JP2738401B2 - 音場制御装置 - Google Patents

音場制御装置

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JP2738401B2
JP2738401B2 JP4214596A JP21459692A JP2738401B2 JP 2738401 B2 JP2738401 B2 JP 2738401B2 JP 4214596 A JP4214596 A JP 4214596A JP 21459692 A JP21459692 A JP 21459692A JP 2738401 B2 JP2738401 B2 JP 2738401B2
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満夫 小森
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】主に映像音響再生装置に用いる音
場制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、映像音響再生装置の発展は著し
く、特に音響再生においては2チャンネルステレオを更
に一歩進めた所謂サラウンド方式が一般に用いられてい
る。このサラウンド方式は、従来のように正面に左右の
スピーカ装置を配置するだけでなく、サラウンド用とし
て後方にも左右のスピーカ装置を配置し、予め後方用に
処理された音が後方のスピーカ装置から再生されるよう
構成されていた。更に、正面にセンタスピーカ装置を配
置したり左右前方奥等にスピーカ装置を配置することも
あった。このように後方又は周囲にサラウンド用スピー
カ装置を配置することにより臨場感は一層高められる。
【0003】ところで、クラシックやポピュラ等音楽の
種類によってサラウンド効果を変化させるために音楽の
種類に応じて音を処理したりスピーカ装置の配置や向き
を変えることが一般的に行われてきた。このスピーカ装
置の向きを変えるために図14に示すようにスピーカユ
ニット100を球状チャンバ(chamber,室)1
01に納め、この球状チャンバと嵌合する凹部102を
スピーカキャビネット103に設け、スピーカキャビネ
ット103に設けた回動軸104で球状チャンバ101
を軸支してスピーカユニット100を手動で回すように
したものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、音楽によって
手動でスピーカユニットの向きを変えたり、音の処理モ
ードを切換えたりするのでは操作が煩雑になり十分音楽
を楽しむことができなくなる。又、サラウンド用スピー
カ装置を追加するためには比較的広い場所が必要にな
る。そこで本発明の目的は操作が容易で比較的狭い場所
でも臨場感の高い音響効果を得ることが可能な音場制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の音場制御装置
は、音響信号を処理し音響効果信号を生成する信号処理
手段と、少なくとも前記音響信号が供給される第1のス
ピーカユニットと、少なくとも前記信号処理手段から音
響効果信号が供給される第2のスピーカユニットとを有
するスピーカ装置と、前記スピーカ装置内に設けられ、
水平方向または垂直方向から所定角度傾いた軸を回動軸
として前記第2のスピーカユニットの向きを変えるスピ
ーカ回動手段と、前記信号処理手段スピーカ回動手段
を制御する制御手段とを備えた。
【0006】複数のスピーカユニットを備えたスピーカ
装置において、前記スピーカ回動手段は少なくとも1つ
のスピーカユニットの向きを変えるよう構成してもよ
【0007】前記制御手段はリモコン送信機とリモコン
受信機で構成してもよい
【0008】残響音検出回路又は周波数特性検知回路の
少なくとも一方の出力信号を前記制御手段に入力するこ
とにより前記第2のスピーカユニットの向きを変えるよ
う構成してもよい
【0009】
【作用】制御手段により信号処理手段とスピーカ回動手
段が制御される。
【0010】固定式スピーカユニットの一部を回動式に
することにより、フロントスピーカ装置とセンタスピー
カ装置及びサラウンドスピーカ装置等の機能を1台のス
ピーカ装置で得ることができる。
【0011】前記リモコン送信機とリモコン受信機で前
記信号処理手段とスピーカ回動手段が制御される。
【0012】残響音検出回路や周波数特性検知回路の出
力信号を制御手段に入力することにより、残響音のレベ
ルや周波数特性の変化に応じて第2のスピーカユニット
の向きを変えることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。まず請求項1の発明から説明する。図1
は第1実施例の信号処理手段1の構成図で、左側(L)
及び右側(R)音響信号入力端子P1,P2に入力した
音響信号はDSP(Digital Signal P
rocessor)2に入力されるとともにアンプ3
a,3dにも入力される。一方、前記DSP2からの音
響効果信号であるL出力信号はアンプ3bに、R出力信
号はアンプ3cに入力される。次に、夫々のアンプ3a
乃至3dの出力信号はLスピーカ装置4及びRスピーカ
装置5に入力される。
【0014】即ち、前記アンプ3aの出力信号は前記ス
ピーカ装置4のウーハ、スコーカ及びツィータユニット
部4aに入力され、前記アンプ3bの出力信号は回動式
スピーカユニット4bに入力される。同様にして前記ア
ンプ3cの出力信号は回動式スピーカユニット5bに入
力され、前記アンプ3dの出力信号は前記スピーカ装置
5のウーハ、スコーカ及びツィータユニット部5aに入
力される。尚、前記回動式スピーカユニット4b,5b
は本実施例では所謂フルレンジ形を用いたがこの形に限
定されるものではない。又、前記DSP2は後述するマ
イクロコンピュータからの信号により制御される。
【0015】前記回動式スピーカユニット4b,5bの
向きは、図2(A)に示すように正面、同図(B)に示
すよう内側、同図(C)に示すように外側に後述するス
ピーカ回動手段により回動が可能である。又、本実施例
では図1に示すように前記回動式スピーカユニット4
b,5bの回動軸の方向はやや斜めに傾かせてあり、音
が斜め上(外側)又は斜め下(内側)方向に再生される
よう構成されている。尚、向きはこれらの方向に限定さ
れるものではなく任意の方向に設定できる。
【0016】図3は第1実施例のスピーカ回動手段11
の構成図で、スピーカ回動手段11はマイクロコンピュ
ータ(以下、マイコンという。)12と、このマイコン
12の出力信号を入力するモータ駆動部13と、この駆
動部13の出力信号で回動するモータ14と、このモー
タ14の回動により向きが変わる前記回動式スピーカユ
ニット4bと、このスピーカユニット4bの向きを電圧
に変換する電圧変換器15と、この変換器15の出力信
号をデジタル値に変換するデジタル変換器(以下、A/
Dという。)16と、前記モータ14の回動方向を指定
する回動方向指定部17と、前記信号処理手段1の処理
モードを指定する処理モード設定部18と、赤外線信号
を受信するリモコン受信部19aと、この受信部19a
に赤外線等のリモコン信号を送信するリモコン送信部1
9bとにより構成される。尚、前記モータ14,電圧変
換器15及び回動式スピーカユニット4bは後述するL
スピーカ装置4の固定チャンバ4e内に収納される。同
様に、Rスピーカ装置5の図示しない固定チャンバ内に
もモータ、電圧変換器及び回動式スピーカユニット5b
が収納される。
【0017】前記回動式スピーカ4b,5bの向きは、
前記マイコン12に入力された回動方向を示す所定数値
と、前記回動式スピーカユニット4b,5bと連動して
変化する前記電圧変換器15の出力電圧を前記A/D1
6にて変換して得た値との差より前記モータ14を前記
モータ駆動部13で正転、逆転又は停止させて決められ
る。又、単に前記スピーカユニット4b,5bを外側、
内側に回動させて任意の方向に向けることもできる。
【0018】又、前記回動方向指定部17、処理モード
設定部18及びリモコン受信部19aの出力信号は前記
マイコン12に入力され、このマイコン12の出力信号
は前記DSP2に入力される。前記回動方向指示部17
及び処理モード設定部18はリモコン操作によらず手動
で前記マイコン12及びDSP2を制御するために設け
られている。前記回動方向指示部17は回動方向選択ボ
タンを備え、例えば「外側」を押すと押している間前記
回動式スピーカユニット4b,5bが夫々外側に回動す
る。前記処理モード設定部18は例えば4種の処理モー
ド選択ボタンを備え、このうち「モードA」を押すと
「モードA」に対応した信号が前記マイコン12で生成
され、この信号が前記DSP2に入力されることによ
り、前記DSP2は「モードA」に従って音響信号を処
理し前記スピーカ装置4,5から音声を再生する。
【0019】又、前記モータ14は後述するようにギヤ
及び回動チャンバを介して前記回動式スピーカユニット
4b,5bを回動させる。
【0020】次に前記信号処理手段1とスピーカ回動手
段11の動作について説明する。まず前記DSP2の機
能について説明する。前記DSP2の出力信号は前記ア
ンプ3b,3cを介して前記スピーカ装置4,5の回動
式スピーカユニット4b,5bで再生される。
【0021】前記DSP2は前記マイコン12からの出
力信号により本実施例では4通りの機能を発揮する。表
1にその機能を示す。
【表1】 まず、ツインスコーカ機能の場合、前記DSP2は入力
信号からスコーカと同一帯域の信号を帯域フィルタ(B
PF)等を介して抽出して出力する。この場合、前記ス
ピーカユニット4b,5bはスコーカとして動作し、前
記スピーカ装置4,5は夫々ツインスコーカを備えたス
ピーカ装置となる。又、前記スピーカユニット4b,5
bの向きは正面方向となる。次に、ドルビー(登録商
標)3チャンネルロジック又はドルビープロロジック機
能の場合、前記DSP2は入力信号から帯域フィルタ等
を介してドルビー方式で用いるセンタ信号を抽出して出
力する。この場合、前記スピーカユニット4b,5bは
センタスピーカとして動作し、スピーカ装置4と5とに
よりデュアルセンタ方式のスピーカ装置となる。又、前
記スピーカユニット4b,5bの向きは内側(斜め下)
方向となる。
【0022】次に、フロントサラウンド機能の場合、前
記DSP2は入力信号から残響音の信号を抽出して出力
する。残響音は例えばL及びR音響信号の差を検出する
ことにより抽出できる。この場合、前記スピーカユニッ
ト4b,5bは残響音再生用スピーカとして動作し、ス
ピーカ装置4,5は夫々フロントサラウンドスピーカを
備えたスピーカ装置となる。又、前記スピーカユニット
4b,5bの向きは外側(斜め上)方向となる。次に、
DAP(Digital AcousticProce
ssor,6本スピーカ方式サラウンド)機能の場合、
前記DSP2は入力信号からフロントDAP用の2次残
響音の信号を抽出して出力する。この場合、前記スピー
カユニット4b,5bは2次残響音再生用スピーカとし
て動作し、スピーカ装置4と5はDAP機能を備えたス
ピーカ装置となる。又、前記スピーカユニット4b,5
bの向きは正面方向となる。尚、前記スピーカ4b,5
向きを変えるスピーカユニットに相当する。又、前
記リモコン送信機19b及びリモコン受信機19aは請
求項のリモコン送信機及びリモコン受信機に相当す
る。
【0023】図4,5は前記回動式スピーカ4bの構成
を示す。以下の説明はスピーカ4bについて行うがスピ
ーカ5bについても同様である。スピーカユニット4b
は略半球状の回動チャンバ4cに取着され、この回動チ
ャンバ4cは回動軸4dを軸として固定チャンバ4eに
軸支される。又、前記回動チャンバ4cは外周面に円弧
状ギヤ4fを備え、このギア4fと噛合する円形状ギヤ
4g乃至4mを介して前記モータ14の回動軸14aと
接続される。尚、このモータ14は更に前記スピーカ回
動手段11により駆動されるが図示は省略する。この構
成により、前記モータ14が回動すると前記ギヤ4g乃
至4m及び4fを介して前記回動チャンバ4cが回動
し、前記スピーカユニット4bの向きが変わる。
【0024】尚、前記回動チャンバ4cに方向表示器6
a乃至6cを備え、例えば発光ダイオード(LED)6
d乃至6fにより前記方向表示器6a乃至6cを介して
視覚で夫々内側、正面、外側の向きを表示させてもよ
い。
【0025】次に、第1実施例全体としての動作を説明
する。まず、図3において前記リモコン送信部19bよ
り音の処理モードを選択して入力する。一例としてフロ
ントサラウンド機能を選択した場合について説明するが
他の機能についても同様に説明できる。前記リモコン送
信機19bよりフロントサラウンド機能の選択信号が送
信されると、この信号は前記リモコン受信機19aで受
信され、更に前記マイコン12に入力される。
【0026】一方、このマイコン12は選択信号がフロ
ントサラウンド機能であることを検知すると、まずこの
選択信号に基づいて前記モータ駆動部13を介して前記
モータ14を回動させる。回動方向はフロントサラウン
ド機能の場合は、前述したように外側(斜め上)であ
る。又、前記回動チャンバ4cは図示しない電圧変換器
15を備える。この変換器15は例えば前記回動軸4d
と同軸に設けられた可変抵抗器の両端に一定の電圧(例
えば5ボルトの直流電圧)を印加し、中間端子より出力
電圧を取り出したものである。この構成により前記回動
チャンバ4cの回動方向は電圧値に変換される。即ち、
この変換器15の出力電圧は前記A/Dでデジタル値に
変換された後前記マイコン12に入力され、前記変換器
15の出力電圧が外側方向に相当する電圧になるまで前
記モータ駆動部13が前記モータ14を駆動する。
【0027】前記マイコン12は、前記モータ14を回
動させると同時に次の動作も並行して行う。図1におい
て前記マイコン12からの出力信号は前記DSP2に入
力され、このDSP2に入力された音響信号をフロント
サラウンド処理して前記アンプ3b,3cを介して前記
回動式スピーカ4b,5bから残響音として再生する。
即ち、前記リモコン送信機19bからフロントサラウン
ド機能の選択信号を送信するだけで前記回動式スピーカ
4b,5bが所定の外側方向に向き、略同時にこのスピ
ーカ4b,5bからフロントサラウンド処理された残響
音が再生される。従っていちいちスピーカの向きとDS
Pの設定をする必要がなくなり、操作性が向上する。
又、従来サラウンド用等に追加していたスピーカ装置と
略同様の機能を前記スピーカ装置4,5に備えた回動式
スピーカ4b,5bで成し得るのでスピーカ装置を追加
する必要がなくなりスピーカ装置を置くスペースも狭く
て済む。
【0028】図6は第2実施例の信号処理手段21の構
成図で、第2実施例はこの信号処理手段21のみが第1
実施例と異なる。信号処理手段21はL及びR音響信号
入力端子P3,P4より音響信号を入力するDSP22
及び低域フィルタ(LPF)23,24と、これらの出
力信号を増幅するアンプ25a乃至25dと、これらの
アンプ25a乃至25dの出力信号が入力されるLスピ
ーカ装置26及びRスピーカ装置27とにより構成され
る。更に、前記アンプ25aの出力信号は前記スピーカ
装置26のウーハユニット26aに入力され、前記アン
プ25bの出力信号は同ツィータユニット及び回動式ス
ピーカユニット26bに入力される。同様に、前記アン
プ25cの出力信号は前記ツィータユニット及び回動式
スピーカユニット27bに入力され、前記アンプ25d
の出力信号は前記スピーカ装置27のウーハユニット2
7aに入力される。
【0029】前記DSP22は前記マイコン12からの
出力信号により本実施例では4通りの機能を発揮する。
表2にその機能を示す。
【表2】 まず、一般的3ウエイ機能の場合、前記DSP22は入
力信号からツイータ及びスコーカと同一帯域の信号を夫
々抽出して前記ツィータユニットにツィータ信号を、回
動式スピーカユニットにスコーカ信号を出力する。この
場合は前記ウーハユニット26a,27aとともに一般
的な3ウエイのスピーカ装置として動作する。又、前記
回動式スピーカユニットの向きは正面方向となる。次
に、センタ強調機能の場合、前記DSP22はL及びR
音響信号から中域周波数帯域を抽出してこの抽出した信
号を互いに混合して前記ツィータユニット及び回動式ス
ピーカユニット26b,27bに出力する。この場合は
前記ユニット26b,27bは中域周波数帯域の音響信
号をモノラルで再生するので、センタ音像が強調されて
再生される。又、前記スピーカユニット26b,27b
のうち回動式スピーカユニットの向きは内側(斜め下)
方向となる。
【0030】次に、フロントサラウンド機能の場合、前
記DSP22は入力信号から残響音の信号を抽出して出
力する。この場合、前記スピーカユニット26b,27
bは残響音再生用スピーカとしても動作し、スピーカ装
置26,27は夫々フロントサラウンドスピーカを備え
たスピーカ装置となる。尚、残響音は回動式スピーカか
ら再生される。又、前記回動式スピーカユニットの向き
は外側(斜め上)方向となる。次に、DAP(6本スピ
ーカ方式サラウンド)機能の場合、前記DSP22は入
力信号からフロントDAP用の2次残響音の信号を抽出
して出力する。この場合も2次残響音は回動式スピーカ
から再生される。尚、前記表1及び表2に示したスピー
カの向きは、これに限定されるものではなく任意の向き
に設定できる。
【0031】次に、請求項の発明について説明する。
図7は第3実施例の残響音検出回路で、残響音検出回路
31は入力端子P5,P6からL及びR音響信号を入力
する差分検出回路32と、この差分検出回路32の出力
信号の振幅を検出する振幅検出回路33と、この振幅検
出回路33の出力信号をデジタル値に変換するA/D3
4とにより構成され、このA/D34の出力信号は前記
マイコン12に入力される。又、前記L及びR音響信号
は前記信号処理手段1又は21の入力端子P1乃至P4
にも入力される。
【0032】この構成によれば、前記混合回路32でL
及びR音響信号は差分検出された後、前記振幅検出回路
33で振幅が検出され、この検出値は前記A/D34で
デジタル値となり、前記マイコン12に入力される。前
記マイコン12は振幅値に応じて予め設定された方向に
前記回動式スピーカユニットを回動させる。従って、こ
の残響音検出回路31によれば残響音に応じて回動式ス
ピーカユニットの向きを変えることができ、サラウンド
等の効果を一層高めることができる。
【0033】図8は第4実施例の周波数特性検知回路
で、周波数特性検知回路41は入力端子P7,P8から
入力したL及びR音響信号を混合する混合回路42と、
この混合回路42の出力信号を夫々入力する高域フィル
タ(HPF)43、帯域フィルタ(BPF)44及び低
域フィルタ(LPF)45と、これらの出力信号をデジ
タル値に変換するA/D46乃至48と、これらのデジ
タル値を演算するマイコン49とにより構成され、この
マイコン49の出力信号は前記マイコン12に入力され
る。前記マイコン12は前記マイコン49の演算結果に
応じて予め設定された方向に前記回動式スピーカユニッ
トを回動させる。又、前記L及びR音響信号は前記信号
処理手段1又は21の入力端子P1乃至P4にも入力さ
れる。従って、この周波数特性検知回路41によれば音
響信号の周波数特性に応じて回動式スピーカユニットの
向きを変えることができ、サラウンド等の効果を一層高
めることができる。
【0034】図9は前記第1実施例の前記スピーカ装置
4内における前記回動式スピーカユニット4b、モータ
14及びLED6d,6e,6fの結線を示す回路図で
あり、スピーカ装置5内も同様の構成となる。第2実施
例におけるスピーカ装置26又は27についても同様に
説明できる。前記モータ14が前記スピーカユニット4
bの向きを変えると、このスピーカユニット4bの向き
は可変抵抗器VR1で構成された電圧変換器で電圧に変
換され後述するマイコン60に供給される。又、前記可
変抵抗器VR1と直列にセンタ方向調整用可変抵抗器V
R2を設け電圧調整を可能にしている。次に、前記可変
抵抗器VR2の一方の固定端子と前記マイコン60又は
アース間には回動方向表示用のLED6d乃至6fが並
列に接続されている。尚、一例としてLED6dを外側
(緑色)、6eを電源表示(赤色)、6fを内側(緑
色)で表示した。電源表示だけ赤色にしたのはこの赤色
を方向を示す基準にするためである。即ち、マイコン6
0は入力された前記スピーカユニット4bの向きを示す
電圧に従って、向きが外側の時は前記LED6dを点灯
させ、外側の時は前記LED6fを点灯させる。尚、前
記LED6eは電源オンの時点灯する。このLED6e
とアース間には過電流防止用の抵抗R1が接続されてい
る。このLED6d乃至6fを設けたことにより視覚か
らスピーカユニット4bの向き及び電源の状態を知るこ
とができるので、特に使用者がスピーカ装置4からある
程度離れている場合に便利である。
【0035】図10は第5実施例の構成図で信号処理装
置と接続された前記スピーカ装置4の構成を示す。尚、
信号処理装置と接続されたスピーカ装置5についても同
様に説明できる。又、前記スピーカ装置4内には前記回
動式スピーカユニット4bの他に固定式スピーカユニッ
ト81乃至84を備えるが本発明の要部ではないので8
1のみ図示し他は省略する。例えば、回動式スピーカ4
bをスコーカ、固定式スピーカ81乃至84をツィータ
又はウーハとして用いることができる。勿論、これらの
組み合せは任意にでき、スピーカの個数も任意にできる
ことは言うまでもない。
【0036】さて、信号処理装置65は前記DSPで構
成される。以下、信号処理装置65をDSP65とい
う。このDSP65は例えばROMで構成され、入力さ
れた音響信号がこのDSP65により臨場感を加味した
音に処理される。本実施例ではこの処理パターンとして
後述するモード1乃至モード6の6種を備えた。
【0037】前記DSP65で処理された音響信号は、
アンプ66及び67を介して夫々前記スピーカ4b,8
1に入力され、これらのスピーカ4b,81から再生さ
れる。
【0038】一方、前記回動式スピーカユニット4bの
回動を制御するのが前記マイコン60で、このマイコン
60は前記マイコン12と略同様の動作を行う。このマ
イコン60の入力側には操作部70が接続される。この
操作部70は前記モード1乃至モード6の何れかを選択
する図示しない切替ボタンを備える。尚、この切替ボタ
ンの他に前記回動方向指示部17、処理モード設定部1
8、リモコン受信部19a、リモコン送信部19b等を
備えてもよい。又、前記マイコン60の出力側にはグラ
フィック表示部71を備える。このグラフィック表示部
71は図13に示すような表示器で例えばLEDを組合
わせて形成する。これは後述するように音場の広さを表
示するものである。
【0039】更に、前記マイコン60の出力側にはモー
タ及びギャ駆動部72とA/D(A/D変換器)73が
接続される。このモータ及びギヤ駆動部72の出力信号
により前記モータ14を介して前記スピーカユニット4
bが回動し、このスピーカ4bの向きは前記可変抵抗器
VR1を介してA/D73でデジタル信号に変換されて
前記マイコン60に入力される。又、前記操作部70の
出力信号は前記DSP65にも入力されるよう構成され
ている。
【0040】この構成によれば、前記操作部70から入
力された何れかのモード信号に従って、前記マイコン6
0により前記回動式スピーカユニット4bの向きが制御
され、且つ、前記DSP65で処理された音声が前記ス
ピーカユニット4b,81等から再生される。
【0041】次に、図11のフローチャートに従って第
5実施例の動作について説明する。前記DSP65はモ
ード1としてディスコモード、モード2としてライブモ
ード、モード3としてドームモード、モード4としてホ
ールモード、モード5としてチャーチモード、モード6
としてDSPオフモードを備える。又、前記モード1乃
至モード5は前記DSP65内に備えたDAPにより生
成される。
【0042】ディスコモードは低音と高音の響きが強調
されたディスコ独特の音場で、例えばダンス音楽に適し
たパワフルな音場を再現する。ライブモードは、所謂ラ
イブハウスの音場で、例えば演奏家がすぐ目の前で演奏
しているような雰囲気を再現する。ドームモードは、例
えば屋根の高い広大なドーム球場の音場で、ロック等の
ライブコンサートのスケールの大きな感動を再現する。
ホールモードは、例えばステージの広い2000人規模
のコンサート会場の音場で、特にボーカルが冴えわたり
コンサートのリアルな雰囲気を再現する。チャーチモー
ドは、例えば西欧の石造りの響きのよい大聖堂の音場で
壮大でおごそかな雰囲気を再現する。又、DSPオフモ
ードは信号処理しないで音を再生するモードである。
【0043】又、図12に示すように左右に並べられた
前記スピーカ装置4,5に夫々設けられた回動式スピー
カ4b,5bは、前記回動式スピーカユニット4b,5
bの向きがS1方向からS6方向に変わるに従って音場
が狭くなる。又、前記マイコン60には前記各モードに
従って前記回動式スピーカ4b,5bを回動させる向き
が予めメモリ等に記憶されている。即ち、モード1乃至
モード6がS1乃至S6に対応している。尚、図中81
乃至84は左側(L)固定式スピーカ、85乃至88は
右側(R)固定式スピーカを示す。
【0044】図11において、N1にて前記操作部70
から例えばモード1が選択されると、N2に進みモード
1の選択信号がN8で前記マイコン60に入力される。
このマイコン60はまず前記モード1の選択信号を前記
DSP65に入力する。DSP65はこのモード1で音
響信号を処理した後スピーカユニットから音声を再生す
る。一方、前記マイコン60はこの音声再生と略同時に
N9でモード1用に予め設定された前記回動式スピーカ
4bの回動角度信号を前記モータ及びギヤ駆動部72に
入力し、前記モータ14で前記回動式スピーカユニット
4bを回動させる。前記回動式スピーカ4bの向きは前
記可変抵抗器VR1で検出され、A/D73を介してマ
イコン60に入力される。次に、N10で前記A/D7
3の出力信号と前記回動角度信号とが比較され、一致し
なければN9に戻り、一致すればN11に進み前記回動
式スピーカユニット4bはS1方向を向いて止まり動作
は終了となる。
【0045】このようにして、モード1で信号処理され
た音声が前記スピーカ装置4から再生されるのと略同時
に前記スピーカユニット4bの向きもモード1で指定さ
れた向き、即ち最も外側のS1方向に向けることができ
る。従って、信号処理された音声ばかりでなく壁や天井
で反射された音声が加味されるため臨場感は一層高めら
れる。しかもモード毎に信号処理とスピーカの向きの両
者が変わるので変化に富んだ臨場感を味わうことが可能
になる。
【0046】図13は前記グラフィック表示部71の一
例を示し、LED等の表示素子を矩形状に配列して音場
の広さが視覚により把握できるようにしたものである。
即ち、最も外周の矩形部が前記S1方向で最も内周の矩
形部が前記S5方向を表わす。そして、例えばモード3
が選択された時は矩形部S3が点灯する。
【0047】以上説明したように本発明によれば、スピ
ーカユニットの向きをモータにより変えることができる
ばかりでなく、このスピーカユニットを複数のスピーカ
ユニットを備えた一般のスピーカ装置に用いることによ
り、特にサラウンド専用のスピーカを備えなくてもサラ
ウンド効果を得ることができる。従って、比較的狭い部
屋でも臨場感の高いサラウンド効果を楽しむことができ
る。又、マイコンを用いてモータの回動を制御するとと
もに、このマイコンの出力信号でDSPも制御させるよ
うにしたので、様々な信号処理とスピーカユニットの回
動を略同時に行うことができ、サラウンド効果を一層高
めることができる。又、スピーカの向きと音場の広がり
具合が視覚により確認できるので使用者がスピーカから
離れていても確認し易く便利である。
【0048】
【発明の効果】信号の処理とスピーカユニットの回動を
略同時にできるので、処理された信号に相応しい方向に
スピーカユニットを向けることができ、臨場感を高める
ことができる。
【0049】又、スピーカ装置全体ではなくスピーカユ
ニットを回動させるようにしたので回動装置の小型化が
図り易くなる。又、従来の複数のスピーカユニットを備
えたスピーカ装置において、何れかのスピーカユニット
について本発明を用いることができるので、フロントス
ピーカ装置、センタスピーカ装置及びサラウンドスピー
カ装置の機能を1台のスピーカ装置に備えることが可能
となり、スピーカ装置を置くスペースが少なくて済み、
コストダウンを図ることも可能になる。
【0050】又、信号の処理とスピーカユニットの回動
をリモコン操作で制御できるので操作が容易になる上、
他のリモコン操作可能な映像音響装置との操作の共通化
も図り易くなる。
【0051】更に、残響音や周波数特性を検知してこれ
らのレベルや特性に応じてスピーカユニットの回動方向
を変えることもできるので、きめの細かい音場操作が可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音場制御装置の第1実施例の信号
処理手段の構成図である。
【図2】同第1実施例のスピーカユニットの向きを示す
概念図である。
【図3】同第1実施例のスピーカ回動手段の構成図であ
る。
【図4】同第1実施例のスピーカユニットの平面図であ
る。
【図5】同第1実施例のスピーカユニットの内部構成を
示す概念図である。
【図6】同第2実施例の信号処理手段の構成図である。
【図7】同第3実施例の信号処理手段の構成図である。
【図8】同第4実施例の信号処理手段の構成図である。
【図9】同第1実施例のスピーカ装置内の回路図であ
る。
【図10】同第5実施例の構成図である。
【図11】同第5実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】同第5実施例の音場の広がりを示す概念図で
ある。
【図13】同第5実施例のグラフィック表示部の概略図
である。
【図14】従来の回動式スピーカ装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1,21…信号処理手段、2,22…DSP、4,26
…左側(L)スピーカ装置、5,27…右側(R)スピ
ーカ装置、4b,5b…回動式スピーカユニット、6
d,6e,6f…LED、11…スピーカ回動手段、1
2…マイクロコンピュータ(マイコン)、17…回動方
向指示部、18…処理モード設定部、19a…リモコン
受信部、19b…リモコン送信機、26b,27b…ツ
ィータユニット及び回動式スピーカユニット、31…残
響音検出回路、41…周波数特性検知回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡野 清見 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 平野 猛 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 三浦 拓二 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 矢島 順一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 小森 満夫 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 林 知治 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12 番地 日本ビクター株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−210900(JP,A) 特開 平1−149694(JP,A) 特開 平5−145870(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音響信号を処理し音響効果信号を生成
    る信号処理手段と、少なくとも前記音響信号が供給される第1のスピーカユ
    ニットと、少なくとも前記信号処理手段から音響効果信
    号が供給される第2のスピーカユニットとを有するスピ
    ーカ装置と、 前記スピーカ装置内に設けられ、水平方向または垂直方
    向から所定角度傾いた軸を回動軸として前記第2の スピ
    ーカユニットの向きを変えるスピーカ回動手段と、 前記信号処理手段スピーカ回動手段を制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする音場制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段はリモコン送信機とリモコ
    ン受信機で構成されたことを特徴とする請求項記載の
    音場制御装置。
  3. 【請求項3】 残響音検出回路又は周波数特性検知回路
    の少なくとも一方の出力信号を前記制御手段に入力する
    ことにより前記第2のスピーカユニットの向きを変える
    よう構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の
    場制御装置。
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