JP2740880B2 - 免震装置 - Google Patents

免震装置

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JP2740880B2
JP2740880B2 JP28848789A JP28848789A JP2740880B2 JP 2740880 B2 JP2740880 B2 JP 2740880B2 JP 28848789 A JP28848789 A JP 28848789A JP 28848789 A JP28848789 A JP 28848789A JP 2740880 B2 JP2740880 B2 JP 2740880B2
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JP
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seismic isolation
isolation device
flange
fixed
rotating sleeve
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一夫 室井
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Shimizu Corp
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建築構造物や土木構造物等の基礎部に設置
される建築構造物の免震装置に関する。
[従来の技術] 第5図は従来の建築構造物の基礎部に設置される免震
装置を示す断面図であり、免震装置1は、上下に円板形
の固定フランジ2、3を有する積層ゴムからなり、固定
フランジ2、3をそれぞれ構造物4および基礎部5にボ
ルト6により固定している。この免震装置1は、構造物
4の重量に応じて所定の数だけ設置される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の免震装置においては、複数
の免震装置の高さを一定レベルに合わせるために、基礎
部5の部分に無収縮モルタルを注入する必要があり、そ
の工程時間は免震装置の数に比例して長期化するという
問題を有している。特に、積層ゴムに面圧が一定に作用
するように、基礎部5に勾配がつかないように細心の注
意を図る必要がある。
また、固定フランジ2、3を取り付けるためのボルト
孔が円周上に形成されているために、スミ出しの手間が
かかるという問題もある。
さらに、免震装置1が上下共にコンクリートに挟まれ
ているため、免震装置の交換が困難であり、無理に交換
しようとすれば、構造物4全体をジャッキアップしなけ
ればならず、構造物に二次応力が発生するという問題を
生じる。
本発明は、上記問題を解決するものであって、免震装
置の設置の際における高さレベルの微調整を可能にする
と共に、免震装置の交換作業を容易に行うことができる
建築構造物等の免震装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのために本発明の免震装置は、上部固定フランジ12
と、上部固定フランジ12に螺合される可動フランジ13
と、可動フランジ13に固定される積層ゴム14と、積層ゴ
ム14に固定される回転スリーブ15と、回転スリーブ15を
回転自在に支持する下部固定フランジ16とからなり、上
部固定フランジ12を構造物4に緊結金物17により固定
し、回転スリーブ15および下部固定フランジ16を基礎部
5に緊結金物19により固定することを特徴とする。
なお、上記構成に付加した番号は、理解を容易にする
ために図面と対比させるためのもので、これにより本発
明の構成が限定されるものではない。
〔作用〕
本発明においては、積層ゴム14に固定された可動フラ
ンジ13は、上部固定フランジに形成されたネジに螺合さ
れる形状となっており、これにより、免震装置11の高さ
レベルの調節を可能にしている。また、回転スリーブ15
と下部固定フランジ16の隙間は、緊結金物19により調節
可能になっており、これにより免震装置11の勾配レベル
の調節を可能にしている。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図ないし第4図は本発明の建築構造物等の免震装置
の1実施例を示し、第1図は断面図、第2図は固定フラ
ンジの斜視図、第3図は免震装置の施工作業を説明する
ための図、第4図は免震装置の交換作業を説明するため
の図である。
第1図において、本発明の免震装置11は、上部固定フ
ランジ12と、上部固定フランジ12に螺合される可動フラ
ンジ13と、可動フランジ13に固定される積層ゴム14と、
積層ゴム14に固定される回転スリーブ15と、回転スリー
ブ15を回転自在に支持する下部固定フランジ16とからな
り、上部固定フランジ12を構造物4にボルト(緊結金
物)17により固定し、回転スリーブ15および下部固定フ
ランジ16を基礎部5にボルト(緊結金物)19により固定
している。
第2図に示すように、上部固定フランジ12には、正方
形の周囲にボルト孔12aが形成される。下部固定フラン
ジ16についても同様である。このようにボルト孔12aを
直線上に配置することにより、スミ出し作業を容易にし
ている。
また、上部固定フランジ12の中央部には、同心円上に
円筒部12bおよび環状突部12cが形成され、円筒部12bの
外周面並びに環状突部12cの内周面および外周面には、
ネジ山が切られている。これは、積層ゴム14に均一な面
圧が作用するように工夫したもので、ネジ部を2重、3
重にしないで1重の場合には上部からの軸力が唯一のネ
ジ山を経て作用するため、積層ゴム14に均一な面圧が作
用しないことになる。
そして、積層ゴム14に固定された可動フランジ13は、
円筒部12bおよび環状突部12cに形成されたネジに螺合さ
れる形状となっており、これにより、免震装置11の高さ
レベルの調節を可能にしている。また、回転スリーブ15
の下面には、曲面形状の凸部が形成され、下部固定フラ
ンジ16には、前記回転スリーブ15の凸部に嵌合した曲面
形状の凹部が形成されている。回転スリーブ15と下部固
定フランジ16の隙間は、ボルト19により調節可能になっ
ており、これにより免震装置11の勾配レベルの調節を可
能にしている。
次に第3図により上記構成からなる免震装置の施工に
ついて説明する。
本発明の免震装置の設置に際しては、(a)図に示す
ように、基礎部位の設置面5aに勾配が付いていたり、設
計高さに一致しない寸法で仕上げられていてもよい。す
なわち、(b)図に示すように、回転スリーブ15と下部
固定フランジ16との間の隙間をボルト19により調節し
て、積層ゴム14の上面を水平レベルにセットする。次
で、(c)図に示すように、上部固定フランジ12を可動
フランジ13内で回転させることにより、構造物が所定の
高さレベルになるように免震装置11の高さレベルの調節
を行う。
次に、第4図により免震装置の交換作業について説明
する。
先ず(a)図に示すように、免震装置11の周囲に支保
工20を立て、上部固定フランジ12と可動フランジ13との
間のボルト17を撤去する。次で(b)図に示すように、
回転スリーブ15を回転させると、上部固定フランジ12は
可動フランジ13との間が縮まるように回転、下降し、免
震装置11が交換可能な状態となる。なお、免震装置の設
置は上記と逆の作業となる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、積層ゴムに固定された
可動フランジは、上部固定フランジに一定の面圧が作用
するように形成されたネジに螺合される形状となってお
り、これにより、免震装置の高さレベルの調節を可能に
し、また、回転スリーブと下部固定フランジの隙間を緊
結金物により調節可能にすることにより、免震装置の勾
配レベルの調節を可能にしている。
従って、免震装置の設置の際における高さおよび勾配
レベルの微調整を可能にすると共に、免震装置の交換作
業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本発明の建築構造物等の免震装置
の1実施例を示し、第1図は断面図、第2図は固定フラ
ンジの斜視図、第3図は免震装置の施工作業を説明する
ための図、第4図は免震装置の交換作業を説明するため
の図、第5図は従来の免震装置の断面図である。 12……上部固定フランジ、13……可動フランジ、14……
積層ゴム、15……回転スリーブ、16……下部固定フラン
ジ、17、19……ボルト(緊結金物)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部固定フランジと、該上部固定フランジ
    に螺合される可動フランジと、該可動フランジに固定さ
    れる積層ゴムと、該積層ゴムに固定される回転スリーブ
    と、該回転スリーブを回転自在に支持する下部固定フラ
    ンジとからなり、前記上部固定フランジを構造物に緊結
    金物により固定し、前記回転スリーブおよび下部固定フ
    ランジを基礎部に緊結金物により固定することを特徴と
    する免震装置。
JP28848789A 1989-11-06 1989-11-06 免震装置 Expired - Lifetime JP2740880B2 (ja)

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JPH03151475A JPH03151475A (ja) 1991-06-27
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JP5107014B2 (ja) * 2007-12-14 2012-12-26 旭化成ホームズ株式会社 免震材の取付構造

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JPH03151475A (ja) 1991-06-27

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