JP2739829B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特に配線に用いる金属膜および配線の形成方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子の構造の微細化及び高密度化
は依然として精力的に推し進められている。微細化につ
いては、現在では0.25μm寸法で形成された半導体
素子が用いられ、この寸法を設計基準にした256メガ
ビットDRAMが開発試作されている。高密度化につい
ては、微細化による平面的な高密度化と共に半導体素子
の3次元化による方法が検討され、その中で一部は既に
実用に供されている。事実、この半導体素子の3次元化
は、電極配線の多層構造化あるいは拡散層の多重構造化
と共に、現在では半導体素子の中でキャパシタのような
受動素子でも実用化され、製品レベルの半導体装置にお
いて具現化されている。そして現在ではこの3次元化
は、トランジスタ等の能動素子でも開発レベルで検討さ
れている。
【0003】このように微細化と3次元化は、半導体装
置の高集積化、高速化等による高性能化あるいは多機能
化にとって最も効果的な手法であり、今後の半導体装置
の製造にとって必須となっている。
【0004】一方で、このような微細化と3次元化のた
めに、半導体素子の平坦性が悪くなり、前記の多層配線
の形成がその必要性にも拘らず益々難しくなってきてい
る。これは、3次元化と共に、半導体素子の横寸法に比
べ縦寸法がより増大し、半導体素子のあるところとない
ところでの段差が大きくなるためである。このために、
半導体基板表面の拡散層と配線間あるいは多層配線間の
層間絶縁膜の膜厚は増大し、この層間絶縁膜に形成され
るコンタクト孔のアスペクト比が増大する。そしてこの
コンタクト孔への金属の充填が難しくなる傾向にある。
そしてこの傾向は微細な半導体素子ほどより顕著に表れ
る。
【0005】この拡散層と配線間あるいは多層配線間を
接続する方法及びコンタクト孔への導電体材の充填方法
については、アルミ金属膜等のCVD(化学的気相成
長)法(以下、アルミCVD法と呼称する)による金属
膜の成膜方法が、コンタクト孔への導電体材の埋設と金
属の配線とを同時に行うために最も有望視されてきてい
る。
【0006】以下、このアルミCVD法を用いた従来の
配線の形成方法について説明する。図5はこの従来技術
を示した工程順の断面図である。図5(a)に示すよう
にシリコン基板21の所定の領域に拡散層22が形成さ
れる。このようにした後、シリコン基板の全面を被覆す
る層間絶縁膜23が堆積される。次に、コンタクト孔2
4が公知のフォトリソグラフィ技術とドライエッチング
技術で拡散層22上に形成される。そして、このコンタ
クト孔24および層間絶縁膜23表面にチタン金属層2
5と窒化チタン金属層26とが積層して形成される。こ
こで、チタン金属層25あるいはバリアメタルである窒
化チタン金属層26はそれぞれスパッタ法で成膜され
る。
【0007】次に、図5(b)に示すようにアルミCV
D法でアルミ金属膜27が成膜される。ここで、このア
ルミCVDの反応ガスとしてヂメチルアルミハイドライ
ド(DMAH)等のアルキル金属のソースガスが、雰囲
気ガスとしてArあるいはH2 ガスがそれぞれ用いられ
る。また、この成膜の温度は100〜200℃に設定さ
れる。
【0008】以上の従来の技術の説明では、拡散層に電
気接続する配線の形成について説明した。ここで、拡散
層に代えた多層配線の下層の配線と上層の配線を電気接
続する場合も同様に形成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の配線の
形成方法では、バリアメタルとCVD法で形成する金属
膜との接着性は悪く、アルミCVD法でアルミ金属膜を
成膜後に図5(b)に示すような金属膜膨れ28が局所
的に生じる。これは、先述したチタン金属層25および
窒化チタン金属層26に含まれる水素がこのチタン金属
層から離脱しアルミ金属膜の一部を押上げるために生じ
る。このような金属膜膨れは、微細配線を形成するため
の微細加工性を著しく損なうとともに、配線のハガレあ
るいは凹凸を生じさせる。
【0010】さらに、従来のCVD法で形成されたアル
ミ金属膜には多量の水素が含有され、このアルミ金属膜
で形成された配線の信頼性が著しく低下する。特に配線
のエレクトロマイグレーション(EM)耐性が劣化す
る。
【0011】本発明の目的は、上述のような問題点を解
決し信頼性の高い微細な多層配線の形成を容易にするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】このために本発明の半導
体装置の製造方法は、半導体基板の表面に形成された層
間絶縁膜上にバリアメタルを形成する工程と、前記バリ
アメタルを10-5Torr以下の圧力の高真空中で第1
の熱処理する工程と、前記第1の熱処理の工程後に前記
第1の熱処理の施されたバリアメタル上に化学的気相成
長法により金属膜を堆積させる工程とを含む。
【0013】ここで、前記バリアメタルがチタン金属薄
膜上に積層して形成された窒化チタン薄膜であり、前記
熱処理の温度は350℃以上で且つ800℃以下に設定
される。
【0014】あるいは、前記の化学的気相成長法による
金属膜の堆積後に、前記金属膜に10 −5 Torr以下
の圧力の高真空中での第2の熱処理を施す。
【0015】ここで、前記化学的気相成長法で堆積する
金属膜がアルミ金属膜であり、前記アルミ金属膜の堆積
後引き続いて10 −5 Torr以下の圧力の高真空中で
300℃以上で且つ600℃以下である第2の熱処理が
施される。
【0016】さらには、前記金属膜がアルミニウムと銅
との合金あるいは銅の薄膜が用いられる。
【0017】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の実施例の半導体装置の製造方法を説
明するための工程順の断面図である。図1(a)に示す
ように、シリコン基板1の表面の所定領域に拡散層2が
形成される。このようにした後、層間絶縁膜3が形成さ
れる。ここで、この層間絶縁膜3はCVD法で堆積され
るシリコン酸化膜あるいはBPSG膜(ボロンガラスと
リンガラスを含むシリコン酸化膜)である。次に、公知
のフォトリソグラフィ技術およびドライエッチング技術
でコンタクト孔4が形成される。例えば、このコンタク
ト孔の口径寸法は0.3μmに設定される。
【0018】次に、チタン金属層5がコリメーテッドス
パッタ法で成膜される。ここで、このチタン金属層5の
膜厚は20〜40nmに設定される。このようにした
後、通常のスパッタ法あるいはCVD法で窒化チタン金
属層6が形成される。この窒化チタン金属層6の膜厚は
50〜100nmである。ここで、CVD法により窒化
チタン金属層6を成膜する場合には、反応ガスとしてT
iCl4 とNH3 の混合ガスが用いられ、雰囲気ガスと
してN2 あるいはH2 ガスが用いられる。なお、この成
膜の温度およびガス圧力はそれぞれ500〜600℃、
1〜10Torrで設定される。
【0019】次に、図1(a)状態になったシリコン基
板を真空アニールする。この真空アニールはランプ加熱
部を具備し真空度を10−5〜10−8Torrにでき
る真空系を有する真空アニール装置で行われる。ここ
で、真空アニールの条件は加熱の温度が350℃で真空
度が10−7Torrになるように設定される。そし
て、30秒間真空アニールされる。この真空アニールに
より、図1(b)に示すように脱ガス7が発生する。こ
の脱ガス7は後述するようにH ガスである。
【0020】次に、図1(c)に示すようにアルミ金属
膜8がCVD法で形成される。ここで、このCVDの反
応ガスとしてDMAH等のアルキル金属のソースガス
が、雰囲気ガスとしてH2 ガスがそれぞれ用いられる。
そして、これらのガスの全圧力が1Torrになるよう
に設定される。また、この成膜の温度は100〜150
℃に設定される。このようにして、膜厚が500nmの
アルミ金属膜8が窒化チタン金属層6に被着し、コンタ
クト孔4を埋設するように堆積される。
【0021】以上のようにして、コンタクト孔4内に埋
設される導電体材と配線とになるアルミ金属膜が形成さ
れる。
【0022】次に、図1(b)に示した脱ガス7の分析
について説明する。この脱ガス分析は、昇温ガス脱離分
析方法により行われる。すなわち、この分析手法では、
測定する試料の温度を一定の昇温速度で上昇させ、試料
から放出する原子あるいは分子等の脱ガスが四重極質量
分析装置で分析されて、脱ガスの質量ごとにその脱ガス
の量が定量化される。ここで、昇温ガス脱離の条件は、
温度範囲100〜700℃、昇温速度100℃/分、分
析装置内のバックグラウンドの圧力1×10-9Torr
である。そして、分析ガスの質量範囲は、質量/電荷に
換算して2〜100である。
【0023】図1(a)状態のシリコン基板を昇温ガス
脱離分析した結果が図2に示される。先述した脱ガス7
は、温度が300℃付近から急激に増加し350℃でピ
ークになる。この脱ガスは前述の質量分析よりH2 であ
る。このH2 ガスは図1に示した窒化チタン金属層6あ
るいはチタン金属層5から離脱したものである。
【0024】次に、この真空アニールの効果について説
明する。表1は、図1(b)の工程で真空アニールの温
度条件を変え真空アニールして、図1(c)の工程後の
アルミ金属膜8の堆積状態をまとめたものである。
【0025】
【表1】
【0026】ここで、真空アニールの真空度は10-7
orrであり、アニール時間は30秒である。
【0027】この表に示す水準4または5からも判るよ
うに、真空アニールの温度が350℃以上になるとアル
ミ金属膜の膨れは全く生じなくなり、更に、下層の窒化
チタン金属層との接着性は非常に向上する。
【0028】このアルミ金属膜の堆積状態は、真空アニ
ール温度の低下とともに悪くなる。水準1および2では
アルミ金属膜の膨れが生じその接着性は悪い。水準3で
は、アルミ金属膜の膨れは発生せずその接着度はそれほ
ど悪くないが不充分な状態である。なお、水準1は先述
した従来の技術の場合に相当している。
【0029】ここで、この真空アニールの温度は高い程
その脱ガスの効果は増大する。しかし、余り高温になる
と拡散層2の接合の深さが増大し浅接合の形成が困難に
なる。特に導電型がp型の拡散層の浅接合化が難しくな
る。そこで、この真空アニールの温度は800℃以下に
設定されるのがよい。ここで、このアニール時の真空度
が10-5Torr以上であれば真空アニールに要する時
間は1分間以下となり、前述のp型の拡散層の接合深さ
は全く変化せず、深さ0.1μm以下の接合が確保され
るようになる。
【0030】本実施例の真空アニールが、マルチチャン
バーを備えた一の処理装置内で先述したバリアメタルの
成膜に引き続いて行われると、これらの配線の工程はよ
り簡便化される。ここで、この真空アニールの真空度は
10-5Torr以上であれば1分程度のアニール時間で
先述したアニール効果が生じるようになる。
【0031】
【0032】次に本発明の第2の実施例について図3に
基づいて説明する。図3は本発明の半導体装置の製造方
法を工程順に示す断面図である。図3(a)に示すよう
に図1で説明したのと同様にして拡散層、層間絶縁膜お
よびバリアメタル等がシリコン基板上に形成される。す
なわち、初め、シリコン基板1の表面の所定領域に拡散
層2が形成される。そして層間絶縁膜3が形成される。
ここで、この層間絶縁膜3はCVD法で堆積されるシリ
コン酸化膜である。次に、公知のフォトリソグラフィ技
術およびドライエッチング技術でコンタクト孔4が形成
される。例えば、このコンタクト孔の口径寸法は0.2
μmに設定される。
【0033】次に、チタン金属層5がコリメーテッドス
パッタ法で成膜される。ここで、このチタン金属膜5の
膜厚は20nm程度に設定される。このようにした後、
CVD法で窒化チタン金属層6を形成する。この窒化チ
タン金属の膜厚は50nm程度である。ここで、CVD
法による窒化チタン金属の成膜では、反応ガスとしてT
iCl4 またはアルキルTiとN2 2 の混合ガスが用
いられ、雰囲気ガスとしてN2 あるいはH2 ガスが用い
られる。ここで、ガスの全圧力は1Torr程度に、成
膜の温度は400℃程度にそれぞれ設定される。
【0034】次に、図3(b)に示すように、先述した
第1の実施例と同様にして真空アニールが施される。こ
こで、真空アニールの条件は加熱の温度が350℃で真
空度が10-6Torrになるように設定される。そし
て、30秒間真空アニールされる。この真空アニールに
より、図3(b)に示すように脱ガス7が発生する。
【0035】次に、図3(c)に示すようにアルミ金属
膜8が堆積される。ここで、このアルミ金属膜8の成膜
は第1の実施例で説明したと同様の方法で行われる。す
なわち、アルミ金属膜8はCVD法で形成される。この
CVDの反応ガスとしてDMAH等のアルキル金属のソ
ースガスが、雰囲気ガスとしてH2 ガスがそれぞれ用い
られる。そして、これらのガスの全圧力が1Torrに
なるように設定される。また、この成膜の温度は100
〜150℃に設定される。このようにして、膜厚が50
0nmのアルミ金属膜8が窒化チタン金属層6に被着
し、コンタクト孔4を埋設するように堆積される。
【0036】このアルミ金属膜8の成膜後、再び高真空
アニールが施される。この高真空アニールにより再脱ガ
ス9が発生する。ここで、真空アニールの条件は加熱の
温度が300〜350℃で真空度が10-6Torrにな
るように設定される。そして、30秒間〜1分間の真空
アニールがなされる。
【0037】このようにして、図3(d)に示すように
シリコン基板1上に形成された拡散層2に電気接続する
信頼性の高い配線が形成される。
【0038】次に、前述の再脱ガス9の分析結果につい
て説明する。図3(d)状態のシリコン基板を昇温ガス
脱離分析した結果が図4に示される。先述した再脱ガス
9の量は、温度が270℃付近でCH4 による1つのピ
ークになり、340℃付近でH2 によるピークになる。
ここで、これらのガスはアルミ金属膜8から離脱したも
のである。
【0039】この昇温ガス脱離分析の結果は、このよう
なアルミ金属膜8の真空アニールの温度を300℃以上
にすれば再脱ガスの効果が充分に現れることを示してい
る。このようにアルミ金属膜を成膜後に真空アニールす
ると、配線の信頼性が更に向上する。すなわち、真空ア
ニールしない場合に比べEM耐性は約3倍に向上する。
また、ストレスマイグレーション(SM)耐性も2倍強
に向上する。更に、CVD法で形成したアルミ金属膜の
表面の平滑性が図3(c)に示すように図1(c)で示
す場合より向上する。
【0040】この実施例の場合には、このアルミ金属膜
の真空アニールでの加熱温度は、アルミ金属膜の融点の
温度660℃以下に設定すればよい。しかし、多層配線
の場合に下層にアルミ金属による配線が形成されている
とこの加熱温度は600℃以下に設定される必要が生じ
る。ここで真空アニールの温度が600℃を超えるとこ
の下層の配線の形状変形が生じるためである。
【0041】本実施例での一連の配線形成では、マルチ
チャンバーを備えた一の処理装置内で先述したバリアメ
タルの成膜に引き続いて真空アニールが、更にアルミ金
属膜の成膜に引き続いて再真空アニールがそれぞれ行わ
れると、これらの配線形成の工程はより簡便化される。
そして、形成された配線の信頼性は更に向上する。
【0042】以上の第1および第2の実施例では、バリ
アメタルとしてタングステン等の高融点金属あるいはそ
の窒化物が用いられても同様の効果が生じる。また、ア
ルミCVDでの原料ガスとしてDMAHを用いる場合に
ついて説明したが、トリイソブチルアルミニウム(TI
BA)を原料ガスとして用いても同様の効果が得られる
ことに言及しておく。さらには、アルミ金属に変えてア
ルミ銅の合金をCVD法で形成する場合、あるいは銅を
CVD法で形成する場合でも同様の効果が得られる。
【0043】なお、以上の第1あるいは第2の実施例で
説明した真空アニールの真空度は、10-5以上であれば
そのアニール時間は1分間以下にでき、半導体装置の生
産上での問題は生じない。
【0044】また、これらの実施例では拡散層に電気接
続する配線の形成について主に説明したが、多層配線に
おける下層の配線と上層の配線とを接続する場合でも同
様の効果が得られることにも言及しておく。
【0045】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の半導体
装置の製造方法では、バリアメタルの成膜あるいはCV
D法による金属膜の成膜後に真空アニールが施される。
これにより、CVD法で成膜する金属膜に生じるこの金
属膜のバリアメタルからの局所的な膨れは抑制され、さ
らに、金属膜とバリアメタルとの接着度は大幅に向上す
るようになる。また、CVD法で成膜した金属膜配線の
EMあるいはSM耐性を含めた信頼性も向上する。
【0046】更には、金属膜の先述した膨れの防止ある
いは金属膜表面の平滑性の向上により、微細な配線パタ
ーンの形成が容易になる。
【0047】以上のようにして本発明では、信頼性の高
い微細な多層配線の形成が容易になり、半導体装置の高
集積化あるいは高密度化が促進される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明する工程順の略断
面図である。
【図2】本発明の第1の実施例の効果を説明する昇温ガ
ス脱離分析図である。
【図3】本発明の第2の実施例を説明する工程順の略断
面図である。
【図4】本発明の第2の実施例の効果を説明する昇温ガ
ス脱離分析図である。
【図5】従来の技術を説明する工程順の略断面図であ
る。
【符号の説明】
1,21 シリコン基板 2,22 拡散層 3,23 層間絶縁膜 4,24 コンタクト孔 5,25 チタン金属層 6,26 窒化チタン金属層 7 脱ガス 8,27 アルミ金属膜 9 再脱ガス 28 金属膜膨れ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面に形成された層間絶縁
    膜上にバリアメタルを成膜する工程と、前記バリアメタ
    ルを10-5Torr以下の圧力の高真空中で第1の熱処
    理する工程と、前記第1の熱処理の工程後に前記第1の
    熱処理の施されたバリアメタル上に化学的気相成長法に
    より金属膜を堆積させる工程とを含むことを特徴とした
    半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記バリアメタルがチタン金属薄膜上に
    積層して形成された窒化チタン薄膜であり、前記第1の
    熱処理の温度が350℃以上で且つ800℃以下である
    ことを特徴とした請求項1記載の半導体装置の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 前記化学的気相成長法による前記金属膜
    の成膜後に前記金属膜を10 −5 Torr以下の圧力の
    高真空中で第2の熱処理することを特徴とした請求項1
    または請求項2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記化学的気相成長法で堆積する金属膜
    がアルミニウムの薄膜であり、前記第2の熱処理の温度
    が300℃以上で且つ600℃以下であることを特徴と
    した請求項3記載の半導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記金属膜がアルミニウムと銅との合金
    あるいは銅の薄膜であることを特徴とした請求項1、請
    求項2または請求項3記載の半導体装置の製造方法。
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