JP2737365B2 - コーヒー抽出器 - Google Patents

コーヒー抽出器

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JP2737365B2
JP2737365B2 JP2152002A JP15200290A JP2737365B2 JP 2737365 B2 JP2737365 B2 JP 2737365B2 JP 2152002 A JP2152002 A JP 2152002A JP 15200290 A JP15200290 A JP 15200290A JP 2737365 B2 JP2737365 B2 JP 2737365B2
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一 大藪
昇 成尾
利男 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は一般家庭で使用されるコーヒー抽出器に関す
るものである。
従来の技術 従来のコーヒー抽出器は、市販の豆を羽根で粉砕し、
これに沸騰させた水を注ぐことによりコーヒーの抽出を
行なうものであった。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成のコーヒー抽出器においては、
次のような課題があった。第一にコーヒー豆を粉砕する
ものであるため、大量の微粉が発生するものであった。
また第二にコーヒー豆の粉砕度合いの調節が困難であ
り、コーヒーの濃度の調節はせいぜい2水準であり、濃
度の薄いアメリカンコーヒーや非常に濃いストロングコ
ーヒーが好きな人は豆の量や水の量で調節しなければな
らなかった。
本発明は前記したような従来の構成が有していた課題
を解決しようとするもので、微粉の発生量を少なくし渋
味の少ないコーヒー抽出液が得られるコーヒー抽出器を
提供することを第一の目的とするものである。また濃度
の調整範囲の広いコーヒー抽出器を提供することを第二
の目的とするものである。
課題を解決するための手段 前記第一の目的を達成するために本発明のコーヒー抽
出器は、豆貯蔵室に連なる豆切断室と、この豆切断室に
設けた垂直方向に回転する偏平なカッターと、このカッ
ターを駆動するモーターと、前記豆切断室においてカッ
ターにより切断された豆粒子が通るスリットを形成する
豆切断台とを備えたものである。
また第二の目的を達成するための本発明のコーヒー抽
出器は、切断された豆粒子が通るスリットの幅を調整す
る豆粒径調整装置を設けたものである。
作用 上記した本発明のコーヒー抽出器は、垂直方向に回転
する偏平なカッターによりコーヒー豆を切断し、これを
スリットを通して取り出すので、コーヒー豆に熱を与え
ずに切断でき微粉の量を少なく抑えることができる。
また本発明のコーヒー抽出器は、豆粒径調整装置によ
り切断された豆粒子が通るスリットの幅を調整すること
ができるため、豆の粒径の調整範囲を非常に大きくとる
ことができる。つまり使用者の好みにあった、幅広い濃
度のコーヒー抽出液が得られるものである。
実施例 以下、本発明の第一の実施例を第1図に基づいて説明
す。1はコーヒー抽出器の本体、2はコーヒー豆を貯蔵
する豆貯蔵室、3は豆貯蔵室2に連なる豆切断室、4は
豆切断室3に設けた垂直方向に回転する偏平板状のカッ
ター、5はカッター4を駆動するモーター、6は豆切断
室3においてカッター4により切断された豆粒子が通る
スリット7を形成する豆切断台である。前記カッター3
は、スリット7の中に位置するよう設定されている。ま
た豆切断台6は豆切断室3の一部を構成してその側面に
設けられている。こうして豆切断台6上でカッター4に
より切断された豆は、スリット7から下方に取り出され
る。8は豆切断室3の下方に位置して設けたコーヒー液
の抽出部、9はコーヒー抽出器の本体1に装備した水を
貯蔵する水タンク、10はこの水を加熱する加熱装置、11
は加熱装置10で各熱された熱湯を豆貯蔵室2に供給する
給湯口、12は抽出部8の下方にセットされたサーバー、
13は豆貯蔵室2の蓋、14は抽出部8の内部に配設された
ペーパーフィルタである。
以下、本実施例の動作を説明する。まず、市販のばい
煎されたコーヒー豆を、飲用するコーヒーの杯数に応じ
た量だけ豆貯蔵室2に投入し蓋13をする。また、水タン
ク9に必要な杯数の水をセットする。準備が完了する
と、図示していないが本体1のスタートキーを押す。す
るとカッター4が2000〜3000rpmの高速で回転し、豆が
豆切断室3で切断される。この切断はカッター4が垂直
方向に回転することと、カッター4の配置位置がスリッ
ト7の間であることと、カッター4が偏平板状で鋭利な
刃を有していることにより、切断される豆に対しての加
熱量が極めて少なくてすみ、結果として発生する微粉の
量が非常に少ないものである(主として豆は切断される
が同時に粉砕もされる)。次いで水タンク9の水が加熱
装置10に導かれ、そこで加熱沸騰した熱湯が蒸気圧によ
り、給湯口11より豆貯蔵室2及び豆切断室3を通して抽
出部8に供給される。こうして抽出部8でコーヒー液の
抽出が行われる。このとき、抽出部8に配設されたペー
パーフィルタ14により、サーバー12には微粉の落下がな
く、澄んだコーヒーが得られるようになっている。また
抽出後の後かたずけも、ペーパーフィルタ14をつまんで
捨てるだけで豆の後始末を簡単にできる。また豆貯蔵室
2・カッター4・スリット7も前記給湯時に熱湯により
同時に洗浄されるので、後始末が簡単である。
次に、一般に市販されているコーヒー豆を使用して、
本実施例のカッター方式で切断した場合と従来の粉砕方
式で粉砕した場合について、粉砕された豆の形状、粒度
分布、コーヒー抽出液の特性を下表に示す。本実施例の
カッター式は、粒子形状が鋭角的であるのに対し、従来
方式では角が落ちて丸みを帯びている。また平均粒径は
ともに1.0mmであるが、0.25mm以下の微粉の量が従来方
式では10%であるのに対し、本実施例のカッター式は3
%であり極めて微粉量が少ない。なおコーヒー抽出液の
濃度は、コーヒー30gをビーカーにとり、130℃で乾燥し
生じた固型分の重量を%で示したものである。また味覚
の強度は、コーヒーを飲んだときに感じる味の強さを、
1は弱い、5は強いとする5段階で評価している。
この結果、濃度はともに1.10%であ、また官能評価に
よる苦みは共に3で同等であった。
しかし、コーヒーの不良な味の元兇とされている渋味
は、従来方式の3に対し本実施例では1であり非常に優
秀な結果であった。これは、本実施例によるカッター方
式が、コーヒー豆に対して熱を加えることなく理想的な
切断が行われたためと、またこの切断の結果0.25mm以下
の微粉の量が少ないためと思われる。
次に本発明の第二の実施例について、第2図に基づい
て説明する。前記した第一の実施例と共通の部分には共
通の番号を付し、以下の説明を省略する。20は粒径調整
装置であり、この実施例では豆切断台6自体を移動させ
てスリット7の幅を調整するようにしている。この粒径
調整装置20の具体構成は種々のものが考えられるが、ス
リット7の幅を調整できるようにしたことが本実施例の
ポイントである。
以下、本実施例の動作を説明する。使用者が濃いコー
ヒーが欲しい場合は、図示していないが本体1のパネル
の濃度入力を濃にすると、前記粒径調整装置20が作動
し、豆切断台6のスリット7を狭くする。この結果、切
断される豆の粒径が小さくなる。例えばスリット幅が0.
8mmの場合は、抽出されたコーヒーの濃度は1.4%であっ
た。また逆に薄い濃度のコーヒーが欲しい場合は、同様
にパネルの濃度入力を淡にし、粒径調整装置20がスリッ
ト7の幅を大きくするように作用させる。こうして切断
される豆の粒径が大となり、濃度の淡いコーヒーが得ら
れる。例えばスリット幅が1.3mmの場合は、抽出された
コーヒーの濃度は0.9%であった。
以上のように本実施例によれば、コーヒー抽出液の濃
度の調整範囲が極めて大きくとることができるものであ
る。
発明の効果 以上のように本発明のコーヒー抽出器によれば、垂直
方向に回転する偏平なカッターにより、豆切断室でコー
ヒー豆を切断し、これをスリットから取り出すものであ
るから、微粉の量が少なく、渋味の少ないコーヒー抽出
液が得られるものである。また本発明のコーヒー抽出器
は、スリットの幅を調整できる豆粒径調整装置を加えた
ことにより、濃度の調整範囲が極めて広いコーヒー抽出
器を実現でき、使用者の好みのコーヒーを容易に得るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のコーヒー抽出器の第一の実施例を示す
断面図、第2図は同第二の実施例を示す断面図である。 2……豆貯蔵室、3……豆切断室、4……カッター、5
……モーター、6……豆切断台、7……スリット、20…
…粒径調整装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−147025(JP,A) 実開 昭49−7185(JP,U) 実開 昭62−64433(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】豆貯蔵室に連なる豆切断室と、この豆切断
    室に設けた垂直方向に回転する偏平なカッターと、この
    カッターを駆動するモーターと、前記豆切断室において
    カッターにより切断された豆粒子が通るスリットを形成
    する豆切断台とを備えたコーヒー抽出器。
  2. 【請求項2】スリットの幅を調整する豆粒径調整装置を
    設けた請求項1記載のコーヒー抽出器。
JP2152002A 1990-06-11 1990-06-11 コーヒー抽出器 Expired - Fee Related JP2737365B2 (ja)

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