JP2741162B2 - ガスケット係着具およびその使用方法 - Google Patents

ガスケット係着具およびその使用方法

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JP2741162B2 JP5325817A JP32581793A JP2741162B2 JP 2741162 B2 JP2741162 B2 JP 2741162B2 JP 5325817 A JP5325817 A JP 5325817A JP 32581793 A JP32581793 A JP 32581793A JP 2741162 B2 JP2741162 B2 JP 2741162B2
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弘一 内木
国光 内木
一郎 大崎
正輝 立川
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株式会社内木ガラス商会
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガスケット係着具および
その使用方法に関し、特にコンクリート構造物の窓用帯
状ガスケットの係着具に適用して最適である。
【0002】
【従来の技術】たとえばコンクリート構造物で、窓に当
る図3の開口5に窓ガラスを嵌め込む場合には、この開
口5の縁壁5aに沿い配設された溝状係合部5bに、図
5に示した断面を持つ帯状ガスケット3の突起部分6を
係着させて、先づこの帯状ガスケット3を取付け、次い
で帯状ガスケット3のガラス嵌着溝4に窓ガラスを嵌着
し、最後にジッパ8を帯状ガスケット3に嵌着するよう
にして行う。
【0003】ところで上記突起部分6の係着に際して
は、板状体2a、2bを図5に示すごとく上記ガラス嵌
着溝4に嵌入し、帯状ガスケット3に押圧力を与えるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記板状
体2a、2bの長さは、帯状ガスケット3の長さに較べ
るとはるかに小である。したがってたとえば板状体2
a、2bを帯状ガスケット3に沿って移動させながら、
帯状ガスケット3に上記押圧力を次々と与えたり、ある
いは複数の板状体2a、2bを上記ガラス嵌着溝4に1
列に配して、上記押圧力をほゞ同時に与えたりすること
になる。
【0005】このため上述のようにして帯状ガスケット
3を取付けると、この帯状ガスケット3にはしばしば押
圧力の不足個所が部分的に発生し、その結果としてこの
帯状ガスケット3に係着不足部分を生じ易い。本発明は
このような課題を解決するガスケット係着具を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、伸縮自在な棒
状体部と、この棒状体部の両端にそれぞれ設けられてい
るピン結合部と、帯状ガスケットを押圧するための縁部
上記棒状体部と交叉する方向に延びており、その長さ
方向のほぼ中央部が上記ピン結合部に回動可能に軸支さ
れている板状体部とから成り、取付対象物に設けた開口
の縁壁に沿い延設された係合部に帯状ガスケットを係着
させたとき、部分的に発生するこの帯状ガスケットの係
着不足部分に対して上記板状体部を倣わせるように回動
させながら押圧して係着させるようにガスケット係着具
を構成した。なお上記棒状体部には、ジャッキを組込む
ことができる。
【0007】さらに上記ガスケット係着具は、取付対象
物に設けた開口の縁壁に沿い延設された係合部と対向し
かつこの係合部に沿って延びる複数の板状体を1列に配
置し、これらの板状体で帯状ガスケットをほゞ同時に押
圧してこの帯状ガスケットを上記係合部に係着させると
き、上記板状体間に生じる上記帯状ガスケットの係着不
足部分の係着に使用することができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を、コンクリート構造物の窓用帯
状ガスケットの係着具に適用した実施例につき図1〜4
を参照しながら説明する。
【0009】例えば本願出願人が先に提案したガスケッ
トの装着装置(出願番号:平成5年特許願第85262
号、出願日:平成5年3月19日)を使用して、コンク
リート構造物の窓用開口に帯状ガスケットを取付ける場
合、上記装着装置のガスケット取付具1を図3に示すよ
うに先づ縮小させ、図5にその断面を示す帯状ガスケッ
ト3のガラス嵌着溝4にこのガスケット取付具1の板状
体2a、2bを嵌入させて、帯状ガスケット3をこの板
状体2a、2bで保持させる。
【0010】次に上記ガスケット取付具1を図3に示す
ように開口5内へ挿入し、このガスケット取付具1を図
4に示すように拡大させる。かくして帯状ガスケット3
は上記板状体2a、2bで押圧され、その結果、図5に
示すこの帯状ガスケット3の突起部分6が、上記開口5
の縁壁5aに沿って設けた溝状係合部5bに先づ開口5
の四隅から係着される。
【0011】続いて図4に示すごとく、長い板状体2b
で押圧される帯状ガスケット3の部分が、ほゞ同時に上
記係合部5bに係着されて帯状ガスケット3の上記開口
5への取付けが完了する。
【0012】しかしながら板状体2a、2bの間には、
図3および4に示すごとくガスケット取付具1の縮小、
拡大に伴って互いに接触を起さないように隙間gが設け
られている。このため帯状ガスケット3が上述のように
板状体2a、2bで押圧されても、上記隙間と対応する
部分は押圧されずに残り、この部分3aは係着不足とな
る。
【0013】ところで本発明のガスケット係着具12
は、図1に示すごとく伸縮自在な棒状体部13と、この
棒状体部13の両端にそれぞれ設けられた板状体部14
とから成る。
【0014】上記棒状体部13は一端側の外側パイプ1
3aと、このパイプ13aにその一端側が遊嵌された内
側パイプ13bとから成り、伸縮が自在である。またこ
の内側パイプ13bには、複数の透孔15aがほゞ等間
隔で軸方向に設けられ、選択されたその1つと、外側パ
イプ13aに設けた透孔15bとを重ね合わせてピン
(図示省略)を挿通すれば、上記透孔15aの位置と対
応する所定長さに棒状体部13を保つことができる。
【0015】次に上記内側パイプ13bの他端側には、
この内側パイプ13bと軸心を一致させて油圧ジャッキ
16が結合され、棒状体部13の他端側を形成してい
る。なお上記棒状体部13は、上記透孔15a、15b
の選択によって大略の長さに設定され、次いでこの油圧
ジャッキ16により上記長さの微調整が行われる。さら
にこの油圧ジャッキ16は、帯状ガスケット3を押圧す
る上記板状体部14に所望の押圧力を与える。
【0016】次に上記板状体部14は、棒状体部13の
両端にそれぞれピン結合されて、棒状体部13と交叉す
る方向に延びている。また図1に示すようにこの板状体
部14はほゞ台形状で、上記帯状ガスケット3をこの板
状体部14で押圧する際は、その縁部14a側を帯状ガ
スケット3のガラス嵌着溝4(図5)に嵌着させて行
う。
【0017】次に上記ガスケット係着具12の作用を述
べれば、図2に示すコンクリート構造物7の窓用開口5
には、既述のようにその縁壁5aに沿って溝状の係合部
5bが設けられ、帯状に延びるガスケット3は、その突
起部分6(図5)を介してこの係合部5bに係着され
る。そして上記帯状ガスケット3にはこの係着の際に、
図4に示す隙間gと対応する位置に前記係着不足部分3
aが発生する。
【0018】そこで図2に示すように、上記係着不足部
分3aのガラス嵌着溝4に上記板状体部14を嵌入させ
て棒状体部13を伸長し、前記両パイプ13a、13b
の透孔15a、15bのうち、互いに一致するものにピ
ンを挿通して上記ガスケット係着具12を開口5内に仮
取付けする。なおこの場合、上記係着不足部分3aは、
通常、開口縁の対称位置にそれぞれ発生するから、1対
の板状体部14は図2に示すごとく、それぞれの係着不
足部分3aと対応することになる。
【0019】次に油圧ジャッキ16を操作して板状体部
14に押圧力を与えれば、上記係着不足部分3aの突起
部分6が溝状係合部5bに係着され、帯状ガスケット3
の係着不足の問題は解決する。この際、帯状ガスケット
3の突出している部分(図示せず)に倣って板状体部1
4が回動し、帯状ガスケット3を押圧するにつれて板状
体部14が溝状係合部5bと平行になり、帯状ガスケッ
ト3を正確に嵌着させることができる。したがって油圧
ジャッキ16の作動油を抜き、上記ピンを抜いてガスケ
ット係着具12を開口5から取外せば作業は完了する。
【0020】ところで上記実施例では、負荷手段として
油圧ジャッキ16を使用したが、この油圧ジャッキは機
械的または電磁的なジャッキであってよい。またパイプ
13a、13bは、シリンダ装置として構成することが
でき、またこれらのパイプは、必ずしも円断面である必
要はない。また、板状体部14が帯状ガスケット3の突
出している部分に倣って回動するので、板状体部14が
帯状ガスケット3を押圧する際にこれらのパイプには曲
げモーメントがほとんど作用しない。したがって、これ
らのパイプは、帯状ガスケット3を押圧する力による座
屈に抗する強度のみを考慮すればよい。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述のような構成であるから、
帯状ガスケットの係着不足部分を簡単かつ容易に除去す
ることができる。また、棒状体部に曲げモーメントがほ
とんど作用せず、座屈に抗する強度を棒状体部が満足す
ればよいので、棒状体部の軽量化が可能で、ガスケット
係着具を軽量で取り扱い易いものできる。また、帯状ガ
スケットおよび取付対象物の係合部に板状体部が倣うよ
うに回動するので、ガスケット係着具を正確に位置決め
しなくても帯状ガスケットを正確に係着させることがで
き、作業効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスケット係着具の正面図
【図2】ガスケット係着具の作用説明図
【図3】開口内で縮小させたガスケット取付具の正面図
【図4】開口内で拡大させたガスケット取付具の正面図
【図5】帯状ガスケットの断面図
【符号の説明】
3 帯状ガスケット 3a 係着不足部分 5 開口 5a 縁壁 5b 溝状係合部 13 棒状体部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伸縮自在な棒状体部と、 この棒状体部の両端にそれぞれ設けられているピン結合
    部と、 帯状ガスケットを押圧するための縁部が上記棒状体部と
    交叉する方向に延びており、その長さ方向のほぼ中央部
    が上記ピン結合部に回動可能に軸支されている板状体部
    とから成り、 取付対象物に設けた開口の縁壁に沿い延設された係合部
    に帯状ガスケットを係着させたとき、部分的に発生する
    この帯状ガスケットの係着不足部分に対して上記板状体
    部を倣わせるように回動させながら押圧して係着させる
    ことを特徴とするガスケット係着具。
  2. 【請求項2】上記棒状体部にジャッキを組込んだ請求項
    1記載の係着具。
  3. 【請求項3】取付対象物に設けた開口の縁壁に沿い延設
    された係合部と対向しかつこの係合部に沿って延びる複
    数の板状体を1列に配置し、これらの板状体で帯状ガス
    ケットをほゞ同時に押圧してこの帯状ガスケットを上記
    係合部に係着させるとき、上記板状体間に生じる上記帯
    状ガスケットの係着不足部分を請求項1記載のガスケッ
    ト係着具で係着させる方法。
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