JP2737718B2 - 光受信回路 - Google Patents

光受信回路

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JP2737718B2
JP2737718B2 JP7252138A JP25213895A JP2737718B2 JP 2737718 B2 JP2737718 B2 JP 2737718B2 JP 7252138 A JP7252138 A JP 7252138A JP 25213895 A JP25213895 A JP 25213895A JP 2737718 B2 JP2737718 B2 JP 2737718B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、光受信回路の特性
改善に関し、特に、半導体受光素子と自動利得制御(A
utomatic Gain Control、以下
「AGC」と略記する。)を備えた前置増幅器(以下、
「プリアンプ」と記す。)とトランジスタピーキング回
路から構成される光受信回路に関する。
【0001】
【従来の技術】従来の光受信回路の一例として、図7に
示されるように、半導体受光素子1のカソードがAGC
付プリアンプ2に接続され、AGC付プリアンプ2の出
力11が、トランジスタ3のベースに接続され、受信さ
れた光信号を電気信号に変換、増幅して出力する構成が
知られている。この例では、さらにトランジスタ3のコ
レクタは、自動閾値制御(Automatic Thr
eshold Control、以下、「ATC」と略
記する。)回路を備えたコンパレータ4の反転入力端子
12に接続されている。
【0002】ここで、AGC付プリアンプ2は2つの帰
還回路を構成するために、2kΩと100kΩの2つの
帰還抵抗が用いられている。この構成において、半導体
受光素子1への光受信レベルが小さい時は、100kΩ
の帰還抵抗が動作する。これに対して、半導体受光素子
1への光受信レベルが大きくなると、2kΩの帰還抵抗
が動作するように切換られる。この2つの帰還抵抗の切
換えは、あらかじめ設定されたあるレベルを境にして行
われる。
【0003】AGC付プリアンプ2はGB積(Gain
Band)は一定であるので、受信レベルが小さく、
帰還抵抗100kΩが動作している時は、Gainは大
きいが帯域は減少する。一方、受信レベルが大きく、帰
還抵抗2kΩが動作している時は、Gainが小さい
が、帯域は上昇する。このため、AGC付きプリアンプ
2の出力11の信号波形は、図8に示されるようにな
る。
【0004】半導体受光素子1の光入力波形の立上り、
立下りが急峻であっても、AGC付きプリアンプ2の出
力11の波形は、受信レベルが小さい時には、立上り、
立下りがなだらかになり、一方受信レベルが大きい時で
は立上り、下りが急峻になる特性を示している。
【0005】図7に示される従来の光受信回路では、こ
のような特性を示すAGC付プリアンプ2の出力がトラ
ンジスタ3のベースに入力される。トランジスタ3は、
エミッタ接地の増幅回路となっており、エミッタとグラ
ンドとが抵抗器6(エミッタ抵抗)により、またコレク
タと電源が抵抗器5を介して接続されている。抵抗器5
と抵抗器6の定数は、一例としてそれぞれ300Ω、1
50Ωが用いられ、ここでは電圧利得は2倍である。
【0006】図9は、従来の光受信回路の他の一例であ
り、AGC付プリアンプ2の出力波形の帯域を増大させ
るために、トランジスタ3のエミッタ抵抗器6に並列に
コンデンサ15が接続されたエミッタピーキングの一例
である。この構成も、後述するように光受信特性を改善
するものとして、従来から一般的に実施されてきたもの
である。
【0007】この構成では、図7に示される構成に加え
て、トランジスタ3のコレクタが、コンパレータ4の反
転入力12に接続されている。コンパレータ4は、AT
C回路を備えており、ATC回路はコンパレータ入力1
2の波形の振幅、及び直流レベルに対して的確な閾値を
与える。コンパレータ4の出力端子と非反転入力端子が
抵抗器8を介して、また非反転入力端子と反転入力端子
が抵抗器7を介してそれぞれ接続されている。さらに、
非反転入力端子とグランドとの間にコンデンサ9が接続
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図10は、上記従来の
光受信回路において受信レベルが小さい時の光受信回路
各部の信号波形を示している。図9(a)は、半導体受
光素子1への光入力波形である。比較的帯域が広く、立
上り、立下りが急峻である。しかしながら、図9(b)
に示されるように、AGC付プリアンプの出力波形で
は、帰還抵抗100kΩが動作しているために帯域が減
少して、波形の立上り、立下りがなだらかになってい
る。
【0009】図10(c)は、トランジスタ4で2倍に
増幅されたコンパレータ4への入力波形と、コンパレー
タ4の閾値の様子を示した図である。ATC回路による
閾値13は、図10(c)のように、入力波形の立上り
をよぎる場合と、入力波形の立下りをよぎる場合とで閾
値13の電位は変化する。これにより、入力波形のDC
オフセットに対し安定して動作する。
【0010】ここで、図9に示される従来の構成におい
てはコンデンサ9によって、閾値13の立上り、立下り
を、入力波形12の立上り、立下りよりもなだらかにな
るように所定の時定数が設定されている。この理由は、
閾値13が入力波形に追従して、変化するのを防止する
ためであり、閾値は必ず入力波形12の立上り、立下り
をよぎるほど、遅くしなければ、エラーとなるからであ
る。
【0011】但し、あまり遅くした場合、閾値13は入
力波形のパルス1ビット以内に所定の電位に戻らなくな
り、入力波形のパターン効果によって、比較後の出力波
形にジッタやデューティ変動をもたらす原因となるた
め、時定数の増大には限界がある。従来の光受信回路
は、前述のような条件のもとで、閾値13の時定数を決
定しているが、図10(c)及び図10(d)に示され
るように、光受信レベルが小さい時には、相対的に入力
波形の立上り、立下りが、閾値13の立上り、立下りに
近くなり、入力波形をよぎるところで、よぎらなかった
りするようなエラーが発生しやすくなる。これは、エラ
ーフリーとなる光受信レベルの最小値(最小受信レベ
ル)が制約される原因となる。これは、AGC付きプリ
アンプ2の特性である光受信レベルが小さい時に帯域が
減少することに大きく起因するが、一方で、AGCは光
受信レベルの広ダイナミックレンジを確保するためには
不可欠の回路である。
【0012】図11は、図9に示される従来の光受信回
路の他の例を用いた場合の受信特性を示した図である。
図9に示される構成では、コンデンサが15が設けられ
たことにより、図11(a)および同図(b)に示され
るように、光受信レベルの小さい時に、波形の帯域は増
大し、最小受信レベルは、さらに改善する。
【0013】しかしながら、図11(c)および図11
(d)に示されるように、光受信レベルの大きい時は、
AGC付プリアンプ2の出力の帯域が増大する。この結
果、トランジスタ3で、さらにエミッタピーキングをか
けると過剰ピーキングとなり、波形歪みを発生し、エラ
ーの原因となる。このため、最大受信レベルが大きく劣
化するという問題が生じてしまう。
【0014】図12は、以上説明した従来の光受信回路
の2つの例における、それぞれのトランジスタ3による
増幅回路の利得−周波数特性を対比して示した図であ
る。コンデンサ15の容量を増加させると、回路の低域
遮断周波数が下がることがわかる。従来は、コンデンサ
15の容量が一定であるので、回路の低域遮断周波数
は、常に一定である。
【0015】従来の光受信回路は、上述のように、半導
体受光素子のカソード端子が、2つの帰還抵抗の切換え
によるAGCを備えたプリアンプに入力されている。プ
リアンプの出力が、コレクタと電源、エミッタとグラン
ドとがそれぞれ抵抗器を介して接続されたトランジスタ
増幅回路のベースに入力され、さらにトランジスタ増幅
回路のコレクタがコンパレータの反転入力端子に接続さ
れている。コンパレータは、非反転入力端子と出力端
子、及び非反転入力端子と反転入力端子とがそれぞれ抵
抗器を介して接続され、かつ非反転入力端子とグランド
との間にコンデンサが接続されているATC(Auto
matic Threshold Control)回
路を備えている。このような構成では、光受信レベルが
小さい時には、コンパレータへの入力波形の立上り、立
下りが閾値の立上り、立下りに相対的に近くなり、入力
波形をよぎるところでよぎらなかったりするようなエラ
ーが発生し、最小受信レベルが大きく制約されるという
問題点があることはすでに説明した。
【0016】また、従来の光受信回路の他の例として、
AGC付プリアンプの出力波形の帯域を増大させるため
に、トランジスタのエミッタ抵抗器に並列にコンデンサ
が接続されたエミッタピーキングの構成例がある。この
方法では、光受信レベルの小さい時には、波形の帯域を
増大させ、最小受信レベルは改善するものの、光受信レ
ベルの大きい時は、AGC付きプリアンプの出力の帯域
そのものが増大するので、トランジスタでさらにエミッ
タピーキングをかけると過剰ピーキングとなり、波形歪
みを発生し、最大受信レベルが大きく劣化する問題があ
る。
【0017】本発明の光受信回路は、上述した従来の欠
点に鑑みて、受光素子の受信レベルの大小によらず、エ
ラー発生を防止し、常に安定した受信が可能になるよう
にすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した従来の光受信回
路の問題を解消するために、本発明の光受信回路は、光
信号を受光して電気信号に変換する受光素子と、電気信
号を増幅して増幅信号を出力する前置増幅器と、コレク
タが電源電圧を供給する電源に接続され増幅信号がベー
スに入力されるトランジスタと、トランジスタのエミッ
タに一端が接続され他端が接地される抵抗とを備え、さ
らにこの抵抗に並列接続され、抵抗の端子間電圧が高く
なるにつれて、端子間の容量が小さくなる容量可変手段
とを備えていることを特徴としている。
【0019】上記容量可変手段は、カソードをエミッタ
に向けて、上記抵抗に並列接続される可変容量ダイオー
ドであることを特徴としている。
【0020】また、前置増幅器は、増幅出力の出力レベ
ルをあらかじめ定められた範囲に維持するように利得を
自動調整する自動利得調整手段を備えている。さらに、
前置増幅器は、電気信号の出力に応じて利得調整を行う
ための2つの帰還制御回路を備えている。そして、帰還
制御回路は、電気信号を増幅する前置増幅器と、互いに
異なる抵抗値を有し、前置増幅器に並列接続され、光信
号のレベルに応じて切換接続される少なくとも2個の帰
還抵抗を含んでいることを特徴としている。
【0021】一方、本発明の光受信回路の受光素子とし
ては、PINフォトダイオードまたはアバランシェ・フ
ォト・ダイオードを採用し得る。
【0022】また、本発明の光受信回路はさらに、コレ
クタと電源の間に接続され、増幅信号のレベルをあらか
じめ定められた基準レベルと比較して、基準レベルに対
する高低を波形出力するコンパレータを備えていること
を特徴としている。
【0023】従来の光受信回路では、上述したように、
たとえトランジスタのエミッタとグランドの間に配置さ
れる抵抗に、並列にコンデンサを設けたとしても、受信
レベルが高いときには、新たな問題が生じ、結局有効な
手段とはなり得ない。そこで、本発明の光受信回路で
は、受信レベルの高いときに生じる問題が、コンデンサ
の容量が一定であることに起因することに鑑みて、コン
デンサに代えて、容量が端子間電圧に応じて変化する容
量可変手段を用いることとしている。すなわち、受信レ
ベルが低いときには、容量が高く、受信レベルが高くな
るにつれて容量が低下するようにする。
【0024】このような容量可変手段を用いることによ
り、受信レベルが高いときには従来のコンデンサを用い
た構成と同様の作用が期待でき、一方、受信レベルが高
いときには容量が低下するので、信号波形にリンギング
が生じるのを防ぐことができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に、本発明の半導体レーザモジ
ュールを図面を参照して、詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の光受信回路の一実施例の
構成を示す図である。半導体受光素子1のカソードが、
AGC付プリアンプ2に接続され、AGC付プリアンプ
2の出力11が、トランジスタ3のベースに接続されて
いる。トランジスタ3は、ピーキング回路を備えた増幅
回路である。
【0027】図2には、図1に示される本発明の一実施
例において、電源とトランジスタのコレクタの間にAT
C回路を備えたコンパレータ4が接続された光受信回路
の例を示している。ここで、トランジスタ3のコレクタ
は、コンパレータ4の反転入力端子12に接続されてい
る。どちらの構成についても、原理を共通にしているの
で、以下に両実施例を併せて説明する。
【0028】AGC付プリアンプ2の帰還抵抗は、2k
Ωと100kΩの2つが用いられている。半導体受光素
子1への光信号の受信レベルが小さい時には、100k
Ωの帰還抵抗が動作する。これに対して、PIN−PD
1への光受信レベルが大きくなると、2kΩの帰還抵抗
に切換えられ、こちらが動作するようになる。この2つ
の帰還抵抗の切換えは、あらかじめ設定された受信レベ
ルを境にして行われる。
【0029】AGC付プリアンプ2はGB積(Gain
Band)は一定であるので、受信レベルが小さく、
帰還抵抗100kΩが動作している時は、利得は大きい
が帯域は減少する。一方、受信レベルが大きく、帰還抵
抗2kΩが動作している時は、利得が小さいが帯域は上
昇する。このため、AGC付プリアンプ2の出力11の
波形は、図3に示されるようになる。半導体受光素子1
の光入力波形の立上り、立下りが急峻であっても、AG
C付プリアンプ2の出力11の信号波形は、受信レベル
が小さい時に立上り、立下りがなだらかになり、一方受
信レベルが大きい時では立上り、立下りが急峻になる特
性を示す。
【0030】このような特性を示すAGC付プリアンプ
2の出力がトランジスタ3のベースに入力されている。
トランジスタ3は、エミッタ接地の増幅回路であり、エ
ミッタとグランドとが抵抗器6(エミッタ抵抗)で、ま
たコレクタと電源とが抵抗器5でそれぞれ接続されてい
る。抵抗器5と抵抗器6の定数は、一例としてそれぞれ
300Ω、150Ωのものが用いられている。電圧利得
として、2倍である。
【0031】ここで、エミッタ抵抗器6と並列に、可変
容量ダイオード10が接続されている。可変容量ダイオ
ード10は、カソードがトランジスタ3のエミッタ方向
に、また、カソードがグランド方向になるように接続さ
れており、逆バイアス電圧が印加される。
【0032】図2に示される他の実施例では、さらに、
トランジスタ3のコレクタはコンパレータ4の反転入力
12に接続されている。コンパレータ4は、ATC回路
を備えている。ATC回路は、コンパレータ入力12の
波形の振幅、及び直流レベルに対して的確な閾値を与え
る回路であり、コンパレータ4の出力端子と非反転入力
端子とが抵抗器8で、また非反転入力端子と反転入力端
子が抵抗器7でそれぞれ接続されている。さらに、非反
転入力端子とグランドとの間にコンデンサ9が接続され
ている。
【0033】図3は、光受信レベルが小さい時の光受信
回路各部の信号波形の様子を示している。図3(a)
は、半導体受光素子1への光入力波形である。比較的帯
域が広く、立上り、立下りが急峻である。しかしなが
ら、図3(b)に示されるように、AGC付プリアンプ
の出力波形では、帰還抵抗100kΩが動作しているた
めに帯域が減少して、波形の立上り、立下りがなだらか
になっている。そこで本発明では、トランジスタ3で可
変容量ダイオード10によるエミッタピーキングをかけ
ることにより、図3(c)に示されるような立上り、立
下りの急峻な信号波形が得られる。
【0034】図4は、可変容量ダイオード10に逆バイ
アス電圧を印加した時の、アノード、カソード端子間容
量変化の特性の一例を示している。逆バイアス電圧が増
加するに従って、端子間容量が減少することがわかる。
本発明の光受信回路ではこの特性を利用し、可変のエミ
ッタピーキングをかけている。
【0035】トランジスタ3のエミッタには、トランジ
スタ3のベース入力波形から、ベース、エミッタ間の電
圧降下:VBE(約0.7V)だけ下がった電圧レベル
で、入力波形と同位相の波形が現れる。つまり、ベース
への入力波形の振幅が大きい時には、エミッタに現れる
波形の振幅も大きくなり、それに応じて、可変容量ダイ
オード10の端子間容量が減少し、ピーキング量が減少
する。
【0036】この動作による光受信回路各部の信号波形
を示したのが図5である。図5(b)は、光受信レベル
の小さい時のAGC付プリアンプの出力11の波形であ
る。トランジスタ3よりピーキングがかかるので、コン
パレータ入力12の波形は、立上り、立下りが急峻にな
り、より光受信レベルが低いところまで、コンパレータ
4が安定動作しエラーフリーとなる。
【0037】一方、図5(c)および(d)は光受信レ
ベルが小さい時と大きい時のそれぞれのコンパレータ4
の入力12、閾値13、コンパレータ4の出力14の波
形である。図5(c)、図5(d)に示されるように、
光受信レベルの大きい時にもコンパレータ入力12の波
形が、過剰ピーキングになることはなく、コンパレータ
4が安定動作し、光受信レベルがより大きいところでも
エラーフリーとなる。
【0038】図6(a)〜(c)は、AGC付プリアン
プ2の出力の利得−周波数特性、可変容量ダイオードを
トランジスタ3のエミッタに接続したトランジスタピー
キング回路の利得−周波数特性、AGC付きプリアンプ
2の出力端子にトランジスタ3のエミッタに可変容量ダ
イオード10が接続された回路の利得−周波数特性をそ
れぞれ示している。これらの図から、高域遮断周波数
が、光受信レベルの大小ともに一定していることがわか
る。
【0039】以上のように、本発明の光受信回路の上記
両実施例では、電源電圧が単一、正電源の回路について
説明したが、正負両電源や、また負電源での実施も可能
であり、さらに使用するコンパレータはTTL、ECL
を問わないことは言うまでもない。また、受光素子とし
て、PINフォトダイオードの他、アバランシェ・フォ
トダイオードにも適用し得る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光受信回路
は、プリアンプ、トランジスタ等からなる光受信回路に
おいて、トランジスタ増幅回路のエミッタとグランドと
の間に、アノードが接地方向に、カソードがトランジス
タのエミッタ方向になるように、可変容量ダイオードが
接続され、トランジスタ増幅回路で可変容量ダイオード
によるエミッタピーキングがかけられることにより、最
小受信レベル、最大受信レベルがともに改善され、光受
信レベルの入力ダイナミックレンジを拡大することがで
きるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光受信回路の一実施例を示す図であ
る。
【図2】本発明の光受信回路の他の実施例を示す図であ
る。
【図3】本発明の光受信回路の一実施例における光受信
レベルの小さい時の各部の信号波形を示す図である。
【図4】本発明の光受信回路で用いられる可変容量ダイ
オードの逆バイアス電圧と端子間容量との関係を示す図
である。
【図5】本発明の光受信回路の他の実施例におけるコン
パレータ入力、閾値、及びコンパレータ出力の各部の信
号波形を示す図である。
【図6】本発明の光受信回路におけるAGC付プリアン
プ及びトランジスタの増幅回路の利得−周波数特性を示
す図である。
【図7】従来の光受信回路の構成の一例を示す図であ
る。
【図8】半導体受光素子の光入力波形とAGC付プリア
ンプの出力の信号波形を示す図である。
【図9】従来の光受信回路の構成の他の例を示す図であ
る。
【図10】従来例の光受信回路の一例における光受信レ
ベルの小さい時の各部の信号波形を示す図である。
【図11】従来例の光受信回路の他の例におけるコンパ
レータ入力、閾値、及びコンパレータ出力部の各部の信
号波形を示す図である。
【図12】従来の光受信回路におけるトランジスタの利
得−周波数特性を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体受光素子 2 AGC付きプリアンプ 3 トランジスタ 4 コンパレータ 5 抵抗器 6 抵抗器 7 抵抗器 8 抵抗器 9 コンデンサ 10 可変容量ダイオード 11 AGC付きプリアンプ出力 12 コンパレータ入力 13 コンパレータ閾値 14 コンパレータ出力
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/26 10/28

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を受光して電気信号に変換する受
    光手段と、前記電気信号を増幅して増幅信号を出力する
    前置増幅手段と、コレクタが電源電圧を供給する電源手
    段に接続され、前記増幅信号がベースに入力されるトラ
    ンジスタと、前記トランジスタのエミッタに一端が接続
    され、他端が接地される抵抗と、前記抵抗に並列接続さ
    れ、前記抵抗の端子間電圧が高くなるにつれて、前記端
    子間の容量が小さくなる容量可変手段とを備えているこ
    とを特徴とする光受信回路において、前記前置増幅手段
    は、前記増幅出力の出力レベルをあらかじめ定められた
    範囲に維持するように利得を自動調整する自動利得調整
    手段を備えていることを特徴とする光受信回路
  2. 【請求項2】 前記容量可変手段は、カソードを前記エ
    ミッタに向けて前記抵抗に並列接続される可変容量ダイ
    オードであることを特徴とする請求項1記載の光受信回
    路。
  3. 【請求項3】 前記前置増幅手段は、前記電気信号の出
    力に応じて利得調整を行うための2つの帰還制御手段を
    備えていることを特徴とする請求項記載の光受信回
    路。
  4. 【請求項4】 前記帰還制御手段は、前記電気信号を増
    幅する前置増幅器と、互いに異なる抵抗値を有し、前記
    前置増幅器に並列接続され、前記光信号のレベルに応じ
    て切換接続される少なくとも2個の帰還抵抗を含んでい
    ることを特徴とする請求項記載の光受信回路。
  5. 【請求項5】 前記受光手段は、PINフォトダイオー
    ドであることを特徴とする請求項記載の光受信回路。
  6. 【請求項6】 前記受光手段は、アバランシェ・フォト
    ・ダイオードであることを特徴とする請求項記載の光
    受信回路。
  7. 【請求項7】 前記光受信回路はさらに、前記コレクタ
    と前記電源手段の間に接続され、前記増幅信号のレベル
    をあらかじめ定められた基準レベルと比較して、基準レ
    ベルに対する高低を波形出力するコンパレータを備えて
    いることを特徴とする請求項記載の光受信回路。
  8. 【請求項8】 前記前置増幅手段は、前記電気信号の出
    力に応じて利得調 整を行うための帰還制御手段を備えて
    おり、該帰還制御手段は、前記電気信号を増幅する前置
    増幅器と、互いに異なる抵抗値を有する少なくとも2個
    の帰還抵抗を含んでおり、該少なくとも2個の帰還抵抗
    のうち、最小でない抵抗値を有する帰還抵抗が少なくと
    も1個前記前置増幅器に常時並列接続され、最大でない
    抵抗値を有する帰還抵抗が前記光信号のレベルに応じて
    前記前置増幅器に並列接続されるか少なくとも一端を開
    放されるかの一方に接続状態を設定されることを特徴と
    する請求項1記載の光受信回路。
JP7252138A 1995-09-29 1995-09-29 光受信回路 Expired - Lifetime JP2737718B2 (ja)

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