JP2738085B2 - ブレーキブースタの配置構造 - Google Patents

ブレーキブースタの配置構造

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JP2738085B2
JP2738085B2 JP1303279A JP30327989A JP2738085B2 JP 2738085 B2 JP2738085 B2 JP 2738085B2 JP 1303279 A JP1303279 A JP 1303279A JP 30327989 A JP30327989 A JP 30327989A JP 2738085 B2 JP2738085 B2 JP 2738085B2
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brake booster
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照雄 高橋
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明はブレーキブースタの配置構造に関する。
<従来の技術> 従来のブレーキブースタの配置構造としては、例えば
第2図に示すようなものがある〔自動車工学全書(株式
会社山海堂、昭和55年発行)第12巻第153頁参照〕。
Eは自動車のエンジンルームで、その左右両側にはス
トラットハウジングHが備えてあり、略中央にはエンジ
ンGが配置されている。そして、このエンジンルームE
の後方には、左右対称形状をしたエアボックス1が備え
てある。このエアボックス1は、その上端部で図示せぬ
ウインドシールドガラスを支持している。また、このエ
アボックス1の底部には外気導入用のエアインテーク2
が左右にそれぞれ形成してある。エアボックス1がこの
ような左右対称形状をしているのは、国内車(右ハンド
ル車)と輸出車(左ハンドル車)とで兼用するためであ
る。
そして、Bはブレーキブースタであり、運転者のブレ
ーキペダル操作によりブレーキ液を図示せぬブレーキ機
構へ送り出すための装置である。このブレーキブースタ
Bはエアボックス1の「前面部を構成する車体パネル」
としてのカウルトップパネル3の前方で且つ必ず運転者
側(この場合は右側R)に配置される。但し、あまり運
転者側R方向へ寄せるとストラットハウジングHと干渉
するので、このブレーキブースタBの約半分の部分はエ
ンジンGの後方スペースS内に位置している。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、このような従来の技術にあっては、ブ
レーキブースタBの約半分の部分がエンジンGの後方ス
ペースS内に位置していたため、エンジンGをなるべく
前方に配置させ、エンジンGとカウルトップパネル3と
の距離Lを十分に大きく確保しなければならなかった。
そうしないと、車両前面衝突時等においてエンジンGが
ブレーキブースタBに当たって、ブレーキブースタBを
破壊するおそれがあるためである。このように、従来は
エンジンGをエンジンルームE内の前側位置に配置して
いたために、どうしてもエンジンルームEの全体サイズ
の大型化を招き、好ましくなかった。
また、エンジンGの後方スペースSは、各種のエンジ
ン補機や吸気(排気)マニホールド4その他の配管・配
線類等が密集する部分でもあるが、この後方スペースS
の一部がブレーキブースタBにより占有されているため
に、各種のエンジン補機や配管・配線類の大型化が図れ
ず、エンジンの出力アップの障害にもなっていた。ま
た、各種配管・配線経路自体もどうしても複雑化してい
た。
しかも最近では、車室内空間の拡大化とデザイン上の
理由から、エアボックス1の上端部で支持するウインド
シールドガラスをなるべく車両の前方位置に設定したい
という傾向があるために、エアボックス1全体をブレー
キブースタBごと後退させて前記の如き不具合を解消す
ることもできない。
この発明はこのような従来の技術に着目してなされた
ものであり、エアボックス全体を後退させることなく、
エンジンをエンジンルーム内のなるべく後方位置に配置
でき、また各種のエンジン補機や配管・配線類の大型化
と単純化を行うことができるブレーキブースタの配置構
造を提供せんとするものである。
<課題を解決するための手段> この発明に係るブレーキブースタの配置構造は、上記
の目的を達成するために、エアボックスの前面部を構成
する車体パネルの運転者側端部で、エンジンの後方スペ
ースから運転者側方向へ外れている部位に、車両後側へ
向けて凹ませた凹部を形成し、該凹部内で且つ前記車体
パネルの運転者側端部の前方に位置するストラットハウ
ジングの後方にブレーキブースタを配置したものであ
る。
<作用> 車両後側へ向けて凹ませた凹部内にブレーキブースタ
を配置したので、その分ブレーキブースタ位置だけが後
退する。従って、エンジンもそれに応じてエンジンルー
ム内の後方位置に配置できるようになり、エンジンルー
ムサイズの大型化を防ぐことができる。また、後退する
のはブレーキブースタだけで、エアボックスの全体的位
置は不変なので、ウインドシールドガラスをなるべく前
出しさせて設計する最近の傾向に逆行することもない。
また、ブレーキブースタの位置をエンジンの後方スペ
ースから運転者側方向へ外したことにより、車両前面衝
突時等においてエンジンがブレーキブースタを壊すおそ
れがなくなるので、エンジンを更にエアボックスへ接近
させることができる。しかも、エンジンの後方スペース
にブレーキブースタが存在していないので、この後方ス
ペース部分がスッキリして、各種のエンジン補機や配管
・配線類の大型化と単純化を行い易くなり、エンジンの
出力アップを期待することができる。加えて、従来ブレ
ーキブースタが位置していた部分のエアボックスを若干
前出しすることにより、ウインドシールドガラスの前出
しと車室内スペースの拡大を図ることも可能となる。
ブレーキブースタがストラットハウジングの後方に配
置されているため、車両前面衝突時において、該ブレー
キブースタがストラットハウジングにより保護される。
<実施例> 以下この発明の好適な一実施例を第1図に基づいて説
明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号を付
し、重複する説明は省略する。
この実施例におけるエアボックス5は左右対称形状で
なく、エアボックス5の前面部を形成するカウルトップ
パネル6の運転者側(右側R)部位に車両後側へ向けて
凹ませた凹部7を形成すると共に、それに伴い右側のエ
アインテークを廃止した国内車専用形状としてある。こ
の凹部7はちょうどストラットハウジングHの後方に位
置しており、エンジンGの後方スペースSからは運転者
側(R)方向へ外れた位置となっている。そして、この
凹部7内にはブレーキブースタBが配置してあり、この
ブレーキブースタB自体は、エンジンGの後方スペース
Sから完全に運転者側(R)方向へ外れている。従っ
て、仮に車両前面衝突等が起きたとしても、エンジンG
がブレーキブースタBに当たるおそれがないので、エン
ジンGはエアボックス5に対して従来よりも後側に位置
させてあり、エンジンGとエアボックス5との距離lを
従来よりも小さくしている。しかも、ブレーキブースタ
B自体は前述の如く前側がストラットハウジングHにて
保護されることとなるので、車両前面衝突時等における
ブレーキブースタBの保護は万全である。そして、エン
ジンGとエアボックス5との距離lを小さくしたとして
も、エンジンGの後方スペースSにはブレーキブースタ
Bが存在していないので、この後方スペースS部分がス
ッキリして、各種のエンジン補機や配管・配線類の大型
化と単純化を行い易くなり、エンジンGの出力アップを
期待することができるし、V型エンジンの搭載も可能と
なる。
更に、凹部7を形成したといえども、エアボックス5
の全体的位置は不変なので、このエアボックス5の上端
部にて支持されているウインドシールドガラス(図示せ
ず)の位置は後退しない。従って、ウインドシールドガ
ラスをなるべく前出しさせて設計する最近の傾向に逆行
することもない。また、希望すれば、従来ブレーキブー
スタBが位置していたエンジンGの後方スペースS部分
におけるエアボックス5を若干前出しすることにより、
ウインドシールドガラスの前出しと車室内スペースの拡
大を図ることも可能となる。
<発明の効果> この発明に係るブレーキブースタの配置構造は、以上
説明してきた如き内容のものであって、車両後側へ向け
て凹ませた凹部内にブレーキブースタを配置したので、
その分だけエンジンをエンジンルームの後方位置へ配置
することができる。この際、エアボックスの全体的位置
は不変なので、ウインドシールドガラスの位置は後退せ
ず、ウインドシールドガラスをなるべく前出しさせて設
計する最近の傾向に逆行することもない。
また、ブレーキブースタの位置をエンジンの後方スペ
ースから運転者側方向へ外したことにより、エンジンを
更にエアボックスへ接近させることができると共に、エ
ンジンの後方スペースにブレーキブースタが存在しなく
なるので、後方スペース部分がスッキリして、各種のエ
ンジン補機や配管・配線類の大型化と単純化を行い易く
なり、エンジンの出力アップを期待することができる。
ブレーキブースタがストラットハウジングの後方に配
置されているため、車両前面衝突時において、該ブレー
キブースタがストラットハウジングにより保護される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係るブレーキブースタの
配置構造を示すエンジンルームの概略平面図、そして、 第2図は従来のブレーキブースタの配置構造を示す第1
図相当の概略平面図である。 5……エアボックス 6……カウルトップパネル(前面部を構成する車体パネ
ル) 7……凹部 E……エンジンルーム B……ブレーキブースタ G……エンジン S……後方スペース R……右側(運転者側)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エアボックスの前面部を構成する車体パネ
    ルの運転者側端部で、エンジンの後方スペースから運転
    者側方向へ外れている部位に、車両後側へ向けて凹ませ
    た凹部を形成し、該凹部内で且つ前記車体パネルの運転
    者側端部の前方に位置するストラットハウジングの後方
    にブレーキブースタを配置したことを特徴とするブレー
    キブースタの配置構造。
JP1303279A 1989-11-24 1989-11-24 ブレーキブースタの配置構造 Expired - Lifetime JP2738085B2 (ja)

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