JP2737748B2 - 化合物半導体の接合方法 - Google Patents
化合物半導体の接合方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化合物半導体の接
合方法に関する。
合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、Si基板あるいはGaAs基板上
に、InP基板上に成長した半導体発光素子のウエハを
貼り付けてからInP基板をエッチングで取り去り、S
i基板あるいはGaAs基板上に半導体発光素子を得る
手法が注目されている。これらの半導体ウエハを貼り合
わせる際には、ウエハを大気にさらし、表面を研磨して
平坦化させ、荷重をかけて貼り合わせ、熱アニールして
接合する手法が採られている。これは、Siウエハ同士
の直接接合では確立されている手法である。
に、InP基板上に成長した半導体発光素子のウエハを
貼り付けてからInP基板をエッチングで取り去り、S
i基板あるいはGaAs基板上に半導体発光素子を得る
手法が注目されている。これらの半導体ウエハを貼り合
わせる際には、ウエハを大気にさらし、表面を研磨して
平坦化させ、荷重をかけて貼り合わせ、熱アニールして
接合する手法が採られている。これは、Siウエハ同士
の直接接合では確立されている手法である。
【0003】しかしながら、化合物半導体の表面は、S
iに較べると不純物を吸着しやすく、強固な酸化膜が形
成される特徴があるため、化合物半導体とSiあるいは
化合物半導体同士の接合は難しい。
iに較べると不純物を吸着しやすく、強固な酸化膜が形
成される特徴があるため、化合物半導体とSiあるいは
化合物半導体同士の接合は難しい。
【0004】これらの問題に対する従来の技術として
は、特開平4−72608号公報に「化合物半導体ウエ
ハの作製方法および製造装置」なる名称の発明がある。
図6はこの従来技術の化合物半導体の接合例の模式的断
面図である。この発明では、化合物半導体基板の酸化膜
を加熱蒸発させ、例えばp型ZnSeとn型のZnSe
の化合物半導体基板を貼り合わせる際に、p型ZnSe
基板表面の1%以上をSe原子で覆い、n型ZnSe基
板表面の1%以上をZn原子で覆い、その後でこれらの
化合物半導体基板を貼り合わせる方法が示されている。
は、特開平4−72608号公報に「化合物半導体ウエ
ハの作製方法および製造装置」なる名称の発明がある。
図6はこの従来技術の化合物半導体の接合例の模式的断
面図である。この発明では、化合物半導体基板の酸化膜
を加熱蒸発させ、例えばp型ZnSeとn型のZnSe
の化合物半導体基板を貼り合わせる際に、p型ZnSe
基板表面の1%以上をSe原子で覆い、n型ZnSe基
板表面の1%以上をZn原子で覆い、その後でこれらの
化合物半導体基板を貼り合わせる方法が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ウエハの接合技術では、接合すべき基板表面が厳密に原
子制御されていないため、その接合面で原子レベルでZ
n原子同士あるいはSe原子同士が接触する部位が多数
含まれており、その為、電気的な反発力が生じ、ウエハ
間の結合力が弱められ、その結果、接合できないあるい
は接合できたとしても剥がれやすくなる等、十分に強固
な接合を得ることができなくなる。
ウエハの接合技術では、接合すべき基板表面が厳密に原
子制御されていないため、その接合面で原子レベルでZ
n原子同士あるいはSe原子同士が接触する部位が多数
含まれており、その為、電気的な反発力が生じ、ウエハ
間の結合力が弱められ、その結果、接合できないあるい
は接合できたとしても剥がれやすくなる等、十分に強固
な接合を得ることができなくなる。
【0006】また、従来のウエハの接合技術は接合面の
原子制御ができないため、半導体発光素子などの製造に
用いた場合、発光強度あるいは素子の歩留まりや信頼性
は著しく低下してしまう。
原子制御ができないため、半導体発光素子などの製造に
用いた場合、発光強度あるいは素子の歩留まりや信頼性
は著しく低下してしまう。
【0007】本発明の目的は、高精度に化合物半導体表
面の原子被覆状態と面内結晶方位を制御し、強固に化合
物半導体を接合する方法を提供する事である。
面の原子被覆状態と面内結晶方位を制御し、強固に化合
物半導体を接合する方法を提供する事である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板上に化合
物半導体層を成長させて作製した2つのウエハを化合物
半導体表面同士で接合させる際に、これら2つのウエハ
の接合すべき表面の化学量論的組成を独立にかつ意図的
に制御して、機械的に接触させることにより2つのウエ
ハを貼り合わせることを特徴とする化合物半導体の接合
方法である。
物半導体層を成長させて作製した2つのウエハを化合物
半導体表面同士で接合させる際に、これら2つのウエハ
の接合すべき表面の化学量論的組成を独立にかつ意図的
に制御して、機械的に接触させることにより2つのウエ
ハを貼り合わせることを特徴とする化合物半導体の接合
方法である。
【0009】具体的には、本発明は、基板上にIII−V
族化合物半導体層を成長させて作製した2つのウエハを
III−V族化合物半導体層表面同士で貼り合わせる際
に、III族元素およびV族元素の供給量を制御して2つ
のウエハの接合すべき表面をそれぞれ1原子層のIII族
原子で覆われたIII族安定化面と1原子層のV族原子で
覆われたV族安定化面にし、それらの表面を機械的に接
触させることで直接的に表面のIII族原子とV族原子を
化学結合させて2つのウエハを貼り合わせることを特徴
とする化合物半導体の接合方法、あるいは、上記のIII
−V族化合物半導体の接合方法において、接合する2つ
のウエハの面内の結晶方位を一致させて貼り合わせるこ
とを特徴とする化合物半導体の接合方法、あるいは、上
記のIII−V族化合物半導体の接合方法において、接合
する2つのウエハの化合物半導体表面の状態を観察でき
る高速反射電子線回折装置を備えた分子線エピタキシ結
晶成長装置を用い、III族安定化面とV族安定化面の高
速反射電子線回折装置の回折像の違いを利用して、高真
空中で化合物半導体を接合することを特徴とする上記の
化合物半導体の接合方法、あるいは、上記のIII−V族
化合物半導体の接合方法において、接合する2つのウエ
ハの温度差を50℃以内に保ちつつ貼り合わせることを
特徴とする化合物半導体の接合方法、あるいは、基板上
にII−VI族化合物半導体層を成長させて作製した2つの
ウエハをII−VI族化合物半導体層表面同士で貼り合わせ
る際に、II族元素およびVI族元素の供給量を制御して2
つのウエハの接合すべき表面をそれぞれ1原子層のII族
原子で覆われたII族安定化面と1原子層のVI族原子で覆
われたVI族安定化面にし、それらの表面を機械的に接触
させることで直接的に表面のII族原子とVI族原子を化学
結合させて2つのウエハを貼り合わせることを特徴とす
る化合物半導体の接合方法、あるいは、上記のII−VI族
化合物半導体の接合方法において、接合する2つのウエ
ハの面内の結晶方位を一致させて貼り合わせることを特
徴とする化合物半導体の接合方法、あるいは、上記のII
−VI族化合物半導体の接合方法において、接合する2つ
のウエハの化合物半導体表面の状態を観察できる高速反
射電子線回析装置を備えた分子線エピタキシ結晶成長装
置を用い、II族安定化面とVI族安定化面の高速反射電子
線回折装置の回折像の違いを利用して、高真空中で化合
物半導体を接合することを特徴とする上記の化合物半導
体の接合方法、あるいは、上記のII−VI族化合物半導体
の接合方法において、接合する2つのウエハの温度差を
50℃以内に保ちつつ貼り合わせることを特徴とする化
合物半導体の接合方法である。
族化合物半導体層を成長させて作製した2つのウエハを
III−V族化合物半導体層表面同士で貼り合わせる際
に、III族元素およびV族元素の供給量を制御して2つ
のウエハの接合すべき表面をそれぞれ1原子層のIII族
原子で覆われたIII族安定化面と1原子層のV族原子で
覆われたV族安定化面にし、それらの表面を機械的に接
触させることで直接的に表面のIII族原子とV族原子を
化学結合させて2つのウエハを貼り合わせることを特徴
とする化合物半導体の接合方法、あるいは、上記のIII
−V族化合物半導体の接合方法において、接合する2つ
のウエハの面内の結晶方位を一致させて貼り合わせるこ
とを特徴とする化合物半導体の接合方法、あるいは、上
記のIII−V族化合物半導体の接合方法において、接合
する2つのウエハの化合物半導体表面の状態を観察でき
る高速反射電子線回折装置を備えた分子線エピタキシ結
晶成長装置を用い、III族安定化面とV族安定化面の高
速反射電子線回折装置の回折像の違いを利用して、高真
空中で化合物半導体を接合することを特徴とする上記の
化合物半導体の接合方法、あるいは、上記のIII−V族
化合物半導体の接合方法において、接合する2つのウエ
ハの温度差を50℃以内に保ちつつ貼り合わせることを
特徴とする化合物半導体の接合方法、あるいは、基板上
にII−VI族化合物半導体層を成長させて作製した2つの
ウエハをII−VI族化合物半導体層表面同士で貼り合わせ
る際に、II族元素およびVI族元素の供給量を制御して2
つのウエハの接合すべき表面をそれぞれ1原子層のII族
原子で覆われたII族安定化面と1原子層のVI族原子で覆
われたVI族安定化面にし、それらの表面を機械的に接触
させることで直接的に表面のII族原子とVI族原子を化学
結合させて2つのウエハを貼り合わせることを特徴とす
る化合物半導体の接合方法、あるいは、上記のII−VI族
化合物半導体の接合方法において、接合する2つのウエ
ハの面内の結晶方位を一致させて貼り合わせることを特
徴とする化合物半導体の接合方法、あるいは、上記のII
−VI族化合物半導体の接合方法において、接合する2つ
のウエハの化合物半導体表面の状態を観察できる高速反
射電子線回析装置を備えた分子線エピタキシ結晶成長装
置を用い、II族安定化面とVI族安定化面の高速反射電子
線回折装置の回折像の違いを利用して、高真空中で化合
物半導体を接合することを特徴とする上記の化合物半導
体の接合方法、あるいは、上記のII−VI族化合物半導体
の接合方法において、接合する2つのウエハの温度差を
50℃以内に保ちつつ貼り合わせることを特徴とする化
合物半導体の接合方法である。
【0010】
【発明の実施の形態】II−VI族化合物半導体の接合にお
いて、例えば、ZnSe基板同士を強固に接合させるに
は、ZnおよびSeの供給量を制御して2つの基板の表
面をそれぞれ1原子層のZn原子で覆われたII族安定化
面と1原子層のSe原子で覆われたVI族安定化面にし、
それらのウエハ表面の面内の結晶方位を一致させて、ウ
エハ表面を機械的に接触させて接合することが必要であ
る。
いて、例えば、ZnSe基板同士を強固に接合させるに
は、ZnおよびSeの供給量を制御して2つの基板の表
面をそれぞれ1原子層のZn原子で覆われたII族安定化
面と1原子層のSe原子で覆われたVI族安定化面にし、
それらのウエハ表面の面内の結晶方位を一致させて、ウ
エハ表面を機械的に接触させて接合することが必要であ
る。
【0011】しかしながら、前記従来技術の発明では、
貼り合わせるウエハの面内の結晶方位が考慮されておら
ず、ZnSe基板表面のSe原子あるいはZn原子の被
覆度を観測し制御する手段がないので、強固に化合物半
導体を接合させる事は困難である。
貼り合わせるウエハの面内の結晶方位が考慮されておら
ず、ZnSe基板表面のSe原子あるいはZn原子の被
覆度を観測し制御する手段がないので、強固に化合物半
導体を接合させる事は困難である。
【0012】図4は、化合物半導体の接合面の原子層制
御の必要性を示す説明図である。(a)は、接合面が制
御されていない場合、(b)は接合面が制御されている
場合を示している。特にII−VI族化合物半導体はイオン
結合性が強いため、(a)で示されるように接合面が制
御されていない場合、接合の界面でSe原子同士あるい
はZn原子同士が接触するため電気的な反発力が生じ、
ウエハ間の結合力が弱くなる。その結果、ウエハを接合
することは困難になる、あるいは接合しても容易に剥が
れやすくなってしまう。
御の必要性を示す説明図である。(a)は、接合面が制
御されていない場合、(b)は接合面が制御されている
場合を示している。特にII−VI族化合物半導体はイオン
結合性が強いため、(a)で示されるように接合面が制
御されていない場合、接合の界面でSe原子同士あるい
はZn原子同士が接触するため電気的な反発力が生じ、
ウエハ間の結合力が弱くなる。その結果、ウエハを接合
することは困難になる、あるいは接合しても容易に剥が
れやすくなってしまう。
【0013】一方(b)で示されるように高い精度で化
合物半導体の接合表面が制御されている場合、Zn原子
とSe原子が接触して強固に接合されるため、ウエハ間
の強い結合力が得られる。
合物半導体の接合表面が制御されている場合、Zn原子
とSe原子が接触して強固に接合されるため、ウエハ間
の強い結合力が得られる。
【0014】図5は、化合物半導体ウエハの接合面の面
内結晶方位の合わせ方を示す説明図である。GaAs
(100)面のイグザクト基板210上にGaAs層を
成長させた2つのウエハを貼り合わせる場合、(a)は
2つのウエハの面内結晶方位の一つである<011>方
向212を一致させないで貼り合わせる場合、(b)は
2つのウエハの面内結晶方位の一つである<011>方
向212を一致させて貼り合わせる場合を示している。
(b)のように結晶方位を一致させる事で、接合面付近
の原子配列が乱れず、接合面の強固な単結晶ウエハが得
られる。
内結晶方位の合わせ方を示す説明図である。GaAs
(100)面のイグザクト基板210上にGaAs層を
成長させた2つのウエハを貼り合わせる場合、(a)は
2つのウエハの面内結晶方位の一つである<011>方
向212を一致させないで貼り合わせる場合、(b)は
2つのウエハの面内結晶方位の一つである<011>方
向212を一致させて貼り合わせる場合を示している。
(b)のように結晶方位を一致させる事で、接合面付近
の原子配列が乱れず、接合面の強固な単結晶ウエハが得
られる。
【0015】本発明の化合物半導体の接合方法に起因す
る効果を生み出す作用についてIII−V族化合物半導体
を例にとって述べる。
る効果を生み出す作用についてIII−V族化合物半導体
を例にとって述べる。
【0016】通常はV族原子を過剰に供給して成長させ
るので、成長表面あるいは成長中断時の表面はV族原子
で覆われて安定している。このとき表面のV族原子は特
有の表面再構成構造をとって規則正しく配列している。
そのため高速反射電子線回折(RHEED)装置を用い
てIII−V族化合物半導体の成長時の表面を観察した場
合、V族安定化面に特有の、例えば(2×4)などの、
表面再構成構造を反映する回折像が得られる。表面をII
I族原子で覆うには、基板表面へのV族原子の供給を止
め、分子線エピタキシ結晶成長(MBE)装置の原料供
給シャッターを開閉して、III族原子を1原子層の分量
だけ供給すればよい。シャッターを開けて原料を供給す
る時間は、半導体層の成長速度から算出することができ
る。表面がIII族原子で覆われIII族安定化面ができた
ら、RHEEDの回折像はIII族安定化面に特有の、例
えば(4×2)の表面再構成構造を反映する回折像に変
化する。
るので、成長表面あるいは成長中断時の表面はV族原子
で覆われて安定している。このとき表面のV族原子は特
有の表面再構成構造をとって規則正しく配列している。
そのため高速反射電子線回折(RHEED)装置を用い
てIII−V族化合物半導体の成長時の表面を観察した場
合、V族安定化面に特有の、例えば(2×4)などの、
表面再構成構造を反映する回折像が得られる。表面をII
I族原子で覆うには、基板表面へのV族原子の供給を止
め、分子線エピタキシ結晶成長(MBE)装置の原料供
給シャッターを開閉して、III族原子を1原子層の分量
だけ供給すればよい。シャッターを開けて原料を供給す
る時間は、半導体層の成長速度から算出することができ
る。表面がIII族原子で覆われIII族安定化面ができた
ら、RHEEDの回折像はIII族安定化面に特有の、例
えば(4×2)の表面再構成構造を反映する回折像に変
化する。
【0017】本発明は、高速反射電子線回折装置を用い
て上記の方法により、III族安定化面とV族安定化面を
高精度に制御する事ができる。また回折像を見ながら2
つのウエハの面内結晶方位を合わせたり、基板ホルダー
への2つの基板の貼り付け方をあらかじめ接合時に結晶
方位が合うようにしておくことで、結晶の面内結晶方位
を合わせて接合できるので、接合界面付近の原子配列が
乱れない強固な接合が可能となる。
て上記の方法により、III族安定化面とV族安定化面を
高精度に制御する事ができる。また回折像を見ながら2
つのウエハの面内結晶方位を合わせたり、基板ホルダー
への2つの基板の貼り付け方をあらかじめ接合時に結晶
方位が合うようにしておくことで、結晶の面内結晶方位
を合わせて接合できるので、接合界面付近の原子配列が
乱れない強固な接合が可能となる。
【0018】また、本発明ではIII−V族化合物半導
体、II−VI族化合物半導体のそれぞれの場合に、接合す
べき表面に形成するそれぞれの安定化面は1原子層とす
ることが重要である。例えば、III−V族化合物半導体
の場合、III族原子同士あるいはV族原子同士は結合せ
ずに反発し合うため、2原子層以上のIII族原子面ある
いはV族原子面を界面安定化層として用いることはでき
ない。II−VI族化合物半導体の場合にはさらにイオン性
が大きいため、II族原子同士やVI族原子同士はより強く
反発するため、界面安定化層は1原子層としなければな
らない。貼り合わせる2つのウエハの表面の一部あるい
は全体が同じ族の原子で覆われていたり、従来技術の原
子制御せずに層形成した場合ように多原子層表面になっ
ていたりすると、接合された半導体の電気的特性に対し
て抵抗増大等の悪影響を与えるために好ましくない。
体、II−VI族化合物半導体のそれぞれの場合に、接合す
べき表面に形成するそれぞれの安定化面は1原子層とす
ることが重要である。例えば、III−V族化合物半導体
の場合、III族原子同士あるいはV族原子同士は結合せ
ずに反発し合うため、2原子層以上のIII族原子面ある
いはV族原子面を界面安定化層として用いることはでき
ない。II−VI族化合物半導体の場合にはさらにイオン性
が大きいため、II族原子同士やVI族原子同士はより強く
反発するため、界面安定化層は1原子層としなければな
らない。貼り合わせる2つのウエハの表面の一部あるい
は全体が同じ族の原子で覆われていたり、従来技術の原
子制御せずに層形成した場合ように多原子層表面になっ
ていたりすると、接合された半導体の電気的特性に対し
て抵抗増大等の悪影響を与えるために好ましくない。
【0019】また本発明では2つのウエハの温度差を5
0℃以下に制御して貼り合わせるため、同じ種類のウエ
ハであれば、ウエハ上に格子整合した半導体層の格子定
数は同程度であり、接合後、室温へ冷却した時に、2つ
のウエハの間に熱膨張に起因する大きな歪は生じない。
0℃以下に制御して貼り合わせるため、同じ種類のウエ
ハであれば、ウエハ上に格子整合した半導体層の格子定
数は同程度であり、接合後、室温へ冷却した時に、2つ
のウエハの間に熱膨張に起因する大きな歪は生じない。
【0020】また本発明に用いられるMBE装置内の圧
力は10-8Torr程度の高真空に保たれているので、接合
するウエハの表面は極めて清浄である。
力は10-8Torr程度の高真空に保たれているので、接合
するウエハの表面は極めて清浄である。
【0021】以上の作用は、II−VI族化合物半導体にお
いても同様に成り立つので、本発明の化合物半導体の接
合方法はII−VI族化合物半導体の接合に対しても有効で
ある。
いても同様に成り立つので、本発明の化合物半導体の接
合方法はII−VI族化合物半導体の接合に対しても有効で
ある。
【0022】
【実施例】以下、実施例例により本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例により限定されるもの
ではない。
するが、本発明はこれらの実施例により限定されるもの
ではない。
【0023】実施例1 図1は本発明の第1の実施例の発光素子(LD)の断面
構造図である。第1実施例のLDは、n電極10、n−
GaAs基板11、層厚300nmのn−GaAsバッ
ファ層12、n型バンド障壁緩和層34、2分子層厚の
n−GaAs界面安定化層16、層厚30nmのn−Z
nSe層17、層厚150nmのn−ZnSSe層1
8、層厚1μmのn−Mg0.1Zn0.9S0.14Se0.86ク
ラッド層19、層厚100nmのn−ZnSSe光閉じ
込め層20、層厚7nmのZn0.8Cd0.2Seウエル層
21、層厚10nmのZnSSeバリア層22、層厚7
nmのZn0.8Cd0.2Seウエル層23、層厚100n
mのp−ZnSSe光閉じ込め層24、層厚0.8μm
のp−Mg0.1Zn0.9S0.14Se0.86クラッド層25、
層厚300nmのp−ZnSSe層26、層厚40nm
のp−ZnSe層27、2分子層厚のp−GaAs界面
安定化層28、p型バンド障壁緩和層35、p+−Ga
Asコンタクト層32、p電極33から成る。n型バン
ド障壁緩和層34は、層厚50nmのn−GaInP層
13、層厚50nmのn−(Al0.5Ga0.5)0.5In
0.5P層14、層厚50nmのn−AlInP層15か
ら成り、p型バンド障壁緩和層35は、層厚50nmの
p−AlInP層29、層厚50nmのp−(Al0.5
Ga0.5)0.5In0.5P層30、層厚50nmのp−G
aInP層31から成る。
構造図である。第1実施例のLDは、n電極10、n−
GaAs基板11、層厚300nmのn−GaAsバッ
ファ層12、n型バンド障壁緩和層34、2分子層厚の
n−GaAs界面安定化層16、層厚30nmのn−Z
nSe層17、層厚150nmのn−ZnSSe層1
8、層厚1μmのn−Mg0.1Zn0.9S0.14Se0.86ク
ラッド層19、層厚100nmのn−ZnSSe光閉じ
込め層20、層厚7nmのZn0.8Cd0.2Seウエル層
21、層厚10nmのZnSSeバリア層22、層厚7
nmのZn0.8Cd0.2Seウエル層23、層厚100n
mのp−ZnSSe光閉じ込め層24、層厚0.8μm
のp−Mg0.1Zn0.9S0.14Se0.86クラッド層25、
層厚300nmのp−ZnSSe層26、層厚40nm
のp−ZnSe層27、2分子層厚のp−GaAs界面
安定化層28、p型バンド障壁緩和層35、p+−Ga
Asコンタクト層32、p電極33から成る。n型バン
ド障壁緩和層34は、層厚50nmのn−GaInP層
13、層厚50nmのn−(Al0.5Ga0.5)0.5In
0.5P層14、層厚50nmのn−AlInP層15か
ら成り、p型バンド障壁緩和層35は、層厚50nmの
p−AlInP層29、層厚50nmのp−(Al0.5
Ga0.5)0.5In0.5P層30、層厚50nmのp−G
aInP層31から成る。
【0024】第1の実施例のLDは、GaAs基板上の
II−VI族化合物半導体LD素子であり、n型およびp型
のバンド障壁緩和層34および35を備えたことを特徴
とする。
II−VI族化合物半導体LD素子であり、n型およびp型
のバンド障壁緩和層34および35を備えたことを特徴
とする。
【0025】本実施例のLD素子用のウエハは、MBE
法だけに限らず、MOMBE及びガスソ−スMBE等の
気相成長法により作製できる。III−V族半導体原料に
は、Al、Ga、In、As、P等の固体原料あるいは
Al、Ga、In、As、Pを含む有機金属原料もしく
はAs、Pを含む水素化合物を用いる。II−VI族半導体
原料としては、Cd、Zn、Mg、S等の単体およびC
dS、ZnS、ZnCl2等の化合物を用る。水素化合
物原料あるいは有機金属原料を高温でクラッキングして
原料元素を供給してもよい。III−V族半導体層のpド
ーパントにはBe、Mg、Zn等を用い、nドーパント
にはSi、Sn等を用いる。II−VI族半導体層のpドー
パントには、ECRプラズマガンあるいは熱分解セルに
より供給される、励起窒素あるいは中性ラジカルの窒素
プラズマ等を用い、nドーパントにはZnCl2のCl
または金属Ga等を用いる。n型のドービング濃度はす
べての層で約8×1017cm-3、p型のドーピング濃度
については、p−MgZnSSeクラッド層25は5×
1017cm-3、p−ZnSSe層26、p−ZnSe層
27、p−GaAs界面安定化層28は8×1017cm
-3、p型バンド障壁緩和層35は1×1018cm-3、p
+−GaAsコンタクト層32は1×1019cm-3程度
である。また発光層であるZn0.8Cd0.2Seウエル層
21およびZnSSeバリア層22はアンド−プ層であ
る。但し、ドービング濃度および3元混晶と4元混晶の
組成及び層厚は、本実施例に限定されず、利得が最大に
なるように調整できる。
法だけに限らず、MOMBE及びガスソ−スMBE等の
気相成長法により作製できる。III−V族半導体原料に
は、Al、Ga、In、As、P等の固体原料あるいは
Al、Ga、In、As、Pを含む有機金属原料もしく
はAs、Pを含む水素化合物を用いる。II−VI族半導体
原料としては、Cd、Zn、Mg、S等の単体およびC
dS、ZnS、ZnCl2等の化合物を用る。水素化合
物原料あるいは有機金属原料を高温でクラッキングして
原料元素を供給してもよい。III−V族半導体層のpド
ーパントにはBe、Mg、Zn等を用い、nドーパント
にはSi、Sn等を用いる。II−VI族半導体層のpドー
パントには、ECRプラズマガンあるいは熱分解セルに
より供給される、励起窒素あるいは中性ラジカルの窒素
プラズマ等を用い、nドーパントにはZnCl2のCl
または金属Ga等を用いる。n型のドービング濃度はす
べての層で約8×1017cm-3、p型のドーピング濃度
については、p−MgZnSSeクラッド層25は5×
1017cm-3、p−ZnSSe層26、p−ZnSe層
27、p−GaAs界面安定化層28は8×1017cm
-3、p型バンド障壁緩和層35は1×1018cm-3、p
+−GaAsコンタクト層32は1×1019cm-3程度
である。また発光層であるZn0.8Cd0.2Seウエル層
21およびZnSSeバリア層22はアンド−プ層であ
る。但し、ドービング濃度および3元混晶と4元混晶の
組成及び層厚は、本実施例に限定されず、利得が最大に
なるように調整できる。
【0026】以下に本発明の第1の実施例のLDの作製
方法について述べる。図2は本実施例のLDの作製方法
を示す図である。
方法について述べる。図2は本実施例のLDの作製方法
を示す図である。
【0027】先ずIII−V族専用のMBE成長室で、n
−GaAs基板11上に、Asビーム照射下で基板温度
を630℃にしてGaAs基板の酸化膜を蒸発させた
後、n−GaAsバッファ層12を成長させる。n−G
aAsバッファ層12を成長させながら成長温度を54
0℃に降下させ、AlGaInP系のn型バンド障壁緩
和層34、n−GaAs界面安定化層16を成長させた
後に、基板温度を150℃に下げる。n−GaAs界面
安定化層16は、その上に成長させるn−ZnSeの成
長を容易にする効果がある。次にそのウエハをII−VI族
専用のMBE成長室に高真空を維持したまま搬送し、成
長温度300℃付近で、n−ZnSe層17、n−Zn
SSe層18、n−MgZnSSeクラッド層19、Z
nSSe光閉じ込め層20、ZnCdSe/ZnSSe
量子井戸活性層36、ZnSSe光閉じ込め層24、p
−MgZnSSeクラッド層25、p−ZnSSe層2
6、層厚20nmのp−ZnSe層27、を順次MBE
成長させ、第1のウエハを作製する。但し、第1のウエ
ハの表面層であるp−ZnSe層27の表面はSe安定
化面42にする。これは、高速電子線回折装置で表面を
観測して、ウエハ表面がSe原子の1原子層で覆われた
Se安定化面の再構成表面に対応する(2×1)の電子
線回折パターンになるようにSeビーム強度を制御する
事で精密に実現できる。
−GaAs基板11上に、Asビーム照射下で基板温度
を630℃にしてGaAs基板の酸化膜を蒸発させた
後、n−GaAsバッファ層12を成長させる。n−G
aAsバッファ層12を成長させながら成長温度を54
0℃に降下させ、AlGaInP系のn型バンド障壁緩
和層34、n−GaAs界面安定化層16を成長させた
後に、基板温度を150℃に下げる。n−GaAs界面
安定化層16は、その上に成長させるn−ZnSeの成
長を容易にする効果がある。次にそのウエハをII−VI族
専用のMBE成長室に高真空を維持したまま搬送し、成
長温度300℃付近で、n−ZnSe層17、n−Zn
SSe層18、n−MgZnSSeクラッド層19、Z
nSSe光閉じ込め層20、ZnCdSe/ZnSSe
量子井戸活性層36、ZnSSe光閉じ込め層24、p
−MgZnSSeクラッド層25、p−ZnSSe層2
6、層厚20nmのp−ZnSe層27、を順次MBE
成長させ、第1のウエハを作製する。但し、第1のウエ
ハの表面層であるp−ZnSe層27の表面はSe安定
化面42にする。これは、高速電子線回折装置で表面を
観測して、ウエハ表面がSe原子の1原子層で覆われた
Se安定化面の再構成表面に対応する(2×1)の電子
線回折パターンになるようにSeビーム強度を制御する
事で精密に実現できる。
【0028】同様にして、p−GaAs基板40上にp
−GaAsバッファ層39、p−GaInPエッチング
ストップ層38、p+−GaAsコンタクト層32、p
−GaAs界面安定化層28をIII−V族専用のMBE
成長室で成長させた後、層厚20nmのp−ZnSe層
27をII−VI族専用のMBE成長室で成長させ、第2の
ウエハを作製する。但し、第2のウエハの表面層である
p−ZnSe層27の表面はZn安定化面43にする。
具体的には、Se原子の供給を停止し、成長速度から見
積もった1原子層相当量のZnを供給することでZn安
定化面を得ることができる。同様に、高速電子線回折装
置で、Zn安定化面の再構成表面に対応する(1×2)
の電子線回折パターンが観測できる。
−GaAsバッファ層39、p−GaInPエッチング
ストップ層38、p+−GaAsコンタクト層32、p
−GaAs界面安定化層28をIII−V族専用のMBE
成長室で成長させた後、層厚20nmのp−ZnSe層
27をII−VI族専用のMBE成長室で成長させ、第2の
ウエハを作製する。但し、第2のウエハの表面層である
p−ZnSe層27の表面はZn安定化面43にする。
具体的には、Se原子の供給を停止し、成長速度から見
積もった1原子層相当量のZnを供給することでZn安
定化面を得ることができる。同様に、高速電子線回折装
置で、Zn安定化面の再構成表面に対応する(1×2)
の電子線回折パターンが観測できる。
【0029】このようにして用意された2つのウエハ
を、ウエハの接合面の面内の結晶方位が一致するように
接合する。また高真空中で、例えば280℃程度のほぼ
同一の温度に保ち、同種類かつ同導電型の半導体層であ
るp−ZnSe層27のSe安定化面42とZn安定化
面43を機械的に直接接合41することで貼り合わせ、
一体化したウエハを得る。
を、ウエハの接合面の面内の結晶方位が一致するように
接合する。また高真空中で、例えば280℃程度のほぼ
同一の温度に保ち、同種類かつ同導電型の半導体層であ
るp−ZnSe層27のSe安定化面42とZn安定化
面43を機械的に直接接合41することで貼り合わせ、
一体化したウエハを得る。
【0030】次に、p−GaAs基板40とp−GaA
sバッファ層39、p−GaInPエッチングストップ
層38のエッチング除去44を行う。具体的には以下の
ように行う。先ず一体化したウエハをMBE装置から取
り出し、塩酸に浸して、n側とp側表面に付着したIn
を除去する。n−GaAs基板表面をワックスで覆い、
p−GaAs基板40とp−GaAsバッファ層39を
リン酸系のエッチング溶液(リン酸:過酸化水素:水=
1:1:10)を用いて除去する。p−GaInPエッ
チングストップ層38でリン酸系エッチングは自動的に
停止する。p−GaInPエッチングストップ層38を
塩酸を用いて除去し、p+−GaAsコンタクト層32
を表面に出す。
sバッファ層39、p−GaInPエッチングストップ
層38のエッチング除去44を行う。具体的には以下の
ように行う。先ず一体化したウエハをMBE装置から取
り出し、塩酸に浸して、n側とp側表面に付着したIn
を除去する。n−GaAs基板表面をワックスで覆い、
p−GaAs基板40とp−GaAsバッファ層39を
リン酸系のエッチング溶液(リン酸:過酸化水素:水=
1:1:10)を用いて除去する。p−GaInPエッ
チングストップ層38でリン酸系エッチングは自動的に
停止する。p−GaInPエッチングストップ層38を
塩酸を用いて除去し、p+−GaAsコンタクト層32
を表面に出す。
【0031】以下の工程は通常のLDの電極形成プロセ
スと同様である。有機洗浄でワックスを剥がし、n−G
aAs基板を研磨し、石英ガラスやレジストを用いてp
側にストライプを形成し、p電極あるいはn電極を形成
する。
スと同様である。有機洗浄でワックスを剥がし、n−G
aAs基板を研磨し、石英ガラスやレジストを用いてp
側にストライプを形成し、p電極あるいはn電極を形成
する。
【0032】実施例2 図3は本発明の第2の実施例のLDの断面構造図であ
る。第2の実施例のLDは、n電極100、n−GaA
s基板101、層厚300nmのn−GaAsバッファ
層102、n型バンド障壁緩和層124、2分子層厚の
n−GaInP界面安定化層106、層厚50nmのn
−GaN/InN超格子層107、層厚800nmのn
−Ga0.8In0.2Nバッファ層108、層厚200nm
のn−Al 0.12Ga0.68In0.2Nクラッド層109、
層厚100nmのn−Ga0.2In0. 2N光閉じ込め層1
10、層厚7nmのGa0.6In0.4Nウエル層111、
層厚10nmのGa0.8In0.2Nバリア層112、層厚
7nmのGa0.6In0.4Nウエル層111、層厚100
nmのp−Ga0.8In0.2N光閉じ込め層113、層厚
200nmのp−Al0.12Ga0.68In0.2Nクラッド
層114、層厚400nmのp−Ga0.8In0.2N層1
15、層厚400nmのp−Ga0.8In0.2Nバッファ
層116、層厚50nmのp−GaN/InN超格子層
117、2分子層厚のp−GaInP界面安定化層11
8、p型バンド障壁緩和層125、p+−GaAsコン
タクト層122、p電極123から成る。n型バンド障
壁緩和層124は、層厚50nmのn−GaInP層1
03、層厚50nmのn−(Al 0.5Ga0.5)0.5In
0.5P層104、層厚50nmのn−AlInP層10
5から成り、p型バンド障壁緩和層125は、層厚50
nmのp−AlInP層119、層厚50nmのp−
(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層120、層厚50n
mのp−GaInP層121から成る。
る。第2の実施例のLDは、n電極100、n−GaA
s基板101、層厚300nmのn−GaAsバッファ
層102、n型バンド障壁緩和層124、2分子層厚の
n−GaInP界面安定化層106、層厚50nmのn
−GaN/InN超格子層107、層厚800nmのn
−Ga0.8In0.2Nバッファ層108、層厚200nm
のn−Al 0.12Ga0.68In0.2Nクラッド層109、
層厚100nmのn−Ga0.2In0. 2N光閉じ込め層1
10、層厚7nmのGa0.6In0.4Nウエル層111、
層厚10nmのGa0.8In0.2Nバリア層112、層厚
7nmのGa0.6In0.4Nウエル層111、層厚100
nmのp−Ga0.8In0.2N光閉じ込め層113、層厚
200nmのp−Al0.12Ga0.68In0.2Nクラッド
層114、層厚400nmのp−Ga0.8In0.2N層1
15、層厚400nmのp−Ga0.8In0.2Nバッファ
層116、層厚50nmのp−GaN/InN超格子層
117、2分子層厚のp−GaInP界面安定化層11
8、p型バンド障壁緩和層125、p+−GaAsコン
タクト層122、p電極123から成る。n型バンド障
壁緩和層124は、層厚50nmのn−GaInP層1
03、層厚50nmのn−(Al 0.5Ga0.5)0.5In
0.5P層104、層厚50nmのn−AlInP層10
5から成り、p型バンド障壁緩和層125は、層厚50
nmのp−AlInP層119、層厚50nmのp−
(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層120、層厚50n
mのp−GaInP層121から成る。
【0033】第2の実施例のLDは、GaAs基板上の
III−V族窒素化合物半導体LD素子であり、n型およ
びp型のバンド障壁緩和層を備えたことを特徴とする。
III−V族窒素化合物半導体LD素子であり、n型およ
びp型のバンド障壁緩和層を備えたことを特徴とする。
【0034】本実施例のLD素子用のウエハは、MBE
法に限らず、MOMBE及びガスソースMBE等の気相
成長法でも作製できる。III−V族半導体原料には、A
l、Ga、In、As、P等の固体原料あるいはAl、
Ga、In、As、Pを含む有機金属原料もしくはA
s、Pを含む水素化合物を用いる。III−V族窒素化合
物半導体原料としては、Al、Ga、In、等の固体原
料あるいはAl、Ga、In、Nを含む有機金属原料も
しくはアンモニア等のNを含む水素化合物を用いる。水
素化合物原料は高温でクラッキングして原料元素を供給
する。III−V族半導体層のpドーパント原料にはCP2
Mg等のMg化合物を用い、nドーパントにはSi等を
用いる。本実施例のLD素子用の基板はGaAs基板に
限定されず、サファイア基板などでも良い。
法に限らず、MOMBE及びガスソースMBE等の気相
成長法でも作製できる。III−V族半導体原料には、A
l、Ga、In、As、P等の固体原料あるいはAl、
Ga、In、As、Pを含む有機金属原料もしくはA
s、Pを含む水素化合物を用いる。III−V族窒素化合
物半導体原料としては、Al、Ga、In、等の固体原
料あるいはAl、Ga、In、Nを含む有機金属原料も
しくはアンモニア等のNを含む水素化合物を用いる。水
素化合物原料は高温でクラッキングして原料元素を供給
する。III−V族半導体層のpドーパント原料にはCP2
Mg等のMg化合物を用い、nドーパントにはSi等を
用いる。本実施例のLD素子用の基板はGaAs基板に
限定されず、サファイア基板などでも良い。
【0035】以下に本発明の第2の実施例のLDの作製
方法について述べる。本実施例のLDの作製方法は第1
の実施例のLDと基本的には同様である。但し、発光層
を含む半導体がII−VI族化合物半導体ではなくIII−V
族窒素化合物半導体である点が異なるので、それに適し
た作製方法を用いる。
方法について述べる。本実施例のLDの作製方法は第1
の実施例のLDと基本的には同様である。但し、発光層
を含む半導体がII−VI族化合物半導体ではなくIII−V
族窒素化合物半導体である点が異なるので、それに適し
た作製方法を用いる。
【0036】図3に示されるように、n−GaAs基板
101上に、n−GaAsバッファ層102を成長した
後、成長温度を約540℃に保ち、AlGaInP系の
n型バンド障壁緩和層124と2分子層のn−GaIn
P界面安定化層106を成長させる。次に、供給するV
族元素をPからNに変え、表面を窒化した後、約550
℃の成長温度で層厚50nmのn−GaN/InN超格
子層107と層厚150nmのn−Ga0.8In0.2Nバ
ッファ層108を成長させる。その後、十分なN圧の下
で、成長温度を約800℃に上げて、層厚650nmの
n−Ga0.8In0.2Nバッファ層108から層厚400
nmのp−Ga0.8In0.2N層115まで順に成長させ
て、第1のウエハを得る。一方、p−GaAs基板10
1上に、p−GaAsバッファ層、p−GaInPエッ
チングストップ層、p+−GaAsコンタクト層12
2、p型バンド障壁緩和層125、p−GaInP界面
安定化層118を順に成長させた後、同様にして、p−
GaN/InN超格子層117と層厚400nmのp−
Ga0.8In0.2Nバッファ層116を成長させて、第2
のウエハを得る。N加圧を維持した状態で、それぞれの
ウエハを600℃以上で1時間程度熱アニールする。こ
れによって、窒素化合物半導体にドーピングしたMgが
活性化し、高濃度のp型窒素化合物半導体が得られる。
その後高速反射電子回折装置でウエハ表面を観察しなが
ら、第1のウエハの表面をN安定化面にし、第2のウエ
ハの表面を、1原子層のGa0.8In0.2を供給すること
で、GaIn安定化面にする。2つのウエハを約800
℃の基板温度に保ち、2つのウエハの接合面内の結晶方
位を合わせて、表面で直接接合して貼り合わせる。最後
に、軽く荷重をかけてウエハを貼り合わせた状態で60
0℃以上で1時間程度熱アニールする。これによって、
2つのウエハが隙間なく接着し、かつ接合面近傍の窒素
化合物半導体層に活性化したMgが拡散し、均一かつ高
濃度のp型窒素化合物半導体が得られる。Nは蒸気圧が
高く結晶から昇華しやすいが、この方法では、2つのウ
エハがお互いに相手のウエハに対してキャップ層として
働き、熱アニール時のN抜けを防ぐ事ができる。一体化
したウエハをMBE結晶成長装置から取り出し、第1の
実施例と同様にして、p−GaAs基板101、p−G
aAsバッファ層、p−GaInPエッチングストップ
層、をエッチング除去し、p +−GaAsコンタクト層
122を表面に出して、p電極123を形成する。
101上に、n−GaAsバッファ層102を成長した
後、成長温度を約540℃に保ち、AlGaInP系の
n型バンド障壁緩和層124と2分子層のn−GaIn
P界面安定化層106を成長させる。次に、供給するV
族元素をPからNに変え、表面を窒化した後、約550
℃の成長温度で層厚50nmのn−GaN/InN超格
子層107と層厚150nmのn−Ga0.8In0.2Nバ
ッファ層108を成長させる。その後、十分なN圧の下
で、成長温度を約800℃に上げて、層厚650nmの
n−Ga0.8In0.2Nバッファ層108から層厚400
nmのp−Ga0.8In0.2N層115まで順に成長させ
て、第1のウエハを得る。一方、p−GaAs基板10
1上に、p−GaAsバッファ層、p−GaInPエッ
チングストップ層、p+−GaAsコンタクト層12
2、p型バンド障壁緩和層125、p−GaInP界面
安定化層118を順に成長させた後、同様にして、p−
GaN/InN超格子層117と層厚400nmのp−
Ga0.8In0.2Nバッファ層116を成長させて、第2
のウエハを得る。N加圧を維持した状態で、それぞれの
ウエハを600℃以上で1時間程度熱アニールする。こ
れによって、窒素化合物半導体にドーピングしたMgが
活性化し、高濃度のp型窒素化合物半導体が得られる。
その後高速反射電子回折装置でウエハ表面を観察しなが
ら、第1のウエハの表面をN安定化面にし、第2のウエ
ハの表面を、1原子層のGa0.8In0.2を供給すること
で、GaIn安定化面にする。2つのウエハを約800
℃の基板温度に保ち、2つのウエハの接合面内の結晶方
位を合わせて、表面で直接接合して貼り合わせる。最後
に、軽く荷重をかけてウエハを貼り合わせた状態で60
0℃以上で1時間程度熱アニールする。これによって、
2つのウエハが隙間なく接着し、かつ接合面近傍の窒素
化合物半導体層に活性化したMgが拡散し、均一かつ高
濃度のp型窒素化合物半導体が得られる。Nは蒸気圧が
高く結晶から昇華しやすいが、この方法では、2つのウ
エハがお互いに相手のウエハに対してキャップ層として
働き、熱アニール時のN抜けを防ぐ事ができる。一体化
したウエハをMBE結晶成長装置から取り出し、第1の
実施例と同様にして、p−GaAs基板101、p−G
aAsバッファ層、p−GaInPエッチングストップ
層、をエッチング除去し、p +−GaAsコンタクト層
122を表面に出して、p電極123を形成する。
【0037】
【発明の効果】本発明の化合物半導体の接合方法を用い
ることにより、n電極およびp側電極のオーミックコン
タクトが容易に取れるようにGaAs基板と格子整合し
た高品質かつ高ド−ビング濃度のIII−V族化合物半導
体のコンタクト層を有し、またコンタクト層とバンド障
壁緩和層が格子整合層であるため、強歪コンタクト層の
転位増殖による劣化のない、高信頼動作が可能なII−VI
族半導体発光素子が提供できる。
ることにより、n電極およびp側電極のオーミックコン
タクトが容易に取れるようにGaAs基板と格子整合し
た高品質かつ高ド−ビング濃度のIII−V族化合物半導
体のコンタクト層を有し、またコンタクト層とバンド障
壁緩和層が格子整合層であるため、強歪コンタクト層の
転位増殖による劣化のない、高信頼動作が可能なII−VI
族半導体発光素子が提供できる。
【0038】また、基板と格子整合した高品質かつ高ド
−ビング濃度のIII−V族化合物半導体のバンド障壁緩
和層を有し、伝導体と価電子帯におけるGaAs基板と
II−VI族半導体層間のバンド障壁が徐々に緩和されて電
子とホールの発光層を含む半導体層への注入が容易であ
るため、本発明により接合されたII−VI族半導体発光素
子は低電圧動作が可能である。
−ビング濃度のIII−V族化合物半導体のバンド障壁緩
和層を有し、伝導体と価電子帯におけるGaAs基板と
II−VI族半導体層間のバンド障壁が徐々に緩和されて電
子とホールの発光層を含む半導体層への注入が容易であ
るため、本発明により接合されたII−VI族半導体発光素
子は低電圧動作が可能である。
【0039】さらに本発明の接合方法では、接合する2
つのウエハの接合面をそれぞれ1原子層の界面安定化層
としたことにより、接合界面における電気的特性の劣化
を抑制できるという効果も有する。
つのウエハの接合面をそれぞれ1原子層の界面安定化層
としたことにより、接合界面における電気的特性の劣化
を抑制できるという効果も有する。
【0040】以上述べた効果は、本発明のIII−V族窒
素化合物半導体発光素子にも当てはまる。従って、本発
明により、高精度に化合物半導体表面の原子被覆状態を
制御し、強固に化合物半導体を接合する事が可能となる
ので、従来にはない高信頼かつ低電圧動作のII−VI族化
合物半導体発光素子あるいはIII−V族窒素化合物半導
体発光素子が実現できる。
素化合物半導体発光素子にも当てはまる。従って、本発
明により、高精度に化合物半導体表面の原子被覆状態を
制御し、強固に化合物半導体を接合する事が可能となる
ので、従来にはない高信頼かつ低電圧動作のII−VI族化
合物半導体発光素子あるいはIII−V族窒素化合物半導
体発光素子が実現できる。
【図1】第1の実施例の半導体LDの模式的断面図であ
る。
る。
【図2】第1の実施例の半導体LDの製造方法の説明図
である。
である。
【図3】第2の実施例の半導体LDの模式的断面図であ
る。
る。
【図4】化合物半導体の接合面の原子層制御の必要性を
示す説明図で、(a)は接合面が制御されていない場
合、(b)は接合面が制御されている場合を示す。
示す説明図で、(a)は接合面が制御されていない場
合、(b)は接合面が制御されている場合を示す。
【図5】化合物半導体ウエハの接合面の面内結晶方位の
合わせ方を示す説明図で、(a)は面内結晶方位が一致
していない場合、(b)は面内結晶方位が一致している
場合を示す。
合わせ方を示す説明図で、(a)は面内結晶方位が一致
していない場合、(b)は面内結晶方位が一致している
場合を示す。
【図6】従来技術の化合物半導体の接合例の模式的断面
図である。
図である。
10 n電極 11 n−GaAs基板 12 n−GaAsバッファ層 13 n−GaInP層 14 n−(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層 15 n−AlInP層 16 n−GaAs界面安定化層 17 n−ZnSe層 18 n−ZnSSe層 19 n−Mg0.1Zn0.9S0.14Se0.86クラッド層 20 n−ZnSSe光閉じ込め層 21 Zn0.8Cd0.2Seウエル層 22 ZnSSeバリア層 23 Zn0.8Cd0.2Seウエル層 24 p−ZnSSe光閉じ込め層 25 p−Mg0.1Zn0.9S0.14Se0.86クラッド層 26 p−ZnSSe層 27 p−ZnSe層 28 p−GaAs界面安定化層 29 p−AlInP層 30 p−(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層 31 p−GaInP層 32 p+−GaAsコンタクト層 33 p電極 34 n型バンド障壁緩和層 35 p型バンド障壁緩和層 36 量子井戸活性層 37 接合界面 38 p−GaInPエッチングストップ層 39 p−GaAsバッファ層 40 p−GaAs基板 41 直接接合 42 Se安定化面 43 Zn安定化面 44 エッチング除去 45 In金属 100 n電極 101 n−GaAs基板 102 n−GaAsバッファ層 103 n−GaInP層 104 n−(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層 105 n−AlInP層 106 n−GaInP界面安定化層 107 n−GaN/InN超格子層 108 n−Ga0.8In0.2Nバッファ層 109 n−Al0.12Ga0.68In0.2Nクラッド層 110 n−Ga0.8In0.2N光閉じ込め層 111 Ga0.6In0.4Nウエル層 112 Ga0.8In0.2Nバリア層 113 p−Ga0.8In0.2N光閉じ込め層 114 p−Al0.12Ga0.68In0.2Nクラッド層 115 p−Ga0.8In0.2N層 116 p−Ga0.8In0.2Nバッファ層 117 p−GaN/InN超格子層 118 p−GaInP界面安定化層 119 p−AlInP層 120 p−(Al0.5Ga0.5)0.5In0.5P層 121 p−GaInP層 122 p+−GaAsコンタクト層 123 p電極 124 n型バンド障壁緩和層 125 p型バンド障壁緩和層 126 接合界面 200 ZnSe 201 ZnSe 202 Zn原子 203 Se原子 204 接合界面 205 接合界面 206 弱い結合 207 強い結合 210 GaAsイグザクト基板 211 GaAs(100)面 212 <011>方向 213 貼り合わせ方向 300 p−ZnSe 301 Se−原子層 302 Zn−原子層 303 n−ZnSe
Claims (9)
- 【請求項1】 基板上に化合物半導体層を成長させて作
製した2つのウエハを化合物半導体表面同士で接合させ
る際に、これら2つのウエハの接合すべき表面の化学量
論的組成を独立かつ意図的に制御して、機械的に接触さ
せることにより2つのウエハを貼り合わせることを特徴
とする化合物半導体の接合方法。 - 【請求項2】 基板上にIII−V族化合物半導体層を成
長させて作製した2つのウエハをIII−V族化合物半導
体層表面同士で貼り合わせる際に、III族元素およびV
族元素の供給量を制御して、2つのウエハの接合すべき
表面をそれぞれ1原子層のIII族原子で覆われたIII族安
定化面と1原子層のV族原子で覆われたV族安定化面と
し、それらの表面を機械的に接触させることで直接的に
表面のIII族原子とV族原子を化学結合させて2つのウ
エハを貼り合わせることを特徴とする化合物半導体の接
合方法。 - 【請求項3】 請求項2記載の接合方法において、接合
する2つのウエハの面内の結晶方位を一致させて貼り合
わせることを特徴とする化合物半導体の接合方法。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の接合方法
において、接合する2つのウエハの接合すべき化合物半
導体表面の状態を観察できる高速反射電子線回折装置を
備えた分子線エピタキシ結晶成長装置を用い、III族安
定化面とV族安定化面の高速反射電子線回折装置の回折
像の違いを利用して、高真空中で化合物半導体を接合す
ることを特徴とする化合物半導体の接合方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の接合方法において、接合
する2つのウエハの温度差を50℃以内に保ちつつ貼り
合わせることを特徴とする化合物半導体の接合方法。 - 【請求項6】 基板上にII−VI族化合物半導体層を成長
させて作製した2つのウエハをII−VI族化合物半導体層
表面同士で貼り合わせる際に、II族元素およびVI族元素
の供給量を制御して、2つのウエハの接合すべき表面を
それぞれ1原子層のII族原子で覆われたII族安定化面と
1原子層のVI族原子で覆われたVI族安定化面にし、それ
らの表面を機械的に接触させることで直接的に表面のII
族原子とVI族原子を化学結合させて2つのウエハを貼り
合わせることを特徴とする化合物半導体の接合方法。 - 【請求項7】 請求項6記載の接合方法において、接合
する2つのウエハの面内の結晶方位を一致させて貼り合
わせることを特徴とする化合物半導体の接合方法。 - 【請求項8】 請求項6または請求項7記載の接合方法
において、接合する2つのウエハの化合物半導体表面の
状態を観察できる高速反射電子線回折装置を備えた分子
線エピタキシ結晶成長装置を用い、II族安定化面とVI族
安定化面の高速反射電子線回折装置の回折像の違いを利
用して、高真空中で化合物半導体を接合することを特徴
とする化合物半導体の接合方法。 - 【請求項9】 請求項8記載のII−VI族化合物半導体の
接合方法において、接合する2つのウエハの温度差を5
0℃以内に保ちつつ貼り合わせることを特徴とする化合
物半導体の接合方法。
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JP16151096A JP2737748B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 化合物半導体の接合方法 |
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---|---|---|---|
JP16151096A JP2737748B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 化合物半導体の接合方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1012506A JPH1012506A (ja) | 1998-01-16 |
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JP16151096A Expired - Fee Related JP2737748B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 化合物半導体の接合方法 |
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-
1996
- 1996-06-21 JP JP16151096A patent/JP2737748B2/ja not_active Expired - Fee Related
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