するPOS端末の一部である。オーバーラ イド決定マネージャ4082は、回路4084,4086からそれぞれオーバー ライド信号および制御信号を受信して、それらに依存して、補助的プロセスの実 行を制御するための「強調された制御」信号を発生する。強調された制御信号は 、補助的プロセスを実行するためのシステム4088に送信される。システム4 088は、図50のPOS端末4010の部品であるソフトウエア・モジュール でよく、図51の補助的プロセスを提供するためのシステム4032でもよい。 オーバーライド信号は、さもなければ自動制御信号回路4086からの制御信 号に従って発生するはずの補助的プロセスの実行を中断するために使用されるで あろう。次の表1を参照すると、示された真偽値表は、入力(オーバーライド信 号および制御信号)の関数として出力(強調された制御信号)を示している。表 1は、オーバーライド信号が2つの値の1つ(すなわち、0か1)を達成するよ うになった実施例を示している。しかし、当業者は、オーバーライド信号が2つ より多い値を達成できることを理解するであろう。 表1.オーバーライド決定マネージャ用の真偽値表 ここで、 自動制御を許可するためには、 オーバーライド信号=0 補助的プロセスを停止するためには、 オーバーライド信号=1 補助的プロセスを停止するためには、 制御信号=0 補助的プロセスを許可するためには、 制御信号=1 補助的プロセスを停止するためには、 強調制御信号=0 補助的プロセスを許可するためには、 強調制御信号=1 例えば、オーバーライド信号=1で制御信号=1のときは、ユーザーは、補助 的プロセスを許可する自動決定を無効にする。従って、強調制御信号=0であり 、補助的プロセスは停止される。 図55を参照すると、ネットワーク4100は、POS端末4104,410 6,4108と通信するサーバーコンピュータ4102を含む。サーバーコンピ ュータ4102は、上述したように、それ自身がPOS端末でよい。図55には 3個のPOS端末が示されているが、本発明の精神および範囲から外れることな く、任意の数のPOS端末がサーバーコンピュータと通信できるであろう。サー バーコンピュータ4102は、上述のプロセスの多くを、特に、1個より多いP OS端末で実行されるプロセスを実行することができる。例えば、サーバーコン ピュータ4102は、(I)POS端末4104,4106,4108のすべて か任意のものの活動率を測定し、(II)POS端末4104,4106,410 8のすべてか任意のもので補助的プロセスを提供するかどうかを決定し、(III )補助的プロセスを提供するための1個または複数個のシステムを許可または停 止させ、および/または、(IV)POS端末4104,4106,4108のす べてか任意のものにオーバーライド信号を送信する。サーバーコンピュータ41 02はまた、POS端末4104,4106,4108からデータを集めて、そ れによって、各POS端末が実行するプロセスについての情報を集めることがで きる。例えば、各POS端末は、それ自身の活動率を測定して、測定された活動 率を表す信号をサーバーコンピュータ4102に送信することができる。次に、 サーバーコンピュータ4102は、POS端末のネットワーク4100について 全体的な活動率を決定することができる。 測定された活動率は、例えば、使用中のPOS端末の数(取引を処理中の)か 使用中のPOS端末の割合でよい。活動率に基づいて、サーバーコンピュータ4 102は、各POS端末で補助的プロセスを実行することを許可するかどうかを 決定するであろう。または、サーバーコンピュータ4102は、POS端末のう ちのどれを使ってその補助的プロセスを実行するかを決定してもよい。 図56は、POS端末のネットワークについてオファー・スケジュールを示す 表4120を示す。表4120の各行は1つのエントリーを表しており、各エン トリーは1つの活動率に対してオファーするアップセルを定義している。表41 20で用いる活動率は、複数の端末のうちでどれが使用中であるかに基づいてい る。各エントリーは、そのエントリーを一意的に同定する活動率識別子4122 と、率または率の範囲を記述する活動率4124と、その活動率でオファーする アップセル4126とを含む。例えば、すべてのPOS端末のうちで50%より 少ないものが使用中である場合に対応するエントリー4128は、3つの製品を オファーすべきであり、顧客が1つを選ぶべきことを表示する。エントリー41 30,4132,4134も同様に、異なる活動率でオファーすべきアップセル を記述している。上述したように、次々にオファーされるようなマルチアップセ ルのようなより時間の掛かるアップセルは、より低い活動率の期間にオファーさ れるであろう。 本発明は、買物がPOS端末で処理される前に顧客がアップセルを選択するこ とを可能とする。従って、顧客は、拒否されるかもしれない、POS端末でシス テムが選んだアップセルをオファーされる必要がない。本発明は、このように、 POS端末での時間を節約する。選ばれたアップセルはまた、その購入価格が丸 められるべき額を表示するので、さらに時間の節約になる。 会社が古い年を経た在庫を有していれば、釣り銭の代わりにその在庫を選べる ようにすることは有利であろう。顧客は、在庫を一掃するように働き、従って、 さもなければ在庫を処分するために必要であるコストが節約できる。 図57を参照すると、アイビーエムによって製造されたIBM“4683”ま たはIBM“4693”でよいPOS端末5010は、1個または複数個の従来 のマイクロプロセッサのようなプロセッサ5012を含む。プロセッサ5012 は、磁気的,光学的および/または半導体メモリの適当な組合せのようなデータ 記憶装置5014と通信する。プロセッサ5012および記憶装置5014はそ れぞれ、(I)単一のコンピュータまたはその他の計算装置の内部に完全に含ま れているか、(II)シリアルポートケーブル,電話線または無線周波数トランシ ーバーのような遠隔通信媒体によって互いに接続されているか、(III)それら の組合せになっているであろう。例えば、POS端末5010は、データベース を維持するための遠隔サーバーコンピュータに接続された1台または複数台のコ ンピュータを含むことができる。 入力装置5016は、好ましくは、買物を表示する信号のような入力信号をプ ロセッサ5012に送信するためのキーパッドを含む。入力装置5016はまた 、バーコードを読み取ってそれらバーコードを表す信号をプロセッサ5012に 送信するための光学的バーコードスキャナーを含んでもよい。プリンタ5018 は、紙またはその他の材料上に標印を登録し、それによって、プロセッサ501 2に命令されるままにレシート,クーポンおよび引換券を印刷するためのもので ある。表示装置5020は、好ましくは、顧客および/またはレジ係に少なくと もアルファベット数字文字を表示するためのビデオモニターである。多くのタイ プの入力装置,プリンタおよび表示装置は、当業者には既知であり、ここで詳細 に説明する必要はない。入力装置5016,プリンタ5018および表示装置5 020はそれぞれ、プロセッサ5012と通信する。 記憶装置5014は、プロセッサ5012を制御するためのプログラム502 2を記憶する。プロセッサ5012は、プログラム5022の命令を実行して、 それによって、本発明に従って、特に、ここに詳細に説明する方法に従って、動 作する。プログラム5022はさらに、入力装置5016,プリンタ5018お よび表示装置5020のようなコンピュータ周辺装置とのインタフェースをプロ セッサ5012が取ることを可能とするために必要かもしれない「デバイスドラ イバ」やオペレーティングシステムのようなプログラム要素を含む。適当なデバ イスドライバおよびその他の必要なプログラム要素は、当業者に既知であり、こ こで詳細に説明する必要はない。 記憶装置5014はまた、(I)在庫データベース5024と、(II)丸めコ ード・データベース5026と、(III)取引データベース5028とを記憶す る。 データベース5024,5026,5028は、以下で詳細に説明され、添付図 面に例示エントリーを添えて図示される。当業者には理解されるであろうように 、ここに提供されるデータベースの模式図およびそれに付随する説明は情報の記 憶表現の配置例である。示された表の他に、多数のその他の配置が採用されるで あろう。同様に、図示されたエントリーは情報例の表現であり、当業者はエント リーの数および内容がここに示したものと異なることができることを理解するで あろう。 図58は、POS端末5010の別の実施例を示しており、そこでは、制御装 置5029は、アップセルのオファーを提供するためのシステム5032と通信 媒体5030を介して通信する。制御装置5029は、入力装置5016および 表示装置5020と通信するプロセッサ5034を含む。オファーを提供するた めのシステム5032は、記憶装置5014およびプリンタ5018と通信する プロセッサ5036を含む。この実施例で、制御装置5029はキャッシュ・レ ジスタでよく、また、システム5032はキャッシュ・レジスタから受信される データに従ってクーポンを印刷するための電子装置でよい。POS端末5010 のその他の構成は、当業者には理解されるであろう。 図59を参照すると、ネットワーク5040は、POS端末5044,504 6,5048と通信するサーバー5042を含む。サーバー5042は、POS 端末5044,5046,5048からのデータ記憶およびそれらへのデータ送 信の動作を命令する。サーバー5042は、上述したように、それ自身がPOS 端末であってもよく、1台または複数台のPOS端末と通信できる別の計算装置 でもよい。図59には3台のPOS端末が示されているが、本発明の精神および 範囲から外れることなく、任意の数のPOS端末がサーバー5042と通信でき るであろう。POS端末5044,5046,5048の各々は、同じ店舗内に 、1つのチェーン店の異なる店舗内に、または、その他の場所に、位置すること ができるであろう。サーバー5042は、次に述べるプロセスの多くを、特に1 個より多いPOS端末で実行されるプロ七スを実行することができる。サーバー 5042はさらに、POS端末5044,5046,5048によって共有され るべき在庫データベース5024(図57)のようなデータを記憶することがで き る。 図60を参照すると、在庫データベース5024は、それぞれが在庫データベ ース5024の1つのエントリーを表す行5032,5033,5034,50 35,5036,5037,5038を含む。各エントリーは、売ることのでき る在庫の品目を定義する。詳細には、各エントリーは、(I)そのエントリーを 一意的に同定する品目識別子5040と、(II)在庫の品目を説明する記述50 42と、(III)品目の価格5044と、(IV)その品目が消費税(または、そ の他の税)の課税対象であるかどうかを表示する課税状態5046とを含む。在 庫データベース5024は、当該分野では既知のように、購入価格を決定するた めにアクセスされる。例えば、買物の各品目は、POS端末によって読み出され るバーコードを含んでいるであろう。そのバーコード識別子に対応する各品目の 価格は、それに従って在庫データベース5024から決定される。品目価格の和 とそれに課税される任意の適当な税とで購入価格が決まる。 図61を参照すると、丸めコード・データベース5026は、それぞれが丸め コード・データベース5026の1つのエントリーを表す行5050,5052 ,5054を含む。各エントリーは丸めコードを定義する。特に、各エントリー は、(I)そのエントリーを一意的に同定する丸めコード識別子5056と、( II)購入価格をそれへ丸めるべき額を表示する丸め倍数5058と、(III)ア ップセルがその釣り銭額の代わりに購入されなければ、対応するアップセルのた めに支払う固定価格を表示する固定価値5060とを含む。例えば、エントリー 5050に対応する、“567”で識別される丸めコードは、$1の丸め倍数を 有する。このように、買物が丸めコード“567”を有するアップセルを含んで いれば、対応する購入価格は次に高いドル額(すなわち、$7.38から$8. 00へ)に丸められるであろう。各アップセルの丸め倍数をそのアップセルの固 定価格に等しく設定することは、顧客にとって有利であり、また、簡単である。 アップセルは、顧客がアクセス可能であり、顧客が彼らの買物の品目を選ぶよ うにアップセルを選択することを許容する。各アップセルは丸めコードを有して おり、それは、そのアップセルに取り付けられた接着性のラベル上に印刷された バーコードから決定可能である。例えば、書店にはPOS端末に近くに位置する 1組の箱があるであろう。各箱には数冊の本が入っており、それぞれにバーコー ドが付いている。顧客は、1つの箱から1冊の本を選び、それを彼の購入したい 品目と一緒にPOS端末に持っていく。POS端末の光学的バーコードスキャナ ーが、その本のバーコードを読み取り、また、購入する品目のバーコードを読み 取る。 バーコードの代わりに、各アップセルが、対応する丸めコードの別の表示を含 むこともできる。例えば、第1の箱の中の各々の本には緑の接着性ラベルが取り 付けられており、第2の箱の各々の本には青の接着性ラベルが取り付けられてい るかもしれない。そのような実施例では、緑の接着性ラベルが第1の丸めコード を表し、また、青の接着性ラベルが第2の丸めコードを意味することになるであ ろう。次に、レジ係またはその他のPOS端末オペレータは、ボタンを押すかそ の他の方法で、POS端末がその丸めコードを表すデータを受信するようにする 。 同じ丸めコードを有するアップセルを一緒にグループ化することは有利である 。例えば、第1の箱は、それぞれが第1の丸めコードを有する複数の本を含む。 第2の箱は、それぞれが第2の丸めコードを有する複数の本を含む。第1の箱の どれかの本がアップセルとして選ばれれば、購入価格は第1の倍率に丸められる であろう(例えば、最も近い$5)。同様に、第2の箱から選ばれた任意の本は 、購入価格を第2の倍数(例えば、最も近い$10)に丸められるようにする。 図62を参照すると、在庫データベース5024および丸めコード・データベ ース5026は、1つの買物の複数の品目と1つのアップセルのために支払うべ き金額を決定するために使用される。表5080,5082はそれぞれ、取引識 別子“12345678”によって同定される取引に対応するデータを表す。従 って、表5080,5082は、取引データベース5028(図57)に記憶さ れたデータを表す。典型的には、取引データベース28は、複数のそのような取 引を表すデータを含むであろう。 表5080は、その取引に含まれる1個または複数個の品目を表し、また、表 5082は、その取引に含まれる1個または複数個のアップセルを表す。表50 80は、それぞれが購入する品目のタイプを定義するエントリー5084,50 86を含む。各エントリーは、(I)図60の品目識別子5040に対応する品 目識別子5088と、(II)その品目の数量5090と、(III)図60の価格 5044に対応する、その品目の各ユニットの価格5092と、(IV)その品目 の各ユニットの税込み価格5094とを含む。その品目の税込み価格は、対応す る価格5092と、図60の課税状態5046(これは、その品目が消費税また はその他の税の課税対象であるかどうかを表示する)と、税率5096とから決 定されるであろう。当業者は容易に理解するように、税率5096は、例えば、 データベースとして、または、プログラム5024の変数として、記憶装置50 14(図57)に記憶されるであろう。各品目の税込み価格が加算されて、税込 み価格の小計5098が得られる。税込み価格の小計5098は、その取引にア ップセルが含まれなければ課されるであろう価格である。 表5082は、その取引に含まれるアップセルを定義するエントリー5100 を含む。エントリー5100は、(I)図61の丸めコード識別子5056に対 応する丸めコード識別子5102と、(II)図61の丸め倍数に対応する丸め倍 数5104と、(III)図61の固定価値5060に対応する固定価値5106 とを含む。エントリー5100の丸め倍数は、値$5を有し、税込み価格の小計 5098が次に高い倍数$5に丸められるべきであることを示す。従って、値$ 26.20を有する税込みの小計5098は、次に高い倍数$5へ丸められて、 値$30を有する丸め価格5108を得る。 図63は、取引に関するさらに別の情報を表す表5120を示す。このような 情報は、本発明の特定の実施例では、取引データベース5028(図57)に記 憶されるであろう。表5120は、それぞれが取引に関するさらなる情報を定義 するエントリー5122,5124を含む。各エントリーは、(I)その取引を 一意的に同定する取引識別子5126と、(II)その取引が発生した日付512 8と、(III)その取引が発生した時刻と、(IV)その取引が発生したPOS端 末を示すPOS端末識別子5132と、(V)その取引から得られる収入513 4とを含む。表5120で表される情報は、例えば、時間とともに発生する収入 のパターンを決定するために使用されるであろう。 図64は、上述したデータベースを使用して、アップセルと1個または複数個 の品目とを含む買物に対する丸められた価格を決定する方法5150を示す。P OS端末は買物の各品目についてのコードを受信する(ステップ5152)。例 えば、バーコードスキャナーが、各品目上に刻印されたバーコードを読み出して 、そのバーコードを表示する信号を発生する。POS端末はまた、アップセルの ための丸めコードを受信する(ステップ5154)。当業者は理解するように、 丸めコードは、品目コード受信の前、その時および後に受信されることが理解さ れるであろう。すべてのコードが受信された後、POS端末は品目コードから購 入価格を決定する(ステップ5156)。図62に関連して上で説明したように 、購入価格は、各品目の税込み価格を加算することで決定される。POS端末は 、丸めコード・データベース5026(図57)にアクセスすることによって、 丸めコードから丸め倍数を決定する(ステップ5158)。丸め倍数に基づいて 、POS端末は、購入価格を丸めて、丸められた価格を得る(ステップ5160 )。丸められた価格は、それら品目およびアップセルと交換に支払うべき価格で ある。 上述した実施例では、1つの買物に1つのアップセルが含まれていた。しかし 、1つの買物に複数のアップセルを含めることもできるであろう。そのような実 施例では、1つのアップセルを釣り銭と交換して売り、残りのアップセルを固定 価格で売ることができる。図61に関して説明したように、各丸めコードは固定 価格と丸め倍数との両方を有する。このように、各々のアップセルに対して固定 価格が決定されるであろう。 図65は、丸めコード付きの複数のアップセルを含む買物に対する丸められた 価格を決定するための方法5180を示す。POS端末は、買物中の各品目に対 するコードを受信し(ステップ5182)、複数のアップセルの各々に対する丸 めコードも受信する(ステップ5184)。上述したように、購入価格は品目コ ードから決定される(ステップ5186)。 丸めコードの1つが選ばれて(ステップ5188)、それの丸め倍数が決定さ れる(ステップ5190)。この選択は、選ばれた丸めコードと選ばれなかった 丸めコードの組とを決定する。選ばれなかった丸めコードの組は、1つの丸めコ ードを含むかもしれないし(2つの丸めコードがあれば)、2つ以上の丸めコー ドを含むかもしれない。どの丸めコードを選ぶかの選択は、異なる基準に基づい ているであろう。一実施例では、POS端末は、最も小さい(最小の)丸め倍数 を有する丸めコードを選ぶ。すなわち、POS端末は、各々の選ばれなかった丸 めコードのどの丸め倍数よりも大きくない丸め倍数を選ぶ。例えば、丸め倍数$ 5,$5および$10という対応の丸め倍数を有する3つの丸めコードがあれば 、はじめの2つの丸めコード($5の丸め倍数を有するもの)が選ばれるであろ う。 一旦、丸めコードが選ばれると、残りの(選ばれなかった)丸めコードの各々 の固定価格が決定される(ステップ5192)。上述したように、固定価格は丸 めコード・データベース5026(図57および図61)から決定できる。これ らの固定価格は、ステップ5186において決定された購入価格に加えられ、そ れによって、増額された価格が生成される(ステップ5194)。この増額され た価格は、ステップ5190で決定された丸め倍数に基づいて丸められて、丸め られた価格が生成される(ステップ5196)。この丸められた価格が、買物に 含まれる複数の品目およびアップセルと交換される。当業者は、ステップ519 6がステップ5194の後ではなくて前に実行してもよいことを理解するであろ う。 図66を参照すると、表5210および表5212はそれぞれ、取引識別子“ 12345671”によって同定される取引に対応するデータを表す。従って、 表5210および表5212は、取引データベース5028(図57)に記憶さ れるデータを表す。図62の表5080と類似の表5210は、取引に含まれる 1個または複数個の品目を表しており、また、図62の表5082と類似の表5 212は、取引に含まれるアップセルを表している。表5210は、それぞれが 購入する品目のタイプを定義するエントリー5214,5216を含む。税込み の小計5218および税率5220は、図62に関して上で説明したのと同じよ うに機能する。 表5212は、それぞれが取引中に含まれるアップセルを定義するエントリー 5222,5224,5226を含む。表5082(図62)と同じように、表 5212の各エントリーは、(I)図61の丸めコード識別子5056に対応す る丸めコード識別子5228と、(II)図61の丸め倍数5058に対応する丸 め倍数5230と、(III)図61の固定価値5060に対応する固定価値52 32とを含む。上述したように、丸め倍数を定義するために1つのアップセルが 選 ばれて、残りのアップセルは税込みの小計に加えられる固定価格を有する。上述 した実施例に従って、図66によって説明した例の中で、最小の丸め倍数を有す るアップセルが選ばれる。そのようなアップセルは、それぞれ$1の丸め倍数を 有するエントリー5224,5226によって定義されるどちらかのアップセル でよい。従って、残る2つのアップセルは固定価格$1および固定価格$10を 有する。 表5234はアップセルの固定価格の利用を表す。残りの(選ばれなかった) アップセルの固定価格の和である付加的アップセル固定価格5236は、$11 である。このように、付加的アップセル5238との小計価格は$26.20と $11との和で、それは$37.20である。この小計価格は、選ばれたアップ セルの丸め倍数($1)に従って丸められて、$38.00という丸められた価 格5240を発生する。 本発明の別の実施例では、各アップセルは、対応する「最小価格」を有するこ とができて、それは税込み小計価格と丸め価格との最小の差である。例えば、税 込み小計価格が$4.98で、対応する丸め倍数が$5.00であれば、丸めら れた価格は、通常は、$5.00となるであろう($0.02だけ追加)。しか し、そのアップセルに対する最小価格が$2.00であれば、$7.00の丸め られた価格が発生する($4.98+$2.00を最も近いドルに切り上げる) 。 1個または複数個のPOS端末が顧客に提供されるオファーを制御するため、 高いパフォーマンス・レートを有するオファーが提供されるようになる。本発明 は、顧客に一群のオファーを提供し、それらのオファーのパフォーマンス・レー トを評価することによって最良のオファーを決定する。これと対照的に、オファ ーをランダムまたは手作業で(人間が)選ぶことでは、最良のオファーを決定す ることができそうにない。さらに、本発明は、オファーを選択する仕事に関して マネージャまたはその他の従業員を支援する。 オファーのパフォーマンス・レートの評価を継続することによって、顧客に提 供されるオファーは最高のパフォーマンスを示すものであり続ける。嘗て魅力的 であったオファーのパフォーマンス・レートが低下すれば、それを他のより高い パフォーマンスを示すオファーと置き換えることができる。 本発明はさらに、顧客に対して見えるオファーをランダムなものとすることが できる、というのは、POS端末が異なる時点で異なるオファーを提供するのが 普通であるからである。これは翻って、顧客がそのオファーシステムを彼らの都 合のよいように操作することを困難にすることができる。 図67を参照すると、アイビーエムによって製造されたIBM“4683”ま たはIBM“4693”でよいPOS端末6010は、1個または複数個の従来 のマイクロプロセッサのようなプロセッサ6012を含む。プロセッサ6012 は、磁気的,光学的および/または半導体メモリの適当な組合せのようなデータ 記憶装置6014と通信する。プロセッサ6012および記憶装置6014はそ れぞれ、(I)単一のコンピュータまたはその他の計算装置の内部に完全に含ま れているか、(II)シリアルポートケーブル,電話線または無線周波数トランシ ーバーのような遠隔通信媒体によって互いに接続されているか、(III)それら の組合せになっているであろう。例えば、POS端末6010は、データベース を維持するための遠隔サーバーコンピュータに接続された1台または複数台のコ ンピュータを含むことができる。 入力装置6016は、好ましくは、買物を表示する信号のような入力信号をプ ロセッサ6012に送信するためのキーパッドを含む。プリンタ6018は、紙 またはその他の材料上に標印を登録し、それによって、プロセッサ6012に命 令されるままにレシート,クーポンおよび引換券を印刷するためのものである。 表示装置6020は、好ましくは、顧客および/またはレジ係に少なくともアル ファベット数字文字を表示するためのビデオモニターである。多くのタイプの入 力装置,プリンタおよび表示装置は、当業者には既知であり、ここで詳細に説明 する必要はない。入力装置6016,プリンタ6018および表示装置6020 はそれぞれ、プロセッサ6012と通信する。 記憶装置6014は、プロセッサ6012を制御するためのプログラム602 2を記憶する。プロセッサ6012は、プログラム6022の命令を実行して、 それによって、本発明に従って、特に、ここに詳細に説明する方法に従って、動 作する。プログラム6022はさらに、入力装置6016,プリンタ6018, および表示装置6020のようなコンピュータ周辺装置とのインタフェースをプ ロセッサ6012が取ることを可能とするために必要かもしれない「デバイスド ライバ」やオペレーティングシステムのようなプログラム要素を含む。適当なデ バイスドライバおよびその他の必要なプログラム要素は、当業者に既知であり、 ここで詳細に説明する必要はない。 記憶装置6014はまた、(I)在庫データベース5024と、(II)取引デ ータベース6026と、(III)パフォーマンス・レート・データベース602 8とを記憶する。データベース6024,6026,6028は、以下で詳細に 説明され、添付図面に例示エントリーを添えて図示される。当業者には理解され るであろうように、ここに提供されるデータベースの模式図およびそれに付随す る説明は情報の記憶表現の配置例である。示された表の他に多数のその他の配置 が採用されるであろう。同様に、図示されたエントリーは情報例の表現であり、 当業者は、エントリーの数および内容がここに示したものと異なることができる ことを理解するであろう。 図68は、POS端末6010の別の実施例を示しており、そこでは、制御装 置6028は、アップセルのオファーを提供するためのシステム6032と通信 媒体6030を介して通信する。制御装置6028は、入力装置6016および 表示装置6020と通信するプロセッサ6034を含む。オファーを提供するた めのシステム6032は、プリンタ6018および記憶装置6014と通信する プロセッサ6036とを含む。この実施例で、制御装置6028はキャッシュ・ レジスタでよく、また、システム6032は、キャッシュ・レジスタから受信さ れるデータに従ってクーポンを印刷するための電子装置でよい。POS端末60 10のその他の構成は当業者には理解されるであろう。 図69を参照すると、ネットワーク6040は、POS端末6044,604 6,6048と通信するサーバ−6042を含む。サーバー6042は、POS 端末6044,6046,6048からのデータ記憶およびそれらへのデータ送 信の動作を命令する。サーバー6042は、上述したように、それ自身がPOS 端末であるか、1台または複数台のPOS端末と通信できる別の計算装置でもよ い。図69には3台のPOS端末が示されているが、本発明の精神および範囲か ら外れることなく、任意の数のPOS端末がサーバー6042と通信できるであ ろ う。POS端末6044,6046,6048の各々は、同じ店舗内に、1つの チェーン店の異なる店舗内に、または、その他の場所に、位置することができる であろう。サーバー6042は、次に述べるプロセスの多くを特に1個より多い POS端末で実行されるプロセスを実行することができる。サーバー6042は さらに、オファーのデータベース6024のようなデータを記憶することができ る。 図70を参照すると、表6060はオファーのデータベース6024(図67 )の一実施例を示す。表6060は、それぞれ顧客に対して提供されるべきオフ ァーを記述するエントリー6062,6064,6066,6068を含む。表 6060は任意の数のエントリーを含むことができることを当業者は理解するで あろう。エントリー6062,6064,6066,6068はそれぞれ、(I )そのオファーを一意的に指示するオファー識別子6070と、(II)そのオフ ァーを説明するオファー記述6072と、(III)提供者に対するそのオファー のコスト6074と、(IV)オファー頻度6076とを含む。オファー頻度60 76は、オファーが提供されるときに、対応するそのオファーが提供された回数 の平均割合を示す。例えば、エントリー6062,6064,6066,606 8はそれぞれ、25%のオファー頻度を有しており、従って、オファー6062 ,6064,6066,6068はそれぞれ、平均してほぼ4回に一度の割合で 顧客に提供されるであろう。 図71を参照すると、取引データベース6026(図67)の記録6090は 、POS端末識別子6092によって同定されるPOS端末において実行される 取引を定義する。取引データベース6026(図67)は、典型的には、記録6 090のような複数の記録を含んでおり、その各々が異なるPOS端末で実行さ れる取引を定義している。記録6090は、それぞれが1つの取引を記述するエ ントリー6094,6096,6098を含む。当業者は、記録6090が任意 の数のエントリーを含むことができることを理解するであろう。エントリー60 94,6096,6098はそれぞれ、(I)1つの取引を一意的に指示する取 引識別子6100と、(II)取引の日付6102と、(III)取引の時刻610 4と、(IV)購入された品目,購入価格および/または顧客の同定などのその取 引の詳 細を記述する購入記述6109と、(V)その取引の間に提供されるオファーを 表示するオファー識別子6108と、(VI)そのオファーが受け入れられたかど うかの表示と、(VII)そのオファーを受け入れた顧客によって生じた収入61 12とを明記する。 図72を参照すると、フローチャート6120は、1台または複数台のPOS 端末で提供されるオファーを制御するための方法を示す。オファーは、オファー のデータベース6024(図67)に従って顧客に提供される(ステップ612 2)。表6060(図70)に関して上述したように、各オファーは、その対応 するオファーが提供されるはずの回数の平均割合を表示するオファー頻度を含む 。このように、オファーのデータベース6024は、どのオファーを顧客に提供 すべきかを示し、また、それらのオファーが提供される頻度を示す。 例えば、POS端末6010(図67)(または、ネットワーク化された実施 例では図69のサーバー6042)は、オファーが提供される度に0から1の間 で乱数を発生することができる。次に、その乱数および図70に示されたオファ ー頻度に従って、1つのオファーが選ばれるであろう。0.00と0.25との 間の乱数はオファー“A”に対応し、また、0.26と0.50との間の乱数は オファー“B”に対応する。オファー“C”およびオファー“D”についても同 様である。 または、POS端末6010またはサーバー6042は、最初のシリーズの取 引では第1のオファーを提供し、次に続くシリーズの取引で後続のオファーを提 供することもできる。取引シリーズの大きさ(シリーズの中の取引件数)は、表 6060(図70)のオファー頻度に従って選ばれるであろう。例えば、表60 60(図70)によって指定されるオファーはそれぞれ、等しいオファー頻度( 25%)を有する。従って、エントリー6062によって定義される最初のオフ ァー“A”は、最初のシリーズの10件の取引の間に顧客に提供され、また、エ ントリー6064,6066,6068によって定義される残りの3つのオファ ーはそれぞれ、10件ずつの後続の取引シリーズ中で提供できる。4つのオファ ーがあり、各オファーが40件の取引中に10回だけ顧客に提供されるので、各 オファーは25%の頻度を有する。 別の実施例では、複数のPOS端末がそれぞれ、異なるオファーを顧客に提供 してもよい。例えば、第1のPOS端末は最初のシリーズの100件の取引の間 に第1のオファーを提供でき、第2のPOS端末は1つのシリーズの100件の 取引の間に第2のオファーを提供できる。従って、第1のオファーおよび第2の オファーは両方とも、頻度50%(100/(100+100)=0.50=5 0%)を有することになる。 ステップ6122で一旦オファーが顧客に提供されると、POS端末6010 またはサーバー6042は、各オファーのパフォーマンス・レートを計算する( ステップ6124)。パフォーマンス・レートは、受入率または利益率のような 任意の測定されたおよび/または計算された量でよい。多くのその他のパフォー マンス・レートが当業者には理解されるであろう。各オファーのパフォーマンス ・レートは、一日の終わりのように所定の間隔で、または、所定の回数のオファ ーが顧客に提供された後で、計算されるであろう。 受入率は、次式に従って計算されるであろう。 受入率=受け入れられた回数/提供された回数 提供された回数は、特定のオファーが顧客に提供された回数である。同様に、受 け入れられた回数は、その提供されたオファーが顧客によって受け入れられた回 数である。提供された回数および受け入れられた回数の両方は、取引データベー ス6026(図67)に記憶されたデータから決定されるであろう。高い受入率 を有することが好ましいのが普通であり、理想的には、オファーは100%の受 入率を有する。しかし、オファーの受入率は100%よりも小さくなりがちであ る。 図73を参照すると、表6140はパフォーマンス・レート・データベース6 028(図67)の実施例を示している。この実施例で、パフォーマンス・レー ト・データベース6026は、上述したように、受入率のデータを記憶するよう に構成されている。表6140は、それぞれが顧客に提供される1つのオファー について記述するエントリー6142,6144,6146,6148を含む。 当業者は、表6140が任意の数のエントリーを含むことができることを理解す るであろう。エントリー6142,6144,6146,6148はそれぞれ、 (I)そのオファーを一意的に指定するためのオファー識別子6150と、(II )受け入れられた回数6152と、(III)提供された回数6154と、(IV) そのオファーの受入率6156とを明記する。表6140は、このように、その オファーが最も高いパフォーマンス・レートを有するかどうかを決定するために 使用されるであろう。 利益率は、次式に従って計算できるオファーの1つのパフォーマンス・レート である。 利益率=(収入−コスト)/提供された回数 収入は、そのオファーを受け入れる顧客によって得られる収入額である。コスト は、そのオファーを受け入れる顧客から発生するコストである。提供された回数 は、特定のオファーが顧客に提供された回数である。 図74を参照すると、表6170はパフォーマンス・レート・データベース6 028(図67)の別の実施例を示している。この実施例で、パフォーマンス・ レート・データベース6026はオファー当たりの平均利益を記憶するように構 成されている。表6170は、それぞれが顧客に提供される1つのオファーにつ いて記述するエントリー6172,6174,6176,6178を含む。当業 者は、表6170が任意の数のエントリーを含むことができることを理解するで あろう。エントリー6172,6174,6176,6178はそれぞれ、(I )そのオファーを一意的に指定するためのオファー識別子6180と、(II)受 け入れられた回数6182と、(III)提供された回数6184と、(IV)受け 入れられたオファー当たりに得られた平均収入6186と、(V)受け入れられ たオファー当たりに得られた平均利益6188と、(VI)オファー当たりに得ら れた平均利益6190とを明記する。 当業者は、受け入れられた回数182と提供された回数6184と平均収入6 186とが取引データベース6026(図67)に記憶されたデータから決定で きることを理解するであろう。例えば、図71の記録6090を再び参照すると 、POS端末#7では、オファー識別子6108から分かるように、オファー“ A,オファー“B”およびオファー“C”がそれぞれ一度ずつ提供されている。 受け入れられたオファー6110フィールドに示されるように、オファー “B”およびオファー“C”はそれぞれ、一度受け入れられる。同様に、オファ ー“A”,オファー“B”およびオファー“C”に関して得られる収入はそれぞ れ、$0.00,$0.50および$0.78である。各オファーに関する平均 収入は、各オファーからの合計の収入をそれが提供された回数で割ることで得ら れる。 受け入れられたオファー当たりの平均利益6188は、平均収入6186から オファー当たりのコスト(図70のコスト6074)を差し引くことによって決 定されるであろう。最後に、上で定義した利益率であるオファー当たりの平均利 益6190は、受け入れられたオファー当たりの平均利益6188にそのオファ ーの受入率を乗ずることで決定されるであろう。上述したように、そのオファー の受入率は、受け入れられた回数6182を提供された回数6184で除するこ とで決定される。 再び図72を参照すると、オファーのパフォーマンス・レートが計算された後 で(ステップ6124)、POS端末6010またはサーバー6042は、パフ ォーマンス・レートに基づいて、オファーのデータベース6024に対する修正 を決定する(ステップ6126)。各オファーは、そのオファーの計算されたパ フォーマンス・レートに従って、異なるオファ一頻度で、または、不連続でも、 提供されるであろう。下記に述べるように、より高いパフォーマンス・レートを 備えるオファーは、顧客に提供され続け、より高いオファー頻度で提供されるの が普通である。同様に、低いパフォーマンス・レートを備えるオファーは、より 低いオファー頻度で提供されるのが普通で、全く提供されなくなることもあろう 。 一実施例では、所定のしきい値よりも大きいパフォーマンス・レートを有する オファーのみが顧客に提供され続ける。1個または複数個のオファーが提供され なくなれば、各オファーの頻度は次に述べるように変更しなければならない。 図75は、停止するオファーの選択を示す。表6200は、パフォーマンス・ レート・データベース6028(図67)の実施例に記憶されるデータを示して いる。各オファーに対して、オファー識別子6202および受入率6204があ る。10%というしきい値6206は、表6200のどのオファーを提供し続け るかを定義する。特に、エントリー6208,6210によって定義されるオフ ァー(オファー“A”およびオファー“B”)は、10%よりも大きい受入率を 有しており、従って、提供され続けるであろう。これと対照的に、エントリー6 212,6214で定義されるオファー(オファー“C”およびオファー“D” )は、10%より小さい受入率を有しており、従って、停止されるであろう。 表6216は、オファーのデータベースの実施例6024(図67)に記憶さ れるデータを示している。図70に関して上で説明したように、各オファーはオ ファー識別子6218およびオファー頻度6220を有する。オファー“C”お よびオファー“D”は停止されてしまったので、それらの対応するオファー頻度 は0%である。提供され続けるオファー“A”およびオファー“B”のオファー 頻度はそれに従って変わる。オファー頻度は、それらが互いに等しくなる(それ ぞれ50%)ように変更されるであろう。または、オファー頻度は、それらの互 いの関係に従って、次のように変更してもよい。 Fnew:Fold/Ftotal ここで、 Fnewは、新しいオファー頻度である。 Foldは、変更前のオファー頻度である。 Ftotalは、停止されないオファーについてのFoldの和である。 図75で、オファー“A”のオファー頻度“58%”は、停止されないオファー のオファー頻度から計算された。 58%=20.4%/(20.4%+14.8%) オファー“B”のオファー頻度“42%”も同様に計算された。 42%=14.8%/(20.4%+14.8%) 当業者は、オファーのオファー頻度を変更するためにはその他の方法もあること を理解するであろう。 別の実施例では、所定の数の最も高いパフォーマンスを示すオファーが顧客に 提供され続ける。残りのオファーは、あっても提供されない。図76は、この実 施例におけるオファー停止の選択を示す。表6240は、パフォーマンス・レー ト・データベースの別の実施例6028(図67)に記憶されるデータを示す。 各オファーに対して、オファー識別子6242およびオーダー当たりの平均利益 6244がある。“3”というしきい値が、提供され続けるであろう、表624 0中の最も高いパフォーマンスを示すオファーの数を定義する。特に、エントリ ー6248,6250,6252によって定義されるオファー(オファー“A” ,オファー“B”およびオファー“C”)は、オーダー当たりの平均利益に関し て上位3つのオファーであり、従って、提供され続けるであろう。これと対照的 に、エントリー6254によって定義されるオファー(オファー“D”)は停止 されるであろう。 表6256は、オファーのデータベースの実施例6024(図67)に記憶さ れるデータを示す。上述したように、各オファーはオファー識別子6258およ びオファー頻度6260を有する。オファー“D”が停止されたので、対応する オファー頻度は0%である。オファーされ続けるオファー“A”,オファー“B ”およびオファー“C”のオファー頻度は、これに従って変化する。オファー頻 度は、それらが互いに等しくなるように(それぞれ33・1/3%)変更される であろう。または、オファー頻度は、上で説明したように、それらの互いの関係 に従って変更することもできる。 一旦オファーが停止されると、それを将来のある時点で再び利用できるように することが好ましい。例えば、1つのオファーが乏しいパフォーマンス・レート のために停止された後でも、顧客の味覚のような条件は変わり得る。従って、停 止されたオファーをオファーのデータベース6024(図67)に保存し続け、 オファーが所定の期間以上を経過して停止された後で、それのパフォーマンス・ レートをもう一度評価することは有利であろう。停止されたオファーは、その対 応するパフォーマンス・レートが評価されるように、ランダムに選ばれたまたは 所定のオファー頻度を与えられるであろう。 さらに、ある状況では、オファーが停止された後で1つのオファーのみを提供 し続けることがある。このオファーのパフォーマンス・レートを評価して、過去 の期間のそのオファーのパフォーマンス・レートを比較する。パフォーマンス・ レートが以前の期間のそれよりも低下していれば、そのオファーは停止され、置 き換えられるであろう。代替として、別の(停止されている)ランダムに選ばれ たまたは所定のオファー頻度がオファーに与えられて、対応するパフォーマンス ・レートを評価できるようにする。 いくつかの実施例では、特定のオファーのオファー頻度が、それらのオファー に対して計算されたパフォーマンス・レートに関わらず、変更されないことが好 ましい場合もある。例えば、高い価値のオファーが非常に低いオファー頻度を有 することがある。従って、そのオファーは、数少ない顧客が受け取ることのでき る賞品として働くことができる。従って、釣り銭の代わりにそのような高い価値 のオファーを与えることのコストが負担になることはまれであるが、会社を頻繁 に訪れる顧客に提示される広告としては役立つ。 図77を参照すると、図70の表6060と類似した表6300は、オファー のデータベース6024(図67)の別の実施例を示す。表6300は、それぞ れが顧客に提供されるべきオファーを記述するエントリー6302,6304, 6306,6308を含む。エントリー6302,6304,6306,630 8はそれぞれ、(I)そのオファーを一意的に指示するオファー識別子6310 と、(II)そのオファーを説明するオファー記述6312と、(III)提供者に 対するそのオファーのコスト6314と、(IV)オファー頻度6316と、(V )固定された頻度表示6318とを含む。固定された頻度表示6318は、上述 したように、対応するオファー頻度がそのオファーのパフォーマンス・レートに 基づいて変更されるかどうかを表示する。例えば、エントリー6308は1%の オファー頻度を含む。このオファーは比較的高い価値($50ギフト証明)を有 するので、それは、しばしば、多分常に、受け入れられるであろう。しかし、こ のオファーの高い値($50のギフト証明)は、より頻繁にオファーすることを 不利益とする可能性がある。従って、そのオファーの頻度は1%に固定される。 本発明はそれの好適実施例に関して説明されたが、当業者は気づくであろうが 、本発明の精神および範囲から外れることなく、ここに述べた実施例に対して各 種の置換を行い得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/12 341 G07G 1/12 341A 361 361Z 1/14 1/14 // A63F 3/08 A63F 3/08 Z (31)優先権主張番号 08/920,116 (32)優先日 平成9年8月26日(1997.8.26) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/045,036 (32)優先日 平成10年3月20日(1998.3.20) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/045,084 (32)優先日 平成10年3月20日(1998.3.20) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/045,347 (32)優先日 平成10年3月20日(1998.3.20) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/045,386 (32)優先日 平成10年3月20日(1998.3.20) (33)優先権主張国 米国(US) (31)優先権主張番号 09/045,518 (32)優先日 平成10年3月20日(1998.3.20) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 ジョラシュ,ジェームズ,エイ. アメリカ合衆国,コネチカット,スタンフ ォード,フォレスト ストリート 25,ア パートメント 5ジー (72)発明者 ジンダル,サンジェイ,ケイ. アメリカ合衆国,コネチカット,ウィルト ン,ビリッジ ウォーク 52 (72)発明者 アンデルッシイ,ディーン アメリカ合衆国,コネチカット,リッジフ ィールド,プロスペクト リッジ ロード 19―8

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 宝くじデータ処理システムと、 商売情報を記憶する記憶装置を含むコントローラであって、前記宝くじデータ 処理システムから宝くじ情報を受信するのに適合化されたコントローラと、 該コントローラに接続された、前記受信された宝くじ情報に従って商取引およ び宝くじ取引を実行する少なくとも1つのPOS端末とを含み、 該POS端末が、商売および宝くじ情報を記録媒体に記録するレコーダを含む 、 システム。 2. 前記コントローラが、前記宝くじデータ処理システムと本質的に実時間で 通信する、請求項1記載のシステム。 3. 前記記憶装置が、前記宝くじデータ処理システムから受信された、ランダ ムに選ばれた宝くじ券番号を含む宝くじ情報を記憶する、請求項1記載のシステ ム。 4. 前記POS端末が、顧客が選んだ宝くじ番号を入力するのに適合化されて おり、 前記コントローラが、前記顧客が選んだ宝くじ番号を前記宝くじデータ処理シ ステムに送信するのに適合化されており、 前記コントローラが、暗号化された認証コードと宝くじ取引を実行するための 許可とを前記宝くじデータ処理システムから受信するのに適合化されている、 請求項2記載のシステム。 5. 前記コントローラが、店舗ネットワークサーバーである、請求項1記載の システム。 6. 宝くじ取引を実行する方法であって、 宝くじ取引および商取引の両方を実行するのに適合化されたPOS端末におい て前記宝くじ取引を開始するステップと、 前記宝くじ取引が開始されたことを、前記POS端末に接続された1つのPO Sコントローラに前記POS端末から通信するステップと、 前記POSコントローラと通信するのに適合化された宝くじデータ処理システ ムと前記POSコントローラとの間の通信を確立するステップと、 前記宝くじデータ処理システムから前記POSコントローラに宝くじ情報を送 信するように要求するステップと、 前記宝くじデータ処理システムで前記宝くじ情報を発生するステップと、 前記宝くじ情報を前記宝くじデータ処理システムから前記POSコントローラ を経由して前記POS端末に送信するステップと、 前記POS端末によって前記宝くじ情報を記録媒体に出力するステップと、 を含む、方法。 7. 前記発生するステップが、ランダムに選ばれた宝くじ番号と暗号化された 認証コードとを含む宝くじ情報を発生するステップを含む、請求項6記載の方法 。 8. 前記出力するステップが、前記宝くじ取引および商取引に関する情報を有 する販売レシートを含む記録媒体を出力するステップを含む、請求項6記載の方 法。 9. 顧客が選んだ宝くじ番号を前記POS端末に入力するステップと、 前記顧客が選んだ宝くじ番号を前記宝くじデータ処理システムに送るステップ と、をさらに含み、 前記発生するステップが、前記顧客が選んだ宝くじ番号を使用して前記宝くじ 取引を完了させるための許可と前記顧客が選んだ宝くじ番号に関する暗号化され た認証コードとを含む宝くじ情報を発生するステップを含む、 請求項6記載の方法。 10.全価格宝くじ券の割合の表示を前記POS端末に入力するステップと、 前記表示を前記宝くじデータ処理システムに送るステップと、をさらに含み、 前記発生するステップが、分割式宝くじ券取引に対する許可を含む宝くじ情報 を発生するステップを含む、 請求項6記載の方法。 11.CPUと該CPUに接続されたメモリとを含む宝くじコントローラを含み 、 該宝くじコントローラが、商取引情報を記憶する記憶装置を含む少なくとも1 つの遠隔コントローラと通信するのに適合化されており、 前記宝くじコントローラが、前記遠隔コントローラから宝くじ情報に対する要 求を受信するとともに、それに応答して前記遠隔コントローラに前記宝くじ情報 を送信するの適合化されており、 前記宝くじコントローラの前記メモリが、前記CPUによって実行されるのに 適合化された、前記宝くじ情報に対する要求を処理し、前記要求された宝くじ情 報を発生し、前記要求された宝くじ情報を記憶するために前記メモリ内にデータ ベースを維持するプログラムを含む、 宝くじデータ処理システム。 12.前記メモリ内の前記プログラムが、ランダムに選ばれた宝くじ番号の少な くとも1つのグループと前記遠隔コントローラに送信するための暗号化された認 証コードとを含む宝くじ情報を発生するのに適合化されている、請求項11記載 のシステム。 13.前記宝くじコントローラが、顧客が選んだ宝くじ番号の少なくとも1つの グループを前記遠隔コントローラから受信するのに適合化されている、請求項1 1記載のシステム。 14.前記メモリ内の前記プログラムが、前記宝くじ情報に対する要求に関する 宝くじ取引を完了させるための許可と前記遠隔コントローラに送信するための顧 客が選んだ宝くじ番号の前記グループに関する暗号化された認証コードとを含む 宝くじ情報を発生するのに適合化されている、請求項13記載のシステム。 15.前記宝くじコントローラおよびPSTNに接続されたIVRUをさらに含 み、 前記宝くじコントローラが、前記IVRUを介して前記PSTNからアルファ ベット数字コードを受信するのに適合化されており、 前記メモリ内の前記プログラムが、 前記メモリ内の前記データベースを検索して、前記アルファベット数字コード と一致する記憶された暗号化認証コードを探し、一致が見つかれば、前記アルフ ァベット数字コードを解読して、前記IVRUを介して前記PSTNに第1のメ ッセージを送信し、そうでなければ、前記IVRUを介して前記PSTNに第2 のメッセージを送信するのにさらに適合化されている、 請求項12記載のシステム。 16.前記宝くじネットワーク・コントローラおよびPSTNに接続されたIV RUをさらに含み、 前記宝くじコントローラが、前記IVRUを介して前記PSTNからアルファ ベット数字コードを受信するのに適合化されており、 前記メモリ内の前記プログラムが、 前記メモリ内の前記データベースを検索して、前記アルファベット数字コード と一致する記憶された暗号化認証コードを探し、一致が見つかれば、前記アルフ ァベット数字コードを解読して、前記IVRUを介して前記PSTNに第1のメ ッセージを送信し、そうでなければ、前記IVRUを介して前記PSTNに第2 のメッセージを送信するのにさらに適合化されている、 請求項14記載のシステム。 17.前記第1のメッセージが、前記暗号化されたアルファベット数字コードに 基づく情報を含む、請求項15記載のシステム。 18.前記第2のメッセージが、一致が見つからなかったことの表示を含む、請 求項15記載のシステム。 19.前記第1のメッセージが、前記アルファベット数字コードが当たり宝くじ 券からのものであるかどうかに関する表示を含む、請求項15記載のシステム。 20.CPUと該CPUに接続されたメモリとを含む宝くじコントローラを使用 して宝くじ情報に対する要求を処理する方法であって、前記メモリが、前記CP Uによって実行されるのに適合化された、宝くじ情報要求を処理するためのプロ グラムを含む、方法であって、 宝くじ券取引および商取引を実行するの適合化されたデータ処理システムから 宝くじ情報に対する要求を受信するステップと、 前記宝くじ情報に対する要求に基づいて宝くじ情報を発生するステップと、 前記メモリ内に前記宝くじ情報を記憶するステップと、 宝くじ券取引および商取引を実行するのに適合化されたデータ処理システムに 前記宝くじ情報を送信するステップと、 を含む、方法。 21.宝くじ券要求を処理するための方法であって、 少なくとも1つの宝くじ券に対する要求を受信するステップと、 前記宝くじ券のために使用されるべきランダムに選ばれた番号を発生するステ ップと、 前記ランダムに選ばれた番号を含む認証コードを発生するステップと、 前記認証コードを暗号化するステップと、 前記ランダムに選ばれた番号および前記暗号化された認証コードを記憶装置に 記憶するステップと、 前記ランダムに選ばれた番号および前記暗号化された認証コードを出力するス テップと、 を含む、方法。 22.前記受信するステップでの前記要求が、分割式宝くじ券に対するものであ る、請求項21記載の方法。 23.コンピュータ読取り可能媒体に記憶された、宝くじ券取引を処理するコン ピュータ実行可能プロセス・ステップであって、 宝くじ券要求を受信するステップと、 ランダムに選ばれた宝くじ番号を発生するステップと、 前記ランダムに選ばれた宝くじ番号に基づいて認証コードを発生するステップ と、 前記認証コードを暗号化するステップと、 前記ランダムに選ばれた宝くじ番号と前記暗号化された認証コードとを記憶装 置に記憶するステップと、 前記ランダムに選ばれた宝くじ番号と前記暗号化された認証コードとを出力す るステップと、 を含む、コンピュータ実行可能プロセス・ステップ。 24.前記受信するステップにおける前記宝くじ券要求が、分割式宝くじ券に対 するものである、請求項23記載のコンピュータ実行可能プロセス・ステップ。 25.宝くじ券取引および商取引を実行するシステムであって、 商売情報および宝くじ情報を記憶する記憶装置を含むPOSコントローラと、 宝くじデータ処理システムと通信するのに適合化された前記POSコントロー ラと、 宝くじ情報に対する要求を前記宝くじデータ処理システムに送信するとともに 、それに応答して前記宝くじデータ処理システムから前記要求された宝くじ情報 を受信するのにさらに適合化された前記POSコントローラと、 前記POSコントローラに接続された、前記受信された宝くじ情報に従って商 取引および宝くじ取引を実行する少なくとも1つのPOS端末と、 該POS端末に接続された、前記商取引および宝くじ取引に関するレシートを 発行するレコーダであって、前記レシートが、前記宝くじデータ処理システムか らの前記宝くじ情報を含む、レコーダと、 を含む、システム。 26.商売情報を記憶する記憶装置を含むPOSコントローラに接続されたPO S端末を使用して宝くじ券取引および商取引を実行する方法であって、 少なくとも1枚の宝くじ券を購入する要求を含む、購入すべき複数の品目に関 する取引を前記POS端末において開始するステップと、 宝くじ券情報に対する要求を前記POS端末に入力するステップと、 前記宝くじ券情報に対する要求を前記POSコントローラに送信するステップ と、 前記要求された宝くじ券情報を前記POSコントローラから前記POS端末で 受信するステップと、 前記宝くじ券情報および前記商取引を記録媒体に記録するステップと、 を含む、方法。 27.前記要求された宝くじ券情報を前記POSコントローラの前記記憶装置に 記憶するステップをさらに含む、請求項26記載の方法。 28.CPUおよび該CPUに接続された記憶装置を含むPOSコントローラと 、 宝くじ取引および商取引を実行することができる、少なくとも1つのPOS端 末から前記宝くじ情報に対する要求を受信するのに適合化された前記POSコン トローラと、 宝くじ情報を発生することのできる宝くじデータ処理システムに前記宝くじ情 報に対する要求を通信するとともに、それに応答して前記要求された宝くじ情報 を受信するのにさらに適合化された前記POSコントローラと、 前記CPUによって実行されるのに適合化された、前記POS端末からの前記 宝くじ情報に対する前記要求を処理するプログラムを含む前記POSコントロー ラ内の前記記憶装置と、 を含む、データ処理システム。 29.CPUと該CPUに接続された記憶装置とを含み、前記CPUによって実 行されるのに適合化された、宝くじ券要求を処理するプログラムを含むPOSコ ントローラを使用して宝くじ券要求を処理する方法であって、 宝くじ取引および商取引を実行するPOS端末からの宝くじ情報に対する要求 を受信するステップと、 前記宝くじ情報に対する要求に基づいて宝くじ情報を発生することのできる宝 くじデータ処理システムに前記要求を送信するステップと、 前記宝くじデータ処理システムから前記宝くじ情報を受信するステップと、 前記宝くじ情報を前記POS端末に送るステップと、 を含む、方法。 30.宝くじ取引および商取引を実行するのに適合化されたPOS端末と、 POSコントローラと通信するのに適合化された前記POS端末と、 前記POSコントローラに宝くじ情報に対する要求を送信するとともに、前記 POSコントローラから前記要求された宝くじ券情報を受信するのに適合化され た前記POS端末と、 記録媒体に前記商取引および宝くじ取引を記録するレコーダを含む前記POS 端末と、 を含む、取引処理装置。 31.宝くじデータ処理システムと通信するのに適合化されたPOSコントロー ラに接続されたPOS端末を使用して宝くじ券取引および商取引を実行する方法 であって、 少なくとも1枚の宝くじ券を購入する要求を含む、購入すべき複数の品目に関 する取引を前記POS端末で開始するステップと、 前記POS端末に宝くじ情報に対する要求を入力するステップと、 暗号化された認証コードを含む宝くじ情報を前記POS端末で受信するステッ プと、 記録媒体に前記宝くじ情報および前記商取引を記録するステップと、 を含む、方法。 32.前記入力するステップが、ランダムに選ばれた宝くじ番号を含む宝くじ情 報に対する要求を入力するステップを含み、 前記受信するステップが、前記ランダムに選ばれた宝くじ番号と前記暗号化さ れた認証コードとを受信するステップを含む、 請求項31記載の方法。 33.前記入力するステップが、特定の顧客の選んだ宝くじ番号が要求されてい る前記宝くじ情報の少なくとも一部として使用されることを要求するステップを 含む、請求項31記載の方法。 34.前記開始するステップにおける前記要求が、分割式宝くじ券に対するもの である、請求項31記載の方法。 35.前記受信された宝くじ情報が、分割式宝くじ券取引を実行するための許可 を含む、請求項34記載の方法。 36.宝くじ券を購入する方法であって、 少なくとも1枚の宝くじ券および少なくとも1つの商売品目の購入を要求する ステップと、 前記宝くじ券を構成する、前記商売品目の購入に関する情報を含む記録媒体を 受信するステップと、 を含む、方法。 37.前記要求するステップにおいて要求された前記宝くじ券が、分割式宝くじ 券である、請求項36記載の方法。 38.宝くじ券を購入する方法であって、 商売の1品目の購入を要求するステップおよび購入価格を超えて前記購入のた めの金額を支払うステップと、 前記購入価格を超えて前記購入のために支払われる金額を分割価値宝くじ券の 購入に充てるように命令するステップと、 前記分割価値宝くじ券を構成する、前記商売の品目の購入に関する情報を含む 記録媒体を受信するステップと、 を含む、方法。 39.記憶装置を含む宝くじ中央コントローラを使用して宝くじ券を認証する方 法であって、 前記宝くじ券に関する第1の情報を受信するステップと、 前記第1の情報が前記記憶装置に記憶された第2の情報と等価であるかどうか を決定するステップであって、前記第2の情報が複数の認証された宝くじ券に関 連している、ステップと、 等価なものが見つからなければ、一致が見つからなかったことを表示する第1 のメッセージを出力するステップと、 一致が見つかれば、前記第1の情報に対して解読操作を実行するステップと、 前記解読操作に基づいて第2のメッセージを出力するステップと、 を含む、方法。 40.前記受信された第1の情報が、暗号化された認証コードを含む、請求項3 9記載の方法。 41.前記受信するステップが、PSTNに接続されたIVRUを介して前記第 1の情報を受信するステップを含む、請求項39記載の方法。 42.前記受信するステップが、別のデータ処理システムから前記第1の情報を 受信する捨ステップを含む、請求項39記載の方法。 43.前記第2のメッセージが、前記宝くじ券が当たり宝くじ券であるかどうか についての報告を含む、請求項39記載の方法。 44.前記解読操作が、前記暗号化された認証コードを解読するステップを含み 、 前記第2のメッセージが、前記解読された認証コードに基づく情報を含む、 請求項40記載の方法。 45.宝くじ券情報,商取引情報および暗号化認証コードが記録された記録媒体 を含む、レシート。 46.前記宝くじ券情報が、分割式宝くじ券を含む、請求項45記載のレシート 。 47.宝くじ券取引および商取引を実行するのに適合化されたPOS端末と、 前記POS端末に付随する、購入すべき少なくとも1つの品目とその品目に対 して支払う金額とに関する情報を前記POS端末に入力する入力装置と、 前記品目に対して支払われる金額に基づいて釣り銭の額を計算するのに適合化 された前記POS端末と、 前記計算された釣り銭の額の値に等しい額の宝くじ券の購入に前記釣り銭の額 を当てることによって前記POS端末に宝くじ券取引を実行させる駆動可能部分 を含む前記入力装置と、 前記商取引と前記計算された釣り銭の額で購入された額の宝くじ券とを記録媒 体に記録するレコーダを含む前記POS端末と、 を含む、取引処理システム。 48.前記購入された額の宝くじ券が、分割式宝くじ券を含む、請求項47記載 の取引処理システム。 49.販売地点端末で買物のアップセルを決定する方法であって、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 前記アップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生するステップ と、 前記選択信号が前記アップセルの選択を表示していれば、前記切上げ額を前記 アップセルと交換するステップと、 を含む、方法。 50.前記選択信号が釣り銭の選択を表示していれば、 第2のアップセルを同定するステップと、 前記第2のアップセルと釣り銭との間の選択を表示する第2の選択信号を発生 するステップと、 前記第2の選択信号が前記第2のアップセルの選択を表示していれば、前記切 上げ額を前記第2のアップセルと交換するステップと、 をさらに含む、請求項49記載の方法。 51.乱数を発生するステップをさらに含み、 前記第2のアップセルを同定するステップが、前記乱数が所定の範囲の値内に あるときだけ実行される、 請求項50記載の方法。 52.引換券を印刷するステップを、さらに含む、請求項49記載の方法。 53.識別子データベースを維持するステップと、 一意的な識別子を発生するステップと、 前記一意的な識別子を前記識別子データベースに記憶するステップと、 前記一意的な識別子を前記引換券に印刷するステップと、 をさらに含む、請求項52記載の方法。 54.前記購入の日付に依存する日付識別子を発生するステップと、 前記引換券に前記日付識別子を印刷するステップと、 をさらに含む、請求項52記載の方法。 55.オファーされたアップセルのデータベースを維持するステップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記切上げ額を記憶するステ ップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記アップセルを記憶するス テップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記選択信号を記憶するステ ップと、 をさらに含む、請求項49記載の方法。 56.前記オファーされたアップセルのデータベースに前記購入の日付を記憶す るステップをさらに含む、請求項55記載の方法。 57.前記アップセルが、ゲーム・エントリーを含む、請求項49記載の方法。 58.ゲーム・データベースを維持するステップと、 一意的な識別子を発生するステップと、 前記一意的な識別子を前記ゲーム・データベースに記憶するステップと、 前記切上げ額を前記ゲーム・データベースに記憶するステップと、 をさらに含む、請求項57記載の方法。 59.前記選択信号が前記アップセルの選択を表示していれば、前記アップセル を表示する信号を顧客記録に記憶して、それによって、前記アップセルを顧客と 関連付けるステップをさらに含む、請求項49記載の方法。 60.前記アップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客識別子を表示 する信号を記憶するステップと、 前記アップセルを受け取る第2の顧客を同定する第2の顧客識別子を表示する 信号を記憶するステップと、 をさらに含む、請求項59記載の方法。 61.前記アップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客識別子を表示 する信号を記憶するステップと、 複数の顧客を同定する複数の顧客識別子を表示する信号を記憶するステップと 、 前記複数の顧客識別子から少なくとも1つを選んで、それによって、前記アッ プセルを受け取る少なくとも1人の顧客を選ぶステップと、 をさらに含む請求項59記載の方法。 62.前記アップセルを同定するステップが、前記比較されたアップセル価格に 対応する複数のアップセルを前記データベースで同定するステップを含み、 前記出力するステップが、前記複数の同定されたアップセルの少なくとも1つ を表示する信号を出力するステップを含む、 請求項49記載の方法。 63.前記複数の同定されたアップセルの少なくとも1つと釣り銭との間の選択 を表示するための選択信号を発生するステップをさらに含む、請求項62記載の 方法。 64.前記複数の同定されたアップセルをソーティングして、それによって、第 1のアップセルが第2のアップセルより前にくるように配置するステップをさら に含む、請求項62記載の方法。 65.前記出力するステップが、前記第1のアップセルを表示する信号を出力す るステップを含む、請求項64記載の方法。 66.前記同定されたアップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発 生するステップと、 前記選択信号が前記第1のアップセルの選択を表示していなければ、前記第2 のアップセルを表示する信号を出力するステップと、 をさらに含む、請求項65記載の方法。 67.前記ソーティングするステップが、前記複数の同定されたアップセルを、 各同定されたアップセルのコストに従ってソーティングするステップを含む、請 求項64記載の方法。 68.購入条件を発生するステップをさらに含み、 前記データベースを維持するステップが、 少なくとも1つのアップセル価格,対応するアップセルおよび少なくとも1つ の対応するアップセル条件のデータベースを維持するステップを含み、 前記同定するステップが、 前記比較されたアップセル価格および前記購入条件に対応する少なくとも1つ のアップセルを前記データベースで同定するステップを含む、 請求項49記載の方法。 69.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい整 数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項49記載方法。 70.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい最 小の整数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項69記載 の方法。 71.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい1 /4の倍数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項69記 載の方法。 72.複数の顧客の各々に対して1つのアップセルを表示する好適アップセル信 号を記憶するステップをさらに含む、請求項49記載の方法。 73.前記選択信号を発生するステップが、前記記憶された好適アップセル信号 をアクセスし、それに依存して前記選択信号を発生するステップを含む、請求項 72記載の方法。 74.販売地点端末で買物のアップセルを決定する方法であって、 少なくとも1つのアップセル価格および対応するアップセルのデータベースを 維持するステップと、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 前記データベースの前記アップセル価格の少なくとも1つと前記計算された切 上げ額を比較するステップと、 前記計算された切上げ額が1つの比較されたアップセル価格に対応していれば 、前記比較されたアップセル価格に対応する前記データベース中の少なくとも1 つのアップセルを同定するステップと、 を含む、方法。 75.前記同定されたアップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発 生するステップをさらに含む、請求項74記載の方法。 76.前記データベースが、複数のアップセル価格および対応するアップセルを 含み、 前記方法が、前記選択信号が釣り銭の選択を表示していれば、前記比較された アップセルに対応する前記データベース中の第2のアップセルを同定するステッ プをさらに含む、 請求項75記載の方法。 77.前記選択信号を発生するステップが、前記同定されたアップセル,釣り銭 および第2のアップセル間の選択を表示する選択信号を発生するステップを含み 、 前記方法が、前記選択信号が前記第2のアップセルの選択を表示していれば、 前記第2のアップセルに対応する第2のアップセル価格を決定するステップをさ らに含む、 請求項74記載の方法。 78.引換券を印刷するステップをさらに含む、請求項75記載の方法。 79.前記引換券に識別子を印刷するステップをさらに含む、請求項78記載の 方法。 80.識別子データベースを維持するステップと、 一意的な識別子を発生するステップと、 前記一意的な識別子を前記識別子データベースに記憶するステップと、 前記一意的な識別子を前記引換券に印刷するステップと、 をさらに含む、請求項78記載の方法。 81.前記購入の日付に依存する日付識別子を発生するステップと、 前記日付識別子を前記引換券に印刷するステップと、 をさらに含む、請求項78記載の方法。 82.オファーされたアップセルのデータベースを維持するステップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記切上げ額を記憶するステ ップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記同定されたアップセルを 記憶するステップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記選択信号を記憶するステ ップと、 をさらに含む、請求項75記載の方法。 83.前記オファーされたアップセルのデータベースに前記購入の日付を記憶す るステップをさらに含む、請求項82記載の方法。 84.前記アップセルが、ゲーム・エントリーを含む、請求項75記載の方法。 85.ゲーム・データベースを維持するステップと、 一意的な識別子を発生するステップと、 前記ゲーム・データベースに前記一意的な識別子を記憶するステップと、 前記ゲーム・データベースに前記切上げ額を記憶するステップと、 をさらに含む、請求項84記載の方法。 86.前記選択信号が前記同定されたアップセルの選択を表示していれば、前記 同定されたアップセルを表示する信号を顧客記録に記憶して、それによって、前 記同定されたアップセルを顧客と関連付けるステップをさらに含む、請求項75 記載の方法。 87.前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客識 別子を表示する信号を記憶するステップと、 前記寄付されたアップセルを受け取る第2の顧客を同定する第2の顧客識別子 を表示する信号を記憶するステップと、 をさらに含む、請求項86記載の方法。 88.前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客識 別子を表示する信号を記憶するステップと、 複数の顧客を同定する複数の顧客識別子を表示する信号を記憶するステップと 、前記複数の顧客識別子の少なくとも1つを選んで、それによって、前記寄付さ れたアップセルを受け取る少なくとも1人の顧客を選ぶステップと、 をさらに含む、請求項86記載の方法。 89.複数の顧客の各々に対して1つのアップセルを表示する好適アップセル信 号を記憶するステップをさらに含む、請求項75記載の方法。 90.前記選択信号を発生するステップが、前記記憶された好適アップセル信号 をアクセスするステップと、それに依存して前記選択信号を発生するステップと を含む、請求項89記載の方法。 91.前記アップセルを同定するステップが、前記比較されたアップセル価格に 対応する前記データベース中の複数のアップセルを同定するステップを含む、請 求項74記載の方法。 92.前記複数の同定されたアップセルの少なくとも1つと釣り銭との間の選択 を表示する選択信号を発生するステップをさらに含む、請求項91記載の方法。 93.前記複数の同定されたアップセルをソーティングして、それによって、第 1のアップセルが第2のアップセルより前にくるように配置するステップをさら に含む、請求項91記載の方法。 94.前記ソーティングするステップが、各同定されたアップセルのコストに従 って前記複数の同定されたアップセルをソーティングするステップを含む、請求 項93記載の方法。 95.購入条件を発生するステップをさらに含み、 前記データベースを維持するステップが、少なくとも1つのアップセル価格, 対応するアップセルおよび少なくとも1つの対応するアップセル条件のデータベ ースを維持するステップを含み、 前記同定するステップが、前記比較されたアップセル価格および前記購入条件 に対応する前記データベース中の少なくとも1つのアップセルを同定するステッ プを含む、請求項74記載の方法。 96.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい整 数に基づいて丸められた価格を発生するステップを含む、請求項74記載の方法 。 97.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい最 小の整数に基づいて丸められた価格を発生するステップを含む、請求項96記載 の方法。 98.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい1 /4の倍数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項74記 載の方法。 99.買物のアップセルを決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、少なくとも1つのアップセル価格および対応するアップセル のデータベースと、前記プロセッサを制御するプログラムとを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を発生し、 丸められた価格を発生し、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算し、 該計算された切上げ額を前記データベース中の前記アップセル価格の少なくと も1つと比較し、 前記計算された切上げ額が比較されたアップセル価格に対応していれば、前記 比較されたアップセル価格に対応する前記データベース中の少なくとも1つのア ップセルを同定する、 装置。 100.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記同定されたアッ プセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生する、請求項99記載の 装置。 101.前記データベースが、複数のアップセル価格および対応するアップセル を含み、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記選択信号が釣り銭の選 択を表示していれば、前記比較されたアップセルに対応する前記データベース中 の第2のアップセルを同定する、 請求項100記載の装置。 102.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記同定されたアップセル,釣り銭および第2のアップセル間の選択を表示す る選択信号を発生し、 前記選択信号が前記第2のアップセルの選択を表示していれば、前記第2のア ップセルに対応する第2のアップセル価格を決定する、 請求項99記載の装置。 103.前記プロセッサに接続された、引換券を印刷するプリンタをさらに含む 、請求項100記載の装置。 104.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記プリンタを駆動 して前記引換券に識別子を印刷させる、請求項103記載の装置。 105.前記記憶装置がさらに、識別子データベースを記憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 一意的な識別子を発生し、 前記識別子データベースに前記一意的な識別子を記憶し、 前記プリンタを駆動して前記引換券に前記一意的な識別子を印刷する、 請求項103記載の装置。 106.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記購入の日付に依存する日付識別子を発生し、 前記プリンタを駆動して前記引換券に前記日付識別子を印刷する、 請求項103記載の装置。 107.前記記憶装置がさらに、オファーされたアップセルのデータベースを記 憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記切上げ額を記憶し、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記同定されたアップセルを 記憶し、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記選択信号を記憶する、 請求項100記載の装置。 108.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記オファーされた アップセルのデータベースに前記購入の日付を記憶する、請求項107記載の装 置。 109.前記アップセルが、ゲーム・エントリーを含む、請求項100記載の装 置。 110.前記記憶装置がさらに、ゲーム・データベースを記憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 一意的な識別子を発生し、 前記ゲーム・データベースに前記一意的な識別子を記憶し、 前記ゲームデータベースに前記切上げ額を記憶する、 請求項109記載の装置。 111.前記記憶装置がさらに、顧客記録を記憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記選択信号が前記同定されたアップセルの選択を表示していれば、前記同定 されたアップセルを表示する信号を前記顧客記録に記憶して、それによって、前 記同定されたアップセルを顧客と関連付ける、 請求項100記載の装置。 112.前記記憶装置がさらに、前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧 客を同定する第1の顧客識別子を表示する信号と、前記寄付されたアップセルを 受け取る第2の顧客を同定する第2の顧客識別子を表示する信号とを記憶する、 請求項111記載の装置。 113.前記記憶装置がさらに、前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧 客を同定する第1の顧客識別子を表示する信号と、複数の顧客を同定する複数の 顧客識別子を表示する信号とを記憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記複数の顧客識別子の少 なくとも1人を選んで、それによって、前記寄付されたアップセルを受け取る少 なくとも1人の顧客を選ぶ、 請求項111記載の装置。 114.前記記憶装置がさらに、複数の顧客の各々に対して1つのアップセルを 表示する好適アップセル信号を記憶する、請求項100記載の装置。 115.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記記憶された好適 アップセル信号をアクセスして、それに依存して前記選択信号を発生する、請求 項114記載の装置。 116.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記比較されたアッ プセル価格に対応する前記データベース中の複数のアップセルを同定する、請求 項100記載の装置。 117.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記複数の同定され たアップセルのうちの少なくとも1つと釣り銭との間の選択を表示する選択信号 を発生する、請求項116記載の装置。 118.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記複数の同定され たアップセルをソーティングして、それによって、第1のアップセルが第2のア ップセルより前にくるように配置する、請求項116記載の装置。 119.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、各同定されたアップ セルのコストに従って前記複数の同定されたアップセルをソーティングする、請 求項118記載の装置。 120.前記記憶装置がさらに、少なくとも1つのアップセル価格,対応するア ップセルおよび少なくとも1つの対応するアップセル条件のデータベースを記憶 し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 購入条件を発生し、 前記比較されたアップセル価格および前記購入条件に対応する前記データベー ス中の少なくとも1つのアップセルを同定する、 請求項99記載の装置。 121.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記購入価格よりも 大きい整数に依存して丸められた価格を発生する、請求項99記載の装置。 122.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記購入価格よりも 大きい最小の整数に依存して丸められた価格を発生する、請求項121記載の装 置。 123.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記購入価格よりも 大きい1/4の倍数に依存して丸められた価格を発生する、請求項99記載の装 置。 124.要求された支払額を記憶する販売地点端末で買物のアップセルを決定す る方法であって、 少なくとも1つのアップセル価格および対応するアップセルのデータベースを 維持するステップと、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 前記要求された支払額を前記購入価格に等しく設定するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 前記データベース中の前記アップセル価格の少なくとも1つと前記計算された 切上げ額を比較するステップと、 前記計算された切上げ額が比較された1つのアップセル価格に対応していれば 、前記比較されたアップセル価格に対応する前記データベース中の少なくとも1 つのアップセルを同定するステップと、 前記同定されたアップセルを表示する信号を出力するステップと、 を含む、方法。 125.前記同定されたアップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を 発生するステップと、 前記選択信号が前記同定されたアップセルの選択を表示していれば、前記要求 された支払額を前記丸められた価格に等しく設定するステップと、 をさらに含む、請求項124記載の方法。 126.前記データベースが、複数のアップセル価格および対応するアップセル を含み、 前記方法が、 前記選択信号が釣り銭の選択を表示していれば、 前記比較されたアップセル価格に対応する前記データベース中の第2のアップ セルを同定するステップと、 該同定された第2のアップセルを表示する信号を出力するステップと、 をさらに含む、 請求項125記載の方法。 127.乱数を発生するステップをさらに含み、 前記乱数が所定の範囲の値内にあるときにのみ、前記同定された第2のアップ セルを表示する信号を出力するステップが実行される、 請求項126記載の方法。 128.前記選択信号を発生するステップが、前記同定されたアップセル,釣り 銭および第2のアップセルの間の選択を表示する選択信号を発生するステップを 含み、 前記方法が、 前記選択信号が前記第2のアップセルの選択を表示していれば、 前記第2のアップセルに対応する第2のアップセル価格を決定するステップと 、 前記計算された切上げ額が前記第2のアップセル価格に対応していれば、前記 要求された支払額を前記丸められた価格に等しく設定するステップと、 をさらに含む、 請求項124記載の方法。 129.引換券を印刷するステップをさらに含む、請求項125記載の方法。 130.前記引換券に識別子を印刷するステップをさらに含む方法、請求項12 9記載の方法。 131.識別子データベースを維持するステップと、 一意的な識別子を発生するステップと、 前記識別子データベースに前記一意的な識別子を記憶するステップと、 前記一意的な識別子を前記引換券に印刷するステップと、 をさらに含む、請求項129記載の方法。 132.前記購入の日付に依存する日付識別子を発生するステップと、 前記日付識別子を前記引換券へ印刷するステップと、 をさらに含む、請求項129記載の方法。 133.オファーされたアップセルのデータベースを維持するステップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記切上げ額を記憶するステ ップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記同定されたアップセルを 記憶するステップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記選択信号を記憶するステ ップと、 をさらに含む、請求項125記載の方法。 134.前記オファーされたアップセルのデータベースに前記購入の日付を記憶 するステップをさらに含む、請求項133記載の方法。 135.前記アップセルが、ゲーム・エントリーを含む、請求項125記載の方 法。 136.ゲーム・データベースを維持するステップと、 一意的な識別子を発生するステップと、 前記ゲーム・データベースに前記一意的な識別子を記憶するステップと、 前記ゲーム・データベースに前記切上げ額を記憶するステップと、 をさらに含む、請求項135記載の方法。 137.前記選択信号が前記同定されたアップセルの選択を表示していれば、前 記同定されたアップセルを表示する信号を顧客記録に記憶して、それによって、 前記同定されたアップセルを顧客と関連付けるステップをさらに含む、請求項1 25記載の方法。 138.前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客 識別子を表示する信号を記憶するステップと、 前記寄付されたアップセルを受け取る第2の顧客を同定する第2顧客識別子を 表示する信号を記憶するステップと、 をさらに含む、請求項137記載の方法。 139.前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客 識別子を表示する信号を記憶するステップと、 複数の顧客を同定する複数の顧客識別子を表示する信号を記憶するステップと 、 前記複数顧客識別子の少なくとも1つを選んで、それによって、前記寄付され たアップセルを受け取る少なくとも1人の顧客を選ぶステップと、 をさらに含む、請求項137記載の方法。 140.複数の顧客の各々に対して1つのアップセルを表示する好適アップセル 信号を記憶するステップをさらに含む、請求項125記載の方法。 141.前記選択信号を発生するステップが、前記記憶された好適アップセル信 号をアクセスするステップと、それに依存して前記選択信号を発生するステップ とを含む、請求項140記載の方法。 142.前記アップセルを同定するステップが、前記比較されたアップセル価格 に対応する前記データベース中の複数のアップセルで同定するステップを含み、 前記出力するステップが、前記複数の同定されたアップセルの少なくとも1つ を表示する信号を出力するステップを含む、 請求項124記載の方法。 143.前記複数の同定されたアップセルの少なくとも1つと釣り銭との間の選 択を表示する選択信号を発生するステップをさらに含む、請求項142記載の方 法。 144.前記複数の同定されたアップセルをソーティングして、それによって、 第1のアップセルが第2のアップセルより前にくるように配置するステップをさ らに含む、請求項142記載の方法。 145.前記出力するステップが、前記第1のアップセルを表示する信号を出力 するステップを含む、請求項144記載の方法。 146.前記同定されたアップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を 発生するステップと、 前記選択信号が前記第1のアップセルの選択を表示していなければ、前記第2 のアップセルを表示する信号を出力するステップと、 をさらに含む、請求項145記載の方法。 147.前記ソーティングするステップが、各同定されたアップセルのコストに 従って前記複数の同定されたアップセルをソーティングするステップを含む、請 求項144記載の方法。 148.購入条件を発生するステップをさらに含み、 前記データベースを維持するステップが、少なくとも1つのアップセル価格, 対応するアップセルおよび少なくとも1つの対応するアップセル条件のデータベ ースを維持するステップを含み、 前記同定するステップが、前記比較されたアップセル価格および前記購入条件 に対応する前記データベース中の少なくとも1つのアップセルを同定するステッ プを含む、 請求項124記載の方法。 149.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい 整数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項124記載の 方法。 150.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい 最小の整数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項149 記載の方法。 151.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい 1/4の倍数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項14 9記載の方法。 152.買物のアップセルを決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、 要求された支払額と、 少なくとも1つのアップセル価格および対応するアップセルのデータベースと 、 前記プロセッサを制御するプログラムと、 を記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を発生し、 前記要求された支払額を前記購入価格に等しく設定し、 丸められた価格を発生し、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算し、 該計算された切上げ額を前記データベース中の前記アップセル価格の少なくと も1つと比較し、 前記計算された切上げ額が比較されたアップセル価格の1つに対応していれば 、前記比較されたアップセル価格に対応する前記データベース中の少なくとも1 つのアップセルを同定し、 前記同定されたアップセルを表示する信号を出力する、 装置。 153.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記同定されたアッ プセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生する、請求項152記載 の装置。 154.前記データベースが、複数のアップセル価格および対応するアップセル を含み、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記選択信号が釣り銭の選 択を表示していれば、前記比較されたアップセルに対応する前記データベース中 の第2のアップセルを同定する、 請求項153記載の装置。 155.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記同定されたアップセル,釣り銭および第2のアップセル間の選択を表示す る選択信号を発生し、 前記選択信号が前記第2のアップセルの選択を表示していれば、前記第2のア ップセルに対応する第2のアップセルを決定する、 請求項152記載の装置。 156.前記プロセッサに接続された、引換券を印刷するプリンタをさらに含む 、 請求項153記載の装置。 157.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記プリンタを駆動 して、前記引換券に識別子を印刷する、請求項156記載の装置。 158.前記記憶装置がさらに、識別子データベースを記憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 一意的な識別子を発生し、 前記識別子データベースに前記一意的な識別子を記憶し、 前記プリンタを駆動して、前記引換券に前記一意的な識別子を印刷する、 請求項156記載の装置。 159.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記購入の日付に依存する日付識別子を発生し、 前記プリンタを駆動して、前記引換券に前記日付識別子を印刷する、 請求項156記載の装置。 160.前記記憶装置がさらに、オファーされたアップセルのデータベースを記 憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記切上げ額を記憶し、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記同定されたアップセルを 記憶し、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記選択信号を記憶する、 請求項153記載の装置。 161.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記オファーされた アップセルのデータベースに前記購入の日付を記憶する、請求項160記載の装 置。 162.前記アップセルが、ゲーム・エントリーを含む、請求項153記載の装 置。 163.前記記憶装置が、ゲーム・データベースをさらに記憶しており、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 一意的な識別子を発生し、 前記ゲーム・データベースに前記一意的な識別子を記憶し、 前記ゲーム・データベースに前記切上げ額を記憶する、 請求項162記載の装置。 164.前記記憶装置が、顧客記録をさらに記憶しており、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記選択信号が前記同定されたアップセルの選択を表示していれば、前記顧客 記録に前記同定されたアップセルを表示する信号を記憶し、それによって、前記 同定されたアップセルを顧客と関連付ける、 請求項153記載の装置。 165.前記記憶装置が、 前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客識別子 を表示する信号と、 前記寄付されたアップセルを受け取る第2の顧客を同定する第2の顧客識別子 を表示する信号とをさらに記憶する、 請求項164記載の装置。 166.前記記憶装置が、 前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客識別子 を表示する信号と、 複数の顧客を同定するための複数の顧客識別子を表示する信号とをさらに記憶 し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記複数の顧客識別子の少 なくとも1つを選び、それによって、前記寄付されたアップセルを受け取る少な くとも1人の顧客を選ぶ、 請求項164記載の装置。 167.前記記憶装置が、複数の顧客の各々に対して1つのアップセルを表示す る好適アップセル信号をさらに記憶する、請求項153記載の装置。 168.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記記憶された好適 アップセル信号をアクセスし、それに依存して前記選択信号を発生する、請求項 167記載の装置。 169.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記比較されたアッ プセル価格に対応する前記データベース中の複数のアップセルを同定する、請求 項152記載の装置。 170.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記複数の同定されたアップセルのうちの少なくとも1つと釣り銭との間の選 択を表示する選択信号を発生する、 請求項169記載の装置。 171.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記複数の同定され たアップセルをソーティングし、それによって、第1のアップセルが第2のアッ プセルより前にくるように配置する、請求項169記載の装置。 172.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記複数の同定され たアップセルを各同定されたアップセルのコストに従ってソーティングする、請 求項171記載の装置。 173.前記記憶装置が、少なくとも1つのアップセル価格,対応するアップセ ルおよび少なくとも1つの対応するアップセル条件のデータベースをさらに記憶 しており、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 購入条件を発生し、 前記比較されたアップセル価格および前記購入条件に対応する前記データベー ス中の少なくとも1つのアップセルを同定する、 請求項152記載の装置。 174.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記購入価格よりも 大きい整数に依存して丸められた価格を発生する、請求項152記載の装置。 175.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記購入価格よりも 大きい最小の整数に依存して丸められた価格を発生する、請求項174記載の装 置。 176.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記購入価格よりも 大きい1/4の倍数に依存して丸められた価格を発生する、請求項152記載の 装置。 177.第1の製品を含む買物に依存して第2の製品を決定する方法であって、 端末が要求された支払額を記憶している、方法であって、 少なくとも1つのアップセル価格,対応する購入品目および対応する第2の製 品のデータベースを維持するステップと、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 前記要求された支払額を前記購入価格に等しく設定するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 前記計算された切上げ額を前記データベース中の前記アップセル価格の少なく とも1つと比較するステップと、 前記計算された切上げ額が比較されたアップセル価格の1つに対応していれば 、前記データベース中の前記比較されたアップセル価格に対応する前記購入品目 および第2の製品を同定するステップと、 前記第1の製品が前記同定された購入品目に対応していれば、前記第2の製品 を表示する信号を出力するステップと、 前記第2の製品と前記第1の製品との間の選択を表示する選択信号を発生する ステップと、 前記選択信号が前記第2の製品の選択を表示していれば、前記要求される支払 額を前記丸められた価格に等しく設定するステップと、 を含む、方法。 178.第1の製品を含む買物に依存して第2の製品を決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、 要求された支払額と、 少なくとも1つのアップセル価格および対応するアップセルのデータベースと 、 前記プロセッサを制御するプログラムとを記憶しており、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を発生し、 前記要求された支払額を前記購入価格に等しく設定し、 丸められた価格を発生し、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算し、 前記計算された切上げ額を前記データベース中のアップセル価格の少なくとも 1つと比較し、 前記計算された切上げ額が1つの比較されたアップセルに対応していれば、前 記データベース中の前記比較されたアップセル価格に対応すろ前記購入品目およ び第2の製品を同定し、 前記第1の製品が前記同定された購入品目に対応していれば、前記第2の製品 を表示する信号を出力し、 前記第2の製品と前記第1の製品との間の選択を表示する選択信号を発生し、 前記選択信号が前記第2の製品の選択を表示していれば、前記要求された支払 額を前記丸められた価格に等しく設定する、 装置。 179.第1の製品を含む買物に依存して第2の製品を決定する方法であって、 前記端末が要求された支払額を記憶している、方法であって、 少なくとも1つのアップセル価格,対応する購入品目および対応する第2の製 品のデータベースを維持するステップと、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 前記要求された支払額を前記購入価格に等しく設定するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 前記計算された切上げ額を前記データベース中の前記アップセル価格の少なく とも1つと比較するステップと、 前記計算された切上げ額が1つの比較されたアップセル価格に対応していれば 、前記データベース中の前記比較されたアップセル価格に対応する前記購入品目 および第2の製品を同定するステップと、 前記第1の製品が前記同定された購入品目に対応していれば、前記第2の製品 を表示する信号を出力するステップと、 前記第2の製品と釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生するステップ と、 前記選択信号が前記第2の製品の選択を表示していれば、前記要求された支払 額を前記丸められた価格に等しく設定するステップと、 を含む、方法。 180.第1の製品を含む買物に依存して第2の製品を決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、 要求された支払額と、 少なくとも1つのアップセル価格および対応するアップセルのデータベースと 、 前記プロセッサを制御するプログラムとを記憶しており、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を発生し、 前記要求された支払額を前記購入価格に等しく設定し、 丸められた価格を発生し、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算し、 前記計算された切上げ額を前記データベース中のアップセル価格の少なくとも 1つと比較し、 前記計算された切上げ額が1つの比較されたアップセルに対応していれば、前 記データベース中の前記比較されたアップセル価格に対応する前記購入品目およ び第2の製品を同定し、 前記第1の製品が前記同定された購入品目に対応していれば、前記第2の製品 を表示する信号を出力し、 前記第2の製品と釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生し、 前記選択信号が前記第2の製品の選択を表示していれば、前記要求された支払 額を前記丸められた価格に等しく設定する、 装置。 181.販売地点端末で買物のアップセルをオファーする方法であって、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 要求された支払額を前記購入価格に等しく設定するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 前記アップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生するステップ と、 前記選択信号が前記アップセルの選択を表示していれば、前記要求された支払 額を前記丸められた価格に等しく設定するステップと、 を含む、方法。 182.前記選択信号が前記アップセルの選択を表示していれば、引換券を提供 するステップをさらに含む、請求項181記載の方法。 183.前記引換券に識別子を印刷するステップをさらに含む、請求項182記 載の方法。 184.識別子データベースを維持するステップと、 一意的な識別子を発生するステップと、 前記一意的な識別子を前記識別子データベースに記憶するステップと、 前記一意的な識別子を前記引換券に印刷するステップと、 をさらに含む、請求項182記載の方法。 185.前記購入の日付に依存する日付識別子を発生するステップと、 前記日付識別子を前記引換券に印刷するステップと、 をさらに含む、請求項182記載の方法。 186.オファーされたアップセルのデータベースを維持するステップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記切上げ額を記憶するステ ップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記同定されたアップセルを 記憶するステップと、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記選択信号を記憶するステ ップと、 をさらに含む、請求項181記載の方法。 187.前記オファーされたアップセルのデータベースに前記購入の日付を記憶 するステップをさらに含む、請求項186記載の方法。 188.前記アップセルが、ゲーム・エントリーを含む、請求項181記載の方 法。 189.ゲーム・データベースを維持するステップと、 一意的な識別子を発生するステップと、 前記ゲーム・データベースに前記一意的な識別子を記憶するステップと、 前記ゲーム・データベースに前記切上げ額を記憶するステップと、 をさらに含む、請求項188記載の方法。 190.前記選択信号が前記同定されたアップセルの選択を表示していれば、顧 客記録に前記アップセルを表示する信号を記憶し、それによって、前記同定され たアップセルを顧客と関連付けるステップをさらに含む、請求項181記載の方 法。 191.前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客 識別子を表示する信号を記憶するステップと、 前記寄付されたアップセルを受け取る第2の顧客を同定する第2の顧客識別子 を表示する信号を記憶するステップと、 をさらに含む、請求項190記載の方法。 192.前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客 識別子を表示する信号を記憶するステップと、 複数の顧客を同定する複数の顧客識別子を表示する信号を記憶するステップと 、 前記複数の顧客識別子の少なくとも1つを選び、それによって、前記寄付され たアップセルを受け取る少なくとも1人の顧客を選ぶステップと、 をさらに含む、請求項190記載の方法。 193.複数の顧客の各々に対して1つのアップセルを表示する好適アップセル 信号を記憶するステップをさらに含む、請求項181記載の方法。 194.前記選択信号を発生するステップが、前記記憶された好適アップセル信 号をアクセスするステップと、それに依存して前記選択信号を発生するステップ とを含む、請求項193記載の方法。 195.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい 整数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項181記載の 方法。 196.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい 最小の整数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項195 記載の方法。 197.前記丸められた価格を発生するステップが、前記購入価格よりも大きい 1/4の倍数に依存して丸められた価格を発生するステップを含む、請求項18 1記載の方法。 198.買物のアップセルをオファーする装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、 要求された支払額と、 前記プロセッサを制御するプログラムとを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を発生し、 要求された支払額を前記購入価格に等しく設定し、 丸められた価格を発生し、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算し、 前記アップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生し、 前記選択信号が前記アップセルの選択を表示していれば、前記要求された支払 額を前記丸められた価格に等しく設定する、 装置。 199.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記同定されたアッ プセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生する、請求項198記載 の装置。 200.前記プロセッサに接続された、引換券を印刷するプリンタをさらに含む 、請求項199記載の装置。 201.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記プリンタを駆動 して前記引換券に識別子を印刷させる、請求項200記載の装置。 202.前記記憶装置が、識別子データベースをさらに記憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 一意的な識別子を発生し、 前記一意的な識別子を前記識別子データベースに記憶し、 前記プリンタを駆動して前記引換券に前記一意的な識別子を印刷する、 請求項200記載の装置。 203.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記購入の日付に依存して日付識別子を発生し、 前記プリンタを駆動して前記引換券に前記日付識別子を印刷する、 請求項199記載の装置。 204.前記記憶装置が、オファーされたアップセルのデータベースをさらに記 憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記切上げ額を記憶し、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記同定されたアップセルを 記憶し、 前記オファーされたアップセルのデータベースに前記選択信号を記憶する、 請求項199記載の装置。 205.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記オファーされた アップセルのデータベースに前記購入の日付を記憶する、請求項204記載の装 置。 206.前記アップセルが、ゲーム・エントリーを含む、請求項199記載の装 置。 207.前記記憶装置が、ゲーム・データベースをさらに記憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 一意的な識別子を発生し、 前記一意的な識別子を前記ゲームデータベースに記憶し、 前記ゲーム・データベースに前記切上げ額を記憶する、 請求項206記載の装置。 208.前記記憶装置が、顧客記録をさらに記憶し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記選択信号が前記同定さ れたアップセルの選択を表示していれば、前記顧客記録に前記同定されたアップ セルを表示する信号を記憶し、それによって、前記想定されたアップセルを顧客 と関連付ける、 請求項199記載の装置。 209.前記記憶装置が、 前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客識別子 を表示する信号と、 前記寄付されたアップセルを受け取る第2の顧客を同定する第2の顧客識別子 を表示する信号とをさらに記憶する、 請求項208記載の装置。 210.前記記憶装置が、 前記同定されたアップセルを寄付する第1の顧客を同定する第1の顧客識別子 を表示する信号と、 複数の顧客を同定するための複数の顧客識別子を表示する信号とをさらに記憶 し、 前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記複数の顧客識別子の少 なくとも1つを選び、それによって、前記寄付されたアップセルを受け取る少な くとも1人の顧客を選ぶ、 請求項208記載の装置。 211.前記記憶装置が、複数の顧客の各々に対して1つのアップセルを表示す る好適アップセル信号をさらに記憶する、請求項199記載の装置。 212.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記記憶された好適 アップセル信号をアクセスして、それに依存して前記選択信号を発生する、請求 項211記載の装置。 213.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記購入価格よりも 大きい整数に依存して丸められた価格を発生する、請求項198記載の装置。 214.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記購入価格よりも 大きい最小の整数に依存して丸められた価格を発生する、請求項213記載の装 置。 215.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記購入価格よりも 大きい1/4の倍数に依存して丸められた価格を発生する、請求項198記載の 装置。 216.販売地点端末で買物のアップセルを決定する方法であって、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 前記アップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生するステップ と、 前記選択信号が前記アップセルの選択を表示していれば、前記切上げ額を表示 する標印を印刷するステップと、 を含む、方法。 217.買物のアップセルを決定する装置であって、 記憶装置と、 前記記憶装置に接続されたプロセッサと、 前記プロセッサに接続されたプリンタとを含み、 前記記憶装置が、 前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を発生し、 丸められた価格を発生し、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算し、 前記アップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生し、 前記プリンタが、前記選択信号が前記アップセルの選択を表示していれば、前 記切上げ額を表示する標印を印刷する、 装置。 218.販売地点端末で買物のアップセルを決定する方法であって、前記端末が 要求された支払額を記憶する、方法であって、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 前記要求された支払額を前記丸められた価格に等しく設定するステップと、 前記切上げ額と交換にアップセルを提供するステップと、 を含む、方法。 219.買物のアップセルを決定する方法であって、 少なくとも1つのアップセル価格および対応するアップセルのデータベースを 維持するステップと、 前記買物の購入価格を受信するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 前記計算された切上げ額を前記データベース中の前記アップセル価格の少なく とも1つと比較するステップと、 前記計算された切上げ額が1つの比較されたアップセル価格に対応していれば 、前記比較されたアップセル価格に対応する前記データベース中の少なくとも1 つのアップセルを同定すろステップと、 前記同定されたアップセルを表示する信号を出力するステップと、 を含む、方法。 220.前記同定されたアップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を 発生するステップと、 前記選択信号が前記同定されたアップセルの選択を表示していれば、前記丸め られた価格を送信するステップと、 をさらに含む、請求項219記載の方法。 221.前記丸められた価格を送信するステップが、前記選択信号が前記同定さ れたアップセルの選択を表示していれば、前記丸められた価格をレジスタに送信 するステップを含む、請求項220記載の方法。 222.前記購入価格を受信するステップが、前記買物の前記購入価格をレジス タから受信するステップを含む、請求項219記載の方法。 223.買物のアップセルを決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、 少なくとも1つのアップセル価格および対応するアップセルのデータベースと 、 前記プロセッサを制御するプログラムとを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を受信し、 丸められた価格を発生し、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算し、 前記計算された切上げ額を前記データベース中の前記アップセル価格の少なく とも1つと比較し、 前記計算された切上げ額が1つの比較されたアップセル価格に対応していれば 、前記比較されたアップセル価格に対応する前記データベース中の少なくとも1 つのアップセルを同定し、 前記同定されたアップセルを表示する信号を出力する、 装置。 224.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記同定されたアップセルと釣り銭との間の選択を表示する選択信号を発生し 、 前記選択信号が前記同定されたアップセルの選択を表示していれば、前記丸め られた価格を送信する、 請求項223記載の装置。 225.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記選択信号が前記 同定されたアップセルの選択を表示していれば、前記丸められた価格をレジスタ に送信する、請求項224記載の装置。 226.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記買物の前記購入 価格をレジスタから受信する、請求項223記載の装置。 227.要求された支払額を記憶する、処理システムと通信するレジスタで買物 のアップセルを決定する方法であって、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 前記要求された支払額を前記購入価格に等しく設定するステップと、 前記購入価格を前記処理システムに送信するステップと、 前記処理システムから丸められた価格が受信されれば、前記要求された支払額 を前記丸められた価格に等しく設定するステップと、 を含む、方法。 228.処理システムと通信する、買物のアップセルを決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、 要求された支払額と、 前記プロセッサを制御するプログラムとを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を発生し、 前記要求された支払額を前記購入価格に等しく設定し、 前記購入価格を前記処理システムに送信し、 前記処理システムから丸められた価格が受信されれば、前記要求された支払額 を前記丸められた価格に等しく設定する、 装置。 229.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする方法であって 、 金銭的な価値を決定するステップと、 1枚の券の一部を割り当てるステップであって、前記部分が前記金銭的価値に 基づく、ステップと、 前記券を同定する券識別子と前記券の前記割り当てられた部分を同定する部分 識別子とを出力するステップと、 前記券識別子と前記部分識別子とを記憶するステップと、 を含む、方法。 230.前記金銭的価値を決定するステップが、買物の釣り銭の額に基づいて金 銭的価値を決定するステップを含む、請求項229記載の方法。 231.複数の券から前記券を選ぶステップをさらに含む、請求項229記載の 方法。 232.前記複数の券から前記券を選ぶステップが、前記金銭的価値と少なくと も同じ大きさの未割当部分を有する券を選ぶステップを含む、請求項231記載 の方法。 233.前記複数の券から前記券を選ぶステップが、 前記金銭的価値と少なくとも同じ大きさの未割当部分をそれぞれが有する1組 の券を決定するステップと、 最小の未割当部分を有する1枚の券を前記1組の券から選ぶステップと、 を含む、請求項231記載の方法。 234.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする装置であって 、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 金銭的価値を決定し、 該金銭的価値に基づく1枚の券の一部を割り当て、 前記券を同定する券識別子と前記券の前記割り当てられた部分を同定する部分識 別子とを出力し、 前記券識別子および前記部分識別子を前記記憶装置に記憶する、 装置。 235.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、買物の釣り銭の額に 基づいて金銭的価値を決定する、請求項234記載の装置。 236.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、複数の券から前記券 を選ぶ、請求項234記載の装置。 237.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記金銭的価値と少 なくとも同じ大きさの未割当部分を有する券を選ぶ、請求項236記載の装置。 238.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記金銭的価値と少なくとも同じ大きさの未割当部分をそれぞれが有する1組 の券を決定し、 最小の未割当部分を有する1枚の券を前記1組の券から選ぶ、 請求項236記載の装置。 239.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする方法であって 、 金銭的な価値を決定するステップと、 複数の券の各券の一部を割り当てるステップであって、前記各券の前記部分が 前記金銭的価値の一部と関連する、ステップと、 前記複数の券を同定する複数の券識別子と前記各券の前記割り当てられた部分 を同定する複数の部分識別子とを出力するステップと、 前記券識別子および前記部分識別子を記憶するステップと、 を含む、方法。 240.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする装置であって 、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 金銭的価値を決定し、 前記金銭的価値の一部と関連する、複数の券の各券の一部を割り当て、 前記複数の券を同定する複数の券識別子と前記各券の前記割り当てられた部分 を同定する複数の部分識別子とを出力し、 前記券識別子および前記部分識別子を記憶する、 装置。 241.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする方法であって 、買物の釣り銭の額を決定するステップと、 該釣り銭の額に基づいて金銭的価値を決定するステップと、 該金銭的価値と少なくとも同じ大きさの未割当部分を有する1枚の券を複数の 券から選ぶステップと、 前記金銭的価値に基づく、前記選ばれた券の少なくとも一部を割り当てるステ ップと、 前記券を同定する券識別子と前記選ばれた券の前記割り当てられた部分を同定 する部分識別子とを出力するステップと、 前記券識別子および前記部分識別子を記憶するステップと、 を含む、方法。 242.前記金銭的価値を決定するステップが、 所定の倍数によって前記釣り銭の額を丸め、それによって、丸められた釣り銭 の額を発生するステップと、 前記金銭的価値を前記丸められた釣り銭の額に等しく設定するステップと、 を含む、請求項241記載の方法。 243.前記釣り銭の額を丸めるステップが、所定の倍数に従って前記釣り銭の 額を切り捨て、それによって、切り捨てられた釣り銭の額を発生するステップを 含む、請求項242記載の方法。 244.分割式宝くじ券を釣り銭と交換するオファーを出力するステップをさら に含む、請求項241記載の方法。 245.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする装置であって 、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 買物の釣り銭の額を決定し、 該釣り銭の額に基づいて金銭的価値を決定し、 前記金銭的価値と少なくとも同じの大きさの未割当部分を有する1枚の券を複 数の券から選び、 前記金銭的価値に基づく、前記選ばれた券の少なくとも一部を割り当て、 前記券を同定する券識別子と前記選ばれた券の前記割り当てられた部分を同定 する部分識別子とを出力し、 前記券識別子および前記部分識別子を前記記憶装置に記憶する、 装置。 246.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記釣り銭の額を所定の倍数に丸め、それによって、丸められた釣り銭の額を 発生し、 前記金銭的価値を前記丸められた釣り銭の額に等しく設定する、 請求項245記載の装置。 247.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記釣り銭の額を所 定の倍数に従って切り捨て、それによって、切り捨てられた釣り銭の額を発生す る、請求項246記載の装置。 248.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、分割式宝くじ券を釣 り銭と交換するオファーを出力する、請求項245記載の装置。 249.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする方法であって 、券を同定する券識別子と前記券の割当部分を同定する部分識別子とを受信する ステップと、 前記券の賞品価値を決定するステップと、 前記券の前記割当部分に基づいて前記賞品価値の部分を決定するステップと、 を含む、方法。 250.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする装置であって 、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 券を識別する券識別子と券の割当部分を識別する部分識別子とを受信し、 前記券の賞品価値を決定し、 前記券の前記割当部分に基づいて前記賞品価値の部分を決定する、 装置。 251.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする方法であって 、 金銭的価値を決定するステップと、 該金銭的価値に基づく、1枚の券の少なくとも一部を割り当てるステップと、 前記券の賞品価値を決定するステップと、 前記券の前記割り当てられた部分に基づいて前記賞品価値の部分を提供するス テップと、 を含む、方法。 252.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする装置であって 、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 金銭的価値を決定し、 前記金銭的価値に基づく、1枚の券の少なくとも一部を割り当て、 前記券の賞品価値を決定し、 前記券の前記割り当てられた部分に基づいて前記賞品価値の部分を提供する、 装置。 253.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする方法であって 、 複数の券の供給を維持するステップであって、各券が未割当部分を有する、ス テップと、 追加の券を取得するステップと、 を含む、方法。 254.前記追加の券を取得するステップが、 第1の所定のしきい値を超える未割当部分を有する券の枚数を計数するステッ プと、 前記第1の所定のしきい値を超える未割当部分を有する券の枚数が第2の所定 のしきい値よりも少なければ、追加の券を取得するステップと、 を含む、請求項253記載の方法。 255.前記追加の券を取得するステップが、 要求された部分の表示を受信するステップと、 前記要求された部分を超える未割当部分を有する券の枚数を計数するステップ と、 前記要求された部分を超える未割当部分を有する券の枚数が所定のしきい値よ りも少なければ、追加の券を取得するステップと、 を含む、請求項253記載の方法。 256.前記追加の券を取得するステップが、所定の枚数の追加の券を取得する ステップを含む、請求項253記載の方法。 257.前記券の前記未割当部分の和を計算するステップをさらに含む、請求項 253記載の方法。 258.前記追加の券を取得するステップが、前記計算された和が所定のしきい 値よりも小さければ、追加の券を取得するステップを含む、請求項257記載の 方法。 259.販売地点端末を用いて分割式宝くじ券の購入を容易にする装置であって 、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 それぞれが未割当部分を有する券の供給を維持し、 追加の券を取得する、 装置。 260.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 第1の所定のしきい値を超える未割当部分を有する券の枚数を計数し、 前記第1の所定のしきい値を超える未割当部分を有する券の枚数が第2の所定 のしきい値よりも少なければ、追加の券を取得する、 請求項259記載の装置。 261.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 要求された部分の表示を受信し、 該要求された部分を超える未割当部分を有する券の枚数を計数し、 前記要求された部分を超える未割当部分を有する券の枚数が所定のしきい値よ りも少なければ、追加の券を取得する、 請求項259記載の装置。 262.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、所定の枚数の追加の 券を取得する、請求項259記載の装置。 263.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記券の前記未割当 部分の和を計算する、請求項259記載の装置。 264.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記計算された和が 所定のしきい値よりも小さければ、追加の券を取得する、請求項263記載の装 置。 265.販売地点端末で補助的製品販売を提供する方法であって、 少なくとも1つの品目を含む買物を受け取るステップと、 前記少なくとも1つの品目に基づいてアップセルを決定するステップと、 該アップセルの表示を出力するステップと、 を含む、方法。 266.販売地点端末で補助的製品販売を提供する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 少なくとも1つの品目を含む買物を受け取り、 前記少なくとも1つの品目に基づいてアップセルを決定し、 該アップセルの表示を出力する、 装置。 267.販売地点端末で補助的製品販売を提供する方法であって、 少なくとも1つの品目を含む買物を受け取るステップと、 前記少なくとも1つの品目に基づいてアップセルを決定するステップと、 前記少なくとも1つの品目および前記アップセルに対する丸められた価格を決 定するステップと、 前記少なくとも1つの品目および前記アップセルを丸められた価格と交換する オファーを提供するステップと、 を含む、方法。 268.前記オファーに対する応答を受信するステップと、 前記少なくとも1つの品目および前記アップセルを前記丸められた価格と交換 するステップと、 をさらに含む、請求項267記載の方法。 269.販売地点端末で補助的製品販売を提供する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 少なくとも1つの品目を含む買物を受け取り、 前記少なくとも1つの品目に基づいてアップセルを決定し、 前記少なくとも1つの品目および前記アップセルに対して丸められた価格を決 定し、 前記少なくとも1つの品目および前記アップセルを丸められた価格と交換する オファーを提供する、 装置。 270.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記オファーに対する応答を受信し、 前記少なくとも1つの品目および前記アップセルを前記丸められた価格と交換 する、 請求項269記載の装置。 271.販売地点端末で補助的製品販売を提供する方法であって、 少なくとも1つの品目を含む買物を受け取るステップと、 前記少なくとも1つの品目に対応するデータベース中の1つの記録を決定する ステップと、 前記記録に基づいてアップセルを決定するステップと、 該アップセルの表示を出力するステップと、 を含む、方法。 272.前記少なくとも1つの品目および前記アップセルに対して丸められた価 格を決定するステップをさらに含む、請求項271記載の方法。 273.前記丸められた価格を決定するステップが、前記記録に基づいて前記丸 められた価格を決定するステップを含む、請求項272記載の方法。 274.前記丸められた価格を決定するステップが、 前記買物の購入価格を決定するステップと、 前記記録に基づいて丸め倍数を決定するステップと、 該丸め倍数に従って前記購入価格を丸め、それによって、前記丸められた価格 を発生するステップと、 を含む、請求項272記載の方法。 275.前記丸められた価格を決定するステップが、 前記買物の購入価格を決定するステップと、 前記記録に基づいてアップセル価格を決定するステップと、 前記アップセル価格に前記購入価格を加え、それによって、前記丸められた価 格を発生するステップと、 を含む、請求項272記載の方法。 276.要求された支払額を前記丸められた価格に設定するステップをさらに含 む、請求項272記載の方法。 277.前記記録を決定するステップが、 それぞれが前記少なくとも1つの品目に対応する前記データベース中の複数の 記録を決定するステップと、 それぞれが前記複数の記録の1つの記録に基づく複数のアップセルを決定する ステップと、 前記複数のアップセルの少なくとも1つのアップセルの表示を出力するステッ プと、 を含む、請求項271記載の方法。 278.販売地点端末で補助的製品販売を提供する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 少なくとも1つの品目を含む買物を受け取り、 前記少なくとも1つの品目に対応するデータベース中の1つの記録を決定し、 該記録に基づいて1つのアップセルを決定し、 該アップセルの表示を出力する、 装置。 279.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記少なくとも1つ の品目および前記アップセルに対して丸められた価格を決定する、請求項278 記載の装置。 280.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記記録に基づいて 前記丸められた価格を決定する、請求項279記載の装置。 281.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を決定し、 前記記録に基づいて丸め倍数を決定し、 該丸め倍数に従って前記購入価格を丸め、それによって、前記丸められた価格 を発生する、 請求項279記載の装置。 282.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を決定し、 前記記録に基づいてアップセル価格を決定し、 該アップセル価格に前記購入価格を加え、それによって、前記丸められた価格 を発生する、 請求項279記載の装置。 283.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、要求された支払額を 前記丸められた価格に設定する、請求項279記載の装置。 284.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 それぞれが前記少なくとも1つの品目に対応する前記データベース中の複数の 記録を決定し、 それぞれが前記複数の記録の1つの記録に基づく複数のアップセルを決定し、 該複数のアップセルの少なくとも1つのアップセルの表示を出力する、 請求項278記載の装置。 285.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 販売地点端末の活動率を測定するステップと、 該活動率に従って補助的プロセスを実行するステップと、 を含む、方法。 286.前記補助的プロセスを実行するステップが、前記活動率が所定のしきい 値よりも大きければ、補助的プロセスを提供するシステムを停止させるステップ を含む、請求項285記載の方法。 287.前記補助的プロセスを実行するステップが、前記活動率が所定のしきい 値よりも小さければ、補助的プロセスを提供するシステムを動作可能にさせるス テップを含む、請求項285記載の方法。 288.一日の時刻を表示する信号に依存して所定のしきい値を決定するステッ プをさらに含む、請求項285記載の方法。 289.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記ブログラムにより、 販売地点端末の活動率を測定し、 該活動率に従って補助的プロセスを実行する、 装置。 290.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記活動率が所定の しきい値よりも大きければ、補助的プロセスを提供するシステムを停止させる、 請求項289記載の装置。 291.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記活動率が所定の しきい値よりも小さければ、補助的プロセスを提供するシステムを動作可能にさ せる、請求項289記載の装置。 292.前記プロセッサがさらに、一日の時刻を表示する信号に依存して所定の しきい値を決定する、請求項289記載の装置。 293.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 販売地点端末の活動率を測定するステップと、 該活動率およびオファー・スケジュールに従って補助的製品オファーを提供す るステップと、 を含む、方法。 294.前記オファー・スケジュールが、各補助的製品オファーが活動率の所定 の範囲に対応する1組の補助的製品オファーを含む、請求項293記載の方法。 295.徐々に時間の掛かかる補助的製品オファーが、活動率の徐々に広がる範 囲に対応する、請求項294記載の方法。 296.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 販売地点端末の活動率を測定し、 該活動率およびオファー・スケジュールに従って補助的製品オファーを提供す る、 装置。 297.前記オファー・スケジュールが、各補助的製品オファーが活動率の所定 の範囲に対応する1組の補助的製品オファーを含む、請求項296記載の装置。 298.徐々に時間の掛かかる補助的製品オファーが、活動率の徐々に広がる範 囲に対応する、請求項297記載の装置。 299.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 基準を測定するステップと、 該基準に基づいて、補助的プロセスを提供するシステムを停止すべきかどうか を決定するステップと、 補助的プロセスを提供するシステムを停止させるステップと、 を含む、方法。 300.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 基準を測定し、 該基準に基づいて、補助的プロセスを提供するシステムを停止すべきかどうか を決定し、 補助的プロセスを提供するシステムを停止させる、 装置。 301.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 基準を測定するステップと、 該基準に基づいて、補助的プロセスを提供するシステムを動作可能にすべきかど うかを決定するステップと、 補助的プロセスを提供するシステムを動作可能にするステップと、 を含む、方法。 302.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 基準を測定し、 該基準に基づいて、補助的プロセスを提供するシステムを動作可能にすべきか どうかを決定し、 補助的プロセスを提供するシステムを動作可能にする、 装置。 303.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 複数の販売地点端末の活動率を測定するステップと、 該活動率に基づいて、補助的プロセスを実行すべきかどうかを決定するステッ プと、 少なくとも1つの販売地点端末に対して前記補助的プロセスを実行するステッ プと、 を含む、方法。 304.前記補助的プロセスを実行するステップが、各販売地点端末に対して前 記補助的プロセスを実行するステップを含む、請求項303記載の方法。 305.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 複数の販売地点端末の活動率を測定し、 該活動率に基づいて、補助的プロセスを実行すべきかどうかを決定し、 少なくとも1つの販売地点端末に対して前記補助的プロセスを実行する、 装置。 306.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、各販売地点端末に対 して前記補助的プロセスを実行する、請求項305記載の装置。 307.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 複数の販売地点端末の活動率を測定するステップと、 該活動率に基づいて、補助的プロセスを提供するシステムを停止すべきかどう かを決定するステップと、 複数の販売地点端末の各々に対して補助的プロセスを提供するシステムを停止 させるステップと、 を含む、方法。 308.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 複数の販売地点端末の活動率を測定し、 該活動率に基づいて、補助的プロセスを提供するシステムを停止すべきかどう かを決定し、 複数の販売地点端末の各々に対して前記補助的プロセスを提供するシステムを 停止させる、 装置。 309.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 販売地点端末の活動率を測定するステップと、 該活動率が所定のしきい値よりも小さければ、 買物に依存してアップセルを決定するステップと、 前記買物に依存してアップセル価格を決定するステップと、 前記アップセル価格を前記アップセルと交換するようにオファーするステップ と、 を含む、方法。 310.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 販売地点端末の活動率を測定し、 該活動率が所定のしきい値よりも小さければ、 買物に依存してアップセルを決定し、 前記買物に依存してアップセル価格を決定し、 前記アップセル価格を前記アップセルと交換するようにオファーする、 装置。 311.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 オーバーライド信号を受信するステップと、 該オーバーライド信号に従って補助的プロセスを実行するステップと、 を含む、方法。 312.前記実行するステップが、前記オーバーライド信号が補助的プロセスの 実行を表示していなければ、補助的プロセスを提供するシステムを停止させるス テップを含む、請求項311記載の方法。 313.前記実行するステップが、前記オーバーライド信号が補助的プロセスの 実行を表示していれば、補助的プロセスを提供するシステムを動作可能にするス テップを含む、請求項311記載の方法。 314.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 オーバーライド信号を受信し、 該オーバーライド信号に従って補助的プロセスを実行する、 装置。 315.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記オーバーライド 信号が補助的プロセスの実行を表示していなければ、補助的プロセスを提供する システムを停止させる、請求項314記載の装置。 316.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、前記オーバーライド 信号が補助的プロセスの実行を表示していれば、補助的プロセスを提供するシス テムを動作可能にする、請求項314記載の装置。 317.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 オーバーライド信号を受信するステップと、 該オーバーライド信号が補助的プロセスの実行を表示していれば、 買物に依存してアップセルを決定するステップと、 前記買物に依存してアップセル価格を決定するステップと、 前記アップセル価格を前記アップセルと交換するようにオファーするステップ と、 を含む、方法。 318.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 オーバーライド信号を受信し、 該オーバーライド信号が補助的プロセスの実行を表示していれば、 買物に依存してアップセルを決定し、 前記買物に依存してアップセル価格を決定し、 前記アップセル価格を前記アップセルと交換するようにオファーする、 装置。 319.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する方法であって、 販売地点端末の活動率を測定するステップと、 該活動率が第1の所定のしきい値よりも小さければ、第1のオファー速度を有 する第1のアップセルをオファーするステップと、 前記活動率が第2の所定のしきい値よりも大きければ、前記第1のオファー速 度よりも大きい第2のオファー速度を有する第2のアップセルをオファーするス テップと、 を含む、方法。 320.販売地点端末で補助的プロセスの実行を制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 販売地点端末の活動率を測定し、 該活動率が第1の所定のしきい値よりも小さければ、第1のオファー速度を有 する第1のアップセルをオファーし、 前記活動率が第2の所定のしきい値よりも大きければ、前記第1のオファー速 度よりも大きい第2のオファー速度を有する第2のアップセルをオファーする、 装置。 321.販売地点端末で補助的製品販売を処理する方法であって、 丸めコードを受信するステップと、 該丸めコードに基づいて購入価格を丸めるステップと、 を含む、方法。 322.販売地点端末で補助的製品販売を処理する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 丸めコードを受信し、 該丸めコードに基づいて購入価格を丸める、 装置。 323.販売地点端末で補助的製品販売を処理する方法であって、 対応する丸め倍数を有する丸めコードを受信するステップと、 前記丸め倍数に基づいて購入価格を丸めるステップと、 を含む、方法。 324.販売地点端末で補助的製品販売を処理する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 対応する丸め倍数を有する丸めコードを受信し、 該丸め倍数に基づいて購入価格を丸める、 装置。 325.販売地点端末で補助的製品販売を処理する方法であって、 丸めコードを受信するステップと、 該丸めコードに対応する丸め倍数を決定するステップと、 該丸め倍数に基づいて購入価格を丸めるステップと、 を含む、方法。 326.販売地点端末で補助的製品販売を処理する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 丸めコードを受信し、 該丸めコードに対応する丸め倍数を決定し、 該丸め倍数に基づいて購入価格を丸める、 装置。 327.販売地点端末で補助的製品販売を処理する方法であって、 対応する丸め倍数および固定価格をそれぞれが有する複数の丸めコードを受信 するステップと、 購入価格を決定するステップと、 前記丸めコードに基づいて前記購入価格を丸めるステップと、 を含む、方法。 328.前記丸めるステップが、 前記購入価格に前記固定価格の少なくとも1つを加え、それによって、増額さ れた購入価格を発生するステップと、 丸め倍数に基づいて前記増額された購入価格を丸めるステップと、 を含む、請求項327記載の方法。 329.前記丸めるステップが、 丸め倍数に基づいて前記購入価格を丸め、それによって、増額された購入価格 を発生するステップと、 該増額された購入価格に前記固定価格の少なくとも1つを加えるステップと、 を含む、請求項327記載の方法。 330.前記丸めるステップが、丸めコードを選択し、それによって、選択され た丸めコードと選択されなかった丸めコードの組とを定義するステップを含む、 請求項327記載の方法。 331.前記丸めるステップが、 各選択されなかった丸めコードの前記固定価格を前記購入価格に加え、それに よって、増額された購入価格を発生するステップと、 前記選択された丸めコードの前記丸め倍数に基づいて前記増額された購入価格 を丸めるステップと、 をさらに含む、請求項330記載の方法。 332.前記丸めるステップが、 前記選択された丸めコードの前記丸め倍数に基づいて前記購入価格を丸め、そ れによって、増額された価格を発生するステップと、 各選択されなかった丸めコードの固定価格を前記増額された価格に加えるステ ップと、 をさらに含む、請求項330記載の方法。 333.前記丸めコードを選択するステップが、各選択されなかった丸めコード の前記丸め倍数よりも大きくない丸め倍数を有する丸めコードを選択するステッ プを含む、請求項330記載の方法。 334.前記丸めコードを選択するステップが、最小丸め倍数を有する丸めコー ドを選択するステップを含む、請求項330記載の方法。 335.前記固定価格と各丸めコードの前記丸め倍数とが等しい、請求項327 記載の方法。 336.販売地点端末で補助的製品販売を処理する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 対応する丸め倍数および固定価格を各丸めコードが有する複数の丸めコードを 受信し、 購入価格を決定し、 前記丸めコードに基づいて前記購入価格を丸める、 装置。 337.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記購入価格に前記固定価格の少なくとも1つを加え、それによって、増額さ れた購入価格を発生し、 丸め倍数に基づいて前記増額された購入価格を丸める、 請求項336記載の装置。 338.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 丸め倍数に基づいて前記購入価格を丸め、それによって、増額された購入価格 を発生し、 前記固定価格の少なくとも1つを前記増額された購入価格に加える、 請求項336記載の装置。 339.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、丸めコードを選択し 、それによって、選択された丸めコードと選択されなかった丸めコードの組とを 定義する、請求項336記載の装置。 340.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 各選択されなかった丸めコードの前記固定価格を前記購入価格に加え、それに よって、増額された購入価格を発生し、 前記選択された丸めコードの前記丸め倍数に基づいて前記増額された購入価格 を丸める、 請求項339記載の装置。 341.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記選択された丸めコードの前記丸め倍数に基づいて前記購入価格を丸め、そ れによって、増額価格を発生し、 各選択されなかった丸めコードの前記固定価格を前記増額された価格に加える 、 請求項339記載の装置。 342.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、各選択されなかった 丸めコードの前記丸め倍数よりも大きくない丸め倍数を有する丸めコードを選択 する、請求項339記載の装置。 343.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、最小の丸め倍数を有 する丸めコードを選択する、請求項339記載の装置。 344.前記固定価格と各丸めコードの前記丸め倍数とが等しい、請求項326 記載の装置。 345.販売地点端末で提供されるオファーを制御する方法であって、 販売地点端末で複数のオファーを提供するステップと、 各オファーのパフォーマンス・レートを測定し、それによって、複数のパフォ ーマンス・レートを定義するステップと、 該複数のパフォーマンス・レートの少なくとも1つに基づいてオファーのサブ セットを選択するステップと、 販売地点端末で前記オファーのサブセットを提供するステップと、 を含む、方法。 346.前記複数のオファーを提供するステップが、第1の時間内に実行され、 前記オファーのサブセットを提供するステップが、前記第1の時間より後の第 2の時間内に実行される、請求項345記載の方法。 347.前記複数のオファーを提供するステップが、複数の端末のそれぞれにお いて前記複数のオファーのうちの1つのオファーを提供するステップを含む、請 求項345記載の方法。 348.前記サブセットのパフォーマンス・レートを測定するステップと、 前記サブセットの前記パフォーマンス・レートが所定のしきい値よりも小さけ れば、前記オファーのサブセットを提供するステップの後に前記複数のオファー を提供するステップと、 をさらに含む、請求項345記載の方法。 349.前記オファーのサブセットを選択するステップが、少なくとも所定のパ フォーマンス・レートを有するオファーを選択するステップを含む、請求項34 5記載の方法。 350.前記オファーのサブセットを選択するステップが、所定の数の最も高い パフォーマンス・オファーを選択するステップを含む、請求項345記載の方法 。 351.販売地点端末で提供されるオファーを制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 販売地点端末で複数のオファーを提供し、 各オファーのパフォーマンス・レートを測定し、それによって、複数のパフォ ーマンス・レートを定義し、 該複数のパフォーマンスレートの少なくとも1つに基づいてオファーのサブセ ットを選択し、 販売地点端末で前記サブセットのオファーを提供する、 装置。 352.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 第1の時間内に複数のオファーを提供し、 前記第1の時間より後の第2の時間内に前記サブセットのオファーを提供する 、 請求項351記載の装置。 353.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、複数の端末の各々に おいて前記複数のオファーの1つのオファーを提供する、請求項351記載の装 置。 354.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、 前記サブセットのパフォーマンス・レートを測定し、 前記サブセットの前記パフォーマンス・レートが所定のしきい値よりも小さけ れば、前記サブセットのオファーの提供の後に前記複数のオファーを提供する、 請求項351記載の装置。 355.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、少なくとも所定のパ フォーマンス・レートを有するオファーを選択する、請求項351記載の装置。 356.前記プロセッサがさらに、前記プログラムにより、所定の数の最も高い パフォーマンス・オファーを選択する、請求項351記載の装置。 357.販売地点端末で提供されるオファーを制御する方法であって、 販売地点端末で第1のオファーを提供するステップと、 該第1のオファーのパフォーマンス・レートを測定するステップと、 前記第1のオファーのパフォーマンス・レートが所定のしきい値よりも小さけ れば、販売地点端末で第2のオファーを提供するステップと、 を含む、方法。 358.販売地点端末で提供されるオファーを制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 販売地点端末で第1のオファーを提供し、 該第1のオファーのパフォーマンス・レートを測定し、 該第1のオファーのパフォーマンス・レートが所定のしきい値よりも小さけれ ば、販売地点端末で第2のオファーを提供する、 装置。 359.販売地点端末で提供されるオファーを制御する方法であって、 第1の販売地点端末で第1のオファーを提供するステップと、 第2の販売地点端末で第2のオファーを提供するステップと、 前記第1のオファーのパフォーマンス・レートを測定するステップと、 前記第2のオファーのパフォーマンス・レートを測定するステップと、 前記第2のオファーの前記パフォーマンス・レートが前記第1のオファーの前 記パフォーマンス・レートよりも小さければ、前記第2の販売地点端末で前記第 1のオファーを提供するステップと、 を含む、方法。 360.販売地点端末で提供されるオファーを制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 第1の販売地点端末で第1のオファーを提供し、 第2の販売地点端末で第2のオファーを提供し、 前記第1のオファーのパフォーマンス・レートを測定し、 前記第2のオファーのパフォーマンス・レートを測定し、 前記第2のオファーの前記パフォーマンス・レートが前記第1のオファーの前 記パフォーマンス・レートよりも小さければ、前記第2の販売地点端末で前記第 1のオファーを提供する、 装置。 361.販売地点端末で提供されるオファーを制御する方法であって、 複数の買物の各々に対して、 前記買物に依存してアップセルを決定するステップと、 買物に基づくアップセル価格を決定するステップと、 該アップセル価格を前記アップセルと交換するようにオファーするステップと 、 各アップセルのパフォーマンス・レートを測定し、それによって、複数のパフ ォーマンス・レートを定義するステップと、 前記複数のパフォーマンス・レートの少なくとも1つに基づいてアップセルの サブセットを選択するステップと、 販売地点端末で前記サブセットのアップセルを提供するステップと、 を含む、方法。 362.販売地点端末で提供されるオファーを制御する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、複数の買物の各々に対して、 前記買物に依存してアップセルを決定し、 買物に基づいてアップセル価格を決定し、 前記アップセル価格を前記アップセルと交換するようにオファーし、 各アップセルのパフォーマンス・レートを測定し、それによって、複数のパフ ォーマンス・レートを定義し、 前記複数のパフォーマンス・レートの少なくとも1つに基づいてアップセルの サブセットを選択し、 販売地点端末で前記サブセットのアップセルを提供する、 装置。 363.販売地点端末で買物のアップセルを決定する方法であって、 前記買物に依存してアップセルを決定するステップと、 前記アップセル価格を前記アップセルと交換するようにオファーするステップ と、 を含む、方法。 364.販売地点端末で買物のアップセルを決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物に依存してアップセルを決定し、 前記アップセル価格を前記アップセルと交換するようにオファーする、 装置。 365.販売地点端末で買物のアップセルを決定する方法であって、 前記アップセルの購入価格を発生するステップと、 該購入価格に依存してアップセル価格を決定するステップと、 前記アップセルを前記アップセル価格と交換するようにオファーするステップ と、 を含む、方法。 366.販売地点端末で買物のアップセルを決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記アップセルの購入価格を発生し、 該購入価格に依存してアップセル価格を決定し、 前記アップセルを前記アップセル価格と交換するようにオファーする、 装置。 367.販売地点端末で買物のアップセルを決定する方法であって、 前記買物の購入価格を発生するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 該切上げ額に依存してアップセルを決定するステップと、 該アップセルを表示する信号を出力するステップと、 を含む、方法。 368.販売地点端末で買物のアップセルを決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 前記買物の購入価格を発生し、 丸められた価格を発生し、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算し、 該切上げ額に依存してアップセルを決定し、 該アップセルを表示する信号を出力する、 装置。 369.販売地点端末で買物のアップセルを決定する方法であって、 買物の購入価格を発生するステップと、 丸められた価格を発生するステップと、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算するステップ と、 該切上げ額に依存してアップセルを決定するステップと、 前記切上げ額を前記アップセルと交換するようにオファーするステップと、 を含む、方法。 370.販売地点端末で買物のアップセルを決定する装置であって、 記憶装置と、 該記憶装置に接続されたプロセッサとを含み、 前記記憶装置が、前記プロセッサを制御するプログラムを記憶し、 前記プロセッサが、前記プログラムにより、 買物の購入価格を発生し、 丸められた価格を発生し、 前記購入価格と前記丸められた価格との差である切上げ額を計算し、 該切上げ額に依存してアップセルを決定し、 前記切上げ額を前記アップセルと交換するようにオファーする、 装置。
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