JP2739264B2 - キャプスタンモータ - Google Patents
キャプスタンモータInfo
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- JP2739264B2 JP2739264B2 JP3335519A JP33551991A JP2739264B2 JP 2739264 B2 JP2739264 B2 JP 2739264B2 JP 3335519 A JP3335519 A JP 3335519A JP 33551991 A JP33551991 A JP 33551991A JP 2739264 B2 JP2739264 B2 JP 2739264B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing holder
- rotor
- capstan motor
- bearing
- static electricity
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
- Brushless Motors (AREA)
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Description
8mmビデオテープレコーダ等において、テープやメカニ
ズムを駆動するキャプスタンモータに関する。
分の1インチ或いは8mmのビデオテープを走行駆動する
他、テープレコーダのメカニズムを駆動する駆動源とし
て利用されている。一般に周知のキャプスタンモータ
は、図3に示すように駆動コイル1を外周部に巻回した
ステータコア2をステータとし、その内周部分は軸受ホ
ルダー3の鍔部3aの低い部分に、駆動コイル1に通電
する駆動電流を制御する回路等を構成した回路基板4と
共にねじ止め固定されている。また、軸受ホルダー3の
鍔部3aの高い部分には、図示しないテープレコーダの
メカシャシー14にねじ止め固定される。この軸受ホル
ダー3は、ポリカーボネート、ポリエ−テルイミド、ポ
リエ−テルサルフォ−ン等の樹脂によって形成され、強
度を高めるために30%のガラスファイバーが添加され
ていて、体積固有抵抗値は1016Ωcmの非導電性であ
る。そして、略中空円筒状に形成されていて側面に後述
するピンチローラを挿入するための切り欠き部3bを形
成している。さらに、軸受ホルダー3の中心孔内部に
は、上下一対の軸受5,5が圧入嵌着され、キャプスタ
ン軸6を支持している。
と外周の内面に設けた駆動マグネット8からなり、底面
中央にボス9が固着され、このボス9の中央孔に上記キ
ャプスタン軸6を圧入固定してロータケース7と一体回
転する。また、上記ロータケース7に設けた駆動マグネ
ット8は、上記ステータコア2の外周面に所定間隔をも
って対向させている。ロータケース7の外周には、回転
検出用のマグネット10が設けられ、回路基板4に取り
付けたMR素子(磁気抵抗効果素子)11が近接対向し
ている。ロータケース7の底面中央に固着したボス9に
は、プーリー12が嵌着され、前記テープレコーダのメ
カニズムを駆動するために回転伝達するベルト13が懸
架さている。
ンモータは、回転によって発生する静電気により、前記
MR素子11を断線破壊する問題があった。この原因
は、静電気はベルト13とプーリー12との間で発生す
るか、ビデオセット内で発生しベルト13を通じて伝播
し、導電性を有するロータケース7を介して回転検出用
のマグネット10に帯電される。マグネット10に近接
している部品中でMR素子11は表面に金属体を有して
いることから、帯電された静電気がMR素子11に放電
することになり、この放電によって破壊されるものと推
定される。
めになされたもので、軸受ホルダーに導電性を付与する
ことによってMR素子の静電気による断線破壊を防止す
ることのできるキャプスタンモータを提供することを目
的とする。
より回転付勢されるロータと、このロータと一体回転す
るキャプスタン軸を支持する軸受と、この軸受を内設す
る軸受ホルダーとを備え、軸受ホルダーがメカシャーシ
に固定されるキャプスタンモータであって、軸受ホルダ
ーは導電性を有する樹脂材によって形成され、その端面
がロータと近接対向して、ロータに生じた静電気をロー
タから軸受ホルダーの端面に向けて放電により伝播させ
て、さらに軸受ホルダーからメカシャーシに伝播させる
ことを特徴とする。
て形成し、ロータの一部と近接対向させると、ベルトと
プーリーとの間で発生する等してロータに生じた静電気
がロータから軸受ホルダーに伝播する。そして、軸受ホ
ルダーからメカシャーシに伝播し、静電気のMR素子等
への放電が防止される。
実施例について図面を参照しながら説明する。尚、図3
と同符号は同部品を示し、その詳細な説明は省略する。
図1は本発明の実施例を示し、軸受ホルダー20を導電
性を有する樹脂材によって形成すると共に、ロータケー
ス7等のロータの一部と近接対向させて静電気を軸受ホ
ルダー20を介してメカシャーシ14に通電させるよう
に構成している。即ち、軸受ホルダー20の樹脂材は、
ベースレジンとしてポリカーボネイトやポリエーテルイ
ミド、或いはポリエーテルサルフオン等の非晶性熱可塑
性樹脂が望ましく、このベースレジンに導電性を付与す
るために、例えば、カーボンブラックやカーボンファイ
バー、或いは金属粉等を添加物として混入される。軸受
ホルダー20は、その使用目的からいわゆる両持ちタイ
プに対しては、樹脂材としての曲げ弾性率が50×10
3 kg/cm2以上あることが望ましい。このためカーボンフ
ァイバーのみであれば8%以上添加し、カーボンブラッ
クや金属粉を添加する場合は、カーボンファイバーまた
はガラスファイバーを共に添加して曲げ強度を向上する
ことが望ましい。
ー20は、図3に示すキャプスタンモータに組み込ま
れ、下端面にロータケース7及びボス9を近接対向する
と共に、高鍔部20aをメカシャーシ14に取り付けて
いる。一方、ベルト13とプーリー12との間で発生す
る静電気は、ボス9及びロータケース7に伝播した後
に、近接対向している軸受ホルダー20の下端面に伝播
して行く。軸受ホルダー20は前述の如く導電性を有し
ていることから、静電気は軸受ホルダー20を伝播し、
メカシャーシ14に至ることによって放電される。従っ
て、静電気はマグネット10に帯電されることは無く、
この結果、マグネット10に近接しているMR素子11
への放電が防止される。ここで、図2中の符号21はピ
ンチローラである。
形状をはじめ、キャプスタンモータの各部構成について
は、本発明を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
明のキャプスタンモータは、軸受ホルダーを導電性を有
する樹脂材によって形成したことから、ベルトとプーリ
ーとの間等で発生した静電気をロータから軸受ホルダー
に伝播させて軸受ホルダーに固定されたメカシャーシに
伝播させることができる。従って、ロータに生じた静電
気は、十分にメカシャーシに伝播され、MR素子がロー
タに対向して配置される場合も、MR素子に放電される
ことが防止され、MR素子の断線破壊を未然に防止でき
る。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ステータにより回転付勢されるロータ
と、このロータと一体回転するキャプスタン軸を支持す
る軸受と、この軸受を内設する軸受ホルダーとを備え、
前記軸受ホルダーがメカシャーシに固定されるキャプス
タンモータであって、前記軸受ホルダーは、導電性を有
する樹脂材によって形成され、その端面が前記ロータと
近接対向して、前記ロータに生じた静電気を前記ロータ
から前記軸受ホルダーの端面に向けて放電により伝播さ
せて、さらに前記軸受ホルダーから前記メカシャーシに
伝播させることを特徴とするキャプスタンモータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3335519A JP2739264B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | キャプスタンモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3335519A JP2739264B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | キャプスタンモータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05191958A JPH05191958A (ja) | 1993-07-30 |
JP2739264B2 true JP2739264B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=18289483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3335519A Expired - Fee Related JP2739264B2 (ja) | 1991-11-26 | 1991-11-26 | キャプスタンモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739264B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100496463B1 (ko) * | 1999-08-19 | 2005-06-20 | 가부시기가이샤 산교세이기 세이사꾸쇼 | 브러시레스 모터 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59103578U (ja) * | 1982-12-27 | 1984-07-12 | パイオニア株式会社 | ダイレクトモ−タ |
JPS60151258U (ja) * | 1984-03-19 | 1985-10-08 | 三洋電機株式会社 | モ−タ |
JPS6214975U (ja) * | 1985-07-11 | 1987-01-29 | ||
JPH0356062A (ja) * | 1989-07-24 | 1991-03-11 | Mitsubishi Electric Corp | ターンテーブル付モータ |
-
1991
- 1991-11-26 JP JP3335519A patent/JP2739264B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05191958A (ja) | 1993-07-30 |
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Legal Events
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