JP2740726B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2740726B2
JP2740726B2 JP5235252A JP23525293A JP2740726B2 JP 2740726 B2 JP2740726 B2 JP 2740726B2 JP 5235252 A JP5235252 A JP 5235252A JP 23525293 A JP23525293 A JP 23525293A JP 2740726 B2 JP2740726 B2 JP 2740726B2
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昭弘 澤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報を記憶する機能を
備えた半導体集積回路、特に冗長回路を備えた半導体記
憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大容量のSRAM(スタティックRA
M)やDRAM(ダイナミックRAM)等の集積化され
た半導体記憶装置では、セル欠陥の救済のため、通常の
メモリセル(ノーマルセル)に加えてスペアセルが設け
られる。K.Sasaki,et al.,"A 9ns1Mb CMOS SRAM",ISSCC
Digest of Technical Papers,pp34-35,1989 や特開平
2−21500号公報には、図15及び図16に示すス
ペアセル読み出し方式が示されている。
【0003】図15は、従来のSRAMのうちの読み出
し回路部分の構成を示す回路図である。同図に示す構成
ではメモリセルは2つのブロックに分割されており、n
個の第1ノーマルセル11.1,11.2,…と1個の
第1スペアセル21とが第1のデータ線対31に接続さ
れて第1のセルアレイが構成され、同様にn個の第2ノ
ーマルセル12.1,12.2,…と1個の第2スペア
セル22とが第2のデータ線対32に接続されて第2の
セルアレイが構成されている。35.1,35.2,3
5.3,35.4,…は2n個のノーマルセル11.
h,12.h(h=1〜n)のうちの1個を選択するた
めのノーマルワード線であり、37.1,37.2は2
個のスペアセル21,22のうちの1個を選択するため
のスペアワード線である。
【0004】41は、アドレスの入力を受けるデコーダ
である。このデコーダ41から、入力アドレスに対応し
て1本の電圧がハイレベルに立ち上げられるn本のノー
マルグローバルワード線33.1,33.2,…と、該
ノーマルグローバルワード線のうちの1本と同時に電圧
がハイレベルに立ち上げられる1本のスペアグローバル
ワード線36と、セルアレイを選択するための第1及び
第2のブロック選択線34a,34bとが引き出されて
いる。以下の説明では、n本のノーマルグローバルワー
ド線33.1,33.2,…上の信号をNGWL1,N
GWL2,…、2n本のノーマルワード線35.1,3
5.2,35.3,35.4,…上の信号をNWL1,
NWL2,NWL3,NWL4,…、スペアグローバル
ワード線36上の信号をSGWL、2本のスペアワード
線37.1,37.2上の信号をSWL1,SWL2、
第1及び第2のブロック選択線34a,34b上の信号
をBLK1,BLK2とする。
【0005】42.1,42.2,42.3,42.
4,…は、NWLi(i=1〜2n)のうちの1個をハ
イレベルに立ち上げるための2n個のAND回路であ
る。このうち、奇数のiに対応するn個のAND回路4
2.1,42.3,…はNGWLh(h=1〜n)とB
LK1とに応答してn個の第1ノーマルセル11.1,
11.2,…のうちの1個を選択するものであり、偶数
のiに対応するn個のAND回路42.2,42.4,
…はNGWLh(h=1〜n)とBLK2とに応答して
n個の第2ノーマルセル12.1,12.2,…のうち
の1個を選択するものである。44.1,44.2は、
各々SWL1,SWL2をハイレベルに立ち上げるため
のAND回路である。このうち、一方のAND回路4
4.1はSGWLとBLK1とに応答して第2スペアセ
ル22を選択するものであり、他方のAND回路44.
2はSGWLとBLK2とに応答して第1スペアセル2
1を選択するものである。つまり、BLK1がハイレベ
ルすなわち論理値1(BLK2はロウレベルすなわち論
理値0)となって第1ノーマルセル11.1,11.
2,…のうちの1個の情報が第1のデータ線対31上に
読み出される時には第2スペアセル22の情報が第2の
データ線対32上に読み出され、BLK2=1(BLK
1=0)となって第2ノーマルセル12.1,12.
2,…のうちの1個の情報が第2のデータ線対32上に
読み出される時には第1スペアセル21の情報が第1の
データ線対31上に読み出されるようになっている。第
1のデータ線対31上の情報は第1のセンスアンプ4
6.1に、第2のデータ線対32上の情報は第2のセン
スアンプ46.2に各々入力される。
【0006】第1スペアセル21は第2ノーマルセル1
2.1,12.2,…のための代替セルであり、第2ス
ペアセル22は第1ノーマルセル11.1,12.2,
…のための代替セルである。一方、スペアアドレス比較
回路91は、予め記憶している(プログラムされた)複
数のスペアアドレスの中に入力アドレスと一致するもの
があるかどうかを判定するものである。入力アドレスと
一致するスペアアドレスがある場合、第1又は第2のス
ペアセル21,22を代替セルとして選択する必要があ
る。一方、スペアアドレスの中に入力アドレスと一致す
るものがない場合、該入力アドレスをノーマルアドレス
といい、代替セルを必要としない。その制御のため、ス
ペアアドレス比較回路91は、スペアアドレスの入力時
にはその出力信号線92上の冗長判定信号SPAREを
1に、ノーマルアドレスの入力時にはSPAREを0に
する。冗長判定スイッチ93は、SPARE=0である
場合には、BLK1を第1のセンスアンプ46.1に、
BLK2を第2のセンスアンプ46.2に各々供給する
ことによって、いずれか一方のセンスアンプを活性化さ
せる。逆にSPARE=1である場合には、冗長判定ス
イッチ93は、BLK1を第2のセンスアンプ46.2
に、BLK2を第1のセンスアンプ46.1に各々供給
することによって、SPARE=0の場合とは逆のセン
スアンプを活性化させる。
【0007】以上の構成により、ノーマルアドレスの入
力時には第1及び第2のノーマルセル11.h,12.
h(h=1〜n)のうちの1個の情報が、スペアアドレ
スの入力時には第1又は第2のスペアセル21,22の
情報が各々出力データ線39上に読み出される。この様
子を図16に示す。同図は、NWL1により選択される
第1ノーマルセル11.1のアクセスに引き続いて、N
WL2により選択される第2ノーマルセル12.1のア
クセスが実行される例を示したものである。
【0008】まず、デコーダ41により、NGWL1と
BLK1とSGWLとが立ち上げられる。これにより、
第1ノーマルセル11.1を選択するようにAND回路
42.1を通じてNWL1がハイレベルに立ち上げられ
ると同時に、第2スペアセル22を選択するようにAN
D回路44.1を通じてSWL1がハイレベルに立ち上
げられる。この際、入力アドレスがノーマルアドレスで
ある場合にはSPARE=0となることから、第1のセ
ンスアンプ46.1が活性化される結果、第1のデータ
線対31を通じて第1ノーマルセル11.1の情報が読
み出される。これとは逆に第1ノーマルセル11.1を
アクセスすべく与えられた入力アドレスがスペアアドレ
スである場合にはSPARE=1となることから、第2
のセンスアンプ46.2が活性化される結果、欠陥を持
つ第1ノーマルセル11.1に代えて第2スペアセル2
2の情報が第2のデータ線対32を通じて読み出され
る。第2ノーマルセル12.1に欠陥がある場合には、
同様にして、第1スペアセル21が代替セルとして利用
される。
【0009】さて、図15の構成は、スペアセルの高速
読み出しのために、入力アドレスがスペアアドレスであ
るか否かの判断を待たずにNGWL1,NGWL2,…
のうちの1つとSGWLとを同時にハイレベルに立ち上
げるものである。ただし、1セルアレイ毎に1セルの欠
陥のみを救済できるものであり、欠陥救済率が低かっ
た。これに対し、特開平2−21500号公報には、1
セルアレイ中の複数セルの欠陥を救済できる構成が更に
開示されている。これによれば、メモリセルが例えば4
つのブロック(第1〜第4のセルアレイ)に分割され
る。各セルアレイは、n個のノーマルセルと3個のスペ
アセルとを備えることとする。そして、3本のスペアグ
ローバルワード線と4本のブロック選択線とを用いるこ
とにより、第1のセルアレイのための代替セルとして第
2〜第4のセルアレイ中の各々1個のスペアセルを、第
2のセルアレイのための代替セルとして第3、第4及び
第1のセルアレイ中の各々1個のスペアセルを、第3の
セルアレイのための代替セルとして第4、第1及び第2
のセルアレイ中の各々1個のスペアセルを、第4のセル
アレイのための代替セルとして第1〜第3のセルアレイ
中の各々1個のスペアセルを各々利用するのである。た
だし、1セルアレイ毎に1個のセンスアンプが用意され
ており、入力アドレスがノーマルアドレスであるかスペ
アアドレスであるかにかかわらず、n本のノーマルグロ
ーバルワード線のうちの1本と同時に3本のスペアグロ
ーバルワード線の電圧が全てハイレベルに立ち上げられ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】欠陥救済率を高めた上
述のような従来の半導体記憶装置の構成では、入力アド
レスがノーマルアドレスである場合でも、その都度n本
のノーマルグローバルワード線のうちの1本に加えて複
数本のスペアグローバルワード線の電圧を全てハイレベ
ルに立ち上げるものであったので、消費電流の増大を招
くという問題があった。
【0011】また、各セルアレイ中に多数のブロック選
択線(上記の例では4本)を布設する必要があったた
め、その配線面積が大きくなり、ひいてはチップ面積の
増大を招くという問題があった。1セルアレイ中の救済
可能セル数を増やせば増やすほど各セルアレイ中を通過
するブロック選択線の本数が増加するため、チップ面積
増大の問題はますます深刻になる。また、1セルアレイ
毎に1個のセンスアンプを設ける必要があったので、こ
の点からもチップ面積が増大する。
【0012】本発明の目的は、冗長回路を備えた半導体
記憶装置において、メモリセルの高速読み出しと高欠陥
救済率とを実現しながら消費電流とチップ面積とを低減
することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、隣接する2つのセルアレイ中に互いに相
手側のための複数のスペアセルを設け、ノーマルセルの
選択とスペアセルの選択とを並列実行しかつ入力アドレ
スがスペアアドレスである場合に限りスペアセルがアク
セスされるような構成を採用するとともに、両セルアレ
イに1個の増幅器を共用させることとしたものである。
【0014】具体的に説明すると、請求項1の発明は、
図13に示すように、情報の読み出しのための第1及び
第2のデータ線131,132と、各々ビット線104
及びコラムスイッチ106を介して第1のデータ線13
1上に情報が読み出されるように該第1のデータ線13
1に共通接続された第1のノーマルセル群111及び第
1のスペアセル群121と、各々ビット線及びコラムス
イッチを介して第2のデータ線132上に情報が読み出
されるように該第2のデータ線132に共通接続された
第2のノーマルセル群112及び第2のスペアセル群1
22とに加えて、次のような選択増幅手段147と、デ
コード手段141と、冗長判定手段143とを備えた構
成を採用したものである。
【0015】このうち、選択増幅手段147は、第1の
データ線131上の情報と第2のデータ線132上の情
報とのうちのいずれか一方を選択し、かつ該選択した情
報を増幅するものである。
【0016】デコード手段141は、入力アドレスに応
じて、第1のノーマルセル群111中の1セル又は第2
のノーマルセル群112中の1セルを選択するように対
応するコラムスイッチ106へのノーマルコラム選択線
133.1,133.2上に信号を出力するものであ
る。
【0017】冗長判定手段143は、記憶している複数
のスペアアドレスの中に入力アドレスと一致するアドレ
スがあるかどうかを判定し、一致するアドレスがある場
合に限り第1のノーマルセル群111が選択されるとき
には第2のスペアセル群122中の1セルを、第2のノ
ーマルセル群112が選択されるときには第1のスペア
セル群121中の1セルをそれぞれ選択するように対応
するコラムスイッチへのスペアコラム選択線136.
1,136.2上に信号を出力し、かつ前記判定の結果
に基づいて選択増幅手段147に第1のデータ線131
上の情報と第2のデータ線132上の情報とのうちいず
れを増幅させるかを指定するものである。
【0018】しかも、前記第1のノーマルセル群11
1、第1のスペアセル群121、第2のノーマルセル群
112及び第2のスペアセル群122は、ビット線10
4の方向と直交する方向に並んで配置されるものとし
た。
【0019】請求項2の発明では、冗長判定手段143
は、図2に示すようにスペアアドレス比較回路50と、
スペアセル選択回路55と、論理和回路58と、データ
線切り替え信号発生回路62とを備えることとした。た
だし、スペアアドレス比較回路50は、記憶している複
数のスペアアドレスの中に入力アドレスと一致するアド
レスがあるかどうかを判定し、かつ一致するアドレスが
ある場合にはスペアアドレス毎に個別の一致信号AG
1,AG2,…を出力するための回路である。スペアセ
ル選択回路55は、スペアアドレス比較回路50からの
一致信号AG1,AG2,…の各々に応じて前記スペア
コラム選択線136.1,136.2への信号を出力す
るための回路である。論理和回路58は、スペアアドレ
ス比較回路50からいずれかの一致信号AG1,AG
2,…が出力された場合には冗長判定信号SPAREを
出力するための回路である。データ線切り替え信号発生
回路62は、入力アドレスと論理和回路58からの冗長
判定信号SPAREとに応じて選択増幅手段147の選
択動作を切り替えるようにデータ線切り替え信号SPA
8,/SPA8を出力するための回路である。
【0020】請求項3の発明では、選択増幅手段147
は、図13に示すように、前記冗長判定手段143中の
データ線切り替え信号発生回路62から出力されるデー
タ線切り替え信号SPA8,/SPA8に応じて第1の
データ線131上の情報と第2のデータ線132上の情
報とのうちのいずれか一方を選択的に出力するためのデ
ータ線切り替えスイッチ145と、該データ線切り替え
スイッチ145の出力を増幅するための出力増幅器14
6とを備えることとした。
【0021】
【作用】請求項1〜3の発明によれば、ノーマルセルの
選択のためにデコード手段141が入力アドレスをデコ
ードしている間に、冗長判定手段143はこれと並行し
て該入力アドレスがスペアアドレスであるかノーマルア
ドレスであるかを判定しかつスペアセルを選択する。し
たがって、スペアセルについてノーマルセルと同等の高
速読み出しが達成される。また、第1のスペアセル群1
21は第2のノーマルセル群112のための代替セルと
して機能し、第2のスペアセル群122は第1のノーマ
ルセル群111のための代替セルとして機能するので、
高欠陥救済率を保証することができる。冗長判定手段1
43は入力アドレスがスペアアドレスである場合に限り
該入力アドレスに対応したスペアコラム選択線136.
1,136.2への信号を出力するので、消費電流の低
減が図れる。また、従来は1セルアレイ毎に1個のセン
スアンプを設けていたのに対し、2セルアレイ毎に1個
の選択増幅手段147を設けることとしたので、チップ
面積の低減が図れる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例に係る5つの半導体集
積回路について説明する。
【0023】(実施例1) 図1は、本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路と
してのSRAMのうちの読み出し回路部分の構成を示す
回路図である。同図に示す構成は、12ビットのアドレ
スA0〜A11が入力されることを前提としたものであ
って、メモリセルは16個のブロックに分割されている
ものとする。ただし、同図には第1及び第2のセルアレ
イとして2個の隣接ブロックのみが描かれており、残り
のブロックは図示が省略されている。不図示の第3のセ
ルアレイと第4のセルアレイとの関係は、図中の第1の
セルアレイと第2のセルアレイとの関係と同様である。
他のセルアレイについても同様である。なお、各メモリ
セルは、フリップフロップを備えた高抵抗型、あるい
は、TFT型である。
【0024】図1において、第1のセルアレイは、第1
のデータ線対31に共通接続されたn(=256)個の
第1ノーマルセル11.1,11.2,…とm(≧2)
個の第1スペアセル21.1,21.2,…とで構成さ
れる。同様に、第2のセルアレイは、第2のデータ線対
32に共通接続されたn個の第2ノーマルセル12.
1,12.2,…とm個の第2スペアセル22.1,2
2.2,…とで構成される。35.1,35.2,3
5.3,35.4,…は2n個のノーマルセル11.
h,12.h(h=1〜n)のうちの1個を選択するた
めのノーマルワード線であり、37.1,37.2,3
7.3,37.4,…は2m個のスペアセル21.j,
22.j(j=1〜m)のうちの1個を選択するための
スペアワード線である。
【0025】41は、12ビットのアドレスA0〜A1
1の入力を受けるデコーダである。このデコーダ41か
ら、入力アドレスに対応して1本の電圧がハイレベルに
立ち上げられるn本のノーマルグローバルワード線3
3.1,33.2,…と、セルアレイを選択するための
第1及び第2のブロック選択線34a,34bとが引き
出されている。43は、同様に12ビットのアドレスA
0〜A11の入力を受ける冗長判定回路である。この冗
長判定回路43から、入力アドレスがスペアアドレスで
ある場合に限り1本の電圧がハイレベルに立ち上げられ
るm本のスペアグローバルワード線36.1,36.
2,…と、データ線切り替え信号線38とが引き出され
ている。
【0026】以下の説明では、n本のノーマルグローバ
ルワード線33.1,33.2,…上の信号をNGWL
1,NGWL2,…、2n本のノーマルワード線35.
1,35.2,35.3,35.4,…上の信号をNW
L1,NWL2,NWL3,NWL4,…、m本のスペ
アグローバルワード線36.1,36.2,…上の信号
をSGWL1,SGWL2,…、2m本のスペアワード
線37.1,37.2,37.3,37.4,…上の信
号をSWL1,SWL2,SWL3,SWL4,…、第
1及び第2のブロック選択線34a,34b上の信号を
BLK1,BLK2とする。BLK1,BLK2の他に
第3〜第16のセルアレイを選択するためのBLK3〜
BLK16がデコーダ41から出力されるが、図示は省
略する。これらのブロック選択信号BLK1〜BLK1
6は、12ビットの入力アドレスA0〜A11中の例え
ば上位4ビットA8〜A11のデコードに基づくもので
ある。特に第1のブロック選択信号BLK1がハイレベ
ルとなるのはA8〜A11がいずれも0である場合であ
り、第2のブロック選択信号BLK2がハイレベルとな
るのはA8〜A11のうちの1ビットA8のみが1であ
る場合である。下位8ビットA0〜A7はデコードされ
てNGWL1,NGWL2,…となる。データ線切り替
え信号線38は2本の相補信号伝送線で構成され、その
上の信号SPA8,/SPA8は12ビットの入力アド
レスA0〜A11中の特定の1ビットA8に基づいて冗
長判定回路43により生成される。
【0027】42.1,42.2,42.3,42.
4,…は、NWLi(i=1〜2n)のうちの1個をハ
イレベルに立ち上げるための2n個のAND回路であ
る。このうち、奇数のiに対応するn個のAND回路4
2.1,42.3,…はNGWLh(h=1〜n)とB
LK1とに応答してn個の第1ノーマルセル11.1,
11.2,…のうちの1個を選択するものであり、偶数
のiに対応するn個のAND回路42.2,42.4,
…はNGWLh(h=1〜n)とBLK2とに応答して
n個の第2ノーマルセル12.1,12.2,…のうち
の1個を選択するものである。同様に、44.1,4
4.2,44.3,44.4,…は、SWLk(k=1
〜2m)のうちの1個をハイレベルに立ち上げるための
2m個のAND回路である。このうち、奇数のkに対応
するm個のAND回路44.1,44.3,…はSGW
Lj(j=1〜m)とBLK1とに応答してm個の第2
スペアセル22.1,22.2,…のうちの1個を選択
するものであり、偶数のkに対応するm個のAND回路
44.2,44.4,…はSGWLj(j=1〜m)と
BLK2とに応答してm個の第1スペアセル21.1,
21.2,…のうちの1個を選択するものである。つま
り、BLK1がハイレベルすなわち論理値1(BLK2
はロウレベルすなわち論理値0)となって第1ノーマル
セル11.1,11.2,…のうちの1個の情報が第1
のデータ線対31上に読み出される時には第2スペアセ
ル22.1,22.2,…のうちの1個の情報が第2の
データ線対32上に読み出され、BLK2=1(BLK
1=0)となって第2ノーマルセル12.1,12.
2,…のうちの1個の情報が第2のデータ線対32上に
読み出される時には第1スペアセル21.1,21.
2,…のうちの1個の情報が第1のデータ線対31上に
読み出されるようになっている。
【0028】39は出力データ線であって、第1のデー
タ線対31上の情報又は第2のデータ線対32上の情報
が選択増幅器47を介して出力データ線39上に出力さ
れる。この選択増幅器47は、デコーダ41からのブロ
ック選択信号BLK1又はBLK2の入力時に冗長判定
回路43からのデータ線切り替え信号SPA8,/SP
A8により選択制御される増幅器であって、後に詳細に
説明するようにデータ線切り替えスイッチ45と単一の
センスアンプ46とを備えている。
【0029】図2は、冗長判定回路43の内部構成を示
す回路図である。同図に示すように、冗長判定回路43
は、スペアアドレス比較回路50と、スペアグローバル
ワード線出力回路(SGWL出力回路)55と、OR回
路58と、データ線切り替え信号発生回路62との4つ
の部分で構成されている。
【0030】スペアアドレス比較回路50は、最大m個
のスペアアドレスをプログラムするためのヒューズ5
2.1,52.2,…と、入力アドレスが変化した際に
ロウレベルパルスとなるアドレス遷移検出信号ATDが
ゲートに共通に与えられるプルアップ用のPチャンネル
MOSFET51.1,51.2,…と、一端が接地さ
れたNチャンネルMOSFET53.1,53.2,…
とを備えており、ヒューズ52.1,52.2,…にプ
ログラムされた複数のスペアアドレスと、12ビットの
入力アドレスA0〜A11中の下位8ビットA0〜A7
とを比較するものである。
【0031】プログラムされた複数のスペアアドレスの
中に入力アドレスの下位8ビットA0〜A7と一致する
アドレスがある場合には、一致信号線54.1,54.
2,…のうちの該当する信号線の電圧がハイレベルに立
ち上げられる。これら一致信号線54.1,54.2,
…上の一致信号AG1,AG2,…は、SGWL出力回
路55とOR回路58とに各々供給される。これに対し
て、一致するアドレスがない場合すなわち入力アドレス
A0〜A11がノーマルアドレスである場合には、一致
信号線54.1,54.2,…はいずれもロウレベルを
保持する。
【0032】SGWL出力回路55内では、一致信号線
54.1,54.2,…は第1のインバータ56.1,
56.2,…の入力端子に接続され、該第1のインバー
タ56.1,56.2,…の出力端子は第2のインバー
タ57.1,57.2,…の入力端子に接続されてい
る。そして、第2のインバータ57.1,57.2,…
の出力端子には、スペアグローバルワード線36.1,
36.2,…が接続されている。したがって、スペアア
ドレスの入力時に限り、m本のスペアグローバルワード
線36.1,36.2,…のうちのいずれか1本がハイ
レベルに立ち上げられる。
【0033】OR回路58は、前記アドレス遷移検出信
号ATDがゲートに与えられるプルアップ用のPチャン
ネルMOSFET59と、AG1,AG2,…が各々ゲ
ートに与えられるm個のNチャンネルMOSFET6
0.1,60.2,…と、出力用のインバータ61とを
備えている。例えば第1の一致信号AG1がハイレベル
になると、電源からPチャンネルMOSFET59及び
第1のNチャンネルMOSFET60.1を経て接地線
へ抜けるように貫通電流I0が流れ、インバータ61の
入力点の電圧がロウレベルとなる。この結果、該インバ
ータ61からハイレベルの冗長判定信号SPAREが出
力される。他の一致信号がハイレベルになった場合も同
様である。つまり、スペアアドレス比較回路50からの
m個の一致信号AG1,AG2,…のうちのいずれか1
つがハイレベルである場合にはSPAREがハイレベル
となり、入力アドレスA0〜A11がスペアアドレスで
あるとの情報がデータ線切り替え信号発生回路62へ伝
達される。
【0034】データ線切り替え信号発生回路62は、第
1及び第2のEXOR回路63a,63bを備えてい
る。第1のEXOR回路63aの第1の入力端子には1
2ビットの入力アドレスA0〜A11のうちのブロック
選択のための上位4ビットA8〜A11中の最下位ビッ
トA8が与えられ、第2の入力端子にはOR回路58か
らのSPAREが与えられる。一方、第2のEXOR回
路63bの第1の入力端子にはアドレスA8の反転信号
/A8が与えられ、第2の入力端子にはSPAREが与
えられる。そして、第1のEXOR回路63aの出力S
PA8と第2のEXOR回路63bの出力/SPA8と
は、データ線切り替え信号線38上の相補信号として、
次に内部構成を説明する選択増幅器47へ伝送される。
【0035】図3は、選択増幅器47の内部構成を示す
回路図である。同図に示すように、選択増幅器47は、
第1のデータ線対31上の情報と第2のデータ線対32
上の情報とのうちのいずれか一方を選択的に出力するた
めの2個のNチャンネルトランスファーゲート68,6
9を備えたデータ線切り替えスイッチ45と、冗長判定
回路43からのSPA8,/SPA8に応じてデータ線
切り替えスイッチ45の選択動作を切り替えるためのス
イッチ駆動回路64と、データ線切り替えスイッチ45
の出力を増幅して出力データ線39へ供給するためのセ
ンスアンプ46との3つの部分で構成されている。
【0036】このうち、スイッチ駆動回路64は、BL
K1,BLK2の論理和をとるためのOR回路65と、
第1及び第2のAND回路66,67とを備えている。
第1のAND回路66は、第1のデータ線対31側のN
チャンネルトランスファーゲート68を導通させるよう
に、/SPA8とOR回路65の出力との論理積信号を
第1の選択信号S1として出力するものである。第2の
AND回路67は、第2のデータ線対32側のNチャン
ネルトランスファーゲート69を導通させるように、S
PA8とOR回路65の出力との論理積信号を第2の選
択信号S2として出力するものである。
【0037】以上説明してきた冗長判定回路43と選択
増幅器47との各々の機能を図4に示す。冗長判定回路
43は、スペアアドレスの入力時に限りm本のスペアグ
ローバルワード線36.1,36.2,…のうちのいず
れか1本をハイレベルに立ち上げる機能を備えている。
また、冗長判定回路43は、入力アドレスがノーマルア
ドレス(SPARE=0)でありかつA8=0(/A8
=1)である場合には、2個のEXOR回路63a,6
3bのはたらきにより、SPA8=0(ロウレベル),
/SPA8=1(ハイレベル)とする機能をも持ってい
る。入力アドレスがノーマルアドレス(SPARE=
0)でありかつA8=1(/A8=0)である場合には
SPA8=1,/SPA8=0とし、入力アドレスがス
ペアアドレス(SPARE=1)でありかつA8=0
(/A8=1)である場合にはSPA8=1,/SPA
8=0とし、入力アドレスがスペアアドレス(SPAR
E=1)でありかつA8=1(/A8=0)である場合
にはSPA8=0,/SPA8=1とする。一方、選択
増幅器47は、SPA8=0,/SPA8=1の場合に
は第1のデータ線対31上の情報を増幅し、逆にSPA
8=1,/SPA8=0の場合には第2のデータ線対3
2上の情報を増幅する機能を備えている。
【0038】以上の構成により、ノーマルアドレスの入
力時には第1及び第2のノーマルセル11.h,12.
h(h=1〜n)のうちの1個の情報が、スペアアドレ
スの入力時には第1及び第2のスペアセル21.j,2
2.j(j=1〜m)のうちの1個の情報が各々出力デ
ータ線39上に読み出される。この様子を図5に示す。
同図は、NWL1により選択される第1ノーマルセル1
1.1のアクセスに引き続いて、NWL2により選択さ
れる第2ノーマルセル12.1のアクセスが実行される
例を示したものである。
【0039】まず、ノーマルアドレスの入力時について
説明する。デコーダ41により、NGWL1とBLK1
とが立ち上げられる。これにより、第1ノーマルセル1
1.1を選択するようにAND回路42.1を通じてN
WL1がハイレベルに立ち上げられる。一方、冗長判定
回路43はSGWL1,SGWL2,…を全てロウレベ
ルに保持するので、SWL1,SWL2,…は全てロウ
レベルである。また、冗長判定回路43はSPA8=
0,/SPA8=1とするので、選択増幅器47は第1
のデータ線対31側に切り替えられる。この結果、第1
ノーマルセル11.1から第1のデータ線対31上に読
み出された情報が、増幅されたうえ出力データ線39上
へ出力される。次に、デコーダ41によりBLK1に代
えてBLK2が立ち上げられる。これにより、第2ノー
マルセル12.1を選択するようにAND回路42.2
を通じてNWL2がハイレベルに立ち上げられる。一
方、冗長判定回路43はSGWL1,SGWL2,…を
全てロウレベルに保持するので、SWL1,SWL2,
…は全てロウレベルである。また、冗長判定回路43は
SPA8=1,/SPA8=0とするので、選択増幅器
47は第2のデータ線対32側に切り替えられる。この
結果、第2ノーマルセル12.1から第2のデータ線対
32上に読み出された情報が、増幅されたうえ出力デー
タ線39上へ出力される。
【0040】次に、スペアアドレスの入力時について説
明する。まず、デコーダ41によりNGWL1とBLK
1とが立ち上げられる。これにより、第1ノーマルセル
11.1を選択するようにNWL1が立ち上げられる。
冗長判定回路43は、これと並行して入力アドレスがス
ペアアドレスであることを検知し、SGWL1を立ち上
げる。これにより、第2スペアセル22.1を選択する
ようにAND回路44.1を通じてSWL1がハイレベ
ルに立ち上げられる。また、冗長判定回路43はSPA
8=1,/SPA8=0とするので、選択増幅器47は
第2のデータ線対32側に切り替えられる。この結果、
欠陥を持つ第1ノーマルセル11.1に代えて第2スペ
アセル22.1から第2のデータ線対32上に読み出さ
れた情報が、増幅されたうえ出力データ線39上へ出力
される。また、第2ノーマルセル12.1に欠陥がある
場合には、同様にして、第1スペアセル21.1から第
1のデータ線対31上に読み出された情報が出力データ
線39上へ出力される。
【0041】以上のとおり本実施例によれば、2n個の
ノーマルセル11.h,12.h(h=1〜n)のうち
の1個を選択するためにデコーダ41が入力アドレスA
0〜A11をデコードしている間に、冗長判定回路43
は、これと並行して該入力アドレスがスペアアドレスで
あるかノーマルアドレスであるかを判定し、かついずれ
のスペアセルを代替セルとして使用すべきかを決定す
る。したがって、スペアセルについてノーマルセルと同
等の高速読み出しが達成される。また、第1のセルアレ
イ中のn個の第1ノーマルセル11.1,11.2,…
の代替セルとしてのm個の第2スペアセル22.1,2
2.2,…を該第1のセルアレイに隣接する第2のセル
アレイ中に設け、第2のセルアレイ中のn個の第2ノー
マルセル12.1,12.2,…の代替セルとしてのm
個の第1スペアセル21.1,21.2,…を該第2の
セルアレイに隣接する第1のセルアレイ中に設けたの
で、高欠陥救済率を保証しながら、1セルアレイ中に配
線されるブロック選択線をたかだか2本(34a,34
b)で済ますことができる。つまり、従来とは違って、
欠陥救済率を高めるために1セルアレイ中に多数のブロ
ック選択線を布設する必要がなく、チップ面積の低減が
図れる。
【0042】また、冗長判定回路43は、スペアアドレ
スの入力時に限りSGWL1,SGWL2,…のうちの
いずれかを出力することとしたので、ノーマルアドレス
入力時の消費電流が低減される。更に、従来は1セルア
レイ毎に1個のセンスアンプを設けていたのに対し、2
セルアレイ毎に1個の選択増幅器47を設けることとし
たので、センスアンプ46の必要数が低減され、この点
からもチップ面積の低減が図れる。
【0043】なお、本実施例では入力アドレスを12ビ
ットとし、そのうちの4ビットをブロック選択に使用す
ることとしたが、これに限らないことは言うまでもな
い。
【0044】さて、半導体記憶装置の大容量化に伴って
歩留まり確保の必要上多数の欠陥セルを救済可能とする
ためには、図2に示すOR回路58における一致信号A
G1,AG2,…の入力数を増やさなければならない。
そのためにNチャンネルMOSFET60.1,60.
2,…の数を増やすと、インバータ61の入力点に付く
寄生容量Cxが大きくなって問題が生じる。また、半導
体記憶装置の大容量化に伴ってチップ面積が大きくなる
と、冗長判定回路43と選択増幅回路47との間のデー
タ線切り替え信号線38の配線長が長くなる結果、その
配線容量Cy(図2参照)が大きくなって信号遅延の問
題が生じる。次に説明する第2及び第3の実施例には、
これらの問題に関する解決手段が含まれている。
【0045】(実施例2) 本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路としてのS
RAMは、冗長判定回路43から選択増幅回路47への
データ線切り替え信号SPA8,/SPA8の伝送を電
流により達成することとしたものであって、図2中のデ
ータ線切り替え信号発生回路62の変形例として図6に
示す回路構成を、また図3中のスイッチ駆動回路64の
変形例として図7に示す回路構成を各々採用したもので
ある。他の回路構成は第1の実施例と同様であるため、
説明を省略する。
【0046】図6に示すように、本実施例のデータ線切
り替え信号発生回路62aは、第1及び第2のNチャン
ネルMOSFET71,72と、インバータ73と、第
1及び第2のNチャンネルトランスファーゲート74,
75とを備えている。各々のゲートにアドレスA8,/
A8が与えられた第1及び第2のNチャンネルMOSF
ET71,72は、ソースがそれぞれノードN1,N2
に接続され、ドレインがいずれも接地されている。前記
OR回路58から出力される冗長判定信号SPARE
は、インバータ73を介して第1のNチャンネルトラン
スファーゲート74のゲート端子に与えられるととも
に、第2のNチャンネルトランスファーゲート75のゲ
ート端子に直接与えられる。第1のNチャンネルトラン
スファーゲート74は、ノードN1をデータ線切り替え
信号線38のうちの第1の信号伝送線38aに、ノード
N2を第2の信号伝送線38bにそれぞれ接続するもの
である。これとは逆に、第2のNチャンネルトランスフ
ァーゲート75は、ノードN2を第1の信号伝送線38
aに、ノードN1を第2の信号伝送線38bにそれぞれ
接続するものである。
【0047】一方、本実施例のスイッチ駆動回路64a
は、図7に示すように、OR回路76と、NAND回路
77と、2個のインバータ78,79と、データ線切り
替え信号線38に接続されたNチャンネルトランスファ
ーゲート80と、2組のPチャンネルMOSFETとN
チャンネルMOSFETとで構成された電流検知型増幅
器81と、プルアップ用のPチャンネルMOSFET8
2と、電流検知型増幅器81の出力ノードN3,N4間
を短絡するためのイコライザ83とを備えている。OR
回路76は、第1及び第2のブロック選択信号BLK
1,BLK2の論理和信号をNAND回路77に与える
ものである。NAND回路77は、OR回路76の出力
と、前記アドレス遷移検出信号ATDと同様に入力アド
レスが変化した際に生成される増幅器活性化信号PRC
との論理積をとるための回路である。NAND回路77
の出力がハイレベルである間は、Nチャンネルトランス
ファーゲート80とPチャンネルMOSFET82とは
オフしており、イコライザ83は導通してN3とN4と
を等電位に保持する。NAND回路77の出力がロウレ
ベルになると、イコライザ83がオフするとともに、N
チャンネルトランスファーゲート80とPチャンネルM
OSFET82とがいずれも導通する。この結果、電流
検知型増幅器81に電源電圧Vccが与えられるととも
に、該電流検知型増幅器81の2つの入力端子がNチャ
ンネルトランスファーゲート80を介して第1及び第2
の信号伝送線38a,38bに各々接続される。
【0048】さて、データ線切り替え信号発生回路62
a(図6)では、ノーマルアドレスの入力時(SPAR
E=0)に例えばA8=0(/A8=1)であるとする
と、第2のNチャンネルMOSFET72と第1のNチ
ャンネルトランスファーゲート74とが導通する。この
結果、第1の信号伝送線38aはフローティング状態
(高インピーダンス状態)とされ、第2の信号伝送線3
8bは第2のNチャンネルMOSFET72を介して接
地される。つまり、両信号伝送線38a,38b間にイ
ンピーダンス差が生じる。このインピーダンス差によ
り、Nチャンネルトランスファーゲート80とPチャン
ネルMOSFET82とが導通したスイッチ駆動回路6
4a(図7)中の電流検知型増幅器81から第2の信号
伝送線38bのみに微小な電流I2が供給される(I1
=0)。SPA8=0(第1の信号伝送線38a),/
SPA8=1(第2の信号伝送線38b)というデータ
線切り替え信号が、電流差(I2>I1)により伝送さ
れるわけである。この結果、電流検知型増幅器81の一
方の出力ノードN3の電位は上昇して直ちにハイレベル
になり、他方の出力ノードN4の電位は下降して直ちに
ロウレベルとなる。つまり、電流検知型増幅器81は、
第1及び第2の信号伝送線38a,38b間のインピー
ダンス差に応じて該両信号伝送線間に電流差を発生さ
せ、この電流差を検知し、かつ検知した電流差を電位差
に変換するのである。このようにしてノードN3の電位
すなわち第1の選択信号S1がハイレベルになると、図
3中の第1のデータ線対31側のNチャンネルトランス
ファーゲート68が導通する結果、第1の実施例の場合
と同様に、例えば第1ノーマルセル11.1から第1の
データ線対31上に読み出された情報が出力データ線3
9上へ出力される。
【0049】A8=1(/A8=0)のノーマルアドレ
スの入力時には、データ線切り替え信号発生回路62a
(図6)では、第1のNチャンネルMOSFET71と
第2のNチャンネルトランスファーゲート75とが導通
する。この結果、第1の信号伝送線38aは第1のNチ
ャンネルMOSFET71を介して接地され、第2の信
号伝送線38bはフローティング状態(高インピーダン
ス状態)となる。このインピーダンス差により、今度
は、スイッチ駆動回路64a(図7)中の電流検知型増
幅器81から第1の信号伝送線38aのみに微小な電流
I1が供給される(I2=0)。SPA8=1(第1の
信号伝送線38a),/SPA8=0(第2の信号伝送
線38b)というデータ線切り替え信号が、電流差(I
1>I2)により伝送されるわけである。この結果、電
流検知型増幅器81のノードN3はロウレベルになり、
逆にノードN4の電位はハイレベルとなる。このように
してノードN4の電位すなわち第2の選択信号S2がハ
イレベルになると、図3中の第2のデータ線対32側の
Nチャンネルトランスファーゲート69が導通する結
果、第1の実施例の場合と同様に、例えば第2ノーマル
セル12.1から第2のデータ線対32上に読み出され
た情報が出力データ線39上へ出力される。
【0050】スペアアドレスの入力時には、データ線切
り替え信号発生回路62a(図6)中の第1及び第2の
Nチャンネルトランスファーゲート74,75の選択が
上記ノーマルアドレスの入力時とは逆転するので、選択
増幅器47の選択動作も逆になる。
【0051】以上のとおり本実施例によれば、冗長判定
回路43から選択増幅回路47へのデータ線切り替え信
号SPA8,/SPA8の伝送が電流差により達成され
るので、データ線切り替え信号線38の配線長が長くな
ってその配線容量Cyが大きくなっても、電圧駆動の場
合に比べて信号の遅延が緩和される。また、電流検知型
増幅器81からデータ線切り替え信号線38へ供給され
る電流I1又はI2は短時間のうちに消失するので、消
費電流の低減が図れる。
【0052】なお、本実施例ではデータ線切り替え信号
発生回路62a(図6)において2本の信号伝送線38
a,38b間に異なる出力インピーダンスを発生させる
ために2個のNチャンネルMOSFET71,72を採
用したが、ある制御信号により接地線までの抵抗値が変
化するものであれば何でもよい。また、スイッチ駆動回
路64a(図7)において2組のPチャンネルMOSF
ETとNチャンネルMOSFETとで構成されたクロス
カップル形の電流検知型増幅器81を採用したが、電流
差を検知しこれを電位差に変換するものであれば、他の
構成を採用してもよい。
【0053】(実施例3) 本発明の第3の実施例に係る半導体集積回路としてのS
RAMは、図2中のOR回路58及びデータ線切り替え
信号発生回路62の変形例として図8に示す回路構成を
採用したものである。ただし、図3中のスイッチ駆動回
路64の変形例として図7に示す回路構成を採用する点
は第2の実施例と同様である。また、他の回路構成は第
1の実施例と同様である。
【0054】図8に示すように、前記冗長判定回路43
中のOR回路58(図2)に代えて本実施例において採
用されるNOR回路58aは、スペアアドレス比較回路
50から一致信号線54.1,54.2,…を通じてA
G1,AG2,…が各々ゲートに与えられるm個のNチ
ャンネルMOSFET84.1,84.2,…に加え
て、インピーダンス調整用のNチャンネルMOSFET
85を備えている。入力MOSFETとしてのm個のN
チャンネルMOSFET84.1,84.2,…がいず
れもゲート幅Wを有するのに対して、インピーダンス調
整用NチャンネルMOSFET85のゲート幅はW/2
である。しかも、インピーダンス調整用NチャンネルM
OSFET85のゲートには常に電源電圧Vccが印加
されている。これら(m+1)個のNチャンネルMOS
FET84.1,84.2,…,85は、1つのノード
N5に共通接続されている。つまり、ノードN5は、ゲ
ート幅W/2のインピーダンス調整用NチャンネルMO
SFET85を通じて常に接地されている。
【0055】NOR回路58aからの冗長判定信号/S
PAREの入力を受けるデータ線切り替え信号発生回路
62bは、第1及び第2のNチャンネルトランスファー
ゲート86,87と、インピーダンス調整用のNチャン
ネルMOSFET88とを備えている。このうちインピ
ーダンス調整用NチャンネルMOSFET88のゲート
幅は、NOR回路58a中のm個のNチャンネルMOS
FET84.1,84.2,…と同じくWである。しか
も、このインピーダンス調整用NチャンネルMOSFE
T88のゲートには常に電源電圧Vccが印加されてい
る。これに対して、第1及び第2のNチャンネルトラン
スファーゲート86,87の各々のゲート端子には、ア
ドレス/A8,A8がそれぞれ与えられている。第1の
Nチャンネルトランスファーゲート86は、ノードN5
をデータ線切り替え信号線38のうちの第1の信号伝送
線38aに、インピーダンス調整用NチャンネルMOS
FET88が接続されたノードN6を第2の信号伝送線
38bにそれぞれ接続するものである。これとは逆に、
第2のNチャンネルトランスファーゲート87は、ノー
ドN6を第1の信号伝送線38aに、ノードN5を第2
の信号伝送線38bにそれぞれ接続するものである。た
だし、ノードN6は、ゲート幅Wのインピーダンス調整
用NチャンネルMOSFET88を通じて常に接地され
ている。
【0056】まず、ノーマルアドレス入力時の動作を説
明する。ノーマルアドレスの入力時にはAG1,AG
2,…がいずれもロウレベルであるため、NOR回路5
8a中の入力MOSFETとしてのm個のNチャンネル
MOSFET84.1,84.2,…はいずれもオフし
ている。したがって、ノードN5は、NOR回路58a
中のゲート幅W/2のインピーダンス調整用Nチャンネ
ルMOSFET85のみを通じて接地されている。この
状態で例えばA8=0(/A8=1)であるとすると、
第1のNチャンネルトランスファーゲート86が導通す
る結果、第1の信号伝送線38aはゲート幅W/2のM
OSFET85を通じて接地され、第2の信号伝送線3
8bはゲート幅WのMOSFET88を通じて接地され
ることとなり、両信号伝送線38a,38b間にインピ
ーダンス差が生じる。このインピーダンス差に基づい
て、第2の実施例の場合と同様のスイッチ駆動回路64
a(図7)中の電流検知型増幅器81の作用により、第
1及び第2の信号伝送線38a,38b間に電流差(I
2>I1)が生じる。この電流差により、SPA8=0
(第1の信号伝送線38a),/SPA8=1(第2の
信号伝送線38b)というデータ線切り替え信号が伝送
されるわけである。この結果、図3中の第1のデータ線
対31側のNチャンネルトランスファーゲート68が導
通し、例えば第1ノーマルセル11.1から第1のデー
タ線対31上に読み出された情報が出力データ線39上
へ出力される。A8=1(/A8=0)のノーマルアド
レスの入力時には、第1のNチャンネルトランスファー
ゲート86に代えて第2のNチャンネルトランスファー
ゲート87が導通する結果、選択増幅器47の選択動作
が逆転する。
【0057】次に、スペアアドレス入力時の動作を説明
する。スペアアドレスの入力時にはAG1,AG2,…
のうちのいずれか1つがハイレベルとなるため、NOR
回路58a中の入力MOSFETとしてのm個のNチャ
ンネルMOSFET84.1,84.2,…のうちのい
ずれか1個が導通する。例えばAG1に応答して第1の
NチャンネルMOSFET84.1が導通するものとす
ると、ノードN5は、該第1のNチャンネルMOSFE
T84.1と、インピーダンス調整用NチャンネルMO
SFET85とを並列に介して接地されることとなる。
この状態で例えばA8=0(/A8=1)であるとする
と、第1のNチャンネルトランスファーゲート86が導
通する結果、第1の信号伝送線38aはゲート幅WのM
OSFET84.1とゲート幅W/2のMOSFET8
5とを並列に介して接地され、第2の信号伝送線38b
はゲート幅WのMOSFET88を通じて接地されるこ
ととなり、両信号伝送線38a,38b間にインピーダ
ンス差が生じる。しかも、そのインピーダンスの大小関
係は、同じ入力アドレスに対して上記ノーマルアドレス
入力時とは逆転している。これにより、第1及び第2の
信号伝送線38a,38b間にノーマルアドレス入力時
とは逆の電流差(I1>I2)が生じ、例えば第2スペ
アセル22.1から第2のデータ線対32上に読み出さ
れた情報が選択増幅器47により出力データ線39上へ
出力されることとなる。同様にして、A8=1(/A8
=0)のスペアアドレスの入力時には、例えば第1スペ
アセル21.1から第1のデータ線対31上に読み出さ
れた情報が選択増幅器47により出力データ線39上へ
出力される。
【0058】以上説明してきたとおり本実施例によれ
ば、第2の実施例の場合と同様、半導体記憶装置の大容
量化に伴ってデータ線切り替え信号線(相補信号伝送
線)38の配線長Lが長くなりその配線容量Cyが大き
くなっても、信号の遅延時間Tdが低減される。ただ
し、スペアアドレス比較回路50の出力変化時点からデ
ータ線切り替えスイッチ45に信号が届くまでの時間を
遅延時間Tdと定義する。また、図2のOR回路58で
はスペアアドレス入力時にいずれかの入力MOSFET
を通じて電源から大きな貫通電流I0が流れていたのに
対して、本実施例によれば、図8のNOR回路58a中
のm個のNチャンネルMOSFET84.1,84.
2,…のうちのいずれか1個が導通してもこれに大きな
貫通電流が流れることはなく、低消費電流化が図れる。
更に、ノードN5,N6は各々インピーダンス調整用N
チャンネルMOSFET85,88を介して接地電位に
近い電圧に常に保持されるため、ノードN5に付く寄生
容量Cxに依存しない高速冗長判定が行なえる。欠陥救
済率を高めるように多数の入力MOSFET84.1,
84.2,…をNOR回路58a中に設ける場合には該
寄生容量Cxが大きくなるので、本実施例は特に有効で
ある。以上の本実施例の効果を、第1の実施例と比較し
て図9〜図11に示す。また、図12に示す測定結果に
よれば、バッテリ駆動時の電源電圧Vccの低電圧化に
対しても本実施例は大きな効果を発揮することが分る。
【0059】なお、本実施例では互いに異なるゲート幅
を有しかつ各々のゲートに電源電圧Vccが印加された
2個のNチャンネルMOSFET85,88をインピー
ダンス調整用素子として採用したが、ゲート長の相違に
よって導通時インピーダンスの違いを実現してもよい。
また、ゲート電圧の相違によって導通時インピーダンス
の違いを実現することもできる。インピーダンス値の変
化しない単なる抵抗を採用することも可能である。
【0060】(実施例4) 本発明は、SRAMばかりではなく、DRAMにも適用
可能である。図13は、本発明の第4の実施例に係る半
導体集積回路としてのDRAMのうちの読み出し回路部
分の構成を示す回路図である。同図において、メモリセ
ル103は、第1のノーマルセル群111及び第1のス
ペアセル群121からなる第1のセルアレイと、第2の
ノーマルセル群112及び第2のスペアセル群122か
らなる第2のセルアレイとを含む複数のブロックに分割
されている。ノーマルコラム選択線133.1,13
3.2,…はコラムデコーダ141によって、スペアコ
ラム選択線136.1,136.2,…は冗長判定回路
143によって各々選択される。各メモリセル103の
ビット線104に接続されているセンスアンプ105の
出力情報は、コラムスイッチ106を介して第1又は第
2のデータ線対131,132上に読み出される。両デ
ータ線対131,132上の情報は、データ線切り替え
スイッチ145とリードアンプ146とを備えた選択増
幅器147を介して出力データ線対139上に読み出さ
れる。
【0061】なお、本実施例のノーマルコラム選択線1
33.1,133.2,…及びスペアコラム選択線13
6.1,136.2,…は、各々図1中のノーマルグロ
ーバルワード線33.1,33.2,…及びスペアグロ
ーバルワード線36.1,36.2,…に相当する。動
作は前記SRAMの場合と基本的に同じであるので、説
明を省略する。
【0062】(実施例5) 図14は、本発明の第5の実施例に係る半導体集積回路
としてのマイクロプロセッサのデータバス部分の構成を
示すブロック図である。このマイクロプロセッサは、デ
ータバスの切り替えのための制御信号の伝送を電流によ
り達成することとしたものである。
【0063】図14において、201〜203は各々特
定の機能を備えた第1〜第3のモジュール(A,B,
C)であり、211〜213は第1〜第3のデータバス
である。データバス切り替え回路215は、第1のデー
タバス211を第3のデータバス213に接続すること
により第1のモジュール201と第3のモジュール20
3との間のデータ転送を可能にし、あるいは第2のデー
タバス212を第3のデータバス213に接続すること
により第2のモジュール202と第3のモジュール20
3との間のデータ転送を可能にするための回路ブロック
である。制御回路216は、2本の相補信号伝送線21
7を通じて、データバスの切り替えのための制御信号D
B,/DBをデータバス切り替え回路215へ供給する
ものである。制御回路216は図6又は図8に示す回路
構成を、データバス切り替え回路215は図7に示す回
路構成を各々備えている。
【0064】本実施例によれば、マイクロプロセッサに
おいてデータバス切り替え回路215へ制御信号DB,
/DBを伝送するための相補信号伝送線217の配線長
が長くなってその配線容量が大きくなっても、制御回路
216が該相補信号伝送線217へ出力インピーダンス
の差を発生させることにより、制御信号DB,/DBを
微小な電流でかつ高速に伝送できる。
【0065】
【発明の効果】以上説明してきたとおり、請求項1〜3
の発明によれば、隣接する2つのセルアレイ中に互いに
相手側のための複数のスペアセルを設け、ノーマルセル
の選択とスペアセルの選択とを並列実行しかつ入力アド
レスがスペアアドレスである場合に限りスペアセルがア
クセスされるような構成を採用するとともに、両セルア
レイに1個の増幅器を共用させることとしたので、メモ
リセルの高速読み出しと高欠陥救済率とを実現しながら
消費電流とチップ面積とを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体集積回路と
してのSRAMのうちの読み出し回路部分の構成を示す
回路図である。
【図2】図1中の冗長判定回路の内部構成を示す回路図
である。
【図3】図1中の選択増幅器の内部構成を示す回路図で
ある。
【図4】図2の冗長判定回路と図3の選択増幅器との各
々の機能を説明するための概念図である。
【図5】図1のSRAM読み出し回路の動作波形図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路と
してのSRAMの冗長判定回路中のデータ線切り替え信
号発生回路の内部構成を示す回路図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る半導体集積回路と
してのSRAMの選択増幅器中のスイッチ駆動回路の内
部構成を示す回路図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係る半導体集積回路と
してのSRAMの冗長判定回路中の論理和回路とデータ
線切り替え信号発生回路との内部構成を示す回路図であ
る。
【図9】本発明の第3の実施例によるデータ線切り替え
信号の遅延に関する改善効果を配線容量Cyとの関係に
おいて示す図である。
【図10】本発明の第3の実施例によるデータ線切り替
え信号の遅延に関する改善効果を冗長判定回路中の寄生
容量Cxとの関係において示す図である。
【図11】本発明の第3の実施例による消費電流に関す
る改善効果をデータ線切り替え信号の遅延時間との関係
において示す図である。
【図12】本発明の第3の実施例によるデータ線切り替
え信号遅延時間の電源電圧依存性に関する改善効果を示
す図である。
【図13】本発明の第4の実施例に係る半導体集積回路
としてのDRAMのうちの読み出し回路部分の構成を示
す回路図である。
【図14】本発明の第5の実施例に係る半導体集積回路
としてのマイクロプロセッサのデータバス部分の構成を
示すブロック図である。
【図15】従来のSRAMのうちの読み出し回路部分の
構成を示す回路図である。
【図16】図15のSRAM読み出し回路の動作波形図
である。
【符号の説明】
11.1,11.2,… 第1ノーマルセル 12.1,12.2,… 第2ノーマルセル 21.1,21.2,… 第1スペアセル 22.1,22.2,… 第2スペアセル 31 第1のデータ線対 32 第2のデータ線対 33.1,33.2,… ノーマルグローバルワード線 34a,34b 第1及び第2のブロック選択線 36.1,36.2,… スペアグローバルワード線 38 データ線切り替え信号線 38a 第1の信号伝送線 38b 第2の信号伝送線 39 出力データ線 41 デコーダ 42.1,42.2,42.3,42.4,… AND
回路 43 冗長判定回路 44.1,44.2,44.3,44.4,… AND
回路 45 データ線切り替えスイッチ 46 センスアンプ 47 選択増幅器 50 スペアアドレス比較回路 54.1,54.2,… 一致信号線 55 SGWL出力回路(スペアセル選択回路) 58 OR回路(論理和回路) 58a NOR回路(論理和回路) 60.1,60.2,… NチャンネルMOSFET 62 データ線切り替え信号発生回路 62a,62b データ線切り替え信号発生回路 63a,63b EXOR回路 64,64a スイッチ駆動回路 66,67 AND回路 68,69 Nチャンネルトランスファーゲート 71,72 NチャンネルMOSFET 74,75 Nチャンネルトランスファーゲート 80 Nチャンネルトランスファーゲート 81 電流検知型増幅器 82 PチャンネルMOSFET 83 イコライザ 84.1,84.2,… NチャンネルMOSFET 85 NチャンネルMOSFET 86,87 Nチャンネルトランスファーゲート 88 NチャンネルMOSFET 103 メモリセル104 ビット線 105 センスアンプ 106 コラムスイッチ 111 第1のノーマルセル群 112 第2のノーマルセル群 121 第1のスペアセル群 122 第2のスペアセル群 131 第1のデータ線対(第1のデータ線) 132 第2のデータ線対(第2のデータ線) 133.1,133.2,… ノーマルコラム選択線 136.1,136.2,… スペアコラム選択線 139 出力データ線対 141 コラムデコーダ(デコード手段) 143 冗長判定回路(冗長判定手段) 145 データ線切り替えスイッチ 146 リードアンプ(出力増幅器) 147 選択増幅器(選択増幅手段) A0〜A11 入力アドレス AG1,AG2,… 一致信号 BLK1,BLK2 第1及び第2のブロック選択信号 Cx 冗長判定回路中の寄生容量 Cy 相補信号伝送線の配線容量 NGWL1,NGWL2,… ノーマルグローバルワー
ド線信号 SGWL1,SGWL2,… スペアグローバルワード
線信号 SPARE 冗長判定信号 SPA8,/SPA8 データ線切り替え信号

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を記憶する機能を備えた半導体集積
    回路であって、 情報の読み出しのための第1及び第2のデータ線と、 各々ビット線及びコラムスイッチを介して前記第1のデ
    ータ線上に情報が読み出されるように該第1のデータ線
    に共通接続された第1のノーマルセル群及び第1のスペ
    アセル群と、 各々ビット線及びコラムスイッチを介して前記第2のデ
    ータ線上に情報が読み出されるように該第2のデータ線
    に共通接続された第2のノーマルセル群及び第2のスペ
    アセル群と、 前記第1のデータ線上の情報と前記第2のデータ線上の
    情報とのうちのいずれか一方を選択し、かつ該選択した
    情報を増幅するための選択増幅手段と、 入力アドレスに応じて、前記第1のノーマルセル群中の
    1セル又は前記第2のノーマルセル群中の1セルを選択
    するように対応するコラムスイッチへのノーマルコラム
    選択線上に信号を出力するためのデコード手段と、記憶している複数のスペアアドレスの中に前記入力アド
    レスと一致するアドレスがあるかどうかを判定し、一致
    するアドレスがある場合に限り前記第1のノーマルセル
    群が選択されるときには前記第2のスペアセル群中の1
    セルを、前記第2のノーマルセル群が選択されるときに
    は前記第1のスペアセル群中の1セルをそれぞれ選択す
    るように対応するコラムスイッチへのスペアコラム選択
    線上に信号を出力し、かつ前記判定の結果に基づいて前
    記選択増幅手段に前記第1のデータ線上の情報と前記第
    2のデータ線上の情報とのうちいずれを増幅させるかを
    指定するための冗長判定手段とを備え、 前記第1のノーマルセル群、第1のスペアセル群、第2
    のノーマルセル群及び第2のスペアセル群は、前記ビッ
    ト線の方向と直交する方向に並んで配置されている こと
    を特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体集積回路におい
    て、 前記冗長判定手段は、 記憶している複数のスペアアドレスの中に前記入力アド
    レスと一致するアドレスがあるかどうかを判定し、かつ
    一致するアドレスがある場合にはスペアアドレス毎に個
    別の一致信号を出力するためのスペアアドレス比較回路
    と、 前記スペアアドレス比較回路からの一致信号の各々に応
    じて前記スペアコラム選択線への信号を出力するための
    スペアセル選択回路と、 前記スペアアドレス比較回路からいずれかの一致信号が
    出力された場合には冗長判定信号を出力するための論理
    和回路と、 前記入力アドレスと前記論理和回路からの冗長判定信号
    とに応じて前記選択増幅手段の選択動作を切り替えるよ
    うにデータ線切り替え信号を出力するためのデータ線切
    り替え信号発生回路とを備えたことを特徴とする半導体
    集積回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体集積回路におい
    て、 前記選択増幅手段は、前記冗長判定手段中のデータ線切り替え信号発生回路か
    ら出力されるデータ線切り替え信号に応じて、前記第1
    のデータ線上の情報と前記第2のデータ線上の情報との
    うちのいずれか一方を選択的に出力するためのデータ線
    切り替えスイッチと、 前記データ線切り替えスイッチの出力を増幅するための
    出力増幅器と を備えたことを特徴とする半導体集積回
    路。
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