JP2738655B2 - 破壊防止錠 - Google Patents

破壊防止錠

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JP2738655B2
JP2738655B2 JP6281770A JP28177094A JP2738655B2 JP 2738655 B2 JP2738655 B2 JP 2738655B2 JP 6281770 A JP6281770 A JP 6281770A JP 28177094 A JP28177094 A JP 28177094A JP 2738655 B2 JP2738655 B2 JP 2738655B2
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inner cylinder
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崎 雅 之 小
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SANHOROTSUKU KK
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05BLOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
    • E05B17/00Accessories in connection with locks
    • E05B17/20Means independent of the locking mechanism for preventing unauthorised opening, e.g. for securing the bolt in the fastening position

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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅や金庫或いは、自
動販売機等に使用される、防犯効果を高めた破壊防止錠
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来の錠前は、加工性、経済
性、圧延性、鋳造性や取扱の容易性等を考慮して、主に
銅合金が使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の銅合金を主体にした錠前において、図9に示すよう
に内筒5の鍵溝6の部分を外部からドリル等で切削され
た場合、ピンが抜け落ちてしまい、錠前が破壊されてし
まう虞が存在した。また、ドリル切削等による破壊を防
止するために、球体を配設するものも提案されている。
かかる、球体を配設するものは、ドリルの回転エネルギ
ーを球体の回転に変換し、切削破壊を防止するのに効果
的であるが、回転運動を行うと共に、キーの挿入される
キー溝を有する内筒部分に配設するのは困難であった。
【0004】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたものでドリルによる内筒の破壊を未然に防止
することのできる破壊防止錠を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る破壊防止錠
は、外筒内に回動自在に配設された内筒を備えた錠前に
おいて、前記内筒の正面端近傍で内筒の長手方向に対し
て直角方向に形成した嵌合穴に内筒より硬度の高い破壊
防止部材を嵌合させたものである。また、前記破壊防止
部材は、鍵溝と同形状の溝が形成されたものである。ま
た、前記破壊防止部材は、内部に多数の球体を包含した
ことを特徴とするものである。
【0006】更に、外筒内に回動自在に配設された内筒
を備えた錠前において、前記内筒の正面端近傍に難削材
で形成された破壊防止部材を嵌合させたものである。
【0007】
【作用】このように、本発明に係る破壊防止錠によれ
ば、外部よりドリル等で内筒を切削破壊しようとして
も、破壊防止部材がドリル刃の前進を阻止するので、有
効にドリル破壊を防止する事ができる。
【0008】
【実施例】以下、添付図面に従って本発明の一実施例を
説明する。図1は本発明の破壊防止錠の縦断面図、図2
は本発明の破壊防止錠の正面図、図3は本発明の破壊防
止錠に使用される内筒の要部拡大平面図、図4は本発明
の破壊防止錠に使用される内筒の拡大正面図、図5は同
破壊防止錠に使用される破壊防止部材の側面図、図6は
同破壊防止錠の使用される破壊防止部材の正面図であ
る。
【0009】ここで、破壊防止錠は、外筒10と、これ
に回動自在に配設された内筒11を備えており、該内筒
11には、キーの挿入されるキー溝12が形成されてい
る。また、外筒10と内筒11と貫いて形成されたピン
穴13にはタンブラピン14、ドライバーピン15、ス
プリング16等が夫々配設されている。
【0010】内筒11の正面Aから少し奥にキー溝12
に対して直角方向に孔17が穿設さており、この孔17
に破壊防止部材18が嵌合されている。破壊防止部材1
8は、内筒11をそのまま円筒状にくり抜いた形状をし
ている。したがって、内筒11のキー溝12に相当する
部位には、同様のキー溝18aが形成されている。
【0011】破壊防止部材18は、内筒より硬度の高い
材料例えば、焼入れ鋼、チルド鋳物、セラミックス、超
硬合金、高Mn鋼等で構成されている。また、鋼に難削
材料であるAl23やSiO2を介在させてもよい。更
に、オーステナイト系ステンレス鋼でもよい。
【0012】次に、以上のように構成された破壊防止錠
の動作について説明する。先ず、本発明の破壊防止錠が
例えば、自動販売機等に取り付けられた場合、錠前をド
リルで破壊しようとする者は、ドリルの刃先をキー溝1
2に立て切削を試みる。ドリル刃は、内筒11の正面A
側を暫く切削すると、破壊防止部材18に当接する。破
壊防止部材18は、ドリル刃よりも硬度の高い材料、或
いは難削材料で構成されているので、それ以上の切削が
困難となり、錠前の破壊が阻止される。
【0013】本発明の別の実施例は、破壊防止部材18
の内部に前述の硬度の高い材料で構成された小径の球体
を多数ランダムに包含したものである。球体は、破壊防
止部材18と一体に鋳込んでもよいし、ほぼ箱形に形成
された破壊防止部材18の内部に回転可能に詰め込んで
もよい。
【0014】この様に構成した場合、錠前をドリル刃で
切削破壊しようとした際、ドリルの切れ刃に球体が当
り、前進しようとする力をそぐ事となる。また、球体を
回転可能に詰め込んだ場合には、チゼルエッジ或いは切
れ刃が球体に当り球体も回転する事により、ドリル刃の
回転エネルギーを吸収して、それ以上の切削を困難とす
る。
【0015】本発明の他の実施例は、図7,8に示す様
に、内筒11の正面A端近傍に鍵溝と同形状の溝19a
が形成され且つ内筒に形成された溝11bに対して回転
可能に遊嵌された破壊防止部材19を配設したものであ
る。
【0016】以上の様に構成した場合、内筒11がドリ
ル刃で切削された際、ドリル刃が破壊防止部材19に到
達すると、刃先は破壊防止部材19を噛み込み一体とな
って回転する。この為、ドリル刃のチゼルエッジの切削
が行われずそれ以上の切削破壊が困難となる。
【0017】尚、以上の説明は、ピンタンブラ錠につい
て説明したが、他の形式の錠前であっても同様である。
本発明は以上の実施例に限ることなく本発明の技術思想
に基づいて種々の設計変更が可能である。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る破壊防止錠によれば、外筒内に回動自在に配設された
内筒を備えた錠前において、前記内筒の正面端近傍に内
筒より硬度の高い破壊防止部材を嵌合させたので、内筒
部分をドリル刃で切削しようとしても、破壊防止部材で
それ以上の切削が困難となり、タンブラ部分の破壊が阻
止される。したがって、錠前は、開く事なく安全であ
る。
【0019】また、前記破壊防止部材は、鍵溝と同形状
の溝が形成されているので、キーの抜き差しの邪魔にな
る事がない。更に、破壊防止部材は外部から見えないの
で、破壊して取り外される虞がない
【0020】破壊防止部材の内部に硬度の高い材料で構
成された小径の球体を多数ランダムに包含したもので
は、ドリルの切れ刃に球体が当り、前進しようとする力
をそぐ事となる。また、球体を回転可能に詰め込んだ場
合には、チゼルエッジ或いは切れ刃が球体に当り球体も
回転する事により、ドリル刃の回転エネルギーを吸収し
て、それ以上の切削を困難とする。また、内筒の正面端
近傍に難削材で形成された破壊防止部材を嵌合させた場
合、ドリル刃による切削が困難となり、安全性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の破壊防止錠の縦断面図である。
【図2】本発明の破壊防止錠の正面図である。
【図3】本発明の破壊防止錠に使用される内筒の要部拡
大平面図である。
【図4】本発明の破壊防止錠に使用される内筒の拡大正
面図である。
【図5】同破壊防止錠に使用される破壊防止部材の側面
図である。
【図6】同破壊防止錠の使用される破壊防止部材の正面
図である。
【図7】本発明の他の実施例に使用される内筒の要部拡
大平面図である。
【図8】本発明の他の実施例に使用される内筒の要部拡
大正面図である。
【図9】従来の一般的錠前を示す説明図である。
【符号の説明】
10 外筒 11 内筒 11b 溝 12 キー溝 13 ピン穴 14 タンブラピン 15 ドライバーピン 16 スプリング 17 孔 18,19 破壊防止部材 19a 溝

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒内に回動自在に配設された内筒を備
    えた錠前において、前記内筒の正面端近傍で内筒の長手
    方向に対して直角方向に形成した嵌合穴に内筒より硬度
    の高い破壊防止部材を嵌合させたことを特徴とする破壊
    防止錠。
  2. 【請求項2】 前記破壊防止部材は、鍵溝と同形状の溝
    が形成されたことを特徴とする請求項1記載の破壊防止
    錠。
  3. 【請求項3】 前記破壊防止部材は、内部に多数の球体
    を包含したことを特徴とする請求項1記載の破壊防止
    錠。
  4. 【請求項4】 外筒内に回動自在に配設された内筒を備
    えた錠前において、前記内筒の正面端近傍に難削材で形
    成された破壊防止部材を嵌合させたことを特徴とする請
    求項1記載の破壊防止錠
JP6281770A 1994-11-16 1994-11-16 破壊防止錠 Expired - Fee Related JP2738655B2 (ja)

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