JP2738030B2 - マイクロリーダプリンタ - Google Patents
マイクロリーダプリンタInfo
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- JP2738030B2 JP2738030B2 JP16167289A JP16167289A JP2738030B2 JP 2738030 B2 JP2738030 B2 JP 2738030B2 JP 16167289 A JP16167289 A JP 16167289A JP 16167289 A JP16167289 A JP 16167289A JP 2738030 B2 JP2738030 B2 JP 2738030B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本願発明は、マイクロフィルムの画像をスクリーン上
に拡大投影して閲読するリーダ機能、および、投影画像
を複写するプリンタ機能を有するマイクロリーダプリン
タに関するものである。
に拡大投影して閲読するリーダ機能、および、投影画像
を複写するプリンタ機能を有するマイクロリーダプリン
タに関するものである。
「従来の技術」 通常、マイクロリーダプリンタにあっては、マイクロ
フィルムの画像をスクリーン上に拡大投影し、その投影
画像をプリント用紙等にプリントアウトして利用され
る。
フィルムの画像をスクリーン上に拡大投影し、その投影
画像をプリント用紙等にプリントアウトして利用され
る。
そして、従来、スクリーンへの投影光学系の一部に折
り返しミラーを挿入することにより、フィルムの投影画
像をプリンタ部へ投影してプリント動作を行うようにし
ていた。つまり、スクリーン上へ投影するためのリーダ
光学系とプリント動作を行うためのプリント光学系と
は、照明装置及び投影レンズ等は共有しており、投影レ
ンズ以降の光路中に折り返しミラーを挿入するか否か
で、それぞれの光学系の切り換えが成されていた。その
結果、スクリーン上での画像の倍率とプリントアウトさ
れる画像の倍率は、等しくなる。
り返しミラーを挿入することにより、フィルムの投影画
像をプリンタ部へ投影してプリント動作を行うようにし
ていた。つまり、スクリーン上へ投影するためのリーダ
光学系とプリント動作を行うためのプリント光学系と
は、照明装置及び投影レンズ等は共有しており、投影レ
ンズ以降の光路中に折り返しミラーを挿入するか否か
で、それぞれの光学系の切り換えが成されていた。その
結果、スクリーン上での画像の倍率とプリントアウトさ
れる画像の倍率は、等しくなる。
従って、各サイズのプリント用紙にそれぞれ合った拡
大画像を得ようとした場合、スクリーン上に描かれた各
用紙サイズ用の複数のカギ枠の内、得ようとするサイズ
のカギ枠に合うように投影レンズの投影倍率を調整する
必要があった。また、スクリーン上に投影することがで
きないような大きなサイズのプリント用紙には、事実上
プリントアウトすることができなかった。
大画像を得ようとした場合、スクリーン上に描かれた各
用紙サイズ用の複数のカギ枠の内、得ようとするサイズ
のカギ枠に合うように投影レンズの投影倍率を調整する
必要があった。また、スクリーン上に投影することがで
きないような大きなサイズのプリント用紙には、事実上
プリントアウトすることができなかった。
またこれに対し、従来、ある種の装置においては、ス
クリーン上での投影倍率(サイズ)よりプリントアウト
する際の投影倍率(サイズ)の方をより大きくしたもの
がある。この装置は、リーダ光学系の光路よりプリント
光学系の光路を長くとり、投影レンズ以降の光路に折り
返しミラーの他にコンバータレンズを出し入れ可能に設
けることにより、焦点距離(投影倍率)を変えている。
クリーン上での投影倍率(サイズ)よりプリントアウト
する際の投影倍率(サイズ)の方をより大きくしたもの
がある。この装置は、リーダ光学系の光路よりプリント
光学系の光路を長くとり、投影レンズ以降の光路に折り
返しミラーの他にコンバータレンズを出し入れ可能に設
けることにより、焦点距離(投影倍率)を変えている。
「発明が解決しようとする課題」 以上のように、スクリーン上での画像の倍率とプリン
トアウトされる画像の倍率が等しくなる従来のマイクロ
リーダプリンタでは、種々のサイズのプリント用紙にプ
リントアウトするためには一々そのサイズ用のカギ枠に
画像を合わせなければならず、非常に手間を要するもの
であった。さらに、スクリーンより大きなサイズのプリ
ント用紙にはプリントアウトできないという問題点もあ
った。
トアウトされる画像の倍率が等しくなる従来のマイクロ
リーダプリンタでは、種々のサイズのプリント用紙にプ
リントアウトするためには一々そのサイズ用のカギ枠に
画像を合わせなければならず、非常に手間を要するもの
であった。さらに、スクリーンより大きなサイズのプリ
ント用紙にはプリントアウトできないという問題点もあ
った。
また、スクリーン上での画像の倍率とプリントアウト
される画像の倍率を異ならしめた従来装置にあっても、
各光路長の変更やコンバータレンズの出し入れの機構等
といった倍率を変えるための機構が非常に複雑であっ
た。さらに、この装置では、スクリーン上での画像の倍
率とプリントアウトされる画像の倍率との倍率比は挿入
するコンバータレンズによって決まってしまう。従っ
て、各サイズのプリント用紙にプリントアウトするため
には、それぞれのサイズに応じたコンバータレンズを用
意しなければならないといった問題点もあった。さら
に、サイズに応じてコンバータレンズを入れ換えたとし
ても、その都度焦点合わせを行わなければならない。
される画像の倍率を異ならしめた従来装置にあっても、
各光路長の変更やコンバータレンズの出し入れの機構等
といった倍率を変えるための機構が非常に複雑であっ
た。さらに、この装置では、スクリーン上での画像の倍
率とプリントアウトされる画像の倍率との倍率比は挿入
するコンバータレンズによって決まってしまう。従っ
て、各サイズのプリント用紙にプリントアウトするため
には、それぞれのサイズに応じたコンバータレンズを用
意しなければならないといった問題点もあった。さら
に、サイズに応じてコンバータレンズを入れ換えたとし
ても、その都度焦点合わせを行わなければならない。
そこで、本願発明は、以上のような問題点を解決する
ためになされたものである。つまり、簡単な操作によっ
て、スクリーン上の画像を、得ようとするサイズのプリ
ント用紙で複写することができ、さらには、スクリーン
サイズよりも大きなサイズのプリント用紙をも利用可能
とした、マイクロリーダプリンタを提案することを目的
としている。
ためになされたものである。つまり、簡単な操作によっ
て、スクリーン上の画像を、得ようとするサイズのプリ
ント用紙で複写することができ、さらには、スクリーン
サイズよりも大きなサイズのプリント用紙をも利用可能
とした、マイクロリーダプリンタを提案することを目的
としている。
「課題を解決するための手段」 上記課題を解決するための手段として、請求項1にか
かる本願発明は、マイクロフィルムの画像をスクリーン
上に拡大投影するリーダ機能とマイクロフィルムの画像
を像形成手段によって用紙に拡大複写するプリント機能
とを有するマイクロリーダプリンタであって、マイクロ
フィルムの画像を投影するスクリーン上に設けられた所
定サイズの複写領域表示手段と、使用される用紙のサイ
ズを検出する用紙サイズ検出手段と、マイクロフィルム
の画像を投影する投影ズームレンズと、投影ズームレン
ズをズーミングするためのズームレンズ駆動手段と、投
影ズームレンズの現在の投影倍率を検出する投影倍率検
出手段と、前記複写領域表示手段と前記用紙サイズ検出
手段によって検出された用紙サイズとの比に応じて、投
影ズームレンズの現在の倍率からの駆動量を演算する演
算手段と、プリント機能時、演算手段によって演算され
た駆動量に従ってズームレンズ駆動手段を作動させる手
段とを備えたことを特徴としている。
かる本願発明は、マイクロフィルムの画像をスクリーン
上に拡大投影するリーダ機能とマイクロフィルムの画像
を像形成手段によって用紙に拡大複写するプリント機能
とを有するマイクロリーダプリンタであって、マイクロ
フィルムの画像を投影するスクリーン上に設けられた所
定サイズの複写領域表示手段と、使用される用紙のサイ
ズを検出する用紙サイズ検出手段と、マイクロフィルム
の画像を投影する投影ズームレンズと、投影ズームレン
ズをズーミングするためのズームレンズ駆動手段と、投
影ズームレンズの現在の投影倍率を検出する投影倍率検
出手段と、前記複写領域表示手段と前記用紙サイズ検出
手段によって検出された用紙サイズとの比に応じて、投
影ズームレンズの現在の倍率からの駆動量を演算する演
算手段と、プリント機能時、演算手段によって演算され
た駆動量に従ってズームレンズ駆動手段を作動させる手
段とを備えたことを特徴としている。
また、請求項4にかかる本願発明は、スクリーンにマ
イクロフィルム上の画像を投影するリーダ機能と、マイ
クロフィルムの画像を画像形成手段によって記録媒体に
複写するプリント機能とを有するマイクロリーダプリン
タであって、前記マイクロフィルム上の画像を所望の倍
率で投影する投影手段と、前記マイクロフィルム上の画
像の投影倍率を変更する倍率変更手段と、前記リーダ機
能と前記プリント機能とを切り換える切り換え手段と、
前記スクリーンに投影する際の投影倍率(第1投影倍
率)を指示する第1指示手段と、前記画像形成手段に投
影する際の投影倍率(第2投影倍率)を指示する第2指
示手段と、前記第1投影倍率と前記第2投影倍率とが異
なった投影倍率で投影されるように指示されていると
き、前記切り換え手段による前記リーダ機能と前記プリ
ント機能の切り換えに連動して前記倍率変更手段を制御
させる制御手段とを備えたことを特徴としている。
イクロフィルム上の画像を投影するリーダ機能と、マイ
クロフィルムの画像を画像形成手段によって記録媒体に
複写するプリント機能とを有するマイクロリーダプリン
タであって、前記マイクロフィルム上の画像を所望の倍
率で投影する投影手段と、前記マイクロフィルム上の画
像の投影倍率を変更する倍率変更手段と、前記リーダ機
能と前記プリント機能とを切り換える切り換え手段と、
前記スクリーンに投影する際の投影倍率(第1投影倍
率)を指示する第1指示手段と、前記画像形成手段に投
影する際の投影倍率(第2投影倍率)を指示する第2指
示手段と、前記第1投影倍率と前記第2投影倍率とが異
なった投影倍率で投影されるように指示されていると
き、前記切り換え手段による前記リーダ機能と前記プリ
ント機能の切り換えに連動して前記倍率変更手段を制御
させる制御手段とを備えたことを特徴としている。
「作用」 請求項1にかかる本願発明のマイクロリーダプリンタ
によれば、複写物としてプリントしたい部分の画像を所
定のサイズの複写領域領域手段に合わせ、プリントした
いサイズの用紙をセットすれば、複写領域表示手段で囲
まれた画像がセットした用紙サイズにあった大きさに自
動的に拡大、または、縮小されてプリントされる。
によれば、複写物としてプリントしたい部分の画像を所
定のサイズの複写領域領域手段に合わせ、プリントした
いサイズの用紙をセットすれば、複写領域表示手段で囲
まれた画像がセットした用紙サイズにあった大きさに自
動的に拡大、または、縮小されてプリントされる。
請求項4にかかる本願発明のマイクロリーダプリンタ
によれば、第1投影倍率と第2投影倍率とが異なった投
影倍率で指示されているときには、リーダ機能とプリン
ト機能の切り換えに連動して倍率変更手段が制御されて
マイクロフィルム画像が記録媒体に複写される。
によれば、第1投影倍率と第2投影倍率とが異なった投
影倍率で指示されているときには、リーダ機能とプリン
ト機能の切り換えに連動して倍率変更手段が制御されて
マイクロフィルム画像が記録媒体に複写される。
「実施例」 以下、本願発明のマイクロリーダプリンタを図面を用
いて説明する。
いて説明する。
第1図は、マイクロリーダプリンタの外観を示す斜視
図であり、第2図は、マイクロリーダプリンタの光学系
等を示す概略断面図である。
図であり、第2図は、マイクロリーダプリンタの光学系
等を示す概略断面図である。
マイクロリーダプリンタは、概略、マイクロフィルム
に収められた画像をスクリーンに拡大投影して閲読する
ためのリーダ機能と、マイクロフィルムに収められた画
像を感光体等に投影し、紙等に複写して複写物を得るプ
リント機能とを備えている。まず、それぞれの機能を達
成するための構成、及び、作用について説明する。
に収められた画像をスクリーンに拡大投影して閲読する
ためのリーダ機能と、マイクロフィルムに収められた画
像を感光体等に投影し、紙等に複写して複写物を得るプ
リント機能とを備えている。まず、それぞれの機能を達
成するための構成、及び、作用について説明する。
まず、リーダ機能について説明する。
マイクロリーダプリンタ本体の略中央には、マイクロ
フィルムを投影する光源1が設けられ、その上方には、
コンデンサーレンズ6が設けられている。さらに、それ
らの上方であり、マイクロリーダプリンタ本体のコの字
型の開口部には下方から順に、マイクロフィルムを挟持
するフィッシュキャリア3、投影ズームレンズ4、像回
転のためのプリズムユニット5が設けられている。尚、
投影ズームレンズ4は、マイクロリーダプリンタ本体に
固設されたレンズホルダ7(後述)に対して着脱自在と
なっている。又、フィッシュキャリア3は、マイクロリ
ーダプリンタ本体に対して着脱自在である。
フィルムを投影する光源1が設けられ、その上方には、
コンデンサーレンズ6が設けられている。さらに、それ
らの上方であり、マイクロリーダプリンタ本体のコの字
型の開口部には下方から順に、マイクロフィルムを挟持
するフィッシュキャリア3、投影ズームレンズ4、像回
転のためのプリズムユニット5が設けられている。尚、
投影ズームレンズ4は、マイクロリーダプリンタ本体に
固設されたレンズホルダ7(後述)に対して着脱自在と
なっている。又、フィッシュキャリア3は、マイクロリ
ーダプリンタ本体に対して着脱自在である。
次に、マイクロリーダプリンタ本体上部には、切換え
ミラー8、リーダ系ミラー10、スクリーン11が設けられ
ている。この切り換えミラー8は、揺動可能に指示され
ており、リーダ機能時には、第2図中に破線で示す位置
で停止される。
ミラー8、リーダ系ミラー10、スクリーン11が設けられ
ている。この切り換えミラー8は、揺動可能に指示され
ており、リーダ機能時には、第2図中に破線で示す位置
で停止される。
このような構成によって、光源1からの投影光は、コ
ンデンサーレンズ6により集光され、その後、フィッシ
ュキャリア3に装填されたマイクロフィルムの画像を照
射して通過し、さらに投影ズームレンズ4で拡大投影さ
れた後、プリズムユニット5を通過して、切り換えミラ
ー8に至る光路2を通過する。
ンデンサーレンズ6により集光され、その後、フィッシ
ュキャリア3に装填されたマイクロフィルムの画像を照
射して通過し、さらに投影ズームレンズ4で拡大投影さ
れた後、プリズムユニット5を通過して、切り換えミラ
ー8に至る光路2を通過する。
そして、さらに投影光は、切り換えミラー8、リーダ
系ミラー10により順次折り曲げられスクリーン11へ至る
リーダ光路9を進む。
系ミラー10により順次折り曲げられスクリーン11へ至る
リーダ光路9を進む。
以上のように、リーダ機能時には、マイクロフィルム
の画像は、スクリーン11に拡大投影されることになる。
の画像は、スクリーン11に拡大投影されることになる。
次に、プリント機能について説明する。
プリント機能に関する構成として、マイクロフィルム
を投影する光源1から切り換えミラー8までの構成、つ
まり、光路2に関する構成は、前記リーダ機能のものと
同一である。
を投影する光源1から切り換えミラー8までの構成、つ
まり、光路2に関する構成は、前記リーダ機能のものと
同一である。
他の構成としては、光路2からの投影光を順次折り曲
げるプリント系第1ミラー13、プリント系第2ミラー1
4、プリント系第3ミラー15、及び、感光体16を含む作
像手段(不図示)がある。尚、プリント機能時、切り換
えミラー8が、感光体16の回転に同期して揺動すること
によって、マイクロフィルムの画像を走査できるように
なっている。
げるプリント系第1ミラー13、プリント系第2ミラー1
4、プリント系第3ミラー15、及び、感光体16を含む作
像手段(不図示)がある。尚、プリント機能時、切り換
えミラー8が、感光体16の回転に同期して揺動すること
によって、マイクロフィルムの画像を走査できるように
なっている。
つまり、切り換えミラー8、及び、前記プリント系ミ
ラー13〜15によって形成されるプリント光路12(第2図
中実線)により、マイクロフィルムの画像が感光体16上
に走査露光され、公知の複写プロセスによって、カセッ
ト18内から給紙されるプリント用紙に画像が形成され
る。画像が形成されたプリント用紙は、装置本体の前面
下部に設けられた排紙トレイ17に排出される。
ラー13〜15によって形成されるプリント光路12(第2図
中実線)により、マイクロフィルムの画像が感光体16上
に走査露光され、公知の複写プロセスによって、カセッ
ト18内から給紙されるプリント用紙に画像が形成され
る。画像が形成されたプリント用紙は、装置本体の前面
下部に設けられた排紙トレイ17に排出される。
尚、プリント用紙を収納するカセット18は、種々のサ
イズの用紙を収容したものがそれぞれ用意されており、
これらのカセットを選択的に装置本体に装着することに
よって、プリント用紙のサイズを変更することができ
る。そして、カセット18の装着位置の下方には、装着さ
れたカセット18の用紙サイズを検出するためのセンサSE
1が設けられている。
イズの用紙を収容したものがそれぞれ用意されており、
これらのカセットを選択的に装置本体に装着することに
よって、プリント用紙のサイズを変更することができ
る。そして、カセット18の装着位置の下方には、装着さ
れたカセット18の用紙サイズを検出するためのセンサSE
1が設けられている。
以上説明したように、マイクロリーダプリンタは、リ
ーダ機能とプリント機能を備えている。
ーダ機能とプリント機能を備えている。
また、第1図中24は、このような機能を備えたマイク
ロリーダプリンタの操作パネル部、23は各種情報を表示
する液晶表示部、21は警告等に利用されるブザー、22は
警告等に利用されるLEDである。スクリーン11上には、
画像をプリントする際の大きさ、および、位置を決める
ためのカギ枠19、20が設けられている。カギ枠19、20
は、それぞれA4縦サイズ、A4横サイズに対応している。
ロリーダプリンタの操作パネル部、23は各種情報を表示
する液晶表示部、21は警告等に利用されるブザー、22は
警告等に利用されるLEDである。スクリーン11上には、
画像をプリントする際の大きさ、および、位置を決める
ためのカギ枠19、20が設けられている。カギ枠19、20
は、それぞれA4縦サイズ、A4横サイズに対応している。
第3図は、操作パネル部24の拡大斜視図である。操作
パネル部24には、図示すように、プリント動作を開始さ
せるためのプリントキー74、プリント動作時プリズムを
回転させて画像を縦投影させるか横投影させるかを切り
換えるフォーマットキー75、プリント枚数を設定するた
めのアップダウンキー76、後述するオートズーム機能の
解除または設定を行うためのオートズームキー77、投影
ズームレンズ4の投影倍率を換えるためのズームスイッ
チ72、プリズムユニット5を回転させるための回転スイ
ッチ73等が配置されている。この回転スイッチ73は、ス
クリーン上でのカギ枠に対する画像の傾斜を補正した
り、画像を正立像にするために使用される。
パネル部24には、図示すように、プリント動作を開始さ
せるためのプリントキー74、プリント動作時プリズムを
回転させて画像を縦投影させるか横投影させるかを切り
換えるフォーマットキー75、プリント枚数を設定するた
めのアップダウンキー76、後述するオートズーム機能の
解除または設定を行うためのオートズームキー77、投影
ズームレンズ4の投影倍率を換えるためのズームスイッ
チ72、プリズムユニット5を回転させるための回転スイ
ッチ73等が配置されている。この回転スイッチ73は、ス
クリーン上でのカギ枠に対する画像の傾斜を補正した
り、画像を正立像にするために使用される。
また、図中78は、フォーマットキー75によって設定さ
れた投影方向を表示するための表示部であり、縦LED79,
横LED80によりそれぞれどの方向が設定されているかが
表示される。
れた投影方向を表示するための表示部であり、縦LED79,
横LED80によりそれぞれどの方向が設定されているかが
表示される。
第4図(1)(2)は、マイクロフィルムを挟持する
フィッシュキャリア3の斜視図である。
フィッシュキャリア3の斜視図である。
マイクロフィルムは、上ガラス25と下ガラス26の間に
挟持される。第4図(1)は、上ガラス25を閉じた状態
を、第4図(2)は、上ガラス25を開いた状態を示して
いる。
挟持される。第4図(1)は、上ガラス25を閉じた状態
を、第4図(2)は、上ガラス25を開いた状態を示して
いる。
このフィッシュキャリア3は、平板上の上フレーム2
7、中フレーム28、下フレーム29から構成されている。
そして、上フレーム27は、図中Y方向に移動自在に中フ
レーム28に取り付けられている。さらに、この中フレー
ム28は、上フレーム27とともに図中X方向に移動自在に
下フレーム29に取り付けられており、下フレーム29は、
装置本体に固定的にセットされる。
7、中フレーム28、下フレーム29から構成されている。
そして、上フレーム27は、図中Y方向に移動自在に中フ
レーム28に取り付けられている。さらに、この中フレー
ム28は、上フレーム27とともに図中X方向に移動自在に
下フレーム29に取り付けられており、下フレーム29は、
装置本体に固定的にセットされる。
上フレーム27の中央開口部には、前記下ガラス26が嵌
着され、かつ、上ガラス25が下ガラス26に対して開閉可
能となるようにその一端縁で軸支されている。尚、この
上ガラス25は、上フレーム27を所定の位置へ移動させる
ことによって、図示しないスウィング機構により自動的
に開閉されるようになっている。
着され、かつ、上ガラス25が下ガラス26に対して開閉可
能となるようにその一端縁で軸支されている。尚、この
上ガラス25は、上フレーム27を所定の位置へ移動させる
ことによって、図示しないスウィング機構により自動的
に開閉されるようになっている。
そして、装置本体にセットされたフィッシュキャリア
3は、上フレーム27に設けられている取手30によって、
上フレーム27をX、Y方向へ移動させて、マイクロフィ
ルムに写し込まれた多数の画像から任意の画像を選択し
て拡大投影するように使用される。
3は、上フレーム27に設けられている取手30によって、
上フレーム27をX、Y方向へ移動させて、マイクロフィ
ルムに写し込まれた多数の画像から任意の画像を選択し
て拡大投影するように使用される。
第5図は、投影ズームレンズ4を保持するレンズホル
ダ7の分解斜視図である。このレンズホルダ7は、装置
本体に固設される固定フレーム31と、固定フレーム31に
対しスライド式に着脱可能なフロート32とから構成され
ている。
ダ7の分解斜視図である。このレンズホルダ7は、装置
本体に固設される固定フレーム31と、固定フレーム31に
対しスライド式に着脱可能なフロート32とから構成され
ている。
また、第6図は、このフロート32と投影ズームレンズ
4との結合を示すための底面図である。
4との結合を示すための底面図である。
固定フレーム31は、略コの字型をしており、その上端
部33において装置本体にネジ等で固定される。
部33において装置本体にネジ等で固定される。
固定フレーム31の側面内側には、投影ズームレンズ4
の投影倍率を検出するためのセンサブロック40が取り付
けられ、同様に側面外側には、投影ズームレンズ4のズ
ーミング用のレンズ用パルスモータ44がモータ取り付け
板45を介して取り付けられている。また、固定フレーム
31のレンズ用パルスモータ44が取り付けられている側面
には、このモータ44から駆動力を伝えるレンズ用駆動ベ
ルト55を通すための開口43と、この駆動ベルト55からの
駆動力を投影ズームレンズ4に伝えるレンズ用ギア54を
回転自在に軸支するための支持穴41,42とが設けられて
いる(第7図参照)。
の投影倍率を検出するためのセンサブロック40が取り付
けられ、同様に側面外側には、投影ズームレンズ4のズ
ーミング用のレンズ用パルスモータ44がモータ取り付け
板45を介して取り付けられている。また、固定フレーム
31のレンズ用パルスモータ44が取り付けられている側面
には、このモータ44から駆動力を伝えるレンズ用駆動ベ
ルト55を通すための開口43と、この駆動ベルト55からの
駆動力を投影ズームレンズ4に伝えるレンズ用ギア54を
回転自在に軸支するための支持穴41,42とが設けられて
いる(第7図参照)。
さらに、固定フレーム31の下方には、フロート32と係
合する係合面34、および、係合した後両者をネジ36によ
って変位可能に連結させるための貫通穴37が設けられて
いる。
合する係合面34、および、係合した後両者をネジ36によ
って変位可能に連結させるための貫通穴37が設けられて
いる。
このような固定フレーム31に対して、前記係合面34と
係合する係合部35を有したフロート32を、第5図中矢印
で示されるようにスライド式に挿入させることにより、
これらは係合連結される。
係合する係合部35を有したフロート32を、第5図中矢印
で示されるようにスライド式に挿入させることにより、
これらは係合連結される。
さらに、投影ズームレンズ4をレンズホルダ7へ装着
する場合、つまり、投影ズームレンズ4のフロート32へ
の装着も第6図に示されるように矢印方向へ投影ズーム
レンズ4をスライドさせて行う。その際、投影ズームレ
ンズ4に固設されたレンズ取っ手58がフロート32の挟持
部39と係合する。また、投影ズームレンズ4が所定位置
まで挿入されると、レンズ取っ手58に設けられたロック
穴48とフロート32の裏面先端に設けられたロック部材47
とが係合して両者がロックされる。尚、このロック部材
としては、板バネ等が使用される。
する場合、つまり、投影ズームレンズ4のフロート32へ
の装着も第6図に示されるように矢印方向へ投影ズーム
レンズ4をスライドさせて行う。その際、投影ズームレ
ンズ4に固設されたレンズ取っ手58がフロート32の挟持
部39と係合する。また、投影ズームレンズ4が所定位置
まで挿入されると、レンズ取っ手58に設けられたロック
穴48とフロート32の裏面先端に設けられたロック部材47
とが係合して両者がロックされる。尚、このロック部材
としては、板バネ等が使用される。
第7図は、投影ズームレンズ4の投影倍率を検出する
機構を説明するための斜視図である。
機構を説明するための斜視図である。
図中40,44は、先に説明したように、それぞれ固定フ
レーム31に固設されたセンサブロック、及び、レンズ用
パルスモータである。センサブロック40には、空間51が
形成されており、この空間51を挟むように設けられた発
光素子と受光素子から成る基準位置検出センサ49、およ
び、同様構成であり投影レンズの種類を検出するための
種類検出センサ50がそれぞれ設けられている。
レーム31に固設されたセンサブロック、及び、レンズ用
パルスモータである。センサブロック40には、空間51が
形成されており、この空間51を挟むように設けられた発
光素子と受光素子から成る基準位置検出センサ49、およ
び、同様構成であり投影レンズの種類を検出するための
種類検出センサ50がそれぞれ設けられている。
また、図中54で示されるレンズ用ギアも、先に説明し
たように、その回転軸53が前記固定フレーム31の支持穴
41,42に係合することにより回転自在に支持されてい
る。(第5図参照) 投影ズームレンズ4には、先に述べたレンズ取っ手58
のほかに、回転させることで投影ズームレンズ4のズー
ム倍率を変えるためのズームギア60、及び、フォーカス
調整のためのフォーカスノブ61が設けられている。この
ズームギア60は、レンズ鏡筒59より径の大きいリング状
をしており、その外周面には、レンズ用ギア54と係合す
るギアが形成されている。また、このズームギア60のリ
ング状部には、センサ穴62が一個設けられている。
たように、その回転軸53が前記固定フレーム31の支持穴
41,42に係合することにより回転自在に支持されてい
る。(第5図参照) 投影ズームレンズ4には、先に述べたレンズ取っ手58
のほかに、回転させることで投影ズームレンズ4のズー
ム倍率を変えるためのズームギア60、及び、フォーカス
調整のためのフォーカスノブ61が設けられている。この
ズームギア60は、レンズ鏡筒59より径の大きいリング状
をしており、その外周面には、レンズ用ギア54と係合す
るギアが形成されている。また、このズームギア60のリ
ング状部には、センサ穴62が一個設けられている。
このような構成において、先に説明したように投影ズ
ームレンズ4をレンズホルダ7に装着させる(図中矢印
方向へレンズ4を移動させる)と、ズームギア60とレン
ズ用ギア54が係合するとともに、ズームギア60のリング
状部が空間51内に突入し、センサ49の発光光を遮る。
ームレンズ4をレンズホルダ7に装着させる(図中矢印
方向へレンズ4を移動させる)と、ズームギア60とレン
ズ用ギア54が係合するとともに、ズームギア60のリング
状部が空間51内に突入し、センサ49の発光光を遮る。
しかし、モータ44により、投影ズームレンズ4をズー
ミングさせていくと、前記センサ穴62がセンサ49の発光
光軸と一致するときがある。即ち、あるズーム倍率のと
きのみ、センサ49の発光光を遮らないようにセンサ穴62
が設けられている。このように、センサ穴62がセンサ49
によって検出されるときの投影ズームレンズ4の倍率さ
え分かっていれば、この倍率を基準にし、そこから何パ
ルス分ズームギアが回動されたか演算することにより常
に現状倍率を検出することができる。
ミングさせていくと、前記センサ穴62がセンサ49の発光
光軸と一致するときがある。即ち、あるズーム倍率のと
きのみ、センサ49の発光光を遮らないようにセンサ穴62
が設けられている。このように、センサ穴62がセンサ49
によって検出されるときの投影ズームレンズ4の倍率さ
え分かっていれば、この倍率を基準にし、そこから何パ
ルス分ズームギアが回動されたか演算することにより常
に現状倍率を検出することができる。
尚、通常この基準倍率としては、投影ズームレンズ4
の最小投影倍率が使用される。また、本装置において
は、電源投入等により初期化されるとこのセンサ穴62が
センサ49により検出される位置に、ズームギア60が回動
される。
の最小投影倍率が使用される。また、本装置において
は、電源投入等により初期化されるとこのセンサ穴62が
センサ49により検出される位置に、ズームギア60が回動
される。
尚、前記センサ50等を組み合わせれば、投影ズームレ
ンズ4の装着も検知可能である。
ンズ4の装着も検知可能である。
第8図は、プリズムユニット5の回転機構を示した斜
視図である。
視図である。
プリズムユニット5は、プリズム63、プリズム63を中
央に保持したバレル64、および、バレル64を回転自在に
装置本体に取りつけるための受け66から成っている。バ
レル64の外周には、回転ギア65が設けられている。この
回転ギア65に係合するプリズム用ギア67の回転によっ
て、プリズムユニット5は、回転駆動される。また、こ
のプリズム用ギア67は、プーリ68,70に掛けられたベル
ト69を介してプリズム用パルスモータ71によって回転駆
動される。
央に保持したバレル64、および、バレル64を回転自在に
装置本体に取りつけるための受け66から成っている。バ
レル64の外周には、回転ギア65が設けられている。この
回転ギア65に係合するプリズム用ギア67の回転によっ
て、プリズムユニット5は、回転駆動される。また、こ
のプリズム用ギア67は、プーリ68,70に掛けられたベル
ト69を介してプリズム用パルスモータ71によって回転駆
動される。
そして、このプリズム用パルスモータ71は、前記回転
スイッチ73の操作によって、駆動される。尚、プリズム
63が45度回転すると、スクリーン上の投影像は、90度回
転する。
スイッチ73の操作によって、駆動される。尚、プリズム
63が45度回転すると、スクリーン上の投影像は、90度回
転する。
第9図は、本マイクロリーダプリンタの制御を行う制
御回路のブロックである。
御回路のブロックである。
CPU81には、操作パネル部24からの入力信号、センサS
E1からの信号、および、センサ49,50からの信号等が入
力する。また、CPU81からは、プリント動作を行う各プ
リント機構への制御信号、パルスモータ44,71への駆動
信号、表示部23への表示信号、LED22,79,80への点灯信
号、ブザー21へのON信号等が出力される。
E1からの信号、および、センサ49,50からの信号等が入
力する。また、CPU81からは、プリント動作を行う各プ
リント機構への制御信号、パルスモータ44,71への駆動
信号、表示部23への表示信号、LED22,79,80への点灯信
号、ブザー21へのON信号等が出力される。
ここで、本願発明の特徴であるオートズーム機能につ
いて説明しておく。
いて説明しておく。
オートズーム機能とは、スクリーン上に所定のサイズ
(本実施例においては、A4サイズ)にまで拡大投影され
ている画像をプリント用紙にプリントする際、この画像
を選択されたプリント用紙のサイズに応じて、投影倍率
を自動的に変更して投影可能とした機能である。
(本実施例においては、A4サイズ)にまで拡大投影され
ている画像をプリント用紙にプリントする際、この画像
を選択されたプリント用紙のサイズに応じて、投影倍率
を自動的に変更して投影可能とした機能である。
従って、この機能を利用すれば、プリント用紙を選択
するだけで、任意の画像をその用紙サイズで得ることが
できる。
するだけで、任意の画像をその用紙サイズで得ることが
できる。
第10図(1)(2)は、このオートズーム機能を含む
CPU(中央演算装置)81の処理の流れを示すフローチャ
ートである。以下、このフローチャートについて説明す
る CPU81は、例えば電源の投入によって処理を開始す
る。ステップ(S1)では、内部状態の初期化、各種可動
エレメントの初期化等を行う。また、ステップ(S2)に
おいて、初期設定として、オートズーム機能が作動する
状態かどうかを表すオートズームフラグ(AZF)に
「1」をセットする。但し、AZFが「1」のときは、オ
ートズーム機能が作動する状態を表し、AZFが「0」の
ときは、作動しない状態を表す。また同時に、ステップ
(S2)では、初期状態として、投影方向を表すLED79,80
をそれぞれオン,オフする。
CPU(中央演算装置)81の処理の流れを示すフローチャ
ートである。以下、このフローチャートについて説明す
る CPU81は、例えば電源の投入によって処理を開始す
る。ステップ(S1)では、内部状態の初期化、各種可動
エレメントの初期化等を行う。また、ステップ(S2)に
おいて、初期設定として、オートズーム機能が作動する
状態かどうかを表すオートズームフラグ(AZF)に
「1」をセットする。但し、AZFが「1」のときは、オ
ートズーム機能が作動する状態を表し、AZFが「0」の
ときは、作動しない状態を表す。また同時に、ステップ
(S2)では、初期状態として、投影方向を表すLED79,80
をそれぞれオン,オフする。
次のステップ(S3)では、ズームスイッチ72が操作さ
れたかを判断し、操作された場合は、ステップ(S4)に
おいて、操作されただけズームレンズ用パルスモータ44
を駆動させる。この操作によって、使用者は、マイクロ
フィルム上の画像で、プリントしようとする任意の部分
をカギ枠に合わせることができる。ズームスイッチ72が
操作されなかった場合は、ステップ(S5)へ進む。
れたかを判断し、操作された場合は、ステップ(S4)に
おいて、操作されただけズームレンズ用パルスモータ44
を駆動させる。この操作によって、使用者は、マイクロ
フィルム上の画像で、プリントしようとする任意の部分
をカギ枠に合わせることができる。ズームスイッチ72が
操作されなかった場合は、ステップ(S5)へ進む。
ステップ(S5)は、オートズームキー77がオンされた
かどうか判断するステップである。キー77がオンされれ
ば、次の、AZFが「0」かどうかを判断するステップ(S
6)へ進む。即ち、キー77がオンされ、AZFが「0」であ
れば、AZFを「1」にセットし(ステップ(S7))、逆
に、AZFが「1」であれば、AZFを「0」にセットする
(ステップ(S8))。
かどうか判断するステップである。キー77がオンされれ
ば、次の、AZFが「0」かどうかを判断するステップ(S
6)へ進む。即ち、キー77がオンされ、AZFが「0」であ
れば、AZFを「1」にセットし(ステップ(S7))、逆
に、AZFが「1」であれば、AZFを「0」にセットする
(ステップ(S8))。
次の、ステップ(S9)〜(S12)も、前記キー77の処
理と同様であり、フォーマットキー75がオンされ、その
場合、LED79がオン状態であればLED79をオフ、LED80を
オンにする。逆に、LED79がオフ状態であればLED79をオ
ン、LED80をオフにする。
理と同様であり、フォーマットキー75がオンされ、その
場合、LED79がオン状態であればLED79をオフ、LED80を
オンにする。逆に、LED79がオフ状態であればLED79をオ
ン、LED80をオフにする。
ステップ(S13)では、プリントキー74が押されたか
否かを判断する。キー74が押されなかった場合は、ステ
ップ(S3)へ戻る。キー74が押され、AZFが「1」であ
った場合は、まず、ステップ(S15)で現在の投影ズー
ムレンズ4の投影倍率(J)を検出する。この検出は、
先にも説明したように、投影ズームレンズ4のズームギ
ア60が、そのギアに設けたセンサ穴62が基準位置検出セ
ンサ49で検知される位置(最小倍率)を基準として、そ
こからパルスモータ44によってどれだけ回転されたかを
あらかじめ記憶しておき、その記憶内容を検索すること
で行われる。
否かを判断する。キー74が押されなかった場合は、ステ
ップ(S3)へ戻る。キー74が押され、AZFが「1」であ
った場合は、まず、ステップ(S15)で現在の投影ズー
ムレンズ4の投影倍率(J)を検出する。この検出は、
先にも説明したように、投影ズームレンズ4のズームギ
ア60が、そのギアに設けたセンサ穴62が基準位置検出セ
ンサ49で検知される位置(最小倍率)を基準として、そ
こからパルスモータ44によってどれだけ回転されたかを
あらかじめ記憶しておき、その記憶内容を検索すること
で行われる。
次に、ステップ(S16)で、用紙サイズ検出センサSE1
からの信号によって、プリント用紙サイズを検出する。
さらに、ステップ(S17)で、スクリーン11上のカギ枠1
9又は20(本実施例では、ともにA4サイズ)から、前の
ステップで検出した用紙サイズへの拡大(縮小)倍率
(Z)を図示しないメモリに記憶されているテーブルを
参照して決定する(但し、使用する用紙サイズがA4のと
きはZ=1であるためズーミングは、行われない)。そ
して、ステップ(S28)で、先に求めた倍率(J)
(Z)をもとに、投影されているマイクロフィルム上の
画像から、選択したプリント用紙への最終拡大倍率
(K)を演算する。
からの信号によって、プリント用紙サイズを検出する。
さらに、ステップ(S17)で、スクリーン11上のカギ枠1
9又は20(本実施例では、ともにA4サイズ)から、前の
ステップで検出した用紙サイズへの拡大(縮小)倍率
(Z)を図示しないメモリに記憶されているテーブルを
参照して決定する(但し、使用する用紙サイズがA4のと
きはZ=1であるためズーミングは、行われない)。そ
して、ステップ(S28)で、先に求めた倍率(J)
(Z)をもとに、投影されているマイクロフィルム上の
画像から、選択したプリント用紙への最終拡大倍率
(K)を演算する。
ステップ(S19)では、演算した倍率(K)が投影ズ
ームレンズ4のズーム可能倍率の範囲内であるか否かを
判断する。その結果、倍率(K)がズーム可能倍率内で
なければ、ステップ(S20)へ進み、警告用のLED22を点
灯させてエラー表示を行い、そして、ステップ(S3)へ
戻る。
ームレンズ4のズーム可能倍率の範囲内であるか否かを
判断する。その結果、倍率(K)がズーム可能倍率内で
なければ、ステップ(S20)へ進み、警告用のLED22を点
灯させてエラー表示を行い、そして、ステップ(S3)へ
戻る。
そして、倍率(K)がズーム可能倍率範囲内であれ
ば、ステップ(S21)で、先の倍率(Z)に従ってパル
スモータ44を駆動させてズーミングを行う。その後、ス
テップ(S22)でLED79がオンされているか、即ち、投影
されている方向が横か縦かを判断する。これは、マイク
ロリーダプリンタの用紙給紙方向と、スクリーンでの投
影方向を一致させるためである。
ば、ステップ(S21)で、先の倍率(Z)に従ってパル
スモータ44を駆動させてズーミングを行う。その後、ス
テップ(S22)でLED79がオンされているか、即ち、投影
されている方向が横か縦かを判断する。これは、マイク
ロリーダプリンタの用紙給紙方向と、スクリーンでの投
影方向を一致させるためである。
判断の結果、LED79がオンであれば、リーダ光路9と
プリント光路12を切り換える切り換えミラー8を切り換
え、ステップ(S24)で所定のプリント動作を行った
後、ステップ(S25)で切り換えミラー8をリーダ光路
9へ切り換えてステップ(S31)へ進む。
プリント光路12を切り換える切り換えミラー8を切り換
え、ステップ(S24)で所定のプリント動作を行った
後、ステップ(S25)で切り換えミラー8をリーダ光路
9へ切り換えてステップ(S31)へ進む。
一方、判断の結果、LED79がオフであればステップ(S
26)でプリズム63をバレル64,回転ギア65と共に45度回
転させる。その後、ステップ(S27)〜(S29)におい
て、前記のステップ(S23)〜(S25)と同様の処理によ
って、プリント動作を行い、ステップ(S30)でプリズ
ム63をもとに戻し、ステップ(S31)へ進む。
26)でプリズム63をバレル64,回転ギア65と共に45度回
転させる。その後、ステップ(S27)〜(S29)におい
て、前記のステップ(S23)〜(S25)と同様の処理によ
って、プリント動作を行い、ステップ(S30)でプリズ
ム63をもとに戻し、ステップ(S31)へ進む。
ステップ(S31)では、AZFが「1」か否かを判断し、
「1」であれば、ステップ(S32)で投影ズームレンズ
4のズーム倍率を現在の倍率(K)からプリント前の倍
率(J)に戻して、ステップ(S3)へ戻る。AZFが
「1」でなければ、何もせずにステップ(S3)へ戻る。
「1」であれば、ステップ(S32)で投影ズームレンズ
4のズーム倍率を現在の倍率(K)からプリント前の倍
率(J)に戻して、ステップ(S3)へ戻る。AZFが
「1」でなければ、何もせずにステップ(S3)へ戻る。
尚、投影ズームレンズ4によるズーミングン、ミラー
8の切り換えによる光路の切り換え、プリズム63の回転
による画像の投影向きの変更は、実際には同時に並行し
ておこなわれる。
8の切り換えによる光路の切り換え、プリズム63の回転
による画像の投影向きの変更は、実際には同時に並行し
ておこなわれる。
以上がCPU81の処理に関するフローチャートの説明で
ある。
ある。
尚、前記ステップ(S20)においては、液晶表示部23
に『オートズームできません』『倍率を変更してくださ
い』『用紙サイズを変更してください』等のエラー表示
してもよいし、ブザー21により音で警告してもよい。
に『オートズームできません』『倍率を変更してくださ
い』『用紙サイズを変更してください』等のエラー表示
してもよいし、ブザー21により音で警告してもよい。
また、上記実施例では、プリントキー74のキーオン後
にズーム倍率(K)を演算判別してエラー表示をしてい
るが、プリントキー74のオンに関わりなく、常時ズーム
倍率を演算判別してエラー表示を行うようにしてもよ
い。
にズーム倍率(K)を演算判別してエラー表示をしてい
るが、プリントキー74のオンに関わりなく、常時ズーム
倍率を演算判別してエラー表示を行うようにしてもよ
い。
さらに、上記実施例においては、倍率(K)がズーム
可能倍率の範囲内でなければ、プリント動作を行わない
ようにしているが、倍率(K)がズーム可能倍率の範囲
内でない場合においても、倍率(K)の代わりにズーム
可能最高倍率、又は、ズーム可能最低倍率などを設定し
て、プリント動作を許容してもよい。
可能倍率の範囲内でなければ、プリント動作を行わない
ようにしているが、倍率(K)がズーム可能倍率の範囲
内でない場合においても、倍率(K)の代わりにズーム
可能最高倍率、又は、ズーム可能最低倍率などを設定し
て、プリント動作を許容してもよい。
またプリントする場合の別の方法として、オートズー
ムキー79によりオートズームを解除し、ズームスイッチ
72により任意の倍率でプリントすることもできる。
ムキー79によりオートズームを解除し、ズームスイッチ
72により任意の倍率でプリントすることもできる。
「効果」 以上の説明で明らかなように、請求項1にかかる本願
発明によれば、複写物としてプリントしたい部分の画像
を所定の複写領域表示手段に合わせ、プリントしたいサ
イズの用紙をセットするという簡単な操作によって、自
動的に、複写領域表示手段で囲まれた画像がセットした
用紙サイズにあった大きさに拡大、又は、縮小されてプ
リントされる。従って、スクリーン上での画像サイズよ
りも大きなサイズの用紙へプリントすることが可能とな
る。
発明によれば、複写物としてプリントしたい部分の画像
を所定の複写領域表示手段に合わせ、プリントしたいサ
イズの用紙をセットするという簡単な操作によって、自
動的に、複写領域表示手段で囲まれた画像がセットした
用紙サイズにあった大きさに拡大、又は、縮小されてプ
リントされる。従って、スクリーン上での画像サイズよ
りも大きなサイズの用紙へプリントすることが可能とな
る。
また、スクリーン上には、所定サイズの複写領域表示
手段のみで十分であり、各サイズ用の複写領域表示手段
を必要としないため、画像閲覧にも支障がなく、画像の
複写領域表示手段合わせもスムースに行うことができ
る。
手段のみで十分であり、各サイズ用の複写領域表示手段
を必要としないため、画像閲覧にも支障がなく、画像の
複写領域表示手段合わせもスムースに行うことができ
る。
さらに、本発明によれば、マイクロフィルムを投影す
る投影レンズとしてズームレンズを用いたため、任意の
画像部分を無段階に投影できるとともに、いろいろなサ
イズの用紙に対応できる。
る投影レンズとしてズームレンズを用いたため、任意の
画像部分を無段階に投影できるとともに、いろいろなサ
イズの用紙に対応できる。
また、請求項4にかかる本願発明によれば、第1投影
倍率と第2投影倍率とが異なった投影倍率にて指示され
ているときには、リーダ機能とプリント機能の切り換え
に連動して倍率変更手段が制御されてマイクロフィルム
画像が記録媒体に複写される。従って、使用者は、第1
投影倍率でスクリーン上の画像を観察し、第2投影倍率
にてマイクロフィルム画像をプリントさせることができ
る。
倍率と第2投影倍率とが異なった投影倍率にて指示され
ているときには、リーダ機能とプリント機能の切り換え
に連動して倍率変更手段が制御されてマイクロフィルム
画像が記録媒体に複写される。従って、使用者は、第1
投影倍率でスクリーン上の画像を観察し、第2投影倍率
にてマイクロフィルム画像をプリントさせることができ
る。
第1図は、マイクロリーダプリンタの外観を示す斜視図
である。第2図は、マイクロリーダプリンタの光学系等
を示す概略断面図である。第3図は、マイクロリーダプ
リンタの操作パネル部の拡大斜視図である。第4図
(1)(2)は、マイクロフィルムを挟持するフィッシ
ュキャリアの斜視図である。第5図は、投影ズームレン
ズを保持するレンズホルダの分解斜視図である。第6図
は、フロートと投影ズームレンズとの結合を示すための
底面図である。第7図は、投影ズームレンズの投影倍率
を検出する機構を説明するための斜視図である。第8図
は、プリズムユニットの回転機構を示した斜視図であ
る。第9図は、マイクロリーダプリンタの制御回路のブ
ロック図である。第10図(1)(2)は、制御手順を示
すフローチャートである。 3……フィッシュキャリア 4……投影ズームレンズ 5……プリズムユニット 9……リーダ光路 11……スクリーン 12……プリント光路 19……縦用カギ枠 20……横用カギ枠 44……レンズ用パルスモータ 49……基準位置検出センサ 81……CPU SE1……用紙サイズ検出センサ
である。第2図は、マイクロリーダプリンタの光学系等
を示す概略断面図である。第3図は、マイクロリーダプ
リンタの操作パネル部の拡大斜視図である。第4図
(1)(2)は、マイクロフィルムを挟持するフィッシ
ュキャリアの斜視図である。第5図は、投影ズームレン
ズを保持するレンズホルダの分解斜視図である。第6図
は、フロートと投影ズームレンズとの結合を示すための
底面図である。第7図は、投影ズームレンズの投影倍率
を検出する機構を説明するための斜視図である。第8図
は、プリズムユニットの回転機構を示した斜視図であ
る。第9図は、マイクロリーダプリンタの制御回路のブ
ロック図である。第10図(1)(2)は、制御手順を示
すフローチャートである。 3……フィッシュキャリア 4……投影ズームレンズ 5……プリズムユニット 9……リーダ光路 11……スクリーン 12……プリント光路 19……縦用カギ枠 20……横用カギ枠 44……レンズ用パルスモータ 49……基準位置検出センサ 81……CPU SE1……用紙サイズ検出センサ
Claims (4)
- 【請求項1】マイクロフィルムの画像をスクリーン上に
拡大投影するリーダ機能とマイクロフィルムの画像を像
形成手段によって用紙に拡大複写するプリント機能とを
有するマイクロリーダプリンタであって、 マイクロフィルムの画像を投影するスクリーン上に設け
られた所定サイズの複写領域表示手段と、 使用される用紙のサイズを検出する用紙サイズ検出手段
と、 マイクロフィルムの画像を投影する投影ズームレンズ
と、 投影ズームレンズをズーミングするためのズームレンズ
駆動手段と、 投影ズームレンズの現在の投影倍率を検出する投影倍率
検出手段と、 前記複写領域表示手段と前記用紙サイズ検出手段によっ
て検出された用紙サイズとの比に応じて、投影ズームレ
ンズの現在の倍率からの駆動量を演算する演算手段と、 プリント機能時、演算手段によって演算された駆動量に
従ってズームレンズ駆動手段を作動させる手段と、 を備えたマイクロリーダプリンタ。 - 【請求項2】前記演算手段による演算結果が投影ズーム
レンズのズーム領域内にあるか否かを判断する判断手段
を備えた請求項1に記載のマイクロリーダプリンタ。 - 【請求項3】前記判断手段による判断の結果、演算結果
がズームレンズのズーム領域内にない場合、警告する手
段を備えた請求項2記載のマイクロリーダプリンタ。 - 【請求項4】スクリーンにマイクロフィルム上の画像を
投影するリーダ機能と、マイクロフィルムの画像を画像
形成手段によって記録媒体に複写するプリント機能とを
有するマイクロリーダプリンタであって、 前記マイクロフィルム上の画像を所望の倍率で投影する
投影手段と、 前記マイクロフィルム上の画像の投影倍率を変更する倍
率変更手段と、 前記リーダ機能と前記プリント機能とを切り換える切り
換え手段と、 前記スクリーンに投影する際の投影倍率(第1投影倍
率)を指示する第1指示手段と、 前記画像形成手段に投影する際の投影倍率(第2投影倍
率)を指示する第2指示手段と、 前記第1投影倍率と前記第2投影倍率とが異なった投影
倍率で投影されるように指示されているとき、前記切り
換え手段による前記リーダ機能と前記プリント機能の切
り換えに連動して前記倍率変更手段を制御させる制御手
段と、 を備えたマイクロリーダプリンタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16167289A JP2738030B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | マイクロリーダプリンタ |
US07/542,268 US5049923A (en) | 1989-06-23 | 1990-06-22 | Microfilm reader/printer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16167289A JP2738030B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | マイクロリーダプリンタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0327033A JPH0327033A (ja) | 1991-02-05 |
JP2738030B2 true JP2738030B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=15739651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16167289A Expired - Fee Related JP2738030B2 (ja) | 1989-06-23 | 1989-06-23 | マイクロリーダプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738030B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0209510D0 (en) | 2002-04-26 | 2002-06-05 | Procter & Gamble | Containers comprising at least one label made of an elastomeric material adhered to a squeezable resilient wall |
-
1989
- 1989-06-23 JP JP16167289A patent/JP2738030B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0327033A (ja) | 1991-02-05 |
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