JP2737158B2 - 光合流器 - Google Patents

光合流器

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の概略〕 この発明の光合流器は、導波路本体の複数の枝導波路
に接続する第1の光ファイバをグレーテッドインデック
ス光ファイバとするとともに、複数の枝導波路のコア幅
をグレーテッドインデックス光ファイバのコア直径の42
%〜70%とすることにより、低損失で導波光を合流させ
ることができるものである。
〔産業上の利用分野〕
この発明は、光情報伝送システムに用いられる光合流
器に関するものである。
〔従来の技術〕
光情報伝送システムにおいては、複数本の光ファイバ
を伝播してきた光を1本の光ファイバへ合流させたるこ
とが必要であり、この用途に光合流器が使用されてい
る。
このような光合流器は作製が容易で、量産性に優れた
導波路フィルムを用いたものが提案されているが、導波
路フィルムは、例えば特願昭48−72442号に記載されて
いる「光回路の製造方法」で作製することによって容易
に得ることができる。
このような導波路フィルムは、第4図(a)に示すよ
うに、光重合性のモノマーとしてアクリル酸メチルを含
有するポリカーボネートフィルム11を作製し、第4図
(b)に示すように、このポリカーボネートフィルム11
に所定のパターンを有するマスク21を重ねて紫外線で露
光し、露光部11aのアクリル酸メチルモノマーを重合さ
せる。
そして、第4図(c)に示すように、ポリカーボネー
トフィルム11Aの非露光部11bのアクリル酸メチルモノマ
ーを真空乾燥によって除去すると、露光部11aはポリカ
ーボネートとアクリル酸メチルモノマーとの混合相によ
って低屈折率のクラッドとなり、非露光部11bはポリカ
ーボネート単独相で高屈折率のコアとなる。
次に、第4図(d)に示すように、ポリカーボネート
フィルム11Aの表裏に低屈折率ポリマー層12を形成し、
表裏方向のクラッドとすると、導波路フィルム13とな
る。
このような非露光部11bを光の導波路とし、第5図に
示すように、枝導波路11b11,11b12を合流させて1本の
幹導波路11b2とするパターンに形成すると、光導波路本
体が形成できる。
上述のようにして得た導波路フィルム(光導波路本
体)13を、第6図に示すように、適当な厚みの基板14で
挾むとともに、接着剤で固定することにより、光回路15
が構成できる。
さらに、第7図(a),(b)に示すように、光ファ
イバ31A,31Bをそれぞれの基板32A,32Bで固定した光ファ
イバアレイ33A,33Bを光回路15の枝導波路11b11,11b12
端面11f11,11f12(第5図)および幹導波路11b2の端面1
1f2(第5図)にそれぞれ突き合わせる。
なお、光ファイバアレイ33A,33Bを端面11f11,11f12,1
1f2に突き合わせるとき、光ファイバ31Aの端面11f11,11
f12と突き合わせない端面にLED光源を、光ファイバ31B
の端面11f2に光パワーメータをそれぞれ接続し、光軸を
調整しながら接着剤で最も損失の少ない位置で固定する
ことにより、第8図に示す光合流器を得ることができ
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の光合流器は以上のように構成されているので、
複数の枝導波路11b11,11b12を1本の幹導波路11b2に合
流させたテーパ部分での導波光の漏洩が大きいという問
題点があった。
上述した幹導波路11b2のテーパ部分は、第9図に示す
ように、全反射で伝播する導波光のコアークラッド界面
での反射角は次第に大きくなるため、導波光の一部はテ
ーパ部分内で臨界角θを越えて放射する。
また、テーパ部分の全長Lを長くした場合、1回当た
りの反射角の増加角Δθは小さくなるが、テーパ部分の
長さが長くなるにつれて導波光の反射回数が増加するた
め、やはり反射角は臨界角θを越えて導波光の一部は
放射する。
結局、幅を絞ったテーパ部分の合流損失はテーパ部分
の入口幅WIと出口幅W0とで次式のように与えられるの
で、 合流損失=−10×log(W0/WI) 合流部分における導波光の漏洩がないように、例えば特
開昭54−119258号公報に記載されているように、幹導波
路11b2のコア幅を太くすることが提案されている。
しかしながら、各導波路11b11,11b12,11b2と光ファイ
バ31A,31Bとを接合する場合、断面形状差に起因する結
合損失(形状損失)をも考慮する必要があり、上述した
特開昭54−119258号公報に記載されているように、幹導
波路11b2のコア幅を太くすると、幹導波路11b2から出射
される導波光が十分に光ファイバ31B内に入らず、大き
な結合損失が生ずる。
すなわち、ステップインデックス光ファイバからの出
射光および第4図に示したような方法で作製した導波路
端からの出射光のパワー分布はほぼ均一と見なすことが
できるので、第10図に示すように、幹導波路11b2からス
テップインデックス光ファイバ(31B)に導波光を導く
場合、ステップインデックス光ファイバ(31B)のコア
径よりも外側になる部分Pの総面積SPの幹導波路11b2
断面積SW1に対する割合、つまり−10×log(SP/SW1)が
そのまま結合損失になる。
そこで、幹導波路11b2とステップインデックス光ファ
イバ(31B)との結合損失を低減させるために幹導波路1
1b2を細くすると、枝導波路11b11,11b12も細くなるた
め、今度は光ファイバ31Bから枝導波路11b11,11b12に導
波光を導く際、第10図に示すように、斜線を施した部分
Qの総面積SQの光ファイバ31Bの断面積SW2に対する割
合、つまり−10×log(SQ/SW2)の結合損失が大きくな
る。
したがって、合流部分における導波光の漏れがないよ
うに幹導波路11b2のコア幅を太くした場合でも、光ファ
イバ31A,31Bと各導波路11b11,11b12,11b2との結合損失
の一方あるいは両方が避けられず、損失が大きくなると
いう問題点があった。
この発明は上述したような問題点を解消するためにな
されたもので、低損失で導波光を合流させることのでき
る光合流器を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明の光合流器は、導波路本体の複数の枝導波路
に接続する第1の光ファイバをグレーテッドインデック
ス光ファイバとするとともに、複数の枝導波路のコア幅
をグレーテッドインデックス光ファイバのコア直径の42
%〜70%としたものである。
〔作 用〕
この発明の光合流器は、複数の第1の光ファイバをグ
レーテッドインデックス光ファイバとすることにより、
グレーテッドインデックス光ファイバと枝導波路との結
合損失を低減することができる。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
この発明の光合流器は、第3図に示すように、枝導波
路11b11(11b12)および幹導波路11b2にそれぞれ第1,第
2のグレーテッドインデックス光ファイバ41A,41Bを接
合させたものである。
なお、枝導波路11b11(11b12),幹導波路11b2と第1,
第2のグレーテッドインデックス光ファイバ41A,41Bと
は後述する関係とされている。
第3図は損失を測定する構成図である。
まず、0.85μmのLED光源51に一端を接合した光ファ
イバ41の他端にモードスクランブラ52を接合し、このモ
ードスクランブラ52に一端を接合した第1のグレーテッ
ドインデックス光ファイバ41Aの他端を第2のグレーテ
ッドインデックス光ファイバ41Bの一端に接合させると
ともに、この第2のグレーテッドインデックス光ファイ
バ41Bの他端にパワーメータ53を接続する。
このように各部を接合したときのパワーメータ53の読
み(指示値)をA1(dB)とする。
次に、第1のグレーテッドインデックス光ファイバ41
Aの他端を枝導波路11b11の端面11f11に接合し、幹導波
路11b2の端面11f2に第2のグレーテッドインデックス光
ファイバ41Bの一端を接合する。
このように各部を接合したときのパワーメータ53の読
み(指示値)をB1(dB)とすると、光回路15の端面11f
11から端面11f2までの損失C1(dB)は、 損失C1=B1−A1 で与えられる。
そして、枝導波路11b12の端面11f12に第1のグレーテ
ッドインデックス光ファイバ41Aの他端を接合した場合
も、同様に損失C2(dB)を測定することができる。
なお、各接合はマッチングオイルを使用して行った。
上述のように、第1,第2のグレーテッドインデックス
光ファイバ41A,41Bのコア直径を50μmとし、枝導波路1
1b11,11b12のコア幅を変化させたときの損失C(dB:損
失C1と損失C2との平均値)は第1図の特性となる。
また、第1,第2のグレーテッドインデックス光ファイ
バ41A,41Bのコア直径を50μmとし、枝導波路11b11,11b
12のコア幅を30μm,35μmとしたとき、コア厚み(μ
m)に対する損失C(dB)は第2図の特性となる。
第1図,第2図の特性図から理解できるように、枝導
波路11b11,11b12のコア幅が21μm〜35μm(コア直径5
0μmに対する比率42%〜70%)で、枝導波路11b11,11b
12の厚みが35μm〜45μm(コア直径50μmに対する比
率70%〜90%)の範囲で損失が少なくなるので、両者の
関係をこの範囲に設定することにより、低損失とするこ
とができる。
なお、上記実施例では、幹導波路11b2に第1のグレー
テッドインデックス光ファイバ41Aと同種の第2のグレ
ーテッドインデックス光ファイバ41Bを接続した例で説
明したが、幹導波路11b2に接続される光ファイバはグレ
ーテッドインデックス光ファイバに限定されるものでは
ないが、枝導波路11b11,11b12に接続される第1のグレ
ーテッドインデックス光ファイバ41Aのコア径と実質的
に同一径のものを使用することが望ましい。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、導波路本体の複数
の枝導波路に接続する第1の光ファイバをグレーテッド
インデックス光ファイバとするとともに、複数の枝導波
路のコア幅をグレーテッドインデックス光ファイバのコ
ア直径の42%〜70%としたので、第1,第2のグレーテッ
ドインデックス光ファイバを伝播してきた導波光を低損
失で、効率よく合流,分流させることができるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるグレーテッドインデ
ックス光ファイバのコア直径が50μmのときに枝導波路
のコア幅を変化させたときの損失を示す特性図、 第2図はこの発明の他の実施例によるグレーテッドイン
デックス光ファイバのコア直径が50μm、枝導波路のコ
ア幅が30μm,35μmのときにコア厚みを変化させたとき
の損失を示す特性図、 第3図は損失を測定する構成図、 第4図(a)〜(d)は導波路フィルムの作製工程を示
す工程図、 第5図は導波路の一例を示すパターン図、 第6図は光回路の一部を破断して示す斜視図、 第7図(a),(b)は光ファイバアレイを示す斜視
図、 第8図は光合流器を示す平面図、 第9図は合流部分の導波光の伝播を説明するための説明
図、 第10図は光ファイバをステップインデックス光ファイバ
としたときの接合損失を説明するための説明図である。 11b11,11b12……枝導波路、11b2……幹導波路、13……
導波路フィルム、15……光回路、41A……第1のグレー
テッドインデックス光ファイバ、41B……第2のグレー
テッドインデックス光ファイバ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−12518(JP,A) 特開 昭58−48006(JP,A) 特開 昭59−111103(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の枝導波路を1本の幹導波路に合流さ
    せた導波路フィルムからなる導波路本体と、前記複数の
    枝導波路にそれぞれ接合される複数の第1の光ファイバ
    と、前記幹導波路に接合される第2の光ファイバとから
    なる光合流器において、 前記複数の第1の光ファイバをグレーテッドインデック
    ス光ファイバとするとともに、前記複数の枝導波路のコ
    ア幅を前記グレーテッドインデックス光ファイバのコア
    直径の42%〜70%としたことを特徴とする光合流器。
  2. 【請求項2】複数の枝導波路のコア厚みをグレーテッド
    インデックス光ファイバのコア直径の70%〜90%とした
    ことを特徴とする請求項1記載の光合流器。
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JPS59111103A (ja) * 1982-12-15 1984-06-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 光フアイバの伝送損失、伝送帯域測定用入射光伝送路
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