JP2740781B2 - 水上搬送装置 - Google Patents

水上搬送装置

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JP2740781B2
JP2740781B2 JP6179727A JP17972794A JP2740781B2 JP 2740781 B2 JP2740781 B2 JP 2740781B2 JP 6179727 A JP6179727 A JP 6179727A JP 17972794 A JP17972794 A JP 17972794A JP 2740781 B2 JP2740781 B2 JP 2740781B2
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water
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JP6179727A
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幹夫 小林
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アイ・ティー・ティー・フリクト株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は水流を利用して搬送器
を循環させる水上搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として例えば実開平3
−18888号公報に記載のものが公知である。上記従
来の水上搬送装置は、ループ状に形成された搬送水路の
要所に、側板で区割された凹所を設け、これら凹所に水
流発生装置を設置したもので、上記水流発生装置により
搬送水路内の水を一定方向へ循環させることにより、搬
送水路上に浮上された搬送器を循環させるようにしたも
ので、娯楽設備などに利用されている。
【0003】また実開平3−18889号公報では、上
記水上搬送装置の水流発生源の吸引側と噴出側の間に逆
流防止壁を設けて、逆流を防止したものや、実開平3−
43889号公報では、搬送水路の底深部にも水流発生
装置を設けたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の水上
搬送装置では、搬送水路の側面に側板で区割された凹所
を設けて、これら凹所内に水流発生装置を設置したり、
水流発生装置の吸引側と噴出側の間に逆流防止壁を設け
ていることから、構造が複雑となる不具合がある。
【0005】また水流発生装置が搬送水路側面や底深部
の凹所に固定されているため、水流発生装置を整備した
り交換する場合、その都度搬送水路内の水を抜かなけれ
ばならないため不経済であると共に、搬送水路内の水全
体に水流を形成するため、大型のポンプやモータを必要
として設備費が嵩んだり、運転時の消費電力が大きいた
め、運転経費が嵩むなどの不具合もあった。
【0006】この発明はかかる不具合を改善するために
なされたもので、構造が簡単で、かつ水流発生装置のメ
ンテナンスが容易な上、設備費や維持費も安価な水上搬
送装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この発明は上記目的を
達成するために、ループ状に形成され、かつ複数の搬送
器が浮上された搬送水路の側部に搬送水路内の水を取込
んで圧送する水流発生源と、水流発生源により圧送され
た水を搬送水路内の上層部へ噴出するノズルよりなる水
流発生装置を設置すると共に、上記水流発生源とノズル
の間を、断面がほぼC字形に形成された受け体と、この
受け体の凹溝内に上方より挿脱自在な取付け板とよりな
る脱着機構を介して着脱自在に連結したものである。
【0008】
【作用】 上記構成により水中ポンプや水中ミキサーな
どの水流発生源を整備したり新品と交換する際搬送水路
内の水を抜かずに作業が行なえると共に、搬送水路の上
層部に水流を形成することができるため、搬送水路内の
水全体に水流を形成するものに比べて、水流発生装置の
小型化と、消費電力の低減などが図れるようになる。
【0009】
【実施例】この発明を遊園地などの娯楽設備に実施した
例について図面を参照して詳述する。図1は水上搬送装
置の平面図、図2は図1のA円内の拡大図、図3は図2
のB円内の拡大図、図4は図3のC方向からの矢視図、
図5は図1のD円内の拡大図、図6は図5のE−E線に
沿う断面図、図7は渦発生防止板の斜視図、図8は側部
水流発生装置に整流板を設けた別の実施例を示す説明
図、図9は整流板及び渦発生防止板の作用説明図であ
る。
【0010】これら図において1はループ状に形成され
た搬送水路で、両側壁1aと底壁1bが鉄板や強化プラ
スチックなどの防水壁により形成されていて、内部に遊
具などの搬送器2を複数基浮上させるための水が収容さ
れている。3は上記搬送水路1の両側壁1aに1組ない
し複数組設置された側部水流発生装置、4は搬送水路の
底壁1bに1組ないし複数組設置された底部水流発生装
置で、何れも搬送水路1内の水を一方向へ動かすことに
より水流を形成するようになっている。
【0011】上記側部水流発生装置3は、図2に示すよ
うに2重壁構造となった両側壁1aの間に、搬送水路1
を挟んで対向するように設置された水中ポンプや水中ミ
キサーよりなる水流発生源5とノズル6より構成されて
いる。上記各ノズル6は筒体より形成されていて、搬送
水路1の両側壁1aに対して角度θ1 、また水平面に対
して角度θ2 傾斜するよう設置されており、水の噴出口
6a側が搬送水路1側の両側壁1aに開口されている。
【0012】また各ノズル6の導水口6bには脱着機構
7を介して上記水流発生源5が脱着自在に取付けられて
いる。上記脱着機構7は図3に示すように、断面がほぼ
C字形に形成された受け体7aと、この受け体7aの凹
溝7b内に上方より挿脱自在な取付け板7cよりなり、
受け体7aに開口された孔7dとノズル6の導水口6b
が接続されている。そして上記脱着機構7の取付け板7
cが、吐出口5aとこれを駆動するモータ5bよりなる
水流発生源5の吐出口5a側に固着されている。
【0013】上記のように構成された側部水流発生装置
3の上流側には、搬送水路1側の両側壁1aに取水口1
cが開口されていて、この取水口1cより搬送水路1内
の水が水流発生源5の吸入口5cが吸入されるようにな
っていると共に、取水口1cには搬送器2や、誤って搬
送水路1内に落ちた人や物などが側部水流発生装置3内
へ吸込まれるのを防止するスクリーン8が、そして水流
発生源5の吐出口5a近傍には、取水口1cより取込ま
れた水が吸入口5cにスムーズに吸込まれるよう整流す
る整流板9が設置されている。
【0014】一方搬送水路1の底部に設置された底部水
流発生装置4は、図5及び図6に示すように、搬送水路
1の底壁1bを凹入させることにより形成された凹部1
d内に一対の水流発生源12及びノズル13が水流方向
に沿って並設されている。上記ノズル13は側部水流発
生装置3と同様な筒体より形成されていて、導水口13
b側が低くなるよう凹部1d内に並設されており、噴出
口13a側は搬送水路1の底面とほぼ平行するよう切断
されている。
【0015】 また各ノズル13の導水口13b側に脱
着機構14を介して上記水流発生源12が取付けられて
いる。上記脱着機構14は、側部水流発生装置3の脱着
機構と同様に、受け体14aと、この受け体14aの
凹溝14bに上方より挿脱自在な取付け板14cとより
なり、受け体14aに開口された孔14dとノズル13
の導水口13bが接続されている。そして上記脱着機構
14の取付け板14cが、吐出口12aとこれを駆動す
るモータ12bよりなる水流発生源12の吐出口12a
側に固着されていると共に、水流発生源12の上側には
渦発生防止板15が、また凹部1dの開口面には、ノズ
ル13の噴出口13a付近を除く部分にスクリーン16
が取付けられている。
【0016】上記渦発生防止板15は、搬送水路1内の
水をスクリーン16を介して水流発生源12の吸入口1
2cへ吸込む際渦流が発生するのを防止するためのもの
で、図7に示すように平板の両端側を斜め下方へ屈曲し
たほぼ屋根形をなしていて、平坦部が水流発生源12の
上部に固着されている。なお上記渦発生防止板15は図
8に示すように、側部水流発生装置3の水流発生源5の
上部に取付けても効果がある。
【0017】次に作用を説明すると、搬送水路1に水を
満たした状態で側部水流発生装置3及び底部水流発生装
置4の運転を開始すると、側部水流発生装置3の水流発
生源5より圧送される水は、搬送水路1の両側に設けら
れたノズル6の噴出口6aより搬送水路1の上層部へ向
けて噴出され、上層部の水が水流となって上流側より下
流側へ矢印aに示すように移動される。同時に底部水流
発生装置4の水流発生源12により圧送される水は、搬
送水路1の底部に設けられたノズル13より搬送水路1
の下層部へ向けて噴出され、下層部の水が矢印a方向へ
移動される。これによって搬送水路1上に浮上した搬送
器2が水流により搬送水路1に沿って循環し、搬送器2
の搭乗者を搬送することができる。
【0018】また側部水流発生装置3の水流発生源5近
傍に整流板9を設けているので、ノズル6より噴出され
た水が水流発生源5の入口側へ逆流することがないと共
に、底部水流発生装置4の水流発生源12上方に渦発生
防止板15を設けたことから、水流発生源12の吸入口
12c付近で渦が発生するのを防止することができる。
なお側部水流発生装置3の水流発生源5上部に図8に示
すように渦発生防止板15を設けると、図8の矢印b、
cに示すように水が流れるため、整流板9と渦発生防止
板15の相乗効果で、渦の発生と逆流が防止できるよう
になる。
【0019】一方水流発生源5、12を点検修理した
り、交換する場合は、搬送水路1内の水は抜かずに吊上
機などを使用して水流発生源5、12を吊り上げる。水
流発生源5、12とノズル6、13の間は脱着機構7、
14により接続されていて、水流発生源5、12を吊り
上げるだけでこれらの間が切離せるため、水中から水流
発生源5、12が容易に回収できると共に、整備後また
は新しい水流発生源5、12を取付ける場合には、上記
と逆の操作を行なうことにより、簡単に水流発生源5、
12とノズル6、13間を接続することができる。な
お、上記実施例では搬送水路1の側部と底部に水流発生
装置3、4を設置したが、搬送水路1の側部のみに設け
るようにしてもよいものである。
【0020】
【発明の効果】 この発明は以上詳述したように、搬送
水路の側部や底部に設置された水流発生装置を水流発生
源とノズルより構成し、かつこれらの間を、断面ほぼC
字形をなす受け体と、この受け体の凹溝に上方より挿脱
自在な取付け板よりなる脱着機構を介して連結したこと
から、水流発生源を点検整備したり、新品と交換する場
合、ノズルを水中に残して、水流発生源を水中より引き
上げることにより点検整備や交換が行なえるようにな
る。これによって搬送水路内の水を抜く必要がないため
経済的であると共に、地上で点検や整備などが行なえる
ため、メンテナンスも容易となる。
【0021】 また水流発生源より圧送された水を、ノ
ズルにより搬送水路上層部へ噴出して、搬送路の上層部
に水流を形成するようにしたことから、搬送水路内の水
全体に水流を形成する場合に比べて、水流発生源やノズ
ルなどの小型化が図れると共に、消費電力も少なくなる
ため、維持費の節減も図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例になる水上搬送装置の平面
図である。
【図2】図1のA円内の拡大図である。
【図3】図2のB円内の拡大図である。
【図4】図3のC方向からの矢視図である。
【図5】図1のD円内の拡大図である。
【図6】図5のE−E線に沿う断面図である。
【図7】渦発生防止板の斜視図である。
【図8】側部水流発生装置に整流板を設けた実施例及び
作用を示す説明図である。
【符号の説明】
1 搬送水路 2 搬送器 3、4 水流発生装置 5、12 水流発生源 6、13 ノズル 6a、13a 噴出口 7、14 脱着装置 9 整流板 15 渦発生防止板

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ループ状に形成され、かつ複数の搬送器
    2が浮上された搬送水路1の側部及び底部に、搬送水路
    1内の水を取込んで圧送する水流発生源5、12と、水
    流発生源5、12により圧送された水を搬送水路1内の
    上層部へ噴出するノズル6よりなる水流発生装置3を設
    置すると共に、上記水流発生源5とノズル6の間を、断
    面がほぼC字形に形成された受け体と、この受け体の凹
    溝内に上方より挿脱自在な取付け板とよりなる脱着機構
    7を介して着脱自在に連結たこ特徴とする水上搬送装
    置。
JP6179727A 1994-07-08 1994-07-08 水上搬送装置 Expired - Lifetime JP2740781B2 (ja)

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JPH0819665A JPH0819665A (ja) 1996-01-23
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3018887U (ja) * 1995-05-31 1995-11-28 コ−ケンメディカル株式会社 非伸張性腰脊椎支持ベルト
JP3018886U (ja) * 1995-05-31 1995-11-28 株式会社エヌ・ピー・シー 真空包装機
JP3108758U (ja) * 2004-11-16 2005-04-28 日本パッキング工業株式会社 遮熱カバー

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