JP2739569B2 - 墓 - Google Patents

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、寺や、墓地等に構
築され、骨を収納する家型形状の墓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、墓として、例えば、図8に示すよ
うに、本件出願人が先に開発した家型形状の墓Hがあ
り、墓石に代わって、寺や、墓地等に構築される(例え
ば、特開平4−11174号公報掲載)。この墓Hは、
図9に示すように、基礎部1に立設された外側壁2と、
外側壁2と共働して複数の部屋を形成する内側壁(図示
せず)と、外側壁2に着脱可能に設けられる屋根部4と
を備え、各部屋を一般住宅を模して、和室,台所,風呂
場等に形成し、これらの部屋を内部に骨を納めた骨箱K
を収納する納骨部としている。また、屋根部4には瓦等
を別途敷設したりしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この従来の
墓にあっては、屋根部の製造が必ずしも容易ではなく、
煩雑で効率が悪く、コスト高になっているという問題が
あった。また、屋根表面の模様を種々のデザインに容易
に形成できにくいという問題もあった。
【0004】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、その課題は、屋根部の製造を容易にできるように
して、もって、製造効率を向上させるとともに、屋根表
面の模様を種々のデザインに容易に形成できるようにす
る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、骨を収納する納骨部を
構成する複数の部屋を有した墓本体と該墓本体に設けら
る屋根部とを備えて全体が家型形状に形成された墓にお
いて、上記屋根部を、1もしくは2以上の屋根面を有し
た屋根本体と、該屋根本体の屋根面を被覆する表面部材
とを備えて構成し、上記表面部材を、少なくとも1つの
屋根面を覆う大きさに樹脂で一体成形した1もしくは2
以上の成形体で構成したものである。
【0006】そして、必要に応じ、上記成形体の表面に
瓦等の屋根部材を模した凹凸模様を成形している。そし
てまた、必要に応じ、上記屋根本体に屋根面の下端縁に
連続する鼻隠し部を形成し、上記表面部材の成形体に上
記鼻隠し部を覆う鼻隠し覆部を一体成形した構成として
いる。この場合、上記鼻隠し覆部の下端縁を鼻隠し部の
下端縁よりも突出させて形成したことが有効である。
【0007】また、必要に応じ、上記屋根本体を墓本体
に対して着脱可能にした構成としている。そしてまた、
必要に応じ、上記墓本体の各部屋を住宅を模して形成し
ている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る墓について説明する。図1乃至図7
に示すように、本発明の実施の形態に係る墓Hは、骨を
納めた骨箱Kを収納する納骨部を構成する複数の部屋を
有した墓本体HAと、墓本体HAに設けらる屋根部HB
とを備えて全体が家型形状に形成されている。全体の寸
法は、例えば、縦L1=1200mm,横L2=150
0mm,高さL3=1000mmに形成されている。墓
本体HAの各部屋は、図2,図5及び図6に示すよう
に、互いに分離及び結合可能な複数の部屋ユニットBで
構成されている。本発明の実施の形態においては、部屋
ユニットBとしては、和室ユニットB1 、洋室ユニット
B2 、台所ユニットB3 、風呂ユニットB4 、洗面所ユ
ニットB5 、第一トイレユニットB6 、第二トイレユニ
ットB7 、玄関廊下ユニットB8 が設けられている。
【0009】各部屋ユニットBは、樹脂で一体成形され
た床壁10及び側壁11を有して各部屋を形成してい
る。この部屋ユニットBの側壁11は、その上側が開放
されている。各部屋ユニットBの内部は、住いとしての
一般住宅を模して、予め内装が施されている。例えば、
第一トイレユニットB6 であれば、図2に示すように、
内部に便器12が備え付けられる。この便器12は、床
壁10とともに樹脂で一体成形しても良いし、別途作成
したものを付設しても良い。
【0010】また、例えば、和室ユニットB1 の内部の
床壁10には、畳13が描かれ、あるいは、模型の畳1
3が付設される。また、床の間14や床脇15も設けら
れている。この床の間14や床脇15も上記と同様に、
床壁10とともに樹脂で一体成形しても良いし、別途作
成したものを付設しても良い。更に、例えば、洋室ユニ
ットB2 の内部の床壁10には、床が描かれ、あるい
は、床板が付設される。洋室ユニットB2 には、テーブ
ル16と椅子17が設けられる。このテーブル16と椅
子17は、床に一体に設けても良いし、後から収納する
ようにしても良い。台所ユニットB3 の内部には、流し
台18が設けられている。この流し台18も上記と同様
に、床壁10とともに樹脂で一体成形しても良いし、別
途作成したものを付設しても良い。他の部屋ユニットB
おいても、内装は同様にして作成される。更に、部屋ユ
ニットBには、適宜窓開口19が開設されている。19
aは玄関廊下ユニットB8 に形成された出入り口開口で
ある。
【0011】20は地面に固定される墓本体HAの固定
部である。この固定部20は、基礎部21と、該基礎部
21に立設され上側が開放される外側壁22と、該外側
壁22と共働して上側から上記各部屋ユニットBが嵌挿
される嵌挿空間Sを形成する内側壁23とを備えて構成
されている。基礎部21は、地中に埋設されるコンクリ
ート製の基台24と、基台24に設けられた枠状のコン
クリート製の土台部25と、土台部25に架設された床
部26とから構成されている。そして、外側壁22は、
土台部25に立設されている。
【0012】この外側壁22,内側壁23及び床部26
は、樹脂製あるいは金属製の一対の外板27を対向さ
せ、その間に断熱材28を介装した材料で形成されてい
る。また、内側壁23は外側壁22よりも高さが低く形
成されている。そして、上記部屋ユニットBの側壁11
は、嵌挿空間Sに嵌挿された状態で隣接する外側壁22
もしくは内側壁23と上端が同位になるよう形成されて
いる。30は断面コ字状に形成された笠木部材であっ
て、樹脂あるいは金属で形成され、部屋ユニットBの側
壁11と固定部20の外側壁22もしくは内側壁23と
の上端に嵌合させられて該上端を覆うものである。
【0013】また、外側壁22には、部屋ユニットBの
窓開口19に対応した部位に窓開口31が設けられてお
り、この窓開口31には、枠体に予め設けられた例えば
ヒンジ開閉式の窓32が設けられており、開けることに
より、内部に外気を導入できるようになっている。ま
た、玄関の外側壁22には、玄関廊下ユニットB8 に形
成された出入り口開口19aに対応した引き戸33が設
けられている。符号34は玄関先の地面に敷設されたポ
ーチ、図3中35は表札である。
【0014】屋根部HBは、図1,図3乃至図7に示す
ように、1もしくは2以上の屋根面40a(実施例では
四方に傾斜した4面)を有した屋根本体40と、屋根本
体40の屋根面40aを被覆する表面部材50とを備え
て構成されている。屋根本体40は、図5乃至図7に示
すように、木製のたる木41で外形が形成されるととも
に、たる木41の表面に釘等で表面板42が固定されて
構成されている。また、屋根本体40の一つの屋根面4
0aは内側に凹ませて形成され、該凹部43には明かり
取り用の窓44が嵌込まれている。更に、屋根本体40
には、屋根面40aの下端縁に連続する内側へ僅かに傾
斜した鼻隠し部45が形成されている。表面板42にお
いて、42aは屋根面板、42bは軒天井板、42cは
下り壁板、42dは内装板、42eは鼻隠し板である。
【0015】更にまた、屋根本体40は、外側壁22に
対して取り外し可能になっており、該屋根本体40の下
端部は外側壁22の上端部外周に嵌合する開口46を形
成している。開口46の内側には外側壁22の上端面に
当接して屋根部HBを外側壁22に対して位置決めする
当接面47が形成されている。更に、屋根部HBの軒下
には、内部に連通するパイプ48が設けられている。
【0016】表面部材50は、少なくとも1つの屋根面
40aを覆う大きさに樹脂で一体成形した1もしくは2
以上の成形体で構成されている。図1に示す例では、三
方に傾斜した連続する3面を覆う大きさの第一の成形体
51と、凹部43が形成された屋根面40aを覆う第二
の成形体52とから構成されている。各成形体51,5
2には、鼻隠し部45を覆う鼻隠し覆部53が一体成形
されている。また、図7に示すように、鼻隠し覆部53
の下端縁53aは、鼻隠し部45の下端縁45aよりも
突出させられて形成されている。54は軒天井板42b
を覆う軒化粧板であり、各成形体51,52の被覆後に
軒天井板42bに釘等で取付けられる。更に、図1に示
すように、第一の成形体51には、凹部43周囲の破風
板43aを覆う破風板覆部55が一体成形されている。
また、第一の成形体51と第二の成形体52との接続部
にはシール剤や覆い板(図示せず)が設けられ水密が図
られている。
【0017】各成形体51,52の表面には、瓦等の屋
根部材を模した凹凸模様が成形されている。即ち、各成
形体51,52の表面は、その成形時に、和瓦模様、洋
瓦模様、柾葺き模様、コロニアル模様等、種々の模様に
成形され、これらの模様は適宜に選択される。また、そ
の色については、樹脂そのものを着色し、あるいは、塗
料を裏面または表面に塗布する等、適宜に着色させられ
ている。そして、各成形体51,52は、屋根本体40
に対して、接着剤あるいは釘等で固定される。その固定
手段は種々の手段で良く、一つの手段に限定されない。
【0018】従って、この本発明の実施の形態に係る墓
Hによれば、予め、屋根部HBを工場等で作成してお
く。この場合、先ず、表面部材50を構成する成形体5
1,52を樹脂で型成形等によって作成する。この作成
は、樹脂の一体成形なので、インジェクション装置等に
より容易に作成でき、また、大量生産も容易に行なうこ
とができる。各成形体51,52の表面模様は、その成
形時に、例えば、和瓦模様、洋瓦模様、柾葺き模様、コ
ロニアル模様等、種々の模様に成形できるので、表面模
様を容易に形成し易く種々のデザインに容易に対応させ
ることができる。また、その色についても、樹脂そのも
のを着色し、あるいは、塗料を裏面または表面に塗布す
れば、種々のデザインに容易に対応させることができ
る。次に、この表面部材50を予め作成しておいた屋根
本体40に取付ける。この際、所要部位に対応させて、
各成形体51,52を被せ接着剤や釘等で固定する。そ
の後、軒化粧板54を取付ける。この場合、成形体5
1,52は、屋根本体40に被せるだけで装着できるの
で、それだけ、施工性が良く、製造が容易に行なわれ
る。
【0019】一方、部屋ユニットB(B1 ,B2 ,B3
,B4 ,B5 ,B6 ,B7 ,B8 )も、工場等で作成
しておく。この場合、部屋ユニットBの床壁10及び側
壁11は樹脂で一体成形されているので、インジェクシ
ョン装置等により容易に作成でき、また、大量生産も容
易に行なうことができる。そして、床壁10及び側壁1
1内部に内装を施す。この場合、内装までも床壁10と
側壁11の成形と同時に行なうものでは、製造工数が低
減され、製造効率が向上させられる。また、便器12,
床の間14や流し台18等の付属設備を別に作成する場
合には、各ユニットにこれらを付設する。更に、塗装,
壁紙等の貼着等が必要であれば、これらを行ない、内装
をする。この場合、これらの内装は、予め、工場等で行
なうことができ、墓の構築現場では行なわなくても良い
ことから、専用に作成でき、それだけ、製造効率が向上
させられるとともに、大量生産を行なうことができ、そ
れだけ、コストダウンを図ることができる。
【0020】次に、この本発明の実施の形態に係る墓
を、寺や墓地等に構築する場合について説明する。先
ず、固定部20を地面に設置する。この設置に当たって
は、基礎部21の基台24を地中に設け、この基台24
に土台部25を設ける。そして、この土台部25に外側
壁22を立設するとともに床部26を架設する。更に、
床部26に内側壁23を立設し、外側壁22と共働して
上側から上記各部屋ユニットBが嵌挿される嵌挿空間S
を形成する。また、外側壁22には、窓32及び引き戸
33を取付ける。
【0021】この状態で、図2に示すように、嵌挿空間
Sに、所要の部屋ユニットBを嵌挿する。この場合、部
屋ユニットBを嵌挿するだけで設置できるので、組付け
作業が極めて簡単に行なわれる。また、部屋ユニットB
は、予め、内装が施されているので、この構築時に逐一
内装を行なわなくても良く、そのため、現場での煩雑な
作業を行なわなくても良いことから、それだけ、構築作
業が容易に行なわれるとともに、構築時間が大幅に短縮
される。
【0022】次に、図5及び図6に示すように、部屋ユ
ニットBの側壁11と固定部20の外側壁22もしくは
内側壁23との上端に笠木部材30を嵌合する。そのた
め、上端が笠木部材30により覆われるので、端末が隠
され、見映えが良くなる。そして、屋根部HBを外側壁
22の上端部外周に嵌合する。この場合、屋根部HBを
嵌合するだけで構築できるので、それだけ、構築作業が
容易に行なわれる。
【0023】次に、納骨する場合を説明する。図5及び
図6に示すように、屋根部HBを外側壁22から取り外
し、図2及び図5に示すように、骨箱Kを例えば和室ユ
ニットB1 の内に収納し、その後 屋根部HBを外側壁
22に嵌合して取付ける。この場合、屋根部HBを取外
すだけで骨箱Kを収納できるので、その収納作業が容易
に行なわれる。そして、窓32及び引き戸33を閉めて
骨箱Kを安置しておく。
【0024】この状態においては、和室ユニットB1
は、床壁10及び側壁11を有し、この床壁10及び側
壁11が、固定部20の嵌挿空間Sに嵌挿され、固定部
20の床部26,外側壁22,内側壁23及び屋根部H
Bによって囲繞されているので、内部に雨水が侵入する
事態が防止され、そのため、骨の風化が抑止される。ま
た、雨が屋根から軒下に流れ落ちても、表面部材50の
成形体には鼻隠し部45を覆う鼻隠し覆部53が一体成
形されているので、屋根面40aと鼻隠し部45との間
に隙間が生じないことから該部位の水密性が良く、屋根
部HB内部に水が侵入する事態が防止される。
【0025】更に、鼻隠し覆部53の下端縁53aは鼻
隠し部45の下端縁45aよりも突出させて形成されて
いるので、水が軒天井板42bがわに回り込んで侵入し
にくくなっており、この点でも、屋根部HB内部に水が
侵入する事態が防止される。更にまた、屋根部HBの軒
下のパイプ48が部屋ユニットB内に連通しているの
で、常時このパイプ48を通して換気が行なわれ、それ
だけ、内部の環境が良いものとなる。また、各部屋ユニ
ットBは、固定部20の嵌挿空間Sに嵌挿されているの
で、保持強度が高く、固定部20が基台24を地中に埋
設して設置されていることもあって、墓全体が、強固な
ものになっており、耐震性等の向上が図られる。
【0026】また、墓参等の場合には、窓32や引き戸
33を開けるようにすれば、外気を部屋ユニットB内に
吹き込むことができ、内部の臭気等を取り除くことがで
きるので、環境を良くすることができ、この点において
も、骨の保存性が良くなる。また、墓参する者にとって
も、骨を家に安置し、しかもその保存も粗末になること
がないことから精神的な安心が得られる。また、和室ユ
ニットB1 に、骨箱Kが多くなって満杯になり新しい骨
箱Kが入らなくなった場合等には、他の部屋ユニットB
に収容するようにすれば良い。
【0027】なお、上記本発明の実施の形態において、
墓本体HAは、部屋ユニットBを用いて構築したが、必
ずしもこれに限定されるものではなく、従来のように、
部屋を一体に形成しても良く適宜変更して差し支えな
い。また、屋根部HBの表面部材50は、2つの成形体
51,52で構成してあるが、必ずしもこれに限定され
るものではなく、全体を1つの成形体で構成しても良
く、あるいはまた、3以上の成形体で構成しても良く、
適宜変更して差し支えない。即ち、成形体の数は、成形
のやり易さや、屋根面40aの形状等に対応させて適宜
に定めて良い。更に、各成形体51,52には、鼻隠し
覆部53が一体成形されているが必ずしもこれに限定さ
れるものではなく、各々別体に成形しても良い。また、
屋根本体40の材質は、木材に限らず、表面部材50と
同様に樹脂で成形する等、適宜に定めて良い。なおま
た、墓本体HAの材質や形状等も上述したものに限られ
るものではなく、適宜変更して差支えない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の墓によれ
ば、屋根部の表面部材を屋根本体の屋根面を覆う大きさ
に樹脂で一体成形した1もしくは2以上の成形体で構成
したので、成形体を屋根本体に被覆するだけで屋根部を
形成できるので成形体の施工が容易であり屋根部全体の
製造も極めて容易になり、製造効率が大幅に向上する。
また、表面部材は樹脂の成形体なので、インジェクショ
ン装置等により容易に作成でき、また、大量生産も容易
に行なうことができ、製造が容易であるとともに表面模
様を容易に形成し易く種々のデザインに容易に対応でき
るという効果がある。
【0029】また、屋根本体に屋根面の下端縁に連続す
る鼻隠し部を形成し、表面部材の成形体に鼻隠し部を覆
う鼻隠し覆部を一体成形した場合には、雨が屋根から軒
下に流れ落ちても、屋根面と鼻隠し部との間に隙間が生
じないことから該部位の水密性が良く、屋根部内部に水
が侵入する事態を防止することができ、内部に雨水が侵
入する事態を確実に防止でき、それだけ、骨の保存性を
向上させることができる。
【0030】更に、成形体の表面に、瓦等の屋根部材を
模した凹凸模様を成形した場合には、屋根の外観を一般
の住宅のごとく見せることができるとともに、屋根の外
観品質を向上させることができ、更には、表面模様を容
易に形成し易く種々のデザインに容易に対応させること
ができるという効果がある。
【0031】更にまた、鼻隠し覆部の下端縁を鼻隠し部
の下端縁よりも突出させて形成した場合には、水が軒天
井がわに回り込んで侵入しにくくなっており、この点で
も、屋根部内部に水が侵入する事態を防止することがで
き、内部に雨水が侵入する事態を確実に防止でき、それ
だけ、骨の保存性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る墓を示す上から見た
分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る墓を構築した状態を
示す上から見た斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る墓を示す正面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態に係る墓を示す側面図であ
る。
【図5】図2中A−A線断面図である。
【図6】図2中B−B線断面図である。
【図7】本発明の実施の形態に係る墓の屋根部の要部拡
大断面図である。
【図8】本発明に係る墓の設置状態を示す図である。
【図9】従来の墓の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
H 墓 HA 墓本体 HB 屋根部 B 部屋ユニット B1 和室ユニット B2 洋室ユニット B3 台所ユニット B4 風呂ユニット B5 洗面所ユニット B6 第一トイレユニット B7 第二トイレユニット B8 玄関廊下ユニット 10 床壁 11 側壁 19 窓開口 19a 出入り口開口 20 固定部 21 基礎部 22 外側壁 23 内側壁 S 嵌挿空間 24 基台 25 土台部 26 床部 30 笠木部材 31 窓開口 32 窓 33 引き戸 40 屋根本体 40a 屋根面 41 たる木 42 表面板 42a 屋根面板 42b 軒天井板 42c 下り壁板 42d 内装板 42e 鼻隠し板 43 凹部 43a 破風板 44 窓 45 鼻隠し部 45a 下端縁 46 開口 47 当接面 48 パイプ 50 表面部材 51 第一の成形体 52 第二の成形体 53 鼻隠し覆部 53a 下端縁 54 軒化粧板 55 破風板覆部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 骨を収納する納骨部を構成する複数の部
    屋を有した墓本体と該墓本体に設けらる屋根部とを備え
    て全体が家型形状に形成された墓において、上記屋根部
    を、1もしくは2以上の屋根面を有した屋根本体と、該
    屋根本体の屋根面を被覆する表面部材とを備えて構成
    し、上記表面部材を、少なくとも1つの屋根面を覆う大
    きさに樹脂で一体成形した1もしくは2以上の成形体で
    構成したことを特徴とする墓。
  2. 【請求項2】 上記成形体の表面に瓦等の屋根部材を模
    した凹凸模様を成形したことを特徴とする請求項1記載
    の墓。
  3. 【請求項3】 上記屋根本体に屋根面の下端縁に連続す
    る鼻隠し部を形成し、上記表面部材の成形体に上記鼻隠
    し部を覆う鼻隠し覆部を一体成形したことを特徴とする
    請求項1または2記載の墓。
  4. 【請求項4】 上記鼻隠し覆部の下端縁を鼻隠し部の下
    端縁よりも突出させて形成したことを特徴とする請求項
    3記載の墓。
  5. 【請求項5】 上記屋根本体を墓本体に対して着脱可能
    にしたことを特徴とする請求項1,2,3または4記載
    の墓。
  6. 【請求項6】 上記墓本体の各部屋を住宅を模して形成
    したことを特徴とする請求項1,2,3,4または5記
    載の墓。
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